JP4736265B2 - リモートコントローラの電源供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、リモートコントローラの電源供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業革命以来、化石燃料の使用は増加する一方であり、化石燃料燃焼による環境破壊や化石燃料の枯渇などが問題になってきている。21世紀を迎えた今、これらの問題をどのように解決していくかが今後の人類にとって大きな課題である。
【0003】
そのような状況において、電子機器の低消費電力化の技術が進んでいるが、その反面、指数関数的にその電子機器の数は増してきている。特に、家庭用電子機器は今後の需要の面からも、その低電力化が望まれている。
【0004】
これら家庭用電子機器の多くは、リモートコントローラ(以下リモコンと称す)を導入している。このリモコンなどの携帯型電子機器は、現在、多くのものが一次電池を必要としており、その一次電池の使用量は莫大である。上述のように家庭用電子機器自体については低消費電力化の技術が進んでいるが、このようなリモコンなどの携帯型電子機器に使われている一次電池は使い捨てであり、環境負荷が大きい。さらに、その電池交換の手間や、電池切れ寸前の機能低下による使いにくさが指摘されている。
【0005】
そこで、発電機能を内蔵したリモコンが期待される。発電機能を有するリモコンとしては、太陽電池と一次電池を併用する特開平7−240968やレバーにより発電する特開平2000−197310などが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の携帯型電子機器の電源供給装置には次のような問題があった。すなわち、発電機能を持たない携帯型電子機器においては、一次電池を必要とするため、環境負荷が大きくなるという問題がある。
【0007】
また、一次電池以外に、例えば二次電池を使用する場合でも、携帯型電子機器以外の充電装置などが必要となることに加え、発電により発生した電気を用いていないため、結局、環境負荷が大きくなるという問題がある。
【0008】
また、携帯型電子機器が発電機能を有する場合においても、携帯型電子機器の構造が複雑になり、発電機能を持たない携帯型電子機器とほぼ同様な形状で構成することが難しかったり、発電機能が一次電池の補助的役割でしかなく、一次電池を必要とするものであった。
【0009】
したがって、この発明の目的は、一次電池を用いる従来型のリモートコントローラとほぼ同様な形状で、一次電池を使用せずに、発電による電気を電源とすることで環境への負荷を低減することができるリモートコントローラの電源供給装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、リモートコントローラの内部に設けられる、リモートコントローラの電源供給装置において、
リモートコントローラ外に引き出された他端が所定の場所に着脱自在に固定されている線状部材を巻き取ることが可能とされ、
線状部材の一端がリモートコントローラ内に巻き取られている場合に、使用者によりリモートコントローラの位置が動かされることにより線状部材が引き出されると、再び線状部が巻き戻るようになされた回転力発生手段と、
線状部材を引き出す時に発生する回転で発電を行う発電手段とを備え、
発電手段にて得られた電気を電源とするリモートコントローラの電源供給装置である。
【0011】
上述のように構成されたこの発明による携帯型電子機器の電源供給装置によれば、発電に線状部材を用いることにより、携帯型電子機器を発電機構を持たない従来の携帯型電子機器とほぼ同形状の構造とすることが可能となり、さらに、線状部材を引き出す時に発生する回転により電気を発電し、その発電による電気を携帯型電子機器の電源とすることにより、一次電池を使用することなく携帯型電子機器を駆動することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
まず、この発明の第1の実施形態による携帯型電子機器の電源供給装置について説明する。図1はこの第1の実施形態である電源供給装置を備えたリモコンの一例の図である。
【0013】
また、図1Aは、リモコンの外観を示す概略図であり、図1Bは、リモコンの内部構成を示す概略図である。図1におけるリモコン1は、線状部材2、歯車3、歯車4、歯車5、歯車6、線状部材巻き取り部7、モータ8、二次電池9、発電機用基板10、リモコン装置基板11などにより構成されている。
【0014】
線状部材2は、例えば金属性のワイヤ、繊維質の紐など巻き取り可能な線状の部材であり、その一端、すなわち線状部材端2aがリモコン1の外部に引き出されており、その他端は、歯車3に設けられている線状部材2を巻き取るためのフランジである線状部材巻き取り部7に接続され、所定の長さだけ巻き取られている。この線状部材巻き取り部7を有する歯車3は、例えばゼンマイバネなどにより、線状部材2を引き出しても再び所定の長さだけ、線状部材2が線状部材巻き取り部7に巻き戻る機構となっている。
【0015】
さらに、歯車3は歯車4と噛み合っている。また、歯車5は歯車4と同軸で結合されている。また、歯車4と歯車5の間には、ラチェット機構(図示しない)を有しており、線状部材2の巻き戻り時に歯車6が逆回転するのを防ぐ構造になっている。また、歯車5と歯車6が噛み合い、歯車6はモータ8の回転子に取り付けられている。すなわち、線状部材2を引き伸ばすと、その回転は、歯車3、歯車4、歯車5、歯車6に伝わり、モータ8の回転子が回転する構造になっている。
【0016】
モータ8は発電用のモータであり、回転子を回転することにより電気を発生する。また、二次電池9は、ニッケル・カドミウム、ニッケル水素電池、リチウム・イオン電池などの充電用電池であり、モータ8により発生した電気を充電するための電池である。
【0017】
発電機用基板10は、モータ8によって発電された電気を充電する充電回路や、発電された電気をリモコン1の電源とする電源回路などの回路基板である。また、リモコン装置基板11は、従来のリモコン装置本体、すなわちリモコン装置制御用回路などの回路基板である。
【0018】
次に、図1に示すこの発明の第1の実施形態による電源供給装置を有するリモコン1の発電方法について説明する。
【0019】
まず、線状部材2を引き出すと歯車3が回転し、その回転は、歯車3と歯車4との直径の比で歯車4へ増速して伝達される。歯車4は、大径の歯車5と同軸で結合されているため歯車4へ伝達された回転は同じ回転数で歯車5へ伝達される。次に、その回転は歯車5からモータ8へ取り付けられた歯車6に伝達される。
【0020】
このように、最終的にモータ8へ取り付けられた歯車6が増速されて回転することで、モータ8の回転子が回転し、電気が発生する。
【0021】
ここで発電される電力は、モータ8の種類や大きさによっても変わってくるが、例えば、線状部材2の取り付け部からモータ部までの歯車増速比を、10〜100倍程度とし、最終的に線状部材2を引き出す力を100g〜1000gとなるようなモータ8を想定し、線状部材2を0.5m/sで0.5m引き出すと、0.1W〜2W程度の電力が発電される。このとき歯車損失などで、モータ8の最大発電量効率が50%程度としても0.05W〜1.0Wの電力が得られることになる。
【0022】
テレビのリモコンのチャンネルを1回変更するのに使用する電力が、約0.03W程度ということを考えると、線状部材2を1回引き出すだけで十分にその電力をまかなうことができる。
【0023】
上述のように、線状部材2を引き出して得られる電力は、モータ8の種類、歯車の種類や数、および線状部材2を引き出す距離や力などにより変化する。例えば、歯車増速比が一倍でも線状部材2を引き出すことが可能であり、リモコン1の駆動電力を得られるようなモータがあるような場合には、歯車はなくてもよい。また、モータ自体の負荷を切り換えスイッチなどで切り換え可能な場合には、リモコン1の使用者が、自分の好みの力加減に線状部材2を引き出す力を設定することも可能である。
【0024】
最近の電子機器の増加傾向により、リモコンもテレビジョン以外に、VTR(Video Tape Recorder)用、エアコンディショナー用など様々なリモコンが存在し、これら複数のリモコンを整理するために、リモコンスタンドと呼ばれるようなリモコン置き場となるものが売られている。線状部材端2aを、このようなリモコンスタンドや机などに固定して、リモコン1の使用者がリモコン1を引っ張り、線状部材2を線状部材巻き取り部7から引き出すことによりリモコン1の本体装置に電源を供給すれば、リモコンの管理が容易になり、リモコンが見あたらないというようなことはなくなる。さらには、リモコンの使用者が手元にリモコンを引くだけで発電できるため、充電を意識せずにリモコンの使用が可能となる。
【0025】
また、上述のように、線状部材端2aが所定の場所に固定されている場合に、固定先とリモコン1とを容易に着脱可能としておくことで、従来のリモコンとほぼ違和感なく使用が可能である。また、この実施形態によるリモコン装置は、従来の一次電池を使用するリモコンとほぼ同様な形状で構成することができ、さらに、発電した電気を二次電池9に蓄電しておくことで一次電池を使用しなくても、リモコンを使用したいときにいつでも使うことが可能となる。
【0026】
図2は、上述の第1の実施形態における電源供給装置を有するリモコン1の発電した電気の流れを示す一例の概略ブロック図であり、詳しくは、充電にコンデンサ24と二次電池9の両方を併用する場合の電気の流れを示すブロック図である。
【0027】
モータ部21は、モータ8による発電部のことである。また、整流回路22は、リモコン装置基板11や発電機用基板10などの回路基板上に構成される、一定方向へ電圧を供給するための、例えばダイオードなどにより構成される回路である。平滑回路23も、リモコン装置基板11や発電機用基板10などの回路基板上に構成され、整流回路22からの整流電流を一定にして直流電力に変換するための回路である。
【0028】
コンデンサ24は、例えば、リモコン装置基板11や発電機用基板10などの回路基板上に設置され、整流回路22からの整流電流を蓄電する。このコンデンサ24は、リモコン1を操作するのに最低限必要な電気を蓄えることができる容量を持つコンデンサである。また、二次電池回路27は、コンデンサ24に蓄電する際の過電流を二次電池9へ充電する回路である。二次電池9としては、例えば、ニッケル・カドミウム電池、ニッケル水素電池やリチウム・イオン電池などが考えられる。
【0029】
リモコン制御部25は、リモコン制御回路などによりリモコン装置全体を制御している。送信部26は、リモコン1から遠隔装置へ信号を送るブロックである。この送信部26は、例えば発光ダイオードなどで構成される。
【0030】
次に、上述の第1の実施形態における電源供給回路20において、電気が発生してからリモコンが作動するまでについて説明する。
【0031】
上述したように、線状部材2を引き出すことによりモータ8の回転子が回転し、モータ部21で電気が発生する。次に、発生した電気は整流回路22において出力電圧が一定方向に流れるように制御され、平滑回路23へ送られる。
【0032】
次に、平滑回路23により一定の電力がコンデンサ24へ流れるように制御される。すなわち、これにより整流回路22からの整流電力が直流電力に変換される。その際、例えば、DC/DCコンバータや定電圧レギュレータなどを用いて直流電力の電圧を所定の電圧レベルに変換する。そして、コンデンサ24へ電気が蓄えられる。
【0033】
上述したように、線状部材2を1回引き出すだけで十分電力をまかなうことができるので、この時の余分な電気、すなわちコンデンサ24への過電流を二次電池9へ供給し、充電を行う。
【0034】
そして、リモコン1の使用者がリモコン1を操作すると、コンデンサ24に蓄えられている電気がリモコン1の電源として働き、リモコン制御部25を作動させ、送信部26によりリモートコントロールを可能にする。また、コンデンサ24に蓄えられている電気がリモコン1を操作するのに十分でない場合は、切換回路(図示しない)などを用いて回路を切り換える。これにより、二次電池9に蓄えられている電気がリモコン1の電源として働き、送信部26によりリモートコントロールを可能にする。
【0035】
この第1の実施形態によれば、二次電池9を用いて、この二次電池9にあらかじめ発電した電気を充電しておくことで、リモコン1の使用者がリモコン1を使いたい時にその都度充電の作業を行わなくても使用が可能になる。
【0036】
図3は、この発明の第2の実施形態における電源供給装置を有するリモコンの発電した電気の流れを示す一例の概略ブロック図であり、詳しくは、コンデンサのみに発電した電気を蓄電する電気の流れを示すブロック図である。
【0037】
なお、この第2の実施形態における電源供給装置を有するリモコンの外観は、上述の第1の実施形態と同じであり、内部構成についても、二次電池9を使用しないだけなので、ここでは図および構成の説明は省略するが、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
【0038】
モータ部31は、モータ8による発電部のことである。また、整流回路32は、リモコン装置基板11や発電機用基板10などの回路基板上に構成される、一定方向へ電圧を供給するための、例えばダイオードなどにより構成される回路である。平滑回路33も、リモコン装置基板11や発電機用基板10などの回路基板上に構成され、整流回路32からの整流電流を一定にして直流電力に変換するための回路である。
【0039】
コンデンサ34は、例えば、リモコン装置基板11や発電機用基板10などの回路基板上に設置され、整流回路32からの整流電流を蓄電する。このコンデンサ34は、リモコン1を操作するのに最低限必要な電気を蓄えることができる容量を持つコンデンサである。
【0040】
リモコン制御部35は、リモコン制御回路などによりリモコン装置全体を制御している。送信部36は、リモコンから遠隔装置へ信号を送るブロックである。この送信部36は、例えば発光ダイオードなどで構成される。
【0041】
次に、上述の第2の実施形態における電源供給回路30において、電気が発生してからリモコンが作動するまでについて説明する。
【0042】
上述したように、線状部材2を引き出すことによりモータ8の回転子が回転し、モータ部31で電気が発生する。次に、発生した電気は整流回路32において出力電圧が一定方向に流れるように制御され、平滑回路33へ送られる。
【0043】
次に、平滑回路33により一定の電力がコンデンサ34へ流れるように制御される。すなわち、これにより整流回路32からの整流電力が直流電力に変換される。その際、例えば、DC/DCコンバータや定電圧レギュレータなどを用いて直流電力の電圧を所定の電圧レベルに変換する。そして、コンデンサ34へ電気が蓄えられる。
【0044】
そして、リモコン1の使用者がリモコン1を操作すると、コンデンサ34に蓄えられている電気がリモコン1の電源として働き、リモコン制御部35を作動させ、送信部36によりリモートコントロールを可能にする。
【0045】
上述の第2の実施形態によれば、二次電池9を使用せず、発電により得られた電気をコンデンサ34に蓄え、リモコン1の電源とすることにより、少ない部品点数および、少ないスペースで一次電池を使用しないでリモコンの操作が可能となる。
【0046】
図4は、この発明の第3の実施形態における電源供給装置を有するリモコンの発電した電気の流れを示す一例の概略ブロック図であり、詳しくは、二次電池にのみ発電した電気を充電した場合の電気の流れを示すブロック図である。
【0047】
なお、この第3の実施形態における電源供給装置を有するリモコンの外観も、上述の第1および第2の実施形態と同じであり、内部構成についても、コンデンサを使用しないだけなので、ここでも図および構成の説明は省略するが、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
【0048】
モータ部41は、モータ8による発電部のことである。また、整流回路42は、リモコン装置基板11や発電機用基板10などの回路基板上に構成される一定方向へ電圧を供給するための、例えばダイオードなどにより構成される回路である。平滑回路43も、リモコン装置基板11や発電機用基板10などの回路基板上に構成され、整流回路42からの整流電流を一定にして直流電力に変換するための回路である。
【0049】
二次電池回路44は、整流回路42からの整流電流を二次電池9に充電する回路である。また、二次電池9としては、例えば、ニッケル・カドミウム電池、ニッケル水素電池やリチウム・イオン電池などが考えられる。
【0050】
リモコン制御部45は、リモコン制御回路などによりリモコン装置全体を制御している。送信部46は、リモコンから遠隔装置へ信号を送るブロックである。この送信部46は、例えば発光ダイオードなどで構成される。
【0051】
次に、上述の第3の実施形態における電源供給回路40においての、電気が発生してからリモコンが作動するまでについて説明する。
【0052】
上述したように、線状部材2を引き出すとによりモータ8の回転子が回転し、モータ部41で電気が発生する。次に、発生した電気は整流回路42において出力電圧が一定方向に流れるように制御され、平滑回路43へ送られる。
【0053】
次に、平滑回路43により一定の電力が二次電池回路44へ流れるように制御される。すなわち、これにより整流回路42からの整流電力が直流電力に変換される。その際、例えば、DC/DCコンバータや定電圧レギュレータなどを用いて直流電力の電圧を所定の電圧レベルに変換する。そして、二次電池9に充電が行われる。
【0054】
そして、リモコン1の使用者がリモコン1を操作すると、二次電池9に蓄えられている電気がリモコン1の電源として働き、送信部26によりリモートコントロールを可能にする。
【0055】
この第3の実施形態によれば、二次電池9を用いることによりあらかじめ充電しておくことで、リモコン1の使用者がリモコン1を使いたい時にその都度充電の作業を行わなくても使用が可能になる。
【0056】
以上、この発明の実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
【0057】
例えば、この実施形態では、テレビ用リモートコントローラを想定しているが、この一実施形態による電源供給装置は上述のようなビデオ用、エアコン用など様々なリモコン装置、およびその他、さまざまな携帯型電子機器、例えば、コードレス電話機の子機や携帯電話機などにも応用が可能である。
【0058】
また、例えば、電気の発生を発電機だけでなく、太陽電池による電気もあわせて供給することにより、より安定した電気が得られる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、一次電池を用いる従来型の携帯型電子機器とほぼ同様な形状で、一次電池を使用しないで発電による電気を携帯型電子機器の電源とすることで環境への負荷を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態における電源供給装置を備えたリモートコントローラの一例の斜視図である。
【図2】この発明の第1の実施形態により発電した電気の流れを示す一例の概略ブロック図である。
【図3】この発明の第2の実施形態により発電した電気の流れを示す一例の概略ブロック図である。
【図4】この発明の第3の実施形態により発電した電気の流れを示す一例の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1・・・リモートコントローラ(リモコン)、2・・・線状部材、2a・・・線状部材端、3、4、5、6・・・歯車、7・・・線状部材巻き取り部、8・・・モータ、9・・・二次電池、10・・・発電機用基板、11・・・リモートコントローラ装置基板、20,30,40・・・電源供給回路、21,31,41・・・モータ部、22,32,42・・・整流回路、23,33,43・・・平滑回路、24,34・・・コンデンサ、25,35、45・・・リモコン制御部、26,36,46・・・送信部、27,44・・・二次電池回路
Claims (8)
- リモートコントローラの内部に設けられる、リモートコントローラの電源供給装置において、
上記リモートコントローラ外に引き出された他端が所定の場所に着脱自在に固定されている線状部材を巻き取ることが可能とされ、
上記線状部材の一端が上記リモートコントローラ内に巻き取られている場合に、使用者により上記リモートコントローラの位置が動かされることにより上記線状部材が引き出されると、再び上記線状部材が巻き戻るようになされた回転力発生手段と、
上記線状部材を引き出す時に発生する回転で発電を行う発電手段とを備え、
上記発電手段にて得られた電気を電源とするリモートコントローラの電源供給装置。 - さらに、上記線状部材の巻き取り部と上記発電手段との間に上記回転を増速するための増速手段を有することを特徴とする請求項1に記載のリモートコントローラの電源供給装置。
- 上記線状部材が上記回転力発生手段と着脱自在とされたことを特徴とする請求項1に記載のリモートコントローラの電源供給装置。
- 上記発電手段にて得られた電気をコンデンサに蓄えることを特徴とする請求項1に記載のリモートコントローラの電源供給装置。
- 上記発電手段にて得られた電気を二次電池に蓄えることを特徴とする請求項1に記載のリモートコントローラの電源供給装置。
- 上記発電手段にて得られた電気をコンデンサに蓄え、上記コンデンサに蓄える際の過電流を二次電池に充電し、上記コンデンサに蓄えられた電気および上記二次電池へ充電された電気のどちらかを上記電源と
することを特徴とする請求項1に記載のリモートコントローラの電源供給装置。 - さらに、太陽電池からの電気も併用して上記電源とする電源供給手段を有することを特徴とする請求項1に記載のリモートコントローラの電源供給装置。
- 上記発電手段に含まれるモータが負荷の切り換えが可能とされたことを特徴とする請求項1に記載のリモートコントローラの電源供給装置。
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