JP2001262588A - ベース支持柱成形型 - Google Patents

ベース支持柱成形型

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JP2001262588A JP2000070730A JP2000070730A JP2001262588A JP 2001262588 A JP2001262588 A JP 2001262588A JP 2000070730 A JP2000070730 A JP 2000070730A JP 2000070730 A JP2000070730 A JP 2000070730A JP 2001262588 A JP2001262588 A JP 2001262588A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種設置対象物を設置する設置面が確実に水
平になるようにベース本体を設置でき、しかも、その設
置作業が極めて容易なこと。 【解決手段】 略直方体形状の4隅の近傍に貫通形成さ
れたモルタル供給孔2を有するベース本体1に対し、そ
のベース本体1の上面が水平になるように仮に固定し、
そのモルタル供給孔2に繋がるようにベース本体1の下
面と設置面11との間に蛇腹筒体6を配設し、そのモル
タル供給孔2より蛇腹筒体6内に連続してモルタルを流
し込んでベース本体1を設置面11に固着するベース支
持柱7を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持柱付ベースを
形成するベース支持柱成形型に関するものであり、特
に、各種設置対象物を設置するベースを支持するベース
支持柱を成形するベース支持柱成形型に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の各種設置対象物(例えば、担架等
の緊急救出具を保管する保管ケース、自動販売機)を設
置する場合には、その土台となるベース本体を予め設置
面に設置しておき、そのベース本体の上に載せて設置し
ていた。前記ベース本体を設置するには、ベース本体の
下面と地面、即ち、設置面との間に楔等を挿入すること
により、各種設置対象物を載せる上面が水平になるよう
に水平調節し、続いて、ベース本体の周囲よりベース本
体の下面と地面の設置面との隙間にコンクリート或いは
モルタルを流込んで、ベース本体を設置面に固定してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ベース本体の設置方法によれば、水平調節後のベース本
体の下面と設置面との隙間に、横方向からコンクリート
或いはモルタルを流し込まなければならず、手間と時間
を必要とし、熟練者でないと均一な充填ができない場合
もある。また、前記隙間の大きさは場所によって異な
り、小さすぎる場合には、隙間内に十分な量のコンクリ
ート或いはモルタルを流し込むことができないことがあ
る。そのため、ベース本体と設置面との固定が不安定と
なり、ベース本体の上面が水平に保たれないことがあ
る。そのために、前記隙間を大きくするため基準面を上
げなければならなくなる。
【0004】ベース本体の支持面(上面)が水平でない
場合には、各種設置対象物は傾いた状態に設置され、好
ましくない。特に、設置対象物は、高さに比べて幅や奥
行の寸法が小さくなるに従い、その傾きが目立つことに
なる。そのため、ベース本体の支持面の僅かな傾きによ
っても、保管ケース全体の傾きが目立ち、ベース本体の
支持面がより高い精度で水平に保たれることが要求され
る。
【0005】そこで、本発明は、各種設置対象物を支持
する支持面(上面)が確実に水平になるようにベース本
体を設置でき、しかも、その設置作業が極めて容易なベ
ース支持柱成形型及びそれで成形された支持柱付ベース
の提供を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
ベース支持柱成形型は、設置対象物を上面に載置自在
で、その上面から下面まで貫通したモルタル供給孔を有
し、所定の立体形状に形成されたベース本体の下部に配
置され、前記ベース本体のモルタル供給孔に内部空間が
連結され、前記ベース本体の下面と前記ベース本体の設
置される設置面との間に配設された伸縮自在な蛇腹筒体
からなるものである。
【0007】ここで、ベース本体が安定して設置される
には、少なくとも同一直線上にない異なる3箇所以上の
位置で支持される必要があり、ベース本体が有するモル
タル供給孔の数は3個以上である。好ましくは、例え
ば、ベース本体を四角形状としたとき、4隅近傍にモル
タル供給孔を形成する。蛇腹筒体は、ベース本体下面の
所望の位置に予め固着しても良いが、ベース本体を設置
するときに所望の位置に挿入させても良い。設置対象物
には、担架等の緊急救出具を保管する保管ケースの他、
自動販売機等の基準面に載置するものであればいかなる
装置であってもよい。ベース本体の材質には、コンクリ
ート、合成樹脂、木材等がある。蛇腹筒体の材質には、
ポリエチレン等の合成樹脂、合成ゴムがある。また、前
記ベース本体の設置される設置面とは、コンクリートの
基礎或いはグリ石等の上面を意味する。
【0008】この構成によれば、ベース本体の上面が水
平になるように、各蛇腹筒体の長さを縮めることができ
る範囲内で、各蛇腹筒体の配置位置におけるベース本体
下面と設置面との間隔を設定し、ベース本体の下面と設
置面との間に楔、座板等の仮の位置決め具を配置してベ
ース本体を仮に支持し、続いて、各モルタル供給孔の上
開口端よりモルタル、コンクリートミルクを流し込め
ば、モルタル、コンクリートミルクは、重力の働く方向
に従って上方より下方へと流し込まれ、モルタル、コン
クリートミルクをモルタル供給孔内から蛇腹筒体内へと
連続する空間内に殆ど空隙ができない程度に充填させる
ことができる。そして、モルタル、コンクリートミルク
の硬化を待てば、各モルタル供給孔内より蛇腹筒体内へ
と連続し、その下端がベース本体の設置面の形状に合わ
せて密接するベース支持柱がベース本体の各設置位置に
形成される。このとき、各ベース支持柱は、その位置に
おけるベース本体下面と設置面との間隔に応じた長さと
なることにより、設置面の傾斜や起伏を吸収する。
【0009】請求項2の発明にかかるベース支持柱成形
型は、請求項1の構成において、前記モルタル供給孔が
漏斗状としたものである。
【0010】この構成によれば、モルタル供給孔が漏斗
状であるから、速やかに蛇腹筒体内にモルタル、コンク
リートミルクを充填できる。また、ベース本体下面に形
成されたベース支持柱のモルタル供給孔内に連続して接
続され、モルタル供給孔で形成された部分がベース本体
から容易に分離できなくなる。
【0011】請求項3の発明にかかるベース支持柱成形
型は、請求項1または請求項2の構成において、前記モ
ルタル供給孔内に横架された棒状の吊手を備えるもので
ある。
【0012】この構成によれば、吊手にフックやワイヤ
ーを引っ掛けてベース本体を吊上げ、所定の位置に搬送
できる。
【0013】請求項4の発明にかかるベース支持柱成形
型は、設置対象物を上面に載置自在で、その上面から下
面まで貫通したモルタル供給孔を有し、所定の立体形状
に形成されたベース本体と、ベース本体の下部に配置さ
れ、前記ベース本体のモルタル供給孔に内部空間が連結
され、前記ベース本体の下面と前記ベース本体の設置さ
れる設置面との間に配設された伸縮自在な蛇腹筒体とを
具備するものである。
【0014】ベース本体の材質には、コンクリート、合
成樹脂、木材等で形成される。蛇腹筒体の材質には、ポ
リエチレン等の合成樹脂、合成ゴムで形成される。この
ベース支持柱成形型によれば、ベース本体の下部に伸縮
自在な蛇腹筒体が配設されているから、前記ベース本体
の上面の水平だしの後にモルタル、コンクリートミルク
を充填すれば、その設置が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて説明する。なお、各実施の形態を通じて、同一また
は対応する部材乃至部分には、同一または対応する符号
を付してその説明を省略する。
【0016】実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1にかかるベース本体を示す
平面図、図2は本発明の実施の形態1にかかるベース本
体を示す正面図、図3は本発明の実施の形態1にかかる
ベース本体を示す右側面図、図4は図1のX−X断面を
示す断面図である。
【0017】図1乃至図4に示すように、本実施の形態
1にかかるベース本体1は、コンクリートからなり、幅
が略800mm、奥行が略600mm、厚さ略120mmの略
四角形状をしている。ベース本体1内の各部には、後述
する保管ケース21を設置するのに必要な引張強度を得
るための補強材として、図示しない必要な複数本の鉄筋
が縦横に配筋されている。ベース本体1の4隅の近傍の
各々には、上面から下面へと貫通する漏斗状のモルタル
供給孔2が形成されている。ここで漏斗状のモルタル供
給孔2とは、上面の開口面積が大きく、下面の開口面積
が小さいテーパー状を意味し、開口が逆円錐台に限定さ
れるものではない。モルタル供給孔2内には、棒状の鉄
筋からなる吊手2aがその直径となる位置に横架され、
図示しない鉄筋に接続されている。吊手2aによれば、
フックやワイヤーを引っ掛けてベース本体1を吊上げる
ことができ、運搬に好都合である。
【0018】ベース本体1の上面の正面寄りと後方寄り
の各位置には、他の部分に比べて略10mmだけ高い、幅
が略40〜60mm、長さが略500mmで横方向に延びる
凸状部3が形成されている。この凸状部3は、設置対象
物の受けるものである。また、ベース本体1の上面に
は、正面寄りの凸状部3に並んで正面端縁に至る略25
0〜300mmの幅で切り欠かれた凹部5が設けられてい
る。この凹部5は、設置対象物の昇降を自在とし、か
つ、設置対象物から収納物を取り出し易くするものであ
る。更に、ベース本体1の左右端部近傍の中央とそこか
ら後方へ200mm離れた各位置には、螺子孔を有するア
ンカー4が固定されている。アンカー4は設置対象物を
固定するものである。
【0019】ベース本体1の下面には、伸縮自在な蛇腹
筒体6が、各モルタル供給孔2に内部空間が連続するよ
うに上端を接続し、ベース本体1の下面に垂設されてい
る。蛇腹筒体6は、透明で可撓性を有するポリエチレン
等の合成樹脂または合成ゴムからなり、長さが略150
mm、外径が略170mm、内径が略120mm、肉厚が略
0.6mmの蛇腹状の筒体であり、通常状態の蛇腹部分の
大径相互間のピッチが略30mmである。蛇腹筒体6は可
撓性を有し、蛇腹状であることから、伸縮して長さを変
えることができるが、通常状態では最大に伸びている。
【0020】次に、本実施の形態1のベース本体1を用
いた設置対象物の設置方法について説明する。
【0021】図5は本発明の実施の形態1にかかるベー
ス本体の設置過程を示す断面図である。図6は図5に続
く本発明の実施の形態1にかかるベース本体の設置過程
を示す断面図である。図7は設置面が傾斜している場合
の本発明の実施の形態1にかかるベース本体の設置過程
を示す断面図である。
【0022】先ず、図5に示すように、ベース本体1の
下面と基礎の設置面11との間に楔、座板等の位置決め
具12を配置して、上面が水平になるように、ベース本
体1を仮りに設置する。ここで、ベース本体1の下面と
ベース本体1の下の設置面11との間隔は、蛇腹筒体6
が縮むことができる範囲内である。なお、この間隔は、
通常、蛇腹筒体6の縮む前の長さの1/6〜1/2程度
の範囲である。このとき、蛇腹筒体6の下端は、基礎コ
ンクリート、グリ石等の設置面11に密接した状態にあ
り、蛇腹筒体6の下開口端は設置面11で閉じられる。
このままの状態で、図5において矢印で示すように、各
モルタル供給孔2の上開口端よりモルタルを流し込む
と、モルタル供給孔2内から蛇腹筒体6内へと連続して
モルタルが充填される。このとき、蛇腹筒体6が透明で
あれば、蛇腹筒体6内へとモルタルが到達する様子を確
認できる。また、モルタル供給孔2が漏斗状であるた
め、蛇腹筒体6内へとモルタルを流し込むのが容易であ
る。
【0023】そして、モルタルの硬化及び養生に必要な
時間が経過した後、図6に示すように、位置決め具12
を取除く。このとき、4本のベース支持柱7の長さは、
ベース本体1を仮りに設置したときの各位置におけるベ
ース本体1下面と設置面11との間隔に応じた長さとな
り、施工条件によって各ベース支持柱7の長さが異な
り、設置面11の起伏は吸収され、ベース本体1の上面
が水平に保たれる。また、蛇腹筒体6内へと流し込まれ
るモルタルは、上方から下方へと流れるから、モルタル
供給孔2内から蛇腹筒体6内へと連続する空間内に殆ど
空隙ができない程度に無理なく充填させることができ
る。そのため、ベース本体1を設置する4本のベース支
持柱7は強固なものとなる。それとともに、ベース支持
柱7の下面は設置面11に接合され、ベース本体1は相
当な重量の設置対象物を上面に載せることができる。ま
た、これら4本のベース支持柱7は、モルタル供給孔2
が漏斗状であるため、モルタル供給孔2内の部分が外方
向に大径となり、ベース本体1の下面より抜け落ちるこ
とがない。また、蛇腹筒体6はモルタル供給孔2の下面
よりも大きな内部空間の断面積を有するものであるか
ら、ベース本体1との間にがたつきも生じない。したが
って、ベース本体1がコンクリートでなくても、合成樹
脂、木材等で形成してもよくなる。
【0024】また、設置面11が、傾斜している場合に
は、図7に示すように、ベース本体1の下面の4隅の近
傍に配置する位置決め具12の大きさを設置面11の傾
斜角度に応じて変えることにより、上面が水平になるよ
うにベース本体1を仮りに設置すればよい。続いて、設
置面11が傾斜していない場合と同様にモルタル供給孔
2よりモルタルを充填し、モルタルの硬化及び養生に必
要な時間が経過してから位置決め具12を取除けば、各
蛇腹筒体6の長さは、ベース本体1下面と設置面11と
の距離に応じた長さに縮められ、各蛇腹筒体6の長さに
応じて、ベース本体1を設置する4本のベース支持柱7
が成形される。
【0025】即ち、実施の形態1のベース支持柱成形型
は、設置対象物を上面に載置自在で、その上面から下面
に貫通したモルタル供給孔2を有し、所定の立体形状に
形成されたベース本体1の下部に配置され、ベース本体
1のモルタル供給孔2に内部空間が連結され、ベース本
体1の下面とベース本体1の設置される設置面との間に
配設され、モルタル供給孔2の下面よりも大きな内部空
間の断面積を有する伸縮自在な蛇腹筒体6からなるもの
である。
【0026】なお、蛇腹筒体6はベース本体1の下面に
直接固着しても良いが、必ずしも、固着しなくても良
い。例えば、蛇腹筒体6はベース本体1の下面に固着さ
せないで、ベース本体1を仮に設置した後に、ベース本
体1の下面と設置面11との間のモルタル供給孔2に内
部空間が接続される位置に配設しても良い。
【0027】このように設置された本実施の形態1にか
かるベース本体1は、図8(a),(b),(c),
(d)に示すような担架等の緊急救出具を保管する保管
ケース21を設置するための土台となる。
【0028】図8(a)は本発明の実施の形態1にかか
るベース本体の上面に担架等の緊急救出具を保管する保
管ケースを据付けた状態を示す正面図、(b)は本発明
の実施の形態1にかかるベース本体の上面に担架等の緊
急救出具を保管する保管ケースを据付けた状態を示す右
側面図、(c)は本発明の実施の形態1にかかるベース
本体の上面に担架等の緊急救出具を保管する保管ケース
を据付けた状態を示す平面図、(d)は本発明の実施の
形態1にかかるベース本体へと担架等の緊急救出具を保
管する保管ケースを固定した箇所の断面を示す拡大断面
図である。
【0029】保管ケース21はスチール製の箱体であ
る。保管ケース21の底板の左右端部には、前後方向に
2つずつ並んで水平外部方向へと突出し、略中央にボル
ト孔を有する4つのフランジ22が形成されている。こ
れらフランジ22のボルト孔の配置間隔は、ベース本体
1のアンカー4の螺子孔の配置間隔に一致している。そ
して、フランジ22のボルト孔から対応するアンカー4
の螺子孔に連通して、ボルト23が締付けられて、保管
ケース21はベース本体1の上面に固定される。このよ
うに、ベース本体1の上面に固定された保管ケース21
は、ベース本体1の上面が水平に保たれているために傾
くことなく垂直に設置される。
【0030】なお、ベース本体1の上面には、前述した
ように2本の凸状部3が形成されており、保管ケース2
1は2本の凸状部3の上に支持される。そのため、保管
ケース21の底板がベース本体1の上面に接触する面積
が小さくなって、保管ケース21の低部の通気性が良く
なり、湿気による保管ケース21の錆の発生が防止され
る。また、ベース本体1の上面の正面寄りの凸状部3に
並んでベース本体1の正面端に至る凹部5が設けられて
いるので、保管ケース21をベース本体1の上に載せた
り、ベース本体1の上で移動させたりするときには、手
前側より保管ケース21の底部に手を掛けることがで
き、保管ケース21の設置作業が容易である。また、内
部に収納されているものを取り出す際に、ベース本体1
の手前にぶつけることがない。
【0031】ところで、上記説明では、実施の形態1に
かかるベース本体1による設置対象物は、担架等の緊急
救出具を保管する保管ケース21であるが、設置対象物
は、例えば、自動販売機等、他の装置とすることもでき
る。
【0032】次に、本発明の実施の形態2〜5について
説明する。
【0033】実施の形態2〜5 図9は本発明の実施の形態2にかかるベース本体を示す
平面図、図10は本発明の実施の形態3にかかるベース
本体を示す平面図、図11は本発明の実施の形態4にか
かるベース本体を示す平面図、図12は本発明の実施の
形態5にかかるベース本体を示す平面図である。
【0034】実施の形態2にかかるベース本体31は、
図9に示すように、実施の形態1にかかるベース本体1
と同様に平面が四角形の立体形状をしており、上面から
下面に貫通するモルタル供給孔2を4隅近傍に加えて中
央にも備えている。実施の形態3にかかるベース本体4
1は、図10に示すように、実施の形態1にかかるベー
ス本体1と同様に平面が四角形の立体形状をしており、
上面から下面に貫通するモルタル供給孔2を4隅近傍に
加えて他に2つ備えている。実施の形態4にかかるベー
ス本体51は、図11に示すように、平面が三角形の三
角柱形状をしており、上面から下面に貫通するモルタル
供給孔2を3つの隅近傍に備えている。実施の形態5に
かかるベース本体61は、図12に示すように、平面が
円形の円柱形状をしており、上面より下面へと貫通する
モルタル供給孔2を端縁近傍に沿って5つ備えている。
【0035】なお、実施の形態2〜5のベース本体3
1,41,51,61下面と図示しない設置面11との
間にも、伸縮自在な図示しない蛇腹筒体6がモルタル供
給孔2に内部空間が接続されている。また、モルタル供
給孔2が漏斗状になっており、モルタル供給孔2内に
は、棒状の吊手2aが横架されている。また、ベース本
体31,41,51,61内の各部には、設置対象物を
設置するのに必要な引張強度を得るための補強材とし
て、図示しない複数本の鉄筋が縦横に配筋されている。
【0036】実施の形態2〜5で示すベース本体31,
41,51,61以外にも、設置対象物の形態に応じ
て、ベース本体1,31,41,51,61の形状を様
々なものとして良く、モルタル供給孔2の数及び配置も
上記各実施の形態に限定されるものではない。このよう
に、ベース本体1,31,41,51,61の形状やモ
ルタル供給孔2の個数及び配置を変えたベース本体1,
31,41,51,61においても、上面が水平になる
ように仮に設置し、実施の形態1のベース本体1と同様
に、各モルタル供給孔2の上開口端よりモルタルを流し
込むと、モルタル供給孔2内から蛇腹筒体6内へと連続
してモルタルが充填される。そのため、ベース本体1,
31,41,51,61の下面にはベース支持柱7が形
成され、ベース本体1,31,41,51,61は上面
が水平な状態に設置される。なお、ベース本体1,3
1,41,51,61が安定して設置されるには、少な
くとも同一直線上にない異なる3箇所以上の位置で設置
される必要があり、ベース本体1,31,41,51,
61が有するモルタル供給孔2の数は、3個以上であれ
ば何個としても良い。
【0037】実施の形態2〜5においても、ベース本体
31,41,51,61の設置面11へと設置される位
置に上面から下面に貫通形成されたモルタル供給孔2
と、モルタル供給孔2に内部空間が接続されたベース本
体31,41,51,61下面と設置面との間に介在さ
れた伸縮自在な蛇腹筒体6とは、ベース本体31,4
1,51,61を設置面に設置するベース支持柱7を成
形するベース支持柱成形型を構成する。
【0038】なお、各実施の形態にかかるベース本体
1,31,41,51,61及び蛇腹筒体6の各部の寸
法は、目的とする設置対象物の各部の形状や寸法に合わ
せて適宜変更しても良い。
【0039】したがって、各実施の形態の構成によれ
ば、ベース本体1,31,41,51,61の上面が水
平になるように、各蛇腹筒体6の長さを縮めることがで
きる範囲内で、各蛇腹筒体6の配置位置におけるベース
本体1,31,41,51,61の下面と設置面11と
の間隔を設定し、ベース本体1,31,41,51,6
1の下面と設置面11との間に楔、座板等の位置決め具
12を配置してベース本体1,31,41,51,61
を仮に設置し、続いて、各モルタル供給孔2の上開口端
よりモルタルを流し込めば、モルタルは、上方から下方
に流れるため、モルタルをモルタル供給孔2内から蛇腹
筒体6内へと連続する空間内に、殆ど空隙ができない程
度に無理なく充填させることができる。そして、モルタ
ルの硬化を待てば、各モルタル供給孔2内より蛇腹筒体
6内へと連続し、かつ、下端が設置面11の形状に合わ
せて密接するベース支持柱7がベース本体1,31,4
1,51,61の各設置位置に形成されるので、ベース
本体1,31,41,51,61は全ての設置位置にお
いて設置面11へと安定して設置される。しかも、ベー
ス本体1,31,41,51,61を設置するベース支
持柱7は、蛇腹筒体6内の形状から欠損部分のない、強
固なものとなり、相当な重量の設置対象物を上面に載せ
てもベース本体1,31,41,51,61が破壊され
ることなく、かつ、ベース本体1,31,41,51,
61の上面を水平に保つことができる。また、各ベース
支持柱7を形成するモルタルは、モルタル供給孔2より
重力の働く方向に従って上方から下方に流し込めばいい
ので、極めて容易に各ベース支持柱7を成形でき、その
設置が容易である。また、各ベース支持柱7は、その位
置におけるベース本体1,31,41,51,61の下
面と設置面11との間隔に応じた長さとなることによ
り、設置面11の傾斜や起伏を吸収するので、設置面1
1に多少の起伏や傾斜があってもベース本体1,31,
41,51,61の上面が水平に保たれる。即ち、設置
面11に多少の起伏や傾斜があっても、設置対象物を傾
かせることなく、しかも、極めて容易に設置することが
できる。
【0040】上記発明の実施の形態にかかるベース支持
柱成形型は、ベース本体1,31,41,51,61の
下面に蛇腹筒体6の端部を接合した構成とすることもで
きる。
【0041】即ち、その上面から下面まで貫通したモル
タル供給孔2を有し、所定の立体形状に形成されたベー
ス本体1,31,41,51,61と、ベース本体1,
31,41,51,61の下部に配置され、ベース本体
1,31,41,51,61のモルタル供給孔2に内部
空間が連結され、ベース本体1,31,41,51,6
1の下面とベース本体1,31,41,51,61の設
置される設置面11との間に配設された伸縮自在な蛇腹
筒体6とを具備する構成とすることもできる。
【0042】この種の実施の形態によれば、ベース本体
1,31,41,51,61の下面に蛇腹筒体6の端部
を接合してあるから、ベース本体1,31,41,5
1,61の上面の水平を出せば、蛇腹筒体6の端部が接
合されているから、蛇腹筒体6の下端部が設置面11に
接合し、自己の弾性力によってモルタルの充填を可能に
する。特に、蛇腹筒体6の位置設定を省略できより手間
がかからなくなる。
【0043】各実施の形態の構成によれば、モルタル供
給孔2が漏斗状であるから、速やかに蛇腹筒体6内にモ
ルタルを充填でき、ベース本体1,31,41,51,
61の設置に要する時間を短縮できる。また、ベース本
体1,31,41,51,61の下面に形成されたベー
ス支持柱7のモルタル供給孔2内に連続して繋がる部分
の外側の面積が大となり、ベース支持柱7がベース本体
1,31,41,51,61の下面より抜け落ちること
がない。
【0044】各実施の形態の構成によれば、モルタル供
給孔2内に棒状の吊手2aが横架されているから、吊手
2aにフックやワイヤーを引っ掛けてベース本体1,3
1,41,51,61を吊上げることができ、運搬に好
都合である。また、ベース本体1,31,41,51,
61の設置後は、吊手2aはモルタル供給孔2内に充填
されるモルタル内に隠蔽され、設置対象物の意匠性を損
なうことがない。
【0045】各実施の形態のモルタル供給孔2に供給す
る材料をモルタルとして説明したが、強度によってはコ
ンクリートミルクとすることもできる。また、必要に応
じて鉄筋を入れて機械的強度をさらに上げることもでき
る。
【0046】上記各実施の形態の蛇腹筒体6は、全体を
連続形成したものを所定の長さに切断したものを使用し
ているが、本発明を実施する場合には、設置面11側の
面を広くすることもできる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明のベース
支持柱成形型は、設置対象物を上面に載置自在で、その
上面から下面まで貫通したモルタル供給孔を有し、所定
の立体形状に形成されたベース本体の下部に配置され、
前記ベース本体のモルタル供給孔に内部空間が連結さ
れ、前記ベース本体の下面と前記ベース本体の設置され
る設置面との間に配設され、前記モルタル供給孔の下面
よりも大きな前記内部空間の断面積を有する伸縮自在な
蛇腹筒体からなるものである。
【0048】したがって、蛇腹筒体の長さを縮めること
ができる範囲内で、前記蛇腹筒体の配置位置におけるベ
ース本体の下面とその下部の設置面との間隔を仮固定
し、モルタル供給孔の上開口端よりモルタル、コンクリ
ートミルクを流し込んでその硬化を待てば、モルタル供
給孔内より蛇腹筒体を介して設置面の形状に合わせてベ
ース支持柱が形成されるので、前記ベース本体は全ての
設置位置において設置面に安定して設置される。しか
も、ベース本体を設置するベース支持柱は、蛇腹筒体内
の形状から強固なものとなり、安定した状態を維持でき
る。また、各ベース支持柱を形成するモルタル、コンク
リートミルクは、モルタル供給孔より重力の働く方向に
従って流し込めばよいので、極めて容易に各ベース支持
柱を成形でき、その設置が容易になる。そして、ベース
支持柱がその位置におけるベース本体の下面と設置面と
の間隔に応じた長さとなることにより、設置面の傾斜や
起伏を吸収するので、設置面に多少の起伏や傾斜があっ
てもベース本体の上面の水平が出し易い。即ち、設置面
に多少の起伏や傾斜があっても、設置対象物を傾かせる
ことなく、しかも、極めて容易に設置することができ
る。
【0049】請求項2の発明のベース支持柱成形型は、
前記モルタル供給孔が漏斗状であるから、請求項1のベ
ース支持柱成形型の効果に加えて、速やかに蛇腹筒体内
にモルタル、コンクリートミルクを充填でき、ベース本
体の設置に要する時間を短縮できる。また、ベース本体
下面に形成されたベース支持柱のモルタル供給孔内に連
続して形成される部分が、ベース本体の下面より抜け落
ちることがない。
【0050】請求項3の発明のベース支持柱成形型は、
前記モルタル供給孔内に棒状の吊手が横架されているか
ら、請求項1または請求項2のベース支持柱成形型の効
果に加えて、吊手にフックやワイヤーを引っ掛けてベー
ス本体を吊上げることができ、運搬に好適である。ま
た、ベース本体の設置後は、吊手はモルタル供給孔内に
充填されるモルタル内に隠蔽され、機械的強度を上げる
ことがあっても、設置対象物の意匠性を損なうことがな
い。
【0051】請求項4の発明のベース支持柱成形型は、
設置対象物を上面に載置自在で、その上面から下面まで
貫通したモルタル供給孔を有し、所定の立体形状に形成
されたベース本体と、前記ベース本体の下部に配置さ
れ、前記ベース本体のモルタル供給孔に内部空間が連結
され、前記ベース本体の下面と前記ベース本体の設置さ
れる設置面との間に配設された伸縮自在な蛇腹筒体とを
具備するものである。
【0052】したがって、請求項1の効果に加えて、こ
の種の実施の形態によれば、ベース本体の下面に蛇腹筒
体の端部を配設してあるから、ベース本体の上面の水平
を出せば、蛇腹筒体の下端部が設置面に接合し、自己の
弾性力によってモルタルの充填を可能にし、蛇腹筒体の
位置設定を省略でき、より手間がかからなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1にかかるベース
本体を示す平面図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態1にかかるベース
本体を示す正面図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態1にかかるベース
本体を示す右側面図である。
【図4】 図4は図1のX−X断面を示す断面図であ
る。
【図5】 図5は本発明の実施の形態1にかかるベース
本体の設置過程を示す断面図である。
【図6】 図6は図5に続く本発明の実施の形態1にか
かるベース本体の設置過程を示す断面図である。
【図7】 図7は設置面が傾斜している場合の本発明の
実施の形態1にかかるベース本体の設置過程を示す断面
図である。
【図8】 図8(a)は本発明の実施の形態1にかかる
ベース本体の上面に担架等の緊急救出具を保管する保管
ケースを据付けた状態を示す正面図、(b)はその右側
面図、(c)はその平面図、(d)はその保管ケースを
固定した箇所の断面を示す拡大断面図である。
【図9】 図9は本発明の実施の形態2にかかるベース
本体を示す平面図である。
【図10】 図10は本発明の実施の形態3にかかるベ
ース本体を示す平面図である。
【図11】 図11は本発明の実施の形態4にかかるベ
ース本体を示す平面図である。
【図12】 図12は本発明の実施の形態5にかかるベ
ース本体を示す平面図である。
【符号の説明】
1,31,41,51,61 ベース本体 2 モルタル供給孔 6 蛇腹筒体 7 ベース支持柱 11 設置面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置対象物を上面に載置自在で、その上
    面から下面に貫通したモルタル供給孔を有し、所定の立
    体形状に形成されたベース本体の下部に配置され、 前記ベース本体のモルタル供給孔に内部空間が連結さ
    れ、前記ベース本体の下面と前記ベース本体の設置され
    る設置面との間に配設され、前記モルタル供給孔の下面
    よりも大きな前記内部空間の断面積を有する伸縮自在な
    蛇腹筒体からなることを特徴とするベース支持柱成形
    型。
  2. 【請求項2】 前記ベース本体のモルタル供給孔は、漏
    斗状であることを特徴とする請求項1に記載のベース支
    持柱成形型。
  3. 【請求項3】 前記ベース本体のモルタル供給孔内に
    は、横架された棒状の吊手を具備することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のベース支持柱成形型。
  4. 【請求項4】 設置対象物を上面に載置自在で、その上
    面から下面まで貫通したモルタル供給孔を有し、所定の
    立体形状に形成されたベース本体と、 前記ベース本体の下部に配置され、前記ベース本体のモ
    ルタル供給孔に内部空間が連結され、前記ベース本体の
    下面と前記ベース本体の設置される設置面との間に配設
    された伸縮自在な蛇腹筒体とを具備することを特徴とす
    るベース支持柱成形型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014234666A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 有限会社 廣瀬工務店 受入容器、並びにそれを用いた建築物の基礎、及びその施工方法

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