JP2001262981A - コンクリート製の取付物の結合方法および結合装置 - Google Patents

コンクリート製の取付物の結合方法および結合装置

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JP2001262981A
JP2001262981A JP2000077651A JP2000077651A JP2001262981A JP 2001262981 A JP2001262981 A JP 2001262981A JP 2000077651 A JP2000077651 A JP 2000077651A JP 2000077651 A JP2000077651 A JP 2000077651A JP 2001262981 A JP2001262981 A JP 2001262981A
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JP2000077651A
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Masatsugu Yonemura
正継 米村
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Yamax Corp
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YAMAX KK
Yamax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はコンクリート製の取付物の結合方法
および結合装置に関し、土木資材としてトンネル等を構
築するコンクリート製のセグメント、排水溝ブロックと
しての側溝ブロック、U形溝ブロック等と蓋、または大
型の暗渠ロック等の被取付物と取付物との芯合わせをし
て誤差を修正し迅速且つ確実に結合しようとする。 【解決手段】 被取付物Nと取付物Pとの衝合端m1
2 の内部に第1のインサート部材2Aと軸芯方向Mに
略交又する半径方向Rに偏騎可能に第2のインサート部
材2Bを設けて相互の芯合わせをして誤差を修正し、係
止ピン体13に第1段階、第2段階の加圧を与えて基端
側および先端側を拡張、変形する係止筒体14を介して
第1、第2のインサート部材を結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート製の取
付物の結合方法および結合装置に関し、例えば土木資材
としてトンネル等を構築するのに用いるコンクリート製
のセグメント、また排水溝ブロックにおけるコンクリー
ト製の側溝ブロック、U形溝ブロック、雨水ブロック、
水路ブロックとそれらの上面に被冠する蓋、また大型の
暗渠ブロックや擁壁ブロック等の幾つかに分割された構
成ブロック材等の被取付物と取付物とよりなるコンクリ
ート二次製品を相互に結合したり、また建築用材として
柱材、梁材、スラブ、外壁パネルや内壁パネル等よりな
る被取付物と取付物を相互に結合するのに最適に使用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば土木資材として例えばトン
ネル等を構築するのにシールド掘削法が採用されてい
る。この時、ピットマシンにより土、岩盤等を掘削した
孔の内周面をコンクリート製のセグメントを内張りして
組上げ、崩落や落盤を防止しながら組上げたセグメント
内に作業空間を確保し、掘削を進める。このセグメント
は図18に示すように正面が略円弧の略板状に形成され
る。そして、ピットマシンにより掘削した孔bの内周面
に多数のセグメントa…を周方向Tおよび軸方向Iにわ
たり多数のピアノ線w,w′によりそれぞれ分担する張
力を加えて内張りがされる。この際、ピアノ線wの張力
を周方向Tに加えるのには、内張するセグメント1…の
外周回りにピアノ線wを所望本数捲回してピアノ線wの
両端部をセグメント1に植設したボルトv等に結着し、
セグメント1…に対して周方向Tにピアノ線wの張力を
かける。またセグメント1…の軸方向Iにわたり多数の
ピアノ線w′…により張力を加えるのは、セグメント1
…の軸方向Iの両端に植設した係止部品としてのボルト
v′,v′間にピアノ線w′を張設することによりセグ
メント1…の軸方向Iに張力をかける。そして、周方向
Tおよび軸方向Iにおいてセグメント1…相互の衝合端
をボルトやナット、継手部品等にて接合する。また道路
の降雨に対する排水を行うには、コンクリート製の道路
に敷設するコンクリート二次製品として側溝ブロック、
U形溝ブロック、雨水ブロック、水路ブロック、暗渠ブ
ロック等があった。また、例えば大型の暗渠ブロックに
は、製作上、また成形上、施工上の便宜等から工場にお
いて上下左右の周囲を囲む壁部を幾つかのコンクリート
製の構成ブロック材に分割して製作し、施工現場におい
てこれらの構成ブロック材を組付けるようにしたものが
ある。すなわち、図19に示すようにコンクリート製の
大型の暗渠ブロックは、暗渠ブロック本体dを上下対向
して端面略コ字状の半体ブロックd1 ,d2 に分割して
設け、該半体ブロックd1 ,d2 の上面または下面に定
着凹部e,e;e,eを対応して設け、これらの定着凹
部e,e;e,e間を連通可能に設けた孔f,f内に鋼
棒g,gを挿通する。そして、この鋼棒g,gの上端ま
たは下端に設けたねじ部g1 ,g2 にナットhを螺合す
ることにより緊結して上下の半体ブロックd1 ,d2
互を結合する構造である。そして、施工には工場におい
て上下2つの半体ブロックd1 ,d2 に分割して製作さ
れる2つのコンクリート製の半体ブロックd1 ,d2
トラック等の車両に載置して施工現場まで運搬する。そ
して、半体ブロックd1 ,d2 に対応して設けた孔f,
f内に挿通される鋼棒g,gの上下に設けたねじ部
1 ,g2 に、ナットhを螺合して緊結することにより
コンクリート製の大型の暗渠ブロックを組付けていた。
また大型の暗渠ブロック本体を工場において分割して製
作するほかの従来例として例えば図20に示すものがあ
る。すなわち、工場において大型の暗渠ブロック本体i
を長手方向X′に交又する方向Y′において幾つか図2
0では断面ロ字状の5個の構成ブロック材i1 ,i 2
3 ,i4 ,i5 に分割して製作する。そして、施工現
場での組付は、これらの5個の構成ブロック材i1 ,i
2 ,i3 ,i4 ,i5 相互を長手方向X′に連続して並
設する。次いで、構成ブロック材i1 ,i2 ,i3 ,i
4 ,i5 の上下左右の四隅に長手方向X′に重合可能に
設けた孔j,j;j,j内に鋼棒kを挿通する。そし
て、この鋼棒kの前端または後端に設けたねじ部k1
2 にナットlを螺合することにより緊結して各構成ブ
ロック材i1 ,i2 ,i3 ,i4,i5 相互を結合して
大型の暗渠ブロックを形成するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図18
に示すように掘削した孔bの内周面にセグメントa…を
内張りして組上げ、崩落や落盤を防止する上記従来のシ
ールド掘削法は、周方向Tおよび軸方向Iにおけるセグ
メントa…相互の衝合端間にボルトを袴設してナットを
螺着するか、継手部品等を用いて接合する構造なので、
セグメントa…相互の接合作業に多くの時間および手間
がかかり、作業能率が悪かった。また図19に示す上記
従来の大型の暗渠ブロックは、端面略コ字状のコンクリ
ート製の半体ブロックd1 ,d2 相互を結合する鋼棒
g,gを挿通するための孔f,fを上下に対向して配置
される半体ブロックd1 ,d2 に開設するのに手間と時
間を多く必要とする。また、半体ブロックd1 ,d2
互の組付けには、鋼棒g,gを半体ブロックd1 ,d2
に設けた孔f,f内に挿入した後に、この鋼棒g,gの
上端または下端に設けたねじ部g1 ,g2 にナットhを
螺合し、緊締する。しかも施工後にはセメントモルタル
やグラウト剤を鋼棒g,gが挿通された孔f,f内に充
填しなければならない。従って施工現場での施工および
組付けに多くの時間と手間が必要となり、作業能率が低
かった。またこの従来の大型の暗渠ブロックは、半体ブ
ロックd1 ,d2 の組付に要する部品、および資材が多
くなり、製作コストおよび資材費が高価になっていた。
また、図20に示す上記従来の大型の暗渠ブロックで
は、長手方向X′に分割された複数個の構成ブロック材
1 ,i2 ,i3 ,i4 ,i5 の四隅に重合可能に設け
た孔j,j,j,j内に鋼棒kを挿入してその前端また
は後端に設けたねじ部k1 ,k2 にナットlにより緊結
するのに、手間と時間とを多く必要とする。しかも、鋼
棒kとナットlとを用いて複数個の構成ブロック材
1 ,i2 ,i 3 ,i4 ,i5 を結合し、組付けること
によって大型の暗渠ブロックとして一体的な剛結性をも
たせようとすると、強大な緊張力が必要になり、完全な
剛結合は期待できない。また、複数個の構成ブロック材
1 ,i2 ,i3 ,i4 ,i5 を複数本の鋼棒k,k,
k,kを用いて一度結合してしまうと、敷設後に構成ブ
ロック材i1 ,,i2 ,i3 ,i4 ,i5 は地盤変動に
応動するという追従性に欠ける。また、構成ブロック材
1 ,i2 ,i3 ,i4 ,i5 相互の接続端面相互間の
止水性に欠けるという不都合があった。これに対して本
発明は、上記従来の大型の暗渠ブロックのようなコンク
リート二次製品の不都合を解決し、製品の製作および運
搬を簡素化し、また施工現場では被取付物に対して取付
物を半径方向に移動させて芯合わせをして誤差を修正し
た後に迅速かつ確実に結合して施工の作業能率を向上す
るとともに構造堅牢に被取付物と取付物相互を確実に結
合し、さらには部品点数が少なく資材費、設備費が低廉
で製作コスト、組付コストを安価にするというコンクリ
ート製の取付物の結合方法および結合装置を提供しよう
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
なされ、その請求項1は被取付物と取付物の内部に第1
のインサート部材と第2のインサート部材を設け、この
うち第2のインサート部材は係止部品により軸長方向に
略交又する半径方向に偏騎可能に取付けられ、係止ピン
体に第1段階の加圧を加えることにより基端側に設けた
第1の加圧斜面部により係止筒体の内部の第1の受圧斜
面部に加圧力を与えて係止筒体の一端側を第1のインサ
ート部材内に拡大変形させて係止筒体の一端を固定し、
該係止筒体を第2のインサート部材内に挿入することに
より第2のインサート部材を係止筒体の軸長方向に対し
て半径方向に移動させて芯合わせした後に第2段階の加
圧を係止ピン体に加えることにより第1の加圧斜面部か
ら所望距離を隔てて係止ピン体に設けた第2の加圧斜面
部により係止筒体の他端側を第2のインサート部材内に
拡大変形させて第1のインサート部材および第2のイン
サート部材に係止筒体を介して被取付物に取付物を取付
けるという手段を採用した。
【0005】また本発明の請求項2は、請求項1におい
て係止ピン体の基端側に設けた第1の加圧斜面部により
係止筒体の内部に設けた第1の受圧斜面部に加圧力を与
えて半径方向に拡大変形される係止筒体の第1のインサ
ート部材に対する断面は、衝合端側が小径であり奥に行
くにつれて径大に変形される断面先拡大形状の拡張斜面
部に形成されるという手段を採用した。
【0006】また本発明の請求項3は、請求項1または
請求項2の何れかにおいて係止ピン体の基端側から所望
距離を隔てて設けられる第2の加圧斜面部により拡大さ
れる係止筒体の第2のインサート部材に対する断面は、
衝合端側が小径であり奥に行くにつれて径大に変形され
る断面先拡大形状の拡張斜面部に形成されることを特徴
とするという手段を採用した。
【0007】また本発明の請求項4は、請求項1、また
は請求項2、請求項3の何れかにおいて係止ピン体の基
端側に設けた第1の加圧斜面部により係止筒体の内部に
設けた第1の受圧斜面部に加圧が与えられて拡大される
係止筒体の第1のインサート部材に対する断面と係止ピ
ン体の基端側から所望距離を隔てて設けられる第2の加
圧斜面部により拡大される係止筒体の第2のインサート
部材に対する断面は、第1のインサート部材と第2のイ
ンサート部材との衝合端側が相互に小径であり奥に行く
につれて径大に変形される断面先拡大形状の拡張斜面部
に形成されることを特徴とするという手段を採用した。
【0008】また本発明の請求項5は、被取付物に対す
る取付物の衝合端に設けられる略筒状の第1のインサー
ト部材と、該第1のインサート部材に対応して取付物の
衝合端に軸長方向に略交又する半径方向に偏騎可能に係
止部品により取付けられた第2のインサート部材と、基
端側には第1の加圧斜面部を設け該加圧斜面部から所望
距離を隔てて第2の加圧斜面部を設けた係止ピン体と、
該係止ピン体の第1段階の加圧により第1の前記加圧斜
面部からの加圧力を受圧して第1のインサート部材に係
止可能に一端側を拡大し変形する第1の受圧斜面部を内
部に設け第2段階の係止ピン体の加圧により第2の前記
加圧斜面部の加圧力を受圧して第2のインサート部材に
係止可能に他端側が拡大し変形される係止筒体とから形
成されるという手段を採用した。
【0009】また本発明の請求項6は、請求項5におい
て第2のインサート部材を取付物内に取付ける係止部品
は、該インサート部材の上部に設けられた結合杆部と、
取付物内に設けられ上部の開放部にキャップが冠脱自在
に設けられる略有底箱形の固定金具と、該固定金具の底
部に設けられ前記結合杆部が遊挿される取付孔と、前記
結合杆部に装着される緊結部品とから成るという手段を
採用した。
【0010】また本発明の請求項7は、請求項5または
請求項6の何れかにおいて第2のインサート部材の上部
に設けられた結合杆部がボルトであり、該ボルトに装着
される緊結部品がナットであることを特徴とするという
手段を採用した。
【0011】また本発明の請求項8は、請求項5、また
は請求項6、請求項7の何れかにおいて第2のインサー
ト部材は、ゴム、合成樹脂発泡材、ばね材等の弾性を有
する弾性支持体を外周に介在して取付物に取付けられる
ことを特徴とするという手段を採用した。
【0012】また本考案の請求項9は、請求項5、請求
項6、請求項7の何れかにおいて第2のインサート部材
は、セメントモルタル、アスファルト、接着剤等の流動
性または半流動性の充填材を外周に介在して該充填材の
固化後に取付物に取付けられることを特徴とするという
手段を採用した。
【0013】また本発明の請求項10は、請求項5、ま
たは請求項6、請求項7、請求項8、請求項9の何れか
において係止ピン体の基端側に設けた第1の加圧斜面部
により係止筒体の内部に設けた第1の受圧斜面部に加圧
力が与えられ半径方向に拡大変形される係止筒体の第1
のインサート部材に対する断面は、衝合端側が小径であ
り奥に行くにつれて径大に変形される断面先拡大形状の
拡張斜面部に形成されることを特徴とするという手段を
採用した。
【0014】また本発明の請求項11は、請求項5、ま
たは請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項
10の何れかにおいて係止ピン体の基端側から所望距離
を隔てて設けられる第2の加圧斜面部により係止筒体に
設けた第2の受圧斜面部に加圧力を与えて拡大し変形さ
れる係止筒体の第2のインサート部材に対する断面は、
衝合端側が小径であり奥に行くにつれて径大に変形され
る断面先拡大形状の拡張斜面部に形成されることを特徴
とするという手段を採用した。
【0015】また本発明の請求項12は、請求項5、ま
たは請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項
10、請求項11の何れかにおいて係止ピン体の基端側
に設けた第1の加圧斜面部により係止筒体の内部に設け
た第1の受圧斜面部に加圧力を与えられて拡大される係
止筒体の第1のインサート部材に対する断面と係止ピン
体の先端側から所望距離を隔てて設けられる第2の加圧
斜面部により係止筒体に設けた第2の受圧部に加圧力を
与えて拡大される係止筒体の第2のインサート部材に対
する断面は、第1のインサート部材と第2のインサート
部材との衝合端が小径であり奥に行くにつれて径大に変
形される断面先拡大形状の拡張斜面部に形成されること
を特徴とするという手段を採用した。
【0016】また本発明の請求項13は、請求項5、請
求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、
請求項11、請求項12の何れかにおいて係止ピン体の
第2段階の加圧を受圧して拡大する第2の受圧斜面部を
係止筒体の内部に第1の受圧斜面部から所望距離を隔て
て形成したことを特徴とするという手段を採用した。
【0017】また本発明の請求項14は、請求項5、ま
たは請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項
10、請求項11、請求項12、請求項13の何れかに
おいて第1の前記インサート部材または第2のインサー
ト部材には、接続されるべき棒状体相互が、螺挿された
り、またはナットを用いて螺着されたり、溶接、接着剤
を用いた接着等の何れかの固着手段により長手方向に対
向端相互が取付けられ結合されることを特徴とするとい
う手段を採用した。
【0018】また本発明の請求項15は、請求項5、ま
たは請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項
10、請求項11、請求項12、請求項13、請求項1
4の何れかにおいて係止筒体の一端または他端の外周に
は前記係止ピン体の第1の加圧斜面部と第2の加圧斜面
部とにより対応して半径方向に加圧可能になる数条の割
溝が軸長方向に形成されたことを特徴とするという手段
を採用した。
【0019】また本発明の請求項16は、請求項5、ま
たは請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項
10、請求項11、請求項12、請求項13、請求項1
4、請求項15の何れかにおいて係止筒体の一端または
他端の外周には、数条の割溝が形成されたことを特徴と
するという手段を採用した。
【0020】また本発明の請求項17は、請求項5、ま
たは請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項
10、請求項11、請求項12、請求項13、請求項1
4、請求項15、請求項16の何れかにおいて取付物ま
たは被取付物は土木資材または建築用材等のコンクート
二次製品に形成され、前記棒状体は該コンクリート二次
製品に配筋される鉄筋であることを特徴とするという手
段を採用した。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面に従って本発明の実施の
形態の具体例を説明する。図1ないし図11はトンネル
を構築する場合に使用するコンクリート製のセグメント
を組付ける場合の本発明の取付物の結合装置の第1実施
態様を示したものである。図5において、1はピットマ
シンにより土、岩盤等を掘削しながら、穿孔後の孔の内
周面に組付けられる正面が略円弧の略板状をなすコンク
リート製の多数のセグメントであり、このセグメント1
…を周方向Tおよび軸方向Iにわたり組上げるのには、
先ず周方向Tに敷設されるセグメント1…の外周回りに
ピアノ線wの張力をかけるようにして周方向Tに多数の
セグメント1…を組上げるようにする点は従来のシール
ド工法と同様であるが、この実施態様では軸方向Iに多
数のセグメント1…を組上げるのには、ピアノ線wの張
力を軸方向Iにかけなくても組上げが行える点が従来と
異なる。
【0022】この実施態様では、既に軸方向Iに組上げ
られた固定的なセグメント1…は施工現場における組付
時には被取付物Nとして使用され、また固定的なセグメ
ント1…に対して軸方向Iに衝合して組付けが行われる
可動的なセグメント1…は取付物Pとして使用される。
【0023】2Aは被取付物Nと取付物Pとを組付ける
場合に、取付物Pに対向して被取付物Nの衝合端に設け
られる略筒状の第1のインサート部材である。2Bは同
じく被取付物Nに対応して取付物Pの衝合端に第1のイ
ンサート部材2Aとは分離して設けられる略筒状の第2
のインサート部材である。これらのインサート部材2
A,2Bは、金属または合成樹脂により形成される。こ
のうち、第1のインサート部材2Aの外径には大径の食
込段部2A1 が形成されることにより第1のインサート
部材2Aを被取付物Nの衝合端m1 に埋込んだ際に抜け
を防止するようにしている。また第2のインサート部材
2Bは後記係止部品5により軸長方向Mに交又する半径
方向Rに偏騎可能に取付けられる。また半径方向Rは図
示の便宜から例えば図1の左右方向のみに矢印を付して
いるが,本書でいう半径方向Rとは図の紙面方向を含む
ものとする。そして、これらのインサート部材2A,2
Bの内部には被取付物Nまたは取付物P相互の衝合端側
1 ,m2 が小径φ1 ,φ2であり奥に行くにつれて径
大φ′1 ,φ′2 となす断面先拡大形状の係止斜面部3
a,4aを有する取付孔3,4が形成される。
【0024】5は第2のインサート部材2Bを取付物P
に取付けるための係止部品であり、この係止部品5はイ
ンサート部材2Bの上部に設けられた結合杆部6と、取
付物P内に設けられ上部の開放部7aにキャップQが冠
脱自在に設けられる略有底箱形の固定金具7と、該固定
金具7の底部7bに設けられ前記結合杆部6が遊挿され
る取付孔7cと、前記結合杆部6に装着される緊結部品
8とから成る。図示する実施態様では第2のインサート
部材2Bの上部に設けられた結合杆部6がボルトであ
り、該ボルトに装着される緊結部品8が螺合自在のナッ
トである。7dは固定金具7の外周に数個が設けられる
環状の食込み突条部であり、この食込み突条部7dは取
付物Pからの固定金具7の抜け出しを防止し、強固に固
定金具7を取付けるためのものである。
【0025】9は第2のインサート部材2Bの外周に介
在することにより第2のインサート部材2Bを取付物P
に取付けるための弾性支持体であり、この弾性支持体9
は例えばゴムやスポンジ等の合成樹脂発泡体10や図に
は示さないがコイルばね等のばね材が使用される。この
ほか第2のインサート部材2Bは、セメントモルタル、
アスファルト、接着剤等の流動性を有する充填材11を
外周に介在することにより第1のインサート部材2Aに
対して第2のインサート部材2Bを軸長方向Mに略交又
する半径方向Rに移動して相互に芯合わせをしてから該
充填材11の固化後に取付物Pに取付けられる。
【0026】12は第2のインサート部材2B内に埋込
まれる固定金具7と第2のインサート部材2Bとの間に
介在させるワッシャーであり、このワッシャー12は結
合杆部6としてのボルトに螺合される緊結部品としての
ナットの緊結によりがたつきや緩みを生ずることなく第
2のインサート部材2Bを取付物Pに取付けるためのも
のである。
【0027】13は基端側に第1の加圧斜面部13aを
設けて該加圧斜面部13aから所望距離l1 を隔てて第
2の加圧斜面部13bを外周に設けた係止ピン体であ
り、この係止ピン体13は剛性を有する構造堅牢な材
料、例えば金属により形成される。そして、この係止ピ
ン体13は第1のインサート部材2Aおよび第2のイン
サート部材2Bの取付孔3,4内に挿入される係止筒体
14に第1段階の加圧と第2段階の加圧とが加えられる
ことにより係止筒体14の一端側14aと他端側14b
とを半径方向Rに拡大して変形する。この結果、係止筒
体14を第1のインサート部材2Aと第2のインサート
部材2Bとの内部に設けた取付孔3,4に夫々係止して
被取付物Nに取付物Pを結合するようにしている。そし
て、係止ピン体13を係止筒体14毎第2のインサート
部材2B内に設けた係止斜面部4a内に挿入することに
より第2のインサート部材2Bを軸長方向Mに略交又す
る半径方向Rに移動させて相互の芯合わせを容易に行う
ようにしている。
【0028】前記係止筒体14は金属製であり、この係
止筒体14は係止ピン体13に第1段階の加圧を加える
ことにより係止ピン体13の基端側に設けた第1の加圧
斜面部13aにより加圧力が与えられて半径方向Rに拡
大される第1の受圧斜面部14cとこの第1の受圧斜面
部14cから所望距離l2 を隔てて係止ピン体13の外
周に設けられた第2の加圧斜面部13bにより加圧力が
与えられて半径方向Rに拡大される第2の受圧斜面部1
4dとを連通して内部に設けている。そして、被取付物
Nと取付物Pとを結合するのに際し係止ピン体13の基
端側に設けた第1の加圧斜面部13aにより係止筒体1
4の内部に設けた第1の受圧斜面部14cに加圧力が与
えられて拡大される係止筒体14の第1のインサート部
材2Aに対する断面S1 と係止ピン体13の基端側から
所望距離l1 を隔てて設けられた第2の加圧斜面部13
bにより係止筒体14の内部に設けた第2の受圧斜面部
14dに加圧力を与えて拡大される係止筒体14の第2
のインサート部材2Bに対する断面S2 は、第1のイン
サート部材2Aと第2のインサート部材2Bとの衝合端
側m1 ,m2 が小径φ1 ,φ2 であり奥に行くにつれて
断面先拡大形状に拡大変形される拡張斜面部14f,1
4gに形成される。そして、この断面先拡大形状の拡張
斜面部14f,14gは、第1のインサート部材2Aと
第2のインサート部材2Bとの衝合端側m1 ,m2 を境
に図では上下略対称形状に形成されることにより引張や
圧縮等の応力に対して抜け出しや緩みが防止され、高強
度に第1のインサート部材2Aと第2のインサート部材
2Bとは結合される(図3、図4参照)。
【0029】図8において14h,14iは係止筒体1
4の一端(基端)または他端(先端側)の外周に数条、
この実施例では4本づつが軸長方向Mに形成された割溝
であり、この割溝14h,14iは、係止筒体14の内
部に係止ピン体13が打撃により圧入される時に、係止
ピン体13の第1の加圧斜面部13aと所望距離l1
隔てて設けられた第2の加圧斜面部13bとの加圧力に
より半径方向Rに加圧されて容易に拡大し、変形可能に
なるように対応する外周に形成される。この実施態様で
は、割溝14h,14iは図8に示すように係止筒体1
4の全長l3 の略半分弱の長さまで係止筒体14の一端
または他端から形成されるが、割溝14h,14iの長
さや設置個数の増減変更はこれに限らない。このように
して割溝14h,14iが係止筒体14の一端または他
端に形成されるので、第1段階および第2段階の加圧力
を係止ピン体13に与えることにより、係止筒体14に
対する係止ピン体13の圧入を抵抗が少なく迅速かつ確
実に行うことができるとともに係止筒体14による結合
を確実になした。
【0030】本発明の結合装置の第1の実施態様は以上
の構成からなり、ピットマシンにより土、岩盤等を掘削
して穿孔する孔の内周面に組上げた既設の被取付物Nと
してのセグメント1…に軸方向Iにわたり取付物Pとし
ての多数のセグメント1…を結合する方法を工程順に説
明する。先ず、被取付物Nとしての既設のセグメント1
…における衝合端m1 の内部の収容孔に埋設した第1の
インサート部材2A内に係止筒体14を挿入する。そし
て、係止筒体14内に係止ピン体13の基端部を挿入
し、第1段階の加圧を加えることにより該係止ピン体1
3の基端側に設けた第1の加圧斜面部13aにより係止
筒体14の内部の第1の受圧斜面部14cに加圧力を与
えて係止筒体14の一端側を第1のインサート部材2A
内に拡大変形させることにより被取付物Nの第1のイン
サート部材2Aに係止筒体14の一端を固定する。この
時、係止ピン体13に第1段階の加圧を加えるには、例
えばハンマー等を用いて打撃することにより容易に行え
る。
【0031】次いで、被取付物Nとしての既設のセグメ
ント1…の衝合端m1 に対して結合すべき取付物Pとし
てのセグメント1…を近接して第1段階の加圧力を加え
て第1のインサート部材2A内の係止筒体14に基端側
が固定された係止ピン体13の先端側を第2のインサー
ト部材2B内に設けた係止斜面部4a内に挿入すること
により第2のインサート部材2Bを係止筒体14の軸長
方向Mに対して半径方向Rに移動して芯合わせを行う。
【0032】この際、取付物Pとしてのセグメント1…
の衝合端内に取付けられる第2のインサート部材2B
は、インサート部材2Bの上部に設けられた結合杆部6
としてのボルトに緊結部品8としてのナットが螺合され
て緊結されているとともに結合杆部6は略有底箱形の固
定金具7の底部7bに設けられた取付孔7c内に遊挿さ
れているので、係止ピン体13の先端側を第2のインサ
ート部材2B内に挿入すると、第1のインサート部材2
Aと第2のインサート部材2Bとが一致せずに軸長方向
Mに略交又する半径方向Rに被取付物Nおよび取付物P
のセグメント1,1、第1のインサート部材2A、第2
のインサート部材2B、係止ピン体13、係止筒体1
4、取付金具7等の製作誤差や取付誤差がある場合に半
径方向Rに第2のインサート部材2Bを移動させること
により容易に芯合わせをして軸芯を相互に一致すること
ができる。
【0033】この時、第2のインサート部材2Bは,ゴ
ム、スポンジ等の合成樹脂発泡材10、またばね材等の
弾性を有する弾性支持体を外周に介在して取付物Pに取
付けられるので、インサート部材2Bが横揺れしたり、
がたつくのが防止される。しかも、図には示さないが第
2のインサート部材2Bが、セメントモルタル、アスフ
ァルト、接着剤等の流動性または半流動性の充填材11
を外周に介在した場合には、充填材11が固化するまで
の間に前述のような操作を行うことにより係止ピン体1
3の先端側を第2のインサート部材2B内に挿入して第
1のインサート部材2Aに対して第2のインサート部材
2Bを半径方向Rに移動させて芯合わせをして軸芯を相
互に一致させる。その後に充填材11が固化後に第2の
インサート部材2Bを取付物Pに固定することができ
る。
【0034】また結合杆部6に対して緊結部品8として
のナットの螺進は、固定金具7の開放部7aを通じてナ
ットを回動操作することにより調整される。調整後は開
放部7aにキャップQを被冠することにより開放部7a
を塞ぐ。
【0035】それから、第2段階の加圧を係止ピン体1
3に加えることにより第1の加圧斜面部13aから所望
距離l1 を隔てて係止ピン体13に設けた第2の加圧斜
面部13bにより係止筒体14の他端側を第2のインサ
ート部材14内に拡大変形させて衝合端側m1 ,m2
小径であり奥に行くにつれて径大となした断面先拡大形
状の取付孔3,4の係止斜面部3a,4aに面接触させ
て係止することにより第1のインサート部材2Aおよび
第2のインサート部材2Bに係止筒体14を介して被取
付物Nに取付物Pを取付けることができる。
【0036】この際、係止ピン体13は被取付物Nとし
ての多数のセグメント1…の衝合端m1 内に設けた第1
のインサート部材2Aに第1段階の加圧を加えて基端側
が取付けられしかも係止ピン体13の基端は第1のイン
サート部材2Aの底面に当接されているので、固定的な
被取付物Nとしてのセグメント1…に対して可動的な取
付物Pとしてのセグメント1…を近接して係止ピン体1
3に対する加圧力を働かすと、係止筒体14の他端側1
4bが第2のインサート部材2B内の係合斜面部4aに
摩擦、係合するため、係止ピン体13は反力により第2
の加圧斜面部13bが第2のインサート部材2Bの受圧
斜面部14dを半径方向Rに拡大変形することにより第
2のインサート部材2B内の係止斜面部4aに拡張斜面
部14gが面接触されて係止する。
【0037】このようにして組付けられる固定側のセグ
メント1…と、可動側のセグメント1…とは、係止ピン
体13に第1段階の加圧を加えることにより係止ピン体
13の基端側に設けた第1の加圧斜面部13aが係止筒
体14の内部に設けた第1の受圧斜面部14cを押圧し
て係止筒体14の一端側14aを拡大、変形させて被取
付物Nとしてのセグメント1…の衝合端側m1 側におい
て小径φ1 であり、奥に行くにつれて径大φ′1 に形成
される断面先拡大形状の取付孔3の係止斜面部3aを通
じて係止筒体14と第1のインサート部材2Aとを結合
させる。しかも係止ピン体13に第2段階の加圧を加え
ることにより係止ピン体13の第1の加圧斜面部13a
から所望距離l1 を隔てて設けられた第2の加圧斜面部
13bが係止筒体14内に設けた第2の受圧斜面部14
dを加圧して係止筒体14の他端側14bを拡大し、変
形させて取付物Pとしてのセグメント1…の衝合端側m
2が小径φ2 であり奥に行くにつれて径大φ′2 に拡大
される第2のインサート部材2Bの断面先拡大形状の取
付孔4の係止斜面部4aに拡張斜面部14gを係止させ
ることにより係止筒体14と第2のインサート部材2B
とを結合させるので、第1のインサート部材2Aおよび
第2のインサート部材2Bに衝合端側m1 ,m2 が小径
φ1 ,φ2 であり奥に行くにつれて径大φ′1 ,φ′2
となした断面先拡大形状の取付孔3,4の拡張斜面部1
4f,14gが収容されて面接触することにより大きな
係止力を発揮するとともに抜け難い構造の係止筒体14
を介して被取付物Nに取付物Pを結合することができ
る。
【0038】上記のような結合方法を採用して被取付物
Nと取付物Pとを結合する結合方法について図4を参照
しながら応力を考察すると、被取付物Nに引張力V1
働くと、この被取付物N内に埋込む等して設けた第1の
インサート部材2Aには伝達力V2 が働く。そして係止
ピン体13に第1段階の打撃を加えることにより衝合端
側m1 が小径φ1 であり、奥に行くのにつれて径大φ′
1 に拡大された係止斜面部3aを有する取付孔3が内部
に設けられた第1のインサート部材2Aに対して内部の
第1の受圧斜面部14cが係止ピン体13の先端側に形
成する第1の加圧斜面部13aに加圧されることによっ
て一端側14aが拡大されて断面先拡大形状に変形をな
す係止筒体14の拡張斜面部14fが前記係止斜面部3
aに面接触して係止することにより係止筒体14には伝
達力V3 が働く。こうして、係止筒体14に伝達力V3
が作用して伝達が行われる。また、図4においてA点、
B点、F点、E点により囲まれる係止筒体14の断面
は、断面先拡大形状の左右対称形に形成されて衝合端側
1 が小径φ1 であり、奥に行くのにつれて径大φ′ 1
となした断面先拡大形状の拡張斜面部14fが第1のイ
ンサート部材2A内に設けた取付孔3の係止斜面部3a
と面接触して密接されるので、A点からF点への方向
へ、またF点からA点の方向へ押圧縮力として係止ピン
体13へ力の伝達がなされる。このように、第1のイン
サート部材2Aと係止筒体14と係止ピン体13とに伝
達された引張力V1 および伝達力V2 ,V3 は、被取付
物Nに結合される取付物P側では、第2のインサート部
材2Bには引張力V6 になって体現し、第2のインサー
ト部材2Bには伝達力V5 が伝達される。しかもこの第
2のインサート部材2Bの内部に衝合端側m2 が小径φ
2 であり奥に行くにつれて径大φ′2 となした断面先拡
大形状に開設した取付孔4の内周の係止斜面部4aに、
係止ピン体13に第2段階の打撃を加えることにより第
1の加圧斜面部13aから所望距離l1 離れた係止ピン
体13の第2の加圧斜面部13bが係止筒体14の第2
の受圧斜面部14dを加圧して係止筒体14の他端側1
4bは外形状が拡大されて変形した拡張斜面部14gが
面接触して係合するので、被取付物Nに取付物Pは構造
堅牢に結合される。
【0039】すなわち、被取付物N内に設けられた第1
のインサート部材2Aと取付物P内に設けられた第2の
インサート部材2Bとの衝合端側m1 ,m2 が小径
φ1 ,φ 2 であり奥に行くにつれて径大φ′1 ,φ′2
となした断面先拡大形状の取付孔3,4の内周に形成さ
れる係止斜面部3a,4aに合致するように単一の係止
ピン体13に第1段階の加圧と第2段階の加圧とが加え
られることにより係止筒体14は衝合端側m1 ,m
2 (図において略中央部)が小径φ1,φ2 であり、被取
付物Nに対して一端側14aおよび取付物Pに対して他
端側14bが径大に拡大し、変形された断面先拡大形状
の拡張斜面部14f,14gに形成されることにより引
張や圧縮に対して係止筒体14は抜け出しや緩みがなく
高強度に被取付物Nと取付物Pとを結合する。このよう
に、単一の係止ピン体13に第1段階の加圧と第2段階
の加圧とを加えることにより簡単な取扱操作により迅速
に係止ピン体13を係止筒体14に圧入することによっ
て上下の一端側14aと他端側14bとが拡張される係
止筒体14が第1のインサート部材2Aと第2のインサ
ート部材2Bとにそれぞれ面接触することにより係止す
るので、引張や圧縮に対して係止筒体14は抜け出しや
緩みがなく高強度に被取付物Nと取付物Pとを結合す
る。
【0040】図12はコンクリート製の大型の暗渠ブロ
ックを形成するのに、本発明の取付物の結合装置を適用
した第2実施態様である。この実施態様において大型の
暗渠ブロック20は、数個の略板状の構成ブロック材と
しての天板部20Aと、この天板部20Aに上下対向す
る底板部20Bと、左右の対向する側板部20C,20
Dとから形成される。これらの天板部20A,底板部2
0B,側板部20C,20Dは工場においてコンクリー
トにより略板状に形成されることにより成形型を単純な
形状になして成形型の製作費を安価にするとともに成形
型からの離型を迅速かつ確実にするほか、倉庫での保管
を重ね積みする等して嵩張ることなくコンパクト化して
多量に収納が行え、また工場から出荷し、施工現場まで
の運搬を容易に行い、さらには施工現場における組付を
迅速かつ確実に行えるようにする等の作業性の向上をは
かる。このうち、左右の側板部20C,20Dは、施工
現場における組付時には被取付物Nとして使用され、ま
た天板部20Aと底板部20Bとは左右の側板部20
C,20Dに対して取付物Pとして使用される。
【0041】そして、暗渠ブロック20を組付けるのに
は、被取付物Nとしての左右の側板部20C,20Dの
上面または下面に対応して設けた第1のインサート部材
2Aに、第1段階の加圧を係止ピン体13に加えて係止
筒体14の一端側14aを拡大して係止させる。次で長
手方向X′または半径方向Rに第2のインサート部材2
Bを第1のインサート部材2Aに対して移動し、取付誤
差を修正して芯合わせを行う。その後、第2の加圧を係
止ピン体13に加えることにより他端側14bが拡大さ
れる係止筒体14を取付物Pとしての天板部20Aに対
応して設けた第2のインサート部材2Bの取付孔4内に
落とし込むことにより圧入し、係止筒体14の他端側1
4bをさらに拡大し変形させて第2のインサート部材2
Bの取付孔4内に係止する。この際、底板部20Bに対
して左右の側板部20C,20Dの荷重をかけて係止筒
体14を第2のインサート部材2Bの取付孔4内に落と
込んで荷重をかけるか、さらには左右の側板部20C,
20Dに対して天板部20Aまたは底板部20Bにハン
マー等の打撃を加えることにより底板部20Bまたは天
板部20Aの対応位置に設けた第2のインサート部材2
Bに対して拡大された係止筒体14を取付孔4内に圧入
して係止させることにより側板部20C,20Dの上面
または下面に天板部20Aまたは底板部20Bを結合す
ることもできる。このような操作を側板部20C,20
Dの上面または下面の天板部20Aおよび底板部20B
との複数個所において行って側板部20C,20Dと、
天板部20Aと、底板部20Bを一体に結合して大型の
暗渠ブロック20を施工現場にて容易かつ迅速に組付け
を行う。
【0042】図13に示すものは本発明の第3実施態様
である。この実施態様においては、前記第1実施態様と
は異なり被取付物Nがコンクリート二次製品としての側
溝ブロック本体30であり、また取付物Pが側溝ブロッ
ク本体30に被冠される蓋31である。そして、この蓋
31は厚みtを同じくする同断面形状または図には示さ
ないが厚みtが異なる異断面形状をなした平面略矩形に
コンクリートにより工場において成形され、長手方向
X′に伸びるスリット32を介して左右の両側に平行に
配置される2枚の蓋構成板33,33と、前記スリット
32内に嵌合され長手方向X′に交又する方向Yには前
記蓋構成板33,33を支持可能に突設した複数の支持
杆34を所望間隔kに有するグレーチング部材35とか
ら形成される。グレーチング部材35は金属板等により
形成される。また、側溝ブロック本体30に蓋31を被
冠して組付けを行うための結合装置は前記実施例と同様
に、被取付物Nとしての側溝ブロック本体30の左右に
対向する側板部30C,30Dの対応位置に設けられた
略筒状の第1のインサート部材2Aと、蓋31の左右の
下面に前記第1のインサート部材2Aに対応して設けら
れる略筒状の第2のインサート部材2Bと、基端側には
第1の加圧斜面部13aを設け該加圧斜面部13aから
所望距離l1 を隔てて第2の加圧斜面部13bを外周に
設けた係止ピン体13と、該係止ピン体13の第1段階
の加圧により前記第1の加圧斜面部13aからの加圧力
を受圧して第1のインサート部材2Aに係止可能に一端
側14aが拡大し、変形される第1の受圧斜面部14c
を内部に設け、第2段階の係止ピン体13の加圧により
第2の加圧斜面部13bの加圧力を受圧して第2のイン
サート部材2Bに係止可能に他端側14bが拡大し、変
形される係止筒体14とから形成される点は前記実施態
様と同様な構成である。
【0043】そして、施工現場において蓋31を側溝ブ
ロック本体30に被冠して結合するのには、先ず側溝ブ
ロック本体30の左右に対向する側板部30C,30D
の対応位置に設けられた略筒状のインサート部材2A内
に係止筒体14の一端側14aを挿入する。次いで、係
止ピン体13にハンマー等を用いて第1段階の加圧(打
圧)を加えると、係止ピン体13の先端(基端)に形成
された第1の加圧斜面部13aが係止筒体14の内部に
設けた受圧斜面部14cを加圧して係止筒体14は第1
のインサート部材2Aの内部に形成される取付孔3の衝
合端側m1 が小径φ1 であり奥に行くにつれて径大φ′
1 となす断面先拡大形状の係止斜面部3aに合致するよ
うに一端側14aが拡大し、変形されて面接触する。そ
の後、前述のようにインサート部材2Aに対してインサ
ート部材2Bを長手方向X′または半径方向Rに移動し
て芯合わせをしてから、係止ピン体13に第2段階の加
圧(打撃)を加えると、係止ピン体13に設けた第2の
加圧斜面部13bにより係止筒体14の受圧斜面部14
dを加圧して係止筒体14の他端側は拡大して変形する
ことにより第2のインサート部材2Bの衝合端側m2
小径φ2 であり奥に行くにつれて径大φ′2 となす断面
先拡大形状の取付孔4の内の係止斜面部4aに面接触す
るので、係止筒体14は引張または圧縮に対して取付孔
3,4から抜け出したり、緩みが生ずることなく高強度
に被取付物Nに取付物Pを結合する。
【0044】また図14ないし図15に示すものは本発
明の第4実施態様である。この実施態様では、内部に棒
状体40,40′を備えた被取付物Nと取付物Pとを相
互を結合する場合に有益に使用される。具体的には、例
えば被取付物Nとこれに結合される取付物Pとがコンク
リート二次製品、例えばコンクリート建築物における柱
材相互、また柱材と梁材、梁材相互、橋の橋梁と橋桁等
があり、これらの被取付物Nと取付物Pの内部に鉄筋4
1,41′を備えたものを結合したり、鉄筋41,4
1′が輸送中に破断したものを結合するのに最適に使用
される。すなわち、被取付物Nに設けられる第1のイン
サート部材2Aまたは取付物Pに設けられる第2のイン
サート部材2Bに棒状体としての鉄筋41,41′を適
宜な固着手段Kを採用して固着した被取付物Nと取付物
Pとを相互に結合する。また、この実施態様では鉄筋4
1,41′を第1のインサート部材2Aと第2のインサ
ート部材2Bとに固着する固着手段Kとして、第1のイ
ンサート部材2Aと第2のインサート部材2Bとに鉄筋
41,41′の対向端に設けたねじ部42,42を螺挿
する雌ねじ部43,43を形成したものが図示されてい
る。このほか、鉄筋41,41′を第1のインサート部
材2Aと第2のインサート部材2Bに固着するためのほ
かの固着手段Kとして図16ないし図17に示すように
接着剤44を用いて鉄筋41,41′を第1のインサー
ト部材2Aと第2のインサート部材2Bとに接着しても
よい。
【0045】そして、この実施態様でも例えばコンンク
リート建築物における柱材相互、柱材と梁材、梁材相
互、柱材の橋梁と橋桁等の被取付物Nと取付物Pとを施
工現場において結合するには、前記実施態様と同様に被
取付物Nに設けた第1のインサート部材2Aの取付孔3
内に係止筒体14を挿入する。また、係止ピン体13に
第1段階の加圧を加えることにより係止ピン体13の先
端(基端)側に設けた第1の加圧斜面部13aにより係
止筒体14の内部に設けた第1の受圧斜面部14cに加
圧力を与えて係止筒体14の一端側14aを第1のイン
サート部材2Aの取付孔3内に拡大し、変形する。それ
から、第1のインサート部材2Aに対して第2のインサ
ート部材2Bを半径方向Rに移動して芯合わせを行い、
取付誤差等を修正してから第2段階の加圧を係止ピン体
13に加えることにより係止ピン体13の第1の加圧斜
面部13aから所望距離l1 を隔てて設けた第2の加圧
斜面部13bにより係止筒体14の他端側14bを第2
のインサート部材2Bの取付孔4内に拡大し、変形して
係止筒体14の内断面を衝合端側m1 ,m2 が小径
φ 1 ,φ2 であり奥に行くにつれて径大φ′1 ,φ′2
となした断面先拡大形状に拡大し、変形することにより
被取付物Nに取付物Pを引張りや圧縮に対して抜け出し
や緩みを生ずることなく高強度に結合する。しかも第1
のインサート部材2Aと第2のインサート部材2Bには
柱状体40,40′としての鉄筋41,41′が図14
および図15に示すようにそれらの対向端に設けたねじ
部42,42を雌ねじ部43,43内に螺挿したり、図
16および図17に示すように接着剤44を用いて接着
する等の適宜の固着手段Kを採用して固着されるので、
鉄筋41、41′相互を結合することができる。なお、
鉄筋41,41′を結合する場合に、取付物Pを被取付
物Nに対して近接するのにジャッキ、ターン・バック
ル、チェーン・ブロック等の機器を用いて被取付物Nに
取付物Pを近接したり、上下の取付位置を調整する。従
って鉄筋41,41′を内部に備えた例えばコンクリー
ト二次製品相互の被取付物Nと取付物P相互を結合する
ことができるとともに鉄筋41,41′を結合して配筋
することができ、またコンクリート二次製品内に配筋し
た鉄筋31,31′が運搬中や作業中に切断された場合
等の鉄筋41,41′相互の結合が、施工現場において
迅速かつ確実に行え結合作業は効率的に行える等の利点
がある。
【0046】また被取付物Nおよび取付物Pは上記実施
態様の説明に限ることなく、排水溝ブロックとしてのU
形溝ブロック、雨水ブロック、水路ブロック等とその蓋
のような土木資材があり、また建築用材として取付物P
または被取付物Nが柱材と梁材、柱材相互、柱材と外壁
パネルまたは内壁パネル等があり、さらには橋梁と橋桁
等があり、これらの被取付物に取付物を固定するのに最
適である。
【0047】なお、上記各実施態様では被取付物Nおよ
び取付物Pに対応して設けられた略筒状の第1のインサ
ート部材2Aおよび第2のインサート部材2Bに対して
係止ピン体13の第1の加圧斜面部13aと第2の加圧
斜面部13bとの加圧力により係止筒体14の受圧斜面
部14cと受圧斜面部14dをそれぞれ半径方向Rに一
端側を拡大し変形して取付孔3,4内に面接触させて係
止するようにしているが、このように面接触により係止
を確実にするのに限らず第1のインサート部材2Aおよ
び第2のインサート部材2Bに対して係止筒体14の抜
けを防止するのと、係止筒体14に対して係止ピン体1
3の抜けを防止して確実に係止するために、第1のイン
サート部材2Aおよび第2のインサート部材2Bに対し
て係止筒体14の、また係止筒体14に対して係止ピン
体13の各々の部品の対向面にローレット加工面を施し
たり、密疎面を加工することにより接触面積をさらに増
加させて一層強い係止力を発揮させたり、さらには係止
突部と該係止突部が係合する係止凹部とを対向面に形成
することにより係止力を増大するようにすることもでき
る。また上記各実施態様では取付物に対して固定金具7
を固定するのに、固定金具の外周に設けた突条部7dの
係止により取付物Pからの抜けを防止するようにしてい
るが、固定金具7に取付物P内に配筋した配力筋を固着
することにより抗張力を増すことによって固定金具7を
取付物Pに確実に取付けてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1と請求項
5によると、被取付物と取付物との衝合端の内部に第1
のインサート部材と第2のインサート部材を設け、この
うち第2のインサート部材は係止部品により軸長方向に
略交又する半径方向に偏騎可能に取付けられ、係止ピン
体に第1段階の加圧を加えることにより基端側に設けた
第1の加圧斜面部により係止筒体の内部の第1の受圧斜
面部に加圧力を与えて係止筒体の一端側を第1のインサ
ート部材内に拡大変形させて係止筒体の一端を固定し、
該係止筒体を第2のインサート部材内に挿入することに
より第2のインサート部材を係止筒体の軸長方向に対し
て半径方向に移動させて芯合わせをした後に第2段階の
加圧を係止ピン体に加えることにより第1の加圧斜面部
から所望距離隔てて係止ピン体に設けた第2の加圧斜面
部により係止筒体の他端側を第2のインサート部材内に
拡大変形させて第1のインサート部材に係止筒体を介し
て被取付物を取付けようにしたので、製品は被取付物と
取付物との幾つかの構成ブロックに分割されることによ
り被取付物と取付物との製作および運搬が簡素化でき、
また施工現場では被取付物に対して取付物を半径方向に
移動させて芯合わせをして誤差を修正した後に迅速かつ
確実に結合して施工作業の作業能率が向上でき、しかも
構造堅牢に被取付物と取付物相互を確実に結合すること
ができる。さらには部品点数は第1、第2のインサート
部材と、係止筒体と、係止ピン体と、固定金具との小数
で済み、少ないので、資材費、設備費は低廉で製作コス
ト、組付コストは安価になる。
【0049】また本発明の請求項2または請求項10に
よると、係止ピン体の基端側に設けた第1の加圧斜面部
により係止筒体の内部に設けた第1の受圧斜面部に加圧
力を与えて半径方向に拡大変形される係止筒体の第1の
インサート部材に対する断面は、衝合端側が小径であり
奥に行くにつれて径大に変形される断面先拡大形状の拡
張斜面部に形成されるので、係止ピン体の基端側は取付
物の第1のインサート部材内に抜出すことなく構造堅牢
に固定できる。
【0050】また本発明の請求項3または請求項11に
よると、係止ピン体の基端側から所望距離を隔てて設け
られる第2の加圧斜面部により拡大される係止筒体の第
2のインサート部材に対する断面は、衝合端側が小径で
あり奥に行くにつれて径大に変形される断面先拡大形状
の拡張斜面部に形成されるので、係止ピン体の先端側は
被取付物の第2のインサート部材内に抜出すことなく構
造堅牢に固定できる。
【0051】また本発明の請求項4または請求項12に
よると、係止ピン体の基端側に設けた第1の加圧斜面部
により係止筒体の内部に設けた第1の受圧斜面部に加圧
が与えられて拡大される係止筒体の第1のインサート部
材に対する断面と係止ピン体の基端側から所望距離を隔
てて設けられる第2の加圧斜面部により拡大される第2
の加圧斜面部により拡大される係止筒体の第2のインサ
ート部材に対する断面は、第1のインサート部材と第2
のインサート部材との衝合端が相互に小径であり奥に行
くにつれて径大に変形される断面先拡大形状の拡張斜面
部に形成されるので、係止ピン体の基端側は取付物の第
1のインサート部材内に抜出すことなく、また係止ピン
体の先端側は被取付物の第2のインサート部材内に抜出
すことなく構造堅牢に被取付物に取付物を固定すること
ができる。
【0052】また本発明の請求項6によると、第2のイ
ンサート部材を取付物内に取付ける係止部品は、該イン
サート部材の上部に設けられた結合杆部と、取付物内に
設けられ上部の開放部にキャップが冠脱自在に設けられ
る略有底箱形の固定金具と、該固定金具の底部に設けら
れ前記結合杆部が挿入される取付孔と、前記結合杆部に
装着される緊結部品とから成るので、被取付物の衝合端
に設けた固定金具に対して軸長方向に略交又する半径方
向に第2のインサート部材を移動可能にすることにより
係止筒体に対して第1のインサート部材と第2のインサ
ート部材との取付誤差を修正して取付位置の芯合わせを
行って被取付物を迅速かつ確実に精度良く取付ることが
できる。
【0053】また本発明の請求項7によると、第2のイ
ンサート部材の上部に設けられた結合杆部がボルトであ
り、該ボルトに装着される緊結部品がナットであるの
で、第2のインサート部材を容易かつ確実にナットにて
取付物に固定することができる。
【0054】また本発明の請求項8によると、第2のイ
ンサート部材は、ゴム、合成樹脂発泡材、ばね材等の弾
性を有する弾性支持体を外周に介在して取付物に取付け
られるので、第2のインサート部材に対する係止筒体の
取付時に第2のインサート部材を横振れやがたつきなく
取付物に支持することができる。
【0055】また本発明の請求項9によると、第2のイ
ンサート部材はセメントモルタル、アスファルト、接着
剤等の流動性または半流動性の充填材を外周に介在して
充填材の固化後に取付物に取付けられるので、第2のイ
ンサート部材に対する係止筒体の取付時に第2のインサ
ート部材を横振れやがたつきなく取付物に支持すること
ができる。
【0056】また本発明の請求項13によると、係止ピ
ン体の第2段階の加圧を受圧して拡大する第2の受圧斜
面部を係止筒体の内部に第1の受圧斜面部から所望距離
を隔てて形成したので、単一の係止ピン体に第1段階ま
たは第2段階の加圧力を与えて係止筒体内に挿入するこ
とにより係止筒体の基端側または先端側を拡大変形して
第1のインサート部材または第2のインサート部材に迅
速かつ確実に固定することができる。
【0057】また本発明の請求項14によると、第1の
インサート部材または第2のインサート部材には、接続
されるべき棒状体相互が、螺挿されたり、またはナット
を用いて螺着されたり、溶接、接着剤を用いた接着等の
何れかの固着手段により長手方向に対向端相互が取付け
られ結合されるので、迅速かつ確実にコンクリート構造
物に配筋した棒状体相互を結合することができる。
【0058】本発明の請求項15によると、係止筒体の
一端または他端の外周には前記係止ピン体の第1の加圧
斜面部と第2の加圧斜面部とに対応して半径方向に加圧
可能になる数条の割溝が軸長方向に形成されたので、単
一の係止ピン体に第1段階の加圧と第2段階の加圧とを
加えて係止筒体内に挿入した時に係止筒体の基端側また
は先端側を迅速かつ確実に拡大、変形することができ
る。
【0059】また本発明の請求項16によると、係止筒
体の一端または他端の外周には、数条の割溝が形成され
たので、第1のインサート部材または第2のインサート
部材に基端側または先端側が拡大、変形して係止される
係止筒体を抜出すことなく迅速かつ確実に固定すること
ができる。
【0060】また本発明の請求項17によると、取付物
または被取付物は土木資材または建築用材等のコンクリ
ート二次製品に形成され、前記棒状体は該コンクリート
二次製品に配筋される鉄筋であるので、コンクリート二
次製品相互を構造堅牢に組付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート製の取付物の第1実施態
様を示し、被取付物に取付物を結合する状態の拡大断面
図である。
【図2】同じく本実施態様において取付物の第1のイン
サート部材に対して被取付物の第2のインサート部材を
半径方向に誤差修正する状態の拡大断面図である。
【図3】同じく本実施態様において被取付物に取付物を
結合した状態の拡大断面図である。
【図4】同じく図2の応力関係を示す拡大断面図であ
る。
【図5】同じく本実施態様のコンクリート製の取付物の
結合装置に適用してトンネルを構築するのに使用するセ
グメント相互の結合状態を示す斜視図である。
【図6】本実施態様を構成する第1のインサート部材を
示す拡大半断面図である。
【図7】同じく本実施態様を構成する第2のインサート
部材を示す拡大半断面図である。
【図8】同じく本実施態様を構成する係止筒体を示す拡
大断面図である。
【図9】同じく本実施態様を構成する係止ピン体を示す
拡大正面図である。
【図10】同じく本実施態様を構成する取付金具を示す
拡大断面図である。
【図11】同じく本実施態様を構成するナットの拡大断
面図である。
【図12】本発明を大型の暗渠ブロックを形成するのに
適用した第2の実施態様を示す分解斜視図である。
【図13】同じく本発明を側溝ブロックを形成するのに
適用した第3の実施態様を示す分解斜視図である。
【図14】本発明の第4の実施態様を示し、第1のイン
サート部材および第2のインサート部材に棒状体を固着
して被取付物および取付物を介して棒状体を結合する場
合の断面図である。
【図15】同じく被取物および取付物を介して棒状体相
互を結合した組付時の断面図である。
【図16】本発明の第5の実施態様を示し、係止筒体に
係止ピン体を挿入した状態の断面図である。
【図17】同じく被取付物に取付物を結合する組付時の
断面図である。
【図18】トンネルを構築する場合にコンクリート製の
セグメントを組付ける従来のシールド工法を示す斜視図
である。
【図19】同じく従来の大型の暗渠ブロックの組付状態
を示す分解斜視図である。
【図20】同じく他の大型の暗渠ブロックの組付状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 セグメント 2A 第1のインサート部材 2B 第2のインサート部材 3 取付孔 3a 係止斜面部 4 取付孔 4a 係止斜面部 5 係止部品 6 結合杆部 7 固定金具 7b 底部 7c 取付孔 8 緊結部品 9 弾性支持体 11 充填材 13 係止ピン体 13a 加圧斜面部 13b 加圧斜面部 14 係止筒体 14c 受圧斜面部 14d 受圧斜面部 14f 拡張斜面部 14g 拡張斜面部
フロントページの続き Fターム(参考) 2D055 BA01 GC04 GC06 2D063 BA06 BA08 BA24 BA25 BA27 BA28 CA04 CA34 CA37 CA38 CA39 2E125 AA04 AA14 AA51 AA57 AC01 AC13 AE01 AF01 AF03 AF04 AG03 AG25 AG60 BA02 BA25 BB09 BB16 BB28 BC09 BD01 BE08 BF04 BF05 CA74

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付物と取付物との衝合端の内部に第
    1のインサート部材と第2のインサート部材を設け、こ
    のうち第2のインサート部材は係止部品により軸長方向
    に略交又する半径方向に偏騎可能に取付けられ、係止ピ
    ン体に第1段階の加圧を加えることにより基端側に設け
    た第1の加圧斜面部により係止筒体の内部の第1の受圧
    斜面部に加圧力を与えて係止筒体の一端側を第1のイン
    サート部材内に拡大変形させて係止筒体の一端を固定
    し、該係止筒体を第2のインサート部材内に挿入するこ
    とにより第2のインサート部材を係止筒体の軸長方向に
    対して半径方向に移動させて芯合わせした後に第2段階
    の加圧を係止ピン体に加えることにより第1の加圧斜面
    部から所望距離隔てて係止ピン体に設けた第2の加圧斜
    面部により係止筒体の他端側を第2のインサート部材内
    に拡大変形させて第1のインサート部材および第2のイ
    ンサート部材に係止筒体を介して被取付物に取付物を取
    付けることを特徴とするコンクリート製の取付物の結合
    方法。
  2. 【請求項2】 係止ピン体の基端側に設けた第1の加圧
    斜面部により係止筒体の内部に設けた第1の受圧斜面部
    に加圧力を与えて半径方向に拡大変形される係止筒体の
    第1のインサート部材に対する断面は、衝合端側が小径
    であり奥に行くにつれて径大に変形される断面先拡大形
    状の拡張斜面部に形成されることを特徴とする請求項1
    に記載のコンクリート製の取付物の結合方法。
  3. 【請求項3】 係止ピン体の基端側から所望距離を隔て
    て設けられる第2の加圧斜面部により拡大される係止筒
    体の第2のインサート部材に対する断面は、衝合端側が
    小径であり奥に行くにつれて径大に変形される断面先拡
    大形状の拡張斜面部に形成されることを特徴とする請求
    項1または請求項2の何れかに記載のコンクリート製の
    取付物の結合方法。
  4. 【請求項4】 係止ピン体の基端側に設けた第1の加圧
    斜面部により係止筒体の内部に設けた第1の受圧斜面部
    に加圧が与えられて拡大される係止筒体の第1のインサ
    ート部材に対する断面と係止ピン体の基端側から所望距
    離を隔てて設けられる第2の加圧斜面部により拡大され
    る係止筒体の第2のインサート部材に対する断面は、第
    1のインサート部材と第2のインサート部材との衝合端
    側が相互に小径であり奥に行くにつれて径大に変形され
    る断面先拡大形状の拡張斜面部に形成されることを特徴
    とする請求項1、または請求項2、請求項3の何れかに
    記載のコンクリート製の取付物の結合方法。
  5. 【請求項5】 被取付物に対する取付物の衝合端に設け
    られる略筒状の第1のインサート部材と、該第1のイン
    サート部材に対応して取付物の衝合端に軸長方向に略交
    又する半径方向に偏騎可能に係止部品により取付けられ
    た第2のインサート部材と、基端側には第1の加圧斜面
    部を設け該加圧斜面部から所望距離を隔てて第2の加圧
    斜面部を設けた係止ピン体と、該係止ピン体の第1段階
    の加圧により第1の前記加圧斜面部からの加圧力を受圧
    して第1のインサート部材に係止可能に基端側の一端を
    拡大し変形する第1の受圧斜面部を内部に設け第2段階
    の係止ピン体の加圧により第2の前記加圧斜面部の加圧
    力を受圧して第2のインサート部材に係止可能に他端側
    が拡大し変形される係止筒体とから形成されたことを特
    徴とするコンクリート製の取付物の結合装置。
  6. 【請求項6】 第2のインサート部材を取付物内に取付
    ける係止部品は、該インサート部材の上部に設けられた
    結合杆部と、取付物内に設けられ上部の開放部にキャッ
    プが冠脱自在に設けられる略有底箱形の固定金具と、該
    固定金具の底部に設けられ前記結合杆部が遊挿される取
    付孔と、前記結合杆部に装着される緊結部品とから成る
    請求項5に記載のコンクリート製の取付物の結合装置。
  7. 【請求項7】 第2のインサート部材の上部に設けられ
    た結合杆部がボルトであり、該ボルトに装着される緊結
    部品がナットであることを特徴とする請求項5または請
    求項6の何れかに記載のコンクリート製の取付物の結合
    装置。
  8. 【請求項8】 第2のインサート部材は、ゴム、合成樹
    脂発泡材、ばね材等の弾性を有する弾性支持体を外周に
    介在して取付物に取付けられることを特徴とする請求項
    5、または請求項6、請求項7の何れかに記載のコンク
    リート製の取付物の結合装置。
  9. 【請求項9】 第2のインサート部材は、セメントモル
    タル、アスファルト、接着剤等の流動性または半流動性
    の充填材を外周に介在して該充填材の固化後に取付物に
    取付けられることを特徴とする請求項5、または請求項
    6、請求項7の何れかに記載のコンクリート製の取付物
    の結合装置。
  10. 【請求項10】 係止ピン体の基端側に設けた第1の加
    圧斜面部により係止筒体の内部に設けた第1の受圧斜面
    部に加圧力が与えられて半径方向に拡大変形される係止
    筒体の第1のインサート部材に対する断面は、衝合端側
    が小径であり奥に行くにつれて径大に変形される断面先
    拡大形状の拡張斜面部に形成されることを特徴とする請
    求項5、または請求項6、請求項7、請求項8、請求項
    9の何れかに記載のコンクリート製の取付物の結合装
    置。
  11. 【請求項11】 係止ピン体の基端側から所望距離を隔
    てて設けられる第2の加圧斜面部により係止筒体に設け
    た第2の受圧斜面部に加圧力を与えて拡大し変形される
    係止筒体の第2のインサート部材に対する断面は、衝合
    端側が小径であり奥に行くにつれて径大に変形される断
    面先拡大形状の拡張斜面部に形成されることを特徴とす
    る請求項5、または請求項6、請求項7、請求項8、請
    求項9、請求項10の何れかに記載のコンクリート製の
    取付物の結合装置。
  12. 【請求項12】 係止ピン体の基端側に設けた第1の加
    圧斜面部により係止筒体の内部に設けた第1の受圧斜面
    部に加圧力を与えられて拡大される係止筒体の第1のイ
    ンサート部材に対する断面と係止ピン体の先端側から所
    望距離を隔てて設けられる第2の加圧斜面部により係止
    筒体に設けた第2の受圧斜面に加圧力を与えて拡大され
    る係止筒体の第2のインサート部材に対する断面は、第
    1のインサート部材と第2のインサート部材との衝合端
    側が小径であり奥に行くにつれて径大に変形される断面
    先拡大形状の拡張斜面部に形成されることを特徴とする
    請求項5、または請求項6、請求項7、請求項8、請求
    項9、請求項10、請求項11の何れかに記載のコンク
    リート製の取付物の結合装置。
  13. 【請求項13】 係止ピン体の第2段階の加圧を受圧し
    て拡大する第2の受圧斜面部を係止筒体の内部に第1の
    受圧斜面部から所望距離を隔てて形成したことを特徴と
    する請求項5、または請求項6、請求項7、請求項8、
    請求項9、請求項10、請求項11、請求項12の何れ
    かに記載のコンクリート製の取付物の結合装置。
  14. 【請求項14】 第1の前記インサート部材または第2
    の前記インサート部材には、接続されるべき棒状体相互
    が、螺挿されたり、またはナットを用いて螺着された
    り、溶接、接着剤を用いた接着等の何れかの固着手段に
    より長手方向に対向端相互が取付けられ結合されること
    を特徴とする請求項5、または請求項6、請求項7、請
    求項8、請求項9、請求項10、請求項11、請求項1
    2、請求項13の何れかに記載のコンクリート製の取付
    物の結合装置。
  15. 【請求項15】 係止筒体の一端または他端の外周には
    前記係止ピン体の第1の加圧斜面部と第2の加圧斜面部
    とに対応して半径方向に加圧可能になる数条の割溝が軸
    長方向に形成されたことを特徴とする請求項5、または
    請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項1
    0、請求項11、請求項12、請求項13、請求項14
    の何れかに記載のコンクリート製の取付物の結合装置。
  16. 【請求項16】 係止筒体の一端または他端の外周に
    は、数条の割溝が形成されたことを特徴とする請求項
    5、または請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、
    請求項10、請求項11、請求項12、請求項13、請
    求項14、請求項15の何れかに記載のコンクリート製
    の取付物の結合装置。
  17. 【請求項17】 取付物または被取付物は土木資材また
    は建築用材等のコンクート二次製品に形成され、前記棒
    状体は該コンクリート二次製品に配筋される鉄筋である
    ことを特徴とする請求項5、または請求項6、請求項
    7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項11、請
    求項12、請求項13、請求項14、請求項15、請求
    項16の何れかに記載のコンクリート製の取付物の結合
    装置。
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