JP2001261178A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001261178A
JP2001261178A JP2000078804A JP2000078804A JP2001261178A JP 2001261178 A JP2001261178 A JP 2001261178A JP 2000078804 A JP2000078804 A JP 2000078804A JP 2000078804 A JP2000078804 A JP 2000078804A JP 2001261178 A JP2001261178 A JP 2001261178A
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JP2000078804A
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Hiroaki Hori
裕明 堀
Shinichiro Hiraoka
伸一郎 平岡
Takashi Kubo
隆 久保
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  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成でありながら記録紙上の紙粉などの
異物を効果的に除去することができ、もって、搬送トラ
ブルや画像不良の発生を確実に防止する。 【解決手段】搬送路R1上に紙粉除去手段50と、この
紙粉除去手段50に対して記録紙Pを引き寄せる状態に
偏向させる偏向部40とを設ける。これにより、略垂直
方向搬送パス方式であっても、負荷低減ローラを設けた
もののように記録紙Pが反り返るようなこともなく、記
録紙P自体の弾性反力で紙粉除去手段50に良好に摺接
させることができる。この結果、紙粉を効果的に除去し
て、画像精度の向上に貢献することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル複写
機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置に関連
し、詳しくは略垂直方向搬送パス方式で記録紙を搬送す
る過程で発生する汚染の防止策を施した画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機などの画像形成装置にお
いては、印字画像精度が飛躍的な進歩を遂げている反
面、印字される記録紙に付着しているゴミや紙粉などの
異物の飛散が装置内を汚すだけにとどまらず、記録紙の
搬送不良や印字不良の発生要因となるのが問題となって
いる。
【0003】比較的低コストな紙粉除去対策として、従
来、例えば特開平7−179238号公報に開示されて
いるように、記録紙の搬送路中に、給紙ロ−ラや搬送ロ
−ラなどとは別に、紙粉除去機能を有する負荷低減ロ−
ラを設ける技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、最近の画像
形成装置では、略垂直方向搬送パス方式、すなわち、画
像形成部を中央にして上方に排紙部、下方に給紙部を配
置するものが主流になりつつある。その理由として、搬
送路が非常に短くてすみ、そのうえ、装置側面を開放す
るだけで搬送路の大半を開放することができるため、給
紙から排紙までの出力時間が短く、記録紙搬送性ならび
にジャム処理の作業性が非常に良いためである。
【0005】しかし、この種方式の画像形成装置におい
て、紙粉除去策として、略垂直方向搬送路上に、上述し
た紙粉除去機能を有する負荷低減ロ−ラをそのまま導入
するとしても、記録紙が負荷低減ローラと接触した際に
負荷低減ローラ側と反対の方向へ反ってしまい、紙粉除
去機能が十分発揮されにくい。
【0006】一方、特開平8−73072号公報で開示
されているように、帯電器に対向して特別に静電吸着ロ
ーラを配置して、紙粉を静電吸着させる技術も提案され
ているが、静電吸着ローラの導入によって、構成の複雑
さを招くばかりか、静電吸着ローラの電気的特性を厳密
に管理しないと、紙粉吸着性が十分発揮されにくく、記
録紙上に残存した紙粉が感光対ドラム側に至って画像形
成不良の発生をもたらす。
【0007】この発明の目的は、構成の複雑さを招くこ
となく、記録紙上の紙粉などの異物除去が効果的に発揮
され、搬送トラブルや画像不良の発生を確実に防止でき
る画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下のような構成が採ら
れている。
【0009】(1)画像形成部を中央にして上方に排紙
部、下方に給紙部を配置し、給送された記録紙を略垂直
方向へ搬送する画像形成装置において、記録紙搬送路上
に設けられて記録紙から紙粉を除去する紙粉除去手段
と、記録紙搬送路上を搬送される記録紙を前記紙粉除去
手段に引き寄せた状態に偏向させる偏向部と、を備え
る。
【0010】この構成においては、略垂直方向の記録紙
搬送路を搬送される記録紙の搬送方向が、紙粉除去手段
に引き寄せられた状態に偏向される。したがって、偏向
された記録紙に生じる弾性反力により記録紙が紙粉除去
手段に所定の当接力で当接し、記録紙から確実に紙粉が
除去される。
【0011】(2)(1)の構成において、より好まし
くは、紙粉除去手段を記録紙搬送方向における画像形成
部の上流側に配置する。
【0012】この構成により、画像形成部の上流側に配
置されているレジストローラから記録紙に作用する搬送
力によって紙粉除去手段に対する記録紙の当接力をより
大きくすることができ、記録紙から紙粉をより確実に除
去することができる。また、画像形成部における転写工
程前に記録紙から紙粉を除去することができるため、感
光体に対する紙粉の付着を防止でき、転写工程後の感光
体から回収された残留トナーへの紙粉の混入を抑制し、
残留トナーの再利用を容易にすることができる。
【0013】(3)(1)の構成において、より好まし
くは、紙粉除去手段を記録紙搬送方向に配列された鋸刃
状に形成する。
【0014】この構成により、記録紙の複数の位置に紙
粉除去手段を線接触させることができ、記録紙から紙粉
を効率よく除去することができるとともに、除去された
紙粉が記録紙と紙粉除去手段との間に滞留することがな
く、紙粉除去手段の機能を長期間にわたって維持するこ
とができる。
【0015】(4)偏向部に紙粉除去手段を一体に設け
る。
【0016】この構成においては、記録紙搬送路におい
て偏向部を構成する部材に紙粉除去手段が一体的に形成
される。したがって、記録紙搬送路を構成する部品点数
が削減される。
【0017】(5)偏向部の一部を紙粉回収手段として
構成する。
【0018】この構成においては、偏向部近傍で記録紙
から除去された紙粉が偏向部の一部に形成された紙粉回
収手段に回収される。したがって、紙粉は記録紙から除
去された直後に回収され、装置内に紙粉が飛散すること
がない。
【0019】(6)(5)の構成において、より好まし
くは、紙粉回収手段の上方に紙粉除去手段を配置する。
【0020】この構成により、記録紙から除去された紙
粉を自重により紙粉回収手段に容易に回収することがで
きる。
【0021】(7)(5)の構成において、より好まし
くは、紙粉除去手段及び紙粉回収手段を記録紙搬送路に
着脱自在に構成する。
【0022】この構成により、定期的に実施すべき紙粉
除去手段及び紙粉回収手段のクリーニング作業を、記録
紙搬送路を汚損することなく容易に行うことができる。
【0023】(8)紙粉除去手段の帯電極性を転写電圧
とは逆極性に設定する。
【0024】この構成においては、転写電圧と同極性の
紙粉を紙粉除去手段で静電吸着することができ、その紙
粉の感光体ドラム側への飛散が防止される。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態に係
る画像形成装置が適用された複写機の概略断面図であ
り、この複写機は、画像形成部Aを中央にして上方に排
紙部B、下方に給紙部Cを配置した略垂直方向搬送パス
方式のものである。
【0026】以下、この複写機の構成を片面画像形成時
と両面画像形成時とに別けて説明する。
【0027】(片面画像形成時)複写機本体100の上
面には、透明なガラスからなる原稿台1が配置されてお
り、複写機本体100の内部には、原稿台1の下方に位
置してスキャナ部2が配置されている。
【0028】スキャナ部2は、露光ランプ3、ミラ−4
〜6、レンズ7および光電変換素子8(以下、CCDと
いう。)を含み、露光ランプ3およびミラ−4〜6を前
記原稿台1の下面において、水平方向に往復運動させて
原稿台1の上面に載置された原稿の画像を露光ランプ3
から照射された光によって露光走査する。
【0029】露光ランプ3から光を照射した際の原稿の
画像面からの反射光は、ミラ−4〜6およびレンズ7を
介してCCD8の受光面に受光され、CCD8は、受光
量に応じた信号を出力する。このCCD8からの出力信
号は、デジタル信号に変換された後、図示しない画像処
理部において所定の処理が施され、画像デ−タとして出
力される。
【0030】複写機本体100の内の略中央部には、感
光体ドラム22が矢印a方向に回転可能に支持されてお
り、この感光体ドラム22の周囲に、帯電器18、画像
書き込みユニット16、現像装置23、転写器19およ
びクリ−ナ17が配置されて作像部を構成している。ま
た、複写機本体100内の最下部には、記録紙Pを収納
した給紙カセット25が装着されている。
【0031】さらに、複写機本体100内には、給紙カ
セット25から作像部を経由して排紙トレイ24に至る
略垂直方向の用紙搬送路R1が形成されている。この用
紙搬送路R1には、給紙ロ−ラ21、搬送ロ−ラ14、
左右一対のレジストロ−ラ20A、20B、定着ロ−ラ
13、および排紙ロ−ラ9が配置されている。
【0032】画像形成時において、回転する感光体ドラ
ム22の表面に対して、帯電器18が単一極性の電荷を
均一に付与した後、画像書き込みユニット16が画像処
理部から出力された画像デ−タに基づいて変調した画像
光を照射し、感光体ドラム22の表面に光導電作用によ
る静電潜像を作成する。現像装置23は、感光体ドラム
22の表面に現像剤を供給し、静電潜像を現像剤画像に
顕像化する。
【0033】感光体ドラム22の回転に先立って、給紙
ロ−ラ21の回転によって給紙カセット25内の記録紙
Pが1枚ずつ用紙搬送路R1内に給紙される。給送され
た記録紙Pは、第1の搬送ロ−ラ14により両レジスト
ロ−ラ20A、20Bの位置まで搬送される。記録紙P
は、その前端部を前記レジストロ−ラ20A,20Bに
噛み込まれた状態で停止する。
【0034】両レジストロ−ラ20A、20Bは、感光
体ドラム22と転写器19との間において、記録紙Pの
前端部が感光体ドラム22の表面の現像剤画像の前端に
対向する位置に至った際に、このタイミングで回転を開
始し、記録紙Pを作像部に導く。
【0035】転写器19は、感光体ドラム22の表面の
現像剤画像を記録紙Pの表面に転写し、クリ−ナ17
は、感光体ドラム22の表面に残留したトナ−を除去す
る。現像剤画像が転写された記録紙Pは、定着ロ−ラ1
3を通過する間に加熱および加圧される。これにより現
像剤画像が溶融して記録紙Pの第1面(片面)に固着さ
れる。第1面に現像剤画像を固着した記録紙Pは、排紙
ロ−ラ9の回転によって排紙トレイ24に排出される。
この結果、記録紙Pの片面に画像形成された印刷物が得
られる。
【0036】(両面画像形成時)両面画像形成時には、
定着ロ−ラ13を通過した後、第1面に現像剤画像が固
着された記録紙Pは、排紙ロ−ラ9により、後端がニッ
プされた状態で一旦停止する。記録紙Pを一端停止させ
るタイミングは、排紙検知スイッチ10が、記録紙Pの
後端を検出したタイミングに基づいて設定される。
【0037】この後、記録紙Pを反転経路R2へ導くよ
うに切換え爪11を下方に移動させる。そして、記録紙
Pは、第2面(裏面)に画像が形成されるように、その
後端部を逆送方向の前端側として、排紙ロ−ラ9の逆転
回によるスイッチバック式により逆送されて前記記録紙
搬送路R1から垂直方向の反転経路R2に案内される。
【0038】記録紙Pは、反転経路R2に設けられた第
1の搬送ロ−ラ15により搬送され、記録紙搬送路R1
に設けられた両レジストロ−ラ20A、20Bまで搬送
され、両レジストロ−ラ20A、20Bに噛み込むまれ
た状態で停止する。
【0039】両レジストロ−ラ20A、20Bは、感光
体ドラム22と転写器19との間において、記録紙Pの
前端部が感光体ドラム22の表面の現像剤画像の前端に
対向する位置に至った際に、このタイミングで回転を開
始し、記録紙Pを作像部に導く。
【0040】転写器19は、感光体ドラム22の表面の
現像剤画像を記録紙Pの第2面に転写し、クリ−ナ17
は、感光体ドラム22の表面に残留したトナ−を除去す
る。現像剤画像が転写された記録紙Pは、定着ロ−ラ1
3を通過する間に加熱および加圧される。これにより、
現像剤画像が溶融して記録紙Pの第2面に固着される。
【0041】記録紙Pの第2面に現像剤画像が固着され
ると、切換え爪11を上方に移動させる。そこで、記録
紙Pは、排紙ロ−ラ9に送られ、排紙ロ−ラ9の回転に
よって排紙トレイ24に排出される。この結果、記録紙
Pの両面に画像がそれぞれ形成された印字物が得られ
る。
【0042】また、ユ−ザーが手差しトレイ12を意図
的に用いた場合には、手差しトレイ12上に載置された
記録紙Pが手差しロ−ラ26により給送され、この記録
紙Pの片面もしくは両面に印字処理が施される。
【0043】図2は、上記複写機における要部の構成を
拡大して示すものであり、図1と同一又は相当部所に
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0044】略垂直方向の記録紙搬送路R1上には、前
記レジストローラ20A、20Bの上流側に位置して、
異物(とくに紙粉)の排除装置300が配備されてい
る。異物排除装置300は、搬送される記録紙Pに対す
る偏向部40と、紙粉除去手段50とからなる。
【0045】偏向部40は、例えば図3に示すように、
記録紙Pの搬送方向(矢印b方向)と直行する方向(幅
方向)から見た側面形状が略L字形で、記録紙幅と略同
一の幅を有する基体41と、基体41の幅方向両端開口
をそれぞれ閉塞する一対の側板42、42と、側板4
2、42間に並列して上記基体41の内壁面に固定され
た複数の仕切り板兼用のガイド板43・・・とを有し、
紙粉除去手段50とでユニット化されている。
【0046】なお、側板42、42間には、複数のガイ
ド板43・・・の変形防止用の補強材を兼ねた間隔保持
片44が設けられている。
【0047】基体41の上端45は、記録紙Pと対向す
る側(右側)に張り出す状態で上方へ延出されている。
この延出部45の記録紙対向面45a、前記側板42お
よびガイド板43の各外端面42a、43aは、記録紙
Pを前記レジストローラ20A、20Bの位置までS字
形に偏向させて搬送するガイド面46を構成している。
【0048】偏向ユニット40は、上記S字形ガイド面
46に記録紙Pを沿わせることにより、上記紙粉除去手
段50を通過する際の記録紙Pが弾性変形して紙粉除去
手段50に引き寄せられる姿勢に矯正させるとともに、
記録紙Pの搬送方向の前端が例えば右側レジストローラ
20Aの軸芯よりも両ローラ20A,20Bの噛み合い
側寄りに向かうように設定されている。
【0049】また、偏向ユニット40の下部空間である
ガイド板43の各間の空間47は、記録紙Pから除去さ
れて自重落下する紙粉の回収部として構成されている。
【0050】紙粉除去手段50は、図3に示すように、
基体41の前記延出部45の記録紙対向面45aの上部
に設けられており、例えば基体41の幅方向の略全長に
わたる複数条の山部51および谷部52を有する鋸歯状
スクレーパからなる。この鋸歯状スクレーパ50は、転
写手段19が記録紙Pの転写する側の面に付着した紙粉
を記録紙Pとの相対摺動により掻き取り除去する。
【0051】上記偏向ユニット40および鋸歯状スクレ
ーパ50は、複写機本体100の所定部位に対してカー
トリッジ式に着脱可能に装着されている。
【0052】上記構成の異物排除装置300において、
給紙カセット25から取り出された記録紙Pは、第1の
搬送ローラ14を経た後、前記偏向ユニット40を通過
する。記録紙Pは、偏向ユニット40におけるガイド面
46に沿いながら鋸歯状スクレーパ50を通過する際に
S字形に矯正されながらその前端が右側レジストローラ
20Aに当たり、このローラ20Aの回転で両レジスト
ローラ20A、20B間に確実に噛み込まれる。このた
め、記録紙Pがレジストロ−ラ20A、20Bにおいて
紙詰まりを起こしたりするおそれはない。
【0053】このとき、記録紙Pは、S字形に矯正され
ることによる自身の弾性反力Fと、レジストロ−ラ20
A、20Bによる噛み込みによる引き出し力F1とによ
り、鋸歯状スクレーパ50に対してテンションがかかっ
た状態で摺接する。このため、略垂直方向搬送パス方式
であっても、記録紙Pが反り変形を起こさずに鋸歯状ス
クレーパ50の掻き取り作用を受け、特殊な負荷低減ロ
ーラなどを使用しなくても、紙粉が有効に除去される。
【0054】掻き取られた紙粉は、鋸歯状スクレーパ5
0の谷部52で幅方向へ沿って移動するので、紙粉を滞
留させることなく、円滑に排除させることができる。排
除された紙粉は、紙粉回収部47に回収される。しか
も、静電吸着ローラを別途、設けるものに比して、構造
も簡素であるうえ、紙粉の残存を少なくさせることがで
きる。
【0055】この紙粉回収部47を、偏向ユニット40
の基体41下部空間で構成したことにより、簡素な構成
でありながら除去された紙粉を付近に飛散させることな
く効率よく捕集・回収することができる。
【0056】また、鋸歯状スクレーパ50の下方に紙粉
回収部47が位置しているので、除去されて自重で落下
する紙粉は、そのまま紙粉回収部47で回収される。こ
の場合、鋸歯状スクレーパ50から紙粉回収部47に至
る紙粉回収ルートを別途、設ける必要がなく、構造が簡
素化され、製作費も安価になる。
【0057】紙粉回収部47に回収された紙粉は、任意
時に廃棄すればよい。その場合、偏向ユニット40など
がカートリッジ式となっているので、これを装置本体1
00から外して簡単に廃棄作業を行うことができる。
【0058】鋸歯状スクレーパ50を偏向ユニット40
とは別体に設けてもよいが、この実施形態のように、偏
向ユニット40の基体41の上端部45に紙粉スクレー
パ50を一体で構成してあると、部品点数の削減される
うえ、スペースを有効利用するとができ、装置の小型コ
ンパクト化を進めやすい。
【0059】鋸歯状スクレーパ50を転写器19よりも
搬送方向上流に設置してあるので、転写器19には、紙
粉が除去された状態で記録紙Pが搬送される。このた
め、転写後のトナ−に残存紙粉が混入され、それが再使
用される悪循環が防止され、印字画像精度を高められ
る。
【0060】なお、偏向部40は、上記偏向ユニット構
造に限定されることなく適宜変更可能である。
【0061】また、紙粉除去手段50についても、例え
ば鮫肌面ないしは粗面を有する掻き取り部材などを採用
可能であるが、上記実施形態のように、鋸歯状スクレー
パを採用すれば、記録紙Pが鋸歯状スクレーパ50を構
成している複数の山部51・・・に対して順次、線接触
するので、紙粉に対する掻き取りが搬送方向で複数段
回、行われることになり、紙粉掻き取り効果は高い。
【0062】なお、紙粉除去の対象となる印字要求は、
給紙カセット25から給紙される一般的な印字要求の他
に、図2の手差しトレイ12から給紙される印字要求
や、片面印字後に反転経路R2を通しての印字要求時に
も適用される。
【0063】図4は、この発明の他の実施形態を示す。
図4では、転写器19が正電荷を転写する場合を想定し
ている。
【0064】紙粉除去手段50を通過した記録紙P上
に、微量ながらも正負様々な極性の紙粉が残っていた場
合、転写器19より正電荷が転写されることで、記録紙
P上には、負極性の紙粉が吸着される。反面、正極性の
紙粉が飛散してしまい、クリ−ナ17側等へ飛散するお
それがある。クリ−ナ17で回収された正極性の紙粉
が、残留トナ−に混入して再利用されると、印字画像品
質を損なう。
【0065】そこで、この実施形態では、紙粉除去手段
50として帯電極性が転写器19と逆極性となる素材を
用いてある。この素材としては、例えばポリエチレンや
ABS樹脂(スチレン・プチルアクリレ−ト共重合体)
がある。このように、紙粉除去手段50を負極性の構成
材で構成すれば、前記転写器19より正電荷が転写され
ても、負極性の紙粉を紙粉除去手段50を負極性で静電
吸着させることができ、正極性の紙粉がクリ−ナ17側
等へ飛散することを抑制でき、画像品質の向上を図るこ
とができる。
【0066】
【発明の効果】この発明によれば、以下の効果を奏する
ことができる。
【0067】(1)搬送路上に紙粉除去手段と、この紙
粉除去手段に対して記録紙を引き寄せる状態に偏向させ
る偏向部とを設けたことにより、略垂直方向搬送パス方
式であっても、負荷低減ローラを設けた場合のように記
録紙が反り返るようなこともなく、弾性反力で紙粉除去
手段に良好に摺接させることができ、結果、紙粉を効果
的に除去することができる。しかも、特別な静電吸着ロ
ーラを使うものに比して、構成が簡単であり、紙粉除去
性能も高い。
【0068】(2)偏向部に紙粉除去手段を一体に構成
したことにより、部品点数が削減されるとともに、サイ
ズ的なコンパクト設計が可能となり、小型化を推進する
ことができる。
【0069】(3)偏向部内に紙粉回収手段を設けたこ
とにより、簡素な構成でありながら除去された紙粉を飛
散をさせることなく回収することができる。
【0070】(4)紙粉除去手段の帯電極性を転写電圧
とは逆極性に設定することにより、転写電圧と同極性の
紙粉を紙粉除去手段で静電吸着することができ、その紙
粉の感光体ドラム側への飛散が防止され、良好な画像形
成が保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる画像形成装置が
適用された複写機の概略断面図である。
【図2】同複写機の要部の拡大断面図である。
【図3】同複写機の偏向部および紙粉除去手段の斜視図
である。
【図4】この発明の他の実施形態にかかる要部の拡大断
面図である。
【符号の説明】
40−偏向部 47−紙粉回収部 50−紙粉除去手段 A−画像形成部 B−排紙部 C−給紙部 P−記録紙 R1−垂直方向搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 隆 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 EA09 ED15 ED16 ED27 JA03 JB06 JC13 JC14 3F101 AB03 AB09 FB02 FC05 LA02 LA05 LA07 LB03 9A001 JJ28 JJ35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成部を中央にして上方に排紙部、下
    方に給紙部を配置し、給送された記録紙を略垂直方向へ
    搬送する画像形成装置において記録紙搬送路上に設けら
    れた紙粉除去手段と、記録紙搬送路上を搬送される記録
    紙を前記紙粉除去手段に引き寄せた状態に偏向させる偏
    向部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】偏向部に紙粉除去手段を一体に設けてなる
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】偏向部の一部を紙粉回収手段として構成し
    てなる請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】紙粉除去手段の帯電極性を転写電圧とは逆
    極性に設定してなる請求項1乃至3のいずれかに記載の
    画像形成装置。
JP2000078804A 2000-03-21 2000-03-21 画像形成装置 Pending JP2001261178A (ja)

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