JP2001259073A - 有害有機塩素化合物の除去方法及びその装置 - Google Patents

有害有機塩素化合物の除去方法及びその装置

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JP2001259073A
JP2001259073A JP2000081147A JP2000081147A JP2001259073A JP 2001259073 A JP2001259073 A JP 2001259073A JP 2000081147 A JP2000081147 A JP 2000081147A JP 2000081147 A JP2000081147 A JP 2000081147A JP 2001259073 A JP2001259073 A JP 2001259073A
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harmful organic
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Atsushi Obara
敦 小原
Naoki Tajima
直樹 田嶋
Masao Kon
雅夫 今
Takehiko Muramatsu
武彦 村松
Katsushi Nishizawa
克志 西澤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PCB無害化処理槽内で生成した塩の回収と、残
留している未反応のPCBを除去する。 【解決手段】PCB無害化処理槽1でPCBを無害化処理し、
この処理槽1内の塩と残留する未反応のPCBはフィルタ
ーハウジング4内のフィルター2に送られ、フィルター
2の表面に堆積する。水槽8から塩を溶解する水をフィ
ルターハウジング4内に供給する。水により塩は溶け、
未反応のPCBとともにろ液となってフィルターハウジン
グ4から溶媒抽出槽12内に流入する。溶媒抽出槽12で未
反応PCBは有機溶媒により溶媒抽出されて除去される。
塩が溶解した水溶液相31は蒸発槽19内に流入し、加熱器
20で加熱され、蒸発乾固して塩は固体状塩22となり、塩
回収槽21で回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有害有機塩素化合物
を無害化処理した際に発生する塩の回収と残留する未反
応の有害有機塩素化合物を除去するための有害有機塩素
化合物の除去方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】有害有機塩素化合物、例えばポリ塩化ビ
フェニル(以下、PCBと記す)については焼却処理する
と酸化物として猛毒のダイオキシンが発生するので、酸
化物を生成させないで無害化処理することが行われてい
る。
【0003】有害有機塩素化合物の無害化処理、例えば
液体状のPCBについては、化学法による処理が認可され
ている。一般的な化学法では、無害化処理のため、PCB
から塩素を除去して塩素を含まないビフェニルないし他
の有機化合物にすることが行われている。
【0004】PCB無害化処理過程でPCBから脱離された塩
素を固定化するため、アルカリと結合させて塩としてい
る。PCB処理過程で生成される塩は、自然沈降、ないし
積極的にフィルターなどで捕集されるが、塩が堆積する
過程で溶液中に残留する未反応のPCBが捕捉され、未反
応のPCBが塩の堆積層中に閉じ込められる。
【0005】PCB無害化処理後の廃棄物中のPCB残留濃度
は0.5ppm以下と定められているため、この値を達成する
ため、塩堆積層を有機溶媒で洗浄することにより塩から
PCBを除去する。塩堆積層の表面に捕捉されたPCBは、洗
浄操作によりほぼ除去される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、塩などの堆積層の深部に残留する未反応PCB
は、有機溶媒の洗浄では除去することができないため、
結局上記値を上回るケースが発生する。本発明は、上記
課題を解決するためになされたもので、フィルターなど
の固体に塩及び未反応の残留有害有機塩素化合物が堆積
した堆積層から未反応の残留有害有機塩素化合物を除去
し、塩を回収する有害有機塩素化合物の除去方法及びそ
の装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、有害
有機塩素化合物を無害化処理して生成した塩と残留する
未反応の有害有機塩素化合物を固体に付着、担持または
堆積させる前処理工程と、この前処理後の前記固体を溶
媒と接触させて前記塩を溶解する溶解工程と、この溶解
工程で溶解した塩と前記未反応の有害有機塩素化合物を
含む溶液を有機溶媒で溶媒抽出して有機相中に前記未反
応有害有機塩素化合物を抽出する抽出工程と、この抽出
工程で前記未反応の有害有機塩素化合物が除去された水
溶液相を加熱し蒸発乾固して前記水溶液相に溶解してい
る塩を固化体として回収する回収工程とからなることを
特徴とする。
【0008】この発明によれば、固体に捕捉された有害
有機塩素化合物と塩とを溶媒抽出して分離し、その後、
塩を固体状で回収できる。これにより最小の容量で廃棄
物として保管できる。
【0009】請求項2の発明は、有害有機塩素化合物を
無害化処理して生成した塩と残留する未反応の有害有機
塩素化合物を固体に付着、担持または堆積させる前処理
工程と、この前処理後の前記固体を溶媒と接触させて前
記塩を溶解する溶解工程と、この溶解工程で溶解した前
記塩と前記未反応の有害有機塩素化合物を含む溶液から
前記未反応の有害有機塩素化合物を溶媒に溶解するか、
または吸着材に吸着させて除去する除去工程と、この除
去工程後の水溶液を加熱し蒸発乾固して前記水溶液に溶
解している塩を固化体として回収する回収工程とからな
ることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、固体に捕捉された有害
有機塩素化合物を溶剤で溶かすか、または吸着材に吸着
させて回収する。塩は蒸発乾固により固化体となり、最
小の容量で保管することができる。
【0011】請求項3の発明は、前記塩を溶解するため
の溶媒は水、酸性水溶液または塩基性水溶液から選択さ
れた何れか一種のものからなることを特徴とする。この
発明によれば、固体に付着、担持または堆積した塩を溶
解して水溶液とする。水溶液とすることにより塩の回収
を湿式操作で行うことができ、未反応有害有機塩素化合
物の飛散がなく、作業者の被ばく及び環境汚染を最低限
にできる。
【0012】請求項4の発明は、前記未反応有害有機塩
素化合物を溶媒抽出または溶解するための溶媒はヘキサ
ン、アルコール類またはフロン等の有機溶媒から選択さ
れた少なくとも一種からなることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、未反応有害有機塩素化
合物を溶媒抽出または溶解した溶媒を直ちに無害化処理
に供給することができる。これにより有害有機塩素化合
物から有害有機塩素化合物を再分離する操作を行うこと
なく、無害化処理することができる。
【0014】請求項5の発明は、前記吸着材は活性炭、
モレキュラーシーブ、多孔質体または樹脂から選択され
た少なくとも一種からなることを特徴とする。この発明
によれば、未反応有害有機塩素化合物を効率よく吸着し
て除去することができる。
【0015】請求項6の発明は、有害有機塩素化合物を
無害化する無害化処理槽と、この無害化処理槽で処理さ
れて生成した塩と未反応有害有機塩素化合物を含む処理
液をろ過するフィルターを内蔵したフィルターハウジン
グと、前記フィルターに堆積した前記塩の固形分を溶解
するための溶媒を前記フィルターハウジング内に供給す
る溶媒槽と、前記フィルターでろ過され前記未反応有害
有機塩素化合物を含んだ前記塩が溶解したろ液を受け入
れる溶媒抽出槽と、この溶媒抽出槽内に供給し前記未反
応有害有機塩素化合物を溶媒抽出するための有機溶媒槽
と、前記溶媒抽出槽で溶媒抽出後の前記塩を含んだ水溶
液相を蒸発乾固して前記塩を固体状とする蒸発槽とを具
備したことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、フィルターの塩堆積層
に捕捉された有害有機塩素化合物を除去し、残留した未
反応の有害有機塩素化合物量を廃棄基準以下まで低減で
きる。同時に、フィルターからの塩を湿式操作で回収す
るため、フィルターハウジングの開閉操作を伴うことが
なく、有害有機塩素化合物の飛散がなく、作業者の被ば
く及び環境汚染を最低限にできる。
【0017】請求項7の発明は、有害有機塩素化合物を
無害化する無害化処理槽と、この無害化処理槽で処理さ
れて生成した塩と未反応有害有機塩素化合物を含む処理
液をろ過処理するフィルターを内蔵したフィルターハウ
ジングと、前記フィルターに堆積した前記塩の固形分を
溶解するための溶媒を前記フィルターハウジング内に供
給する溶媒槽と、前記フィルターハウジングから流出す
る前記未反応有害有機塩素化合物を含んだ前記塩が溶解
したろ液を受け入れ蒸発乾固して前記塩を固体状とする
蒸発槽と、この蒸発槽内に受け入れた前記ろ液中の前記
未反応有害有機塩素化合物を抽出する溶媒を前記蒸発槽
内に供給する溶媒供給槽と、前記蒸発槽内で前記未反応
有害有機塩素化合物が抽出された溶媒廃液を排出する溶
媒廃液排出ラインとを具備したことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、請求項6の発明におけ
る溶媒抽出槽が除去できるため、装置が簡単になり、溶
媒の量の調整及び操作の繰り返しを行うことで、有害有
機塩素化合物の分離を必要なレベルまで実施できる。そ
の他の作用効果は請求項6の発明に準じる。
【0019】請求項8の発明は、有害有機塩素化合物を
無害化する無害化処理槽と、この無害化処理槽で処理さ
れて生成した塩と未反応有害有機塩素化合物を含む処理
液をろ過するフィルターを内蔵したフィルターハウジン
グと、前記フィルターに堆積した前記塩の固形分を溶解
するための溶媒を前記フィルターハウジング内に供給す
る溶媒槽と、前記フィルターハウジングから流出する前
記未反応有害有機塩素化合物を含んだ塩が溶解したろ液
を受け入れる吸着材を内蔵した吸着材槽と、この吸着材
槽内で前記未反応有害有機塩素化合物が前記吸着材によ
り吸着除去された後の前記塩を含む溶液を加熱蒸発乾固
して前記塩を固体状とする蒸発槽とを具備したことを特
徴とする。
【0020】この発明によれば、吸着材に未反応の有害
有機塩素化合物を吸着して除去する。吸着材の量の調整
及び上記操作の繰り返しを行うことにより、有害有機塩
素化合物の分離を必要なレベルまで実施することができ
る。その他の作用効果は請求項6の発明に準じる。
【0021】前記吸着材は活性炭、モレキュラーシー
ブ、多孔質体または樹脂から選択されされる少なくとも
一種からなり、これらの吸着材により溶液から有害有機
塩素化合物(PCB)や、ダイオキシン類を吸着し、除去
することができる。樹脂表面は一般に荒面であり、表面
積が大きく、吸着能力が高いため、活性炭と同様の効果
が得られる。
【0022】請求項9の発明は、前記無害化処理槽は有
害有機塩素化合物から塩素を離脱させアルカリ類と結合
させて塩を生成させ、この塩を廃棄する系統を有する有
害有機塩素化合物の化学処理設備からなることを特徴と
する。
【0023】この発明によれば、無害化処理槽内で有害
有機塩素化合物を脱塩素化する無害化処理で発生した塩
は請求項6ないし8の発明により固体状で回収されるの
で、最小の容量で保管することができ、また、未反応の
有害有機塩素化合物は効率よく除去される。
【0024】請求項10の発明は、前記フィルターハウジ
ングのろ液流出側と前記溶媒供給側とを接続する塩が溶
解されかつ前記未反応有害有機塩素化合物が含まれるろ
液を前記フィルターハウジング内に戻す循環ラインを設
けてなることを特徴とする。
【0025】この発明によれば、循環ラインを設けフィ
ルターから流出したろ液をフィルターハウジング内の上
部から流入し、フィルターに供給して再使用し、フィル
ターに堆積した塩を溶解することができる。よって、溶
媒を繰り返し有効に使用し、その量を低減できる。
【0026】請求項11の発明は、前記塩を溶解するため
の溶媒は水、酸性水溶液または塩基性水溶液から選択さ
れた何れか一種のものからなることを特徴とする。この
発明によれば、フィルターに堆積した塩を効率的に溶解
できる。
【0027】請求項12の発明は、前記未反応有害有機塩
素化合物を溶媒抽出または溶解するための溶媒はヘキサ
ン、アルコール類またはフロン等の有機溶媒から選択さ
れた少なくとも一種からなることを特徴とする。
【0028】この発明によれば、未反応有害有機塩素化
合物を溶媒抽出または溶解した溶媒を直ちに無害化処理
に供給することができる。これにより有害有機塩素化合
物から有害有機塩素化合物を再分離する操作を行うこと
なく、無害化処理することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1により本発明に係る有害有機
塩素化合物の除去方法及びその装置の第1の実施の形態
を説明する。なお、本実施の形態では有害有機塩素化合
物としてPCBを例にとり説明するが、ダイオキシン類に
ついても適用できる。また、塩としてNaClを例にとる
が、その他のアルカリ類にも適用でき、これらに限らな
いことは言うまでもない。
【0030】符号1はPCB無害化処理槽を示している。
このPCB無害化処理槽1はPCBから化学的に塩素を離脱さ
せ、アルカリ類と結合させて塩を生成させる処理槽で、
塩を廃棄する系統を有するPCBの化学処理方式全般を対
象としている。例えば光分解と触媒分解を併用してPCB
を無害化する。
【0031】イソプロピルアルコール中にPCB(1から
5%)を混合して、これに紫外線を照射すると、光のエ
ネルギーを吸収してPCBが塩素を放出する。あらかじ
め、水酸化ナトリウム(NaOH)を混合しておくと、放出
された塩素はナトリウムと結合して塩(NaCl)を生成す
る。
【0032】生成された塩(NaCl)は光の照射を妨げる
ため、無害化処理槽1からアルコール溶液(PCB及び塩
を含む)を溶液流入ライン5を通してフィルターハウジ
ング4内に流入し、フィルター2にポンプ3で循環させ
て、アルコール溶液中の塩を回収する。ここで、フィル
ター2に塩が付着して堆積層が生成される過程で、未反
応のPCBが塩の堆積中に閉じ込められることになる。
【0033】すなわち、図1において、フィルターハウ
ジング4内にはあらかじめフィルター2が組み込まれて
おり、フィルターハウジング4とPCB無害化処理槽1と
の間にはバルブV1を有する溶液流入ライン5とバルブ
V2及びポンプ3を有する溶液戻りライン6が接続され
ている。
【0034】フィルターハウジング4の上部にはバルブ
V3を有する水流入ライン7の下端が接続し、水流入ラ
イン7の上端は水槽8に接続するとともに、フィルター
ハウジング4の下部にはバルブV4及びV5を有するろ
液流出ライン9が接続している。バルブV4とV5の間
のろ液流出ライン9及び水槽8とバルブV3との間の水
流入ライン7から分岐して循環ポンプ10を有するろ液循
環ライン11が接続している。
【0035】ろ液流出ライン9は溶媒抽出槽12に接続
し、溶媒抽出槽12にはかくはん機13が取り付けられ、ま
た有機溶媒槽14が溶媒供給ライン15を介して溶媒抽出槽
12に接続している。溶媒抽出槽12の下部にはバルブV6
を有する溶媒抽出液排出ライン16が接続し、溶媒抽出液
排出ライン16から分岐してバルブV7を有する有機廃液
排出ライン17の一端が接続し、有機廃液排出ライン17の
他端は有機廃液槽18に接続している。
【0036】溶媒抽出液排出ライン16の出口側は蒸発槽
19に接続している。蒸発槽19内には加熱器20が設けられ
ている。符号21は塩回収槽で、塩回収槽21内に蒸発槽19
で加熱されて蒸発乾固した固体状塩22が回収される。
【0037】ここで、有害有機塩素化合物の除去方法を
説明する。PCB無害化処理槽1においてPCBから生成され
る塩は、適当なアルコール溶液中に分散されており、前
処理工程においてポンプ3によりフィルターハウシング
4内に組み込まれたフィルター2に付着し堆積して回収
される。この前処理工程で、フィルター2上にはPCBを
含んだ塩の堆積層が形成される。次の溶解工程で塩を溶
解し、抽出工程でPCBを溶媒抽出し、回収工程で塩を回
収する。これにより、塩を廃棄物として処分するために
塩中のPCBを除去することができる。
【0038】すなわち、前処理工程によってフィルター
2に塩と残留する未反応のPCBを堆積し、水槽8からフ
ィルターハウジング4に水を供給するとともに、循環ポ
ンプ10で水を循環させてフィルター2上の塩堆積層を完
全に溶解させる。PCBを含んだ塩水のろ液30は、抽出工
程における溶媒抽出槽12に送られ、溶媒抽出槽12に有機
溶媒槽14から溶媒供給ライン15を通して例えばヘキサン
が供給され、両者をかくはん機13により強制的に混合す
る。
【0039】かくはん機13を停止すると、直ちに溶液は
水溶液相31とヘキサン相の2相に分相され、ここで当初
水溶液中に残存したPCBはヘキサン相に移行し、水溶液
相31はほぼPCBフリーとなる。約50ppbのPCBを含む水溶
液に対して20分の1量のヘキサンを加えた試験では、水
溶液中に残留するPCBは0.7ppbとなっており、約70分の
1までPCBが除去されたことを確認した。
【0040】10分の1量のヘキサンを加えた試験では0.
55ppbとなっており、約100分の1までPCBが除去された
ことを確認した。ヘキサン量の調整及びこの操作を繰り
返し行うことで、PCBの分離を必要なレベルまで実施す
ることができる。
【0041】つぎに、2相の下部となる水溶液相31を回
収工程における蒸発槽19に送り、残るヘキサン相を有機
廃液排出ライン17を通して有機廃液槽18に送る。蒸発槽
19では、水溶液を加熱器20で加熱し、水溶液を蒸発乾固
し塩を析出させる。最終的には、塩22を塩回収槽21に移
送する。以上の工程を繰り返して、連続的にPCBの無害
化処理で発生する塩を回収することができる。
【0042】本実施の形態の方法及び装置によれば、フ
ィルター2の塩堆積層に捕捉されたPCBを除去し、廃棄
基準以下まで残留PCB量を低減できる。同時に、フィル
ター2からの塩の回収を湿式操作で行うため、容器の開
閉を伴わず、PCBの飛散がなくなり、作業者の被ばく及
び環境汚染を最低限にできる。
【0043】本実施の形態による方法及び装置において
は、溶液が塩の水溶液である場合、PCBの抽出に使用し
た有機溶媒のヘキサンの代りにアルコール類を使用する
ことができる。通常、水とアルコールを混合すると完全
に溶解するが、塩水になるとアルコールに僅かしか溶解
しなくなる。
【0044】26ppbのPCBを含む水溶液に対しアルコール
類の一例として5分の1量のイソプロピルアルコールを
加えた場合には、水溶液中に残留するPCBは2.6ppbとな
っており、約10分の1までPCBが除去されたことを確認
した。等量のイソプロピルアルコールを加えた場合に
は、1.2ppbとなっており、約20分の1までPCBが除去さ
れたことを確認した。
【0045】PCBの無害化処理にはアルコールを溶媒と
して使用し、これと組み合わせた場合、得られたPCBア
ルコール溶液を直ちに無害化処理装置に供給できるた
め、PCB溶液からPCBを再分離する操作(例えば、ヘキサ
ンからのPCB分離)を行うことなく、PCBを無害化するこ
とができる。なお、水溶液中の塩濃度が濃い場合、これ
を濃くする操作を行うことにより、上記と同じ効果が得
られる。
【0046】なお、PCBの無害化処理で発生する反応生
成物が塩でなく他の有機塩素化合物等である場合、第1
の実施の形態で説明した塩を溶解するために供給した水
の代りに、反応生成物を溶解する有機溶媒などを選択す
ることにより、同様の効果が得られる。前処理工程にお
いて固体の例としてフィルターについて説明したが、例
えばセラミックス、金属繊維、布等の固体を使用するこ
とができ、これらの固体に塩と未反応PCBを付着または
担持させ、フィルターと同様に塩を溶媒により溶解させ
ることもできる。
【0047】つぎに、図2により本発明に係る有害有機
塩素化合物の除去方法及びその装置の第2の実施の形態
を説明する。なお、図2中、図1と同一部分には同一符
号を付して重複する部分の説明は省略する。
【0048】本実施の形態が第1の実施の形態と異なる
点は、溶媒抽出工程と、この工程で使用する溶媒抽出槽
12及び有機溶媒槽14を削除し、ろ液流出ライン9を直接
蒸発槽19に接続し、蒸発槽19に未反応PCBを溶解して除
去する除去工程と、この工程におけるアルコール槽23を
アルコール供給ライン24を通して接続したことにある。
また、蒸発槽19にはアルコール廃液流出ライン25及びバ
ルブV8を介してアルコール廃液槽26を接続している。
【0049】本実施の形態においてPCBから生成される
塩は、適当な溶液中に分散され、ポンプ3によりフィル
ターハウジング4に組み込まれたフィルター2に回収さ
れる。PCBの無害化処理終了後、フィルター2にはPCBを
含んだ塩の堆積層が形成されるため、次のPCBを処理す
るために塩を回収するとともに、塩を廃棄物として処分
するために塩中のPCBを除去する。
【0050】本実施の形態では、水槽8からフィルター
ハウジング4に水を供給するとともに、循環ポンプ10で
水を循環させてフィルター2上の塩堆積層を完全に溶解
させる。PCBを含んだ塩水は、蒸発槽19に送られ、水溶
液を加熱器20で加熱し、水を蒸発させて一部ないし全部
の塩を析出させる。
【0051】蒸発槽19にアルコール槽23からアルコール
供給ライン24を通してアルコールを供給し、アルコール
で結晶表面及び残留する塩水からPCBを分離する。PCBを
抽出したアルコールをアルコール廃液排出ライン25を通
してアルコール廃液槽26に送る。蒸発槽19内に残留する
溶液を加熱器20で加熱して完全に蒸発させ、最終的には
固体状塩22は塩回収槽21に移送する。
【0052】以上の操作を繰り返して、連続的にPCBの
無害化処理で発生する塩を回収する。約250ppbのPCBを
含む塩結晶に対して30倍重量のイソプロピルアルコール
で洗浄を行ったところ、塩中に残留するPCBは5.6ppbと
なっており、約50分の1までPCBが除去されたことを確
認した。アルコール量の調整、及びこの操作を繰り返し
行うことで、PCBの分離を必要なレベルまで実施するこ
とができる。
【0053】本実施の形態によれば、塩堆積層に捕捉さ
れたPCBを除去し、廃棄基準以下まで残留PCB量を低減で
きる。同時に、フィルター2からの塩の回収を湿式操作
で行うため、容器の開閉を伴わず、PCBの飛散がなくな
り、作業者の被ばく及び環境汚染を最低限にできる。さ
らに、PCBの無害化処理にはアルコールを溶媒として使
用する400nmより波長塩の短い紫外線を照射して光分解
により脱塩素し無害化を図る有害塩素化合物処理装置と
組み合わせた場合、得られたPCBアルコール溶液を直ち
に無害化処理装置に供給できる。
【0054】つぎに図3により本発明に係る有害有機塩
素化合物の除去方法及びその装置の第3の実施の形態を
説明する。なお、図3中、図1と同一部分には同一符号
を付して重複する部分の説明は省略する。
【0055】本実施の形態が第1の実施の形態と異なる
点は、溶媒抽出工程と、この工程で使用する溶媒抽出槽
12及び有機溶媒槽14を削除し、ろ液流出ライン9に未反
応PCBを吸着して除去する除去工程と、この工程におけ
る活性炭槽27を接続したことにある。
【0056】活性炭槽27内には有機塩素化合物を吸着す
る活性炭28が充填されている。活性炭槽27の下部にはバ
ルブV9を有する有機塩素化合物除去液流出ライン29が
接続するとともに、この有機塩素化合物除去液流出ライ
ン29の下流側は蒸発槽19に接続している。
【0057】本実施の形態において、PCBから生成され
る塩は、適当な溶液中に分散され、ポンプ3によりフィ
ルターハウジング4に組み込まれたフィルター2に回収
される。PCBの無害化処理終了後、フィルター2上にはP
CBを含んだ塩の堆積層が形成されるため、次のPCBを処
理するために塩を回収するとともに、塩を廃棄物として
処分するために塩中のPCBを除去する。
【0058】本実施の形態では、水槽8からフィルター
ハウジング4に水を供給するとともに循環ポンプ10で水
を循環させてフィルター2上の塩堆積層を完全に溶解さ
せる。PCBを含んだ塩水は、活性炭槽27に送られ、ここ
でPCBが活性炭28に吸着される。PCB吸着後の水溶液は蒸
発槽19に送り、加熱器20で加熱し、水を蒸発させ、最終
的には固体状塩22は塩回収槽21に移送する。
【0059】以上の操作を繰り返して、連続的にPCBの
無害化処理で発生する塩を回収する。約37ppbのPCBを含
む水溶液に対して20分間活性炭槽27で処理したところ、
水溶液中に残留するPCBは0.9ppbとなっており、約40分
の1までPCBが除去されたことを確認した。活性炭量の
調整、及びこの操作を繰り返し行うことで、PCBの分離
を必要なレベルまで実施することができる。
【0060】本実施の形態によれば、塩堆積層に捕捉さ
れたPCBを除去し、廃棄基準以下まで残留PCB量を低減で
きる。同時に、フィルター2からの塩の回収を湿式操作
で行うため、容器の開閉を伴わず、PCBの飛散がなくな
り、作業者の被ばく及び環境汚染を最低限にできる。
【0061】さらに、PCBの無害化処理にはアルコール
を溶媒として使用する400nmより波長の短い紫外線を照
射して光分解により脱塩素し無害化を図る有害有機塩素
化合物処理装置と組み合わせた場合、得られたPCBアル
コール溶液を直ちに無害化処理装置に供給できる。
【0062】その他、同じ機器構成でPCBを吸着する樹
脂類を吸着材として使用することにより、同様の効果が
得られる。また吸着材には活性炭や樹脂の他にモレキュ
ラーシーブ、多孔質体を使用できる。
【0063】上記第1から第3の実施の形態において、
塩を溶解する溶媒には水の他に酸性水溶液、塩基性水溶
液等を、PCBを溶媒抽出または溶解する溶媒としてヘキ
サン、イソプロピルアルコール、アルコール類またはフ
ロン等の有機溶媒を使用することができる。
【0064】また、フィルターとして例えばステンレス
鋼の焼結フィルタを使用でき、ステンレス鋼は錆を防
ぎ、PCBの無害化で発生する塩の結晶(数ミクロン)を
トラップすることができる。ろ液や塩を含む水溶液を蒸
発槽19で加熱する温度が低い場合には加熱時間は長くな
る。加熱温度を高くすれば加熱時間は短くなる。100℃
近くまで加熱すると、短時間で水溶液を蒸発乾固でき
る。
【0065】蒸発過程で得られた塩の結晶を析出させ、
この結晶を溶解しない第2の溶媒で洗浄することもでき
る。また、塩の結晶を成長させないで微小粒径で回収す
ることができる。第2の溶媒としてはヘキサンまたはア
ルコールなどの有機溶媒を使用する。
【0066】
【発明の効果】本発明方法によれば、固体に付着、担持
または堆積された有害有機塩素化合物を除去し、廃棄基
準以下まで残留有害有機塩素化合物量を低減できる。本
発明装置によれば、フィルターからの塩の回収を湿式操
作で行うことができるため、容器の開閉を伴わず、有害
有機塩素化合物の飛散がなくなり、作業者の被ばく及び
環境汚染を最低限にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有害有機塩素化合物除去方法及び
その装置の第1の実施の形態を説明するための機器、配
管系統図。
【図2】本発明に係る有害有機塩素化合物除去方法及び
その装置の第2の実施の形態を説明するための機器、配
管系統図。
【図3】本発明に係る有害有機塩素化合物除去方法及び
その装置の第3の実施の形態を説明するための機器、配
管系統図。
【符号の説明】
1…PCB無害化処理槽、2…フィルター、3…ポンプ、
4…フィルターハウジング、5…溶液流入ライン、6…
溶液戻りライン、7…水流入ライン、8…水槽、9…ろ
液流出ライン、10…循環ポンプ、11…ろ液循環ライン、
12…溶媒抽出槽、13…かくはん機、14…有機溶媒槽、15
…溶媒供給ライン、16…溶媒抽出液排出ライン、17…有
機廃液排出ライン、18…有機廃液槽、19…蒸発槽、20…
加熱器、21…塩回収槽、22…固体状塩、23…アルコール
槽、24…アルコール供給ライン、25…アルコール廃液排
出ライン、26…アルコール廃液槽、27…活性炭槽、28…
活性炭、29…有機塩素化合物除去液流出ライン、30…ろ
液、31…水溶液相、32…脱アルコール水溶液、33…脱有
機塩素化合物水溶液。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今 雅夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 村松 武彦 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 西澤 克志 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 2E191 BA13 BC01 BC05 BD00 BD11 4D017 BA04 CA03 4D056 AB18 AC03 AC04 AC06 CA15 4H006 AA05 AC13 AD11 AD16 AD17 BB11 BB12 BB14 EA22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有害有機塩素化合物を無害化処理して生
    成した塩及び残留する未反応の有害有機塩素化合物を固
    体に付着、担持または堆積させる前処理工程と、 この前処理後の前記固体を溶媒と接触させて前記塩を溶
    解する溶解工程と、 この溶解工程で溶解した塩と前記未反応の有害有機塩素
    化合物を含む溶液を有機溶媒で溶媒抽出して有機相中に
    前記未反応有害有機塩素化合物を抽出する抽出工程と、 この抽出工程で前記未反応の有害有機塩素化合物が除去
    された水溶液相を加熱し蒸発乾固して前記水溶液相に溶
    解している塩を固化体として回収する回収工程と、を有
    することを特徴とする有害有機塩素化合物の除去方法。
  2. 【請求項2】 有害有機塩素化合物を無害化処理して生
    成した塩及び残留する未反応の有害有機塩素化合物を固
    体に付着、担持または堆積させる前処理工程と、 この前処理後の前記固体を溶媒と接触させて前記塩を溶
    解する溶解工程と、 この溶解工程で溶解した前記塩と前記未反応の有害有機
    塩素化合物を含む溶液から前記未反応の有害有機塩素化
    合物を溶媒に溶解するか、または吸着材に吸着させて除
    去する除去工程と、 この除去工程後の水溶液を加熱し蒸発乾固して前記水溶
    液に溶解している塩を固化体として回収する回収工程
    と、を有することを特徴とする有害有機塩素化合物の除
    去方法。
  3. 【請求項3】 前記塩を溶解するための溶媒は水、酸性
    水溶液または塩基性水溶液から選択された何れか一種の
    ものからなることを特徴とする請求項1または2記載の
    有害有機塩素化合物の除去方法。
  4. 【請求項4】 前記未反応有害有機塩素化合物を溶媒抽
    出または溶解するための溶媒はヘキサン、アルコール類
    またはフロン等の有機溶媒から選択された少なくとも一
    種からなることを特徴とする請求項1または2記載の有
    害有機塩素化合物の除去方法。
  5. 【請求項5】 前記吸着材は活性炭、モレキュラーシー
    ブ、多孔質体または樹脂から選択された少なくとも一種
    からなることを特徴とする請求項1または2記載の有害
    有機塩素化合物の除去方法。
  6. 【請求項6】 有害有機塩素化合物を無害化する無害化
    処理槽と、 この無害化処理槽で処理されて生成した塩と未反応有害
    有機塩素化合物を含む処理液をろ過するフィルターを内
    蔵したフィルターハウジングと、 前記フィルターに堆積した前記塩の固形分を溶解するた
    めの溶媒を前記フィルターハウジング内に供給する溶媒
    槽と、 前記フィルターでろ過され前記未反応有害有機塩素化合
    物を含んだ前記塩が溶解したろ液を受け入れる溶媒抽出
    槽と、 この溶媒抽出槽内に供給し前記未反応有害有機塩素化合
    物を溶媒抽出するための有機溶媒槽と、 前記溶媒抽出槽で溶媒抽出後の前記塩を含んだ水溶液相
    を蒸発乾固して前記塩を固体状とする蒸発槽と、を具備
    したことを特徴とする有害有機塩素化合物の除去装置。
  7. 【請求項7】 有害有機塩素化合物を無害化する無害化
    処理槽と、 この無害化処理槽で処理されて生成した塩と未反応有害
    有機塩素化合物を含む処理液をろ過処理するフィルター
    を内蔵したフィルターハウジングと、 前記フィルターに堆積した前記塩の固形分を溶解するた
    めの溶媒を前記フィルターハウジング内に供給する溶媒
    槽と、 前記フィルターハウジングから流出する前記未反応有害
    有機塩素化合物を含んだ前記塩が溶解したろ液を受け入
    れるとともに、蒸発乾固して前記塩を固体状とする蒸発
    槽と、 この蒸発槽内に受け入れた前記ろ液中の前記未反応有害
    有機塩素化合物を抽出する溶媒を前記蒸発槽内に供給す
    る溶媒供給槽と、 前記蒸発槽内で前記未反応有害有機塩素化合物が抽出さ
    れた溶媒廃液を排出する溶媒廃液排出ラインと、 を具備したことを特徴とする有害有機塩素化合物の除去
    装置。
  8. 【請求項8】 有害有機塩素化合物を無害化する無害化
    処理槽と、 この無害化処理槽で処理されて生成した塩と未反応有害
    有機塩素化合物を含む処理液をろ過するフィルターを内
    蔵したフィルターハウジングと、 前記フィルターに堆積した前記塩の固形分を溶解するた
    めの溶媒を前記フィルターハウジング内に供給する溶媒
    槽と、 前記フィルターハウジングから流出する前記未反応有害
    有機塩素化合物を含んだ塩が溶解したろ液を受け入れる
    吸着材を内蔵した吸着材槽と、 この吸着材槽内で前記未反応有害有機塩素化合物が前記
    吸着材により吸着除去された後の前記塩を含む溶液を加
    熱し蒸発乾固して前記塩を固体状とする蒸発槽と、を具
    備したことを特徴とする有害有機塩素化合物の除去装
    置。
  9. 【請求項9】 前記無害化処理槽は有害有機塩素化合物
    から塩素を離脱させアルカリ類と結合させて塩を生成さ
    せ、この塩を廃棄する系統を有する有害有機塩素化合物
    の化学処理設備からなることを特徴とする請求項6ない
    し8記載の有害有機塩素化合物の除去装置。
  10. 【請求項10】 前記フィルターハウジングのろ液流出
    側と前記溶媒供給側とを接続する塩が溶解されかつ前記
    未反応有害有機塩素化合物が含まれるろ液を前記フィル
    ターハウジング内に戻す循環ラインを設けてなることを
    特徴とする請求項6ないし8記載の有害有機塩素化合物
    の除去装置。
  11. 【請求項11】 前記塩を溶解するための溶媒は水、酸
    性水溶液または塩基性水溶液から選択された何れか一種
    のものからなることを特徴とする請求項6ないし8記載
    の有害有機塩素化合物の除去装置。
  12. 【請求項12】 前記未反応有害有機塩素化合物を溶媒
    抽出または溶解するための溶媒はヘキサン、アルコール
    類またはフロン等の有機溶媒から選択された少なくとも
    一種からなることを特徴とする請求項6ないし8記載の
    有害有機塩素化合物の除去装置。
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