JP2001259866A - アルミニウム縞板の摩擦接合方法及び摩擦接合アルミニウム縞板並びに摩擦接合用工具 - Google Patents

アルミニウム縞板の摩擦接合方法及び摩擦接合アルミニウム縞板並びに摩擦接合用工具

Info

Publication number
JP2001259866A
JP2001259866A JP2000080176A JP2000080176A JP2001259866A JP 2001259866 A JP2001259866 A JP 2001259866A JP 2000080176 A JP2000080176 A JP 2000080176A JP 2000080176 A JP2000080176 A JP 2000080176A JP 2001259866 A JP2001259866 A JP 2001259866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction
aluminum
plate
joining
joined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000080176A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Kumagai
正樹 熊谷
Sunao Tanaka
直 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Light Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Priority to JP2000080176A priority Critical patent/JP2001259866A/ja
Publication of JP2001259866A publication Critical patent/JP2001259866A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板面に凹凸部があっても、充分な強度の摩擦
接合部が得られ、接合後の凹凸部の形状が鋭利とならず
バリの発生も無いアルミニウム縞板の摩擦接合方法及び
摩擦接合アルミニウム縞板並びに摩擦接合工具を提供す
る。 【解決手段】 板面3に凹凸部2を有するアルミニウム
合金板1の側面4を互いに突き合わせ、これらを裏当て
治具5に拘束し、摩擦接合工具7の肩面11の縁部12
に設けた切削刃13により事前に突合部6に位置する凹
凸部2を鋭利な角が発生させないように切除し、硬質の
圧入ピン8を突合部6に差し込み、突合部に沿って圧入
ピン8を回転させながら移動して、アルミニウム縞板同
士を摩擦接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板面に凹凸部を有
するアルミニウム縞板(板面に凹凸部を有するアルミニ
ウム板を総称するもので、アルミニウム合金縞板を含
む、以下同じ)の摩擦接合方法及び摩擦接合アルミニウ
ム縞板並びに摩擦接合工具に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム縞板は、滑り止めとして、
トラック等の各種車両の床材、橋や駐車場等の建造物の
床材、船舶の床材等に使用されている。通常、板面の凹
凸は、板表面から2〜4mm程度のものである。アルミ
ニウム縞板は、凹凸を設けた圧延ロールを使用して圧延
により製造されるため、板幅は圧延機の幅により制限さ
れ、せいぜい2.5m程度の板幅のものしか作製でき
ず、さらに大きいサイズのアルミニウム縞板を得るため
には互いに溶接しなければならない。
【0003】アルミニウムの溶接は、通常、TIG溶接
やMIG溶接に代表される不活性ガスアーク溶接が適用
されている。この溶接方法は、原理的に母材を溶かして
接合する方法であり、凝固時の収縮により歪みが生じ、
また余盛りが大きく、従って溶接後に歪み直しや余盛り
削除が必要となるという難点がある。
【0004】これに対して、近年、入熱が少なく、軟化
や歪みの程度が少ないアルミニウム材の突合わせ溶接方
法として摩擦攪拌接合が提案されている。(特許第27
12838号)この方式は、硬質な材料で作られた裏当
ての上に、アルミニウム材のような軟質の材料を突き合
わせて拘束し、軟質材より硬質な摩擦接合工具の圧入ピ
ンを突合部に高速回転させながら圧入、移動させて、軟
質材同士を摩擦攪拌し接合するものであり、接合部分が
溶融しないのが特徴となっている。
【0005】しかしながら、この摩擦接合方法を、アル
ミニウム縞板のように、板面に2〜4mm程度の凹凸部
を設けた板材の溶接に適用した場合、摩擦接合工具の圧
入ピンが凸部に当たる時の抵抗が大きいため、摩擦攪拌
状態が不安定となり、接合部に断続的に未接合部分が生
じたり、摩擦接合部の表面と凹凸部とのなす角度が大き
くなって、凹凸部に鋭利な角(カド)が出来、床材とし
て使用した場合、歩行中にその角に引っ掛かったり、床
面を運搬中の荷物に傷を付けたりするるという問題が生
じる。また、接合部に発生したバリの状態も不均一で、
外観上手直しが必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アルミニウ
ム縞板を摩擦接合する場合における上記従来の問題点を
解消するためになされたものであり、その目的は、板面
に凹凸部があっても、安定性した摩擦攪拌状態が保持さ
れ、充分な強度を有する欠陥の無い摩擦接合部が形成さ
れ、接合後の凹凸部の形状が鋭利とならず、バリの発生
も無く手直しを必要としないアルミニウム縞板の摩擦接
合方法及び摩擦接合アルミニウム縞板並びに摩擦接合工
具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるアルミニウム縞板の摩擦接
合方法は、アルミニウム板を突合わせ、突合部に摩擦接
合工具の圧入ピンを回転させながら圧入し移動させるこ
とによってアルミニウム板を摩擦接合する方法におい
て、板面に凹凸部を有するアルミニウム縞板の側面を互
いに突き合わせ、これらを裏当て治具に拘束し、突合部
に位置する前記凹凸部を摩擦接合前に切除しながら、圧
入ピンを突合部に沿って回転させながら移動して、アル
ミニウム縞板同士を摩擦接合することを特徴とする。
【0008】請求項2によるアルミニウム縞板の摩擦接
合方法は、請求項1において、前記凹凸部の切除は、圧
入ピンを支持する摩擦接合工具の回転軸の肩面の縁部に
設けた切削刃により行われることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3による摩擦接合アルミニ
ウム縞板は、摩擦接合された板面に凹凸部を有するアル
ミニウム縞板の摩擦接合部が、該アルミニウム縞板の板
厚の3〜6倍の幅を有し、且つ摩擦接合部の表面と切除
後の凹凸部の切除面とのなす角度γが120°以上であ
ることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4による摩擦接合工具は、
板面に凹凸部を有するアルミニウム縞板同士を突合わせ
摩擦接合するための工具であって、該摩擦接合工具の回
転軸の肩面の軸中心に摩擦接合に供する圧入ピンを設
け、前記回転軸の肩面の縁部から外側に切削刃を設けて
なり、前記アルミニウム縞板の突合部に位置する凹凸部
を前記切削刃により事前に切除できるようにしたことを
特徴とする。
【0011】また、請求項5による摩擦接合工具は、請
求項4において、前記切削刃の刃面と前記肩面とのなす
角度βが60°以下であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜7に基づいて説明する。図1は本発明によるアルミニ
ウム縞板の摩擦接合方法の一実施形態を示す平面図、図
2は同じく側面図であり、図3は本発明の摩擦接合工具
の一実施形態を示す平面図である。なお、これらの実施
形態は本発明の一実施態様を示すものであり、本発明は
これらに限定されるものではない。
【0013】本発明のアルミニウム縞板の摩擦接合方法
においては、図1〜2に示すように、板面3に凹凸部ま
たは凸部(以下、凹凸部)2を有するアルミニウム縞板
1の側面4を互いに突き合わせ、これらを裏当て治具5
に拘束し、突合部6に位置する凹凸部2を摩擦接合前に
切除しながら、圧入ピン8を突合部6に沿って回転させ
ながら移動して、アルミニウム縞板3同士を摩擦接合す
る。
【0014】図1に示すように、凹凸部2が摩擦接合の
開始端に存在する場合は、まず凹凸部2が切除され、つ
いで摩擦接合工具7の圧入ピン8が突合部6に差し込ま
れるが、凹凸部2が摩擦接合の開始端にない場合には、
まず突合部6に摩擦接合工具7の圧入ピン8が差し込ま
れて摩擦接合が開始された後、凹凸部2を切除しなが
ら、圧入ピン8を突合部6に沿って回転、移動させて摩
擦接合を行う。なお、図1〜2に示すように、摩擦接合
が突き合わせたアルミニウム縞板の側端部から行われる
場合は、接合開始時に攪拌部が側方に飛散して接合端部
に接合不良が生じるのを防止するため、通常、端部にタ
ブ板(捨て板)22を適宜の治具で拘束した状態で、摩
擦接合工具7をタブ板上方から下降させて圧入ピンをタ
ブ板に圧入した後、水平方向に摩擦接合工具7を移動さ
せ、他端部に配置したタブ板まで摩擦接合した後、摩擦
接合工具7を上昇させ、摩擦接合を終了する。
【0015】アルミニウム縞板1は、板面3に凹凸部2
を有すること以外特に限定がなく、更に、板面3に付け
られた凹凸部2の形状、目的についても限定がない。一
般的には、この凹凸部2の目的は、スリップ防止用であ
り、その形状はスリップし難くするよう形成、配置され
ている。本発明の前提は、アルミニウム縞板1を互いに
その側面4を突き合わせた際、突合部6に凹凸部2が位
置することが必要である。
【0016】裏当て治具5は、アルミニウム縞板1より
硬質のものであり、アルミニウム縞板1の側面4を互い
に突き合わせた状態で拘束し、摩擦接合工具7により突
合部6に位置する凹凸部2を事前に切除しつつ摩擦接合
しても、アルミニウム合金板1が移動して突合部6にず
れが生じないようになっている。
【0017】摩擦接合工具7には、図2〜3に示すよう
に、回転軸10の一端面、すなわち、肩面11の軸中心
に摩擦接合に供する圧入ピン8を設けられ、回転軸10
の肩面11の縁部12から外側に切削刃13が設けられ
ており、アルミニウム縞板1同士の突合部6に位置する
凹凸部2を、圧入ピン8による摩擦接合前に、切削刃1
3により切除できるようになっている。
【0018】好ましい実施形態においては、切削刃13
が8枚切られており、これらの切削刃13は、刃面が湾
曲して、例えば、その曲率半径rが30mm以上となっ
ている。また、回転軸10における切削刃13の刃面と
肩面11とのなす角度βは、60°以下、好ましくは4
5°以下となっている。
【0019】図1及び2に示すように、アルミニウム縞
板1同士を突合わせ、図4に示すように、摩擦接合工具
7を回転させた状態で、突合部6の一端部に圧入ピン8
を差し込んで矢印Yの方向に回転させ、回転状態の圧入
ピン8を突合部6に沿って矢印Xの方向に移動して行く
一方、回転軸10の肩面にて攪拌部を押圧することによ
って突合部6を摩擦攪拌し接合することができる。
【0020】突合部6に凹凸部2が位置していると、図
4に示すように、圧入ピン8より先に切削刃13が凹凸
部2に当たり凹凸部2を切除するから、圧入ピン8は凹
凸部2に邪魔されずに、突合部6を摩擦攪拌し接合する
ことができ(図5参照)、安定した摩擦攪拌状態を保持
しながら、摩擦接合工具7が突合部6の一端部から他端
部まで移動し(第6図参照)、欠陥が無く充分な接合強
度をそなえた摩擦接合部20が形成された摩擦接合アル
ミニウム縞板21が作製される(図6〜7参照)。
【0021】この場合、切削刃13の刃面が、前記のよ
うに30mm以上の曲率半径rを有する湾曲面となって
いるから、凹凸部2を滑らかに切削することが出来てバ
リ等を発生することがなく、回転軸10における切削刃
13の刃面と肩面11とのなす角度βは60°以下、好
ましくは45°以下であるから、板面3と切除された凹
凸部2との角度α(図5、図7参照)は60°以下、好
ましくは45°以下となり、従って、摩擦接合部20の
表面と切除後の凹凸部2の切除面とのなす角度γ(図7
参照)は120°以上、好ましくは135°以上の範囲
となって、切除後の凹凸部2に鋭利な角(カド)が形成
されない。
【0022】充分な接合強度を有する摩擦接合部20を
形成するためには、アルミニウム縞板1の厚さの3〜6
倍の径の肩面11を備えた回転摩擦接合工具7を用いる
ことが好ましく、摩擦接合後の摩擦接合板21には、板
厚の3〜6倍の幅を有する欠陥の無い摩擦接合部20が
形成され、しかも、凹凸部2を切除した後、鋭利な角角
(カド)が形成されないから、歩行中に凹凸部2に脚を
引っ掛ける等してケガをしたり、また荷物を損傷したり
することはない。
【0023】次に、本発明の効果を確認するための実施
例について説明する。
【実施例】図1〜2に示すように、アルミニウム合金縞
板(材質:5052、調質:H112、厚さ:3mm、
凸部高さ:2.5mm、サイズ:幅1500mm、長さ
4000mm)を幅方向に突き合わせ、タブ板を配置し
て、TIG溶接で仮止めし、鋼板製の裏当て治具上で拘
束した。
【0024】鋼製の摩擦接合工具は、図2、3に示すも
のを使用した。すなわち、圧入ピンは径3mm、長さ3
mmのものであり、肩面径は10mm、切削刃は等間隔
に8枚設けられ、各切削刃の刃面は、曲率半径30mm
に湾曲し、肩面に対し45°の角度で肩面の縁部から径
方向に向かって3mmにわたり付けられているものであ
る。
【0025】この摩擦接合工具を、回転数1000rp
m、摩擦接合速度300mm/分で接合部に沿って水平
移動して摩擦接合した。得られた摩擦接合アルミニウム
合金縞板は、その摩擦接合部の幅が平均して約12mm
(注:板厚3mm×3〜6倍=9〜18mmの範囲内)
であり、摩擦接合部には外観上及び強度上の欠陥が無
く、その周辺部にもバリの発生が無く、摩擦接合面と切
除後の凹凸部の切除面とのなす角度γは約135°であ
り、鋭利な角の形成は見られなかった。
【0026】
【発明の効果】以上のとおり、請求項1の発明によれ
ば、アルミニウム縞板の側面を互いに突き合わせ、生じ
た突合部に凹凸部があっても摩擦接合する前に凹凸部を
切除するから、その後は通常の平らなアルミニウム板の
摩擦接合の場合と同様、安定した摩擦攪拌状態が保持さ
れ充分な強度の接合部が形成され、平坦で歪みのない大
型の摩擦接合板を得ることが出来る。
【0027】請求項2の発明によれば、凹凸部の切除を
摩擦接合工具の回転軸に設けた切削刃で摩擦接合直前に
行うから、摩擦接合と凹凸部の切除とが同一作業工程内
で行われ、従って、上記効果に加えて、突合部に凹凸部
があるアルミニウム縞板を極めて効率よく摩擦接合する
ことが出来る。
【0028】請求項3の発明によれば、アルミニウム縞
板の板厚の3〜6倍の摩擦接合部を有するから充分な接
合強度が得られ、凹凸部の切除面が板面に対し60〜4
5°以下の勾配であるから、凹凸部の切除面と摩擦接合
面とのなす角度は120〜135°以上となり、鋭利な
角が形成されない。従って、上記効果に加えて、充分な
強度を備え、且つ摩擦接合後の凹凸部により、引っ掛か
ったり損傷を与える等の弊害が解消出来る。
【0029】請求項4の発明によれば、アルミニウム縞
板同士の突合部に位置する凹凸部を切削刃により事前に
切除し、後は圧入ピンによる単純な摩擦接合とすること
ができ、従って、凹凸部の事前切除と摩擦接合とを前後
して同一作業工程で連続的に行うことができる。
【0030】請求項5の発明によれば、切削刃と肩面と
のなす角度βが60°以下、好ましくは45°以下であ
るから、凹凸部の切除面が板面に対し60〜45°以下
の勾配、凹凸部の切除面が摩擦接合面に対し120〜1
35°以上の勾配となるから、凹凸部による上記の弊害
が解消出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルミニウム縞板の摩擦接合方法の実
施形態を示す平面図である。
【図2】本発明のアルミニウム縞板の摩擦接合方法の実
施形態を示す側面図である。
【図3】本発明の摩擦接合工具の実施例を示す平面図で
ある。
【図4】本発明によるアルミニウム縞板の摩擦接合作業
の実施形態を示す一部断面図である。
【図5】本発明によるアルミニウム縞板の摩擦接合作業
の実施形態を示す一部断面図である。
【図6】本発明の摩擦接合アルミニウム縞板を示す平面
図である。
【図7】図6のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム縞板 2 凹凸部 3 板面 4 側面 5 裏当て治具 6 突合部 7 摩擦接合工具 8 圧入ピン 10 回転軸 11 肩面 12 縁部 13 切削刃 20 摩擦接合部 21 摩擦接合板 22 タブ板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム板を突合わせ、突合部に摩
    擦接合工具の圧入ピンを回転させながら圧入し移動させ
    ることによってアルミニウム板を摩擦接合する方法にお
    いて、板面に凹凸部を有するアルミニウム縞板の側面を
    互いに突き合わせ、これらを裏当て治具に拘束し、突合
    部に位置する前記凹凸部を摩擦接合前に切除しながら、
    圧入ピンを突合部に沿って回転させながら移動して、ア
    ルミニウム縞板同士を摩擦接合することを特徴とするア
    ルミニウム縞板の摩擦接合方法。
  2. 【請求項2】 前記凹凸部の切除は、圧入ピンを支持す
    る摩擦接合工具の回転軸の肩面の縁部に設けた切削刃に
    より行われることを特徴とする請求項1記載のアルミニ
    ウム縞板の摩擦接合方法。
  3. 【請求項3】 摩擦接合された板面に凹凸部を有するア
    ルミニウム縞板の摩擦接合部が、該アルミニウム縞板の
    板厚の3〜6倍の幅を有し、且つ摩擦接合部の表面と切
    除後の凹凸部の切除面とのなす角度γが120°以上で
    あることを特徴とする摩擦接合アルミニウム縞板。
  4. 【請求項4】 板面に凹凸部を有するアルミニウム縞板
    同士を突合わせ摩擦接合するための工具であって、該摩
    擦接合工具の回転軸の肩面の軸中心に摩擦接合に供する
    圧入ピンを設け、前記回転軸の肩面の縁部から外側に切
    削刃を設けてなり、前記アルミニウム縞板の突合部に位
    置する凹凸部を前記切削刃により事前に切除できるよう
    にしたことを特徴とする摩擦接合工具。
  5. 【請求項5】 前記切削刃の刃面と前記肩面とのなす角
    度βが60°以下であることを特徴とする請求項4記載
    の摩擦接合工具。
JP2000080176A 2000-03-22 2000-03-22 アルミニウム縞板の摩擦接合方法及び摩擦接合アルミニウム縞板並びに摩擦接合用工具 Pending JP2001259866A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000080176A JP2001259866A (ja) 2000-03-22 2000-03-22 アルミニウム縞板の摩擦接合方法及び摩擦接合アルミニウム縞板並びに摩擦接合用工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000080176A JP2001259866A (ja) 2000-03-22 2000-03-22 アルミニウム縞板の摩擦接合方法及び摩擦接合アルミニウム縞板並びに摩擦接合用工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001259866A true JP2001259866A (ja) 2001-09-25

Family

ID=18597319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000080176A Pending JP2001259866A (ja) 2000-03-22 2000-03-22 アルミニウム縞板の摩擦接合方法及び摩擦接合アルミニウム縞板並びに摩擦接合用工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001259866A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1361014A2 (en) * 2002-05-07 2003-11-12 Concurrent Technologies Corporation Tapered friction stir welding tool
CN106312291A (zh) * 2016-10-31 2017-01-11 南京航空航天大学 一种带有切削刃的搅拌摩擦焊搅拌头

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1361014A2 (en) * 2002-05-07 2003-11-12 Concurrent Technologies Corporation Tapered friction stir welding tool
EP1361014A3 (en) * 2002-05-07 2004-08-11 Concurrent Technologies Corporation Tapered friction stir welding tool
CN106312291A (zh) * 2016-10-31 2017-01-11 南京航空航天大学 一种带有切削刃的搅拌摩擦焊搅拌头
CN106312291B (zh) * 2016-10-31 2018-07-24 南京航空航天大学 一种带有切削刃的搅拌摩擦焊搅拌头

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3402550B2 (ja) 溶接継手用開先
US20030098336A1 (en) Friction stir welding method
JP3865686B2 (ja) 摩擦撹拌接合方法及びそれに用いられるタブ板
JP2001321965A (ja) 摩擦撹拌接合によるすみ接合法
JPH1128581A (ja) 摩擦撹拌接合による継手の形成方法
JPH11226759A (ja) アルミニウム部材の接合方法
JP3886596B2 (ja) リブ付きアルミニウム製品の製造法
JP2003094174A (ja) 摩擦攪拌接合方法
JP3283433B2 (ja) アルミニウム広幅形材の製造方法
JP2001259866A (ja) アルミニウム縞板の摩擦接合方法及び摩擦接合アルミニウム縞板並びに摩擦接合用工具
JP3947271B2 (ja) 摩擦撹拌接合によるt継手の形成方法
JP2010201441A (ja) 接合方法
JP3990770B2 (ja) 摩擦撹拌接合用ツール及び同ツールを用いたt継手の形成方法
JP3482523B2 (ja) 摩擦接合方法
JP3283439B2 (ja) 摩擦攪拌接合用治具
JP4957588B2 (ja) 接合方法
JP2002224860A (ja) 摩擦撹拌接合による金属の突合せ接合方法
JP3353638B2 (ja) 構造物隅角部の隅肉溶接方法
JP3409761B2 (ja) 厚肉部材の摩擦攪拌接合方法
JP2008290092A (ja) 接合方法
JP2001300744A (ja) 摩擦撹拌接合法及び摩擦撹拌接合工具
JP2006088173A (ja) ダブルスキン形材の摩擦撹拌接合方法
JPH0839261A (ja) 帯鋼中継ぎ溶接方法
JP2002224858A (ja) 差厚継手の接合方法
JP2004034141A (ja) 接合継手の製造方法、接合継手、摩擦撹拌接合法、接合装置及び平削り用バイト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090604

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02