JP2001258795A - 便器用着座補助装置 - Google Patents

便器用着座補助装置

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JP2001258795A
JP2001258795A JP2000078309A JP2000078309A JP2001258795A JP 2001258795 A JP2001258795 A JP 2001258795A JP 2000078309 A JP2000078309 A JP 2000078309A JP 2000078309 A JP2000078309 A JP 2000078309A JP 2001258795 A JP2001258795 A JP 2001258795A
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toilet
toilet seat
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Tatsuo Kamata
達夫 鎌田
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France Bed Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が容易に便器の便座に座ったり、座っ
た状態から立ち上がることができる便器用着座装置を提
供することにある。 【解決手段】 便器21の便座15に利用者が着座した
り、着座した状態から立ち上がるときの動作を補助する
着座用補助装置において、上記便器に取付け固定される
本体1と、上記便座が取着されるとともに上記本体に回
動可能に連結され倒伏方向に回動させることで上記便座
が上記便器の上端面に対向位置するフレーム8と、この
フレームと上記本体とに連結して設けられたリンク機構
25と、このリンク機構に一端が連結されこの一端を支
点として回動操作することで上記リンク機構を作動させ
て上記フレームを起伏回動させるハンドル28とを具備
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は足腰の筋力が低下
した利用者が便器を利用するときに有効な便器用着座補
助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】足腰の筋力が弱っている利用者が排泄す
る場合、便器の便座に座ったり、立ち上がることが容易
でないことがあり、そのような場合には介助者の介助が
必要なことがある。
【0003】しかしながら、足腰の筋力が弱っている利
用者を立ち上がらせたり、座らせるなどの介助は容易で
なく、介助者に掛かる負担が大きいから、介助者の負担
を軽減することが望まれている。
【0004】一般に、便器に設けられた便座は、後端部
を支点として便器に回動可能に取り付けられ、利用時に
は便器上にほぼ水平に倒伏した状態で保持されている。
そのため、上記便座に着座するとき、利用者は臀部を便
座の高さ位置まで深く降ろさなければならないから、そ
の動作が足腰に大きな負担を掛けることになる。
【0005】また、利用者が立ち上がるときには、便座
に深く降ろした臀部を上げなければならず、しかも脚部
を曲げた状態から伸ばさなければならないから、座ると
き以上に大きな負担となる。
【0006】そこで、便器の便座をばねで起立方向に付
勢することが考えられている。このような構成にすれ
ば、利用者が着座するときには、便座はばねの付勢力で
上昇方向に回動した状態にある。
【0007】そのため、利用者は臀部をわずかに降ろす
ことで上記便座に当てることができるから、比較的楽に
座ることができ、立ち上がるときには上昇方向に付勢さ
れた便座によって臀部が押し上げられるから、その場合
も比較的楽に立ち上がることが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
便器は、便座がばねの付勢力によって起立方向に付勢さ
れている。そのため、利用者が比較的楽に立ち上がるこ
とができるようにするためには、ばねの付勢力を強くし
て利用者の臀部を強く押し上げるようにしなければなら
ない。また、着座するときにも、利用者の臀部を確実に
受けることができるようにするためにはばねの付勢力を
十分に強くしなければならない。
【0009】しかしながら、ばねの付勢力を強くする
と、着座するときに臀部で便座をばねの付勢力に抗して
強く押圧しなければならないから、臀部に床擦れが生じ
ているような場合には利用者に掛かる負担が大きくなる
ということがあり、また体重の軽い利用者の場合には着
座状態が安定しないということもある。
【0010】しかも、利用者が立ち上がるときには、ば
ねの付勢力に応じて利用者の臀部が便座によって強く押
されることになるから、足腰の弱い利用者の場合には足
腰がふらつくなどして立ち上がるときの安定性が悪くな
るということがある。
【0011】この発明は、便座をばねによって起立方向
に強く付勢しなくとも、利用者が比較的楽に座ったり、
立ち上がることができるようにした着座補助装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、便器
の便座に利用者が着座したり、着座した状態から立ち上
がるときの動作を補助する着座用補助装置において、上
記便器に取付け固定される本体と、上記便座が取着され
るとともに上記本体に回動可能に連結され倒伏方向に回
動させることで上記便座が上記便器の上端面に対向位置
するフレームと、このフレームと上記本体とに連結して
設けられたリンク機構と、このリンク機構に一端が連結
されこの一端を支点として回動操作することで上記リン
ク機構を作動させて上記フレームを起伏回動させる操作
部材とを具備したことを特徴とする便器用着座用補助装
置にある。
【0013】請求項2の発明は、上記フレームは、ガス
スプリングによって起立方向に付勢されていることを特
徴とする請求項1記載の便器用着座用補助装置にある。
【0014】請求項3の発明は、上記便器には便座を取
付けるための取付け部が設けられ、この便座を取り外し
た上記取付け部に上記本体に設けられた第1の取付け部
材が取付け固定されることを特徴とする請求項1記載の
便器用着座補助装置にある。
【0015】請求項4の発明は、上記本体には、上記便
器の前端側の面に圧接してこの本体を便器に固定する第
2の取付け部材が設けられていることを特徴とする請求
項3記載の便器用着座装置にある。
【0016】請求項5の発明は、上記リンク機構は、便
座に着座した利用者が上記操作部材を後方へ引くことで
上記フレームを起立方向に回動させる構成であることを
特徴とする請求項1記載の便器用着座補助装置にある。
【0017】請求項6の発明は、上記リンク機構は、便
座に着座した利用者が上記操作部材を前方へ押すことで
上記フレームを起立方向に回動させる構成であることを
特徴とする請求項1記載の便器用着座補助装置にある。
【0018】請求項1の発明によれば、操作部材を操作
することで、便座が設けられたフレームを起伏回動させ
ることができるから、その操作によって利用者は便座に
座ったり、座った状態から立ち上がる動作を容易に行う
ことが可能になる。
【0019】請求項2の発明によれば、フレームをガス
スプリングによって起立方向に付勢したので、起立状態
にある便座に着座するときには緩やかに倒伏し、起立時
には操作部材を操作する操作力を低減することができ
る。
【0020】請求項3の発明によれば、本体に設けられ
た第1の取付け部材を便器後部の便座が取付けられる取
付け部を利用して取付けるようにしたことで、本体を便
座に容易かつ確実に固定できる。
【0021】請求項4の発明によれば、本体に設けられ
た第2の取付け部材を便器の前端側の面に圧接させるよ
うにしたので、便器に対する本体の固定状態が確実とな
る。
【0022】請求項5の発明によれば、便座に着座した
利用者が操作部材を後方へ引くことで立ち上がることが
できる。
【0023】請求項6の発明によれば、便座に着座した
利用者が操作部材を前方へ押すことで立ち上がることが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0025】図1乃至図5はこの発明の第1の実施の形
態を示す。図1はこの発明の便器用着座補助装置の全体
の斜視図であって、この装置は本体1を備えている。こ
の本体1は、図1と図2に示すように平行に離間対向し
た一対の下部横杆2を有する。この下部横杆2の後端部
は帯状の部材を角型に曲成した第1の固定部材3が上方
に向かって突出するよう両端を連結固定して設けられて
いる。この第1の固定部材3の中間部は水平部3aに形
成され、この水平部3aには一対の取付け孔4が穿設さ
れている。
【0026】下横部材2には、角筒状の部材を逆U字状
に曲成し一端を下横部材2の中途部上面に固定するとと
もに、他端を前端に固定した取付け部材5が設けられて
いる。この取付け部材5の他端と、下横部材2の後端と
にはそれぞれねじ脚6が設けられている。これらねじ脚
6によって一対の下横部材2の水平度および高さを調整
することができるようになっている。
【0027】一対の取付け部材5の頂部近傍には取付け
片7が固着されている。これらの取付け片7にはフレー
ム8の両端部が回動可能に連結されている。つまり、こ
のフレーム8は、角筒状の部材をU字状に曲成するとと
もに、両端部が外方に向かってほぼL字状の屈曲部8a
に形成されていて、その屈曲部8aの先端が上記取付け
片7に支軸9によって枢着されている。
【0028】図2に示すように、上記フレーム8の開放
端側には、くの字状に屈曲した保持部材11が両端部を
固定して架設され、閉塞端の外面には一対の取付け孔1
2が穿設された取付け板13が固着されている。上記保
持部材11の両端部下面およびフレーム8の閉塞端側の
両側下面にはそれぞれ当接片14が内方へ突出するよう
固着されている。
【0029】上記取付け板13には、便座15のヒンジ
16がねじ17によって取付け固定されている。上記便
座15は、通常、図3に示す便器21の後端部上面に形
成された取付け部としての一対の貫通孔22(一方のみ
図示)に図示しないボルトおよびナットによって取付け
固定されているが、この発明では上記便座15は便器2
1から取り外されて上記フレーム8に上述したように取
付けられている。
【0030】なお、洗浄器つきの便座15の場合、洗浄
器がフレーム8に設けられた取付け板13に固定され、
便座15はこの洗浄器に回動可能に連結されている。
【0031】上記本体1の取付け部材5と上記フレーム
8との間には図4に示すリンク機構25が設けられてい
る。このリンク機構25は、上記取付け部材5に設けら
れたブラケット26に基端部が支軸27によって枢着さ
れた操作部材としてのハンドル28によって操作され
る。
【0032】上記ハンドル28はパイプ材をほぼくの字
状に曲成してなり、その基端部近傍には第1のリンク2
9の一端が固着されている。この第1のリンク29の他
端には第2のリンク31の一端が枢着され、この第2の
リンク31の他端は上記フレーム8の開放端側の側面に
設けられたブラケット32に枢着されている。
【0033】図1に示すように、一方の下横部材2とフ
レーム8の一側の中途部との間にはガススプリング33
が設けられている。このガススプリング33は上記フレ
ーム8を起立方向に付勢している。この状態を図1と図
4に実線で示す。
【0034】上記本体1は図3に示すように便器21に
取付け固定される。つまり、本体1は第1の固定部材3
の水平部3aを便器21の後端部上面に接合させるとと
もに、この水平部3aに形成された取付け孔4を便器2
1のねじ孔22に合わせ、そこにねじ33をねじ込むこ
とで、本体1の後端側は便器21に固定される。
【0035】さらに、本体1の前端側は第2の固定部材
34によって固定される。つまり、第2の固定部材34
は帯状部材が便器21の前端側の下端部の形状に対応す
るように曲成されてなり、その内面にはゴムなどのクッ
ション製を有する滑り止め部材35が接合固定されてい
る。この第2の固定部材34の両端部には上記下横部材
2にスライド可能に係合するスライド部材36が設けら
れ、これらスライド部材36は所定の位置でねじ37に
よって上記下横部材2にスライド不能に固定できるよう
になっている。
【0036】そして、上記第2の固定部材34は、その
内面に設けられた滑り止め部材35を便器21の前面下
部に圧接させた状態で下横部材2に固定される。それに
よって、本体1は前端側と後端側とが上記便器21に固
定されることになる。
【0037】このような構成の便器用着座補助装置にお
いて、利用者U(図5に示す)が便座15に着座する前
は、便座15はガススプリング33の付勢力によって所
定の角度で起立した状態にある。
【0038】この状態で利用者Uが便座15に着座する
場合、利用者Uは図5(b)に示すように後向きになっ
て両手で一対のハンドル28の先端部を把持し、ついで
腰を下ろして臀部を便座15に当てる。その状態で臀部
を徐々に下げれば、その重量によって便座15が設けら
れたフレーム8は、このフレーム8に設けられた当接片
14が便器21の上面に当接するまでガススプリング3
3の付勢力に抗して倒伏方向へ回動する。
【0039】したがって、利用者Uは便座15によって
臀部が支えられながら着座することができるから、腰や
脚部に大きな負担を掛けることなく着座することができ
る。
【0040】しかも、着座時には利用者Uが把持したハ
ンドル28が便座15の倒伏方向への回動に連動する。
そのため、利用者Uはハンドル28に加える力を調整す
ることで、便座15が倒伏方向へ回動する速度を変える
ことができるから、利用者Uの腰や脚部に負担が掛から
ないよう、便座15の倒伏方向への回動速度をさらに緩
やかにして着座することもできる。
【0041】さらに、利用者Uは腰を下ろすときにはハ
ンドル28を把持しているから、身体がふらつくような
ことなくその動作を安定して行うことができる。
【0042】便座8を便器21の上面に接合する状態ま
で倒伏させて着座した利用者Uが起立する場合には、ハ
ンドル28の先端部を把持し、その先端部を図5(a)
に矢印で示すように利用者U側、つまり後方に引く。
【0043】それによって、このハンドル28の回動に
便座15が設けられたフレーム8がリンク機構25によ
って前端側の支軸9を支点として起立する方向に回動す
るから、利用者Uは臀部が押し上げられることになる。
そのとき、フレーム8にはガススプリング33の付勢力
が加わるから、ハンドル28を前方へ押す力を軽減する
ことができる。
【0044】したがって、利用者Uは比較的軽い操作力
でハンドル28を操作することで、臀部を斜め前方に押
し上げられることになるから、足腰に大きな負担を掛け
ることなく立ち上がることができる。このときも、利用
者Uはハンドル28を把持しているので、足腰の状態が
安定するまで身体を確実に保持しておくことができる。
【0045】便座15が設けられた本体1は、第1の固
定部材3と第2の固定部材34とで便器21に固定され
ている。そのため、利用者Uが便座15を倒伏方向に回
動させて着座するときや起立方向に回動させて立ち上が
るときなどに、本体1が前後左右方向にずれ動くという
ことがないから、そのことによっても利用者Uは安定し
た状態で着座したり、立ち上がったりすることができ
る。
【0046】本体1の第1の固定部材3は、便器21に
形成された便座15を取付けるために形成されたねじ孔
22を利用して取付けるようにした。そのため、第1の
固定部材3と便器21とを固定するために、便器21に
特別な加工をせずにすむ。
【0047】また、便座15が設けられたフレーム8の
先端部を、幅方向外方に向かって屈曲した屈曲部8aに
形成し、この屈曲部8aの先端面を支軸9によって取付
け片7に連結した。つまり、フレーム8の開放端を大き
な幅寸法で開放させることができる。
【0048】そのため、利用者Uは着座するときに、臀
部をフレーム8の開放端側から便座15に接近させ易い
ため、臀部を便座15に容易に押し当てることが可能と
なる。
【0049】図6と図7(a),(b)はこの発明の第
2の実施の形態を示す。この実施の形態はリンク機構2
5Aの変形例で、このリンク機構25Aはハンドル28
の基端部に第1のリンク41が一端を固定して設けら
れ、この第1のリンク41の他端には第2のリンク42
の一端が枢着されている。この第2のリンク42の他端
には、一端をフレーム8の先端部の側面に固着した第3
のリンク43の他端に枢着されている。
【0050】図7(a)に鎖線で示すように、上記フレ
ーム8がほぼ水平に倒伏した状態では、ハンドル28の
先端部は便座15に着座した利用者Uの前方に延出して
いる。したがって、便座15に着座した利用者Uが図7
(b)に示すように立ち上がるときには、ハンドル28
の先端部を把持して矢印で示すように前方へ押すこと
で、便座15をフレーム8とともに起立方向へ回動上昇
せることができる。
【0051】つまり、第1の実施の形態では、ハンドル
28を手前に引くことで、便座15を上昇方向に回動さ
せるようにしたが、この第2の実施例では前方へ押すこ
とで便座15を上昇方向に回動させることができる。
【0052】したがって、利用者Uは、第1の実施の形
態のリンク機構25あるいは第2の実施の形態のリンク
機構25Aのどちらかを、使い易さなどの点から選択す
ることができる。
【0053】なお、第1の実施の形態と第2の実施の形
態とではハンドル28の形状が異なる。つまり、第1の
実施の形態では、便座15に着座した利用者Uがハンド
ル28を後方へ引張り易い形状になっており、第2の実
施の形態では前方へ押し易い形状になっている。
【0054】図8と図9はこの発明の第3の実施の形態
を示す。この実施の形態は便器21の前端側を固定する
構成の変形例である。つまり、この第3の実施の形態で
は、本体1の一対の下横部材2の前端部に杆材51が架
設されている。この杆材51の便器21側の側面には頭
部付きの支持ピン52を有する一対の支持部材53が設
けられ、この支持部材53の支持ピン52には第2の固
定部材34の一端と他端とがそれぞれスライド可能かつ
支持ピン52から抜出不能に支持されている。
【0055】上記杆材51の中途部には押し込みねじ5
4が螺合されている。したがって、この押し込みねじ5
4をねじ込むことで、上記第2の固定部材34の内面に
設けられた滑り止め部材35が便器21の前面下部に圧
接するから、第1の実施の形態と同様、本体1を便器2
3に、第1の固定部材3と第2の固定部材34とによっ
て固定することができる。
【0056】この発明は上記各実施の形態に限定される
ものでなく、種種変形可能である。たとえば、フレーム
をガススプリングによって起立方向に付勢したが、ガス
スプリングはなくてもよく、またガススプリングに代わ
ってばねであってもよい。
【0057】そして、ガススプリングあるいはばねによ
ってフレームを起立方向に付勢する場合、従来のように
利用者に掛かる負担が大きくならないように、反発力の
弱いガススプリングあるいはばねを用いるようにすれば
よい。
【0058】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、本体を便器に
固定し、この本体に設けられた操作部材を操作すること
で、便座が設けられたフレームを起伏操作できるように
した。
【0059】そのため、利用者は便座に座ったり、座っ
た状態から立ち上がる動作を上記操作部材の操作によっ
て容易に行うことが可能になる。
【0060】請求項2の発明によれば、便座が設けられ
たフレームをガススプリングによって起立方向に付勢し
た。
【0061】そのため、起立状態にある便座に着座する
ときには緩やかに倒伏するため、足腰に掛かる負担を低
減することができ、起立時には操作部材を操作する操作
力を低減して操作性の向上を図れる。
【0062】請求項3の発明によれば、便器の便座が取
付けられる取付け部を利用して本体を取付けるようにし
た。
【0063】そのため、本体を便座に容易かつ確実に固
定できるから、本体の設置作業を迅速に行うことができ
るばかりか、使用中に本体がずれ動くというよなことも
ない。
【0064】請求項4の発明によれば、便座に着座した
利用者が操作部材を後方へ引くことで立ち上がることが
でき、請求項5の発明によれば、便座に着座した利用者
が操作部材を前方へ押すことで立ち上がることができ
る。つまり、利用者が操作し易い構成とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す全体構成の
斜視図。
【図2】同じくフレームから便座を取り外した状態の斜
視図。
【図3】同じく便器に本体を取付けた状態の斜視図。
【図4】同じくリンク機構の側面図。
【図5】同じく利用者が着座したり、立ち上がるときの
説明図。
【図6】この発明の第2の実施の形態を示すリンク機構
の側面図。
【図7】同じく利用者が着座したり、立ち上がるときの
説明図。
【図8】この発明の第3の実施の形態を示す本体の平面
図。
【図9】本体の正面図。
【符号の説明】
1…本体 8…フレーム 15…便座 21…便器 25,25A…リンク機構 28…ハンドル(操作部材) 33ガススプリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器の便座に利用者が着座したり、着座
    した状態から立ち上がるときの動作を補助する着座用補
    助装置において、 上記便器に取付け固定される本体と、 上記便座が取着されるとともに上記本体に回動可能に連
    結され倒伏方向に回動させることで上記便座が上記便器
    の上端面に対向位置するフレームと、 このフレームと上記本体とに連結して設けられたリンク
    機構と、 このリンク機構に一端が連結されこの一端を支点として
    回動操作することで上記リンク機構を作動させて上記フ
    レームを起伏回動させる操作部材とを具備したことを特
    徴とする便器用着座用補助装置。
  2. 【請求項2】 上記フレームは、ガススプリングによっ
    て起立方向に付勢されていることを特徴とする請求項1
    記載の便器用着座用補助装置。
  3. 【請求項3】 上記便器の後部には便座を取付けるため
    の取付け部が設けられ、この便座を取り外した上記取付
    け部に上記本体に設けられた第1の取付け部材が取付け
    固定されることを特徴とする請求項1記載の便器用着座
    補助装置。
  4. 【請求項4】 上記本体には、上記便器の前端側の面に
    圧接してこの本体を便器に固定する第2の取付け部材が
    設けられていることを特徴とする請求項3記載の便器用
    着座装置。
  5. 【請求項5】 上記リンク機構は、便座に着座した利用
    者が上記操作部材を後方へ引くことで上記フレームを起
    立方向に回動させる構成であることを特徴とする請求項
    1記載の便器用着座補助装置。
  6. 【請求項6】 上記リンク機構は、便座に着座した利用
    者が上記操作部材を前方へ押すことで上記フレームを起
    立方向に回動させる構成であることを特徴とする請求項
    1記載の便器用着座補助装置。
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