JP2001257913A - 画像撮像システム - Google Patents

画像撮像システム

Info

Publication number
JP2001257913A
JP2001257913A JP2000069974A JP2000069974A JP2001257913A JP 2001257913 A JP2001257913 A JP 2001257913A JP 2000069974 A JP2000069974 A JP 2000069974A JP 2000069974 A JP2000069974 A JP 2000069974A JP 2001257913 A JP2001257913 A JP 2001257913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
image
image data
camera
camera terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000069974A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Okamoto
義信 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2000069974A priority Critical patent/JP2001257913A/ja
Publication of JP2001257913A publication Critical patent/JP2001257913A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置性、携帯性に優れた画像撮像システ
ムを得る。 【解決手段】 光学的画像イメージをディジタル画像デ
ータに変換する画像入力手段208と、前記画像データ
の高能率符号化を行う画像圧縮手段210と、前記画像
データ及び制御用データを通信用ビットストリームに変
換または逆変換するストリーム変換手段213と、無線
通信により外部装置とビットストリームを入出力するた
めの無線インターフェース手段214とを備えたカメラ
端末201と、前記画像データ及び制御用データを通信
用ビットストリームに変換または逆変換するストリーム
変換手段219と、無線通信により外部装置とビットス
トリームを入出力するための無線インターフェース手段
218と、前記画像データの高能率符号化を解く画像伸
張手段222と、ディジタル画像データを表示する表示
手段226とを備えた表示端末215とよりなる画像撮
像システム200。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口腔内などの狭い
場所の診察または検査を目的とした医療用画像撮影装置
及び表示装置等の画像撮像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の歯科、咽喉科などにおける診察や
検査では、医師は角度付きミラーなどを使用して患者の
患部の状態を知ることができ、患者への説明は図などを
交えながら、主に口頭により行われてきた。しかし近年
では、患者自らが状態を知ることも治療上重要なポイン
トとされてきている。更に、医師と患者間の対話量が増
すことで、互いに信頼関係が生まれ、患者が治療に積極
的に協力することで効率的な治療が行えるようになった
り、医療事故を防いだりする効果も得られる。
【0003】そこで、現在は小型のテレビカメラや内視
鏡により、撮影した患部の状態を患者に直接公開するな
どして治療に役立てている。
【0004】図11は、従来の医療用カメラ装置に供さ
れる画像伝送装置のブロック図である。図中101は電
源であり、カメラ端末104に電力を供給する。テレビ
モニタ102は、前記したカメラ端末104が撮影した
画像を表示する。ケーブル103は、前記した電源10
1からカメラ端末104へ電力を供給するための伝送路
であり、更にカメラ端末104からテレビモニタ102
へビデオ信号を伝送するための伝送路である。
【0005】カメラ端末104は、電源スイッチ10
5、ランプ106、画像センサ107、画像バッファ1
08、ビデオエンコーダ109より構成される。電源ス
イッチ105は、前記したカメラ端末104内の機能部
への電力供給やリセット作業を行う。ランプ106は、
暗い部位の撮影を助けるものであり、フィラメント型の
電球や高輝度LEDなどが使用される。画像センサ10
7は、光学的画像イメージをディジタル画像データに変
換するものであり、CCDやCMOSイメージセンサな
どが使用される。画像バッファ108は、得られたディ
ジタル画像データを一時的に蓄積するものである。ビデ
オエンコーダ109は、ディジタル画像データをNTS
Cなどのビデオ信号に変換する。
【0006】上記の構成によると、画像センサ107
は、取得したディジタル画像データを画像バッファ10
8に蓄積し、同時にビデオエンコーダ109は、画像バ
ッファ108からディジタル画像データを取得してNT
SCなどのビデオ信号に変換する。得られたビデオ信号
は、ケーブル103を介してテレビモニタ102に供給
され、このテレビモニタ102の画面上に前記したカメ
ラ端末104が撮影した画像が表示される。なお、撮影
画像をリアルタイムに表示したい場合は、カメラ端末1
04内の画像センサ107とビデオエンコーダ109が
連続的に動作させるようにすればよい。
【0007】これに対して、ある画面でフリーズすなわ
ち静止画状態にしたい場合は、画面フリーズ可能なテレ
ビモニタ102を使用するか、或いはカメラ端末104
内の画像センサ107の撮影を停止させ、ビデオエンコ
ーダ109が同じ画像のビデオ信号を連続的に出力させ
るようにすればよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来構成では、カメラ端末104の外部からケーブル10
3により電力の供給が行われ、更にビデオ信号もケーブ
ル103によりテレビモニタ102に伝送する形式とな
るため、ケーブル103の取り回しが面倒であり、装置
を簡単に移動できない。また、装置全体の重量も大きく
なり携帯性に難が生じる。また、撮影画像を保存してお
きたい場合はビデオプリンターの使用が考えられるが、
現在のものでは、今後普及される電子カルテシステムへ
直接リンクさせることが困難である。更には、撮影対象
によっては撮影角度が部位によって変化するために、医
師が撮影の都度説明しないと上下左右関係が判り辛く、
患者が理解し難くなる恐れがある。
【0009】また、これ以外の従来構成として、例え
ば、特開平11−47085号公報記載の技術がある
が、これは、いわゆる内視鏡のディジタル化を目的とし
たもので、撮影部、信号処理部、画像圧縮部をユニット
化し、互いにケーブルにより接続する構成のため、小型
化が困難である。また、この技術によれば、撮影画像を
表示/編集端末に取り込むときは、PCカードを表示/
編集端末に差し替えなければならない。更に、リアルタ
イム画像を表示させる場合、テレビモニタを必要とし、
モニタ出力の際、撮影画像をビデオ信号に変換して表示
するのみであるので、アナログ的な画像調整しか出来な
いものである。
【0010】そこで本発明は、機能部を一体化させてデ
ィジタル化することにより、小型化を実現し、かつ、カ
メラ端末201は撮影した画像情報を無線インターフェ
ース214、218により表示端末215に伝送するよ
うにして、リアルタイム画像の表示/編集を可能とし、
更に伝送される画像情報はディジタル的に圧縮したデー
タであり、リアルタイム画像をダイレクトに表示/編集
端末に送信するため、特にテレビモニタは必要とせず、
表示/編集端末を高性能なPCで実現できることによ
り、設置性、携帯性に優れ画像情報の容易な管理を可能
とした画像撮像システムを提供することを目的とするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、第1の発明として、少なくとも照明手段
203と、撮影時の光学的画像イメージをディジタル画
像データに変換する画像入力手段208と、前記ディジ
タル画像データの高能率符号化を行う画像圧縮手段21
0と、ディジタル画像データ及び制御用データを通信用
ビットストリームに変換または逆変換するストリーム変
換手段213と、無線通信により外部装置とビットスト
リームを入出力するための無線インターフェース手段2
14とを備えたカメラ端末201と、少なくとも前記デ
ィジタル画像データ及び制御用データを通信用ビットス
トリームに変換または逆変換するストリーム変換手段2
19と、無線通信により外部装置とビットストリームを
入出力するための無線インターフェース手段218と、
前記ディジタル画像データの高能率符号化を解く画像伸
張手段222と、ディジタル画像データを表示する表示
手段226とを備えた表示端末215とよりなり、前記
カメラ端末201は、撮影したディジタル画像データを
圧縮し、無線通信により表示端末215に送信し、前記
表示端末215は、受信したディジタル画像データを伸
張し、表示するようにした画像撮像システム200を、
第2の発明として、前記カメラ端末201における画像
入力手段208は、装置本体に対して作動可能に取り付
けられ、撮影対象角度状態に関わらず撮影を可能とした
請求項1記載の画像撮像システムを、第3の発明とし
て、カメラ端末201は、基準角固定手段及び傾斜角検
出手段を有するインターフェース204を設け、ディジ
タル画像データと共に基準角と傾斜角を表示端末215
に送信し、表示端末215は、座標変換手段224を設
け、この座標変換手段224は、前記画像データと共に
基準角、傾斜角の情報を受信し、傾斜角が基準角と異な
る場合は、基準角と傾斜角の差分の角度だけ座標変換を
行うようにした請求項1記載の画像撮像システムを、第
4の発明として、前記カメラ端末201に端末操作を行
うためのインターフェース204を設けてなり、このイ
ンターフェース204は、OFF時は随時最新画像を撮
影しながらカメラ端末201に送信し続け、ON時は撮
影を停止して表示端末215に画面停止を指示し、表示
端末215は画面停止が指示される直前の画面で表示を
停止させるようにした請求項1記載の画像撮像システム
を、第5の発明として、前記表示端末215に、この表
示端末215側で前記カメラ端末201の撮影制御を行
うためのインターフェース217を設けてなり、このイ
ンターフェース217は、カメラ端末201または表示
端末215にカメラ端末/表示端末のどちらが撮影制御
を行うかを決定するための切換え手段204を設けた請
求項1、4記載の画像撮像システムを、第6の発明とし
て、前記カメラ端末201(301)に、充電可能なバ
ッテリ206及び電源管理手段207を設けてなり、こ
のカメラ端末201(301)が充電器308から外さ
れた際には電源管理手段207が充電作業を停止し、カ
メラ端末201(301)内への電力供給を開始してカ
メラ端末内システムを起動させると共に、前記表示端末
215に対するデータ通信の回線接続作業を行い、カメ
ラ端末201(301)が充電器308へ収められた際
には、電源管理手段207がカメラ端末内システムの停
止を指示することで、前記カメラ端末201(301)
は表示端末215に対するデータ通信の回線切断作業を
行い、更に電源管理手段207がカメラ端末201(3
01)内への電力供給を停止し、充電作業を開始するよ
うにした請求項1記載の画像撮像システムをそれぞれ提
供するものである。
【0012】
【作用】本発明によると、第1の発明では、カメラ端末
201は撮影したディジタル画像を圧縮した後、無線イ
ンターフェース214を介して表示端末215に送信
し、表示端末215は受信した圧縮されたディジタル画
像を伸張した後表示する。
【0013】また、第2の発明では、使用者はカメラ端
末201の画像センサ208の撮影面が撮影部位に対し
垂直になる様にカメラ端末215本体を傾けたり、回転
させるなどして撮影を行ったり、更に必要な場合は画像
センサ部を回転させて撮影を行う。
【0014】また、第3の発明では、撮影時にカメラ端
末201は画像データと共に基準角及び傾斜角を表示端
末215に送信し、表示端末215は画像データと共に
基準角及び傾斜角をカメラ端末201から受信し、傾斜
角が基準角と等しくない場合は基準角と傾斜角の差分の
角度だけ画像を回転させるための画像データの座標変換
を行う。
【0015】また、第4の発明では、表示停止スイッチ
204(303)が押された場合、カメラ端末201は
表示端末215に画面停止を支持し、表示端末215は
画面停止を支持される直前の画面で表示を停止する。
【0016】また、第5の発明では、表示端末215側
において、基準角固定及び画面停止の操作が行われ、カ
メラ端末201は使用者が操作するインターフェースが
省略化される。
【0017】また、第6の発明では、カメラ端末201
が充電器206から外された場合は充電作業を停止し、
カメラ端末201内への電力供給が開始され、次に表示
端末215とのデータ通信の回線接続作業を行い、カメ
ラ端末201が充電器206へ収められたときは、表示
端末215とのデータ通信の回線切断作業を行い、次に
カメラ端末201内への電力供給が停止され、充電作業
を開始する方式とした。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る画像撮像システムに
つき、以下にその一実施例として歯科治療における口腔
内撮影装置を取り上げ、その動作に関して詳細に説明す
ることとする。図1は、本発明に係る画像撮像システ
ム、すなわち口腔内撮影装置の内部ブロック図であり、
図2は、本発明に係る画像撮像システムを用いた製品イ
メージを示す概略図である。
【0019】
【実施例1】まず、図1における各構成要素を説明す
る。201はカメラ端末であり、制御部202、ランプ
203、機能スイッチ204、傾斜センサ205、バッ
テリ206、電源管理部207、画像センサ208、生
画像バッファ209、画像圧縮部210、圧縮画像バッ
ファ211、制御情報バッファ212、ストリーム変換
部213、無線インターフェース214より大略構成さ
れる。以下、各構成要素につき詳述する。
【0020】制御部202は、カメラ端末201内にお
ける各機能部の制御の流れを統括したり、表示端末21
5との通信プロトコル制御を行ったりするものである。
これには、汎用のCPUなどが使用される。ランプ20
3は、暗い部位の撮影を助けるものであり、フィラメン
ト型の電球や高輝度LEDなどが使用される。
【0021】機能スイッチ204は、撮影者が端末操作
を行うためのインターフェースであり、後述の基準角固
定や画面停止の操作で使用される。傾斜センサ205
は、ある基準とする方向に対する重力方向の角度を検出
するもので、汎用の傾斜センサが使用される。
【0022】バッテリ206は、充電可能な電池であ
り、ニッケルカドミウム電池やリチウムイオン電池など
が使用される。電源管理部207は、端末内部の電源供
給、及び前記バッテリ206の充電管理を行い、電圧安
定化電源回路、電流制御回路、及び半導体スイッチなど
の電子回路で構成される。
【0023】画像センサ208は、光学的画像イメージ
をディジタル画像データに変換するものであり、CCD
やCMOSイメージセンサなどが使用される。生画像バ
ッファ209は、得られたディジタル画像データを一時
的に蓄積するものであり、FIFO(First-In First-Ou
t)メモリやビデオメモリなどが使用される。
【0024】画像圧縮部210は、ディジタル画像デー
タをJPEGなどの高能率符号化処理を施し、データサ
イズの少量化を図るものであり、これには主に専用LS
Iが使用されるが、前記した制御部202となるCPU
がソフトウェアにより行うことも可能である。
【0025】圧縮画像バッファ211は、圧縮されたデ
ィジタル画像データを一時的に蓄積するものであり、F
IFO(First-In First-Out)メモリやデュアルポートメ
モリなどが使用される。
【0026】制御情報バッファ212は、後述する表示
端末215との通信制御や画像制御用データを一時的に
蓄積するものであり、FIFO(First-In First-Out)メ
モリやデュアルポートメモリなどが使用される。
【0027】ストリーム変換部213は、制御情報、画
像データを無線送信用のビットストリームに変換、逆に
無線から受信したビットストリームを制御情報に変換す
るものであり、シリアル/パラレル変換回路などにより
構成される。
【0028】無線インターフェース214は、無線回線
によりデータ通信を行うためのインターフェースであ
り、例えばIrDA、PHS及びBluetoothな
どの無線インターフェースが使用される。
【0029】次に、表示端末215の内部構成を説明す
る。、表示端末215は、制御部216、機能スイッチ
217、無線インターフェース218、ストリーム変換
部219、制御情報バッファ220、圧縮画像バッファ
221、画像伸張部222、生画像バッファ223、座
標変換部224、出力画像バッファ225、表示部22
6より大略構成される。
【0030】制御部216は、表示端末215内におけ
る各機能部の制御の流れを統括したり、前記したカメラ
端末201との通信プロトコル制御を行ったりするもの
である。これには汎用のCPUなどが使用される。
【0031】機能スイッチ217は、撮影者がカメラ端
末201を表示端末215から操作を行う場合のための
インターフェースであり、後述の基準角固定や画面停止
の操作で使用される。
【0032】無線インターフェース218は、無線回線
によりデータ通信を行うためのインターフェースであ
り、例えばIrDA、PHS及びBluetoothな
どの無線インターフェースが使用される。
【0033】ストリーム変換部219は、制御情報を無
線送信用のビットストリームに変換したり、逆に無線か
ら受信したビットストリームを制御情報、画像データに
変換するものであり、シリアル/パラレル変換回路など
により構成される。
【0034】制御情報バッファ220は、前記したカメ
ラ端末201との通信制御や画像御用データを一時的に
蓄積するものであり、FIFO(First-In First-Out)メ
モリやデュアルポートメモリなどが使用される。
【0035】圧縮画像バッファ221は、圧縮されたデ
ィジタル画像データを一時的に蓄積するものであり、F
IFO(First-In First-Out)メモリやデュアルポートメ
モリなどが使用される。
【0036】画像伸張部222は、JPEGなどの高能
率符号化処理を施されたディジタル画像データを復号化
処理し、元のディジタル画像データに復元するものであ
り、これには主に専用LSIが使用されるが、制御部2
16となるCPUがソフトウェアにより行うことも可能
である。生画像バッファ223は、ディジタル画像デー
タを一時的に蓄積するものであり、FIFO(First-In
First-Out)メモリやビデオメモリなどが使用される。
【0037】座標変換部224は、ディジタル画像デー
タに基づく画面が回転する効果をもたらす座標変換処理
を行う。これには主に専用LSIが使用されるが、制御
部216となるCPUがソフトウェアにより行うことも
可能である。出力画像バッファ225は、表示用のディ
ジタル画像データを一時的に蓄積するものであり、FI
FO(First-In First-Out)メモリやビデオメモリなどが
使用される。
【0038】次に、図2内の各構成要素について簡単に
説明する。301は、前記した図1のカメラ端末201
に相当するカメラ端末本体、302は、同、機能スイッ
チ204に相当する基準角固定スイッチ、303は、
同、機能スイッチ204に相当する表示停止スイッチ、
304は、同、無線インターフェース214に相当する
無線通信用のアンテナであり、カメラ端末本体301へ
の埋め込み型であってもよいものである。
【0039】305は、前記した図1のカメラ端末本体
301に対して斜めに取り付けられる画像センサ固定軸
であるが、必要に応じて、回転させることが可能であ
る。306は、同、画像センサ208に相当する画像セ
ンサ、307は、同、ランプ203に相当する照明用ラ
ンプ、308は、充電器、309は、同、表示端末21
5に相当するパーソナルコンピュータ(ただし無線イン
ターフェース218を除く)、310は、同、無線イン
ターフェース218に相当する無線インターフェースカ
ードである。
【0040】なお特筆すべき点としては、近年パーソナ
ルコンピュータの性能は大きく向上しており、表示端末
215内の各機能部は今日ではソフトウェア上で実現可
能となってきており、表示端末215については特別に
新たなハードウェアを開発する必要は無く、既存のパー
ソナルコンピュータ、無線インターフェースカードを用
意し、カメラ端末201間の通信制御、及び画像回転・
表示用のソフトウェアを開発するだけで実現可能となっ
ていることである。
【0041】次に、上記の構成による口腔内撮影装置の
操作法及び動作について説明する。最初に、使用前にお
いては表示端末215又は309の表示用アプリケーシ
ョンソフトは停止状態であり、カメラ端末201又は3
01は充電器308に収められているものとする。この
状態では電源管理部207はカメラ端末201又は30
1の各機能部への電力供給経路を閉じ、充電器308か
らの電力をバッテリ206へ蓄積する経路が開いてい
る。
【0042】まず、撮影者が本装置を使用する場合は、
表示端末215又は309の表示用アプリケーションソ
フトを立ち上げる。
【0043】次に、撮影者はカメラ端末201又は30
1を充電器308から外す。すると、電源管理部207
は充電器308からの電力供給停止を検出し、この充電
器308からの電力をバッテリ206へ蓄積する経路を
閉じ、カメラ端末201又は301内の各機能部への電
力供給経路を開く。
【0044】また、電力が供給されたカメラ端末201
又は301内の各機能部は初期化処理を行う。初期化処
理が終了すると、制御部202はランプ203又は30
7の点灯を行う。
【0045】次に、制御部202は表示端末215又は
309との無線通信回線を開くために接続要求情報を制
御情報バッファ212に書き込む。
【0046】次に、ストリーム変換部213は接続要求
情報を制御情報バッファ212から読み出し、無線通信
用ビットストリームに変換して無線インターフェース2
14に送信する。同時に、無線インターフェース214
は受信した無線通信用ビットストリームを規定された変
調・フィルタリング方式による信号処理を施し、アンテ
ナなどを介して空中に放射する。
【0047】一方、上記の接続要求情報を受信する表示
端末215又は309内部では、受信情報がカメラ端末
201又は301内部に対して逆となる無線インターフ
ェース218→ストリーム変換部219→制御情報バッ
ファ220→制御部216の順番で経路を辿る。勿論、
接続応答など表示端末215又は309からカメラ端末
201又は301へ送られる情報もあり、この場合は全
く逆の経路を辿る。
【0048】以上のようにして、カメラ端末201と表
示端末215の無線通信回線接続が確立されるが、その
プロトコルの一例としては、PHS標準規格(ARIB
STANDARD 「RCR STD−28」)にお
ける通信制御シーケンスに基づいてもよい。
【0049】通信回線が確立されると、次に撮影者は表
示角度の基準となる基準角を固定する作業を行う。図3
がその説明図であるが、仮に撮影目的が下顎の歯列の撮
影で、歯茎が下にあり歯牙が上にある状態、すなわち、
頭部が直立した状態での歯列を表示端末215又は30
9に表示させたい場合は、図3に示すように、カメラ端
末201又は301を歯牙が伸びる方向、すなわち上に
向ける。そして基準角固定スイッチ204又は302を
押すと、制御部202は傾斜センサ205から最新の傾
斜角度を基準角として記憶する。
【0050】なお、傾斜センサ205が検出する角度
は、カメラ端末201又は301の柄の方向、すなわち
画像センサ208又は306の取り付け側と逆の方向を
基準方向としたときのベクトルと、傾斜センサ205自
身が受ける重力ベクトルのX軸成分が成す角度である。
Y軸方向の傾きに関しては無視する。
【0051】X軸、Y軸の区別は、図3で示すように、
画像センサ208又は306の撮影面に対して水平方向
をX軸、垂直方向をY軸とする。更に、図3で示すよう
に基準面を決めれば角度の正/負の方向が決まる。な
お、図3では基準角は0度となる。以上で、本システム
を使用するにあたっての準備作業が終了する。
【0052】次に実際に歯列を撮影するための操作法及
び動作について説明する。なお、本例では下顎の歯列の
裏側を撮影することとする。
【0053】まず、撮影者はカメラ端末201又は30
1の画像センサ208又は306を、画像センサ固定軸
305と共に回転させ、撮影面を基準方向側すなわち端
末本体の柄の側を向くようにする。これにより、図4で
示すように歯列の裏側を撮影することが可能となる。
【0054】ところで、上述したようにカメラ端末20
1又は301を充電器308から外したところで、カメ
ラ端末201又は301と表示端末215又は309間
の無線通信回線が確立されているので、カメラ端末20
1又は301は、常に最新の画像を表示端末215又は
309へ送信し、これを受信した表示端末215又は3
09は連続的に表示を行う。このように、本装置ではほ
ぼリアルタイムの撮影・表示が行われるので、撮影者は
表示端末215又は309が表示する画面を見ながら、
カメラ端末201又は301を移動したり傾けたりする
ことで、目標とする部位を確実に見つけ出すことが可能
となる。
【0055】以下では、上述したカメラ端末201又は
301において撮影した画像が、表示端末215又は3
09において表示される処理の説明を、図1〜図3を参
照して行う。カメラ端末201又は301において、画
像センサ208又は306は光学的画像イメージをディ
ジタル画像データに変換し、生画像バッファ209に書
き込む。
【0056】次に、画像圧縮部210は生画像バッファ
209からディジタル画像データを読み出しJPEGな
どの高能率符号化処理を行い、圧縮画像バッファ211
に書き込む。
【0057】次に、ストリーム変換部213は圧縮画像
バッファ211から圧縮されたディジタル画像データを
読み出し、無線通信用ビットストリームに変換して無線
インターフェース214に送信する。同時に、無線イン
ターフェース214は受信した無線通信用ビットストリ
ームを規定された変調・フィルタリング方式による信号
処理を施し、アンテナなどを介して空中に放射する。
【0058】一方、上記のディジタル画像データを受信
する表示端末215又は309において、無線インター
フェース218は、無線から受信したビットストリーム
をストリーム変換部219によりディジタル画像データ
に変換し、圧縮画像バッファ221に書き込む。
【0059】次に、画像伸張部222は、圧縮画像バッ
ファ221から圧縮された画像データを読み出し、JP
EGなどの高能率符号化に対する複号化処理を施して元
のディジタル画像データを復元し、生画像バッファ22
3に書き込む。
【0060】次に、座標変換部224は、生画像バッフ
ァ223から画像データを読み出し、画像の上下左右関
係が安定するように所定の画像処理を施す画像データの
座標変換を行い、変換後の画像データを出力画像バッフ
ァ225に書き込む。この処理の詳細に関しては後述す
る。
【0061】次に、表示部226は、出力画像バッファ
225から画像データを読み出し、ブラウン管や液晶パ
ネルなど所定の表示デバイスに画像データイメージを表
示する。なお、座標変換部224が行う画像処理につい
て以下に説明を加える。
【0062】例えば、図4で示すように歯列の裏側を撮
影した場合、カメラ端末201又は301では常に基準
方向側を画面における下側とした場合、図5で示すよう
な画像となる。そして、重力方向が基準方向に対して反
時計周りで120度だったとすると、制御部202は傾
斜センサ205から「−120」というデータを取り出
し、傾斜角一時記憶する。ここで、角度に付けられた
「マイナス」は反時計回りという意味である。
【0063】次に、制御部202は傾斜角と予め記憶し
ておいた基準角の情報を制御情報バッファ212に書き
込み、表示端末215又は309に送信する。このよう
な手順で、制御部202は撮影した画像1枚に対して1
つの傾斜角、及び基準角の情報を表示端末215又は3
09に送信するわけだが、画像データと角度情報の対応
のさせ方としては、各データの送信時に、生成するデー
タフレームに同一の時間情報や通し番号を付加するとい
った方法が考えられる。勿論、基準角固定時に基準角情
報を予め表示端末215又は309に送信しておいても
よい。
【0064】一方、表示端末215又は309において
受信した角度情報は制御部216が受け取り、座標変換
部224に通知される。座標変換部224は通知された
角度情報すなわち基準角及び傾斜角を比較し、同じ値で
れば座標変換は行わずに、生画像バッファ223上の画
像データそのまま出力画像バッファ225にコピーす
る。
【0065】本例では基準角=0度 傾斜角=−120
度であるので、座標変換部は値が異なることを判断し、 ((傾斜角)-(基準角))*(-1)=((-120)-0)*(-1)=120度 ・・・・・・ なる計算を行い、算出された角度の分だけ生画像バッフ
ァ223上の画像データを回転させる。
【0066】回転効果を与える座標変換法としては、行
列式による演算、或いはソフトウェア上に2次元配列の
ポインタ変換処理などが考えられる。式によると値が
「プラス」であるので、時計回りで回転させるというこ
とであり、生画像バッファ223上では図5で示す上下
左右関係の画像データが、時計回りに120度回転させ
られ、基準角を固定したときと同じ上下左右関係となる
ことによって、図6のように、あたかもカメラ端末20
1又は301を傾けないまま歯列の裏側を撮影したよう
な画像が表示端末215又は301に表示される。
【0067】ところで、ある部位に注目して患者へ説明
を行うために、表示画像を停止したい場合がある。この
場合、撮影者はカメラ端末201又は301上の表示停
止スイッチ204又は303を押す。
【0068】制御部202は上記スイッチ操作を検出
し、画像センサ208、画像圧縮部210それぞれが行
う処理を停止させ、ストリーム変換部213に対し、新
たな画像データを送信しないように指示する。当然なが
ら対応する角度情報も送信しないようにする。
【0069】すると、カメラ端末201又は301から
新たな画像データが表示端末215又は301へ供給さ
れないため、表示端末215又は301は最後に受信し
た画像を表示したまま停止する。
【0070】この方式では、カメラ端末201又は30
1は特別な制御情報を表示端末215又は301に送信
せずにすむので、容易に実現可能である。
【0071】また、次のような方式も考えられる。制御
部202は表示停止スイッチ操作を検出すると、画像の
撮影・圧縮・送信作業、及び角度情報送信作業は継続
し、画像停止の制御情報を表示端末215又は301に
送信する。
【0072】カメラ端末201又は301では、新たな
画像データの受信を継続し、表示作業を行うが、画像停
止の制御情報を受信した時点で、座標変換部224に対
し、作業停止を指示する。これにより、出力画像バッフ
ァ225へは新たな画像が書き込まれないため、表示部
は同じ画面を表示し続ける。勿論、画像伸張部222な
ど更に手前の段階で作業を停止することでも実現可能で
ある。
【0073】この方式は、頻繁に停止/非停止を繰り返
しても応答の速い画面表示が要求される場合や、表示端
末215又は301側に操作スイッチが設けられている
場合に有効である。
【0074】なお、上述したが基準角固定及び画像停止
の操作に関して、表示端末215又は301側が行うこ
とも可能であり、例えば表示端末215又は301をパ
ーソナルコンピュータで実現したとすれば、各種操作を
ファンクションキーやマウス操作によって行うことも可
能である。この場合は、制御情報が表示端末215又は
301からカメラ端末201又は301へと送信され
る。更に、カメラ端末201又は301、表示端末21
5又は301両方に操作スイッチを設けた場合、どちら
の操作を優先させるかなどを切り替えるためスイッチの
搭載も考えられる。
【0075】
【実施例2】以上のように、実施例1では歯列の裏側を
撮影する場合の操作法及び動作について説明したが、本
実施例では歯列の表側を撮影する場合の操作法及び動作
について説明する。
【0076】各端末の起動、基準角固定作業に関しては
実施例1に基づく。基準角は0度である。まず、撮影者
はカメラ端末201又は301の画像センサ208又は
306を、画像センサ固定軸305と共に回転させ、撮
影面を基準方向の反対側、すなわち端末本体の柄の反対
側を向くようにする。これにより、図7で示すように歯
列の表側を撮影することが可能となる。
【0077】その後の操作法、動作は実施例1と同一で
あるが、座標変換部224が行う画像処理について以下
に説明を加える。
【0078】例えば、図8で示すように歯列の表側を撮
影した場合、カメラ端末201又は301では常に基準
方向側を画面における下側とした場合、図8で示すよう
な画像となる。そして、重力方向が基準方向に対して時
計周りで120度だったとすると、制御部202は傾斜
センサ205から「120」というデータを取り出し、
傾斜角を一時記憶する。
【0079】次に、制御部202は傾斜角と予め記憶し
ておいた基準角の情報を制御情報バッファ212に書き
込み、無線インターフェース214、218を介して表
示端末215又は309に送信する。一方、表示端末2
15又は309において受信した角度情報は、制御部2
16が受け取り、座標変換部224に通知される。
【0080】座標変換部224は、通知された角度情報
すなわち基準角及び傾斜角を比較し、同じ値でれば座標
変換は行わずに、生画像バッファ223上の画像データ
そのまま出力画像バッファ225にコピーする。本例で
は基準角=0度 傾斜角=120度であるので、座標変
換部224は値が異なることを判断し、実施例1と同様
の計算を行う。 ((傾斜角)-(基準角))*(-1)=(120-0)*(-1)=-120度 ・・・・・・
【0081】そして、算出された角度の分だけ生画像バ
ッファ223上の画像データを回転させる。式による
と値が「マイナス」であるので、反時計回りで回転させ
るということであり、生画像バッファ223上では、図
8で示す上下左右関係の画像データが、反時計回りに1
20度回転させられ、基準角を固定したときと同じ上下
左右関係となることによって、図9のようにあたかもカ
メラ端末201又は301を傾けないまま歯列の裏側を
撮影したような画像が表示端末215又は301に表示
される。
【0082】ところで、実施例1、実施例2では図7で
示したように患者が直立している状態で基準角を固定し
たが、実際は治療用イスに横たわっている場合が多い。
この場合は、図10で示すようにカメラ端末201又は
301を傾けて基準角を固定する。例えば基準角=45
度となった場合において、目標とする部位を撮影したと
き傾斜角=120度となった場合は、座標変換部224
は ((傾斜角)-(基準角))*(-1)=(120-45)*(-1)=-75度 ・・・・・・ すなわち反時計回りに75度回転させることにより、基準
角を固定したときと同じ上下左右関係となる。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る請求
項1記載の発明は、少なくとも照明手段と、撮影時の光
学的画像イメージをディジタル画像データに変換する画
像入力手段と、前記ディジタル画像データの高能率符号
化を行う画像圧縮手段と、ディジタル画像データ及び制
御用データを通信用ビットストリームに変換または逆変
換するストリーム変換手段と、無線通信により外部装置
とビットストリームを入出力するための無線インターフ
ェース手段とを備えたカメラ端末と、少なくとも前記デ
ィジタル画像データ及び制御用データを通信用ビットス
トリームに変換または逆変換するストリーム変換手段
と、無線通信により外部装置とビットストリームを入出
力するための無線インターフェース手段と、前記ディジ
タル画像データの高能率符号化を解く画像伸張手段と、
ディジタル画像データを表示する表示手段とを備えた表
示端末とよりなり、前記カメラ端末は、撮影したディジ
タル画像データを圧縮し、無線通信により表示端末に送
信し、前記表示端末は、受信したディジタル画像データ
を伸張し、表示するように構成したものであり、カメラ
端末から表示端末へのディジタル画像の伝送経路として
無線を使用することにより、装置の設置性を簡素化する
ことができ、装置一式の小型・軽量化が可能となり、携
帯性が向上する。更に、データの伝送時に圧縮処理を施
して高速の画像伝送が可能となるので、撮影者のカメラ
端末操作に対する表示端末側の画像表示の応答性が向上
する。
【0084】また、請求項2記載になる発明は、カメラ
端末における画像入力手段を、装置本体に対して作動可
能に取り付け、撮影対象角度状態に関わらず撮影を可能
としたことにより、撮影者が撮影部位の位置・角度に合
わせてカメラ端末の形状を変更することができ、体内の
あらゆる部位における撮影が可能となる。
【0085】また、請求項3記載になる発明は、カメラ
端末は、基準角固定手段及び傾斜角検出手段を有するイ
ンターフェースを設け、ディジタル画像データと共に基
準角と傾斜角を表示端末に送信し、表示端末は、座標変
換手段を設け、この座標変換手段は、前記画像データと
共に基準角、傾斜角の情報を受信し、傾斜角が基準角と
異なる場合は、基準角と傾斜角の差分の角度だけ座標変
換を行うように構成したので、カメラ端末を傾けながら
撮影しても、表示端末において角度的に一定した画像の
表示が可能となるため、画面の上下左右関係が安定し、
従って、患者が患部の状態を理解し易くなる。更に、撮
影時に患者が横たわっているなど、撮影部位が最初から
傾いていても、表示の際は直立している場合の撮影角度
に修正することが可能となるので、使い勝手が良い。
【0086】また、請求項4記載になる発明は、カメラ
端末に端末操作を行うためのインターフェースを設けて
なり、このインターフェースは、OFF時は随時最新画
像を撮影しながらカメラ端末に送信し続け、ON時は撮
影を停止して表示端末に画面停止を指示し、表示端末は
画面停止が指示される直前の画面で表示を停止させるよ
うに構成したので、撮影者が連続撮影/撮影停止の制御
ができることになり、撮影者がリアルタイムで撮影画面
を見ながら撮影位置を正確に調整でき、必要な時には撮
影停止して、静止画面を見ながら患者に対し適切に診断
やカウンセリングを行うことができる。また、静止画面
をファイル化することにより、電子カルテシステムへの
対応も可能となる。
【0087】また、請求項5記載になる発明は、表示端
末に、この表示端末側でカメラ端末の撮影制御を行うた
めのインターフェースを設けてなり、このインターフェ
ースは、カメラ端末または表示端末にカメラ端末/表示
端末のどちらが撮影制御を行うかを決定するための切換
え手段を設けた構成とすることにより、カメラ端末の小
型・低価格化が可能となり、更にはカメラ端末をリモー
トコントロール下で使用した場合の撮影が可能となる。
【0088】また、請求項6記載になる発明は、カメラ
端末に、充電可能なバッテリ及び電源管理手段を設けて
なり、このカメラ端末が充電器から外された際には電源
管理手段が充電作業を停止し、カメラ端末内への電力供
給を開始してカメラ端末内システムを起動させると共
に、前記表示端末に対するデータ通信の回線接続作業を
行い、カメラ端末が充電器へ収められた際には、電源管
理手段がカメラ端末内システムの停止を指示すること
で、前記カメラ端末は表示端末に対するデータ通信の回
線切断作業を行い、更に電源管理手段がカメラ端末内へ
の電力供給を停止し、充電作業を開始するように構成し
たので、カメラ端末の小型・省電力化が可能となり、カ
メラ端末を充電器から外しただけで自動的に撮影可能な
状態となるため、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像撮像システムの内部構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明に係る画像撮像システムを用いた製品イ
メージを示す概略図である。
【図3】本発明に係る画像撮像システムにおいて、撮影
時の基準となる撮影対象とカメラ端末の角度関係を示す
説明図である。
【図4】本発明に係る画像撮像システムにおいて、実施
例1に係るカメラ端末が下顎の歯列の裏側を撮影する状
態を示す説明図である。
【図5】本発明に係る画像撮像システムにおいて、実施
例1に係るカメラ端末から表示用端末に送る画像を示す
説明図である。
【図6】本発明に係る画像撮像システムにおいて、実施
例1に係る表示用端末がカメラ端末から受信した画像の
座標変換を施した表示用の画像を示す説明図である。
【図7】本発明に係る画像撮像システムにおいて、実施
例2に係るカメラ端末が下顎の歯列の表側を撮影する状
態を示す説明図である。
【図8】本発明に係る画像撮像システムにおいて、実施
例2に係るカメラ端末から表示用端末に送る画像を示す
説明図である。
【図9】本発明に係る画像撮像システムにおいて、実施
例2に係る表示用端末がカメラ端末から受信した画像の
座標変換を施した表示用の画像を示す説明図である。
【図10】本発明に係る画像撮像システムにおいて、撮
影対象が傾いている場合の基準となる撮影対象とカメラ
端末の角度関係を示す説明図である。
【図11】従来技術に係る医療用カメラ装置の内部構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
201 カメラ端末 202 制御部 203 ランプ 204 機能スイッチ 205 傾斜センサ 206 バッテリー 207 電源管理部 208 画像センサ 209 生画像バッファ 210 画像圧縮部 211 圧縮画像バッファ 212 制御情報バッファ 213 ストリーム変換部 214 無線インターフェース 215 表示端末 216 制御部 217 機能スイッチ 218 無線インターフェース 219 ストリーム変換部 220 制御情報バッファ 221 圧縮画像バッファ 222 画像伸張部 223 生画像バッファ 224 座標変換部 225 出力画像バッファ 226 表示部 301 カメラ端末本体 306 画像センサ 308 充電器 310 無線インターフェースカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 U M Fターム(参考) 4C061 AA08 BB00 CC06 DD00 GG01 JJ11 JJ17 NN03 NN05 SS11 SS14 SS17 UU06 VV02 WW01 XX02 5C022 AA08 AB15 AB65 AC01 AC32 AC42 AC69 AC73 AC75 5C054 BA03 CA04 CC05 DA07 EA01 EG06 EG10 EH07 FA01 FE04 GA01 GA02 GA04 GB04 HA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも照明手段と、撮影時の光学的画
    像イメージをディジタル画像データに変換する画像入力
    手段と、前記ディジタル画像データの高能率符号化を行
    う画像圧縮手段と、ディジタル画像データ及び制御用デ
    ータを通信用ビットストリームに変換または逆変換する
    ストリーム変換手段と、無線通信により外部装置とビッ
    トストリームを入出力するための無線インターフェース
    手段とを備えたカメラ端末と、少なくとも前記ディジタ
    ル画像データ及び制御用データを通信用ビットストリー
    ムに変換または逆変換するストリーム変換手段と、無線
    通信により外部装置とビットストリームを入出力するた
    めの無線インターフェース手段と、前記ディジタル画像
    データの高能率符号化を解く画像伸張手段と、ディジタ
    ル画像データを表示する表示手段とを備えた表示端末と
    よりなり、前記カメラ端末は、撮影したディジタル画像
    データを圧縮し、無線通信により表示端末に送信し、前
    記表示端末は、受信したディジタル画像データを伸張
    し、表示するようにしたことを特徴とする画像撮像シス
    テム。
  2. 【請求項2】前記カメラ端末における画像入力手段は、
    装置本体に対して作動可能に取り付けられ、撮影対象角
    度状態に関わらず撮影を可能としたことを特徴とする請
    求項1記載の画像撮像システム。
  3. 【請求項3】カメラ端末は、基準角固定手段及び傾斜角
    検出手段を有するインターフェースを設け、ディジタル
    画像データと共に基準角と傾斜角を表示端末に送信し、
    表示端末は、座標変換手段を設け、この座標変換手段
    は、前記画像データと共に基準角、傾斜角の情報を受信
    し、傾斜角が基準角と異なる場合は、基準角と傾斜角の
    差分の角度だけ座標変換を行うようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の画像撮像システム。
  4. 【請求項4】前記カメラ端末に端末操作を行うためのイ
    ンターフェースを設けてなり、このインターフェース
    は、OFF時は随時最新画像を撮影しながらカメラ端末
    に送信し続け、ON時は撮影を停止して表示端末に画面
    停止を指示し、表示端末は画面停止が指示される直前の
    画面で表示を停止させるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の画像撮像システム。
  5. 【請求項5】前記表示端末に、この表示端末側で前記カ
    メラ端末の撮影制御を行うためのインターフェースを設
    けてなり、このインターフェースは、カメラ端末または
    表示端末にカメラ端末/表示端末のどちらが撮影制御を
    行うかを決定するための切換え手段を設けたことを特徴
    とする請求項1、4記載の画像撮像システム。
  6. 【請求項6】前記カメラ端末に、充電可能なバッテリ及
    び電源管理手段を設けてなり、このカメラ端末が充電器
    から外された際には電源管理手段が充電作業を停止し、
    カメラ端末内への電力供給を開始してカメラ端末内シス
    テムを起動させると共に、前記表示端末に対するデータ
    通信の回線接続作業を行い、カメラ端末が充電器へ収め
    られた際には、電源管理手段がカメラ端末内システムの
    停止を指示することで、前記カメラ端末は表示端末に対
    するデータ通信の回線切断作業を行い、更に電源管理手
    段がカメラ端末内への電力供給を停止し、充電作業を開
    始するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像
    撮像システム。
JP2000069974A 2000-03-14 2000-03-14 画像撮像システム Pending JP2001257913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000069974A JP2001257913A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 画像撮像システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000069974A JP2001257913A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 画像撮像システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001257913A true JP2001257913A (ja) 2001-09-21

Family

ID=18588771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000069974A Pending JP2001257913A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 画像撮像システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001257913A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006288753A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Olympus Medical Systems Corp 電子内視鏡装置、電子内視鏡及び電子内視鏡用プロセッサ
JP2007266821A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sharp Corp 撮像装置および監視システム
JP2008535547A (ja) * 2005-03-24 2008-09-04 ギブン・イメージング・リミテツド 定ビットレート伝送を提供するインビボ撮像装置
RU2456763C1 (ru) * 2011-05-17 2012-07-20 Борис Иванович Волков Система стереотелевидения
JP2013078591A (ja) * 2012-11-21 2013-05-02 Toshiba Corp 撮像装置、撮像装置の作動方法及び内視鏡装置
JP2013183948A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Olympus Medical Systems Corp 医療画像送信システム、送信装置及び受信装置
JP2014064651A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Panasonic Corp 口腔内撮像装置、および、映像記録装置、および、口腔内映像記録システム
JP2016052533A (ja) * 2005-03-08 2016-04-14 ビジヨンスコープ・テクノロジーズ・エルエルシー 超小型内視鏡を使用した可搬型撮像システム
US10595710B2 (en) 2001-10-19 2020-03-24 Visionscope Technologies Llc Portable imaging system employing a miniature endoscope
US11484189B2 (en) 2001-10-19 2022-11-01 Visionscope Technologies Llc Portable imaging system employing a miniature endoscope

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10595710B2 (en) 2001-10-19 2020-03-24 Visionscope Technologies Llc Portable imaging system employing a miniature endoscope
US11484189B2 (en) 2001-10-19 2022-11-01 Visionscope Technologies Llc Portable imaging system employing a miniature endoscope
JP2016052533A (ja) * 2005-03-08 2016-04-14 ビジヨンスコープ・テクノロジーズ・エルエルシー 超小型内視鏡を使用した可搬型撮像システム
JP2018038847A (ja) * 2005-03-08 2018-03-15 ビジヨンスコープ・テクノロジーズ・エルエルシー 超小型内視鏡を使用した可搬型撮像システム
JP2008535547A (ja) * 2005-03-24 2008-09-04 ギブン・イメージング・リミテツド 定ビットレート伝送を提供するインビボ撮像装置
JP2006288753A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Olympus Medical Systems Corp 電子内視鏡装置、電子内視鏡及び電子内視鏡用プロセッサ
JP4709573B2 (ja) * 2005-04-11 2011-06-22 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 電子内視鏡装置
JP2007266821A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sharp Corp 撮像装置および監視システム
RU2456763C1 (ru) * 2011-05-17 2012-07-20 Борис Иванович Волков Система стереотелевидения
JP2013183948A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Olympus Medical Systems Corp 医療画像送信システム、送信装置及び受信装置
JP2014064651A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Panasonic Corp 口腔内撮像装置、および、映像記録装置、および、口腔内映像記録システム
JP2013078591A (ja) * 2012-11-21 2013-05-02 Toshiba Corp 撮像装置、撮像装置の作動方法及び内視鏡装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5754227A (en) Digital electronic camera having an external input/output interface through which the camera is monitored and controlled
US6300976B1 (en) Digital image capturing device having an input/output interface through which the device is controlled
JP2004179857A (ja) デジタルカメラシステム
US20080117320A1 (en) Imaging apparatus that is connectable to and controlled by a separate apparatus
JP2001257913A (ja) 画像撮像システム
JP2001238190A (ja) 画像処理装置及びその制御処理方法
JP2002271667A (ja) テレビ会議システムにおける画像入力に適したデジタルカメラ
JP2004336633A (ja) 撮像装置、撮像方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2004096156A (ja) 画像合成処理方法及び画像合成処理システム並びにプログラム
JP4367061B2 (ja) 撮像システムおよび携帯型電子機器
JP2002232769A (ja) デジタルカメラ
JP4701709B2 (ja) 投影システム及び同システムに用いられる付加情報記録方法
JPH11341454A (ja) 画像情報処理装置、情報処理装置、並びに記録媒体
JP4266477B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法
JP2000299809A (ja) デジタルカメラおよびその故障診断システム
JP2005020251A (ja) デジタルカメラ
JP4570837B2 (ja) 撮像装置
JP2011114500A (ja) カメラシステム
JP2008065851A (ja) 情報処理装置および記録媒体
JP4513483B2 (ja) 書画カメラ及びデジタルカメラ、並びに書画カメラシステム
JPH10155111A (ja) デジタルカメラ
JP3882270B2 (ja) 撮像装置、及び記憶媒体
JPH10295047A (ja) 電気機器
JP4065740B2 (ja) クレードル装置
JP2005229538A (ja) デジタルカメラシステム