JP2001259562A - 腐敗性廃棄物の処理システム - Google Patents

腐敗性廃棄物の処理システム

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JP2001259562A
JP2001259562A JP2000071361A JP2000071361A JP2001259562A JP 2001259562 A JP2001259562 A JP 2001259562A JP 2000071361 A JP2000071361 A JP 2000071361A JP 2000071361 A JP2000071361 A JP 2000071361A JP 2001259562 A JP2001259562 A JP 2001259562A
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drying
waste
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plow
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Naohito Sato
尚人 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥レーン上に薄く拡散堆積させた腐敗性廃
棄物を簡易な装置構成によって効率的に攪拌し処理コス
トを低減する。同時にメンテナンス容易なより小型のフ
ィルター装置を使用して効率的な脱臭効果を得る。 【解決手段】 攪拌装置は、乾燥レーンの両側部に配し
たガイドレールに沿って走行する基台と、該基台に設け
たプラウとを備え、該プラウは、アームと、該アームの
先端部に配した断面略三角形のプラウ本体を備え、該プ
ラウ本体は、基台の進行方向に対して先端鋭角な頂部を
向ける。脱臭装置は、ケース体と、該ケース体を駆動す
る駆動手段と、該ケース体内部に装填した通気性を備え
る複数の吸着素材層を備え、該吸着素材層に装填される
各吸着素材はそれぞれ微小な粒状を呈してなり、前記駆
動手段は、回転、回動、振動のうち少なくともいずれか
一の運動をケース体に対して与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食物残渣あるいは家畜
糞尿等の腐敗性廃棄物の処理システムに係り、とくに廃
棄物の乾燥および脱臭の効率を向上させる技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】農家から排出される家畜糞尿、漁港等か
ら排出される魚介廃棄物、あるいは飲食店から排出され
る調理ごみ・食べ残し(食物残渣)は、処理の困難な腐
敗性廃棄物として知られ、各自治体において深刻な問題
を呈している。
【0003】これらの腐敗性廃棄物は、そのまま郊外の
処理場に放置するか、熱を加えて乾燥/焼却するかしか
ないが、近時飛躍的に増大する処理量のために単純な放
置や焼却が難しくなっている。このため腐敗性廃棄物の
処理に関しては、生石灰を添加して反応熱と高アルカリ
による滅菌処理を施し、これを適当な乾燥手段を用いて
乾燥させる手段が用いられるようになった。高純度の生
石灰を添加することにより、腐敗性廃棄物中の悪性微生
物(腐敗菌等)が死滅するとともに、結果物が高栄養分
を備え同時にアルカリ性質を帯びるため家畜飼料、土壌
改良剤、海洋性栄養剤として有用転化できるからであ
る。
【0004】高純度生石灰を用いた処理システムとして
は、例えば、特許第1088830号、特許第1359
005号等がある。これらは、いずれも腐敗生廃棄物に
高純度の生石灰を添加し、乾燥させる点で共通する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生石灰を利
用する腐敗性廃棄物の処理の大きな問題としては、乾燥
速度の問題と、悪臭発生の問題とがある。
【0006】第一の乾燥速度の問題は、処理量が飛躍的
に増大している結果として、ひとつの処理場で単位期間
あたりに処理できる廃棄物量に限界が生じ、スムースな
運営が困難になるという現象を惹起する。
【0007】乾燥速度を飛躍的に向上させるには、例え
ば強制乾燥の手段がある。バーナ装置や床暖房装置を利
用し、水分を多量に含む廃棄物を急速乾燥させる方法で
ある。しかし結果物の有効利用、設備コスト、ランニン
グコストを考慮すると、現在のところ強制乾燥手段は大
量の迅速処分という面では不経済にすぎ、実用的な処理
システムにはならない。加熱装置や燃料コストが高すぎ
るからである。
【0008】このため乾燥処理の手法としては、広い乾
燥レーンに廃棄物を薄く拡散堆積させ、これを攪拌し自
然乾燥させるシステムが望ましい。結果物の栄養価や特
性に影響が生じない点でも優れるからである。
【0009】そこで、本発明の第一の目的は、乾燥レー
ン上に薄く拡散堆積させた腐敗性廃棄物をより簡易な装
置構成によって効率的に攪拌し、処理コストを低減する
ことにある。
【0010】第二の悪臭の問題は、次の通りである。家
畜糞尿、魚介廃棄物、食物残渣は、それぞれ処分場に運
ばれ貯蔵されるが、この貯蔵時点では特に問題となるよ
うな悪臭を発しない。貯蔵槽が密閉された構造となって
おり、悪臭も外気に飛散しないからである。
【0011】ところが生石灰を添加して攪拌する処理ス
テップでは、廃棄物を継続的に攪拌する結果、アンモニ
ア臭をはじめとする腐敗臭が立ち、反応槽内部から外部
に悪臭が漏出する。腐敗性廃棄物の処理場における、作
業員、近隣住民の最大の問題は、この悪臭である。
【0012】従来、この悪臭を除去する工夫は処分場に
おいて幾通りも試みられているが、どのような吸着剤、
活性剤を用いて除去フィルターを作っても、効率的に悪
臭を除去できる脱臭装置は実現できないのが実情であ
る。勿論、吸着剤の層を厚くすることによって、空気の
流れの上流側から下流側までの距離を長くし、空気と吸
着剤との接触面積を増大することによりある程度は問題
を解決できる。しかしフィルター装置が大型化するだけ
でなく、大量の吸着剤(脱臭剤)が短時間で限界に達
し、それ以上の脱臭作用を困難にするという問題が残
る。
【0013】そこで本発明の第二の目的は、メンテナン
ス容易なより小型のフィルター装置を使用しつつ、効率
的な脱臭効果を得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記第一の目的を達成す
るため、本発明に係る腐敗性廃棄物の処理システムは、
腐敗性廃棄物の貯留槽と、該貯留槽から搬送された腐敗
性廃棄物に高純度生石灰を添加して攪拌する反応処理槽
と、該反応処理槽から搬送した腐敗性廃棄物を乾燥させ
る乾燥処理部を備え、前記乾燥処理部は、腐敗性廃棄物
を乾燥レーン上に肉薄に拡散させ、当該乾燥レーン上を
往復運動できる攪拌装置を介して自然乾燥可能とした腐
敗性廃棄物の処理システムを技術的前提として、
【0015】前記攪拌装置は、乾燥レーンの両側部に配
したガイドレールに沿って走行する基台と、該基台に設
けたプラウとを備え、該プラウは、アームと、該アーム
の先端部に配した断面略三角形のプラウ本体を備え、該
プラウ本体は、基台の進行方向に対して先端鋭角な頂部
を向ける。
【0016】また前記第二の目的を達成するため、本発
明に係る腐敗性廃棄物の処理システムは、腐敗性廃棄物
の貯留槽と、該貯留槽から搬送された腐敗性廃棄物に高
純度生石灰を添加して攪拌する反応処理槽と、該反応処
理槽から搬送した腐敗性廃棄物を乾燥させる乾燥処理部
を備え、前記乾燥処理部は、腐敗性廃棄物を乾燥レーン
上に肉薄に拡散させ、当該乾燥レーン上を往復運動でき
る攪拌装置を介して自然乾燥可能とした腐敗性廃棄物の
処理システムを技術的前提として、前記反応処理槽に脱
臭装置を配し、該脱臭装置は、ケース体と、該ケース体
を駆動する駆動手段と、該ケース体内部に装填した通気
性を備える複数の吸着素材層を備え、該吸着素材層に装
填される各吸着素材はそれぞれ微小な粒状を呈してな
り、前記駆動手段は、回転、回動、振動のうち少なくと
もいずれか一の運動をケース体に対して与える。
【0017】
【実施例】本発明に係る腐敗性廃棄物の処理システム
は、図1に示すように、食物残渣や家畜糞尿等の腐敗性
廃棄物を貯留する貯留槽1と、該貯留槽1からスクリュ
ーコンベア等の適宜の搬送装置2を介して搬送した腐敗
性廃棄物に高純度生石灰を添加して攪拌する反応処理槽
3と、該反応処理槽3からエアポンプ等の搬送手段4を
介して搬送した腐敗性廃棄物を乾燥させる乾燥処理部を
備える。乾燥処理部は、例えば広い乾燥レーン5を使用
する。尚、電気式、または熱媒加熱式、あるいはバーナ
加熱式等の強制乾燥装置を使用しても良いのであるが、
処理量が多い場合は、熱源コストがかかり過ぎる不利が
あるので自然乾燥(または床暖房装置を備える準自然乾
燥)を行う乾燥レーン5を用いることが望ましいわけで
ある。尚、符号40は臭気脱臭装置である。また乾燥レ
ーン5は少なくとも雨を防げる屋内(例えば簡易ハウス
内)に設置する。
【0018】乾燥レーン5は、搬送装置4の搬出側(吐
出側)から緩やかに下降傾斜するように成形しておく。
余剰水分を流下排除するためである。また乾燥レーン5
の両側には案内レール6を設け、この案内レール6に沿
って移動する基台10を設ける。基台10は、低速で単
純な往復運動が出来れば良い。従ってコントロール装置
は、乾燥レーン5を覆う家屋壁部に配しても良く、また
基台10上に配しても良い。
【0019】第一の発明は、この基台10の構造、とく
にレーン上に拡散堆積させた腐敗性廃棄物の切り返し装
置(攪拌装置)の構造に関する。切り返し装置15は、
所定形状の金属フレームで成形した基台10の両側部か
ら伸びるアーム16と、このアーム16の先端部に配し
たプラウ20を備え、アーム16は、基台10の進行方
向が逆転したときに突出方向を反転させるよう、基端部
17を回動自在に軸着してなる。またアーム16の反転
にプラウ20も従動できるよう、アーム先端とプラウ両
側面とは軸着部材を介して回動可能に取り付ける。
【0020】プラウ20は、断面略三角形に成形する。
基台10の進行方向に対して鋭角頂部(鋭角縁部)を前
側に位置させ、廃棄物をすくい上げて後方に落としその
過程で空気と廃棄物とを接触させて乾燥速度を上げるた
めである。
【0021】プラウ20は、攪拌による空気接触の増大
を実現するものであるから、図2に示すように、前後方
向に二個設け、軸18を介して反転可能に取付ても良
い。
【0022】かかる構成によれば、自然乾燥または準自
然乾燥を前提とする腐敗性廃棄物の乾燥処理において、
人為的作業よりも格段に効率的な乾燥処理を実現するこ
とが可能となる。また気候や外気温、湿度条件等に応じ
て基台10を自動制御することにより24時間体制で乾
燥処理を進行させることも可能となる。
【0023】自動制御の場合は、プラウ先端部に例えば
リミットスイッチまたは光学センサを配し、前進端末ま
で移動したことをセンサによって検出し、基台10に搭
載した小型の油圧装置を介して、アーム先端を軸支する
部分に配した駆動装置をコントロールしてアーム16を
反転させれば良い。
【0024】尚、図2に示すように基台10の前後のそ
れぞれ独立した二個のプラウを設けた場合、進行方向が
変わるときに後方側プラウを若干上昇させてスクレーパ
ー(表面の均らし機材)として機能させることも出来
る。この場合、プラウ20は、外側に略垂直な壁部31
を形成する一方、その逆端縁に断面略三角形の攪拌面3
2を成形する。矢印A方向に基台10が進む場合は、後
方プラウ20Rの攪拌面32が切り返しを行い、前方プ
ラウ20Fの壁部31および下面が廃棄物表面を均一に
均してゆく。基台10の進行方向が逆転した場合は、そ
の逆となる。後方側のプラウは若干上にもちあげて、一
定高さを維持させる。プラウ20の高さ調整は油圧装置
等を介した自動調整でも良いし手動操作でも良い。
【0025】第二の発明は、反応処理層3に配した脱臭
装置40の構造に関する。腐敗性廃棄物の乾燥処理にお
いては、生石灰を添加して攪拌反応させる際の悪臭が大
きな問題となるが、従来、かかる問題に対する解決策は
処理場を郊外に設ける以外に適当な手段がなかった。勿
論、その都度大量の吸着剤を使用すれば悪臭は確実に除
去できるが、脱臭効率や脱臭剤の交換作業を考慮すると
コストの点で著しい不具合を生じ、実用的装置を構成で
きない。
【0026】本発明に係る脱臭装置40は、図3に示す
ように、脱臭剤を封填するケース体41内に適当な脱臭
剤、例えば複数種類の脱臭剤42,43,44を配し、
このケース体41を、振動、回転、回動させ、脱臭剤に
運動を与える。運動によって脱臭剤42〜44は悪臭粒
子の吸着と吸着粒子の解放を行う。複数の脱臭剤として
は、例えば、水分の少ないベントナイト、シリカ粒子、
杉木チップ等を使用することが望ましい。これらはいず
れも悪臭成分の吸着性能を異にするが、その結果として
幅広い範囲の悪臭成分を効率的に吸着吸収する。また粒
子構造は多孔性を呈するので、負荷がない場合は吸収吸
着した悪臭成分を経時的に解放する。
【0027】符号45は隔壁、46はこの隔壁45に形
成した通気孔である。符号47は、ケース体41の端面
に配した回転自由な軸継手(ベアリング)、48は当該
軸継手47を介して接続させた通気管である。通気管4
8は、金属性パイプを使用しても良いが、取り外しの利
便を考慮すれば可撓性のある樹脂パイプを使用すること
が望ましい。
【0028】従って、かかる構成によれば複数の脱臭剤
42〜44を装填したケース体41を回転(回転方向を
例えば矢印Xで示す)させることにより、悪臭成分の吸
着脱臭の効率、吸着した悪臭成分の自由解放の性能向上
を図ることが出来る。ケース体41を駆動する手段は回
転モータ、振動モータなど、その手段を問わない。
【0029】図4〜図6は、ケース体41を複数個配
し、長期間安定した脱臭効率を実現するための装置構成
を例示するものである。この実施例に係る脱臭装置は、
例えば8個のケース体41を円形に配列してなり、その
両端面をパイプ51,52を介して相互に連通させる一
方、内部中央に回転ギア53を配し、当該回転ギア53
を介して各ケース体41を回転させ、内部の脱臭剤をシ
ャッフルするものである。符号49は、ケース体41の
上下中央に形成したギアであり、回転ギア53と噛合し
て各ケース体41を独立的に回転させる。
【0030】図4において、符号50は、悪臭空気を送
り込む最上流のパイプである。ケース体41−1は、当
該時点において流入空気の最上流に位置し、パイプ52
−1を介して次段のケース体41−2に悪臭空気を送
る。ケース体41−2は、他面のパイプ51−2を介し
て次段のケース体41−3へ悪臭空気を送る。順次この
操作を繰り返す。
【0031】しかし、すべてのケース体41が、悪臭空
気の脱臭作用を営む必要はない。複数のケース体41を
配した場合は、むしろ複数固のケース体41のうち幾つ
かは脱臭作用から離脱させ休息させる方が好ましい。本
実施例でいえば、例えば半分のケース体41−1〜41
−4が脱臭を行い、下流の半分のケース体41−5〜4
1−8は、強制的な空気流入から離れて、単純な回転攪
拌運動を受け、吸着した悪臭成分を解放する作用を営む
ようにする。従って、休息すべきケース体のうち最上流
に位置するケース体41−5は下流側からの送気を遮断
するようパイプの接続を外し、それと同時に、最下流に
ある41−8も最上流のケース体41−1とのパイプ接
続を外しておく。51−3は、悪臭を放出する最終段の
パイプである。
【0032】かかる構成をとる前提としては、すべての
ケース体41−1〜41−8が全体として回動(8個の
場合は45度の回動)することが必要である。この結
果、最大の負荷を受けているケース体41−1は次段の
回転において負荷をより低減させることが出来るし、継
続的に負荷を受けつつ現在は最小の負荷を受けているケ
ース体41−4は次段の回動から完全な休息に入り、逆
に継続的に休息の時間を与えられ、現在は最上流にある
休息中のケース体41−8は次段の回転によって最高負
荷を受ける位置に移動し、最高能力の脱臭作用を営む。
【0033】このように、例えば半数を稼働し、半数を
休息させ、同時にいずれのケース体41も回転(振動)
駆動する構成によれば、稼働中の最上流のケース体41
−1に最も負荷がかかるが、このケース体41−1への
負荷は全体の回転調整によって漸減し、次いで完全休息
に入り、吸着した悪臭成分を最も解放した時点で再び最
高負荷の位置に戻る。かかる循環操作により、ケース体
41は最も効率的な吸着と解放の作用を営む。勿論、配
設するケース体41の数を増加させるほど、またケース
体41の容積を増大させるほど脱臭効率は高まる。
【0034】ケース体41は、振動モータを介して上下
方向の振動駆動をさせても良い。しかしながら、上下振
動を継続的に与えると、モータ装置を含む装置系全体に
予期せぬ故障を惹起する可能性が高い。従って、複数の
脱臭ケース体41を配してメンテナンスの軽減を図るに
は、各ケース体を寝かせ(鉛直方向に対して約90度倒
した状態)、これらをひとつの回転ギア53によって一
体的に駆動し、各ケース体41をそれぞれ独立して地面
と水平方向の条件下で回転駆動して、内部の脱臭剤の攪
拌を効率化させることが最も望ましいと考えられる。
【0035】各種の実験によれば、所定形状のケース体
に対しその一端面から他端面にむかって悪臭空気を強制
的に送気した場合、悪臭成分はほとんど除去できないこ
とがわかった。ケース体に運動を与えない限り、内部に
装填する脱臭剤の量を増加させても、効率には殆ど影響
がなく、送気/排気パイプの断面積を大きくすることに
よってのみ比例効果が認められた。送気/排気パイプの
断面積を一定にした場合、ケース体41に振動または回
転を与えたときには、その振動/回転数に応じた吸着作
用がみられる。吸着させた悪臭の解放/除去においても
ほぼ同じ結果を得た。
【0036】尚、当然であるが前記ケース体の形状は問
わない。ひとつの回転ギアを使用して独立的な回転作用
を与える場合でも、回転ギアに噛合するギア部分(中央
部分が望ましい)だけを円形に形成すれば良いからであ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る腐敗性
廃棄物の処理システムによれば、第一に乾燥レーン上に
薄く拡散堆積させた腐敗性廃棄物をより簡易な装置構成
によって効率的に攪拌し処理コストを低減することが可
能となり、第二に、メンテナンス容易な小型のフィルタ
ー装置を使用しつつ効率的な脱臭効果を得ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る腐敗性廃棄物の処理システムを例
示する概念図である。
【図2】本発明に係る切り返し用のプラウを例示する図
である。
【図3】本発明に係る脱臭装置の基本的構成を例示する
断面概略図である。
【図4】本発明に係る脱臭装置を複数配する場合の配管
例を示す斜視図である。
【図5】図4に示す脱臭装置のギア状態を例示する平面
図である。
【図6】図4に示す脱臭装置のギア状態を例示する側面
概略図である。
【符号の説明】
1 貯留槽 2 搬送装置 3 反応処理槽 4 搬送手段 5 乾燥レーン 6 案内レール 10 基台 15 切り返し装置 16 アーム 20 プラウ 40 脱臭装置 41 ケース体 42,43,44 脱臭剤 45 隔壁 46 通気孔 47 軸継手(ベアリング) 48 通気管 49 ギア 50 最上流のパイプ 51,52 パイプ 53 回転ギア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】腐敗性廃棄物の貯留槽と、該貯留槽から搬
    送された腐敗性廃棄物に高純度生石灰を添加して攪拌す
    る反応処理槽と、該反応処理槽から搬送した腐敗性廃棄
    物を乾燥させる乾燥処理部を備え、前記乾燥処理部は、
    腐敗性廃棄物を乾燥レーン上に肉薄に拡散させ、当該乾
    燥レーン上を往復運動できる攪拌装置を介して自然乾燥
    可能とした腐敗性廃棄物の処理システムにおいて、 前記攪拌装置は、 乾燥レーンの両側部に配したガイドレールに沿って走行
    する基台と、 該基台に設けたプラウとを備え、 該プラウは、アームと、該アームの先端部に配した断面
    略三角形のプラウ本体を備え、 該プラウ本体は、基台の進行方向に対して先端鋭角な頂
    部を向けることを特徴とする腐敗性廃棄物の処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】腐敗性廃棄物の貯留槽と、該貯留槽から搬
    送された腐敗性廃棄物に高純度生石灰を添加して攪拌す
    る反応処理槽と、該反応処理槽から搬送した腐敗性廃棄
    物を乾燥させる乾燥処理部を備え、前記乾燥処理部は、
    腐敗性廃棄物を乾燥レーン上に肉薄に拡散させ、当該乾
    燥レーン上を往復運動できる攪拌装置を介して自然乾燥
    可能とした腐敗性廃棄物の処理システムにおいて、 前記反応処理槽に脱臭装置を配し、 該脱臭装置は、ケース体と、該ケース体を駆動する駆動
    手段と、該ケース体内部に装填した通気性を備える複数
    の吸着素材層を備え、該吸着素材層に装填される各吸着
    素材はそれぞれ微小な粒状を呈してなり、 前記駆動手段は、回転、回動、振動のうち少なくともい
    ずれか一の運動をケース体に対して与えることを特徴と
    する腐敗性廃棄物の処理システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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