JP2001266071A - 手書き文字入力装置と方法及びそれを実現するためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
手書き文字入力装置と方法及びそれを実現するためのプログラムを記録した記録媒体Info
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Abstract
る文字の太さ・フォント・色・書体等を変更するには、
事前に属性モードを指定してから文字入力・変換を行う
か、文字変換した後に属性モードを変更する範囲を指定
して、属性モードを指定する必要があった。そのため、
文字属性を指定するために、範囲指定したり、文字の属
性モードを切り替えたりと面倒な操作が必要であった。 【解決手段】手書き文字認識装置において、文字変換す
る際に、文字の筆跡の入力速度のしきい値を1つまたは
複数設定し、しきい値により文字入力速度の範囲を区分
けし、その区分け毎に事前に文字属性を設定しておくこ
とにより、文字の属性を設定を行う。これにより、文字
入力時に、文字の属性モードの切り替え作業をすること
なく、文字変換と文字の属性の設定が同時に可能とな
る。
Description
る機能を有する手書き文字入力装置と方法及びそれを実
現するコンピュータプログラムが記録されている記録媒
体に関する。
表示出来る透明タブレットにペンを用いて手書き入力し
たり、パーソナルコンピュータのディスプレイ等にマウ
ス等のポインティングデバイス等を用いて手書き入力し
ている。
した文字の属性について、その大きさや色、太さ、書体
(明朝体、ゴシック体、斜体、毛筆体、丸文字等)等の
属性を指定する方法は、大別して2通りある。
の属性モードを切り替える方法であり、メニューやボタ
ン等の操作によりこれから入力する文字の属性を指定し
ておく方法である。この方法の場合、一度属性を変更す
ると、それ以降入力した手書き文字は全てその属性とな
る。文字の属性を通常の属性に戻すには、再度、属性モ
ードを切り替える必要がある。
変換後に文字属性を変える文字の範囲を指定し、メニュ
ーやボタン等の操作により範囲指定した文字の属性を変
更する方法である。この方法だと、第一の方法に比べ、
さらに範囲指定する操作が必要となる。
法では、手書き文字を入力する前または入力した後に、
文字属性を変える文字の範囲を指定したり、メニューや
ボタン等を操作する必要があり、文字の入力とは別の煩
雑な操作が必要であると言う問題があった。
型化・低価格化が進み、今までコンピュータを用いるこ
とがなかったような人までコンピュータが普及し、多く
の人がコンピュータを用いて文章を作成する機会が増え
てくると、より簡単な入力方法で、強調したい部分を太
文字や下線付き文字にしたい等の文字属性の異なる文字
の入力も容易に行いたいという要望が出て来ている。
に、従来のように文字属性を指定する面倒な操作が不要
で、簡単に文字属性を変更して入力出来る方法の実現を
目的とするものである。
は、手書き文字入力装置において、手書き文字を入力す
る際に、手書き速度と文字属性を関連づけて入力文字の
属性を変更することを骨子とするものであり、ゆっくり
手書きした文字と普通の速度で手書きした文字と速く手
書きした文字が異なる属性で表示されるような結果とな
る。
は、手書き入力の速度を計算する入力速度計算部と、計
算した入力速度に応じて、変換する文字の属性を決定す
る文字属性決定部を具備することを特徴とする。
じて、文字の属性が決定され、文字認識されて表示され
る文字は、その文字属性に応じた属性の文字となるた
め、別途、文字属性を指定する操作を不要とすることが
出来る。
は、文字入力画面を表示する文字入力画面表示部と、経
過時間を測定する時間測定部と、手書き文字を入力し、
前記文字の各ストロークの開始時点と終了時点の時間情
報を前記時間測定部より入力する文字入力部と、前記ス
トローク情報と前記時間情報を記憶する文字データ記憶
部と、前記ストローク情報と前記時間情報を基に文字毎
の入力速度を計算する入力速度計算部と、前記1文字毎
の入力速度に応じて、文字属性を決定する文字属性決定
部と、前記ストローク情報及び前記文字属性に基づいて
文字変換を行う文字変換部と、変換した文字を出力する
文字出力部とを具備することを特徴とする。
じて、文字の属性が決定されるため、文字認識されて表
示される文字は、その文字属性に応じた属性の文字とな
るため、別途、文字属性を指定する操作を不要とするこ
とが出来る。
は、更に、文字入力モードと設定モードを切り替えるモ
ード切替部と、前記設定モード時に入力指示を出力する
入力指示部と、設定モード時には、文字入力速度の区分
毎に、前記文字入力部から手書き文字と設定する文字属
性を入力し、その入力速度を比較することにより、文字
入力速度の区分を決めるしきい値を自動設定するしきい
値設定部とを備え、前記文字入力画面表示部は、前記モ
ードに対応した表示画面を表示する機能を有することを
特徴とする。
文字入力速度・普通の文字入力速度・遅い文字入力速度
を、実際に文字を入力することにより、自動的に速度の
区切りとなるしきい値を設定出来るため、利用者毎の文
字入力速度の違いによる文字属性の誤判定を防ぐことが
出来る。
させる手書き文字入力方法は、文字認識手段上に手書き
で文字を入力する際の手書き入力の速度に応じて、認識
した文字の大きさ、色、太さ、書体の内の少なくとも1
つの属性を予め定めた条件に変更して表示することを特
徴とする。
させる手書き文字入力・変換プログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体は、手書き入力の速度
を計算するステップと、計算した入力速度に応じて、変
換する文字の属性を決定するステップを含むことを特徴
とする。
手書き入力の速度に応じて、文字の属性が決定され、文
字認識されて表示される文字は、その文字属性に応じた
属性の文字となるため、別途、文字属性を指定する操作
を不要とすることが出来る手書き文字入力装置を実現す
ることが可能となる。
処理の流れを、図1と図2のフローチャートを用いて説
明する。
タブレットを用い、1文字毎の入力枠のある手書き入力
装置とし、ペンで手書き入力するものとする。
が、透明タブレットのかわりに通常のパソコンのディス
プレイ装置にマウス等のポインティングデバイスを用い
て手書き入力してもよいし、その他の手書き入力装置を
用いてもよい。
一体となっており、画面に直接ペンを用いて手書き文字
を書くと、書いた文字がそのまま表示されるものとす
る。透明タブレットの表示画面上の座標と座標入力画面
上の座標は同一とし、左下を原点とする縦方向がY軸、
横方向がX軸の2次元ユークリッド座標とする。
の枠のある文字入力域を含む入力画面全体を画面上に表
示し(ステップS1)、時間計算部2が時間のカウント
を開始する(ステップS2)。
する場合(ステップS3:YES)は、処理を終了す
る。文字入力を終了しない場合(ステップS3:N
O)、文字変換を行うか否かを判定(ステップS4)す
る。文字変換を行うか否かは、変換ボタンを押すか、文
字入力が終わってから所定時間経過すると自動的に変換
するようにするとよい。
NO)は、ペン9を用いて手書き入力すると同時に入力
したストローク情報を画面上に表示し(ステップS
5)、ストロークが入力される度に、データ入力部3
は、入力された文字データのストローク情報を読み込
み、文字の各ストロークが開始した時点と終了した時点
の時間情報を時間計算部2から読み込み、文字のストロ
ーク情報と時間情報を対にして文字データ記憶部に文字
単位に記憶する(ステップS6)。
ータにあたるものである。入力は、ペン9を透明タブレ
ット8の入力画面に接触した状態で移動させて行なう
が、ストローク情報は、一定時間間隔で入力されたデー
タの座標値をサンプリングしたものであり、必ずしも座
標値としては連続したものとはならないが、表示する場
合は、そのストローク情報を構成する座標点列を線分で
つないで表示することにより、連続した筆跡として表示
する。
換の指示が出される(ステップS4:YES)と、入力
された文字単位に次の処理が行われる。
単位にストローク情報の座標データを基に、ストローク
の長さを求め、ストロークの開始時点と終了時点の時間
情報からストロークの入力速度を計算し、1文字毎のス
トローク情報の平均入力速度を求める(ステップS
7)。ここで、平均入力速度を求めたのは、1文字は一
部の文字を除き複数のストロークから構成されており、
各ストローク毎に書く速度が多少異なるのが通常である
からである。
りである。
トローク情報をSTとすると、ストローク情報は、以下
のようになる。
クはストローク情報の各座標を結ぶ直線により表示され
ることになるので、各座標点間の距離の合計で表せる。
そのため、ストロークの長さLは、以下の式で表せる。
「ノ」を書いた場合の例であるが、「ノ」は、5つの座
標点から構成され、それぞれの点は、直線で構成されて
いる。
1、終了時点の時間をT2とすると、ストロークの入力
速度SPは、ストロークの長さをストロークを書くのに
要した時間T2−T1で割ったものとなるので、以下の
式で表せる。
から構成されるので、1つの文字の平均のストローク入
力速度SPは、その文字を構成するストローク数をCと
すると、各ストロークの入力速度SPの合計をストロー
ク数Cで割ったものとなり、以下の式で表せる。
情報を持ったが、1文字毎の入力枠がある場合は、各文
字枠への最初の入力開始時点と入力終了時点の時間情報
を持つようにする方法も考えられる。この場合は、ある
ストロークから次のストロークへ移る時間も時間情報に
含まれるので、画数の多い文字になるほど、ストローク
からストロークへの移動の時間の合計が長くなる場合が
多いため、入力速度の判定にバラツキが出る可能性があ
る。
のストローク等、特定のストロークのみ時間情報を取得
し、その特定のストロークの入力速度により文字属性を
決定することも考えられるが、「泳」とか「熊」等のよ
うに、最初のストロークや最後のストロークが、長さが
短い点のようなストロークの場合は、入力速度を変える
ことが難しいので、あまり好ましくない。
度に応じて、各文字の属性を決定する(ステップS
8)。本実施の形態では、入力速度のしきい値と各速度
域における文字属性はデフォールトで決められており、
文字属性決定部4の内部に持っているものとしている
が、もちろん、文字属性入力部を設けて、事前に文字属
性を設定出来るようにしてもよい。
段階にわけてもよいし、速い・普通または遅い・普通の
2段階にわけてもよい。4段階以上に分けるのは、人の
文字入力速度の感覚が不正確なので、難しいと思われ
る。また、文字属性の設定は、入力速度を3段階に分け
る場合、入力速度が速い場合は、書体を明朝体の斜体と
し、入力速度が普通の場合は、明朝体とし、入力速度が
遅い場合は、書体をゴシック体で下線をつける等のよう
にする。入力速度が遅い場合のように、1つの入力速度
に複数の文字属性を設定することも可能である。
段階にわけ、普通の入力速度の場合は、普通の文字属性
で表示する場合、速い場合の文字属性と遅い場合の文字
属性の2通りの文字属性の設定しか出来ないが、通常、
文章を入力する場合は、タイトルを倍角文字にするとか
重要な部分を太文字や下線付き文字にする等、2つの文
字属性群を指定出来ると大抵の場合は事足りることが多
い。しかし、もっと様々な文字属性を指定したい場合
は、文字属性の設定を変えるために、前記のように文字
属性入力部を設けたり、従来の技法も行えるようにする
とよい。
毎のストローク情報を基に、文字認識を行い、文字属性
決定部4で決定された各文字の属性に応じて、文字変換
を行う(ステップS9)。文字の認識方法は、特に限定
するものではなく、オンライン認識でもオフライン認識
でもそれらを組み合わせたハイブリッド型の認識を行っ
てもよい。
ている手書き文字を消去して、文字変換部5で変換され
た文字を画面上に表示する(ステップS10)。なお、
入力文字のストローク情報と時間情報を記憶している文
字データ記憶部の内容は、文字変換が終わった後にクリ
アする。
字毎に文字入力速度を判定し、1文字毎に属性が設定さ
れるようにしているが、通常の入力速度を基本とし、文
字入力速度が速くなったり、遅くなった場合に、文字の
属性モードを切り替える様にしてもよい。例えば、通常
の速度で入力するのを基本とし、遅い文字入力速度の属
性で入力したい文字列の最初の文字を遅い入力速度で入
力すると、その文字から遅い文字入力速度の属性モード
に切り替わり、その後は通常の速度で文字を入力し、遅
い文字入力速度の属性モードを終えたい文字で、もう一
度遅い文字入力速度で入力すると、属性モードが通常の
速度の属性モードになるようにすることも出来る。速い
文字入力速度の属性モードも同様である。また、遅い文
字入力モードになっている時に速い文字入力を行うと、
遅い文字入力を行った文字から速い文字入力になった文
字の前の文字までが遅い文字入力の属性が設定され、速
い文字入力を行った文字から速い文字入力速度の属性モ
ードに切り替わる。その逆も同様である。こうすること
により、文字を速く入力したり遅く入力したりする文字
数を最小限にすることが出来、利用者の負担を減らすこ
とが出来る。
文字の平均入力速度により文字属性を変更するようにし
てもよい。これは、人が手書き文字を入力する場合、入
力速度にはどうしてもムラが生じてしまうからである。
例えば、5文字遅い速度の文字属性で入力したい場合で
も、文字をゆっくり入力しようと思っても、特に、漢字
の「一」や平仮名の「し」等のように簡単な文字は、つ
い速く入力してしまったりする場合がある。このような
場合に対処するためには、5文字遅い速度で入力してか
ら変換する際に、5文字分の平均入力速度で判定を行え
ばよい。こうすることにより、ある1文字ではしきい値
を超え、普通の速度と判定される速度で入力してしまっ
ても、5文字分の平均入力速度で判定されるため、入力
速度のムラを解消することが出来る。また、入力画数に
応じて入力速度の判定基準となるしきい値を変更すると
いうことも考えられる。例えば、3画以下の文字のしき
い値を4画以上の文字のしきい値より大きくするように
するとよい。
入力枠のある文字入力装置を前提としているが、1文字
毎の入力枠がない場合の処理手順は異なる。なぜなら、
1文字毎の入力枠がないと、どのストロークがどの文字
に属するのかは、文字認識を行わないと分からないから
である。つまり、文字認識を行う前に、文字の入力速度
の判定や入力速度に応じた文字属性の決定が出来ない。
そのため、1文字毎の入力枠がない場合の処理手順は、
データ入力してストローク情報と時間情報である文字デ
ータを記憶した後、文字変換部6内で文字認識を行い、
どのストロークをどの文字に振り分けるか決定した後
で、文字の入力速度を測定し、文字属性を決定し、文字
変換する形となる。
応じて、文字の属性が限定されるため、文字認識されて
表示される文字は、その文字属性に応じた属性の文字と
なるため、別途、文字属性を指定する操作を不要とする
ことが出来る。
速度のしきい値と各速度域に対応する文字の属性が事前
に決められていた。事前に決められていた文字入力速度
のしきい値については、文字入力速度には個人的な差が
あるため、個人毎にしきい値を変えるのが好ましく、文
字属性についても、文字入力速度のしきい値と各速度域
に対応する文字の属性を変更出来るようにする仕組みを
追加する。
理は、実施形態1と同様なので説明を省略する。ここで
は、手書き文字入力速度のしきい値の設定と文字属性の
初期設定についてのみ説明する。
定するための文字入力と文字属性の指定を行うための画
面である。透明タブレット8の画面上には、文字入力モ
ードと設定モードを切り替えるためのモードボタン10
と、入力した文字の変換を指示するための変換ボタン1
1と、変換が確定した文字をテキスト表示領域に転送す
るための転送ボタン12と、文字入力を終了するための
終了ボタン13と、入力指示の表示領域14と、手書き
文字入力領域15と、文字属性指定ボタン群16があ
る。
ードであることと、遅い速度で手書き文字を入力するこ
との指示と、遅い速度で文字を入力した場合に、どの文
字属性を使用するかを指定することの指示を出してい
る。表示領域14は、文字入力モード時に変換した文字
を表示する画面と同じ領域を使ってもよい。この場合、
表示領域14は、文字入力モード時に、変換が確定した
文字を転送するテキスト表示領域と同一の領域となる。
定すると、そのボタンを高輝度にしたり、判定させる
等、その属性を指定したことが分かるようにするとよ
い。それ以外の方法としては、ボタンの表示を変えるの
ではなく、表示領域14に指定した属性を表示するよう
にしてもよい。属性の指定方法は、属性を表す文字を直
接入力するようにしてもよいし、メニューから選択する
ようにしてもよい。
体・ゴシック体・斜体の3種類があり、文字サイズに関
しても4倍角・縦倍角・横倍角の3種類のボタンがあ
る。属性ボタンは、前記の属性ボタンに限定するもので
はない。これらの文字属性は、同時に複数指定出来ない
ものであるので、どれか1つか指定されている時に同系
統の別のボタンが押されると、前に指定されていた属性
がキャンセルされ、新しく指定された属性を有効にする
とよい。系統の異なる文字属性は、複数指定出来るよう
にし、指定したい文字属性をキャンセルしたい場合は、
もう一度同じ属性のボタンを押すとキャンセルされるよ
うにするとよい。文字属性は、デフォールト値を設けて
おいてもよい。
取るために文字を入力しているが、普通の文字入力速度
・速い文字入力速度のサンプルに関しても、入力指示を
出して、利用者に文字を手書き入力させる。
する領域として5文字分の入力枠を設けているが、これ
は、1文字のみのサンプル入力だと、入力する文字によ
り、入力速度のバラツキが大きいためであり、ここで
は、5文字分のサンプルを入力し、その文字入力速度の
平均をとって、指定した文字入力域の入力速度としてい
る。入力する文字数は、特に5文字に限定するものでは
ない。
の文字入力速度・速い文字入力速度を求める。文字入力
速度が遅いか普通か速いかを区別するためのしきい値の
求め方は、遅い文字入力速度と普通の文字入力速度の中
間の入力速度と、普通の文字入力速度と速い文字入力速
度の中間の入力速度をそれぞれしきい値とする。遅い文
字入力速度と普通の文字入力速度の中間の入力速度以下
だと、文字入力速度が遅いと判定し、普通の文字入力速
度と速い文字入力速度の中間の入力速度以上だと、文字
入力速度が速いと判定し、それ以外だと文字入力速度が
普通と判定するとよい。しきい値の設定方法はこれに限
定するものではなく、遅い文字入力速度・普通の文字入
力速度・速い文字入力速度からどのような求め方をして
もよい。この例では、文字入力速度を3段階にわけて判
定するため、しきい値を2つ設定したが、文字入力速度
を2段階にわけて判定する場合はしきい値を1つ、文字
入力速度を4段階にわけて判定する場合はしきい値を3
つ設ければよい。
させているが、所定値を設けておき、普通の速度で文字
を入力させ、その平均速度−所定値以下だと遅いと見な
し、その平均速度+所定値以上だと速いと見なすように
してもよい。
場合の平均速度が2.5cm/sec、普通の入力速度
で入力した場合の平均速度が4.2cm/sec、速い
入力速度で入力した場合の平均速度が5.5cm/se
cだとする。この場合、しきい値の求め方は複数考えら
れるが、ここでは、代表的な3つの求め方をあげる。ま
ず、第1の方法は、遅い平均入力速度と普通の平均入力
速度、普通の平均入力速度と速い平均入力速度の中間値
をしきい値とする方法である。前記の例の場合は入力速
度が、3.35cm/sec以下の場合は遅いとみなさ
れ、4.85cm/sec以上の場合は速いと見なさ
れ、そのしきい値の間にある場合は普通の速度と見なさ
れる。
ら所定値を引いた速度以下で文字入力速度と見なし、普
通の文字平均入力速度に所定値を引いた速度以下で文字
入力速度と見なす方法である。所定値を1.0cm/s
ecとすると、前記の例の場合は、入力速度が、3.5
cm/sec以下の場合は遅いとみなされ、4.5cm
/sec以上の場合は速いと見なされ、そのしきい値の
間にある場合は普通の速度と見なされる。所定値は、複
数の人の入力サンプルから求めるとよい。
均入力速度の差分を3分割してしきい値を求める方法で
ある。この方法の場合は、普通の入力速度を計測する必
要がないというメリットがある。前記の例の場合は、差
分は3.0cm/secなので、入力速度が、3.5c
m/sec以下の場合は遅いとみなされ、4.5cm/
sec以上の場合は速いと見なされ、そのしきい値の間
にある場合は普通の速度と見なされる。これは、遅い平
均入力速度と速い平均入力速度の和を3分割にしても同
様である。
の時の属性及び速い文字入力速度の時の属性の入力は必
要である。
速い文字入力速度・普通の文字入力速度・遅い文字入力
速度を、実際に利用者が文字を入力することにより、自
動的に速度の区切りとなるしきい値を設定出来るため、
利用者毎の文字入力速度の違いによる文字属性の誤判定
を防ぐことが出来る。
にかかる手書き文字力装置を実現するプログラムを記載
した記録媒体は、図5に示す記録媒体の例のように、C
D−ROM10−1やフロッピー(登録商標)ディスク
10−2等の可搬型記録媒体10だけでなく、通信回線
の先に蓄えられた他の記憶装置11や、コンピュータの
ハードディスクやRAM等の記録媒体12のいずれでも
良く、本発明にかかるデータ表示装置を利用する際に、
コンピュータ13により読み込まれ、主メモリ上で実行
される。
タにローディングすることにより、1文字毎の入力速度
に応じて文字の属性が決定され、文字認識されて表示さ
れる文字は、その文字属性に応じた属性の文字となるた
め、別途、文字属性を指定する操作を不要とすることが
可能な手書き文字入力装置を実現出来るようになる。
1文字毎の入力速度に応じて、文字の属性が決定される
ため、文字認識されて表示される文字は、その文字属性
に応じた属性の文字となるため、別途、文字属性を指定
する操作を不要とすることが出来るようになる。
ば、利用者毎に異なる文字入力速度の違いを、その利用
者にとっての速い文字入力速度・普通の文字入力速度・
遅い文字入力速度を、実際に文字を入力することによ
り、自動的に速度の区切りとなるしきい値を設定出来る
ため、利用者毎の文字入力速度の違いによる文字属性の
誤判定を防ぐことが出来る。
チャート
型記憶媒体 10−1 CD−ROM 10−2 フロッピーディスク 11 通信回線の先に蓄えられた他の記憶装置 12 コンピュータ上のRAM/ハードディスク等
の記憶媒体 13 コンピュータ
Claims (5)
- 【請求項1】 手書き文字入力装置において、 手書き入力の速度を測定する入力速度測定部と、 測定した入力速度に応じて、変換する文字の属性を決定
する文字属性決定部を具備することを特徴とする手書き
文字入力装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の手書き文字入力装置に
おいて、 文字入力画面を表示する文字入力画面表示部と、 経過時間を測定する時間測定部と、 手書き文字を入力し、前記文字の各ストロークの開始時
点と終了時点の時間情報を前記時間測定部より入力する
文字入力部と、 前記ストローク情報と前記時間情報を記憶する文字デー
タ記憶部と、 前記ストローク情報と前記時間情報を基に文字毎の入力
速度を計算する入力速度計算部と、 前記1文字毎の入力速度に応じて、文字属性を決定する
文字属性決定部と、 前記ストローク情報及び前記文字属性に基づいて文字変
換を行う文字変換部と、 変換した文字を出力する文字出力部とを具備することを
特徴とする手書き文字入力装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の手書き文字入力
装置において、 更に、文字入力モードと設定モードを切り替えるモード
切替部と、 前記設定モード時に入力指示を出力する入力指示部と、 設定モード時には、文字入力速度の区分毎に、前記文字
入力部から手書き文字と設定する文字属性を入力し、そ
の入力速度を比較することにより、文字入力速度の区分
を決めるしきい値を自動設定するしきい値設定部とを備
え、 前記文字入力画面表示部は、前記モードに対応した表示
画面を表示する機能を有することを特徴とする手書き文
字入力装置。 - 【請求項4】 文字認識手段上に手書きで文字を入力す
る際の手書き入力の速度に応じて、認識した文字の大き
さ、色、太さ、書体の内の少なくとも1つの属性を予め
定めた条件に変更して表示することを特徴とする手書き
文字入力方法。 - 【請求項5】 手書き文字を入力するステップをコンピ
ュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体であって、 手書き入力の速度を計算するステップと、 計算した入力速度に応じて、変換する文字の属性を決定
するステップとを含むコンピュータに実行させるプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000078080A JP2001266071A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 手書き文字入力装置と方法及びそれを実現するためのプログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000078080A JP2001266071A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 手書き文字入力装置と方法及びそれを実現するためのプログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18595536
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---|---|---|---|
JP2000078080A Pending JP2001266071A (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 手書き文字入力装置と方法及びそれを実現するためのプログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2001266071A (ja) |
Cited By (4)
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