JP2001259945A - 工作機械上での溶接システム - Google Patents

工作機械上での溶接システム

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JP2001259945A JP2000079621A JP2000079621A JP2001259945A JP 2001259945 A JP2001259945 A JP 2001259945A JP 2000079621 A JP2000079621 A JP 2000079621A JP 2000079621 A JP2000079621 A JP 2000079621A JP 2001259945 A JP2001259945 A JP 2001259945A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工中の工作物を工作機械上から下ろすこと
なく、修正加工を自動的に実施できる工作機械上での溶
接システムを提供する。 【解決手段】 回転駆動可能な主軸の端部に工具ホルダ
ーの工具取付け部11aを有する工作機械に取付ける工
作機械上での溶接システム10であって、工具取付け部
11aに、工具ホルダーの代わりに取付け可能なトーチ
ホルダー11と、トーチホルダー11に取付けられる溶
接トーチ12とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金型加工などの機
械加工分野における、設計変更や加工ミスを補修する工
作機械上での溶接システム(即ち、機上溶接装置)に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、金型等の設計変更や加工ミスの発
生時には、熟練した技能者が溶接機を使用して、手動に
より金型等の肉盛溶接をしている。また、金型意匠面の
溶接については、高度な溶接ノウハウ(溶接の技術的知
識、情報やこつ)を必要とするため、熟練した溶接技能
者が自社内にいない企業では対応できず、遠方の業者に
依頼している。そのため、加工中の工作物を工作機械か
ら下ろし、工作物を業者へ輸送している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法には解決すべき以下の問題があった。金型等の設計変
更や加工ミスの変更を人手に頼っているため、熟練した
技能を有する技能者が必要であった。しかし、その一方
で、そのような作業のできる熟練した技能者は年々減少
しており、顧客のニーズに応じた即座の対応を困難にし
ている。また、金型意匠面の溶接は、遠方の業者に依頼
しているため、加工中の工作物をその都度工作機械から
下ろし梱包するので、作業性が悪かった。また、工作機
械から下ろした工作物を業者のところへ輸送するため往
復の輸送費用がかかり、更に、往復の輸送時間もかかる
ため製品完成までの時間が長くかかっていた。そして、
溶接後の工作物を再度工作機械上に配置する場合、工作
物の位置調整を再度行う必要があるので、作業性が悪
く、また工作物の位置調整に時間を要していた。本発明
はかかる事情に鑑みてなされたもので、加工中の工作物
を工作機械上から下ろすことなく、修正加工を自動的に
実施できる工作機械上での溶接システムを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る工作機械上での溶接システムは、回転駆動可能な主
軸の端部に工具ホルダーの工具取付け部を有する工作機
械に取付ける工作機械上での溶接システムであって、工
具取付け部に、工具ホルダーの代わりに取付け可能なト
ーチホルダーと、トーチホルダーに取付けられる溶接ト
ーチとを有する。このように構成することで、工作物の
加工中に、工作物の設計変更や加工ミスを補修しなけれ
ばならない問題が生じても、加工途中で、工作機械の主
軸の端部にある工具取付け部に取付けられた加工用の工
具を、工具取付け部に取付け可能なトーチホルダーを有
する工作機械上での溶接システムに代えることが可能と
なる。これにより、加工途中で、工作物を工作機械から
下ろすことなく、工作物の設計変更や加工ミスを補修す
る溶接、例えば肉盛溶接等を工作機械上で実施すること
が可能となる。
【0005】ここで、本発明に係る工作機械上での溶接
システムにおいて、トーチホルダーは、溶接トーチの旋
回機構、傾斜機構及び上下動機構を有することが好まし
い。このように構成することで、工具取付け部を有する
工作機械、又は加工中の工作物を動かすことなく、工作
物の設計変更や加工ミス部分を、瞬時に、しかも的確に
補修することが可能となる。そして、本発明に係る工作
機械上での溶接システムにおいて、トーチホルダーに取
付けられた溶接トーチの旋回角度、傾斜角度、及び上下
動位置を検知するセンサーが設けられていることが好ま
しい。このように構成することで、3次元形状、例えば
曲面を有する工作物の湾曲した溶接部に対しても、自動
的に湾曲した溶接部の実質的に法線方向に溶接トーチを
配置でき、しかも溶接部と溶接トーチとの距離(溶接ギ
ャップ)も制御できる。更に、本発明に係る工作機械上
での溶接システムにおいて、トーチホルダーには、溶接
トーチを水平方向に移動させる水平移動機構が設けられ
ていることが好ましい。このように構成することで、溶
接部を直線的に溶接するだけでなく、溶接トーチを水平
方向に往復運動させることが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。図1は本発明の一実施の形態に係る
工作機械上での溶接システムの正面図、図2は同工作機
械上での溶接システムの水平移動機構の部分拡大図、図
3(a)、(b)はそれぞれ同工作機械上での溶接シス
テムの変形例に係る旋回機構の部分拡大図、図4
(a)、(b)はそれぞれ同工作機械上での溶接システ
ムの変形例に係る傾斜機構の部分拡大図、図5は同工作
機械上での溶接システムの変形例に係る水平移動機構の
部分拡大図、図6は同工作機械上での溶接システムの変
形例に係る上下動機構の部分拡大図である。
【0007】図1に示すように、本発明の一実施の形態
に係る工作機械上での溶接システム(以下、溶接システ
ムという)10は、モータによって回転駆動可能な主軸
の端部に工具ホルダーの工具取付け部11aを有する工
作機械(図示しない)に取付ける溶接システムである。
そして、溶接システム10は、工作機械の工具取付け部
11aに、工具ホルダーの代わりに取付け可能なトーチ
ホルダー11と、トーチホルダー11に備えられる溶接
トーチ12と、溶接時の溶接トーチ12のコントロール
を行う制御装置13とを有する。更に、トーチホルダー
11は、溶接トーチ12を旋回させる旋回機構14と、
溶接トーチ12を傾斜させる傾斜機構15と、溶接トー
チ12を上下動させる上下動機構16と、溶接トーチ1
2を水平方向に移動させる水平移動機構17とを有して
いる。溶接トーチ12と上下動機構16は、水平移動機
構17により共に水平方向に移動可能となるので、幅溶
接が可能となる。また、この水平移動機構17は傾斜機
構15に取付けられている。
【0008】なお、溶接システム10には、トーチホル
ダー11に取付けられた溶接トーチ12の旋回角度、傾
斜角度、及び上下動位置を検知するセンサーの一例であ
るエンコーダ(図示しない)が、旋回機構14、傾斜機
構15及び上下動機構16の例えばモータにそれぞれ設
けられている。これにより、溶接トーチ12の旋回角
度、傾斜角度、及び上下動位置を容易に検知できる。従
って、工作物の形状データであるCAD、CAMデータ
を予め制御装置13に与えることで、工作物の加工修正
を行うことが可能となる。なお、このエンコーダは、水
平移動機構17の例えばモータに設けることも可能であ
るため、溶接トーチ12を水平方向に移動させたときの
水平移動量も検知することができる。これにより、溶接
トーチ12の水平移動位置を容易に検知できる。従っ
て、工作物の形状データであるCAD、CAMデータを
予め制御装置13に与えることで、工作物の加工修正を
行うことが可能となる。以下、詳しく説明する。
【0009】図1に示すように、溶接システム10のト
ーチホルダー11は基部に、工作機械の工具取付け部1
1a側に縮径する円錐台形状となったトーチホルダー装
着部11bを有する。これにより、工作機械の工具取付
け部11aに溶接システム10を容易に取付けることが
可能となり、しかもこのようにトーチホルダー装着部1
1bがテーパー状となっていることで、容易に主軸の中
心に溶接システム10を配置することが可能となる。従
って、溶接システム10は、工作機械に常に一定の位置
で固定できるので、溶接部の溶接を的確に、しかも制御
装置13で行う制御通りに実施することが可能となる。
また、制御装置13は、コード19を介して溶接トーチ
12に接続されている。従って、制御装置13は、溶接
を実施する際の電源として機能し、しかも制御装置13
からのCAD、CAMのデータをもとに行う溶接トーチ
12の旋回角度、傾斜角度、上下動位置、水平移動量の
コントロール、及び溶接時のパルス間隔の調整等を実施
することが可能となる。
【0010】図1に示すように、トーチホルダー11に
は、トーチホルダー装着部11bの下部に、旋回台20
を旋回可能とする旋回機構14が設けられている。この
旋回台20には、旋回台20を旋回させる動力を受ける
ヘッドプーリ21が旋回台20に一体となって設けられ
ている。また、このヘッドプーリ21の側方には、ヘッ
ドプーリ21の駆動手段であるモータ22が取付けられ
たテールプーリ23が備えられており、このヘッドプー
リ21とテールプーリ23には無端ベルト24が掛け渡
されている。従って、モータ22を作動させることで、
テールプーリ23が回転駆動し、この駆動力が無端ベル
ト24を介してヘッドプーリ21に伝達されることで、
工作機械の回転駆動可能な主軸を中心として溶接トーチ
12を旋回可能としている。
【0011】図1に示すように、トーチホルダー11に
は、旋回台20の下部に設けられ、支持台30を傾斜可
能とする傾斜軸31を有する傾斜機構15が備えられて
いる。この支持台30上端の両側部には、支持台30に
対して実質的に垂直に設けられ、しかも傾斜軸31と一
体となって設けられた左右の保持部32、33が備えら
れている。更に、この傾斜軸31には、支持台30を傾
斜させるための動力を受けるヘッドプーリ34が、傾斜
軸31に一体となって設けられている。一方、傾斜軸3
1は、上端が旋回台20に固定され旋回台20に対して
実質的に垂直に設けられた傾斜軸保持部35の中央部
に、回動可能に挿通されている。
【0012】また、傾斜機構15は、ヘッドプーリ34
の側方にヘッドプーリ34を駆動させるためのモータ
(図示しない)が備えられたテールプーリ(図示しな
い)を有し、しかもヘッドプーリ34とテールプーリに
は無端ベルト36が掛け渡されている。従って、モータ
を作動させることで、テールプーリが回転駆動し、この
駆動力が無端ベルト36を介してヘッドプーリ34に伝
達されるので、旋回台20に対して傾斜軸31を中心と
して溶接トーチ12を傾斜可能としている。旋回機構1
4と傾斜機構15とを、上記のように構成することで、
旋回機構14により、傾斜機構15が備えられた旋回台
20を旋回させ、その後、溶接部の溶接箇所に応じて、
傾斜機構15により支持台30を傾斜させることが可能
となる。
【0013】図2に示すように、トーチホルダー11に
は、溶接トーチ12が備えられた上下動機構搭載板40
を水平移動可能とする水平移動機構17が備えられてい
る。支持台30下端の両側部には、支持台30に対して
実質的に垂直に設けられた左右の保持部41、42が備
えられている。この左右の保持部41、42の下側部内
側(上下動機構搭載板40側)には、モータ43により
駆動するピニオンギア44が、上下動機構搭載板40を
支持台30と平行に、しかも前後方向に移動可能となる
ようにそれぞれ備えられており、一方、上下動機構搭載
板40の両側部には、ピニオンギア44と係合するラッ
ク45が、上下動機構搭載板40を支持台30と平行
に、しかも前後方向に移動可能となるようにそれぞれ備
えられている。また、上下動機構搭載板40と左右の保
持部41、42との間には、例えばレールやベアリング
等のガイド部材(図示しない)がそれぞれ設けられてい
るので、上下動機構搭載板40は左右の保持部41、4
2に保持される。また、モータ43によりピニオンギア
44を駆動することで、溶接トーチ12を搭載した上下
動機構搭載板40を水平移動させることが可能となる。
従って、このような水平移動を往復して行うことで、溶
接トーチ12を揺動(ウェービング)させることが可能
となる。なお、ラック45の長さを長くすることで、溶
接トーチ12の水平移動距離を長くし、その移動場所で
揺動させることも可能である。
【0014】図1に示すように、トーチホルダー11の
上下動機構16はボールねじ50を有しており、ボール
ねじ50の下端に取付けられた溶接トーチ12を上下動
可能としている。このボールねじ50は、ねじ溝を有す
るねじ軸51と、同様の溝を有するナット52とを備
え、しかもねじ軸51とナット52の間、即ち溝には多
数の鋼球(図示しない)を備えているので、ねじ軸51
又はナット52の回転に伴ってねじ軸51の溝、及びナ
ット52の溝が、それぞれの鋼球と転がり接触をする。
この際、個々の鋼球はナット52の溝の端部まで転がる
と、ここで、ねじ溝からすくい出され、ナット52の中
を通り抜けて他端に導かれ、ここから再びねじ溝に入る
ようになっている。即ち、エンドレスに並んだ鋼球は、
いずれも一つの閉回路の中を循環する構成となってい
る。
【0015】また、このねじ軸51の上側と下側は、そ
れぞれねじ軸51を回転させることなく上下動可能とす
るガイド部材の一例であるブッシュ(ブシュ)53が設
けられ、しかもこのブッシュ53は、上下動機構搭載板
40に取付けられている。一方、ナット52は一定の位
置で回転可能となるように、固定具により上下動機構搭
載板40に固定され、しかもナット52には、ナット5
2に一体となって設けられたヘッドプーリ54が備えら
れている。また、このヘッドプーリ54の裏側には、上
下動機構搭載板40を介してヘッドプーリ54を駆動さ
せるためのモータ(図示しない)が備えられたテールプ
ーリ(図示しない)が設けられており、しかもヘッドプ
ーリ54とテールプーリには無端ベルト55が掛け渡さ
れている。従って、モータを作動させることで、テール
プーリが回転駆動し、この駆動力が無端ベルト55を介
してヘッドプーリ54に伝達され、ナット52を回転可
能とする。
【0016】このように、ナット52を回転させると、
通常のねじと同様に、ナット52が1回転するごとに1
ピッチ分だけねじ軸51が前進又は後退するので、ナッ
ト52の回転運動が、ねじ軸51の直線運動へと変換さ
れる。従って、モータを作動させることで、テールプー
リが回転駆動し、この駆動力が無端ベルト55を介し
て、ナット52に備えられたヘッドプーリ54に伝達さ
れるため、溶接トーチ12を上下動させることが可能と
なる。これにより、溶接部と溶接トーチ12との距離
を、必要な距離に調節することが可能となる。
【0017】次に、上記した一実施の形態に係る溶接シ
ステム10の動作方法について説明する。まず、工作機
械の工具取付け部11aから工具ホルダーを取外し、ト
ーチホルダー11のトーチホルダー装着部11bを装着
する。修正加工を行う工作物の近傍に溶接システム10
を配置する。次に工作物の溶接部の実質的に法線方向に
溶接トーチ12を配置できるように、工作物の形状デー
タであるCAD、CAMデータを予め制御装置13に与
えることで、旋回機構14により溶接トーチ12を旋回
させた後、傾斜機構15により溶接トーチ12を傾斜さ
せる。そして、上下動機構16により溶接部と溶接トー
チ12の距離を調節し、水平移動機構17で溶接トーチ
12を揺動しながら溶接を行う。これにより、溶接部の
実質的に法線方向に、常に溶接トーチ12を配置するこ
とが可能となるため、良好な溶接を実施できる。
【0018】続いて、本実施の形態に係る溶接システム
10の旋回機構14の変形例について説明する。図3
(a)に示すように、旋回機構60は、トーチホルダー
装着部61の下部中央に、溶接トーチ12が旋回可能と
なるように、モータ62の回転軸63を工作機械の主軸
方向と同一方向に配置し、更にこの回転軸63の下側
に、回転軸63と一体となった旋回台64を備えてい
る。なお、モータ62はトーチホルダー装着部61の下
端に一体となって設けられたモータ保持部65により固
定されている。また、旋回台64は、ベアリング66を
介してモータ保持部65に備えられているので、旋回台
64がモータ保持部65に対して旋回可能となる。従っ
て、モータ62を作動させることにより、容易にモータ
62の動力を旋回台64に伝達することができ、必要な
角度だけ旋回台64を旋回させることが可能となる。
【0019】また、図3(b)に示すように、旋回機構
70は、トーチホルダー装着部71の下端に備えられた
円柱状のケーシング72内部で旋回する円柱状の回転体
73を備えている。また、この回転体73の周囲には、
マグネット(磁石)74が設けられている。そして、こ
の回転体73の外側周囲には、マグネット74と一定の
間隔(磁力の働く距離)を有してケーシング72内部に
固定された複数個(例えば、2〜4個程度)のコイル7
5が、等間隔で備えられている。また、回転体73の下
端には、旋回台76が一体となって設けられており、し
かも、旋回台76は、ベアリング77を介してケーシン
グ72の下側に備えられているので、旋回台76がケー
シング72に対して旋回可能となる。従って、コイルに
電流を流すことで回転体73を旋回させることが可能と
なるので、必要な角度だけ旋回台76を旋回させること
が可能となる。
【0020】次に、本実施の形態に係る溶接システム1
0の傾斜機構15の変形例について説明する。図4
(a)に示すように、傾斜機構79は、旋回台20の下
部に設けられ、支持台80を傾斜可能とする傾斜軸81
を有している。この支持台80上端には、支持台80に
対して実質的に垂直に設けられ、しかも傾斜軸81と一
体となって設けられた傾斜部82が備えられている。一
方、旋回台20下端の両側部には、旋回台20に対して
実質的に垂直に設けられ、しかも傾斜軸81を回動可能
とするベアリング83が備えられた左右の保持部84、
85が固定されている。また傾斜軸81は、モータ86
の回転軸(図示しない)と一体となって設けられてい
る。これにより、モータ86の動力を傾斜軸81に伝達
できるので、旋回台20に対して傾斜軸81を中心とし
て溶接トーチ12を傾斜可能としている。
【0021】また、図4(b)に示すように、傾斜機構
90は、旋回台20の下部に設けられ、支持台91を傾
斜可能とする傾斜軸92を有している。この支持台91
上端の両側部には、支持台91に対して実質的に垂直に
設けられ、しかも傾斜軸92と一体となって設けられた
左右の保持部93、94が備えられている。更に、この
傾斜軸92には、円柱状の回転体95が傾斜軸92の中
央部に、軸心を同一にして一体となって設けられてい
る。一方、旋回台20の下端には、回転体95を支持
し、しかも回転体95を回動可能とするように、ベアリ
ング96が備えられたケーシング97が取付けられてい
る。そして、回転体95の周囲には、マグネット(磁
石)98が設けられ、一方、この回転体95の外側周囲
には、マグネット98と一定の間隔(磁力の働く距離)
を有してケーシング97に固定された複数個(例えば、
2〜4個程度)のコイル99が、等間隔で備えられてい
る。従って、コイル99に電流を流すことで、回転体9
5を回転させることが可能となるので、旋回台20に対
し、傾斜軸92を中心として溶接トーチ12を傾斜可能
としている。
【0022】次に、本実施の形態に係る溶接システム1
0の水平移動機構17の変形例について説明する。図5
に示すように、水平移動機構110は、溶接トーチ12
が備えられた上下動機構搭載板40と、支持台30下端
の両側部にそれぞれ支持台30に対して実質的に垂直に
設けられた左右の保持部41、42との間に、それぞれ
設けられている。そして、この左右の保持部41、42
の下側部内側(上下動機構搭載板40側)には、上下動
機構搭載板40を支持台30と平行に、しかも前後方向
に移動可能となるように、溶接システム10の前後方向
にマグネット(磁石)111が備えられている。一方、
上下動機構搭載板40の両側部には、配置されたマグネ
ット111と一定の間隔(磁力の働く距離)を有して向
き合った状態で、コイル112を等間隔に設けている。
また、上下動機構搭載板40と左右の保持部41、42
との間には、ガイド部材の一例であるレール113が、
マグネット111の両側(上下)に、マグネット111
と一定の間隔をおいて平行に設けられている。従って、
コイル112に電流を流すことで、上下動機構搭載板4
0を水平移動させることが可能となるので、このような
水平移動を往復して行うことにより、溶接トーチ12を
揺動(ウェービング)させることが可能となる。なお、
マグネット111及びコイル112を、それぞれ一直線
上に長い距離配置することで、その移動場所で溶接トー
チ12を揺動させることも可能である。
【0023】次に、本実施の形態に係る溶接システム1
0の上下動機構16の変形例について説明する。図6に
示すように、上下動機構120は、前述したねじ軸51
とナット52とを備えたボールねじ50を有しており、
ボールねじ50の下端に取付けられた溶接トーチ12を
上下動可能としている。
【0024】ナット52の周囲には、マグネット(磁
石)121が設けられ、一方、このナット52の外側周
囲には、マグネット121と一定の間隔(磁力の働く距
離)を有して上下動機構搭載板40に固定された複数個
(例えば、2〜4個程度)のコイル122が、等間隔で
備えられている。従って、コイル122に電流を流すこ
とでナット52を回転させることが可能となる。これに
より、通常のねじと同様に、ナット52が1回転するご
とに1ピッチ分だけねじ軸51を前進又は後退させるこ
とができるので、ナット52の回転運動を、ねじ軸51
の直線運動へと変換し溶接トーチ12を上下動させるこ
とが可能となる。つまり、溶接部と溶接トーチ12との
距離を、必要な距離に調節することが可能となる。
【0025】本実施の形態においては、溶接システム1
0を工作機械の工具取付け部に取付ける場合、工作機械
の主軸は回転させず、固定状態とした後、工作物の加工
修正作業を実施する。また、溶接システム10を、工作
機械の通常の工具、例えばフライス加工用、ドリル加工
用、エンドミル加工用等の工具が収納されている工具箱
に収納することも可能である。これにより、加工修正作
業時に、自動的に溶接システム10を工作機械の工具取
付け部に取付けることが可能となる。本実施の形態にお
いては、水平移動機構を、左右の保持部にそれぞれ備え
たが、一方に走行レールを取付けることで、他方のみに
水平移動機構を備えることも可能である。
【0026】以上、本発明を、一実施の形態を参照して
説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記
載の構成に限定さるものではなく、特許請求の範囲に記
載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の
形態や変形例も含むものである。例えば、前記実施の形
態においては、制御装置が、溶接を実施する際の電源と
して機能し、しかもCAD、CAMのデータをもとに行
う溶接トーチ12の旋回角度、傾斜角度、上下動位置、
水平移動量のコントロール、及び溶接時のパルス間隔の
調整等を行う場合について示したが、この制御装置を工
作機械の制御部に組込むことも可能である。
【0027】
【発明の効果】請求項1〜4記載の工作機械上での溶接
システムにおいては、工作物の加工中に、工作物の設計
変更や加工ミスを補修しなければならない問題が生じて
も、加工途中で、工作機械の主軸の端部にある工具取付
け部に取付けられた加工用の工具を、工具取付け部に取
付け可能なトーチホルダーを有する工作機械上での溶接
システムに代えることが可能となるので、加工途中で、
工作物を工作機械から下ろすことなく、工作物の設計変
更や加工ミスを補修する溶接、例えば肉盛溶接等を工作
機械上で実施することが可能となる。従って、人手に頼
らない安定した修正加工が可能となる。また、熟練した
技能を有する溶接技能者を必要としないため、業者への
輸送費用がかからず、しかも製品完成までの期間を短縮
できる。更に、工作機械上で、加工と溶接を実施できる
ので、加工途中での工作機械上への工作物の上げ下ろし
が必要なくなり、作業性も良好となる。特に、請求項2
記載の工作機械上での溶接システムにおいては、トーチ
ホルダーが、溶接トーチの旋回機構、傾斜機構及び上下
動機構とを有するので、工具取付け部を有する工作機
械、又は加工中の工作物を動かすことなく、工作物の設
計変更や加工ミス部分を、瞬時に、しかも的確に補修す
ることが可能となる。従って、人手に頼らない安定した
修正加工が可能となる。
【0028】請求項3記載の工作機械上での溶接システ
ムにおいては、トーチホルダーに取付けられた溶接トー
チの旋回角度、傾斜角度、及び上下動位置を検知するセ
ンサーが設けられているので、3次元形状、例えば曲面
を有する工作物の湾曲した溶接部に対しても、自動的に
湾曲した溶接部の実質的に法線方向に溶接トーチを配置
でき、しかも溶接部と溶接トーチとの距離が制御でき
る。従って、人手に頼らない安定した修正加工が可能と
なるので、熟練した技能を有する溶接技能者を必要とす
ることなく、しかも瞬時に工作物を補修することが可能
となる。請求項4記載の工作機械上での溶接システムに
おいては、トーチホルダーには、溶接トーチを水平方向
に移動させる水平移動機構が設けられているので、溶接
部を直線的に溶接するだけでなく、溶接トーチを水平方
向に往復運動させることが可能となる。従って、必要な
幅を有する溶接が一度に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る工作機械上での溶
接システムの正面図である。
【図2】同工作機械上での溶接システムの水平移動機構
の部分拡大図である。
【図3】(a)、(b)はそれぞれ同工作機械上での溶
接システムの変形例に係る旋回機構の部分拡大図であ
る。
【図4】(a)、(b)はそれぞれ同工作機械上での溶
接システムの変形例に係る傾斜機構の部分拡大図であ
る。
【図5】同工作機械上での溶接システムの変形例に係る
水平移動機構の部分拡大図である。
【図6】同工作機械上での溶接システムの変形例に係る
上下動機構の部分拡大図である。
【符号の説明】
10:工作機械上での溶接システム、11:トーチホル
ダー、11a:工具取付け部、11b:トーチホルダー
装着部、12:溶接トーチ、13:制御装置、14:旋
回機構、15:傾斜機構、16:上下動機構、17:水
平移動機構、19:コード、20:旋回台、21:ヘッ
ドプーリ、22:モータ、23:テールプーリ、24:
無端ベルト、30:支持台、31:傾斜軸、32:左の
保持部、33:右の保持部、34:ヘッドプーリ、3
5:傾斜軸保持部、36:無端ベルト、40:上下動機
構搭載板、41:左の保持部、42:右の保持部、4
3:モータ、44:ピニオンギア、45:ラック、5
0:ボールねじ、51:ねじ軸、52:ナット、53:
ブッシュ(ブシュ)、54:ヘッドプーリ、55:無端
ベルト、60:旋回機構、61:トーチホルダー装着
部、62:モータ、63:回転軸、64:旋回台、6
5:モータ保持部、66:ベアリング、70:旋回機
構、71:トーチホルダー装着部、72:ケーシング、
73:回転体、74:マグネット(磁石)、75:コイ
ル、76:旋回台、77:ベアリング、79:傾斜機
構、80:支持台、81:傾斜軸、82:傾斜部、8
3:ベアリング、84:左の保持部、85:右の保持
部、86:モータ、90:傾斜機構、91:支持台、9
2:傾斜軸、93:左の保持部、94:右の保持部、9
5:回転体、96:ベアリング、97:ケーシング、9
8:マグネット、99:コイル、110:水平移動機
構、111:マグネット(磁石)、112:コイル、1
13:レール、120:上下動機構、121:マグネッ
ト(磁石)、122:コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 憲和 福岡県北九州市八幡西区則松3丁目6−1 福岡県工業技術センター 機械電子研究 所内 (72)発明者 石田 康弘 福岡県北九州市八幡西区則松3丁目6−1 福岡県工業技術センター 機械電子研究 所内 (72)発明者 中村 裕章 福岡県北九州市八幡西区則松3丁目6−1 福岡県工業技術センター 機械電子研究 所内 Fターム(参考) 3C029 AA21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動可能な主軸の端部に工具ホルダ
    ーの工具取付け部を有する工作機械に取付ける工作機械
    上での溶接システムであって、前記工具取付け部に、前
    記工具ホルダーの代わりに取付け可能なトーチホルダー
    と、該トーチホルダーに取付けられる溶接トーチとを有
    することを特徴とする工作機械上での溶接システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の工作機械上での溶接シス
    テムにおいて、前記トーチホルダーは、前記溶接トーチ
    の旋回機構、傾斜機構及び上下動機構を有することを特
    徴とする工作機械上での溶接システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の工作機械上での溶接シス
    テムにおいて、前記トーチホルダーに取付けられた前記
    溶接トーチの旋回角度、傾斜角度、及び上下動位置を検
    知するセンサーが設けられていることを特徴とする工作
    機械上での溶接システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の工
    作機械上での溶接システムにおいて、前記トーチホルダ
    ーには、前記溶接トーチを水平方向に移動させる水平移
    動機構が設けられていることを特徴とする工作機械上で
    の溶接システム。
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