JP2001260512A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP2001260512A
JP2001260512A JP2000071435A JP2000071435A JP2001260512A JP 2001260512 A JP2001260512 A JP 2001260512A JP 2000071435 A JP2000071435 A JP 2000071435A JP 2000071435 A JP2000071435 A JP 2000071435A JP 2001260512 A JP2001260512 A JP 2001260512A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二面連写製版の機能を利用することが簡単に
なる孔版印刷装置を提供する。 【解決手段】 二面連写製版を行わせる場合には、原稿
サイズ検知センサが検知した原稿サイズと、用紙サイズ
検知センサが検知した印刷用紙のサイズとから、マスタ
原紙に形成する穿孔画像の変倍率が自動変倍率設定手段
(ステップS2)により自動的に設定される。オペレー
タは、二面連写製版を開始させるためのキー操作を行う
だけでよく、煩雑な変倍率の設定が不要となり、二面連
写製版の機能を利用することが簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1枚のマスタに2
枚の原稿の画像に応じた2つの穿孔画像を並べて形成す
る二面連写製版の機能を有し、そのマスタを用いた印刷
を行うことができる孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、孔版印刷装置には、二面連写製版
の機能を備えたものが広く普及している。この二面連写
製版の機能は、1枚のマスタに2枚の原稿(2枚の原稿
は、同じ原稿又は異なる原稿)の画像に応じた2つの穿
孔画像を並べて形成するものであり、例えば、図8の説
明図に示すように、1枚のマスタに同じ原稿の画像
「A」に対応する2つの穿孔画像を形成することがで
き、又は、図8の説明図に示すように、1枚のマスタ
に異なる原稿の画像「A」と「B」とに対応する穿孔画
像を1つずつ形成することができる。
【0003】このように二面連写製版されたマスタを用
いて適切なサイズの印刷用紙に印刷を行うことにより、
1枚の印刷用紙に同じ画像が2つ印刷された印刷物、又
は、1枚の印刷用紙に異なる2つの画像が印刷された印
刷物が得られる。1枚の印刷用紙に同じ画像が2つ印刷
された印刷物の場合には、その印刷物を2つの画像の境
目部分から裁断して2枚の印刷物として用いることがで
きる。1枚の印刷用紙に異なる2つの画像が印刷された
印刷物の場合には、その印刷物を2つの画像の境目部分
から裁断して2種類の印刷物として用いることができ、
又は、その印刷物を2つの境目部分から折り曲げて袋と
じ状態で使用することができる。
【0004】2つの画像が印刷された印刷物を2つに裁
断して2枚の印刷物、又は、2種類の印刷物として使用
する場合には、1枚の印刷用紙に対する1回の印刷動作
により、2枚の印刷物又は2種類の印刷物が得られるこ
とになり、印刷作業の作業時間が半減される。
【0005】また、1枚のマスタに異なる2つの穿孔画
像を形成して印刷を行う場合には、2種類の印刷物を印
刷するにも拘らず使用するマスタは1枚でよく、マスタ
を製版するマスタ原紙の消費量が半減される。
【0006】このように、孔版印刷装置に設けられてい
る二面連写製版の機能は、印刷作業の作業時間の短縮、
マスタ原紙の消費量の削減の観点から、非常に有用な機
能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、二面連写製版
の機能を用いる場合には、原稿のサイズと、使用する印
刷用紙のサイズとに応じて、画像読取部で読み取った原
稿の画像に応じた穿孔画像を形成する際の変倍率を指定
しなければならならず、この指定が煩雑である。この指
定を間違えると、印刷作業や製版のやり直しをしなけれ
ばならず、かえって、印刷作業の作業時間が長くなり、
マスタ原紙の無駄や印刷用紙の無駄が発生する。
【0008】このため、二面連写製版の機能は非常に有
用な機能でありながら、変倍率が100%であってその
指定が容易である場合、例えば、原稿のサイズがA4
で、印刷用紙のサイズがA3であるような場合以外に
は、あまり使用されていないということが実情である。
【0009】また、二面連写製版を行う場合には、製版
動作をスタートさせる度に、二面連写製版を行わせるた
めの所定のキー操作を行うことが必要である。しかし、
各マスタを製版する度に二面連写製版を行わせるための
所定のキー操作を行うことは煩雑であり、二面連写製版
を行おうとしたにも拘らず所定のキー操作を忘れたため
に通常の製版(1枚のマスタに1つの穿孔画像を形成す
る製版)が実行されてしまう場合もある。
【0010】そこで本発明は、二面連写製版の機能を利
用することが簡単になり、それにより、印刷作業の作業
時間の短縮やマスタ原紙の使用量の削減を図ることがで
きる孔版印刷装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿の画像を読み取る画像読取部と、読み取った原稿の
画像に応じた穿孔画像をマスタ原紙に形成することによ
りマスタを製版する製版部と、印刷用紙が載置される給
紙部と、製版された前記マスタを用いて前記給紙部から
給紙された前記印刷用紙に対して印刷を行う印刷部とを
有し、二面連写製版時には2枚の原稿の画像に応じた2
つの穿孔画像を1枚のマスタ上に並べて形成する製版を
前記製版部で行う孔版印刷装置において、前記原稿のサ
イズを検知する原稿サイズ検知センサと、前記印刷用紙
のサイズを検知する用紙サイズ検知センサと、二面連写
製版時には1枚の原稿の画像に対応した1つの穿孔画像
の形成領域が前記印刷用紙のサイズの1/2となるよう
に穿孔画像の変倍率を自動的に設定する自動変倍率設定
手段と、を有する。
【0012】したがって、二面連写製版を行わせる場合
には、原稿サイズ検知センサが検知した原稿サイズと用
紙サイズ検知センサが検知した印刷用紙のサイズとか
ら、マスタ原紙に形成する穿孔画像の変倍率が自動変倍
率設定手段により自動的に設定される。このため、オペ
レータは、二面連写製版を開始させるためのキー操作を
行うだけでよく、煩雑な変倍率の設定が不要となり、二
面連写製版の機能を利用することが簡単になる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の孔
版印刷装置において、製版開始時に所定の条件が満たさ
れているときに自動的に二面連写製版を開始させる二面
連写製版優先スタート手段と、前記二面連写製版優先ス
タート手段が実行可能なモードにモード切り替えを行う
モード切替キーとを有する。
【0014】したがって、モード切替キーを操作して孔
版印刷装置を二面連写製版優先スタート手段が実行可能
なモードに切り替えておくことにより、製版開始時に所
定の条件が満たされているときには、自動的に二面連写
製版が開始される。このため、二面連写製版を行う度に
二面連写製版を開始させるための所定のキー操作を行う
という煩雑さがなくなり、さらに、これから行う製版が
二面連写製版に適しているか否かの判断が不要となり、
二面連写製版の機能を利用することが簡単になる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の孔
版印刷装置において、前記二面連写製版優先スタート手
段により二面連写製版を自動的に開始させる所定の条件
の一つは、印刷用紙のサイズに対する原稿のサイズの比
率が所定値以下である。
【0016】したがって、印刷用紙のサイズに対する原
稿のサイズの比率が所定値以下であるために二面連写製
版に適している場合に、二面連写製版が行われる。この
所定値とは、例えば、85%である。そして、印刷用紙
のサイズに対する原稿のサイズの比率が所定値以上であ
る場合、例えば、印刷用紙のサイズと原稿のサイズとが
略同じである場合、原稿のサイズのほうが大きい場合等
には、二面連写製版は行われない。このような条件のと
きに二面印刷製版を行うと、マスタに形成された穿孔画
像、及び、印刷用紙上に印刷された画像のサイズが小さ
くなり過ぎるからである。
【0017】請求項4記載の発明は、原稿の画像を読み
取る画像読取部と、読み取った原稿の画像に応じた穿孔
画像をマスタ原紙に形成することによりマスタを製版す
る製版部と、印刷用紙が載置される給紙部と、製版され
た前記マスタを用いて前記給紙部から給紙された前記印
刷用紙に対して印刷を行う印刷部とを有し、二面連写製
版時には2枚の原稿の画像に応じた2つの穿孔画像を1
枚のマスタ上に並べて形成する製版を前記製版部で行う
孔版印刷装置において、前記原稿のサイズを検知する原
稿サイズ検知センサと、前記印刷用紙のサイズを検知す
る用紙サイズ検知センサと、印刷用紙のサイズに対する
原稿のサイズが1/2であるという所定の条件が満たさ
れているときに原稿の画像サイズと同じサイズの穿孔画
像を形成する二面連写製版を自動的に開始させる二面連
写製版優先スタート手段と、前記二面連写製版優先スタ
ート手段が実行可能なモードにモード切り替えを行うモ
ード切替キーと、を有する。
【0018】したがって、モード切替キーを操作して孔
版印刷装置を二面連写製版優先スタート手段が実行可能
なモードに切り替えておくことにより、原稿の画像サイ
ズが印刷用紙のサイズの1/2のとき、つまり、原稿の
画像サイズと印刷された印刷物の画像サイズとが同じに
なる場合に二面連写製版が行われる。オペレータは通
常、変倍率を指定しない限り、原稿の画像サイズと印刷
物の画像サイズとは同じになるものと意識しており、印
刷用紙のサイズに対する原稿のサイズが1/2であると
きにのみ原稿の画像サイズと同じサイズの穿孔画像を形
成して二面連写製版を自動的に開始させることにより、
二面連写製版を行うことによる印刷作業の作業時間の短
縮や使用するマスタ原紙の使用量の削減を図りつつ、オ
ペレータの意に反して原稿の画像サイズと異なる画像サ
イズの印刷物が印刷されるという事態の発生を防止する
ことができる。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項2ないし4
のいずれか一記載の孔版印刷装置において、前記二面連
写製版優先スタート手段により二面連写製版を自動的に
開始させる所定の条件の一つは、入力された印刷枚数が
所定枚数以上である。
【0020】したがって、二面連写製版は、その二面連
写製版されたマスタを使用した印刷枚数が所定枚数以上
の場合に行われ、印刷作業の作業時間の短縮を図ること
ができる。なお、印刷枚数が所定枚数以下である場合に
は、二面連写製版を行っても印刷作業の作業時間の短縮
という点からのメリットは小さいので、二面連写製版は
行われない。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項2ないし5
のいずれか一記載の孔版印刷装置において、前記画像読
取部で読み取った原稿の画像に対して穿孔画像を形成す
る向きを90°回転させる画像回転手段を有し、前記原
稿サイズ検知センサの検知結果と前記用紙サイズ検知セ
ンサの検知結果とから必要に応じて前記画像回転手段に
より穿孔画像が回転される。
【0022】したがって、二面連写製版時には、原稿サ
イズ検知センサの検知結果と用紙サイズ検知センサの検
知結果とから、穿孔画像を形成する向きが必要に応じて
画像回転手段により90°回転される。これにより、二
面連写製版時に、画像読取部で読み取る原稿の向きや、
給紙部に載置する印刷用紙の向きを考慮する必要がなく
なり、二面連写製版の機能を利用することが簡単にな
る。
【0023】請求項7記載の発明は、原稿の画像を読み
取る画像読取部と、読み取った原稿の画像に応じた穿孔
画像をマスタ原紙に形成することによりマスタを製版す
る製版部と、それぞれ異なるサイズの印刷用紙が載置さ
れる複数個の給紙部と、製版された前記マスタを用いて
前記給紙部から給紙された前記印刷用紙に印刷を行う印
刷部とを有し、二面連写製版時には2枚の原稿の画像に
応じた2つの穿孔画像を指定された変倍率で1枚のマス
タ上に並べて形成する製版を前記製版部で行う孔版印刷
装置において、前記原稿のサイズを検知する原稿サイズ
検知センサと、前記各給紙部のそれぞれに設けられてそ
の各給紙部に載置されている印刷用紙のサイズを検知す
る複数の用紙サイズ検知センサと、二面連写製版時に
は、前記原稿サイズ検知センサの検知結果と指定された
穿孔画像の変倍率とからマスタ上に形成される穿孔画像
の2倍のサイズの印刷用紙をいずれかの前記給紙部のな
かから自動的に選択する自動用紙選択手段と、を有す
る。
【0024】したがって、それぞれ異なるサイズの印刷
用紙が載置された複数個の給紙部を有する孔版印刷装置
において、原稿サイズ検知センサの検知結果と、指定さ
れた穿孔画像の変倍率とから、マスタ上に形成される穿
孔画像の2倍のサイズの印刷用紙がいずれかの給紙部か
ら自動的に選択される。このため、オペレータは、最適
なサイズの印刷用紙を指定するという手間が不要とな
り、二面連写製版の機能を利用することが簡単になる。
【0025】請求項8記載の発明は、請求項1ないし7
のいずれか一記載の孔版印刷装置において、二面連写製
版されたマスタを用いた印刷時には、入力された印刷枚
数Nが偶数の場合にはN/2枚、入力された印刷枚数N
が奇数の場合には(N+1)/2枚の印刷用紙の給紙が
行われる。
【0026】したがって、二面連写製版されマスタを用
いた印刷時には、1回の印刷で2枚の印刷物を得ること
ができ、入力された印刷枚数Nが偶数の場合にはN/2
枚、入力された印刷枚数Nが奇数の場合には(N+1)
/2枚の印刷用紙の給紙が行われることにより、必要な
枚数の印刷物を得ることができる。このため、オペレー
タは、通常製版されたマスタを用いた印刷であるか、二
面連写製版されたマスタを用いた印刷であるかに拘ら
ず、必要な印刷物の枚数を入力すればよく、印刷枚数の
入力操作が容易になり、しかも、必要枚数以上の印刷物
を作成してしまうということが防止される。
【0027】請求項9記載の発明は、請求項1ないし8
のいずれか一記載の孔版印刷装置において、二面連写製
版されたマスタを用いた印刷時には、印刷済枚数又は残
り印刷枚数を表示する枚数表示部の表示が2ずつ変化す
る。
【0028】二面連写製版されたマスタを用いた印刷時
には、1回の印刷で2枚の印刷物を得ることができる。
したがって、印刷済枚数又は残り印刷枚数を表示する枚
数表示部の表示が2ずつ変化することにより、オペレー
タは、通常製版されたマスタを用いた印刷であるか、二
面連写製版されたマスタを用いた印刷であるかに拘ら
ず、必要な印刷物の枚数を入力すればよく、印刷枚数の
入力操作が容易になる。しかも、枚数表示部の表示を見
たときに、印刷作業の進行状態を正確に把握できる。
【0029】請求項10記載の発明は、請求項1ないし
9のいずれか一記載の孔版印刷装置において、印刷用紙
の搬送方向に沿った前記印刷部の下流側に、二面連写製
版されたマスタを用いて印刷された印刷用紙をその印刷
用紙に印刷された2つの画像の境目部分から2つに裁断
する裁断機構が設けられている。
【0030】したがって、二面連写製版されたマスタを
用いて1枚に2つの画像が並んで印刷された印刷用紙
を、印刷が終了した直後に裁断機構を用いて2つの画像
の境目部分から2つに裁断することができる。これによ
り、特別な裁断機構を別個に設ける必要がなくなる。
【0031】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の孔版印刷装置において、前記裁断機構の動作タイミン
グは、前記印刷部での印刷動作のタイミングに連動して
いる。
【0032】したがって、裁断機構による印刷用紙の裁
断位置の制御を、2つの画像の境目部分から精度良く行
える。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1ない
し図7に基づいて説明する。図1は、孔版印刷装置の全
体構造を示す縦断正面図である。なお、孔版印刷装置の
基本的構造は周知のものであるので、基本的構造は簡単
に説明する。この孔版印刷装置は、画像読取部1、製版
部2、印刷部3、排版部4、給紙部5、排紙部6等から
構成されている。
【0034】画像読取部1は、コンタクトガラス上に位
置する原稿7の画像を光学的に読み取るもので、さら
に、原稿7のサイズを検知する原稿サイズ検知センサ8
を備えている。
【0035】製版部2は、ロール状に巻かれたマスタ原
紙9aを保持する保持部10、マスタ原紙9aを引き出
すプラテンローラ11、マスタ原紙9aを加熱溶融穿孔
することにより画像読取部1で読み取った原稿7の画像
に応じた穿孔画像12(図6参照)を形成するサーマル
ヘッド13、穿孔画像12が形成されたマスタ原紙9a
を所定長さにカットするカッタ14等から構成されてい
る。穿孔画像12が形成されたマスタ原紙9aがカッタ
14で所定長さにカットされることによりマスタ9(図
6参照)が形成される。
【0036】印刷部3は、軸線回りに回転駆動されてそ
の外周面にマスタ9が巻き付けられる多孔性で円筒状の
版胴15、版胴15の外周面に接離する位置へ移動自在
なプレスローラ16、版胴15の内部に設けられた図示
しないインキ供給部、給紙部5から給紙された印刷用紙
17を印刷位置へ送り込むとともにその送り込みタイミ
ングを計るレジストローラ18等から構成されている。
この印刷部3では、マスタ9が巻き付けられた版胴15
とプレスローラ16とで給紙部5から給紙された印刷用
紙17を挟持し、このときに、インキ供給部から版胴1
5内に供給されているインキをマスタ9の穿孔部分から
滲み出させて印刷用紙17に転写することにより印刷を
行う。
【0037】排版部4は、所定枚数の印刷が終了して不
要になった使用済みのマスタ9を版胴15の外周面から
剥がし、剥がしたマスタ9を収納する構造であり、使用
済みのマスタ9を版胴15の外周面から剥がすための排
版ローラ19、版胴15から剥がされたマスタ9を収納
する排版収納箱20により構成されている。
【0038】給紙部5は、印刷用紙17が載置されると
ころであり、この給紙部5に載置された印刷用紙17が
給紙動作により1枚ずつ分離されて印刷部3へ送られ
る。この給紙部5には、載置された印刷用紙17のサイ
ズを検知する用紙サイズ検知センサ21が設けられてい
る。
【0039】また、この孔版印刷装置には、第2、第3
の給紙部5a,5bが設けられており、これらの給紙部
5a,5bにはそれぞれ異なるサイズの印刷用紙17が
載置されている。さらに、これらの給紙部5a,5bに
も、載置された印刷用紙17のサイズを検知する用紙サ
イズ検知センサ21a,21bが設けられている。
【0040】排紙部6は、印刷が終了した印刷用紙17
が排紙されるところであり、排紙された印刷用紙17の
用紙揃えを行うためのエンドフェンス22と一対のサイ
ドフェンス23とを備えている。
【0041】印刷部3から排紙部6に至る印刷用紙17
の搬送経路上には、印刷が行われた印刷用紙17を排紙
部6に向けて吸着搬送する吸着搬送機構24と、後述す
る二面連写製版されたマスタ9を用いた印刷時に、印刷
用紙17に印刷された2つの画像をその境目部分から裁
断する裁断機構25とが設けられている。
【0042】裁断機構25は、図2に拡大して示すよう
に、印刷用紙17の搬送経路を挟んで配置され、接離位
置へ移動自在な一対のローラ26,27と、一方のロー
ラ27の外周部に固定された裁断刃28とにより構成さ
れている。ローラ26は、印刷用紙17の搬送速度と同
じ周速度で常時回転駆動され、ローラ27は電磁クラッ
チ29の断続により特定のタイミングで回転し、裁断刃
28により2つの画像が印刷された印刷用紙17をその
画像の境目部分から裁断する。裁断機構25の動作タイ
ミング、即ち、ローラ27の回転タイミングは、印刷部
3での印刷タイミングに連動して行われる。例えば、レ
ジストローラ18の駆動開始から所定のタイミング遅れ
て回転し、又は、版胴15の回転位置を検知するセンサ
30からの出力に基づいて回転する。
【0043】図3は、孔版印刷装置に設けられている操
作パネル31の一部を示す平面図である。操作パネル3
1上には、製版スタートキー32、印刷スタートキー3
3、テンキー34、印刷枚数が表示される枚数表示部3
5、画像読取部1で読み取った原稿7の画像のサイズと
マスタ原紙9aに形成する穿孔画像12のサイズとの変
倍率を表示する変倍率表示部36、変倍率を手動で設定
するときの縮小キー37、等倍キー38、拡大キー3
9、二面連写製版を行う場合にオンにする二面連写製版
モードキー40、二面連写製版が開始されるときに点灯
されるLEDランプ41、所定の条件を満たしている場
合に二面連写製版が行われるモードにモード切り替えを
行うモード切替キーである二面連写製版優先モードキー
42、二面連写製版優先モードキー42をオンさせたと
きに点灯されるLEDランプ43、裁断機構25を動作
させるときにオンさせる裁断動作モードキー44、裁断
動作モードキー44をオンさせたときに点灯されるLE
Dランプ45等が設けられている。二面連写製版優先モ
ードキー42、LEDランプ43、裁断動作モードキー
44、LEDランプ45は、開閉自在な隠しカバー46
により覆われている。
【0044】図4は、孔版印刷装置の制御系の電気的接
続を示すブロック図である。前述した各部の動作は、図
4に示す制御系によってなされる。この制御系は、図示
しないCPU及びメモリからなるマイクロコンピュータ
構成の制御部47を主要な構成要素として備え、この制
御部47に、メインスイッチ48、操作パネル31、画
像読取部1、原稿サイズ検知センサ8、製版部2、印刷
部3、排版部4、給紙部5,5a,5b、用紙サイズ検
知センサ21,21a,21b、センサ30、裁断機構
25、画像読取部1で読み取った画像のデジタルデータ
を記憶する画像メモリ49等が接続されている。
【0045】ここで、この孔版印刷装置には、制御部4
7におけるマイクロコンピュータ動作によって実行され
る各種の処理として、自動変倍率設定手段、二面連写製
版優先スタート手段、画像回転手段、自動用紙選択手
段、給紙枚数制御手段、枚数表示制御手段等が設けられ
ている。
【0046】自動変倍率設定手段は、二面連写製版時に
おいて、1枚の原稿7の画像に対応した1つの穿孔画像
12の形成領域が、印刷に用いられる印刷用紙17のサ
イズの1/2となるように、原稿7のサイズに対する穿
孔画像12のサイズの変倍率を自動的に設定する処理で
ある。この処理は、二面連写製版が行われる場合であっ
て、かつ、使用する印刷用紙17が指定されているとき
に、原稿サイズ検知センサ8の検知結果と用紙サイズ検
知センサ21(又は、21a,21b)の検知結果とか
ら演算される。
【0047】例えば、原稿7のサイズが「A4」であっ
て印刷用紙17のサイズが「B4」である場合には、穿
孔画像12のサイズを印刷用紙17の1/2のサイズ、
即ち、「B5」のサイズに変倍する必要がある。そこ
で、「A4サイズ→B5サイズ」とする変倍率87%が
演算され、マスタ9には、原稿7の画像の87%のサイ
ズの穿孔画像12が形成される。演算された変倍率は、
変倍率表示部36に表示される。図6は、A4サイズの
原稿7と(a)、B4サイズの印刷用紙17と(c)、
B5サイズに変倍されてマスタ9に形成された穿孔画像
12と(b)の関係を示す説明図である。1枚のマスタ
9には、B5サイズに変倍された2つの穿孔画像12が
並んで形成され、印刷用紙17にはB5サイズの画像が
2つ並んで印刷される。
【0048】二面連写製版優先スタート手段は、二面連
写製版モードキー40をオフにし、二面連写製版優先モ
ードキー42をオンにして製版スタートキー32をオン
させたときに、所定の条件が満たされている場合に二面
連写製版を自動的に開始させる処理である。この処理が
開始される所定の条件としては、後述するように、印刷
用紙17のサイズに対する原稿7のサイズの比率が所定
値以下であること、入力された印刷枚数が所定枚数以上
であること等である。
【0049】画像回転手段は、穿孔画像12を形成する
ときに、その向きを90°回転させる処理である。この
処理は、原稿サイズ検知センサ8の検知結果と、用紙サ
イズ検知センサ21(又は、21a,21b)の検知結
果とに基づいて行われる。この処理により、画像読取部
1にセットする原稿7の向きや、給紙部5,5a,5b
に載置する印刷用紙17の向きに関して、特別な注意を
払わなくとも二面連写製版、及び、製版されたマスタ9
を用いた印刷を行える。図7は、画像回転手段が実行さ
れる様子について説明する説明図である。(a)は画像
読取部1にセットされたA4サイズの原稿7、(b)は
画像読取部1で読み取られた後に画像メモリ49に格納
されるとともに90°回転された画像データ、(c)は
回転された画像データの向きで87%に変倍されたB5
サイズの2つの穿孔画像12が二面連写製版されたマス
タ9、(d)はB5サイズに変倍された2つの画像が印
刷されたB4サイズの印刷用紙17である。
【0050】自動用紙選択手段は、複数の給紙部5,5
a,5bにそれぞれサイズの異なる印刷用紙17が載置
されており、原稿7の画像に対する穿孔画像12の変倍
率を指定して二面連写印刷を行う場合において、マスタ
9上に形成される穿孔画像12の2倍のサイズの印刷用
紙17をいずれかの給紙部5,5a,5bのなかから自
動的に選択する処理である。
【0051】給紙枚数制御手段は、二面連写製版された
マスタ9を用いた印刷時に印刷用紙17の給紙枚数を制
御する処理であり、入力された印刷枚数Nが偶数の場合
にはN/2枚、入力された印刷枚数Nが奇数の場合には
(N+1)/2枚の印刷用紙の給紙を行うことにより、
必要な枚数の印刷物を得ることができる。この処理によ
り、オペレータは、通常製版されたマスタ9を用いた印
刷であるか、二面連写製版されたマスタ9を用いた印刷
であるかに拘らず、必要な印刷物の枚数を入力すればよ
く、印刷枚数の入力操作が容易になり、しかも、必要枚
数以上の印刷物を作成してしまうということが防止され
る。
【0052】枚数表示制御手段は、二面連写製版された
マスタ9を用いた印刷時に枚数表示部35に表示される
印刷済枚数又は残り印刷枚数を2ずつ変化させる処理で
ある。この処理により、オペレータは、通常製版された
マスタ9を用いた印刷であるか、二面連写製版されたマ
スタ9を用いた印刷であるかに拘らず、必要な印刷物の
枚数を入力すればよく、印刷枚数の入力操作が容易にな
る。しかも、枚数表示部35の表示を見たときに、印刷
作業の進行状態を正確に把握できる。
【0053】図5は、製版時の制御について説明するフ
ローチャートである。なお、このフローチャートの説明
では、給紙部5に載置された印刷用紙17を使用するよ
うに指定されているものとする。また、この孔版印刷装
置には、二面連写製版モードキー40と二面連写製版優
先モードキー42とが設けられており、二面連写製版モ
ードキー40がオンにされた後に製版スタートキー32
がオンにされた場合には、二面連写製版が開始される。
一方、二面連写製版モードキー40がオフにされ、二面
連写製版優先モードキー42がオンにされているときに
製版スタートキー32がオンにされた場合には、所定の
条件が満たされているときには二面連写製版が開始さ
れ、所定の条件が満たされていないときには通常の製版
(1枚のマスタ9に1つの穿孔画像12を形成する製
版)が開始される。そこで、このフローチャートの説明
にあたっては、二面連写製版モードキー40がオンにさ
れている場合と、オフにされている場合とに大別して説
明する。
【0054】まず、二面連写製版モードキー40がオン
にされている場合について説明する。製版を開始するた
めに製版スタートキー32がオンにされると、二面連写
製版モードキー40がオンにされているか否かが判断さ
れる(ステップS1)。なお、二面連写製版モードキー
40がオンにされている場合には、LEDランプ41が
点灯されている。
【0055】二面連写製版モードキー40がオンにされ
ている場合には(ステップS1のY)、原稿サイズ検知
センサ8で検知された原稿7のサイズと用紙サイズ検知
センサ21で検知された印刷用紙17のサイズとから、
二面連写製版のための最適な変倍率が演算され(ステッ
プS2)、ここに、自動変倍率設定手段が実行される。
この変倍率は、例えば、原稿7のサイズが「A4」であ
って印刷用紙17のサイズが「B4」である場合には、
マスタ9に形成する穿孔画像12のサイズを印刷用紙1
7の1/2のサイズ、即ち、「B5」のサイズに変倍す
る値であり、87%である。
【0056】ステップS2において変倍率が演算される
と、演算された変倍率が変倍率表示部36に表示される
(ステップS3)。
【0057】ステップS3において変倍率表示部36へ
の変倍率表示が行われた後、二面連写製版モードキー4
0がオンであるか否かが再度判断される(ステップS
4)。二面連写製版モードキー40がオンである場合に
は(ステップS4のY)、既にLEDランプ41が点灯
されているので、そのまま二面連写製版が開始される
(ステップS5)。ここで、このステップS5での二面
連写製版時には、最初の製版動作によりマスタ9の半分
の領域に穿孔画像12が形成され、再度原稿7の読み取
りが行われた後に行われる二度目の製版動作により残り
の半分の領域に穿孔画像12が形成される。また、この
ステップS5での二面連写製版時には、必要に応じて画
像回転手段が実行される。
【0058】つぎに、二面連写製版モードキー40がオ
フにされている場合について説明する。ステップS1に
おいて二面連写製版モードキー40がオフにされている
と判断されると(ステップS1のN)、二面連写製版優
先モードキー42がオンにされているか否かが判断され
る(ステップS6)。
【0059】二面連写製版優先モードキー42がオフに
されている場合には(ステップS6のN)、通常製版が
開始される(ステップS7)。
【0060】二面連写製版優先モードキー42がオンに
されている場合には(ステップS6のY)、使用する印
刷用紙17のサイズに対する原稿7のサイズの比率が設
定値以下であるか否かが判断される(ステップS8)。
この設定値とは、ユーザーが任意に設定できる値であ
り、例えば、85%である。
【0061】印刷用紙17のサイズに対する原稿7のサ
イズの比率が設定値以上である場合には(ステップS8
のN)、そのような原稿7の画像を二面連写製版する
と、穿孔画像12が小さくなり過ぎるとともに印刷物の
画像も小さくなり過ぎるということになるので、二面連
写製版は行われず、通常製版が行われる(ステップS
7)。
【0062】印刷用紙17のサイズに対する原稿7のサ
イズの比率が設定値以下である場合には(ステップS8
のY)、入力された印刷枚数が所定枚数以上であるか否
かが判断される(ステップS9)。この所定枚数とは、
ユーザーが任意に設定できる値であり、例えば、50枚
である。
【0063】入力された印刷枚数が所定枚数以下である
場合には(ステップS9のN)、二面連写製版をしても
印刷作業の作業時間の短縮という点でのメリットが少な
いので、二面連写製版は行われず、通常製版が行われる
(ステップS7)。
【0064】印刷用紙17のサイズに対する原稿7のサ
イズの比率が設定値以下であり(ステップS8のY)、
かつ、入力された印刷枚数が設定枚数以上である場合に
は(ステップSS9のY)、二面連写製版が開始される
ことになり、ここに、二面連写製版優先スタート手段が
実行される。この二面連写製版優先スタート手段の実行
により、原稿サイズ検知センサ8で検知された原稿7の
サイズと用紙サイズ検知センサ21で検知された印刷用
紙17のサイズとから、二面連写製版のための最適な変
倍率が演算され(ステップS2)、ここに、自動変倍率
設定手段が実行される。
【0065】ステップS2において変倍率が演算される
と、演算された変倍率が変倍率表示部36に表示される
(ステップS3)。
【0066】ステップS3において変倍率表示部36へ
の変倍率表示が行われた後、二面連写製版モードキー4
0がオンであるか否かが再度判断される(ステップS
4)。二面連写製版モードキー40がオフである場合に
は(ステップS4のN)、LEDランプ41が点灯され
(ステップS10)、二面連写製版が行われることをオ
ペレータへ知らせた後、二面連写製版が開始される(ス
テップS5)。
【0067】このような構成において、画像読取部1に
原稿7をセットし、印刷枚数の入力などの所定の操作を
行った後、製版スタートキー32をオンさせることによ
り、原稿7の画像の読み取りと、読み取った画像に応じ
たマスタ9の製版と、製版されたマスタ9の版胴15へ
の巻き付けとが行われる。その後、印刷スタートキー3
3をオンさせることにより、給紙部5(又は、5a,5
b)から印刷用紙17が給紙され、印刷部3においてそ
の印刷用紙17に対する印刷が行われ、印刷が終了した
印刷用紙17が排紙部6へ排紙される。
【0068】ここで、製版スタートキー32をオンさせ
てマスタ9の製版を行う場合において、図5のフローチ
ャートにおいて説明したように、二面連写製版モードキ
ー40がオンの場合、又は、二面連写製版モードキー4
0はオフであるが二面連写製版優先モードキー42がオ
ンであって所定の条件が満たされている場合には、二面
連写製版が行われる。このとき、原稿7のサイズと使用
する印刷用紙17のサイズとから、二面連写製版する穿
孔画像12の変倍率が自動変倍率設定手段により自動的
に設定されるので、オペレータは煩雑な変倍率の設定を
行う必要がなくなり、二面連写製版の機能を利用するこ
とが簡単になる。
【0069】また、二面連写製版モードキー40をオフ
にするとともに二面連写製版優先モードキー42をオン
にしている場合、所定の条件が満たされることにより、
二面連写製版優先スタート手段の実行により二面連写製
版が自動的に開始されるので、オペレータは、二面連写
製版とすべきか通常製版とすべきかを判断するという煩
わしさがなくなり、二面連写製版の度に二面連写製版モ
ードキー40をオンさせるという手間がかからなくな
る。これによっても、二面連写製版の機能を利用するこ
とが簡単になる。
【0070】さらに、この二面連写製版優先スタート手
段の実行時には、図5のフローチャートのステップS8
で説明したように、印刷用紙17のサイズに対する原稿
7のサイズの比率が設定値以上のときは二面連写製版が
行われないので、変倍してマスタ9に形成された穿孔画
像12、及び、印刷された印刷用紙17上の画像が小さ
くなり過ぎるということが防止される。
【0071】このステップ8での判断条件として、印刷
用紙17のサイズに対する原稿7のサイズの比率が1/
2の場合に限定してもよい。このように限定することに
より、原稿7のサイズと同じサイズの印刷物が形成され
るようになり、オペレータの意に反して原稿7のサイズ
と異なるサイズの印刷物が印刷されるということを防止
できる。
【0072】二面連写製版されたマスタ9を用いて印刷
された印刷用紙17上には、図6、図7又は図8に示す
ように、2つの画像が並んで印刷されている。そこで、
裁断動作モードキー44をオンにすることにより、ロー
ラ26,27が近接位置へ移動するとともに回転駆動さ
れ、2つの画像が形成された印刷用紙17は、その画像
の境目部分から裁断刃28により裁断され、排紙部6に
排紙される。これにより、二つの画像が形成された印刷
用紙17が排紙部6に排紙され、その後にその印刷用紙
17を2つの画像の境目部分から裁断するという手間が
かからなくなる。しかも、別個に裁断装置を準備する必
要がなくなる。
【0073】裁断機構25は、印刷部3での印刷タイミ
ング、例えば、レジストローラ18の駆動開始から所定
のタイミング遅れて動作し、又は、版胴15の回転位置
を検知するセンサ30からの出力に基づいて動作するよ
うに動作タイミングを設定されているので、2つの画像
の境目部分から精度良く裁断することができる。
【0074】つぎに、ここまでの説明では、使用する印
刷用紙17のサイズを指定した場合について説明した
が、本実施の形態の孔版印刷装置は、複数の給紙部5,
5a,5bを備え、各給紙部5,5a,5bにはそれぞ
れ異なるサイズの印刷用紙17が載置されているもので
ある。そこで、使用する印刷用紙17のサイズを指定せ
ずに、形成する穿孔画像12の変倍率を指定し、指定し
た変倍率と原稿サイズ検知センサ8の検知結果とから、
使用する印刷用紙17を自動用紙選択手段により自動的
に選択してもよい。これにより、オペレータは、原稿7
の大きさから判断した必要な印刷画像の大きさを指定す
るだけでよく、最適なサイズの印刷用紙17を指定する
という手間が不要になり、二面連写製版の機能を利用す
ることが簡単になる。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の発明の孔版印刷装置によ
れば、二面連写製版を行わせる場合には、原稿サイズ検
知センサが検知した原稿サイズと用紙サイズ検知センサ
が検知した印刷用紙のサイズとから、マスタ原紙に形成
する穿孔画像の変倍率を自動変倍率設定手段により自動
的に設定できるので、オペレータは、二面連写製版を開
始させるためのキー操作を行うだけでよく、煩雑な変倍
率の設定が不要となり、二面連写製版の機能を利用する
ことが簡単になる。
【0076】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の孔版印刷装置において、製版開始時に所定の条件が
満たされているときに自動的に二面連写製版を開始させ
る二面連写製版優先スタート手段と、二面連写製版優先
スタート手段が実行可能なモードにモード切り替えを行
うモード切替キーとを有するので、モード切替キーを操
作して孔版印刷装置を二面連写製版優先スタート手段が
実行可能なモードに切り替えておくことにより、製版開
始時に所定の条件が満たされているときには自動的に二
面連写製版を開始させることができ、このため、二面連
写製版を行う度に二面連写製版を開始させるための所定
のキー操作を行うという煩雑さをなくすことができ、さ
らに、これから行う製版が二面連写製版に適しているか
否かの判断が不要となり、二面連写製版の機能を利用す
ることが簡単になる。
【0077】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の孔版印刷装置において、二面連写製版優先スタート
手段により二面連写製版を自動的に開始させる所定の条
件の一つは、印刷用紙のサイズに対する原稿のサイズの
比率が所定値以下であることなので、印刷用紙のサイズ
に対する原稿のサイズの比率が所定値以下であるために
二面連写製版に適している場合に、二面連写製版を自動
的に行わせることができ、マスタに形成された穿孔画
像、及び、印刷用紙上に印刷された画像が小さくなり過
ぎるということを防止できる。
【0078】請求項4記載の発明によれば、モード切替
キーを操作して孔版印刷装置を二面連写製版優先スター
ト手段が実行可能なモードに切り替えておくことによ
り、原稿の画像サイズが印刷用紙のサイズの1/2のと
き、つまり、原稿の画像サイズと印刷された印刷物の画
像サイズとが同じになる場合にのみ二面連写製版が自動
的に行われるので、オペレータの意に反して原稿の画像
サイズと異なる画像サイズの印刷物が印刷されるという
事態の発生を防止できる。
【0079】請求項5記載の発明によれば、請求項2な
いし4のいずれか一記載の孔版印刷装置において、二面
連写製版優先スタート手段により二面連写製版を自動的
に開始させる所定の条件の一つは、入力された印刷枚数
が所定枚数以上であることなので、印刷枚数が所定枚数
以上の場合には二面連写製版が自動的に行われ、印刷作
業の作業時間の短縮を有効に図ることができる。
【0080】請求項6記載の発明によれば、請求項2な
いし5のいずれか一記載の孔版印刷装置において、画像
読取部で読み取った原稿の画像に対して穿孔画像を形成
する向きを90°回転させる画像回転手段を有し、原稿
サイズ検知センサの検知結果と用紙サイズ検知センサの
検知結果とから必要に応じて画像回転手段により穿孔画
像が回転されるので、二面連写製版時には、画像読取部
で読み取る原稿の向きや給紙部に載置する印刷用紙の向
きを考慮する必要がなくなり、二面連写製版の機能を利
用することが簡単になる。
【0081】請求項7記載の発明の孔版印刷装置によれ
ば、二面連写製版を行わせる場合には、原稿サイズ検知
センサが検知した原稿サイズと指定された穿孔画像の変
倍率とから、マスタ上に形成される穿孔画像の2倍のサ
イズの印刷用紙がいずれかの給紙部から自動的に選択さ
れるので、オペレータは、二面連写製版を行うための最
適なサイズの印刷用紙を指定するという手間が不要とな
り、二面連写製版の機能を利用することが簡単になる。
【0082】請求項8記載の発明によれば、請求項1な
いし7のいずれか一記載の孔版印刷装置において、入力
された印刷枚数Nが偶数の場合にはN/2枚、入力され
た印刷枚数Nが奇数の場合には(N+1)/2枚の印刷
用紙の給紙が行われるので、必要な枚数の印刷物を得る
ことができ、オペレータは、通常製版されたマスタを用
いた印刷であるか、二面連写製版されたマスタを用いた
印刷であるかに拘らず、必要な印刷物の枚数を入力すれ
ばよく、印刷枚数の入力操作が容易になり、しかも、必
要枚数以上の印刷物を作成してしまうということを防止
できる。
【0083】請求項9記載の発明によれば、請求項1な
いし8のいずれか一記載の孔版印刷装置において、二面
連写製版されたマスタを用いた印刷時には、印刷済枚数
又は残り印刷枚数を表示する枚数表示部の表示が2ずつ
変化するので、オペレータは、通常製版されたマスタを
用いた印刷であるか、二面連写製版されたマスタを用い
た印刷であるかに拘らず、必要な印刷物の枚数を入力す
ればよく、印刷枚数の入力操作が容易になり、しかも、
枚数表示部の表示を見たときに、印刷作業の進行状態を
正確に把握することができる。
【0084】請求項10記載の発明によれば、請求項1
ないし9のいずれか一記載の孔版印刷装置において、印
刷用紙の搬送方向に沿った印刷部の下流側に、二面連写
製版されたマスタを用いて印刷された印刷用紙をその印
刷用紙に印刷された2つの画像の境目部分から2つに裁
断する裁断機構が設けられているので、二面連写製版さ
れたマスタを用いて1枚に2つの画像が並んで印刷され
た印刷用紙を、印刷が終了した直後に裁断機構を用いて
2つの画像の境目部分から2つに裁断することができ、
これにより、特別な裁断機構を別個に設ける必要がなく
なる。
【0085】請求項11記載の発明によれば、請求項1
0記載の孔版印刷装置において、裁断機構の動作タイミ
ングは、印刷部での印刷動作のタイミングに連動してい
るので、裁断機構による印刷用紙の裁断位置の制御を、
2つの画像の境目部分から精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の孔版印刷装置を示す縦
断正面図である。
【図2】裁断機構を拡大して示す正面図である。
【図3】孔版印刷装置に設けられている操作パネルの一
部を示す平面図である。
【図4】孔版印刷装置の制御系の電気的接続を示すブロ
ック図である。
【図5】製版時の制御について説明するフローチャート
である。
【図6】原稿のサイズと、使用する印刷用紙のサイズ
と、変倍されてマスタに形成された穿孔画像との関係を
示す説明図である。
【図7】画像回転手段が実行される様子について説明す
る説明図である。
【図8】原稿と、二面連写製版されたマスタと、そのマ
スタを用いて印刷された印刷物との関係を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 画像読取部 2 製版部 3 印刷部 5,5a,5b 給紙部 7 原稿 8 原稿サイズ検知センサ 9 マスタ 9b マスタ原紙 12 穿孔画像 17 印刷用紙 21,21a,21b 用紙サイズ検知センサ 25 裁断機構 35 枚数表示部 42 モード切替キー ステップS2 自動変倍率設定手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取る画像読取部と、読
    み取った原稿の画像に応じた穿孔画像をマスタ原紙に形
    成することによりマスタを製版する製版部と、印刷用紙
    が載置される給紙部と、製版された前記マスタを用いて
    前記給紙部から給紙された前記印刷用紙に対して印刷を
    行う印刷部とを有し、二面連写製版時には2枚の原稿の
    画像に応じた2つの穿孔画像を1枚のマスタ上に並べて
    形成する製版を前記製版部で行う孔版印刷装置におい
    て、 前記原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知センサと、 前記印刷用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知センサ
    と、 二面連写製版時には1枚の原稿の画像に対応した1つの
    穿孔画像の形成領域が前記印刷用紙のサイズの1/2と
    なるように穿孔画像の変倍率を自動的に設定する自動変
    倍率設定手段と、を有することを特徴とする孔版印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 製版開始時に所定の条件が満たされてい
    るときに自動的に二面連写製版を開始させる二面連写製
    版優先スタート手段と、前記二面連写製版優先スタート
    手段が実行可能なモードにモード切り替えを行うモード
    切替キーとを有する請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記二面連写製版優先スタート手段によ
    り二面連写製版を自動的に開始させる所定の条件の一つ
    は、印刷用紙のサイズに対する原稿のサイズの比率が所
    定値以下であることを特徴とする請求項2記載の孔版印
    刷装置。
  4. 【請求項4】 原稿の画像を読み取る画像読取部と、読
    み取った原稿の画像に応じた穿孔画像をマスタ原紙に形
    成することによりマスタを製版する製版部と、印刷用紙
    が載置される給紙部と、製版された前記マスタを用いて
    前記給紙部から給紙された前記印刷用紙に対して印刷を
    行う印刷部とを有し、二面連写製版時には2枚の原稿の
    画像に応じた2つの穿孔画像を1枚のマスタ上に並べて
    形成する製版を前記製版部で行う孔版印刷装置におい
    て、 前記原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知センサと、 前記印刷用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知センサ
    と、 印刷用紙のサイズに対する原稿のサイズが1/2である
    という所定の条件が満たされているときに原稿の画像サ
    イズと同じサイズの穿孔画像を形成する二面連写製版を
    自動的に開始させる二面連写製版優先スタート手段と、 前記二面連写製版優先スタート手段が実行可能なモード
    にモード切り替えを行うモード切替キーと、を有するこ
    とを特徴とする孔版印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記二面連写製版優先スタート手段によ
    り二面連写製版を自動的に開始させる所定の条件の一つ
    は、入力された印刷枚数が所定枚数以上であることを特
    徴とする請求項2ないし4のいずれか一記載の孔版印刷
    装置。
  6. 【請求項6】 前記画像読取部で読み取った原稿の画像
    に対して穿孔画像を形成する向きを90°回転させる画
    像回転手段を有し、前記原稿サイズ検知センサの検知結
    果と前記用紙サイズ検知センサの検知結果とから必要に
    応じて前記画像回転手段により穿孔画像が回転されるこ
    とを特徴とする請求項2ないし5のいずれか一記載の孔
    版印刷装置。
  7. 【請求項7】 原稿の画像を読み取る画像読取部と、読
    み取った原稿の画像に応じた穿孔画像をマスタ原紙に形
    成することによりマスタを製版する製版部と、それぞれ
    異なるサイズの印刷用紙が載置される複数個の給紙部
    と、製版された前記マスタを用いて前記給紙部から給紙
    された前記印刷用紙に印刷を行う印刷部とを有し、二面
    連写製版時には2枚の原稿の画像に応じた2つの穿孔画
    像を指定された変倍率で1枚のマスタ上に並べて形成す
    る製版を前記製版部で行う孔版印刷装置において、 前記原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知センサと、 前記各給紙部のそれぞれに設けられてその各給紙部に載
    置されている印刷用紙のサイズを検知する複数個の用紙
    サイズ検知センサと、 二面連写製版時には、前記原稿サイズ検知センサの検知
    結果と指定された穿孔画像の変倍率とからマスタ上に形
    成される穿孔画像の2倍のサイズの印刷用紙をいずれか
    の前記給紙部のなかから自動的に選択する自動用紙選択
    手段と、を有することを特徴とする孔版印刷装置。
  8. 【請求項8】 二面連写製版されたマスタを用いた印刷
    時には、入力された印刷枚数Nが偶数の場合にはN/2
    枚、入力された印刷枚数Nが奇数の場合には(N+1)
    /2枚の印刷用紙の給紙が行われることを特徴とする請
    求項1ないし7のいずれか一記載の孔版印刷装置。
  9. 【請求項9】 二面連写製版されたマスタを用いた印刷
    時には、印刷済枚数又は残り印刷枚数を表示する枚数表
    示部の表示が2ずつ変化することを特徴とする請求項1
    ないし8のいずれか一記載の孔版印刷装置。
  10. 【請求項10】 印刷用紙の搬送方向に沿った前記印刷
    部の下流側に、二面連写製版されたマスタを用いて印刷
    された印刷用紙をその印刷用紙に印刷された2つの画像
    の境目部分から2つに裁断する裁断機構が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一記載
    の孔版印刷装置。
  11. 【請求項11】 前記裁断機構の動作タイミングは、前
    記印刷部での印刷動作のタイミングに連動していること
    を特徴とする請求項10記載の孔版印刷装置。
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