JP2001263297A - 電動送風機ユニットとエアー式乾燥機 - Google Patents

電動送風機ユニットとエアー式乾燥機

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JP2001263297A
JP2001263297A JP2000072173A JP2000072173A JP2001263297A JP 2001263297 A JP2001263297 A JP 2001263297A JP 2000072173 A JP2000072173 A JP 2000072173A JP 2000072173 A JP2000072173 A JP 2000072173A JP 2001263297 A JP2001263297 A JP 2001263297A
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JP
Japan
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air
suction port
electric blower
motor
port
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JP2000072173A
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English (en)
Inventor
Takatsugu Sakaguchi
隆次 坂口
Hiromitsu Murata
村田  博光
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部に漏れる騒音を抑制することのできる電
動送風機ユニットとこの電動送風機ユニットを用いたエ
アー式乾燥機を提供する。 【解決手段】 吸引口35Aを有するファンカバー35
に覆われた遠心ファン32とこの遠心ファン32を回転
させるモータ34とを有する電動送風機31と、この電
動送風機31を覆うとともに吸気口49を有する送風機
ケース40とを備え、遠心ファン32の回転によって吸
引口35Aを介して吸気口から外気を吸気して排気して
いく電動送風機ユニット30であって、吸気口49を多
数の小孔44で形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動送風機とこ
の電動送風機を覆った送風機ケースとを備えた電動送風
機ユニットと、この電動送風機ユニットを備えたエアー
式乾燥機とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、本体の吹出口から空気を吹き
出させるエアー式乾燥機が知られている。
【0003】かかるエアー式乾燥機は、空気を吹き出す
吹出口と外気を吸気する吸気口とを設けた本体と、この
本体内に設けられた電動送風機とを備えている。電動送
風機は、吸引口を有するファンカバーに覆われた遠心フ
ァンと、この遠心ファンを回転させるモータとを有して
いる。モータにより遠心ファンが回転すると、電動送風
機は吸引口から空気を吸引していき、この吸引により本
体の吸気口から外気が吸気されていく。そして、電動送
風機は吸引口から吸引した空気を前記吹出口から吹き出
させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
エアー式乾燥機にあっては、電動送風機内で発生した騒
音が電動送風機の吸引口から本体の吸気口を介して外部
へ直接漏れていくため、騒音がうるさいという問題があ
った。
【0005】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、外部に漏れる騒音を抑制することの
できる電動送風機ユニットとこの電動送風機ユニットを
用いたエアー式乾燥機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、吸引口を有するファンカバーに
覆われた遠心ファンとこの遠心ファンを回転させるモー
タとを有する電動送風機と、この電動送風機を覆うとと
もに吸気口を有する送風機ケースとを備え、前記遠心フ
ァンの回転によって前記吸気口から空気を吸気して排気
穴から排気する電動送風機ユニットであって、前記吸気
口を多数の小孔で形成したことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、前記吸気口は前記吸引
口に対向して形成され、前記送風機ケース内側の吸気口
の周囲に、前記吸引口に向けて複数の支持部を形成し、
これら支持部の外側に防音材を配置して前記吸気口と前
記吸引口との間の風路をその防音材で囲んだことを特徴
とする。
【0008】請求項3の発明は、前記吸気口は前記吸引
口に対向して形成され、前記送風機ケース内側の吸気口
の周囲から前記吸引口に向けて円筒壁を形成し、この円
筒壁の長さを前記吸気口と前記吸引口との間の風路の長
さより短くし、前記円筒壁の長さより長い幅を有する防
音材を前記円筒壁の外周囲に配置して前記風路をその防
音材で囲んだことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、前記電動送風機ユニッ
トを備えたことを特徴とするエアー式乾燥機。
【0010】
【実施の形態】以下、この発明に係わる電動送風機ユニ
ットを搭載したエアー式乾燥機の実施の形態を図面に基
づいて説明する。 [第1実施形態]図1ないし図3に示す卓上型のエアー
式乾燥機10は、乾燥機本体11と、この乾燥機本体1
1内に設けられた電動送風機ユニット30とを備えてい
る。
【0011】乾燥機本体11は、下ケース12と、この
下ケース12の上に取り付けられた上ケース13とを備
えいる。
【0012】下ケース12は、筺体状に形成されるとと
もにその上部に開口12Aを形成し、後壁部12Bには
複数の吸気口14を形成している。これら吸気口14の
位置には吸込口パネル15が着脱可能に取り付けられて
おり、吸込口パネル15には複数の吸込口15Aが形成
されている。この吸込口パネル15と吸気口14との間
には通気性のある多孔質のフィルタFRが挟み込まれて
いる。
【0013】下ケース12の底部には、上部が開口され
た収納部16が形成され、この収納部16内に底面12
Aから離間した位置に上部が開口した収納ケース17が
取り付けられている。
【0014】この収納ケース17内には、第1回路基板
18が取り付けられており、第1回路基板18には後述
する強電回路130(図10参照)が設けられている。
この強電回路130は収納ケース17に充填されたポッ
テイング材19内に埋没されており、第1回路基板18
および強電回路130がポッテイング材19によって覆
われている状態になっている。
【0015】また、収納ケース17の上方であって収納
部16内には、収納ケース17に設けたボス20を介し
て第2回路基板21が設けられており、この第2回路基
板21には後述する電動送風機31を制御する制御回路
が設けられている。
【0016】上ケース13は、下面が開口したカマボコ
状に形成され上ケース部22と、この上ケース部22の
上面に設けた操作部23とこの操作部22の前に前方に
突出した膨出部24とを有している。操作部23には電
源スイッチS1とヒータスイッチS2と連続スイッチS3
とが設けられている。
【0017】膨出部24の先端部の下側には幅方向に延
びた長孔25が形成されている。また、膨出部24の下
側であって長孔25の後ろ側には赤外センサ26が取り
付けられている。赤外センサ26は赤外発光ダイオード
26D1(図10参照)と赤外受光ダイオード26D2等
とから構成されている。
【0018】上ケース13には電動送風機ユニット30
が取り付けられており、電動送風機ユニット30は、図
4に示すように電動送風機(電動送風手段)31とこの
電動送風機31を覆った送風機ケース40等とを有して
いる。
【0019】電動送風機31は、遠心ファン32とこの
遠心ファン32を回転駆動するモータ34とを有してい
る。遠心ファン32は吸引口35Aを有するファンカバ
ー35で覆われており、モータ34は複数の排気口36
Aを有するモータカバー36内に取り付けられている。
37は整流板で、この整流板37は遠心ファン32によ
って矢印P1方向へ流れた空気を整流してモータカバー
36内へ矢印P2で示すように案内するものである。そ
して、下ケース12の吸気口14からファンカバー35
の吸引口35Aまでが吸気風路210となっている。
【0020】送風機ケース40は、ファンカバー35を
覆ったファンケース41と、モータカバー36を覆った
モータケース50と、モータケース50に接続された吹
出口体60(図3参照)とを有している。ファンケース
41とモータケース50はネジN1(図5参照)により
互いに固定されている。
【0021】ファンケース41は、ファンカバー35の
吸引口35A位置から右側(図4において)へ突出した
円筒部42を有している。この円筒部42の左端部に円
筒部42より径の大きい円筒部43を連続形成し、円筒
部43とファンカバー35との間には防振ゴム39が配
設されている。
【0022】円筒部42の右端部は閉塞板43により閉
塞されており、閉塞板43の中央部には図5に示すよう
に貫通した多数の小孔44が形成され、この多数の小孔
44によって吸気口49が形成されている。この吸気口
49とファンカバー35の吸引口35Aとが対向し、吸
気口49は乾燥機本体11の吸気口14より高い位置に
形成されている。閉塞板43の外側面には吸気口49の
上方位置であって且つ吸気口49を挟む位置に一対のネ
ジボスB1,B1が形成され、このネジボスB1,B1には水
検知センサ70がネジN2により固定されている。
【0023】また、閉塞板43の内側には吸気口49を
囲む位置からファンカバー35の吸引口35Aに向けて
突出した複数の保持部(支持部)45が形成されてい
る。保持部45は、図6に示すように所定の間隔毎に配
置されて櫛歯状となっている。保持部45の高さL1
(図6において)、すなわち、前後方向(図4において
左右方向)の長さL1は円筒部42の幅L2より短く設定
されている。
【0024】円筒部42と保持部45との間には、多孔
質のウレタンからなるドーナッツ状に形成された防音ク
ッション材(防音材)47が配設され、ファンケース4
1の吸気口49からファンカバー35の吸引口35Aま
での風路56が全域に亘って防音クッション材47で囲
まれている。また、保持部45と保持部45との間の間
隙46によって防音クッション材47の一部が風路56
に露出している。
【0025】モータケース50は円筒部51を有してお
り、この円筒部51とモータカバー36の周壁36Aと
の間に所定の空間部52が形成され、モータカバー36
内に流れた空気がモータカバー36の排気口36Aを介
してその空間部52へ流れていくようになっている。円
筒部51の左端部(図4において)は閉塞板53で閉塞
されており、閉塞板53の外面には接続口54が形成さ
れ、この接続口54と空間部52とが閉塞板53に設け
た排気穴55を介して連通しており、接続口54には吹
出口体60が接続されている。
【0026】吹出口体60は、先端部にスリット状の吹
出口61を形成した吹出部62と、モータケース50の
接続口54から送り出される空気を吹出口61へ案内す
る案内部63とを有している。吹出部62の先端部62
Aは、上ケース13の膨出部24の長孔25から斜め下
方に向けて突出している。案内部63内には吹出口61
を臨むようにして水検知センサ80が取り付けられてお
り、また、モータカバー36の接続口54には空気を暖
めるヒータ90が設けられており、ヒータ90の一部が
吹出口体60の案内部63内へ突出している。そして、
モータカバー36の排気口36Aから吹出口体60の吹
出口61までが排気風路220となっている。
【0027】水検知センサ70は、図7および図8に示
すように長方形の基板72の表面72Aに長手方向に沿
って延びるとともに互いに所定距離離間した2つの導電
パターン電極73,74を形成したものである。基板7
2には、導電パターン電極73,74間に長手方向に沿
って延びるとともに所定の幅のスリット75が形成さ
れ、スリット75の両側にはネジ孔76,76が形成さ
れている。
【0028】この水検知センサ70は、基板72の表面
72Aを裏側にしてファンケース41のネジボスB1,B
1に取り付けられている。基板72の表面72Aはネジ
ボスB1,B1によりファンケース41の閉塞板43から
所定距離離間しており、また、図9に示すように基板7
2は水平に対して起立した状態になっている。
【0029】水検知センサ80は水検知センサ70と全
く同様な構成となっているので、その説明は省略する。
また、水検知センサ80の導電パターン電極83,84
が形成されている面を上にして水検知センサ80が取り
付けられている。
【0030】図10は、このエアー式乾燥機10の制御
系の構成を示したブロック図である。図10において、
100は100Vの電圧を20数ボルトに降圧する電源
トランスで、この電源トランス100の一次巻線100
Aにはリレースイッチ(オン・オフ手段)LR1が接続
され、このリレースイッチLR1を介してモータ34が
電源トランス100の一次巻線100Aに接続されてい
る。また、その一次巻線100Aにはリレースイッチ
(オン・オフ手段)LR2が接続され、このリレースイ
ッチLR2を介してヒータ90がその一次巻線100A
に接続されている。101はリレースイッチLR1をオ
ン・オフさせる駆動回路で、この駆動回路101は後述
するCPU200の出力ポートQ1から駆動信号が出力
されると駆動してリレースイッチLR1をオンさせるよ
うになっている。
【0031】102はリレースイッチLR2をオン・オ
フさせる駆動回路で、この駆動回路102はCPU20
0の出力ポートQ2から駆動信号が出力されると駆動し
てリレースイッチLR2をオンさせるようになってい
る。F1はモータ34に過電流が流れたとき溶断するヒ
ューズ、F2はヒータ90の温度が所定温度以上になっ
たとき溶断するヒューズである。103は電源トランス
(電子部品)100の二次巻線100Bに接続された全
波整流回路であり、電源トランス100とリレースイッ
チ(電子部品)LR1,LR2と駆動回路101,102と
全波整流回路103とで100V系の強電回路130が
構成され、この強電回路130が第1回路基板18に設
けられている。また、電源トランス100と全波整流回
路103とで電源回路150が構成されている。
【0032】そして、この第1回路基板18とともに電
源トランス100とリレースイッチR1,R2と駆動回路
101,102と全波整流回路103とが収納ケース1
7のポッテイング材19内に埋設されている。すなわ
ち、第1回路基板18と強電回路130の電子部品がポ
ッテイング材19で覆われている状態になっており、収
納ケース17内に水が浸入してきても強電回路130の
各電子部品が水に浸ることがないようになっている。
【0033】104は整流回路103から出力される整
流電圧から5Vの直流低電圧を出力する3端子レギュレ
ータ、105は電流ヒューズF3を溶断させるスイッチ
回路である。スイッチ回路105はトランジスタTRを
有しており、CPU200の出力ポートQ3がHレベル
になるとトランジスタTRがオンする。このトランジス
タTRがオンすることにより電流ヒューズF3に過電流
が流れて電流ヒューズF3が溶断するものである。
【0034】106は赤外発光ダイオード26D1から
赤外光を発光させる赤外線発生回路、107は赤外受光
ダイオード26D2が赤外光を受光したことを検出する
受光回路である。そして、赤外線発生回路106と受光
回路107とで赤外センサ26が構成されている。
【0035】CPU200の入力ポートT1は水検知セ
ンサ70,80の導電パターン電極73,83に接続され
ているとともに抵抗R1を介して3端子レギュレータ1
04の出力端子104Aに接続されている。導電パター
ン電極74,84は接地されている。導電パターン電極
73,74と導電パターン電極83,84とが短絡してい
ないとき入力ポートT1には常に5Vの電位が印加され
ることになる。
【0036】CPU200は、スイッチS1〜S3の操作
や赤外受光ダイオード24D1の受光に基づいて駆動回
路101,102の制御や、水検知センサ70,80の検
知に基づいてスイッチ回路105や駆動回路101,1
02の制御を行うものである。
【0037】そして、3端子レギュレータ104とスイ
ッチ回路105とCPU200等とで制御回路(弱電回
路)140が構成され、この制御回路140が第2回路
基板21に設けられている。
【0038】次に、上記実施形態のエアー式乾燥機10
の動作について説明する。
【0039】電源スイッチS1を押すと、CPU200
は赤外センサ26の赤外線発生回路106を駆動させて
赤外発光ダイオード26D1から赤外光を発光させる。
そして、吹出口61の斜め下方に手や食器を差し出す。
この差し出した手や食器に赤外発光ダイオード26D1
から発光された赤外光が照射され、その手や食器によっ
て赤外光が反射され、受光ダイオード26D2がその反
射した赤外光を受光する。なお、赤外センサ26の感度
領域はエアー式乾燥機10を載置した載置面より近い部
分に設定されている。
【0040】赤外受光ダイオード26D2の受光により
受光回路107が赤外光を受光したと判断すると、CP
U200は駆動回路101を駆動させてリレースイッチ
LR1をオンさせる。リレースイッチLR1のオンにより
モータ34が駆動され、遠心ファン32が回転してい
く。
【0041】遠心ファン32の回転により、空気が矢印
P0(図3参照)で示すように乾燥機本体11の吸気口
14およびファンケース41の小孔44を介してファン
カバー35の吸引口35Aへ吸気されていく。この吸気
された空気は矢印P1(図4参照)へと流れていき、こ
の空気は整流板37よって整流されて矢印P2に示すよ
うにモータカバー36内へ送り出されていく。モータカ
バー36内へ送り込まれた空気はモータ34を冷却して
モータカバー36の排気口36Aからモータカバー36
とモータケース50との間の空間部52へ排気されてい
く。
【0042】空間部52へ排気された空気は、モータケ
ース50の排気穴55から接続口54を介して吹出口体
60の案内部63へ排気されていく。そして、案内部6
3へ排気された空気は吹出口61へ送り出され、吹出口
61から空気が吹き出していき手や食器を乾燥させる。
【0043】ヒータスイッチS2が押された場合、CP
U200は駆動回路102を駆動させてリレースイッチ
LR2をオンさせる。リレースイッチLR2のオンにより
ヒータ90に電流が流れ、モータケース50の排気穴5
5から吹出口体60の案内部63へ排気される空気が暖
められていき、吹出口61から温風が吹き出す。
【0044】吹出口61の斜め下方に差し出した手や食
器を引き込めると、赤外受光ダイオード24D2の受光
信号の出力は停止し、CPU200はその受光信号の出
力の停止から数秒間駆動回路101,102を駆動させ
た後その駆動を停止させる。この駆動の停止により、リ
レースイッチLR1,LR2がオフしてモータ34の駆動
が停止するとともにヒータ90の通電が停止し、吹出口
61からの空気の吹き出しが停止される。
【0045】一方、モータ34の駆動により、モータ3
4から発生した駆動音や遠心ファン32の回転による風
切音などの騒音がファンカバー35の吸引口35Aから
風路56へ漏れるが、この風路56が防音クッション材
47で覆われて、しかも、保持部45の間隙46から防
音クッション材47の一部が風路56に露出し、さら
に、保持部45の長さL1が風路56の長さより短く設
定されていることにより保持部45の一端(図4におい
て左端部)から防音クッション材47が風路56に露出
しているので、風路56へ漏れた騒音が防音クッション
材47によって吸収されていく。
【0046】さらに、ファンケース41の吸気口49は
多数の小孔44によって形成されているので、風路56
へ漏れた騒音はその小孔44によって減衰されてそれら
小孔44からファンケース41の外へ漏れていく。ま
た、吸気口49は乾燥機本体11の吸気口14より高い
位置に形成されているので、その吸気口49から吸気口
14までの風路が長くなっている。このため、小孔44
から漏れた騒音はさらに減衰されて吸気口14から外部
へ漏れていき、この外部へ漏れた騒音は小さなものとな
る。すなわち、外部へ漏れる騒音を抑制することがで
き、静かなエアー式乾燥機を提供することができる。
【0047】ところで、ファンカバー35の吸引口35
Aから空気が吸引される際に、防音クッション材47も
吸引されることになるが、ファンケース41に設けた複
数の保持部45が防音クッション材47を保持している
ので、防音クッション材47がその吸引口35Aへ吸引
されてしまうことが防止される。
【0048】連続スイッチS3が押されると、赤外セン
サ26の検知に係わらずモータ34が駆動されて吹出口
61から空気が吹き出される。この際、ヒータスイッチ
S2が入っていればヒータ90が通電され、吹出口61
から温風が吹き出される。そして、連続スイッチS3を
再度押せば、モータ34の駆動やヒータ90の通電が停
止される。
【0049】エアー式乾燥機10が誤って台所のシンク
等に落ちて水に浸かってしまった場合、乾燥機本体11
の吸気口14や吹出口61から水が浸入してくる。この
浸入してきた水により水検知センサ70の導電パターン
電極73,74や水検知センサ80の導電パターン電極
83,84が短絡し、CPU200の入力ポートT1の電
位がゼロになる。
【0050】CPU200は、入力ポートT1の電位が
ゼロになることにより水が浸入してきたと判断し、スイ
ッチ回路105のトランジスタTRをオンさせてヒュー
ズF3を溶断させるとともに、駆動回路101,102が
駆動されていればその駆動を停止させてリレースイッチ
LR1,LR2をオフにする。
【0051】水検知センサ70,80は乾燥機本体11
の吸気口14,吹出口61の近傍に設けられているの
で、その吸気口14や吹出口61から浸入してきた水
を、この水が電動送風機31のモータ34やヒータ90
に到達する前に検出することができ、そのモータ34や
ヒータ90に水が入る前にリレースイッチLR1,LR2
をオフすることができる。このため、電動送風機31の
モータ34やヒータ90に水が入ってきてもモータ34
やヒータ90の漏電や短絡を確実に防止することがで
き、使用者がシンク内に落ちたエアー式乾燥機10を取
り出すためにシンク内の水に手を入れた際に感電してし
まうことを確実に防止することができる。
【0052】ところで、モータ34はモータカバー31
とモータケース50と上下ケース13,12とで覆われ
ているため、モータ34内に水が入ってしまうと非常に
乾きにくく、このため、モータ34の周囲が乾いていて
もモータ34内が濡れたままの状態にある場合がある。
この状態で、電源スイッチS1を入れるとモータ34が
短絡したり漏電したりする虞があるが、ヒューズF3が
溶断されていることにより、3端子レギュレータ104
から電源がCPU200に供給されない。このため、電
源スイッチS1を入れてもCPU200は作動せず、リ
レースイッチLR1はオフしたままであり、モータ34
に100Vの電圧が供給されない。このため、モータ3
4内が濡れていることによる短絡や漏電が未然に防止さ
れる。
【0053】さらに、乾燥機本体11内に入った水が収
納部16の収納ケース17に入っても、第1回路基板1
8に設けられた強電回路130が第1回路基板18ごと
ポッテイング材19によって覆われた状態となっている
ことにより、その強電回路130は水に浸ることがな
く、このため強電回路130から漏電したりその強電回
130が短絡してしまうことも防止される。このため、
確実に感電や短絡事故を防止することができる。
【0054】上記実施形態では、ファンケース41の保
持部45を櫛歯状に形成しているが、これら保持部45
を風路56の長さより短い円筒壁にしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、吸引口を有するファンカバーに覆われた遠心フ
ァンとこの遠心ファンを回転させるモータとを有する電
動送風機と、この電動送風機を覆うとともに吸気口を有
する送風機ケースとを備え、前記遠心ファンの回転によ
って前記吸気口から空気を吸気して排気穴から排気する
電動送風機ユニットであって、前記吸気口を多数の小孔
で形成したものであるから、吸気口から漏れる騒音を抑
制することができる。
【0056】請求項2の発明によれば、吸気口は前記吸
引口に対向して形成され、前記送風機ケース内側の吸気
口の周囲に、前記吸引口に向けて複数の支持部を形成
し、これら支持部の外側に防音材を配置して前記吸気口
と前記吸引口との間の風路をその防音材で囲んだもので
あるから、電動送風機の吸引口から風路へ漏れた騒音は
防音材によって吸収されるので、吸気口から漏れる騒音
をさらに抑制することができる。
【0057】請求項3の発明によれば、吸気口は前記吸
引口に対向して形成され、前記送風機ケース内側の吸気
口の周囲から前記吸引口に向けて円筒壁を形成し、この
円筒壁の長さを前記吸気口と前記吸引口との間の風路の
長さより短くし、前記円筒壁の長さより長い幅を有する
防音材を前記円筒壁の外周囲に配置して前記風路をその
防音材で囲んだものであるから、電動送風機の吸引口か
ら風路へ漏れた騒音は防音材によって吸収されるので、
吸気口から漏れる騒音をさらに抑制することができる。
【0058】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
請求項3のいずれかの効果を有するエアー式乾燥機を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るエアー式乾燥機の外観を示した
斜視図である。
【図2】図1のエアー式乾燥機を背後から見た斜視図で
ある。
【図3】この発明に係るエアー式乾燥機の構成を示した
断面図である。
【図4】図3のエアー式乾燥機の電動送風機ユニットの
構成を示した断面図である。
【図5】図4の電動送風機ユニットを示した背面図であ
る。
【図6】ファンケース41の一部を拡大した斜視図であ
る。
【図7】水検知センサを示した平面図である。
【図8】図7の水検知センサの断面図である。
【図9】水検知センサの取付状態を示した拡大説明図で
ある。
【図10】エアー式乾燥機の制御系の構成を示したブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 エアー式乾燥機 30 電動送風機ユニット 31 電動送風機 32 遠心ファン 34 モータ 35 ファンカバー 40 送風機ケース 44 小孔 49 吸気口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸引口を有するファンカバーに覆われた遠
    心ファンとこの遠心ファンを回転させるモータとを有す
    る電動送風機と、この電動送風機を覆うとともに吸気口
    を有する送風機ケースとを備え、前記遠心ファンの回転
    によって前記吸気口から空気を吸気して排気穴から排気
    する電動送風機ユニットであって、 前記吸気口を多数の小孔で形成したことを特徴とする電
    動送風機ユニット。
  2. 【請求項2】前記吸気口は前記吸引口に対向して形成さ
    れ、前記送風機ケース内側の吸気口の周囲に、前記吸引
    口に向けて複数の支持部を形成し、これら支持部の外側
    に防音材を配置して前記吸気口と前記吸引口との間の風
    路をその防音材で囲んだことを特徴とする請求項1の電
    動送風機ユニット。
  3. 【請求項3】前記吸気口は前記吸引口に対向して形成さ
    れ、前記送風機ケース内側の吸気口の周囲から前記吸引
    口に向けて円筒壁を形成し、この円筒壁の長さを前記吸
    気口と前記吸引口との間の風路の長さより短くし、前記
    円筒壁の長さより長い幅を有する防音材を前記円筒壁の
    外周囲に配置して前記風路をその防音材で囲んだことを
    特徴とする請求項1の電動送風機ユニット。
  4. 【請求項4】前記電動送風機ユニットを備えたことを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載
    のエアー式乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009041007A1 (ja) * 2007-09-26 2009-04-02 Panasonic Corporation 手乾燥装置
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