JP2001259007A - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

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JP2001259007A
JP2001259007A JP2000080571A JP2000080571A JP2001259007A JP 2001259007 A JP2001259007 A JP 2001259007A JP 2000080571 A JP2000080571 A JP 2000080571A JP 2000080571 A JP2000080571 A JP 2000080571A JP 2001259007 A JP2001259007 A JP 2001259007A
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air
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heat
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JP2000080571A
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English (en)
Inventor
Kenkichi Kagawa
謙吉 香川
Hiroyuki Takimoto
浩之 瀧本
Teiichi Usami
禎一 宇佐見
Masanori Kawazoe
政宣 川添
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で、低コストな空気浄化モジュールを実現
する。 【解決手段】空気浄化モジュール1に導入される空気を
通す第1の通路3及び触媒9を通って高温になった空気
を通す第2の通路4にまたがって配置される蓄熱構造体
6と、前記蓄熱構造体6を回転させるモータ8とを備え
る。 【効果】蓄熱構造体6は、第2の通路4を通過する空気
から熱回収を行い、回転により熱輸送を行い、輸送した
熱を第1の通路3を通過する空気に与えることができ
る。このように蓄熱構造体6が回転する構造を有してい
るから、空気浄化モジュール1をコンパクトに構成する
ことができる。また、蓄熱構造体は単純な構造なので、
安価に製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中の臭気成分
及び有害成分(例えばたばこ臭、食品臭、屎尿臭、体
臭、ペット臭、パーマ臭、生ゴミ臭、油煙、VOC,N
Ox)を分解して無臭無害化する空気浄化装置に関する
ものである。この空気浄化装置は、空気清浄機、脱臭
機、空気調和機、生ゴミ処理機、排気処理機などに利用
することができる。
【0002】
【従来の技術】空気中の臭気成分及び有害成分の除去に
熱触媒を用い、この熱触媒を200°C〜400°C程
度に加熱して活性化させ、臭気成分及び有害成分を酸化
分解して無臭無害化することが行われている。この際、
触媒と接触した処理後の空気は、触媒と同じ温度まで加
熱されてしまうので、そのまま排気したのでは熱が無駄
になる。そこで、処理後の空気と処理前の空気との熱交
換をさせている。
【0003】図1に、従来使用されている空気浄化装置
80の内部構造を示す。空気浄化装置80に送られてき
た空気は、いわゆる顕熱型熱交換器81を通った後、ヒ
ータ82で所定の温度まで加熱され、熱触媒83に導か
れる。そして熱触媒83で浄化され、熱交換器81を通
って排気される。前記熱交換器81は、排気の熱を、空
気浄化装置80に入ってくる空気に与えることにより、
熱を有効に再利用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の構造
においては、熱の損失を低減するために大型で高価な熱
交換器が必要であり、空気浄化装置もこれに応じて大型
化、高コスト化するという問題があった。したがって、
空気浄化装置の小型化、低コスト化が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の空気浄化装置
は、触媒を通過する前の空気を通す第1の通路及び触媒
を通過した後の空気を通す第2の通路にまたがって配置
される蓄熱構造体と、前記蓄熱構造体を回転させる回転
手段とを備えるものである。前記の構成によれば、蓄熱
構造体は、第2の通路を通過する空気から熱回収を行
い、回転により熱輸送を行い、輸送した熱を第1の通路
を通過する空気に与えることができる。このように蓄熱
構造体が回転する構造を有しているから、空気浄化装置
をコンパクトに構成することができる。また、蓄熱構造
体は単純な構造なので、安価に製造することができる。
【0006】蓄熱構造体は、複数の通気孔を有すること
が好ましい。空気が通気孔を通ったときに、効率よく熱
を回収し、熱を付与することができるからである。蓄熱
構造体は、円板状であることが好ましい。蓄熱構造体を
有効に活用することができるからである。蓄熱構造体の
比表面積は、100m2/g以下であることが好まし
い。比表面積がこれより大きければ、臭気成分や有害成
分を吸着するようになり、熱回収と同時に臭気成分や有
害成分の輸送を行ってしまうため、脱臭・有害ガス分解
性能を低下させてしまうからである。
【0007】蓄熱構造体は、金属であっても、セラミッ
クスであってもよい。金属の場合は、比熱は0.1cal/
ml以上であることが好ましい。セラミックスの場合は、
比熱は1cal/g以上であることが好ましい。比熱が大き
い方が、熱の回収量が増えて、熱交換の効率を上げるこ
とができるからである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。図2は、空気浄
化装置1の概略構成図である。空気浄化装置1は、略円
筒状の外形(以下「外円筒」という)2を有している。
空気浄化装置1に導入される空気を通す第1の通路3及
び触媒を通って高温になった空気を通す第2の通路4を
仕切る仕切壁5が外円筒の中心線に沿って設けられてい
る。
【0009】外円筒2及び仕切壁5は途中で分断され、
そこに、回転可能な蓄熱構造体6が配置されている。分
断された上部の外円筒を2a、下部の外円筒を2b、上
部の仕切壁を5a、下部の仕切壁を5bで表すことにす
る。蓄熱構造体6は、円板状をしており、その回転中心
軸は、外円筒の中心線Aに設けられている。円板の半径
は、外円筒2の半径にほぼ等しい。蓄熱構造体6の外周
面には、ベルト7が巻かれ、蓄熱構造体6はこのベルト
7を通してモータ8で回転駆動される。なおベルト7で
駆動する方法以外に、蓄熱構造体6の外周面にギヤを形
成して、ギヤとギヤとのかみ合わせで駆動する方法も採
用可能である。
【0010】蓄熱構造体6の下部には、熱触媒9が設け
られている。この熱触媒9は、多孔質のセラミックスや
多孔質の金属体に、白金系触媒や、マンガン系触媒を担
持させたものである。熱触媒9の下は、第1の通路3を
通り熱触媒9を通過した空気を折り返す空間10となっ
ている。さらに熱触媒9の上には、熱触媒9に入る空気
を加熱するためのヒータ11が設置されている。
【0011】なお、図2では図示していないが、第1の
通路3を通る空気を送る送風機、又は第2の通路4を通
る空気を送る送風機が、随所に設けられていることを断
っておく。図3は、空気浄化装置1の、蓄熱構造体6を
含む部分を示す側面図である。上部の外円筒2aと蓄熱
構造体6との隙間を塞ぐためのシール材12aが、上部
の外円筒2aの下端面に形成され、蓄熱構造体6と下部
の外円筒2bとの隙間を塞ぐためのシール材12bが、
下部の外円筒2aの上端面に形成されている。また、上
部の仕切壁5aと蓄熱構造体6との隙間を塞ぐためのシ
ール材13aが、上部の仕切壁5aの下端面に形成さ
れ、蓄熱構造体6と下部の仕切壁5bとの隙間を塞ぐた
めのシール材13bが、下部の仕切壁5bの上端面に形
成されている。これらのシール材により、浄化される前
の空気と浄化された後の空気とが混合するのを防止して
いる。シール材の材質として、例えばシリコン樹脂があ
げられる。
【0012】蓄熱構造体6は、空気を、半径方向と垂直
に通過させることができるように、ハニカム、モノリ
ス、コルゲートなどに加工された網構造を有している。
蓄熱構造体6は、空気及び空気中の水分、臭気成分、有
害成分をほとんど吸着せずに通し、熱を蓄熱する材質で
ある必要がある。そのためには、比表面積が100m2
/g以下であることが望ましい。蓄熱構造体6は、具体
的には、次の(1)又は(2)の材質で形成されている。
【0013】(1)単体の金属、又は合金 (2)金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物などのセラミ
ックス 前記(1)の場合は、比熱が0.1cal/ml以上、前記(2)の
場合は、比熱が1cal/g以上であるほうが、十分な蓄熱
性能を確保できるので好ましい。前記(1)の例として鋳
鉄やアルミニウムがあげられる。前記(2)の例として、
珪石質レンガ、粘土質レンガ、高アルミナ質レンガ、マ
グネシアレンガ、炭化珪素レンガなどがあげられる。
【0014】以上に説明した空気浄化装置1であれば、
第1の通路3を通って導入された臭気成分や有害成分を
含む空気は、回転する蓄熱構造体6により熱が与えら
れ、ある程度高温になる。そして、ヒータにより、熱触
媒9が活性化する温度まで加熱され、熱触媒9に接触す
ることにより、清浄化される。熱触媒9を通過して第2
の通路4を通ってくる空気は、高温になっており、回転
する蓄熱構造体6に触れることにより、その熱は蓄熱構
造体6に回収される。蓄熱構造体6に回収された熱は、
回転する蓄熱構造体6により、第1の通路3を通って導
入される空気に再び与えられる。前記のような熱輸送
は、蓄熱構造体6が回転しているから可能となることで
ある。
【0015】なお、蓄熱構造体6の回転速度は、実際に
空気浄化装置1を運転して最適な値に設定されることは
もちろんであるが、一般的には、熱伝導率の高い金属を
蓄熱構造体6に使用したほうが、熱伝導率の低いセラミ
ックスを蓄熱構造体6に使用するよりも、回転速度が速
くなるといえる。以上で本発明の実施の形態を説明した
が、本発明の実施は、前記に限られるものではない。前
記の例では、空気浄化装置1に導入される空気を通す第
1の通路3及び触媒を通って高温になった空気を通す第
2の通路4が、それぞれ1本ずつ形成されていたが、図
4に平面図を示すように、仕切壁により外円筒を4つに
仕切ることにより、第1の通路3a,3bと第2の通路
4a,4bをそれぞれ2本設けることも可能である。ま
た、「4」という数に限定されるものではなく、一般
に、外円筒を複数に仕切り、それぞれ第1の通路又は第
2の通路に振り分けることができる。その他、本発明の
範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の空気浄化装置は、
安価でコンパクトな構造を有しているので、店舗、家
庭、オフィス、工場などに設置するには最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来使用されている空気浄化装置1の内部構造
を示す図である。
【図2】本発明の実施形態の空気浄化装置1の概略構成
図である。
【図3】空気浄化装置1の、蓄熱構造体6を含む部分を
示す側面図である。
【図4】第1の通路及び第2の通路を2本ずつ設けた構
造の空気浄化装置1の平面図である。
【符号の説明】
1 空気浄化装置 2,2a,2b 外円筒 3,3a,3b 第1の通路 4,4a,4b 第2の通路 5,5a,5b 仕切壁 6 蓄熱構造体 7 ベルト 8 モータ 9 熱触媒 10 折り返し空間 11 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇佐見 禎一 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 川添 政宣 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 4C080 AA07 BB01 BB02 CC01 HH05 JJ03 KK08 MM07 NN01 NN02 QQ12 QQ17 4D048 AA22 AB03 BA28X BA30X BA50X BB02 CC25 CC52 CC54 CC63

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気中の臭気成分又は有害成分を、加熱さ
    れた触媒によって分解する空気浄化装置であって、 触媒(9)を通過する前の空気を通す第1の通路(3)及び触
    媒(9)を通過した後の空気を通す第2の通路(4)にまたが
    って配置される蓄熱構造体(6)と、 前記蓄熱構造体(6)を回転させる回転手段(7,8)とを備え
    ることを特徴とする空気浄化装置。
  2. 【請求項2】蓄熱構造体(6)は、複数の通気孔を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の空気浄化装置。
  3. 【請求項3】蓄熱構造体(6)は、円板状であることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の空気浄化装置。
  4. 【請求項4】蓄熱構造体(6)の比表面積が100m2/g
    以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のい
    ずれかに記載の空気浄化装置。
  5. 【請求項5】蓄熱構造体(6)は、金属であることを特徴
    とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の空
    気浄化装置。
  6. 【請求項6】前記金属の比熱は0.1cal/ml以上である
    ことを特徴とする請求項5記載の空気浄化装置。
  7. 【請求項7】蓄熱構造体(6)は、セラミックスであるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載の空気浄化装置。
  8. 【請求項8】前記セラミックスの比熱は1cal/g以上で
    あることを特徴とする請求項7記載の空気浄化装置。
JP2000080571A 2000-03-22 2000-03-22 空気浄化装置 Pending JP2001259007A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014062723A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Masashi Kajiura 換気装置
CN110715308A (zh) * 2019-08-21 2020-01-21 宁波大学 一种低浓度VOCs废气的回转式催化燃烧装置

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