JP2000048194A - 指掌紋認識装置 - Google Patents

指掌紋認識装置

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JP2000048194A
JP2000048194A JP10210702A JP21070298A JP2000048194A JP 2000048194 A JP2000048194 A JP 2000048194A JP 10210702 A JP10210702 A JP 10210702A JP 21070298 A JP21070298 A JP 21070298A JP 2000048194 A JP2000048194 A JP 2000048194A
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finger
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JP10210702A
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Inventor
Hiroyuki Kusano
博行 草野
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指掌紋の認識を行うと共に、本人確認用の情
報を入力できる指掌紋認識装置に関し、操作性及びセキ
ュリティを向上する。 【解決手段】 指紋又は掌紋を押捺する指掌紋押捺部2
からの押捺指掌紋画像と、指掌紋押捺者のネームプレー
トや顔等の外部画像4とを切替えて1個の撮像部3に入
力する切替部5と、撮像部3からの撮像信号を処理する
認識処理部1とを含み、認識処理部1は、登録指掌紋画
像を格納する辞書データ格納部15と、指掌紋の登録処
理を行う登録処理部14と、指掌紋の照合処理を行う照
合処理部13と、撮像部3からの撮像信号を処理し、外
部画像の場合のネームプレートのID番号等を認識する
為の文字領域切出部18や文字認識処理部19を含む画
像処理部12と、プロセッサ(CPU)11とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像部により撮像
した押捺指紋画像又は押捺掌紋画像を認識して、登録,
照合を行う指掌紋認識装置に関する。押捺指掌紋画像と
登録指掌紋画像とを照合して本人確認を行って、入室を
可能としたり、又は各種装置の操作を可能として、セキ
ュリティの向上を図る構成が知られている。このような
指掌紋照合システムに於ける操作性の向上が要望されて
いる。
【0002】
【従来の技術】図11は従来例の指掌紋認識装置の説明
図であり、101は認識処理部、102は指掌紋押捺
部、103はカード読取部、111はプロセッサ(CP
U)、112は画像処理部、113は照合処理部、11
4は登録処理部、115は辞書データ格納部、116,
117はインタフェース部(IF)、118は内部バ
ス、120は接続データバス、121はプロセッサ(C
PU)、122はICカード・リーダ、123はメモリ
(MEM)、124はプログラムメモリ(PM)、12
5はインタフェース部(IF)、126は内部バスであ
る。
【0003】カード読取部103は、指掌紋登録時又は
指掌紋照合時に、識別番号を入力する為、或いは指掌紋
照合時にICカードに登録されている指掌紋画像を読取
るものである。この場合、テンキーにより識別番号(I
D番号)を入力する手間を省くことができる。従って、
ICカード・リーダ122は、読取ったID番号又は登
録指掌紋画像をプロセッサ121の制御により一旦メモ
リ123に格納し、インタフェース部125と接続デー
タバス120とを介して認識処理部101へ転送するこ
とになる。
【0004】又プログラムメモリ124は、ICカード
の読取処理やデータ転送処理等のプログラムを格納した
リードオンリメモリ(ROM)等により構成することが
できるものであり、又プロセッサ121は、このプログ
ラムメモリ124から読取ったプログラムに従って各部
を制御することになる。
【0005】又指掌紋押捺部102は、指紋のみ又は掌
紋のみ或いは両方の何れかを押捺,撮像する構成を備
え、押捺部分を照明する光源を含み、図示を省略したC
CDカメラ等による撮像部を備えている。この撮像部に
よる撮像画像信号を認識処理部101の画像処理部11
2に入力する。この画像処理部112は、二値化処理や
各種の補正処理等を行うものである。又照合処理部11
3は、画像処理部112からの二値化指掌紋画像と、カ
ード読取部103から転送された識別番号を基に辞書デ
ータ格納部115から読出した登録指掌紋画像とを照合
するか、又はカード読取部103から転送された登録指
掌紋画像と照合するものである。そして、複数の特徴点
について照合し、所定数以上の一致点により本人確認を
行うものである。
【0006】又登録処理部114は、画像処理部112
からの二値化指掌紋画像の細線化処理や特徴点抽出処理
等を行って、カード読取部103から転送された識別番
号と共に、辞書データ格納部115に格納する。プロセ
ッサ111は、各部を制御し、照合時に本人確認が得ら
れると、インタフェース部116を介して、例えば、入
室が可能となる解錠信号を図示を省略した電気錠に送出
する。
【0007】図12は従来例の指掌紋押捺部の概要説明
図であり、(A)は、光源131により、台形プリズム
132の一方の側の底面から照明し、この台形プリズム
132上に載置した指又は掌からの隆線と谷線とパター
ンの反射光を、台形プリズム132の他方の面からCC
Dカメラ等の撮像部133に入射させて、指紋又は掌紋
を撮像する構成を示す。
【0008】又(B)は、三角プリズム142を用いた
場合を示し、141は光源、143は撮像部、144は
レンズである。又(C)は、台形プリズム152の側面
から光源151によりレンズ154を介して照明し、台
形プリズム152上に載置した指又は掌の隆線と谷線と
のパターンの反射光を、レンズ155と絞り156とを
介して撮像部153に入射する構成を示す。
【0009】図13は従来例のID入力による指紋照合
時のフローチャートであり、先ず、テンキー等からID
番号を入力する(B1)。このID番号に対応する登録
指紋画像を辞書データ格納部115(図11参照)から
読出し(B2)、指紋押捺により撮像部によって押捺指
紋画像を得て(B3)、照合判定を行う(B4)。照合
一致の場合、例えば、前述のように、複数の特徴点につ
いて所定数以上の一致点があれば、照合一致とし、本人
同定(B5)により解錠等を行う。
【0010】又照合不一致の場合は、N=N+1とし
(B6)、例えば、N≧3の判定を行い(B7)、Nが
3、即ち、照合回数が3回に達していない場合、再度、
指紋押捺を行い、又照合回数が3回を超えると、ステッ
プ(B1)に戻って、ID入力操作からやり直しを行う
ことになる。
【0011】図14は従来例のICカード読取りによる
指紋照合時のフローチャートであり、先ず、ICカード
をICカード・リーダ122(図11参照)に挿入し
(C1)、ICカードに登録されている登録指紋画像を
読取り(C2)、そして、指紋押捺により、撮像部によ
って押捺指紋画像を得て(C3)、照合判定を行う(C
4)。そして、前述の場合と同様に、照合一致の場合、
本人同定(C5)により解錠等を行う。
【0012】又照合不一致の場合は、N=N+1とし
(C6)、例えば、N≧3の判定を行い(C7)、Nが
3、即ち、照合回数が3回に達していない場合、再度、
指紋押捺を行い、又照合回数が3回を超えると、ステッ
プ(C1)に戻って、ID入力操作からやり直しを行う
ことになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】指掌紋照合時に、押捺
指掌紋画像と全ての登録指掌紋画像とを照合する処理は
時間が長くなる問題がある。そこで、ID番号入力によ
り、ID番号対応の登録指掌紋画像を読出して、押捺指
紋画像と照合することになる。しかし、ID番号は、登
録指掌紋画像数に対応した桁数となり、テンキー等によ
るID番号の入力操作が煩雑であると共に、誤入力によ
る入力操作のやり直しがしばしば発生し、操作性が低い
問題がある。
【0014】そこで、カード挿入によりID番号を読取
らせる手段が提案されている。それによって、テンキー
によるID番号の入力操作を省略することができるが、
カード挿入を必ず行わなければならない。又ICカード
に指紋画像又は掌紋画像を登録することにより、照合時
の辞書データ格納部115からの登録指紋画像又は登録
掌紋画像の読出処理を省略し、照合処理時間の短縮を図
ることができる。
【0015】しかし、認識処理部101内の辞書データ
格納部115の登録指掌紋画像の書換えは、認証処理を
確実にすることにより、不可能に近い状態とすることが
できるが、ICカードは持ち歩くことから、その登録指
掌紋画像を違法に書き替えることが考えられる。即ち、
セキュリティが高いシステムではなくなる問題がある。
又ICカード・リーダ122は比較的高価であり、コス
トアップとなる問題もある。本発明は、操作性並びにセ
キュリティの向上を図ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の指掌紋認識装置
は、(1)指紋又は掌紋を押捺する指掌紋押捺部2と、
この指掌紋押捺部2に押捺した指紋又は掌紋を撮像する
撮像部3と、この撮像部3による撮像画像信号を処理し
て指掌紋を認識し、登録指掌紋と照合処理する認識処理
部1とを含む指掌紋認識装置であって、外部画像光と指
掌紋押捺部2からの指掌紋画像光との何れか一方のみを
撮像部3に入力させる切替部5を設けたものである。即
ち、1個の撮像部3により押捺指掌紋画像と、ID番号
等を含むネームプレート等の外部画像とを得ることがで
きる。
【0017】又(2)切替部2は、外部画像光と指掌紋
画像光との何れか一方のみを撮像部3に切替入力させる
移動可能のミラー、又はハーフミラー或いはビームスプ
リッタとシャッタを備えた構成とすることができる。又
外部画像光と指掌紋画像光との何れか一方のみを撮像部
3に入力するように、撮像部を移動させる構成とするこ
とができる。
【0018】又(3)外部画像光は、指掌紋押捺者が付
けているネームプレートの記載番号を含み、認識処理部
1は、外部画像光を入力した撮像部3からの撮像画像信
号を処理し、ネームプレートの記載番号を認識して、指
掌紋認識用の識別番号とし、この識別番号による登録指
掌紋画像と、撮像部により撮像して認識処理した押捺指
掌紋画像とを照合する構成を備えている。
【0019】又(4)外部画像光は、指掌紋押捺者の顔
部分を含み、認識処理部1は、外部画像光を入力した撮
像部3からの撮像画像信号を処理して、顔の外形パター
ンを認識し、この外形パターンに属する登録指掌紋画像
と、撮像部3により撮像して認識処理した押捺指掌紋画
像とを照合する構成を備えることができる。
【0020】又(5)認識処理部1は、押捺指掌紋画像
と登録指掌紋画像との照合を所定回数以上繰り返した時
に、外部画像光を撮像部3に入力し、撮像部3からの撮
像画像信号を指掌紋押捺者の顔写真として蓄積するメモ
リを備えることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の説明
図であり、1は認識処理部、2は指掌紋押捺部、3はC
CDカメラ等の撮像部、4は外部画像、5は切替部、1
1はプロセッサ(CPU)、12は画像処理部、13は
照合処理部、14は登録処理部、15は辞書データ格納
部、16はメモリ、17は外部インタフェース部、18
は文字領域切出部、19は文字認識処理部を示す。
【0022】指掌紋押捺部2は、光源により照明する押
捺面に有し、その押捺面は、指紋押捺専用,掌紋押捺専
用,指紋と掌紋との両方の押捺用の何れかの構成を備え
ている。又外部画像4は、例えば、指掌紋押捺者の顔,
胸に付けているネームプレート等の画像を示すものであ
る。又切替部5は、指掌紋押捺部2からの指掌紋画像光
と、外部画像光とを、光学的又は機械的に切替えて、C
CDカメラ等による撮像部3に入射する構成を備えてい
る。
【0023】又認識処理部1の画像処理部12は、二値
化処理や各種の補正処理を行う機能を備えると共に、ネ
ームプレートを外部画像とした時の文字領域切出部18
と文字認識処理部19とを備えており、ネームプレート
に記載されている番号を読取って認識し、これを識別番
号として処理するものである。又登録処理部14は、画
像処理部12からの二値化指掌紋画像の細線化処理や特
徴点抽出処理等を行って、前述の画像処理部12の文字
認識処理部19で認識した識別番号と共に、辞書データ
格納部15に格納する。
【0024】又照合処理部13は、画像処理部12から
の二値化押捺指掌紋画像と、画像処理部12の文字認識
処理部19で認識した識別番号によって辞書データ格納
部15から読出した登録指掌紋画像とを照合するもので
ある。この照合は、例えば、指掌紋の特徴点の一致数が
所定数以上の時に、照合一致として、指掌紋押捺者は指
掌紋登録者と同一人物と判定する。そして、外部インタ
フェース部17から解錠信号或いは動作可能信号を外部
装置に送出する。
【0025】図2は本発明の実施の形態のフローチャー
トであり、指掌紋の中の指紋照合の場合を示し、この指
紋押捺者のネームプレートを外部画像4として撮像部3
により撮像するように切替部5を制御して、撮像部3に
ネームプレート画像を入力し(A1)、撮像外部画像信
号を画像処理部12に於いて二値化し、補正処理等を行
って、ネームプレート画像の中の番号記載部分を文字領
域切出部18により切出し、文字認識処理部19により
文字認識を行い(A2)、この認識した番号をID番号
として、辞書データ格納部15から登録指紋画像を読出
す(A3)。
【0026】又指掌紋押捺部2に押捺した指紋を撮像部
3により撮像するように切替部5を制御し、撮像部3か
らの押捺指紋画像信号を認識処理部1に入力し(A
4)、照合処理部13に於いて、辞書データ格納部15
から読出した登録指紋画像と、撮像部3により撮像した
押捺指紋画像とを照合し(A5)、複数の特徴点の所定
数以上の一致の場合は本人同定とし(A6)、一致した
特徴点が所定数に満たない場合は照合不一致とし、N=
N+1として(A7)、N≧3か否かを判定する(A
8)。N≧3場合はステップ(A1)に移行し、N<3
の場合はステップ(A4)に移行する。従って、指紋照
合時のID番号入力操作を省略することができる。
【0027】又辞書データ格納部15に、顔の外形パタ
ーン対応に単一又は複数の登録指紋画像を格納してお
き、外部画像4を指紋押捺者の顔とし、切替部5を介し
て入力された指紋押捺者の顔を撮像部3により撮像し、
その撮像画像信号を画像処理部12に於いて二値化処
理,補正処理を行って外形パターンを求め、この外形パ
ターンを基に辞書データ格納部15から登録指紋画像を
読出し、指掌紋押捺部2に押捺した指紋を切替部5を介
して撮像部3により撮像し、その撮像画像信号を画像処
理部12に於いて二値化処理,補正処理を行って照合処
理部13に押捺指紋画像として入力し、辞書データ格納
部15から読出した登録指紋画像と照合することができ
る。この場合も、ID入番号力操作を省略することがで
きる。
【0028】又図2のフローチャートに於いて、例え
ば、ステップ(A8)に於いてN≧3となった場合、外
部画像4を指紋押捺者の顔とし、切替部5を介して撮像
部3に入力し、顔写真としてメモリ16に格納する。即
ち、所定数以上繰り返して指紋照合の為の指紋押捺を繰
り返す指紋押捺者は、不正を働く可能性が大きいものと
して、撮像部3で撮像した顔等の識別可能な外部画像
を、メモリ16に格納しておき、問題が生じた時に、参
照することができる。
【0029】図3は本発明の第1の実施の形態の指掌紋
押捺部及び切替部の説明図であり、21は光源、22は
台形プリズム、22aは反射面、23はCCDカメラ等
の撮像部、24はミラー、25,26,27はレンズ、
28,29は絞りを示す。台形プリズム22が指紋又は
掌紋の押捺台を形成し、光源21から照明すると、押捺
指紋又は押捺掌紋の反射光は、台形プリズム22の左端
の反射面22で反射され、右端の絞り28とレンズ27
とを介してミラー24に入射される。
【0030】ミラー24は、実線位置と点線位置とに回
動できるように構成し、実線位置の場合に、台形プリズ
ム22の右端からの押捺指紋画像光又は押捺掌紋画像光
としてレンズ25を介して撮像部23に入射される。又
ミラー24を点線位置に回動すると、ネームプレートや
押捺者の顔等の外部画像を撮像部23により撮像できる
光学路が構成される。
【0031】従って、ミラー24により切替部5が構成
され、認識処理部1のプロセッサ11等により、押捺指
掌紋画像を撮像する時は、実線位置に、又ネームプレー
トや顔等の外部画像を撮像する時は、点線位置に、それ
ぞれ制御される。このミラー24の回動は、電磁石や小
型モータ等を用いることができる。又絞り28は、押捺
指掌紋画像光に対しての絞り、又絞り29は、外部画像
光に対しての絞りであり、それぞれ撮像部23への入射
光量を調整するものである。
【0032】図4は本発明の第2の実施の形態の指掌紋
押捺部及び切替部の説明図であり、図3と同一符号は同
一部分を示し、30はミラー、31はシャッタを示す。
この実施の形態は、ミラー30を実線位置と点線位置と
に平行移動させる構成とし、このミラー30の実線位置
は、図3のミラー24を実線位置とした場合と同様で
り、又ミラー30の点線位置は、図3のミラー24を点
線位置とした場合と同様であるが、ミラー30を実線位
置として、押捺指掌紋画像を撮像部23で撮像する時
に、シャッタ31を実線位置として外部画像に対してシ
ャッタ31を閉じた状態とし、ミラー30を点線位置と
した時に、シャッタ31を点線位置に移動して、外部画
像を撮像部23により撮像する構成としたものである。
この場合、切替部3をミラー30とシャッタ31とによ
り構成した場合に相当する。なお、シャッタ31を省略
することも可能である。
【0033】図5は本発明の第3の実施の形態の指掌紋
押捺部及び切替部の説明図であり、図4と同一符号は同
一部分を示し、33はビームスプリッタ、34はシャッ
タである。この実施の形態は、ビームスプリッタ33を
固定しておき、シャッタ31,33の制御によって、押
捺指掌紋画像光と外部画像光とを切替えて、撮像部23
に入射させるものである。即ち、シャッタ34を点線位
置、シャッタ31を実線位置とすると、外部画像光は遮
断され、押捺指紋画像光はビームスプリッタ33を介し
て撮像部23に入射され、又シャッタ34を実線位置、
シャッタ31を点線位置とすると、外部画像光が撮像部
23に入射される。この場合、切替部3を、ビームスプ
リッタ33とシャッタ31,34とにより構成した場合
に相当する。
【0034】図6は本発明の第4の実施の形態の指掌紋
押捺部及び切替部の説明図であり、図5と同一符号は同
一部分を示し、35はハーフミラーである。このハーフ
ミラー35は、図5のビームスプリッタ33の機能と同
様であり、従って、シャッタ31,34の制御によっ
て、押捺指紋画像光と外部画像光とを切替えて、撮像部
23に入力することができる。この場合、切替部3は、
ハーフミラー35とシャッタ31,34とにより構成し
た場合に相当する。
【0035】図7は本発明の第5の実施の形態の指掌紋
押捺部及び切替部の説明図であり、41は光源、42は
台形プリズム、43はCCDカメラ等の撮像部、44は
レンズ、45は絞り、46は撮像光学部を示す。この撮
像光学部46は、(A)に示す位置から、(B)に示す
位置に移動可能な構成とし、図1の切替部3を構成して
いる。
【0036】(A)は、光源41を消灯し、台形プリズ
ム42とレンズ44と絞り45とを介して外部画像光が
撮像部43に入射させる。従って、この場合、台形プリ
ズム42は、上面と下面とが平行であることが望まし
い。又(B)は、光源41を点灯し、台形プリズム42
上に載置した指や掌の反射光を、レンズ44と絞り45
とを介して撮像部43に入射させる。従って、図1の切
替部3は、機械的に移動できる撮像光学部46に相当す
る構成となる。
【0037】図8は本発明の実施の形態の撮像部の説明
図であり、3は切替部、51はCCD等の撮像素子、5
2はA/D変換回路、53はフレームメモリ、54はD
/A変換回路、55は同期信号発生回路、56は切替制
御回路である。切替部3は、前述の図3〜図7に示す何
れかの構成を適用できるものである。なお、この切替部
3を介して撮像素子51に指掌紋画像光又は外部画像光
を入射するレンズ系は図示を省略している。又同期信号
発生回路55は、各部にタイミング信号を加えるもので
ある。
【0038】撮像素子51の出力信号は、A/D変換回
路52により多値レベルを示すディジタル信号に変換さ
れてフレームメモリ53に加えられる。このフレームメ
モリ53から読出された多値レベルの画像データは、後
段の画像処理部12(図1参照)に転送され、又D/A
変換回路54によりアナログ信号に変換されて映像信号
として、後段の画像処理部12に転送される。又認識処
理部1(図1参照)からの制御信号に従って切替制御回
路56は切替部3を制御し、指掌紋画像光と外部画像光
とを切替えて撮像素子51に入射させる。この場合、外
部画像光を撮像素子51に入射するように切替えた場
合、指掌紋押捺部2の光源を消灯するように制御するこ
とができる。
【0039】図9は本発明の実施の形態の文字領域切出
部の説明図であり、15はプロセッサ(CPU)、18
は文字領域切出部、61は二値化回路、62は二値化画
像メモリ、63は切出部、64は切出アドレス処理部、
65は同期タイミング回路、66は画像バッファ、67
は切出領域メモリ、68は出力バッファ、69はバスで
あって、文字領域の切出しの要部の機能ブロックを示
す。
【0040】文字領域切出部18は、指掌紋押捺者のネ
ームプレートを撮像してID番号読取りを行う場合に動
作するものであるが、二値化回路61と、二値化画像メ
モリ62と、画像バッファ66とは、指掌紋の登録時及
び照合時にも利用できるものである。又同期タイミング
回路65は、図8に示す同期信号発生回路55からの同
期信号を基にタイミング信号を生成して、画像バッファ
66と切出領域メモリ67と出力バッファ68とに供給
する。又二値化画像メモリ62と、画像バッファ66
と、切出領域メモリ67とが、プロセッサ15とバス6
9を介して接続されている。
【0041】指掌紋押捺者のネームプレートを外部画像
光として切替部3を介して撮像素子51に入射した時の
D/A変換回路54からの映像信号が二値化回路61に
入力されて二値化され、二値化画像メモリ62に一旦格
納される。又フレームメモリ53から読出された画像デ
ータが画像バッファ66に格納される。二値化画像メモ
リ62に格納された二値化画像を基にネームプレートの
領域又はID番号領域を、画像の輪郭抽出処理等によっ
て切出す。このような処理を切出部63と切出アドレス
処理部64とにより行い、切出した領域のアドレスをプ
ロセッサ15に通知する。プロセッサ15は、領域のア
ドレスを基に、画像バッファ66から切出領域メモリ6
7に画像データを転送し、出力バッファ68を介して文
字認識処理部へ画像データとして転送する。
【0042】なお、外部画像としてのネームプレートの
撮像画像は、ネームプレートが撮像面に対して平行であ
るとは限らないので、画像の補正処理を加える等の処理
を行うことができる。又撮像したネームプレート画像の
領域又はそのネームプレートに記載されたID番号の切
出しを容易にする為に、ネームプレート又はID番号記
載部分を他の部分とは区別できるように、或いは領域を
区別できるように、着色処理等を施しておくことができ
る。
【0043】図10は本発明の実施の形態の文字認識処
理部の説明図であり、71はイメージメモリ、72は二
値化バッファ、73は正規化回路、74はパターン比較
回路、75は文字認識辞書メモリ75である。文字領域
切出部18からの画像データをイメージメモリ71に一
旦格納し、多値画像データを二値画像データとして二値
化バッファ72に格納し、正規化回路73により文字領
域の大きさや傾斜等のを補正して正規化し、パターン比
較回路74に入力する。
【0044】パターン比較回路74は、文字認識辞書メ
モリ75からの文字パターンを順次読出して、正規化回
路73からの二値画像データによる文字パターンと照合
し、一致した文字を認識文字として出力する。この認識
文字を指掌紋の登録時又は照合時のID番号とするもの
である。
【0045】この場合の文字認識は、ネームプレートの
番号は、統一された書体の英数字であるから、文字認識
辞書メモリ75は比較的簡単な構成ですむことになる。
なお、光学式文字読取装置(OCR;Optical Chara
cter Reader )に適用されている各種の文字認識手段
を適用することができるものである。
【0046】又外部画像として指掌紋押捺者の顔を撮像
し、その顔の輪郭抽出等により顔の外形パターンを認識
し、複数種類に分類した外形パターン対応に指掌紋を登
録しておき、指掌紋照合時には、顔の外形パターンを認
識し、その外形パターン対応の登録指掌紋画像を読出す
構成とすることも可能である。この場合、一つの外形パ
ターンに対して複数の登録指掌紋画像が含まれる場合が
あるが、指掌紋の登録時又は照合時に、ID番号の入力
操作又はICカードの挿入操作を必要としない利点があ
る。
【0047】又他人のネームプレートを着用して指掌紋
照合を行う場合に、前述のように、所定回数繰り返して
も照合一致とならないから、その時に、外部画像とし
て、その指掌紋押捺者の顔を撮像し、映像信号又は画像
データとしてメモリ16(図1参照)に格納し、後日の
証拠とすることができる。又その時に、メモリ16に格
納すると共に、監視センタ等に警報を送出するように構
成することができる。このような警報送出手段は既に知
られている各種の監視システムの手段を適用することが
できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、指掌紋
の登録又は照合を行う為のCCDカメラ等の撮像部3
に、押捺指掌紋画像と外部画像とを切替部5により切替
えて入力するもので、撮像部3が比較的高価であるが、
押捺指掌紋画像と外部画像との撮像に対して1個で済
み、外部画像としてネームプレートに記載されたID番
号等を読取ることにより、指掌紋の登録時又は照合時
に、ID番号の入力操作或いはICカードの挿入操作を
省略することができるから、操作性を向上することがで
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態のフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態の指掌紋押捺部及び
切替部の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の指掌紋押捺部及び
切替部の説明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の指掌紋押捺部及び
切替部の説明図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の指掌紋押捺部及び
切替部の説明図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態の指掌紋押捺部及び
切替部の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態の撮像部の説明図である。
【図9】本発明の実施の形態の文字領域切出部の説明図
である。
【図10】本発明の実施の形態の文字認識処理部の説明
図である。
【図11】従来例の指掌紋認識装置の説明図である。
【図12】従来例の指掌紋押捺部の概要説明図である。
【図13】従来例のID入力による指紋照合時のフロー
チャートである。
【図14】従来例のICカード読取りによる指紋照合時
のフローチャートである。
【符号の説明】 1 認識処理部 2 指掌紋押捺部 3 撮像部 4 外部画像 5 切替部 11 プロセッサ(CPU) 12 画像処理部 13 照合処理部 14 登録処理部 15 辞書データ格納部 16 メモリ 17 外部インタフェース部 18 文字領域切出部 19 文字認識処理部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指紋又は掌紋を押捺する指掌紋押捺部
    と、該指掌紋押捺部に押捺した指紋又は掌紋を撮像する
    撮像部と、該撮像部による撮像画像信号を処理して指掌
    紋を認識し、登録指掌紋と照合処理する認識処理部とを
    含む指掌紋認識装置に於いて、 外部画像光と前記指掌紋押捺部からの指掌紋画像光との
    何れか一方のみを前記撮像部に入力させる切替部を設け
    たことを特徴とする指掌紋認識装置。
  2. 【請求項2】 前記切替部は、前記外部画像光と前記指
    掌紋画像光との何れか一方のみを前記撮像部に切替入力
    させる移動可能のミラーを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の指掌紋認識装置。
  3. 【請求項3】 前記切替部は、前記外部画像光と前記指
    掌紋画像光との何れか一方のみを前記撮像部に切替入力
    させる為のハーフミラー又はビームスプリッタとシャッ
    タとを備えたことを特徴とする請求項1記載の指掌紋認
    識装置。
  4. 【請求項4】 前記切替部は、前記外部画像光と前記指
    掌紋画像光との何れか一方のみを前記撮像部に入力する
    ように該撮像部を移動させる構成を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の指掌紋認識装置。
  5. 【請求項5】 前記外部画像光は、指掌紋押捺者が付け
    ているネームプレートの記載番号を含み、前記認識処理
    部は、前記外部画像光を入力した前記撮像部からの撮像
    画像信号を処理し、前記ネームプレートの記載番号を認
    識して、指掌紋認識用の識別番号とし、該識別番号によ
    る登録指掌紋画像と前記撮像部により撮像して認識処理
    した押捺指掌紋画像とを照合する構成を備えたことを特
    徴とする請求項1記載の指掌紋認識装置。
  6. 【請求項6】 前記外部画像光は、指掌紋押捺者の顔部
    分を含み、前記認識処理部は、前記外部画像光を入力し
    た前記撮像部からの撮像画像信号を処理して前記顔の外
    形パターンを認識し、該外形パターンに属する登録指掌
    紋画像と前記撮像部により撮像して認識処理した押捺指
    掌紋画像とを照合する構成を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の指掌紋認識装置。
  7. 【請求項7】 前記認識処理部は、押捺指掌紋画像と登
    録指掌紋画像との照合を所定回数以上繰り返した時に、
    前記外部画像光を前記撮像部に入力し、該撮像部からの
    撮像画像信号を該指掌紋押捺者の顔写真として蓄積する
    メモリを備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れ
    か1項記載の指掌紋認識装置。
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