JP2001258790A - エアー式乾燥機 - Google Patents

エアー式乾燥機

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JP2001258790A
JP2001258790A JP2000072172A JP2000072172A JP2001258790A JP 2001258790 A JP2001258790 A JP 2001258790A JP 2000072172 A JP2000072172 A JP 2000072172A JP 2000072172 A JP2000072172 A JP 2000072172A JP 2001258790 A JP2001258790 A JP 2001258790A
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air
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circuit
water
detection sensor
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JP2000072172A
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Torao Ide
虎雄 井手
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気口や吹出口から誤って水が入ってきた場
合に、送風手段の短絡事故を未然に防止することのでき
るエアー式乾燥機を提供する。 【解決手段】 空気を吹き出す吹出口61と空気を吸気
する吸気口14とを設けた乾燥機本体11と、この乾燥
機本体11内に設けられ吸気口14から空気を吸気する
とともにこの吸気した空気を吹出口61から吐き出させ
る電動送風機31とを備えたエアー式乾燥機10であっ
て、水が乾燥機本体11内に浸入してきたことを検知す
る水検知センサ70,80を本体内に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、本体内に設けた
電動送風手段によって空気を吹出口から吹き出させるエ
アー式乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、本体の吹出口から空気を吹き
出させるエアー式乾燥機が知られている。
【0003】かかるエアー式乾燥機は、空気を吹き出す
吹出口と空気を吸気する吸気口とを設けた本体と、この
本体内に設けられた電動送風機とを備えており、この電
動送風機の駆動により前記吸気口から空気を吸気し、こ
の吸気した空気を前記吹出口から吹き出させるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
エアー式乾燥機にあっては、洗面所などに設置するため
吸気口や吹出口から誤って水が入り易い。このため、電
動送風機(電動送風手段)が短絡してしまう虞があっ
た。
【0005】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、吸気口や吹出口から誤って水が入っ
てきた場合に、電動送風手段の短絡事故を未然に防止す
ることのできるエアー式乾燥機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、空気を吹き出す吹出口と空気を
吸気する吸気口とを設けた本体と、この本体内に設けら
れ前記吸気口から空気を吸気するとともにこの吸気した
空気を前記吹出口から吐き出させる電動送風手段とを備
えたエアー式乾燥機であって、水が本体内に浸入してき
たことを検知する水検知センサを本体内に設けたことを
特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、前記水検知センサが本
体内に浸入してきた水を検知したとき、前記電動送風手
段への電源供給を遮断することを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、前記吹出口から吐き出
される空気を暖めるヒータを備え、前記水検知センサが
本体内に浸入してきた水を検知したとき、前記電動送風
手段およびヒータへの電源供給を遮断することを特徴と
する。
【0009】請求項4の発明は、前記水検知センサが本
体内に浸入してきた水を検知したとき、前記電動送風手
段を制御する制御回路の電源を遮断することを特徴とす
る。
【0010】請求項5の発明は、電源回路から出力され
る電圧を所定の直流電圧にして出力するレギュレータ
と、前記電源回路とレギュレータとの間に介在されたヒ
ューズと、このヒューズに過電流を流してヒューズを溶
断させるスイッチ回路とを備え、前記制御回路は、水検
知センサが本体内に浸入してきた水を検知したとき、前
記スイッチ回路をオンさせてヒューズに過電流を流すこ
とによりヒューズを溶断させて、前記電源を遮断するこ
とを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、前記電源回路を含む1
00V系の強電回路を構成する電子部品と回路基板をポ
ッテイング材で覆ったことを特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、前記エアー式乾燥機を
卓上型にしたことを特徴とする。
【0013】
【実施の形態】以下、この発明に係わるエアー式乾燥機
の実施の形態を図面に基づいて説明する。 [第1実施形態]図1ないし図3に示す卓上型のエアー
式乾燥機10は、乾燥機本体11と、この乾燥機本体1
1内に設けられた電動送風機ユニット30とを備えてい
る。
【0014】乾燥機本体11は、下ケース12と、この
下ケース12の上に取り付けられた上ケース13とを備
えいる。
【0015】下ケース12は、筺体状に形成されるとと
もにその上部に開口12Aを形成し、後壁部12Bには
複数の吸気口14を形成している。これら吸気口14の
位置には吸込口パネル15が着脱可能に取り付けられて
おり、吸込口パネル15には複数の吸込口15Aが形成
されている。この吸込口パネル15と吸気口14との間
には通気性のある多孔質のフィルタFRが挟み込まれて
いる。
【0016】下ケース12の底部には、上部が開口され
た収納部16が形成され、この収納部16内に底面12
Aから離間した位置に上部が開口した収納ケース17が
取り付けられている。
【0017】この収納ケース17内には、第1回路基板
18が取り付けられており、第1回路基板18には後述
する強電回路130(図10参照)が設けられている。
この強電回路130は収納ケース17に充填されたポッ
テイング材19内に埋没されており、第1回路基板18
および強電回路130がポッテイング材19によって覆
われている状態になっている。
【0018】また、収納ケース17の上方であって収納
部16内には、収納ケース17に設けたボス20を介し
て第2回路基板21が設けられており、この第2回路基
板21には後述する電動送風機31を制御する制御回路
が設けられている。
【0019】上ケース13は、下面が開口したカマボコ
状に形成され上ケース部22と、この上ケース部22の
上面に設けた操作部23とこの操作部22の前に前方に
突出した膨出部24とを有している。操作部23には電
源スイッチS1とヒータスイッチS2と連続スイッチS3
とが設けられている。
【0020】膨出部24の先端部の下側には幅方向に延
びた長孔25が形成されている。また、膨出部24の下
側であって長孔25の後ろ側には赤外センサ26が取り
付けられている。赤外センサ26は赤外発光ダイオード
26D1(図10参照)と赤外受光ダイオード26D2等
とから構成されている。
【0021】上ケース13には電動送風機ユニット30
が取り付けられており、電動送風機ユニット30は、図
4に示すように電動送風機(電動送風手段)31とこの
電動送風機31を覆った送風機ケース40等とを有して
いる。
【0022】電動送風機31は、遠心ファン32とこの
遠心ファン32を回転駆動するモータ34とを有してい
る。遠心ファン32は吸引口35Aを有するファンカバ
ー35で覆われており、モータ34は複数の排気口36
Aを有するモータカバー36内に取り付けられている。
37は整流板で、この整流板37は遠心ファン32によ
って矢印P1方向へ流れた空気を整流してモータカバー
36内へ矢印P2で示すように案内するものである。そ
して、下ケース12の吸気口14からファンカバー35
の吸引口35Aまでが吸気風路210となっている。
【0023】送風機ケース40は、ファンカバー35を
覆ったファンケース41と、モータカバー36を覆った
モータケース50と、モータケース50に接続された吹
出口体60(図3参照)とを有している。ファンケース
41とモータケース50はネジN1(図5参照)により
互いに固定されている。
【0024】ファンケース41は、ファンカバー35の
吸引口35Aから右側(図4において)に位置する円筒
部42を有している。この円筒部42の左端部に円筒部
42より径の大きい円筒部43を連続形成し、円筒部4
3とファンカバー35との間には防振ゴム39が配設さ
れている。
【0025】円筒部42の右端部は閉塞板43により閉
塞されており、閉塞板43の中央部には図5に示すよう
に貫通した多数の吸気孔44が形成されている。閉塞板
43の外側面には多数の吸気孔44の上方位置であって
且つ多数の吸気孔44を挟む位置に一対のネジボスB1,
B1が形成され、このネジボスB1,B1には水検知センサ
70がネジN2により固定されている。
【0026】また、閉塞板43の内側には多数の吸気孔
44を囲むように円筒状の保持部45が形成されてい
る。保持部45は、図6に示すように所定の幅を有する
複数の切欠46を等間隔に有していて櫛歯状となってい
る。保持部45の高さL1(図6において)、すなわ
ち、前後方向(図4において左右方向)の長さL1は円
筒部42の幅L2より短く設定されている。
【0027】円筒部42と保持部45との間には、多孔
質のウレタンからなる防音クッション材47が配設され
ている。防音クッション材47はドーナッツ状に形成さ
れている。
【0028】モータケース50は円筒部51を有してお
り、この円筒部51とモータカバー36の周壁36Aと
の間に所定の空間部52が形成され、モータカバー36
内に流れた空気がモータカバー36の排気口36Aを介
してその空間部52へ流れていくようになっている。円
筒部51の左端部(図4において)は閉塞板53で閉塞
されており、閉塞板53の外面には接続口54が形成さ
れ、この接続口54と空間部52とが閉塞板53に設け
た排気穴55を介して連通しており、接続口54には吹
出口体60が接続されている。
【0029】吹出口体60は、先端部にスリット状の吹
出口61を形成した吹出部62と、モータケース50の
接続口54から送り出される空気を吹出口61へ案内す
る案内部63とを有している。吹出部62の先端部62
Aは、上ケース13の膨出部24の長孔25から斜め下
方に向けて突出している。案内部63内には吹出口61
を臨むようにして水検知センサ80が取り付けられてお
り、また、モータカバー36の接続口54には空気を暖
めるヒータ90が設けられており、ヒータ90の一部が
吹出口体60の案内部63内へ突出している。そして、
モータカバー36の排気口36Aから吹出口体60の吹
出口61までが排気風路220となっている。
【0030】水検知センサ70は、図7および図8に示
すように長方形の基板72の表面72Aに長手方向に沿
って延びるとともに互いに所定距離離間した2つの導電
パターン電極73,74を形成したものである。基板7
2には、導電パターン電極73,74間に長手方向に沿
って延びるとともに所定の幅のスリット75が形成さ
れ、スリット75の両側にはネジ孔76,76が形成さ
れている。
【0031】この水検知センサ70は、基板72の表面
72Aを裏側にしてファンケース41のネジボスB1,B
1に取り付けられている。基板72の表面72Aはネジ
ボスB1,B1によりファンケース41の閉塞板43から
所定距離離間しており、また、図9に示すように基板7
2は水平に対して起立した状態になっている。
【0032】水検知センサ80は水検知センサ70と全
く同様な構成となっているので、その説明は省略する。
また、水検知センサ80の導電パターン電極83,84
が形成されている面を上にして水検知センサ80が取り
付けられている。
【0033】図10は、このエアー式乾燥機10の制御
系の構成を示したブロック図である。図10において、
100は100Vの電圧を20数ボルトに降圧する電源
トランスで、この電源トランス100の一次巻線100
Aの両端子には2つのスイッチS1a,S1bを有するリレ
ースイッチ(オン・オフ手段)LR1が接続され、この
リレースイッチLR1のスイッチS1a,S1bを介してモー
タ34が電源トランス100の一次巻線100Aの両端
子間に接続されている。スイッチS1a,S1bは連動して
オン・オフするようになっている。
【0034】また、その一次巻線100Aの両端子には
2つのスイッチS2a,S2bを有するリレースイッチ(オ
ン・オフ手段)LR2が接続され、このリレースイッチ
LR2のスイッチS2a,S2bを介してヒータ90がその一
次巻線100Aの両端子間に接続されている。スイッチ
S2a,S2bは連動してオン・オフするようになってい
る。
【0035】101はリレースイッチLR1のスイッチ
S1a,S1bをオン・オフさせる駆動回路で、この駆動回
路101は後述するCPU200の出力ポートQ1から
駆動信号が出力されると駆動してリレースイッチLR1
をオンさせるようになっている。
【0036】102はリレースイッチLR2のスイッチ
S2a,S2bをオン・オフさせる駆動回路で、この駆動回
路102はCPU200の出力ポートQ2から駆動信号
が出力されると駆動してリレースイッチLR2をオンさ
せるようになっている。F1はモータ34に過電流が流
れたとき溶断するヒューズ、F2はヒータ90の温度が
所定温度以上になったとき溶断するヒューズである。1
03は電源トランス(電子部品)100の二次巻線10
0Bに接続された全波整流回路であり、電源トランス1
00とリレースイッチ(電子部品)LR1,LR2と駆動
回路101,102と全波整流回路103とで100V
系の強電回路130が構成され、この強電回路130が
第1回路基板18に設けられている。また、電源トラン
ス100と全波整流回路103とで電源回路150が構
成されている。
【0037】そして、この第1回路基板18とともに電
源トランス100とリレースイッチR1,R2と駆動回路
101,102と全波整流回路103とが収納ケース1
7のポッテイング材19内に埋設されている。すなわ
ち、第1回路基板18と強電回路130の電子部品がポ
ッテイング材19で覆われている状態になっており、収
納ケース17内に水が浸入してきても強電回路130の
各電子部品が水に浸ることがないようになっている。
【0038】104は整流回路103から出力される整
流電圧から5Vの直流低電圧を出力する3端子レギュレ
ータ、105は電流ヒューズF3を溶断させるスイッチ
回路である。スイッチ回路105はトランジスタTRを
有しており、CPU200の出力ポートQ3がHレベル
になるとトランジスタTRがオンする。このトランジス
タTRがオンすることにより電流ヒューズF3に過電流
が流れて電流ヒューズF3が溶断するものである。
【0039】106は赤外発光ダイオード26D1から
赤外光を発光させる赤外線発生回路、107は赤外受光
ダイオード26D2が赤外光を受光したことを検出する
受光回路である。そして、赤外線発生回路106と受光
回路107とで赤外センサ26が構成されている。
【0040】CPU200の入力ポートT1は水検知セ
ンサ70,80の導電パターン電極73,83に接続され
ているとともに抵抗R1を介して3端子レギュレータ1
04の出力端子104Aに接続されている。導電パター
ン電極74,84は接地されている。導電パターン電極
73,74と導電パターン電極83,84とが短絡してい
ないとき入力ポートT1には常に5Vの電位が印加され
ることになる。
【0041】CPU200は、スイッチS1〜S3の操作
や赤外受光ダイオード24D1の受光に基づいて駆動回
路101,102の制御や、水検知センサ70,80の検
知に基づいてスイッチ回路105や駆動回路101,1
02の制御を行うものである。
【0042】そして、3端子レギュレータ104とスイ
ッチ回路105とCPU200等とで制御回路(弱電回
路)140が構成され、この制御回路140が第2回路
基板21に設けられている。
【0043】次に、上記実施形態のエアー式乾燥機10
の動作について説明する。
【0044】電源スイッチS1を押すと、CPU200
は赤外センサ26の赤外線発生回路106を駆動させて
赤外発光ダイオード26D1から赤外光を発光させる。
そして、吹出口61の斜め下方に手や食器を差し出す。
この差し出した手や食器に赤外発光ダイオード26D1
から発光された赤外光が照射され、その手や食器によっ
て赤外光が反射され、受光ダイオード26D2がその反
射した赤外光を受光する。なお、赤外センサ26の感度
領域はエアー式乾燥機10を載置した載置面より近い部
分に設定されている。
【0045】赤外受光ダイオード26D2の受光により
受光回路107が赤外光を受光したと判断すると、CP
U200は駆動回路101を駆動させてリレースイッチ
LR1をオンさせる。リレースイッチLR1のオンにより
モータ34が駆動され、遠心ファン32が回転してい
く。
【0046】遠心ファン32の回転により、空気が矢印
P0(図3参照)で示すように乾燥機本体11の吸気口
14およびファンケース41の吸気孔44を介してファ
ンカバー35の吸引口35Aへ吸気されていく。この吸
気された空気は矢印P1(図4参照)へと流れていき、
この空気は整流板37よって整流されて矢印P2に示す
ようにモータカバー36内へ送り出されていく。モータ
カバー36内へ送り込まれた空気はモータ34を冷却し
てモータカバー36の排気口36Aからモータカバー3
6とモータケース50との間の空間部52へ排気されて
いく。
【0047】空間部52へ排気された空気は、モータケ
ース50の排気穴55から接続口54を介して吹出口体
60の案内部63へ排気されていく。そして、案内部6
3へ排気された空気は吹出口61へ送り出され、吹出口
61から空気が吹き出していき手や食器を乾燥させる。
【0048】ヒータスイッチS2が押された場合、CP
U200は駆動回路102を駆動させてリレースイッチ
LR2をオンさせる。リレースイッチLR2のオンにより
ヒータ90に電流が流れ、モータケース50の排気穴5
5から吹出口体60の案内部63へ排気される空気が暖
められていき、吹出口61から温風が吹き出す。
【0049】吹出口61の斜め下方に差し出した手や食
器を引き込めると、赤外受光ダイオード24D2の受光
信号の出力は停止し、CPU200はその受光信号の出
力の停止から数秒間駆動回路101,102を駆動させ
た後その駆動を停止させる。この駆動の停止により、リ
レースイッチLR1,LR2がオフしてモータ34の駆動
が停止するとともにヒータ90の通電が停止し、吹出口
61からの空気の吹き出しが停止される。
【0050】連続スイッチS3が押されると、赤外セン
サ26の検知に係わらずモータ34が駆動されて吹出口
61から空気が吹き出される。この際、ヒータスイッチ
S2が入っていればヒータ90が通電され、吹出口61
から温風が吹き出される。そして、連続スイッチS3を
再度押せば、モータ34の駆動やヒータ90の通電が停
止される。
【0051】エアー式乾燥機10が誤って台所のシンク
等に落ちて水に浸かってしまった場合、乾燥機本体11
の吸気口14や吹出口61から水が浸入してくる。この
浸入してきた水により水検知センサ70の導電パターン
電極73,74や水検知センサ80の導電パターン電極
83,84が短絡し、CPU200の入力ポートT1の電
位がゼロになる。
【0052】CPU200は、入力ポートT1の電位が
ゼロになることにより水が浸入してきたと判断し、スイ
ッチ回路105のトランジスタTRをオンさせてヒュー
ズF3を溶断させるとともに、駆動回路101,102が
駆動されていればその駆動を停止させてリレースイッチ
LR1,LR2をオフにする。
【0053】水検知センサ70,80は乾燥機本体11
の吸気口14,吹出口61の近傍に設けられているの
で、その吸気口14や吹出口61から浸入してきた水
を、この水が電動送風機31のモータ34やヒータ90
に到達する前に検出することができ、そのモータ34や
ヒータ90に水が入る前にリレースイッチLR1,LR2
をオフすることができる。このため、電動送風機31の
モータ34やヒータ90に水が入ってきてもモータ34
やヒータ90の漏電や短絡を確実に防止することがで
き、使用者がシンク内に落ちたエアー式乾燥機10を取
り出すためにシンク内の水に手を入れた際に感電してし
まうことを確実に防止することができる。
【0054】ところで、モータ34はモータカバー31
とモータケース50と上下ケース13,12とで覆われ
ているため、モータ34内に水が入ってしまうと非常に
乾きにくく、このため、モータ34の周囲が乾いていて
もモータ34内が濡れたままの状態にある場合がある。
この状態で、電源スイッチS1を入れるとモータ34が
短絡したり漏電したりする虞があるが、ヒューズF3が
溶断されていることにより、3端子レギュレータ104
から電源がCPU200に供給されない。このため、電
源スイッチS1を入れてもCPU200は作動せず、リ
レースイッチLR1はオフしたままであり、モータ34
に100Vの電圧が供給されない。このため、モータ3
4内が濡れていることによる短絡や漏電が未然に防止さ
れる。
【0055】さらに、乾燥機本体11内に入った水が収
納部16の収納ケース17に入っても、第1回路基板1
8に設けられた強電回路130が第1回路基板18ごと
ポッテイング材19によって覆われた状態となっている
ことにより、その強電回路130は水に浸ることがな
く、このため強電回路130から漏電したりその強電回
130が短絡してしまうことも防止される。このため、
確実に感電や短絡事故を防止することができる。
【0056】エアー式乾燥機10が台所のシンク等に落
ちなくとも、乾燥機本体11の吸気口14や吹出口61
から水が誤って入ってしまった場合にも、上記と同様に
して電動送風機31のモータ34やヒータ90の短絡事
故や、強電回路130の短絡事故を未然に防止すること
ができる。
【0057】ところで、水検知センサ70は、図9に示
すように導電パターン電極73,74を裏側にして基板
72をファンケース41に取り付けていることにより、
静電気を帯びた手を乾燥機本体11の吸気口14に触れ
ても、その静電気によって導電パターン電極73,74
が短絡してしまうことを防止することができ、静電気に
よる水検知センサ70の誤動作を防止することができ
る。
【0058】また、基板72の表面72Aがファンケー
ス41の閉塞板43から所定距離離間していることによ
り、ファンケース41に水滴が付着して垂れてきても、
その水滴により水検知センサ70の導電パターン電極7
3,74が短絡してしまうことが防止され、結露などの
水滴による誤動作を防止することができる。
【0059】さらに、水検知センサ70の基板72に
は、導電パターン電極73,74間にスリット75が形
成されているので、導電パターン電極73,74間にゴ
ミが溜まってしまうことが防止され、その溜まったゴミ
によって導電パターン電極73,74が短絡してしまう
ことが防止される。また、水検知センサ70の基板72
が垂直に取り付けられているので、基板72の両面にゴ
ミが溜まりにくいものとなっており、導電パターン電極
73,74間が溜まったゴミによってさらに短絡しにく
いものとなっている。
【0060】水検知センサ80についても、基板72の
上面に導電パターン電極83,84を形成し、また、導
電パターン電極83,84間にスリット85を形成して
いるので、上記と同様な効果を得ることができる。
【0061】また、エアー式乾燥機10は卓上型なの
で、持ち運びが自由であり、いろいろな場所で使用する
ことができ、非常に使用勝手がよいものとなる。 [第2実施形態]図11は第2実施形態のエアー式乾燥
機210を示したものである。この第2実施形態のエア
ー式乾燥機210は、ファンケース41の多数の吸気孔
44に対向して位置に水検知センサ170を設けたもの
である。
【0062】この水検知センサ170は、図12に示す
ように、ほぼ方形状の基板171の表面171Aに上下
方向に沿って平行に延びた複数の導電パターン電極17
3と、これら導電パターン電極173間であって且つ上
下方向に沿って平行に延びた複数の導電パターン電極1
74とを形成し、さらに、複数の導電パターン電極17
3を連結パターン電極175で連結し、複数のパターン
電極174を連結パターン電極176で連結したもので
ある。
【0063】また、基板171には各導電パターン電極
173,174間には上下方向に延びたスリット177
が形成され、吸気口14から吸気された空気がこのスリ
ット177を介してファンケース41の吸気孔44に吸
気されていくようになっている。すなわち、スリット1
77は吸気風路210の一部を形成しており、このスリ
ット177に空気が流れることにより、スリット177
にゴミが溜まってしまうことを確実に防止することがで
き、その溜まったゴミによって導電パターン電極17
3,174が短絡してしまうことを確実に防止すること
ができる。
【0064】水検知センサ170は、水検知センサ70
と同様に導電パターン電極173,174が形成されて
いる基板171の面171を内側にしてネジボスB1に
取り付けられている。
【0065】この第2実施形態によれば、ファンケース
41の多数の吸気孔44に対向して水検知センサ170
を設けたものであるから、エアー式乾燥機210がどの
ような状態になっても、すなわち、図11の状態のまま
水没しても、あるいは逆さまや転倒した状態で台所のシ
ンク等に落ちても、乾燥機本体11内に入ってきた水を
いち早く検知することができる。
【0066】この第2実施形態では、水検知センサ17
0を吸気風路210内に設けているが、排気風路220
内に設けてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、空気を吹き出す吹出口と空気を吸気する吸気口
とを設けた本体と、この本体内に設けられ前記吸気口か
ら空気を吸気するとともにこの吸気した空気を前記吹出
口から吐き出させる電動送風手段とを備えたエアー式乾
燥機であって、水が本体内に浸入してきたことを検知す
る水検知センサを本体内に設けたものであるから、本体
内に誤って水が浸入してしまった場合、その浸入してき
た水を水検知センサによって検知することができる。
【0068】請求項2の発明によれば、水検知センサが
本体内に浸入してきた水を検知したとき、前記電動送風
手段への電源供給を遮断するものであるから、本体内に
浸入してきた水によって電動送風手段が短絡してしまう
ことや電動送風手段から漏電してしまうことを未然に防
止することができる。
【0069】請求項3の発明によれば、吹出口から吐き
出される空気を暖めるヒータを備え、水検知センサが本
体内に浸入してきた水を検知したとき、電動送風手段お
よびヒータへの電源供給を遮断するものであるから、本
体内に浸入してきた水によって電動送風手段やヒータが
短絡してしまうことや、電動送風手段やヒータから漏電
してしまうことを未然に防止することができる。
【0070】請求項4の発明によれば、水検知センサが
本体内に浸入してきた水を検知したとき、電動送風手段
を制御する制御回路の電源を遮断するようにしたもので
あるから、本体内に浸入してきた水によって電動送風手
段が短絡してしまうことや、電動送風手段から漏電して
しまうことを未然に防止することができる。
【0071】請求項5の発明によれば、電源回路から出
力される電圧を所定の直流電圧にして出力するレギュレ
ータと、前記電源回路とレギュレータとの間に介在され
たヒューズと、このヒューズに過電流を流してヒューズ
を溶断させるスイッチ回路とを備え、制御回路は、水検
知センサが本体内に浸入してきた水を検知したとき、前
記スイッチ回路をオンさせてヒューズに過電流を流すこ
とによりヒューズを溶断させて電源を遮断するようにし
たものであるから、モータ周囲が乾いていてもモータ内
が濡れていることによる短絡や漏電を未然に防止するこ
とができる。
【0072】請求項6の発明によれば、電源回路を含む
100V系の強電回路を構成する電子部品と回路基板を
ポッテイング材で覆ったものであるから、本体内に水が
入っても、強電回路は水に浸ることがなく、このため強
電回路から漏電したりその強電回が短絡してしまうこと
が防止される。
【0073】請求項7の発明によれば、エアー式乾燥機
を卓上型にしたものであるから、自由に持ち運びがで
き、いろいろな場所で使用することができ、非常に使用
勝手がよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るエアー式乾燥機の外観を示した
斜視図である。
【図2】図1のエアー式乾燥機を背後から見た斜視図で
ある。
【図3】この発明に係るエアー式乾燥機の構成を示した
断面図である。
【図4】図3のエアー式乾燥機の電動送風機ユニットの
構成を示した断面図である。
【図5】図4の電動送風機ユニットを示した背面図であ
る。
【図6】ファンケース41の一部を拡大した斜視図であ
る。
【図7】水検知センサを示した平面図である。
【図8】図7の水検知センサの断面図である。
【図9】水検知センサの取付状態を示した拡大説明図で
ある。
【図10】エアー式乾燥機の制御系の構成を示したブロ
ック図である。
【図11】第2実施形態のエアー式乾燥機の構成を示し
た断面図である。
【図12】第2実施形態の水検知センサを示した正面図
である。
【符号の説明】
10 エアー式乾燥機 11 乾燥機本体 14 吸気口 31 電動送風機(電動送風手段) 61 吹出口 70 水検知センサ 80 水検知センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気を吹き出す吹出口と空気を吸気する吸
    気口とを設けた本体と、この本体内に設けられ前記吸気
    口から空気を吸気するとともにこの吸気した空気を前記
    吹出口から吐き出させる電動送風手段とを備えたエアー
    式乾燥機であって、 水が本体内に浸入してきたことを検知する水検知センサ
    を本体内に設けたことを特徴とするエアー式乾燥機。
  2. 【請求項2】前記水検知センサが本体内に浸入してきた
    水を検知したとき、前記電動送風手段への電源供給を遮
    断することを特徴とする請求項1に記載のエアー式乾燥
    機。
  3. 【請求項3】前記吹出口から吐き出される空気を暖める
    ヒータを備え、 前記水検知センサが本体内に浸入してきた水を検知した
    とき、前記電動送風手段およびヒータへの電源供給を遮
    断することを特徴とする請求項1に記載のエアー式乾燥
    機。
  4. 【請求項4】前記水検知センサが本体内に浸入してきた
    水を検知したとき、前記電動送風手段を制御する制御回
    路の電源を遮断することを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載のエアー式乾燥機。
  5. 【請求項5】電源回路から出力される電圧を所定の直流
    電圧にして出力するレギュレータと、前記電源回路とレ
    ギュレータとの間に介在されたヒューズと、このヒュー
    ズに過電流を流してヒューズを溶断させるスイッチ回路
    とを備え、 前記制御回路は、水検知センサが本体内に浸入してきた
    水を検知したとき、前記スイッチ回路をオンさせてヒュ
    ーズに過電流を流すことによりヒューズを溶断させて、
    前記電源を遮断することを特徴とする請求項4に記載の
    エアー式乾燥機。
  6. 【請求項6】前記電源回路を含む100V系の強電回路
    を構成する電子部品と回路基板をポッテイング材で覆っ
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか
    1つに記載のエアー式乾燥機。
  7. 【請求項7】前記エアー式乾燥機を卓上型にしたことを
    特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記
    載のエアー式乾燥機。
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