JP2001137165A - 電気掃除機用吸込口体及び電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機用吸込口体及び電気掃除機

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JP2001137165A
JP2001137165A JP32077799A JP32077799A JP2001137165A JP 2001137165 A JP2001137165 A JP 2001137165A JP 32077799 A JP32077799 A JP 32077799A JP 32077799 A JP32077799 A JP 32077799A JP 2001137165 A JP2001137165 A JP 2001137165A
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suction
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Seiji Ishii
清司 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性の向上を図ることのできる電気掃除機
用吸込口体及び電気掃除機を提供する。 【解決手段】 吸気口12に臨んで回転自在に支持され
る回転ブラシ2と、回転ブラシ2を回転駆動する電動機
3と、電動機3を駆動する駆動回路4とを備えた電気掃
除機用吸込口体1において、電気掃除機用吸込口体1の
水平に対する傾きを検知する傾き検知部43を設け、傾
き検知部43の検知結果に基づいて電動機3の駆動を制
御した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被掃除面の塵埃を
掻上げる回転ブラシを有し、電気掃除機本体の駆動によ
り吸気口から吸気流とともに塵埃を吸い込む電気掃除機
用吸込口体及び電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機用吸込口体(以下「吸
込口体」という)は床面に対峙する吸気口に臨んで回転
ブラシが設けられている。回転ブラシは吸込口体内に設
置される電動機により回転駆動され、床面の塵埃を掻上
げて吸気とともに吸気口から吸い込むようになってい
る。
【0003】吸込口体には延長パイプを介して使用者が
把持するハンドル部が連結され、ハンドル部には操作ス
イッチが設けられている。操作スイッチの操作により回
転ブラシの回転速度の変更や回転停止を行うことができ
るが、回転ブラシの回転中に使用者や子供等が誤って回
転ブラシに手を触れても回転ブラシは停止せず巻込まれ
て怪我をする可能性がある。
【0004】このため、特開平7−67814号公報に
開示される電気掃除機用吸込口体は下面に安全スイッチ
が設けられている。そして、吸込口体を床面から持上げ
た際や吸込口体をひっくり返した時に安全スイッチが働
いて回転ブラシの回転が停止されるようになっている。
これにより、使用者や子供等が床面から離れた回転ブラ
シに手を触れても怪我をすることなく安全に使用できる
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の電気掃除機用吸込口体によると、吸込口体の移動
停止中であっても吸込口体が床面に当接した状態では安
全スイッチが働かずに回転ブラシが回転している。この
時、大人が目を離した隙に小さい子供が誤って吸込口体
の前部から手指を差入れると回転ブラシに巻込まれて骨
折等の怪我をする可能性があり、なお安全性が低い問題
があった。
【0006】本発明は、安全性の向上を図ることのでき
る電気掃除機用吸込口体及び電気掃除機を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電気掃除機用吸込口体は、吸気口に臨んで回
転自在に支持される回転ブラシと、前記回転ブラシを回
転駆動する駆動部と、前記駆動部による前記回転ブラシ
の駆動を制御する駆動回路とを備えた電気掃除機用吸込
口体において、電気掃除機用吸込口体の被掃除面に対す
る傾きを検知する傾き検知部を設け、前記傾き検知部の
検知結果に基づいて前記駆動部による前記回転ブラシの
駆動を制御したことを特徴としている。この構成による
と、電気掃除機用吸込口体が被掃除面に対して傾斜する
と傾き検知部が検知し、駆動回路を介して駆動部による
回転ブラシの回転が制限される。
【0008】また、本発明の電気掃除機用吸込口体は、
吸気口に臨んで回転自在に支持される回転ブラシと、前
記回転ブラシを回転駆動する電動機から成る駆動部と、
前記駆動部を駆動する駆動回路とを備えた電気掃除機用
吸込口体において、電気掃除機用吸込口体の水平に対す
る傾きを検知する傾き検知部を設け、前記傾き検知部の
検知結果に基づいて前記駆動部の駆動を制御したことを
特徴としている。この構成によると、電気掃除機用吸込
口体が水平に対して傾斜すると傾き検知部が検知し、駆
動回路を介して電動機が減速または停止される。
【0009】また本発明は、上記構成の電気掃除機用吸
込口体において、前記傾き検知部は、傾き角度に応じた
電気信号を出力するジャイロを有することを特徴として
いる。この構成によると、電気掃除機用吸込口体が水平
に対して傾くとそれに伴ってジャイロが傾き、ジャイロ
の傾き角度に応じて電気信号が出力される。そして、該
電気信号により駆動部による回転ブラシの回転が制御さ
れる。
【0010】また本発明は、上記構成の電気掃除機用吸
込口体において、前記回転ブラシを保持する本体ケース
と、前記本体ケースに対して回動自在に支持されて吸気
が通る駆動パイプとを備え、前記傾き検知部を前記駆動
パイプよりも前方に配した特徴としている。この構成に
よると、本体ケースに対して傾斜可能な駆動パイプには
傾き検知部は設けられず、電気掃除機用吸込口体の水平
に対する傾きを確実に検知できる。
【0011】また本発明の電気掃除機は、上記各構成の
電気掃除機用吸込口体を備えたことを特徴としている。
【0012】また本発明は、上記構成の電気掃除機にお
いて、前記傾き検知部の検知結果によらず前記駆動部に
より前記回転ブラシを駆動できる切換手段を設けたこと
を特徴としている。この構成によると、切換手段を切り
替えることにより、電気掃除機用吸込口体が傾斜しても
回転ブラシが回転停止されずに掃除が行うことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は一実施形態の電気掃除機用吸
込口体を備えた電気掃除機の外観図である。電気掃除機
は電動送風機(不図示)が内装される本体部59に吸引
ホース53が連結されている。吸引ホース53の端部に
は使用者が把持するハンドル部51を有する連結部材5
2が設けられている。
【0014】ハンドル部51には上記電動送風機及び後
述する回転ブラシを操作する操作部54が設けられてい
る。連結部材52には延長パイプ56を介して吸込口体
1が接続されている。また、本体部59内から吸込口体
1内に電力を供給する導電線57が吸引ホース53及び
延長パイプ56に固着されており、吸込口体1に設けら
れる導電線58と接続されるようになっている。
【0015】吸込口体1の側面断面図を図2に示すと、
吸込口体1は上ケース7と吸気口12を有する下ケース
8とを重ね合せて外形が形成されている。吸込口体1の
前部及び側部にはバンパー23が上ケース7と下ケース
8とに挟持され、壁面との衝突に対して吸込口体1を保
護するようになっている。また、断面円形のブラシ支持
部材2a上にブラシ25及び可撓性のブレード24が螺
旋状に1条または複数条形成された回転ブラシ2が吸気
口12に臨んで回転自在に配されている。
【0016】上ケース7の前方上部には上部カバー9に
より開閉可能に覆われた開口部7aが設けられ、上部カ
バー9を取り外すことにより回転ブラシ2に絡み付いた
糸屑等を容易に除去できるようになっている。吸気口1
2の後方にはゴム等の可撓性部材から成るシール材13
が設けられ、床面に接して吸気口12部分の気密性が高
くなるようにしている。
【0017】下ケース8の前部及び後部には下ケース8
から突出するローラー14及び車輪15が回転自在に設
けられ、床面と吸気口12との距離を保持して吸込口体
1を移動させるようになっている。また床面が絨毯等の
場合にはローラー14及び車輪15が埋没して下ケース
8がソリとして機能し、吸込口体1をスムーズに移動さ
せるようになっている。
【0018】上ケース7を取外した状態の吸込口体1の
上面図を図3に示す。吸込口体1の後部には軸部10a
で上ケース7と下ケース8に枢支される駆動パイプ10
が設けられている。駆動パイプ10には延長パイプ56
(図1参照)に接続される吸引パイプ11が外嵌されて
いる。これにより延長パイプ56の仰角を可変できるよ
うになっている。
【0019】図2、図3において、回転ブラシ2が横設
される回転ブラシ室16は吸気通路17を介して駆動パ
イプ10に連通している。従って、電動送風機の吸引力
により吸気口12からの吸気が吸気通路17、駆動パイ
プ10、吸引パイプ11を通って本体部59(図1参
照)に導かれ、吸塵が行われるようになっている。
【0020】吸気通路17の上部にはブリッジ5で囲ま
れる配線通路44が形成されている。吸気通路17の両
側部には回路基板4が配される回路室21と、回転ブラ
シ2を駆動する電動機3が配される電動機室20とが設
けられている。そして、電動機3と回路基板4とは配線
通路44を通る配線6により接続されている。
【0021】また、配線通路44内には吸込口体1の水
平に対する傾きを検知するジャイロ43が設けられ、配
線(不図示)を介して回路基板4に接続されている。ジ
ャイロ43には圧電素子を利用したセラミックジャイロ
が用いられ、吸込口体1の前進、後退時の加速度の影響
を受けることなく確実に傾きを検出することができるよ
うになっている。
【0022】電動機室20の後部には開口部27が設け
られている。また、駆動パイプ10には配線通路44に
連通する貫通孔(不図示)が設けられている。電動送風
機の吸引力により電動機室20内には開口部27から矢
印D1に示すように吸気が取込まれる。電動機3には通
気孔(不図示)が設けられ、通気孔から矢印D2のよう
に電動機3内を通る吸気は配線通路44を通って矢印D
3のように駆動パイプ10に導かれる。これにより、電
動機3の冷却が行われるようになっている。
【0023】回転ブラシ2のブラシ支持部材2aの両端
に挿設される軸部2bは軸受ホルダー29に覆われる軸
受28に嵌挿され、回転ブラシ2が回転自在に支持され
ている。図3のB−B断面図を図4に示すと、下ケース
8には軸受ホルダー29の側面を保持するリブ30、3
1が形成されている。また、上ケース7及び下ケース8
には軸受ホルダー29の上下面を保持するリブ32、3
3が形成されている。これにより回転ブラシ2の位置決
めが行われている。
【0024】電動機3の電動機軸3aにはプーリ37が
一体化されている。プーリ37は軸受ホルダー19に覆
われる軸受18により支持されている。軸受ホルダー1
9は下ケース8に形成されるリブ34により保持されて
いる。プーリー37は回転ブラシ2と一体に設けられる
プーリー38にベルト39により連結されており、電動
機3の駆動により回転ブラシ2が回転するようになって
いる。
【0025】回路基板4には電動機3を駆動する駆動回
路が形成され、該駆動回路は図5の回路図に示すよう
に、電源部61、比較部62、制御部63及び傾き検知
部64を有している。
【0026】電源部61は、ダイオードD1、抵抗R
2、R3、R4、R5、トランジスタQ1、ツェナダイ
オードZD1、コンデンサC2を有している。商用電源
eにはダイオードD1が接続される。そして、抵抗R2
を介してトランジスタQ1のコレクタが接続される。ト
ランジスタQ1のベースはツェナダイオードZD1を介
して接地され、トランジスタQ1のコレクタとベースの
間には抵抗R3が配される。トランジスタQ1のエミッ
タはコンデンサC2を介して接地されている。
【0027】商用電源eはダイオードD1により半波整
流される。そして、トランジスタQ1、抵抗R2、R
3、ツェナダイオードZD1により定電圧に安定化さ
れ、コンデンサC2により平滑化される。これにより、
傾き検知部64を構成するジャイロIC2(図2におけ
る43)及びオペアンプIC2の電源電圧Vccとして定
電圧が供給されるようになっている。また、電源電圧V
ccの生成直後に操作部54(図1参照)に設けられる切
替スイッチSW2が接続されている。
【0028】トランジスタQ1のエミッタには、コンデ
ンサC2と並列に抵抗R4、R5が直列配置されてい
る。トランジスタQ1のエミッタ電圧は、抵抗R4、R
5により分圧され、ジャイロIC2が傾斜していない状
態を示す標準電圧VrefとしてジャイロIC2に供給さ
れる。
【0029】ジャイロIC2の特性を図7に示すと、吸
込口体1の前部が浮上して吸込口体1が傾斜するとジャ
イロIC2の傾き角度が変化してジャイロIC2から該
傾き角度に応じた出力電圧Voutが出力されようになっ
ている。図7において、縦軸はジャイロIC2の出力電
圧Voutを示し、横軸はジャイロIC2の傾き角度αを
示している。
【0030】比較部62は、オペアンプIC1、抵抗R
6、R7、R8、R9、R10、ボリュームVR及びツ
ェナダイオードZD2から構成されている。トランジス
タQ1のエミッタには抵抗R9、ボリュームVR、抵抗
R10が直列に配され、接地されている。ボリュームV
R及び抵抗R10と並列にツェナダイオードZD2が配
されている。
【0031】ジャイロIC2の出力端子はオペアンプI
C1の反転入力端子に接続されている。ボリュームVR
の可変電極はオペアンプIC1の非反転入力端子に接続
されている。オペアンプIC1の出力端子は、抵抗R6
を介してトランジスタQ1のエミッタに接続されるとと
もに、抵抗R8を介して非反転入力端子に接続されてい
る。
【0032】前述の図7に示すように、吸込口体1が傾
斜して吸込口体1と床面との間に人間の手指が挿入可能
となる直前にジャイロIC2の傾き角度αが角度α0と
なるとすると、その時の出力電圧(以下「基準電圧」と
いう)V1がオペアンプIC1の非反転入力端子に入力
されるように抵抗R9、ボリュームVR、抵抗R10が
決められている。
【0033】そして、オペアンプIC1により基準電圧
V1とジャイロIC2の出力電圧Voutとが比較され、
出力電圧V2を出力するようになっている。オペアンプ
IC1の出力電圧V2は、ジャイロIC2の出力電圧V
ccが基準電圧V1以下の場合は、抵抗R6によりプルア
ップされた電位(Vcc)に維持される。
【0034】また、ジャイロIC2の出力電圧Vccが基
準電圧V1を越えると、出力電圧V2はグランド電位と
なる。従って、ジャイロIC2の傾き角度αに対する比
較部62の出力電圧V2は図8に示すようになる。図8
において、縦軸は比較部62の出力電圧V2を示し、横
軸はジャイロIC2の傾き角度αを示している。
【0035】制御部63は、トライアックTRY、抵抗
R1とコンデンサC1から成るスナバ回路、ダイオード
D2、D3、D4、D5から成るダイオードブリッジ回
路、フォトカプラPC、抵抗R11を有している。
【0036】オペアンプIC1の出力端子から抵抗R7
を介して接続されるフォトカプラPCのフォトダイオー
ド側は他端が接地されている。フォトカプラPCのフォ
トトランジスタ側は、抵抗R11を介してダイオードブ
リッジ回路に接続される。フォトカプラPCはオペアン
プIC1の出力電圧V2に応じてオン/オフされる。抵
抗R11はフォトカプラPCのフォトトランジスタ電流
を制限して、電動機3の回転数を所望の回転数にするた
めに設けられる。
【0037】ダイオードブリッジ回路は商用電源eから
の電圧をトライアックTRYのゲートに印加するゲート
回路を構成し、フォトカプラPCのオン/オフに応じて
ゲート電圧が加わってトライアックTRYがオン/オフ
される。トライアックTRYの第1アノードは操作部5
4(図1参照)に設けられる駆動スイッチSW1を介し
て接地され、第2アノードには電動機3が接続されてい
る。
【0038】また、トライアックTRYにはスナバ回路
が並列に配されている。尚、電動機3と直列に配される
サーミスタPTCは電動機3が過負荷になったとき電流
を制限して電動機3の焼損を防止するために設けられて
いる。
【0039】上記構成の駆動回路において、切替スイッ
チSW2がオンされると、商用電源eは電源部61によ
り直流に変換される。そして、ジャイロIC2、オペア
ンプIC1に電源電圧Vccが供給され、標準電圧Vref
がジャイロIC2に供給される。
【0040】吸込口体1が略水平に配され、ジャイロI
C2の傾き角度が角度α0以下の場合には、ジャイロI
C2の出力電圧Voutは基準電圧V1以下である。この
為、オペアンプIC1は基準電圧V1と比較して出力電
圧V2として電位Vccが出力される。その結果フォトカ
プラPCがオンされ、トライアックTRYはオン状態と
なる。この状態で駆動スイッチSW1が入れられると、
電動機3に給電され、回転ブラシ2(図2参照)が回転
駆動される。
【0041】吸込口体1が傾斜し、ジャイロIC2の傾
き角度が角度α0を越えると、ジャイロIC2の出力電
圧Voutは基準電圧V1を越える。この為、オペアンプ
IC1は基準電圧V1と比較して出力電圧V2としてグ
ランド電位が出力される。その結果フォトカプラPCが
オフされ、トライアックTRYはオフ状態となる。従っ
て、電動機3は給電停止され、回転ブラシ2が回転停止
される。
【0042】従って、図6に示すように、吸込口体1の
前方が浮上して人間の手指Fが挿入可能な程度に傾斜す
ると回転ブラシ2が回転停止されるので、安全性の向上
を図ることができる。尚、切替スイッチSW2をオフに
すると、トライアックTRYは常にオン状態となり、床
面が傾斜している場合に回転ブラシ2を回転停止させる
ことなく掃除を行うことが可能となる。
【0043】また、図5において破線で示すように、ト
ライアックTRYと並列に抵抗R12を設けることによ
り、吸込口体1が傾斜してトライアックTRYがオフの
時には抵抗R12介して電動機3に給電される。この
時、抵抗12を適切に選択することにより、電動機3を
減速させることが可能となる。
【0044】尚、本実施形態において、電動機により回
転ブラシを駆動しているが、吸気により回転するタービ
ンファンを用いて回転ブラシを駆動する電気掃除機用吸
込口体についても吸込口体の傾斜角度に応じて回転ブラ
シを停止させることができる。即ち、回転ブラシとター
ビンファンとを電動式のクラッチを介して連結し、傾き
検知部の検知結果に基づいて該クラッチを遮断すること
により回転ブラシを停止させることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によると、電気掃除機用吸込口体
の傾きを検知する傾き検知部の検知結果により回転ブラ
シの回転を制御するため、電気掃除機用吸込口体の前方
が浮上して人間の手指が挿入可能な程度に傾斜すると回
転ブラシが回転停止または減速される。従って、大人が
目を離した隙に小さい子供が誤って電気掃除機用吸込口
体の前部から手指を差入れ、回転ブラシに巻込まれて骨
折等の怪我をする危険を回避し、安全性の向上を図るこ
とのできる。
【0046】また本発明によると、傾き角度に応じた電
気信号を出力するジャイロを用いることにより電気掃除
機用吸込口体の前方が浮上して傾斜すると傾き角度に応
じてジャイロの出力電圧が可変される。従って、電気掃
除機用吸込口体の水平に対する傾きを簡単に検知するこ
とができる。
【0047】また、本発明によると、本体ケースに対し
て傾斜する駆動パイプより前方に傾き検知部を配するこ
とにより、電気掃除機用吸込口体の正確な傾きを検知す
ることができる。
【0048】また、本発明によると、前記傾き検知部の
検知結果によらず前記電動機を駆動できる切換手段を設
けることにより、床面が傾斜面であっても回転ブラシを
停止させずに掃除を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の電気掃除機用吸込口体
を備えた電気掃除機の外観図である。
【図2】 本発明の実施形態の電気掃除機用吸込口体
の側面断面図である。
【図3】 本発明の実施形態の電気掃除機用吸込口体
の上面図である。
【図4】 図3におけるB−B断面図である。
【図5】 本発明の実施形態の電気掃除機用吸込口体
の回路図である。
【図6】 本発明の実施形態の電気掃除機用吸込口体
の傾斜状態を示す側面断面図である。
【図7】 本発明の実施形態の電気掃除機用吸込口体
のジャイロの出力電圧を示す図である。
【図8】 本発明の実施形態の電気掃除機用吸込口体
のオペアンプの出力電圧を示す図である。
【符号の説明】
1 吸込口体 2 回転ブラシ 3 モータ 4 回路基板 5 ブリッジ 6 配線 7 上ケース 8 下ケース 9 上部カバー 10 駆動パイプ 11 吸引パイプ 12 吸気口 14 ローラー 15 車輪 16 回転ブラシ室 17 連絡通路 18、28 軸受 19、29 軸受ホルダー 20 モータ室 21 回路室 23 バンパー 24 ブレード 25 ブラシ 37、38 プーリー 43 ジャイロ 44 配線通路 51 ハンドル部 52 連結部材 53 吸引ホース 54 操作部 56 延長パイプ 59 本体部 61 電源部 62 比較部 63 傾き検知部 64 制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口に臨んで回転自在に支持される回
    転ブラシと、前記回転ブラシを回転駆動する駆動部と、
    前記駆動部による前記回転ブラシの駆動を制御する駆動
    回路とを備えた電気掃除機用吸込口体において、電気掃
    除機用吸込口体の被掃除面に対する傾きを検知する傾き
    検知部を設け、前記傾き検知部の検知結果に基づいて前
    記駆動部による前記回転ブラシの駆動を制御したことを
    特徴とする電気掃除機用吸込口体。
  2. 【請求項2】 吸気口に臨んで回転自在に支持される回
    転ブラシと、前記回転ブラシを回転駆動する電動機から
    成る駆動部と、前記駆動部を駆動する駆動回路とを備え
    た電気掃除機用吸込口体において、電気掃除機用吸込口
    体の水平に対する傾きを検知する傾き検知部を設け、前
    記傾き検知部の検知結果に基づいて前記駆動部の駆動を
    制御したことを特徴とする電気掃除機用吸込口体。
  3. 【請求項3】 前記傾き検知部は、傾き角度に応じた電
    気信号を出力するジャイロを有することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の電気掃除機用吸込口体。
  4. 【請求項4】 前記回転ブラシを保持する本体ケース
    と、前記本体ケースに対して回動自在に支持されて吸気
    が通る駆動パイプとを備え、前記傾き検知部を前記駆動
    パイプよりも前方に配した特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれかに記載の電気掃除機用吸込口体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    電気掃除機用吸込口体を備えたことを特徴とする電気掃
    除機。
  6. 【請求項6】 前記傾き検知部の検知結果によらず前記
    駆動部により前記回転ブラシを駆動できる切換手段を設
    けたことを特徴とする請求項5に記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1832215A2 (en) 2006-03-11 2007-09-12 Vax Limited Upright-type cleaning appliances
WO2008035478A1 (fr) * 2006-09-22 2008-03-27 Sharp Kabushiki Kaisha Nettoyeur électrique
JP2016106749A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 アイリスオーヤマ株式会社 電気掃除機の吸込ヘッド及び電気掃除機
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