JP2001263465A - 変速機のドレーン油路構造 - Google Patents

変速機のドレーン油路構造

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JP2001263465A JP2000079549A JP2000079549A JP2001263465A JP 2001263465 A JP2001263465 A JP 2001263465A JP 2000079549 A JP2000079549 A JP 2000079549A JP 2000079549 A JP2000079549 A JP 2000079549A JP 2001263465 A JP2001263465 A JP 2001263465A
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    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速機ユニットの冷却及び潤滑構造におい
て、加工性が良く、軸方向に延長すること無く開口面積
を確保する事が出来るドレーン油路構造を提供するこ
と。 【解決手段】 潤滑油供給油路67からシールベアリン
グ63に対して供給された冷却用の潤滑油が溜まること
なく適宜ドレーン油路から排出される変速機ユニットに
おいて、径方向ドレーン油路を、支持部材45の周方向
に長く、軸方向に短い溝状油路71とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸をシールベ
アリングにより支持する変速機ユニットにおいて、その
シールベアリングの冷却用潤滑油供給構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速装置を備えた変速機ユニットと
しては、特開2000−9213号公報に記載の装置が
知られている。この装置は図5に示すように、第1ハウ
ジング113及び第1隔壁116により形成されるクラ
ッチ室101と、第2ハウジング114,第1隔壁11
6及び第2隔壁117により形成されるモータ室102
と、第3ハウジング115及び第2隔壁117により形
成される変速機室103から構成されている。エンジン
からの回転は、クラッチ室101の電磁クラッチ110
に入力され、電磁クラッチ110からの出力は、モータ
室102内のモータ111と変速機室103内の変速機
112へ入力軸100により伝達される。この入力軸1
00は、冷却を必要とするシールベアリング120,1
21を介して支持されている。このとき、入力軸100
内に設けられた潤滑油路130から冷却用の潤滑油がシ
ールベアリング121に供給され、この潤滑油は第2隔
壁117に設けられたドレーン油路を通って排出され
る。
【0003】図6には、支持部121の拡大断面図を示
す。隔壁117は変速機を収装するウエット室102と
モータを収装する第2ドライ室103を画成している。
そして、ベアリングを支持するベアリング支持部117
aが形成されると共に、立ち上げ部117bが形成さ
れ、この立ち上げ部117bにオイルシール支持部11
7cが設けられている。このとき、隔壁117の形状を
肉厚にすることなくコンパクトな構成とするには、径方
向ドレーン油路を斜めに形成することが望ましい。図6
に示すように、第2隔壁117には、径方向ドレーン油
路131と軸方向ドレーン油路132が設けられ、潤滑
油を排出するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術においては、以下のような問題を有していた。
すなわち、油路をドリルにより形成する際、ドリルのツ
ールパスを確保するのが困難であり、また、ドリル等で
斜めに穴加工することでドリルが折れやすく、コストが
上昇するという問題があった。また、ドリルによる穴加
工では、図6(イ)に示すように、開口部とベアリング
が重なってしまうため開口面積を確保するのが困難であ
る。また、この問題を回避するために図6(ロ)に示す
ように、ベアリングと重なることなく開口面積を確保し
たとしても隔壁117が軸方向に長くなってしまうとい
う問題があった。
【0005】本発明は、上述のような問題点に着目して
なされたもので、変速機ユニットの潤滑構造において、
加工性が良く、軸方向に延長すること無く開口面積を確
保する事が出来る変速機のドレーン油路構造を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、潤滑油を供給する軸内油路を有する回転軸と、前記
回転軸を回転可能に支持するシールベアリングと、前記
シールベアリングを支持する支持部材と、前記軸内油路
に対し径方向に形成され、前記軸内油路からの冷却用の
潤滑油を前記シールベアリングへ供給する潤滑油供給油
路と、前記支持部材に形成され、軸方向に対し垂直に設
けられた径方向ドレーン油路と軸方向に設けられた軸方
向ドレーン油路から構成されたドレーン油路と、を備
え、前記潤滑油供給油路から前記シールベアリングに対
して供給された潤滑油が溜まることなく適宜前記ドレー
ン油路から排出される変速機ユニットにおいて、前記径
方向ドレーン油路を、前記支持部材の周方向に長く、軸
方向に短い溝状油路としたことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のドレーン油路構造において、前記径方向ドレーン油
路を、スロッタ加工により形成した三日月状の溝状油路
とし、該溝状油路の下端部に前記軸方向ドレーン油路を
形成したことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明では、ユニットハウ
ジング内を、電磁クラッチを収装する第1ドライ室と、
モータを収装する第2ドライ室と、変速機を収装するウ
エット室とに画成したハイブリッド車両の変速機ユニッ
トにおいて、前記回転軸として、前記第1ドライ室と第
2ドライ室とウエット室を貫通し、前記電磁クラッチか
らの回転を前記モータ及び前記変速機へ入力する1軸構
造の入力軸を設け、前記支持部材として、前記第2ドラ
イ室とウエット室を画成する隔壁にベアリング支持部を
設けると共に、該ベアリング支持部から前記第2ドライ
室側に立ち上げ部を形成し、該立ち上げ部にオイルシー
ル支持部を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載のドレーン油路構造において、前記シールベアリング
と前記立ち上げ部の間に隙間を設けると共に、前記シー
ルベアリングのアウタレースにスナップリングを備え、
該スナップリングは前記入力軸及び前記シールベアリン
グの軸方向モータ室側への動きを規制していることを特
徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し4に記載のドレーン油路構造において、前記ベアリン
グ支持部と前記アウタレースの摺動部に耐摩耗性スリー
ブを鋳込んだことを特徴とする。
【0011】
【発明の作用及び効果】請求項1記載の変速機のドレー
ン油路構造においては、変速機ユニットに、潤滑油を供
給する軸内油路を有する回転軸と、回転軸を回転可能に
支持するシールベアリングと、このシールベアリングを
支持する支持部材と、軸内油路に対し径方向に形成さ
れ、前記軸内油路からの冷却用の潤滑油を前記シールベ
アリングへ供給する潤滑油供給油路と、支持部材に形成
され、軸方向に対し垂直に設けられた径方向ドレーン油
路と軸方向に設けられた軸方向ドレーン油路から構成さ
れたドレーン油路とが備えられている。そして、潤滑油
供給油路からシールベアリングに対して供給された潤滑
油が必要以上溜まることなく適宜前記ドレーン油路から
排出されるよう構成されている。このとき、径方向ドレ
ーン油路が、支持部材の周方向に長く、軸方向に短い溝
状油路とされている。よって、供給された潤滑油を排出
するドレーン油路の開口部の面積を軸方向に長くするこ
となく確保することが可能となり、効率よく潤滑油を排
出することができる。
【0012】請求項2に記載の変速機のドレーン油路構
造においては、径方向ドレーン油路が、スロッタ加工に
より形成した三日月状の溝状油路とされ、この溝状油路
の下端部に軸方向ドレーン油路が形成されている。すな
わち、図4(ロ)の斜視図に示すように、三日月状の溝
状油路とすることで、円弧に沿って下端部に形成された
軸方向ドレーン油路に流れ込み、これにより効率よく冷
却及び潤滑油を排出することができる。
【0013】請求項3に記載の変速機のドレーン油路構
造は、ハイブリッド車両の変速機ユニット適用され、こ
の変速機ユニットは、ユニットハウジング内を、電磁ク
ラッチを収装する第1ドライ室と、モータを収装する第
2ドライ室と、変速機を収装するウエット室とに画成し
ている。このとき、回転軸として、前記第1ドライ室と
第2ドライ室とウエット室を貫通し、前記電磁クラッチ
からの回転を前記モータ及び前記変速機へ入力する1軸
構造の入力軸が設けられ、支持部材として、第2ドライ
室とウエット室を画成する隔壁にベアリング支持部が設
けられると共に、このベアリング支持部から第2ドライ
室側に立ち上げ部が形成され、この立ち上げ部にオイル
シール支持部が設けられている。
【0014】すなわち、図3に示すように、隔壁45は
変速機を収装するウエット室43とモータを収装するモ
ータ室44を画成している。そして、シールベアリング
63を支持するベアリング支持部45aが形成されると
共に、立ち上げ部45bが形成され、この立ち上げ部4
5cにオイルシール支持部45bが設けられている。こ
のとき、隔壁45の形状を肉厚にすることなくコンパク
トな構成とするには、径方向ドレーン油路を斜めに形成
することが望ましい(図6参照)。
【0015】しかしながら、ドリルのツールパスを確保
するのが困難であり、また、ドリル等で斜めに穴加工す
ることでドリルが折れやすく、コストが上昇するという
問題があった。また、ドリルによる穴加工では、図6
(イ)に示すように、開口部とシールベアリングが重な
ってしまうため開口面積を確保するのが困難である。ま
た、この問題を回避するために図6(ロ)に示すよう
に、シールベアリングと重なることなく開口面積を確保
したとしても隔壁117が軸方向に長くなってしまうと
いう問題があった。よって、請求項1または2記載の発
明を適用することで、軸方向に長くなることなく、ドレ
ーン油路の開口面積を確保することができる。
【0016】請求項4に記載の変速機のドレーン油路構
造においては、シールベアリングと前記立ち上げ部の間
に隙間が設けられると共に、シールベアリングのアウタ
レースにスナップリングが備えられ、このスナップリン
グは入力軸及びベアリングの軸方向モータ室側への動き
が規制されている。
【0017】すなわち、潤滑油が供給される部分には、
入力軸とオイルシールと立ち上げ部及びシールベアリン
グによって油室が形成されている。ここで、シールベア
リングと立ち上げ部の間に隙間が確保されなければ、入
力軸に形成された潤滑油供給油路からの油がシールベア
リングを冷却できないだけでなく、効率よくドレーン油
路に排出することができない。しかしながら、スナップ
リングにより隙間を確保することで、潤滑油の通路が確
保され、シールベアリングを確実に冷却しつつ、ドレー
ン油路へ効率よく潤滑油を排出することができる。
【0018】請求項5に記載の変速機のドレーン油路構
造では、支持部材とシールベアリングの摺動部に耐摩耗
性スリーブが鋳込まれている。すなわち、シールベアリ
ングは入力軸を回転可能に支持しているが、シールベア
リング自体が入力軸と供回りしている場合がある。この
時、耐摩耗性に優れた部材を鋳込むことによって、耐久
性の向上を図っている。このとき、径方向ドレーン油路
を軸方向に対して垂直に構成し、かつ、軸方向に短い形
状としたため、この耐摩耗性スリーブと干渉することな
く径方向ドレーン油路を構成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図1は実施の形態におけるハ
イブリッド車両の主要ユニットの構成を示す図である。
1は変速機ユニット、2はエンジン、3は発電/始動用
のBモータ、4はインバータ、5はバッテリ、6は電動
式パワーステアリング、7はハイブリッド制御ユニッ
ト、8はチェーンである。
【0020】変速機ユニット1内には、電磁クラッチ1
1と、駆動用モータであるAモータ15と、無段変速機
(CVT)13が収装され、Aモータ15は減速時と制
動時のエネルギ回生用モータとしても機能する。また、
電動式油圧ポンプを駆動するためのCモータ9が備えら
れている。これは、モータのみでの走行域があるハイブ
リッド車では、エンジンに駆動されるオイルポンプだけ
ではモータのみ走行時の油圧(特にCVT13のプーリ
油圧)が得られないからである。また、同様の理由によ
り、パワーステアリング6のアシスト力も電動式とされ
ており、モータによってアシストされる。
【0021】発電/始動用モータであるBモータ3は、
エンジンブロックにマウントされ、エンジン2とはチェ
ーン8でつながれており、通常は発電機、始動時はスタ
ータとして機能する。バッテリ5,モータ3,15,エ
ンジン2,クラッチ11,CVT13の各制御ユニット
7a,7b,7c,7d,7eはそれぞれ独立され、最
終的にハイブリッド制御ユニット7で統合制御されてい
る。
【0022】次に、駆動システムの作用を説明する。本
実施の形態のハイブリッド車両はパラレル方式で、Aモ
ータ15が出力よりも燃費を優先させたエンジン2のア
シスト役として機能する。またCVT13は、エンジン
を最良燃費点で運転させるための調整役も担っている。
クラッチ11は電磁クラッチであり、OFFすればAモ
ータ15のみでの走行となる。クラッチ11のON/O
FFは、ハイブリッド制御ユニット7から指令を受ける
クラッチ制御ユニット7dで自動的かつ最適に制御され
る。
【0023】(システム起動時)始動時はBモータ3が
スタータとして機能し、エンジン2を始動する。
【0024】(発進・低速走行時)エンジン2の燃費消
費効率が低い低負荷での発進や低速走行時には、エンジ
ン2は停止してAモータ15のみの走行となる。発進と
低速走行でも、負荷が大きい(スロットル開度が大き
い)場合は直ちにエンジン2が始動し、クラッチ11が
ONしてエンジン2+Aモータ15での走行となる。
【0025】(通常走行時)主にエンジン2による走行
となる。この場合、CVT13の変速制御によりエンジ
ン回転数を調整することで、最良燃費ライン上での運転
が実現されている。
【0026】(高負荷時)エンジン2が最大出力を発生
しても駆動力が不足するような高負荷時は、バッテリ5
からAモータ15に積極的に電気エネルギが供給され、
全体の駆動力が増強される。
【0027】(減速時)減速時、エンジン2は燃料カッ
トされる。同時にAモータ15がジェネレータとして機
能し、従来は捨てられていた運動エネルギの一部を電気
エネルギに変えてバッテリ5に回収する。
【0028】(後退時)CVT13には、リバースギア
は設定されていない。従って、後退時はクラッチ11を
開放し、Aモータ15を逆回転させて、Aモータ15の
みの走行となる。
【0029】(停止時)車両停止時は、エンジン2は停
止する。但し、バッテリ5の充電が必要なときやエアコ
ンコンプレッサの作動が必要なときと暖機中などは、エ
ンジン2は停止しない。
【0030】図2は本発明にベルト式無段変速機(CV
T)を備えたハイブリッド車両の変速機ユニットの断面
図である。図2において、エンジン出力軸10には回転
伝達機構として電磁式のクラッチ11が連結されるとと
もに、この電磁クラッチ11に電源を供給するスリップ
リング11aが備えられている。電磁クラッチ11の出
力側は変速機入力軸12と連結されており、この入力軸
12の端部にはCVT13の駆動プーリ14が設けられ
ると共に、駆動プーリ14と電磁クラッチ11との間に
位置するように走行用のAモータ(請求項記載のモー
タ)15が設けられている。
【0031】Aモータ15は、入力軸12に固定された
ロータ16と、ハウジング側に固定されたステータ17
とからなり、バッテリ5からの電力の供給を受けて入力
軸12を駆動し、または減速時等の入力軸12の回転力
に基づいて発電機として機能する。
【0032】CVT13は、上記駆動プーリ14と従動
プーリ18と、駆動プーリ14の回転力を従動プーリ1
8に伝達するベルト19等からなっている。駆動プーリ
14は、入力軸12と一体に回転する固定円錐板20
と、固定円錐板20に対向配置されてV字状プーリ溝を
形成すると共に駆動プーリシリンダ室21に作用する油
圧によって入力軸12の軸方向に移動可能である可動円
錐板22からなっている。従動プーリ18は、従動軸2
3上に設けられている。従動プーリ18は、従動軸23
と一体に回転する固定円錐板24と、固定円錐板24に
対向配置されてV字状プーリ溝を形成すると共に従動プ
ーリシリンダ室32に作用する油圧によって従動軸23
の軸方向に移動可能である可動円錐板25とからなって
いる。
【0033】従動軸23には駆動ギア26が固着されて
おり、この駆動ギア26はアイドラ軸27上のアイドラ
ギア28と噛み合っている。アイドラ軸27に設けられ
たピニオン29はファイナルギア30と噛み合ってい
る。ファイナルギア30は差動装置31を介して図示し
ない車輪に至るドライブシャフトを駆動する。
【0034】上記のようなCVT13にエンジン出力軸
10から入力された回転力は、電磁クラッチ11及び入
力軸12を介してCVT13に伝達される。入力軸12
の回転力は駆動プーリ14,ベルト19,従動プーリ1
8,従動軸23,駆動ギア26,アイドラギア28,ア
イドラ軸27,ピニオン29,及びファイナルギア30
を介して差動装置31に伝達される。
【0035】上記のような動力伝達の際に、駆動プーリ
14の可動円錐板22及び従動プーリ18の可動円錐板
25を軸方向に移動させてベルト19との接触位置半径
を変えることにより、駆動プーリ14と従動プーリ18
との間の回転比つまり変速比を変えることができる。こ
のような駆動プーリ14と従動プーリ18のV字状のプ
ーリ溝の幅を変化させる制御は、CVT制御ユニット7
eを介して駆動プーリシリンダ室21または従動プーリ
シリンダ室32への油圧制御により行われる。
【0036】ところで、このような変速機構及びモータ
等を収装した変速機ハウジングは、CVT13とAモー
タ15とを収装した第2ハウジング41と、電磁クラッ
チ11を収装した第1ハウジング42とに軸方向に分割
した構成となっている。第2ハウジング41はCVT1
3等が組み込まれる変速機室43とAモータ15が組み
込まれるモータ室44とに第2隔壁45を介して仕切ら
れている。
【0037】また、第1ハウジング42は前記第2ハウ
ジング41が結合する一方の端面に第1隔壁46が形成
されており、各ハウジング41,42を結合したときに
前記各隔壁45,46間に前記モータ室44を画成する
と共に、第1ハウジング42の他方の端面を図示しない
エンジン2に結合したときに第1隔壁46とエンジン2
との間にクラッチ室47を画成するように構成されてい
る。
【0038】モータ室44には、Aモータ15のステー
タ17が焼き嵌めにより組み込まれており、これにより
構造の簡素化を図る一方、ステータ17を包囲するよう
に第2ハウジング41に形成した冷却水ジャケット48
に冷却水を循環させることによりAモータ15を効率よ
く冷却できるようにしている。
【0039】次に、本発明を適用した入力軸12を支持
するシールベアリングの冷却用潤滑構造について説明す
る。図3はシールベアリング63部分の拡大断面図であ
る。まず構成を説明すると、入力軸12内には軸心油路
61が設けられ、この軸心油路61から供給された冷却
用の潤滑油をシールベアリング63へ供給する径方向潤
滑油路67が設けられている。
【0040】第2隔壁45は、ベアリング支持部45a
と立ち上げ部45cとオイルシール70を支持するオイ
ルシール支持部45bから構成されている。これによ
り、入力軸12を支持すると共に、ウエット室である変
速機室43とドライ室であるモータ室44を画成してい
る。
【0041】ベアリング支持部45aには、軸方向ドレ
ーン油路72が設けられると共に、耐摩耗性スリーブ6
5が鋳込まれている。また、径方向にはスロッタ加工さ
れた三日月状の径方向ドレーン溝状油路71が設けられ
ている(図4参照)。
【0042】シールベアリング63は、入力軸と接する
インナレース63aと、ベアリング支持部45aの耐摩
耗性スリーブ65と接するアウタレース63bと、ボー
ル63c及びこのボール63cの間隔を保持する保持器
63dから構成されている。また、アウタレース63b
には、溝が設けられ、この溝にスナップリング64が設
けられている。このスナップリング64により、シール
ベアリング63及びこのシールベアリング63に支持さ
れた入力軸12のモータ室44側への軸方向の動きが規
制されていると同時に、立ち上げ部45cとシールベア
リング63との間に隙間73が確保され、これにより潤
滑油が確実に供給されるよう構成されている。
【0043】次に作用を説明する。径方向潤滑油路67
から供給された潤滑油は、隙間73を通ってシールベア
リング63を冷却し、この潤滑油は、スロッタ加工され
た径方向ドレーン溝状油路71へ流れ込む。このとき、
図4に示すように、この径方向ドレーン溝状油路71は
軸方向の幅は小さいが、三日月状になっているため、外
周方向の長さが確保されており、潤滑油流入口71aの
開口面積は、潤滑油排出口72aの開口面積と同じ程度
確保されている。また、三日月状の径方向ドレーン溝状
油路の下端部に軸方向ドレーン油路72が形成されてい
る。これにより、潤滑油が円弧に沿って軸方向ドレーン
油路72に流れ込むよう構成されている。よって、効率
よく潤滑油を排出することができる。
【0044】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、図3に示すように、隔壁45は変速機を収装する
ウエット室43とモータを収装するモータ室44を画成
している。そして、シールベアリング63を支持するベ
アリング支持部45aが形成されると共に、立ち上げ部
45cが形成され、この立ち上げ部45cにオイルシー
ル支持部45bが設けられている。このとき、隔壁45
の形状を肉厚にすることなくコンパクトな構成とするに
は、径方向ドレーン油路を斜めに形成することが望まし
い(図6参照)。
【0045】しかしながら、ドリルのツールパスを確保
するのが困難であり、また、ドリル等で斜めに穴加工す
ることでドリルが折れやすく、コストが上昇するという
問題があった。また、ドリルによる穴加工では、図6
(イ)に示すように、開口部とシールベアリングが重な
ってしまうため開口面積を確保するのが困難である。ま
た、この問題を回避するために図6(ロ)に示すよう
に、シールベアリングと重なることなく開口面積を確保
したとしても隔壁117が軸方向に長くなってしまうと
いう問題があった。
【0046】しかしながら、径方向ドレーン油路が、ス
ロッタ加工により形成した三日月状の溝状油路とされ、
この溝状油路の下端部に軸方向ドレーン油路が形成され
ている。よって、供給された潤滑油を排出するドレーン
油路の開口部の面積を軸方向に長くすることなく確保す
ることが可能となり、効率よく冷却し、潤滑油を排出す
ることができる。
【0047】また、図4(ロ)の斜視図に示すように、
三日月状の溝状油路とすることで、円弧に沿って下端部
に形成された軸方向ドレーン油路に流れ込み、これによ
り効率よく潤滑油を排出することができる。
【0048】また、シールベアリング63と立ち上げ部
45cの間に隙間73が設けられると共に、シールベア
リング63のアウタレース63bにスナップリング64
が備えられ、このスナップリング64は入力軸12及び
シールベアリング63の軸方向モータ室44側への動き
を規制している。
【0049】すなわち、潤滑油が供給される部分には、
入力軸12とオイルシール70と立ち上げ部45c及び
シールベアリング63によって油室が形成されている。
ここで、シールベアリング63と立ち上げ部45cの間
に隙間73が確保されなければ、入力軸12に形成され
た潤滑油供給油路67からの油がシールベアリング63
を冷却できないだけでなく、効率よくドレーン油路7
1,72に排出することができない。しかしながら、ス
ナップリング64により隙間73を確保することで、潤
滑油の通路が確保され、シールベアリング63を確実に
冷却しつつ、ドレーン油路71,72へ効率よく潤滑油
を排出することができる。
【0050】また、ベアリング支持部45aとアウタレ
ース63bの摺動部に耐摩耗性スリーブ65が鋳込まれ
ている。すなわち、シールベアリング63は入力軸12
を回転可能に支持しているが、シールベアリング63自
体が入力軸12と供回りしている場合がある。この時、
耐摩耗性に優れた部材を鋳込むことによって、耐久性の
向上を図っている。このとき、径方向ドレーン溝状油路
71を軸方向に対して垂直に構成し、かつ、軸方向に短
い形状としたため、この耐摩耗性スリーブ65と干渉す
ることなく径方向ドレーン溝状油路71を構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるハイブリッド車両の主要ユ
ニットの構成を示す図である。
【図2】実施の形態におけるベルト式無段変速機(CV
T)を備えたハイブリッド車両の変速機ユニットの断面
図である。
【図3】実施の形態におけるベアリング部分の拡大断面
図である。
【図4】実施の形態における第2隔壁45の正面図及び
径方向ドレーン溝状油路の斜視図である。
【図5】従来技術を表す概念図である。
【図6】従来技術を表すベアリング部分の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 変速機ユニット 2 エンジン 3 Bモータ 4 インバータ 5 バッテリ 6 パワーステアリング 7 ハイブリッド制御ユニット 7a バッテリ制御ユニット 7b モータ制御ユニット 7c エンジン制御ユニット 7d クラッチ制御ユニット 7e CVT制御ユニット 8 チェーン 9 Cモータ 10 エンジン出力軸 11a スリップリング 11 電磁クラッチ 12 入力軸 13 CVT 14 駆動プーリ 15 Aモータ 16 ロータ 17 ステータ 18 従動プーリ 19 ベルト 20 固定円錐板 21 駆動プーリシリンダ室 22 可動円錐板 23 従動軸 24 固定円錐板 25 可動円錐板 26 駆動ギア 27 アイドラ軸 28 アイドラギア 29 ピニオン 30 ファイナルギア 31 差動装置 32 従動プーリシリンダ室 41 第2ハウジング 42 第1ハウジング 43 変速機室 44 モータ室 45 第2隔壁 45a ベアリング支持部 45b オイルシール支持部 45c 立ち上げ部 46 第1隔壁 47 クラッチ室 48 冷却水ジャケット 61 軸心油路 62 オリフィス 63 シールベアリング 63a インナレース 63b アウタレース 63c ボール 63d 保持器 64 スナップリング 65 耐摩耗性スリーブ 67 潤滑油供給油路 70 オイルシール 71 径方向ドレーン溝状油路 71a 潤滑油流入口 72 軸方向ドレーン油路 72a 潤滑油排出口 73 隙間 100 入力軸 101 クラッチ室 102 モータ室 103 変速機室 110 電磁クラッチ 111 モータ 112 変速機 113 第1ハウジング 114 第2ハウジング 115 第3ハウジング 116 第1隔壁 117 第2隔壁 117a ベアリング支持部 117b 立ち上げ部 117c オイルシール支持部 120,121 シールベアリング 130 潤滑油路 131 径方向ドレーン油路 132 軸方向ドレーン油路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油を供給する軸内油路を有する回転
    軸と、 前記回転軸を回転可能に支持するシールベアリングと、 前記シールベアリングを支持する支持部材と、 前記軸内油路に対し径方向に形成され、前記軸内油路か
    らの冷却用の潤滑油を前記シールベアリングへ供給する
    潤滑油供給油路と、 前記支持部材に形成され、軸方向に対し垂直に設けられ
    た径方向ドレーン油路と軸方向に設けられた軸方向ドレ
    ーン油路から構成されたドレーン油路と、 を備え、 前記潤滑油供給油路から前記シールベアリングに対して
    供給された潤滑油が溜まることなく適宜前記ドレーン油
    路から排出される変速機ユニットにおいて、 前記径方向ドレーン油路を、前記支持部材の周方向に長
    く、軸方向に短い溝状油路としたことを特徴とする変速
    機のドレーン油路構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の変速機のドレーン油路
    構造において、 前記径方向ドレーン油路を、スロッタ加工により形成し
    た三日月状の溝状油路とし、該溝状油路の下端部に前記
    軸方向ドレーン油路を形成したことを特徴とする変速機
    のドレーン油路構造。
  3. 【請求項3】 ユニットハウジング内を、電磁クラッチ
    を収装する第1ドライ室と、モータを収装する第2ドラ
    イ室と、変速機を収装するウエット室とに画成したハイ
    ブリッド車両の変速機ユニットにおいて、 前記回転軸として、前記第1ドライ室と第2ドライ室と
    ウエット室を貫通し、 前記電磁クラッチからの回転を前記モータ及び前記変速
    機へ入力する1軸構造の入力軸を設け、 前記支持部材として、前記第2ドライ室とウエット室を
    画成する隔壁にベアリング支持部を設けると共に、該ベ
    アリング支持部から前記第2ドライ室側に立ち上げ部を
    形成し、該立ち上げ部にオイルシール支持部を設けたこ
    とを特徴とする変速機のドレーン油路構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の変速機のドレーン油路
    構造において、 前記シールベアリングと前記立ち上げ部の間に隙間を設
    けると共に、前記シールベアリングのアウタレースにス
    ナップリングを備え、該スナップリングは前記入力軸及
    び前記シールベアリングの軸方向モータ室側への動きを
    規制していることを特徴とする変速機のドレーン油路構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4に記載の変速機のドレ
    ーン油路構造において、 前記ベアリング支持部と前記アウタレースの摺動部に耐
    摩耗性スリーブを鋳込んだことを特徴とする変速機のド
    レーン油路構造。
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