JP2001259826A - 取鍋運搬車両 - Google Patents

取鍋運搬車両

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JP2001259826A
JP2001259826A JP2000067882A JP2000067882A JP2001259826A JP 2001259826 A JP2001259826 A JP 2001259826A JP 2000067882 A JP2000067882 A JP 2000067882A JP 2000067882 A JP2000067882 A JP 2000067882A JP 2001259826 A JP2001259826 A JP 2001259826A
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ladle
weighing
molten metal
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Eiji Yamada
英治 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 秤量表示器の確認を容易に行え、走行は常に
円滑に行える取鍋運搬車両を提供する。 【解決手段】 荷台12に設けた支持枠体30で取鍋4
0を支持する。荷台12側に取鍋40側の秤量手段50
を設け、秤量手段50に接続する秤量表示器75を昇降
自在に設けた。秤量表示器75を上昇させることで、取
鍋運搬車両1の後方で作業を行う作業者は、秤量手段5
0による計測値を表示している秤量表示器75を容易に
確認できる。作業者による注湯操作や注湯停止操作など
は、1人での作業でありながら迅速かつ的確に行える。
秤量表示器75を下降させることで、取鍋運搬車両1の
走行は、走行経路の上方に位置している他物に秤量表示
器75を衝突させることなく、スムースに行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば鋼やアル
ミニウムなどの溶湯(溶融金属)を入れた取鍋を運搬す
るのに使用される取鍋運搬車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の取鍋運搬車両としては、
荷台に支持枠体が揺動自在に設けられるとともに、この
支持枠体に取鍋が支持される構成であった。そして、運
搬される溶湯の秤量(重量計測)を、支持枠体を揺動さ
せる(リフトさせる)シリンダー装置の油圧を測定する
方式や、支持枠体を受止め自在なロードセルを設置する
方式などの秤量手段により行っていた。さらに、秤量手
段に接続された秤量表示器を確認しながら、溶解炉から
の注湯量を制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成にお
いて、溶解炉からの注湯は、その注湯口の近くの作業者
が注湯操作スイッチなどを操作することで行っており、
その際に、作業者による運転部の近くに配設される秤量
表示器の確認は容易に行えなかった。
【0004】そこで本発明は、秤量表示器の確認を容易
に行え、しかも走行は常に円滑に行える取鍋運搬車両を
提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の取鍋運搬車両は、荷台
に支持枠体が設けられるとともに、この支持枠体に取鍋
が支持され、前記荷台側に取鍋側の秤量手段が設けら
れ、この秤量手段に接続された秤量表示器が昇降自在に
設けられていることを特徴としたものである。
【0006】したがって請求項1の発明によると、注湯
口の下方に取鍋を位置させ、この前後に秤量表示器を上
昇させることで、取鍋の上面よりも上方に突出させ得
る。この状態で、作業台上の作業者が注湯操作すること
で、溶解炉内の溶湯を注湯口から取鍋に供給し得る。そ
して取鍋に或る量の溶湯を入れたのちなど、適宜なとき
において、作業者は注湯停止操作し、以て溶湯の供給を
停止させる。
【0007】次いで、溶湯を入れている実の取鍋の重量
を秤量手段により計測する。このとき、計測重量から取
鍋の本体重量を自動的に引くように設定しておくことと
で、溶湯のみの実重量を計測し得ることになる。この秤
量手段による計測値は秤量表示器に表示し得、この表示
数値などを作業台上の作業者が確認しながら、適宜に注
湯操作することで、取鍋に溶湯を追加供給などし得る。
このようにして所定量の溶湯を取鍋に供給したのち、秤
量表示器を下降させる。
【0008】そして、取鍋運搬車両を走行させること
で、溶湯の入っている取鍋を、別の溶解炉や溶湯供給部
など、目的とする場所へ運搬し得る。その際に秤量表示
器は下降していることで、走行経路の上方に位置してい
る他物に衝突することもなく、取鍋運搬車両の走行はス
ムースに行える。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。取鍋運搬車両1は、前部のトラッ
クヘッド2と後部のトレーラ10とからなる。前記トラ
ックヘッド2は、車体3に車輪4や運転部5などが設け
られることにより構成され、そして運転部5には、前進
用ハンドル6や後進用ハンドル7や前後向き変更自在な
運転席8などが設けられている。
【0010】前記トレーラ10は、車輪11を有する荷
台12の前後部にアウトリガー13が配設されることで
構成される。そしてトラックヘッド2の後部に、縦方向
軸14などを介してトレーラ10の前部が連結されると
ともに、トラックヘッド2とトレーラ10との間にはス
テアリングシリンダー装置15が設けられている。
【0011】前記荷台12上には架台20が設けられ、
この架台20は、ベース台部21と、このベース台部2
1の前部からの立設台部22などにより構成される。こ
の立設台部22の上端には、左右一対の連結用ブラケッ
ト23が立設され、これら連結用ブラケット23には左
右方向のピン孔24が形成されている。
【0012】さらに立設台部22の上端には、前記連結
用ブラケット23の側内方に位置されて受けブラケット
25が立設され、これら受けブラケット25には上面が
開放の受け凹部26が形成されている。なお、受け凹部
26の最下位半円部とピン孔24とは同一軸心上に位置
されるように構成されている。
【0013】前記架台20上には、支持枠体30が上下
方向に回動自在に設けられている。この支持枠体30
は、下枠部31と、この下枠部31の前部から立設され
た前枠部32と、下枠部31と前枠部32の側部間に設
けられた左右一対の側枠部33などにより構成されてい
る。
【0014】前枠部32の上端前部には左右一対の被連
結用ブラケット34が設けられるとともに、これら被連
結用ブラケット34には左右方向のピン孔35が形成さ
れている。また下枠部31の後部で左右方向の中央部分
には、保持用ブラケット36が設けられるとともに、こ
の保持用ブラケット36には上下方向の長孔37が形成
されている。
【0015】そして支持枠体30は、その被連結用ブラ
ケット34のピン孔35と前記架台20における連結用
ブラケット23のピン孔24とに亘って左右方向(車幅
方向)の連結ピン38が挿通されることで、架台20に
対して上下方向に回動自在に連結されている。前記支持
枠体30を上下方向に回動させるために、ベース台部2
1の後部と側枠部33の上後部との間に、それぞれ回動
用シリンダー装置39が設けられ、これら回動用シリン
ダー装置39は同期駆動されるように構成されている。
【0016】前記支持枠体30には、取鍋40が上下方
向で相対的に移動可能に支持されている。すなわち取鍋
40には、その上部の一箇所に湯出口41が設けられ、
そして湯出口41の両側に位置される状態で、横方向の
係止ピン42がブラケット43を介して設けられてい
る。ここで両係止ピン42は、前記架台20における受
け凹部26に上方から係合自在であり、以て係合によっ
て受けブラケット25側に支持されている。
【0017】また、前記湯出口41に対する反対側にお
いて、取鍋40の下端部分には被保持用ブラケット44
が設けられるとともに、この被保持用ブラケット44に
は左右方向のピン孔45が形成されている。ここで被保
持用ブラケット44のピン孔45は前記保持用ブラケッ
ト36の長孔37に連通自在であり、これらピン孔45
と長孔37とに亘って着脱自在な保持連結具(ボルト・
ナットなど)46を作用させることで、取鍋40の後部
が支持枠体30側に保持される。
【0018】これによって、支持枠体30側に対して取
鍋40は、その後部が長孔37の長さ範囲内において上
下方向で相対的に移動可能に支持され、また前部は、上
面が開放された受け凹部26によって上下方向で相対的
に移動可能に支持されることになる。なお取鍋40の底
部分には、120度置きの三箇所(所定角度置きの複数
箇所)に被受止め部47が設けられている。また取鍋4
0の上端部分には、開閉自在な蓋体48が設けられてい
る。
【0019】前記荷台12側には、取鍋40側の秤量手
段50が設けられ、この秤量手段50は、取鍋40と支
持枠体30の相対的な上下移動により取鍋40のみを受
止める形式とされている。すなわち、秤量手段50は、
荷台12上に設けられた上下方向のリフトシリンダー装
置51と、このリフトシリンダー装置51の上面に設け
られたロードセル52などにより一例が構成され、ロー
ドセル52が前記被受止め部47に下方から対向される
ように、三箇所(複数箇所)に設けられている。
【0020】前記架台20における立設台部22の上端
部分には、前記係止ピン42の抜け止め手段55が設け
られている。すなわち、抜け止め手段55は、シリンダ
ー装置56によりリンク機構57を作動させることによ
り、抜け止め用部材58を揺動させて、受け凹部26の
上端を開閉するように構成されている。
【0021】前記架台20における立設台部22の部分
には、取鍋40からの溶湯を側方に供給するための溶湯
供給手段60が設けられている。すなわち、立設台部2
2の上部には溶湯受入れ部61が設けられ、この溶湯受
入れ部61の下部には横方向への固定樋部62が設けら
れている。そして、固定樋部62に対して横方向に伸縮
自在な中間可動樋部63と、この中間可動樋部63に対
して横方向に伸縮自在な先端可動樋部64とが設けられ
ている。
【0022】前記中間可動樋部63や先端可動樋部64
を伸縮動させるために、立設台部22の下部には、シリ
ンダー装置65により左右動される下位可動台66と、
この下位可動台66に設けられた駆動チェーン装置67
により下位可動台66に対して左右動される中間位可動
台68と、この中間位可動台68に設けられたシリンダ
ー装置69により中間位可動台68に対して左右動され
る上位可動台70とが設けられている。そして中間位可
動台68に中間可動樋部63が連結され、上位可動台7
0に先端可動樋部64が連結されている。
【0023】前記運転部5の側方には、前記秤量手段5
0に接続された秤量表示器75が、昇降手段80を介し
て昇降自在に設けられている。ここで秤量表示器75の
後方に向く表面側には表示部(表示窓)76が設けられ
ている。
【0024】すなわち、車体3側から平枠状の支持体8
1が立設され、この支持体81の左右方向の中央部分に
はシリンダー装置(昇降駆動装置の一例)82のシリン
ダー本体83が縦向きで固定されている。そして上向き
のピストンロッド84の上端が、連結部材85を介して
前記秤量表示器75の裏面に連結されている。また秤量
表示器75の一側裏面からはガイドロッド86が垂設さ
れ、このガイドロッド86が挿通されるガイド部材87
が前記支持体81の上部に設けられている。上記81〜
87により昇降手段80の一例が構成される。
【0025】なお図1において、90は溶解炉、91は
注湯パイプ、92は注湯口、93は作業台、94は注湯
操作装置(注湯操作スイッチ)、95は溶解炉設備の屋
根体、96は溶解炉設備の床をそれぞれ示す。またMは
作業者を示す。
【0026】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。取鍋40が溶湯を受け入れるに際して、回
動用シリンダー装置39を収縮動させ、支持枠体30を
連結ピン38の周りに下方に回動させて、図1や図4の
実線に示されるように、その下枠部31を荷台12上に
着地させている。この前後に、クレーンなど適宜の手段
によって蓋体48を外している。
【0027】そして、取鍋運搬車両1の後進によって注
湯口92の下方に取鍋40を位置させるとともに、アウ
トリガー13群を床96に着地させている。さらに、昇
降手段80のシリンダー装置82を伸展動させ、ピスト
ンロッド84を介して秤量表示器75を上昇させてい
る。この秤量表示器75の上昇時に、ガイドロッド86
をガイド部材87によりガイドし、以て上昇ならびに上
昇位置を安定させる。
【0028】このような上昇によって、図1〜図3の実
線や図6の仮想線に示されるように、秤量表示器75を
取鍋40の上面よりも上方に突出して位置し得、以て作
業台93上の作業者Mは表示部76を容易に確認し得
る。
【0029】この状態で、秤量手段50がセットされ
る。すなわち、各被受止め部47に下方から対向させて
いるリフトシリンダー装置51群を伸展動させ、以てロ
ードセル52群を前記被受止め部47群に下方から当接
させた状態で、図4の仮想線に示されるように、支持枠
体30から取鍋40を持ち上げる。
【0030】これにより、支持枠体30に対して取鍋4
0を相対的に上昇させ得、このとき、取鍋40側の係止
ピン42を受け凹部26内で上昇させるとともに、取鍋
40側の保持連結具46を長孔37内で上昇させ、以て
取鍋40を支持枠体30に対してフリーの状態にし得
る。このように支持枠体30に対してフリーの状態にな
った取鍋40側の重量を、ロードセル52群によって計
測するとともに、表示部76に「0」表示されるように
調整する。このとき、計測重量から取鍋40の本体重量
を自動的に引くように設定しておくこととで、溶湯のみ
の実重量を計測し得ることになる。
【0031】この状態で、作業台93上の作業者Mが注
湯操作装置94を注湯側に操作し、以て溶解炉90内の
溶湯を、注湯パイプ91の注湯口92から取鍋40に供
給する。その際に、取鍋40内の溶湯量は随時、秤量手
段50により計測され、この秤量手段50による計測値
は秤量表示器75の表示部76に表示され、この表示部
76の数値などを作業台93上の作業者Mが確認しなが
ら、注湯操作装置94を適宜に操作し、以て取鍋40に
溶湯を追加供給(注湯作業)などし得る。
【0032】そして取鍋40に所定量の溶湯を入れたの
ちなど、適宜なときにおいて、作業者Mは注湯操作装置
94を注湯停止側に操作し、以て溶湯の供給を停止させ
る。このように、支持枠体30の重量などを含まず、支
持枠体30の揺動回転部をフリーの状態として、取鍋4
0側のみの重量を計測し得ることで、その計測精度を向
上し得る。なお計測するタイミングによっては、蓋体4
8を外した状態での取鍋40側のみの重量計測も可能と
なる。
【0033】上述したようにして所期の注湯作業を行っ
たのち、リフトシリンダー装置51群を収縮動させてロ
ードセル52群を下降させることで、再び図1、図4の
実線に示されるように、取鍋40を支持枠体30の下枠
部31上に載置し得る。
【0034】このようにして、所定量の溶湯を取鍋40
に供給したのち、蓋体48を被せる。そして昇降手段8
0のシリンダー装置82を収縮動させ、ピストンロッド
84を介して秤量表示器75を下降させる。この下降に
よって秤量表示器75の上面を、運転部5や取鍋40の
上面と同様のレベルに位置し得る。さらに、アウトリガ
ー13群を上昇させる。
【0035】そして、取鍋運搬車両1を走行させること
で、溶湯の入っている取鍋40を、別の溶解炉や溶湯供
給部など、目的とする場所へ運搬し得る。その際に秤量
表示器75は、運転部5や取鍋40の上面よりも下方に
位置していることで、屋根体95や入口の支柱などに衝
突することもなく、取鍋運搬車両1の走行はスムースに
行える。
【0036】取鍋運搬車両1の走行によって取鍋40を
目的とする場所へ運搬したのち、取鍋40内の溶湯を目
的とする箇所へ供給する。この供給を行うに際して、適
宜、シリンダー装置65による下位可動台66の左右
動、駆動チェーン装置67による中間位可動台68の左
右動、シリンダー装置69による上位可動台70の左右
動を行い、これにより、図5や図6に示されるように、
固定樋部62に対して中間可動樋部63を横方向に伸展
させるとともに、中間可動樋部63に対して先端可動樋
部64を横方向に伸展させて、先端可動樋部64の先端
部分を目的とする箇所の上方に位置させる。
【0037】次いで、回動用シリンダー装置39を伸展
動させて、支持枠体30を連結ピン38の周りで上方に
回動させる。これにより、支持枠体30に支持されてい
る取鍋40も一体に回動させ、以て溶湯を、湯出口41
を介して溶湯受入れ部61に供給する。この溶湯受入れ
部61に供給された溶湯は、傾斜して配設されている固
定樋部62、中間可動樋部63、先端可動樋部64へと
順に流れ、以て先端可動樋部64の先端部分から目的と
する箇所に供給し得る。
【0038】支持枠体30と取鍋40との回動は、最終
的には図1の仮想線に示されるように、90度以上(た
とえば95度)に行われ、これにより取鍋40内の溶湯
をほぼ完全に排出し得る。なお、取鍋40の回動中や最
終的な回動時において、取鍋40の前部側の係止ピン4
2は、抜け止め手段55の抜け止め用部材58によって
受け凹部26から抜け出ることが阻止され、また取鍋4
0の後部側の保持連結具46は、保持ブラケット36の
長孔37内に位置されていることから、この取鍋40が
支持枠体30側から脱落する恐れはない。
【0039】上述したようにして所期の供給を行ったの
ち、回動用シリンダー装置39を収縮動させて、支持枠
体30を連結ピン38の周りに下方に回動させ、その下
枠部31を荷台12上に着地させる。さらにシリンダー
装置65による下位可動台66の左右動、駆動チェーン
装置67による中間位可動台68の左右動、シリンダー
装置69による上位可動台70の左右動を行って、中間
可動樋部63や先端可動樋部64を横方向に収縮動させ
て固定樋部62の下方、すなわち車幅内に位置させる。
これにより、最初の状態に戻し得る。
【0040】なお、補修や取り換えなどのため取鍋40
を支持枠体30から外す場合、抜け止め手段55のシリ
ンダー装置56によりリンク機構57を作動させ、抜け
止め用部材58を揺動させて受け凹部26の上端を開放
させるとともに、保持連結具46を離脱させる。これに
より取鍋40は、支持枠体30との連結部がなくなり、
以てクレーンの吊り上げなどによって支持枠体30から
外し得る。
【0041】上記した実施の形態のように、支持枠体3
0に取鍋40を上下方向で相対的に移動可能に支持さ
せ、荷台12側に、取鍋40と支持枠体30の相対的な
上下移動により取鍋40のみを受止める秤量手段50を
設けた形式によると、取鍋40を支持枠体30に対して
フリーの状態にできて、このフリー状態の取鍋40側の
重量を秤量手段50によって計測でき、その計測誤差を
極力小さくできて、計測精度を向上することができる。
しかし秤量手段としては、支持枠体を揺動させるシリン
ダー装置の油圧を測定する方式や、支持枠体を受止め自
在なロードセルを設置する方式などであってもよい。
【0042】上記した実施の形態では、秤量表示器75
をシリンダー形式の昇降手段80により昇降させている
が、この昇降手段としては、パンタグラフ状のリンク形
式などであってもよい。
【0043】上記した実施の形態では、運転部5の側方
に秤量表示器75が設けられているが、これは他の箇所
に設けられてもよい。
【0044】
【発明の効果】上記した本発明によると、秤量表示器を
上昇させることで、取鍋運搬車両の後方で作業を行う作
業者は、秤量手段による計測値を表示している秤量表示
器を容易に確認でき、これにより、作業者による注湯操
作や注湯停止操作などは、1人での作業でありながら迅
速かつ的確に行うことができる。また秤量表示器を下降
させることで、取鍋運搬車両を走行は、走行経路の上方
に位置している他物に秤量表示器を衝突させることもな
く、スムースに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、取鍋運搬車
両の側面図である。
【図2】同取鍋運搬車両における秤量表示器部分の側面
図である。
【図3】同取鍋運搬車両における秤量表示器部分の正面
図である。
【図4】同取鍋運搬車両における取鍋支持部の計測作用
を説明する一部切り欠き側面図である。
【図5】同取鍋運搬車両の溶湯供給手段を伸ばしたとき
の平面図である。
【図6】同取鍋運搬車両の溶湯供給手段を伸ばしたとき
の一部切り欠き背面図である。
【符号の説明】
1 取鍋運搬車両 2 トラックヘッド 3 車体 5 運転部 10 トレーラ 12 荷台 15 ステアリングシリンダー装置 20 架台 30 支持枠体 39 回動用シリンダー装置 40 取鍋 41 湯出口 48 蓋体 50 秤量手段 51 リフトシリンダー装置 52 ロードセル 55 抜け止め手段 60 溶湯供給手段 75 秤量表示器 76 表示部(表示窓) 80 昇降手段 81 支持体 82 シリンダー装置(昇降駆動装置) 86 ガイドロッド 87 ガイド部材 90 溶解炉 91 注湯パイプ 92 注湯口 93 作業台 94 注湯操作装置(注湯操作スイッチ) 95 溶解炉設備の屋根体 M 作業者

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台に支持枠体が設けられるとともに、
    この支持枠体に取鍋が支持され、前記荷台側に取鍋側の
    秤量手段が設けられ、この秤量手段に接続された秤量表
    示器が昇降自在に設けられていることを特徴とする取鍋
    運搬車両。
JP2000067882A 2000-03-13 2000-03-13 取鍋運搬車両 Withdrawn JP2001259826A (ja)

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