JP2001257615A - 手動発電装置を備えた携帯電話機 - Google Patents
手動発電装置を備えた携帯電話機Info
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Abstract
でも手動で必要な電力を蓄電池に補充する手段を得るこ
と。 【解決手段】 蓄電池で動作する携帯電話機において、
発電装置を携帯電話機内部に設け、携帯電話機の外部か
ら手動で前記発電装置を駆動させる駆動装置を備えたも
のとした。この駆動装置は、プーリと、このプーリに巻
き取られ、一端が携帯電話機本体の外部においてツマミ
に連結された引索と、前記プーリに一方向クラッチを介
して連結された増速歯車機構とを備え、前記引索の引き
出しにより前記増速歯車機構を介して発電装置のロータ
を回転させるように構成され、前記ツマミはアンテナの
基部を兼ねることもできるものとした。また、携帯電話
機本体に軸支されたレバーを含み構成された駆動装置を
備えた携帯電話機である。
Description
し、特に電源として、充電池の他に手動の発電装置を備
えた携帯電話機に関する。
歩きながらでも通話できるという大きな利点を持ってい
ることから、近年その普及が急速に進み、さらに拡大の
一途を辿っている。しかしその一方で、携帯電話機はそ
の電源として一定容量の充電池を備えているだけである
ので、使用時間に制限があり、頻繁に使用する場合に
は、短時間で電池が放電し、使用不可の状態に至る。こ
のような状態は、使用者の気が付かないうちに発生する
ことが多く、商用電源に接続する充電装置を利用できな
いような状態では、携帯電話機の使用ができなくなる。
このような事態に対処するために、手動の発電機も市販
されているが、携帯電話機と発電機の両方を携帯するの
は不便である。このため、手動発電機を内蔵した携帯電
話機が提案されている。
には、携帯電話機の本体から一部突出するローレットを
手指で回転させ、その回転を歯車列で増速したのち、内
蔵された発電装置のロータに伝達する構成の携帯電話機
が開示されている。また実開平6−23162号公報に
記載されている携帯電話機では、手動のレバーによって
巻かれるゼンマイの復元力で、自励式直流発電機を駆動
する構成が採用されている。さらに、特開2000−2
3378号公報には、発条式による発電で内蔵電池の充
電を行い、必要に応じて携帯電話機の外部コネクタに接
続されるインタフェースコネクタを使用することが提案
されている。
ような従来の技術には、つぎのような欠点がある。すな
わち、特開平10−322428号公報に記載されたも
のでは、ローレットを親指で押しながら回転させるだけ
であるので、その回転数、回転速度ともに十分でなく、
携帯電話機の動作に必要な電力を得ることが困難であ
る。また実開平6−23162号公報および特開200
0−23378号公報に記載されている携帯電話機で
は、レバーの動力を一旦ゼンマイに蓄積するので、十分
な電力を得るのにはサイズの大きいゼンマイを使用する
ことが必要であり、携帯電話機として重要な携帯性が損
なわれる。
ン、表示部、送話部および受話部が設けられた本体と、
本体の内部に設けられた発電装置と、この発電装置を前
記本体の外部から手動で駆動する駆動装置とを備えた携
帯電話機において、前記駆動装置は、プーリと、このプ
ーリに巻き取られ、一端が前記本体の外部においてツマ
ミに連結された引索と、前記プーリに一方向クラッチを
介して連結された増速歯車機構とを備え、前記引索が前
記本体から引き出されたときに、前記増速歯車機構を介
して前記発電装置のロータを回転させるように構成した
ことを特徴とする手動発電装置を備えた携帯電話機であ
る。前記ツマミは、前記本体に取り付けられたアンテナ
の基部を兼ねることができる。
送話部および受話部が設けられた本体と、本体の内部に
設けられた発電装置と、この発電装置を前記本体の外部
から手動で駆動する駆動装置とを備えた携帯電話機にお
いて、前記駆動装置は、前記本体に一端で軸支されたレ
バーと、このレバーにその支点を中心とする円弧に沿っ
て延びるラックと、このラックと噛み合うピニオンと、
前記ピニオンに連結された増速歯車機構と、この増速歯
車機構に一方向クラッチを介して連結されたロータを有
する手動発電装置を備え、前記レバーが前記本体に接近
する方向に引かれたときに、前記増速歯車機構を介して
前記発電装置のロータを回転させるように構成したこと
を特徴とする手動発電装置を備えた携帯電話機である。
いて図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施
の形態にもとづいて構成された携帯電話機を示す。図1
において、符号1で示す本体は、その前面側に、入力用
の多数のボタンからなる入力部2、入力された情報その
他の情報を表示する表示部3、送話部4および受話部5
が設けられている。また本体1の上端部には、必要に応
じて引き出すことが可能なアンテナ6が設けられ、この
アンテナ6の基部7は、後述する内蔵の発電装置駆動用
のツマミとして機能するように構成されている。なお図
示していないが、通常の携帯電話機と同様、本体1の背
面側には、通常は商用電源の電力を利用するACアダプ
ターにより充電され、緊急時には内蔵の発電装置からの
電力で充電される、リチウムイオン電池のような蓄電池
が装備されている。
機構の構成を図2に示す。図2において、符号10で示
す発電装置は、本体1の内部に固定されたケーシング1
1を備え、その内部には、コイルまたはマグネットを取
り付けたステータ12、およびマグネットまたはコイル
を取り付けたロータ13からなる通常の発電ユニットを
備え、ロータ13の回転によって発生した電力が、図示
しない電気回路を介して、蓄電池に供給されるようにな
っている。またこの発電装置10を駆動するための駆動
機構は、発電装置10のロータ13を回転駆動するため
の増速歯車機構を備えている。
備えたこの例では、引索14で周面を巻かれたプーリ1
5が、プーリ15と一体の支軸16を介して回転可能に
支持されている。この引索14は、適当な、例えば約5
0cmの長さのもので、一端はプーリ15に固定され、
このプーリ15の周面上に一定方向に巻かれたのち、そ
の多端は、アンテナ6の基部7に連結されている。そし
てプーリ15は、引索14を巻き取る方向に回転するよ
うに付勢するスパイラルスプリング(図示せず)と、巻
き取る方向に回転するときにはその回転が支軸16に伝
達されないようにする一方向クラッチ(図示せず)とが
内蔵されている。このアンテナ6の基部7は、通常の通
話状態では、アンテナ6が所定の位置で伸縮できるよう
に支持しており、同時に基部7自体を本体1から離れる
方向に引っ張ることにより、引索14を介してプーリ1
5を回転させることができるように構成されている。
部には、プーリ15と一体の支軸16に固定された歯車
17、この歯車17と噛み合う小径の歯車18、この歯
車18と一体の大径の歯車19、およびロータ13と一
体の小径の歯車20からなる歯車増速機構が収容されて
いる。この歯車増速機構の増速比は、プーリ15の1回
転を、10〜20倍程度に増速するように設定されてい
ることが望ましい。
て、蓄電池の放電が進んで正常な動作電圧が得られなく
なった場合には、一方の手で本体1を持ち、他方の手で
アンテナ6の基部7を本体1から引き離す方向に引く。
これにより、基部7に連結されている引索14を介し
て、駆動機構のプーリ15が回転し、この回転が増速歯
車機構の各歯車17〜20を介して増速された後、ロー
タ13に伝達され、発電装置10で発電が行われる。こ
の操作を数回繰り返すことで、発電装置10の電力で蓄
電池が充電され、携帯電話機は正常な動作電圧の供給を
受けて動作可能な状態となる。なお上記の実施の形態で
は、引索14の先端をアンテナ6の基部7に連結した
が、本体1の適当な箇所に設けた孔を貫通させ、その先
端に適当なツマミもしくはリングを設けた構成としても
同様な動作を行わせることができる。
図3および図4を参照して説明する。なお図3および図
4において、図1および図2に示したものと同一もしく
は同等の部分は同じ参照符号で示し、その説明を省略す
る。この第2の実施の形態の携帯電話機では、本体1の
側面に、一端で枢支されたレバー21が設けられてい
る。このレバー21は、その自由端側に、回動支点を中
心とする円弧の一部に沿って延びるラック22を有し、
このラック22は、本体1内に設けられたピニオン23
と噛み合っている。なおレバー21は、常時は復帰スプ
リング(図示せず)の作用で、先端が本体1から離れる
方向に付勢されているが、通常の使用状態では、本体1
に最も接近した位置で固定されるように、フックのよう
な適当な固定手段で固定されるようになっていることが
望ましい。ラック22と噛み合うピニオン23は、増速
歯車機構を構成する歯車24〜28、および一方向クラ
ッチ29を介して、発電装置10のロータを支持する支
軸16に固定された歯車30に連結されている。
られなくなった場合には、本体1とレバー21を同時に
把持し、手指でレバー21を本体1側に引き、ついで離
す、という動作を繰り返す。これにより、ラック22を
介してこれに噛み合う歯車23が回転し、この回転が増
速歯車機構の各歯車24〜28、および一方向クラッチ
29を介して、歯車30に直結されたロータ13に伝達
され、発電装置10で発電が行われる。なおレバー21
が復帰する過程では、一方向クラッチ29が歯車列の逆
回転を許容するので、ロータ13が逆回転することはな
い。この操作を数回繰り返すことで、発電装置10の電
力で蓄電池が充電され、携帯電話機は正常な動作電圧の
供給を受けて動作可能な状態となる。
機においては、きわめて単純な動作で発電装置のロータ
を回転させることができ、蓄電池が放電した後でも容易
かつ短時間で所定の機能を回復させることができる。
携帯電話機を示す正面図。
それを駆動する駆動機構の構成を示す縦断面図。
た携帯電話機を示す正面図。
構の構成を示す縦断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 入力用ボタン、表示部、送話部および受
話部が設けられた本体と、本体の内部に設けられた発電
装置と、この発電装置を前記本体の外部から手動で駆動
する駆動装置とを備えた携帯電話機において、 前記駆動装置は、プーリと、このプーリに巻き取られ、
一端が前記本体の外部においてツマミに連結された引索
と、前記プーリに一方向クラッチを介して連結された増
速歯車機構とを備え、 前記引索が前記本体から引き出されたときに、前記増速
歯車機構を介して前記発電装置のロータを回転させるよ
うに構成したことを特徴とする手動発電装置を備えた携
帯電話機。 - 【請求項2】 前記ツマミが、前記本体に取り付けられ
たアンテナの基部を兼ねていることを特徴とする請求項
1に記載の、手動発電装置を備えた携帯電話機。 - 【請求項3】 入力用ボタン、表示部、送話部および受
話部が設けられた本体と、本体の内部に設けられた発電
装置と、この発電装置を前記本体の外部から手動で駆動
する駆動装置とを備えた携帯電話機において、 前記駆動装置は、前記本体に一端で軸支されたレバー
と、このレバーにその支点を中心とする円弧に沿って延
びるラックと、このラックと噛み合うピニオンと、前記
ピニオンに連結された増速歯車機構と、この増速歯車機
構に一方向クラッチを介して連結されたロータを有する
手動発電装置を備え、 前記レバーが前記本体に接近する方向に引かれたとき
に、前記増速歯車機構を介して前記発電装置のロータを
回転させるように構成したことを特徴とする手動発電装
置を備えた携帯電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000069208A JP2001257615A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 手動発電装置を備えた携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000069208A JP2001257615A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 手動発電装置を備えた携帯電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001257615A true JP2001257615A (ja) | 2001-09-21 |
Family
ID=18588135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000069208A Pending JP2001257615A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 手動発電装置を備えた携帯電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001257615A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030045339A (ko) * | 2001-12-03 | 2003-06-11 | 주식회사 쿠텍 | 휴대기기용 자기충전장치 |
JP2012044794A (ja) * | 2010-08-20 | 2012-03-01 | Yasuo Ueno | 電子機器用ホルダー |
JP2013171555A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-02 | Linear Circuit:Kk | ワイヤレスマウス用の発電装置 |
KR101750023B1 (ko) * | 2016-03-28 | 2017-06-22 | (주)케이에이치이엔지 | 버튼식 무전원 자가 발전 비상 전화기 |
-
2000
- 2000-03-13 JP JP2000069208A patent/JP2001257615A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012044794A (ja) * | 2010-08-20 | 2012-03-01 | Yasuo Ueno | 電子機器用ホルダー |
JP2013171555A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-02 | Linear Circuit:Kk | ワイヤレスマウス用の発電装置 |
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