JP2001256651A - 再生装置および再生方法 - Google Patents

再生装置および再生方法

Info

Publication number
JP2001256651A
JP2001256651A JP2000071084A JP2000071084A JP2001256651A JP 2001256651 A JP2001256651 A JP 2001256651A JP 2000071084 A JP2000071084 A JP 2000071084A JP 2000071084 A JP2000071084 A JP 2000071084A JP 2001256651 A JP2001256651 A JP 2001256651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
signal
laser
output power
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000071084A
Other languages
English (en)
Inventor
Goro Fujita
五郎 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000071084A priority Critical patent/JP2001256651A/ja
Publication of JP2001256651A publication Critical patent/JP2001256651A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光の照射による光ディスクの温度上昇
を低減可能な再生装置を提供する。 【解決手段】 再生装置90は、半導体レーザからのレ
ーザ光を集光して光ディスク81のトラックに対して照
射する光ピックアップ50と、光ディスク81からの反
射レーザ光に応じた信号を出力する信号生成回路60
と、光ディスク81に書き込まれた記録データを信号生
成回路60の出力信号MOに基づいて検出するデータ検
出回路65と、前記記録データの再生時のレーザ出力パ
ワーを第2のレベルにし、前記記録データの再生前およ
び/または再生後のレーザ出力パワーを前記第2のレベ
ル未満の正のレベルである第1のレベルにするパワー設
定回路72とを有する。光ディスク81は、例えば、超
解像光磁気ディスクとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに書き
込まれた記録データを再生する再生装置および再生方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは記録容量が大きいので、画
像情報、音楽情報、コンピュータのデータ等の保存用メ
ディアとして広く利用されている。
【0003】近年、光磁気ディスクや相変化式光ディス
ク等の光記録媒体への信号記録密度を高めるため、種々
の技術が開発されており、光ビームの光スポット径より
も小さい記録マークから信号再生を行う超解像技術が着
目されている。
【0004】超解像には、磁気超解像(MSR:Magnet
ic Super Resolution (Magnetically induced Super R
esolution ))、相変化超解像(PSR:Phase change
Super Resolution )、ROM超解像(Read-Only Memo
ry Super Resolution )等がある。再生方式としては、
光スポットの再生領域の位置によって、RAD(Rear A
perture Detection )方式、FAD(Front Aperture D
etection)方式、ダブルマスク(Double Mask )方式等
があり、RAD方式の1つとしてCAD(CentralApert
ure Detection)方式がある。
【0005】特開平3−93056号公報および特開平
3−93058号公報には、RAD方式のMSRについ
ての記載がある。RAD方式のMSRでは、記録層を磁
気的に結合される再生層と記録保持層とを含む多層膜で
構成し、再生時にはレーザ光の照射によって再生層を所
定の温度範囲に昇温し、この昇温された領域でのみ記録
保持層に書き込まれた磁化信号を再生層に転写しながら
読み取ることにより、光ビームのスポット径よりも小さ
い記録マークから信号再生を可能としている。なお、磁
化信号が再生層に転写されて読取り可能とされた領域
を、検出窓またはアパーチャという。
【0006】CAD方式のMSRでは、記録層と面内磁
化を有する再生層とを備えた光磁気記録媒体に対して、
再生層側から光ビームを照射する。すると、照射領域内
の再生層の温度が上昇する。そして、照射領域内で所定
の温度以上に上昇する検出窓(アパーチャ)のみの再生
層が面内磁化から、対応する記録層の磁性を転写した垂
直磁化に移行することにより、光ビームのスポット径よ
りも小さい記録マークから信号再生を可能としている。
【0007】このように、MSRは、再生層の磁化状態
を変化させながら、記録層に書き込まれたデータを磁気
光学効果により読み出し、超解像再生特性を得るように
している。
【0008】なお、特開平9−50350号公報には、
記憶装置の発明が開示されている。この公報には、ホス
トコンピュータに接続された光ディスク装置等の外部記
憶装置の消費電力を低減することが開示されている。具
体的には、ホストコンピュータから所定の信号が供給さ
れた場合に、スリープ信号を生成して光ディスク駆動回
路およびMPU(マイクロプロセッサユニット)への電
力供給を遮断し、光ディスクが挿入された場合にスリー
プ信号の生成を停止して電力供給を再開することが開示
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】超解像光ディスクで
は、アパーチャを生成するため、超解像を用いない光デ
ィスクよりも、再生用レーザパワーが大きくなる。すな
わち、超解像光ディスクでは、記録面を高温にしてアパ
ーチャを生成する必要がある。しかし、超解像光ディス
クのアパーチャが最適な大きさとなるようにレーザパワ
ー(レーザ出力パワー)を常時設定していると、信号再
生が不要な場合(例えば待機状態の場合)にも記録面が
高温となって好ましくない。
【0010】本発明の目的は、レーザ光の照射による光
ディスクの温度上昇を低減可能な再生装置および再生方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る再生装置
は、レーザ光を出力するレーザと、前記レーザ光を集光
して光ディスクのトラックに対して照射する対物レンズ
と、前記光ディスクからの反射レーザ光に応じた信号を
出力する生成回路と、前記光ディスクに書き込まれた記
録データを前記生成回路の出力信号に基づいて検出する
データ検出回路と、前記記録データの再生時のレーザ出
力パワーを第2のレベルにし、前記記録データの再生前
および/または再生後のレーザ出力パワーを前記第2の
レベル未満の正のレベルである第1のレベルにするパワ
ー設定回路とを有する。
【0012】本発明に係る再生装置では、好適には、前
記パワー設定回路は、待機状態において特定のトラック
上に前記レーザ光の光スポットを位置させる場合のレー
ザ出力パワーを、前記第1のレベルにする。
【0013】本発明に係る再生装置は、好適には、再生
信号に基づいて前記光ディスクのアドレス領域のアドレ
スを検出するアドレス検出回路をさらに有し、前記生成
回路は、前記反射レーザ光の光量に応じた前記再生信号
を生成し、前記第1のレベルは、前記アドレス検出回路
が前記アドレスを検出可能な前記反射レーザ光が得られ
るレベルである。
【0014】本発明に係る再生装置では、例えば、前記
パワー設定回路は、前記光ディスクのアドレス領域に対
するレーザ出力パワーを前記第1のレベルにし、前記光
ディスクのデータ領域に対するレーザ出力パワーを前記
第2のレベルにする構成としてもよい。
【0015】本発明に係る再生装置は、例えば、前記ア
ドレス検出回路が検出した前記アドレスに基づいてセク
タを検出するセクタ検出回路をさらに有し、前記パワー
設定回路は、前記記録データが書き込まれた目標セクタ
の1セクタ前または複数セクタ前から、レーザ出力パワ
ーを前記第1のレベルから前記第2のレベルに移行さ
せ、前記目標セクタに対するレーザ出力パワーを前記第
2のレベルにする構成としてもよい。
【0016】本発明に係る再生装置は、例えば、前記反
射レーザ光を受光する光検出器をさらに有し、前記デー
タ検出回路は、前記光ディスクに光磁気記録された記録
データを磁気光学信号に基づいて検出し、前記光ディス
クは、光磁気ディスクであり、前記生成回路は、前記光
検出器の出力信号に基づいて前記磁気光学信号および前
記再生信号を生成する構成としてもよい。
【0017】本発明に係る再生装置では、例えば、前記
光ディスクは、超解像光ディスクであり、前記第1のレ
ベルは、前記超解像光ディスクの超解像の動作レベルよ
りも低いレベルであり、前記第2のレベルは、前記超解
像光ディスクの超解像の動作レベル内のレベルである構
成としてもよい。
【0018】本発明に係る再生方法は、レーザからのレ
ーザ光を集光して光ディスクのトラックに対して照射
し、前記光ディスクからの反射レーザ光に基づき、前記
光ディスクに書き込まれた記録データを検出する工程
と、前記記録データの再生時のレーザ出力パワーを第2
のレベルにする工程と、前記記録データの再生前および
/または再生後のレーザ出力パワーを前記第2のレベル
未満の正のレベルである第1のレベルにする工程とを有
する。
【0019】本発明に係る再生方法は、好適には、待機
状態において特定のトラック上に前記レーザ光の光スポ
ットを位置させる場合のレーザ出力パワーを前記第1の
レベルにする工程をさらに有する。
【0020】本発明に係る再生方法は、例えば、前記光
ディスクのアドレス領域に対するレーザ出力パワーを前
記第1のレベルにする工程と、前記光ディスクのデータ
領域に対するレーザ出力パワーを前記第2のレベルにす
る工程とをさらに有する構成としてもよい。
【0021】本発明に係る再生方法は、例えば、前記記
録データが書き込まれた目標セクタに対するレーザ出力
パワーが前記第2のレベルになるように、前記目標セク
タの1セクタ前または複数セクタ前から、前記レーザ出
力パワーを前記第1のレベルから前記第2のレベルに移
行させる工程をさらに有する構成としてもよい。
【0022】本発明に係る再生方法では、例えば、前記
光ディスクは、超解像光ディスクであり、前記第1のレ
ベルは、前記超解像光ディスクの超解像の動作レベルよ
りも低いレベルであり、前記第2のレベルは、前記超解
像光ディスクの超解像の動作レベル内のレベルである構
成としてもよい。
【0023】本発明に係る再生方法では、好適には、前
記第1のレベルは、前記光ディスクのアドレス領域のア
ドレスを検出可能な光量の前記反射レーザ光が得られる
レベルである。
【0024】パワー設定回路は、記録データの再生時の
レーザ出力パワーを第2のレベルにし、記録データの再
生前および/または再生後のレーザ出力パワーを第2の
レベル未満の第1のレベルにすることで、記録データの
再生前および/または再生後の光ディスクの温度上昇を
低減でき、光ディスクの耐久性および信頼性を向上可能
であると共にレーザの消費電力を低減可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る再生装
置の実施の形態を示す概略的なブロック構成図であり、
光ディスク装置である記録再生装置(光記録再生装置)
を再生装置として例示している。
【0026】この光ディスク装置90は、モータ30
と、モータ駆動回路35と、レーザ駆動回路55と、光
ピックアップ50と、電流/電圧変換回路(IV変換回
路)52と、磁気ヘッド駆動回路25と、磁気ヘッド2
0と、2軸駆動回路42と、位相補償回路40と、信号
生成回路(生成回路)60と、アドレス検出回路61
と、セクタ検出回路62と、タイミング発生回路63
と、記録データ生成回路64と、データ検出回路65
と、PLL回路66と、制御回路70と、目標パワー設
定回路(パワー設定回路)72と、モード切替回路75
とを有する。
【0027】制御回路70は、光ディスク装置90の全
体の制御を司るコントローラであり、例えばマイクロコ
ンピュータ(マイコン)により構成する。この制御回路
70は、磁気ヘッド駆動回路25、モータ駆動回路3
5、レーザ駆動回路55、位相補償回路40、2軸駆動
回路42、光ピックアップ50、IV変換回路52、信
号生成回路60、アドレス検出回路61、セクタ検出回
路62、タイミング発生回路63、記録データ生成回路
64、データ検出回路65、PLL(Phase Locked Loo
p )回路66、目標パワー設定回路72等を制御する。
【0028】磁気ヘッド駆動回路25は、記録するデー
タ(信号)に応じて励磁電流を磁気ヘッド20に供給し
て磁気ヘッド20を駆動する。磁気ヘッド20は、磁気
ヘッド駆動回路25からの励磁電流により励磁されて磁
力線を発生し、記録するデータに応じた磁界をレーザ照
射箇所に印加する。
【0029】モータ20は、例えばスピンドルモータに
より構成され、光ディスク81を所定の回転速度で回転
させる。モータ駆動回路35は、モータ30に駆動電力
(駆動電源)を供給し、例えば光ディスク81の線速度
が一定となるようにモータ30を駆動する。このモータ
駆動回路35は、PWM(Pulse Width Modulation)制
御によりモータ30を駆動してもよく、PLL(Phase
Locked Loop )制御によりモータ30を駆動してもよ
い。
【0030】光ディスク81は、光ピックアップ50か
らのレーザ光LBと磁気ヘッド20からの印加磁界とに
より、磁界変調方式(磁界変調記録方式)でデータが書
き込まれて記録される。この光ディスク81は、例えば
光磁気ディスクにより構成され、この光磁気ディスク
は、ランドおよびグルーブが形成されたランドグルーブ
構成を有する。以下、光ディスク81が光磁気ディスク
である場合を例示して説明する。
【0031】光ピックアップ50は、光磁気ディスク8
1で反射したレーザ光(反射レーザ光)に基づき、信号
A1〜D1,A2〜D2を生成してIV変換回路52に
出力する。IV変換回路52は、信号A1〜D1,A2
〜F2を増幅して信号生成回路60に供給する。なお、
IV変換回路52は、ヘッドアンプを構成している。
【0032】信号生成回路60は、IV変換回路52か
らの増幅された信号A1〜D1,A2〜F2に基づき、
例えば次式に基づき、非点収差法によりフォーカス誤
差信号FEを生成する。また、信号生成回路60は、例
えば次式に基づき、プッシュプル法によりトラッキン
グ誤差信号TEを生成する。また、信号生成回路60
は、例えば次式に基づき反射光量に応じた再生信号R
Fを生成し、次式に基づき磁気光学信号MOを生成す
る。
【0033】
【数1】 FE=(A1+C1)−(B1+D1)+(A2+C2)−(B2+D2) … TE=(A1+B1)−(C1+D1)+(A2+B2)−(C2+D2) … RF=(A1+B1+C1+D1)+(A2+B2+C2+D2) … MO=(A1+B1+C1+D1)−(A2+B2+C2+D2) …
【0034】再生信号RFは、アドレス検出回路61、
制御回路70等に供給される。フォーカス誤差信号FE
およびトラッキング誤差信号TEは、位相補償回路40
等に供給される。磁気光学信号MOは、データ検出回路
65、PLL回路66等に供給される。PLL回路66
は、磁気光学信号MOに基づいてデータ検出用の同期信
号CKを生成し、この同期信号CKをデータ検出回路6
5に供給する。
【0035】位相補償回路40は、フォーカス誤差信号
FEおよびトラッキング誤差信号TEを補償(位相補償
および/または周波数補償)した補償信号を生成して2
軸駆動回路42に供給する。
【0036】2軸駆動回路42は、フォーカス誤差信号
FEの補償信号を増幅して駆動信号Sfeを生成し、この
駆動信号Sfeを光ピックアップ50内のフォーカシング
・アクチュエータに供給する。前記フォーカシング・ア
クチュエータは、駆動信号Sfeに基づいて光ピックアッ
プ50内の対物レンズを、光磁気ディスク81の信号記
録面とは直交するフォーカス方向に移動させ、光磁気デ
ィスク81と対物レンズとを所定の距離に保持してフォ
ーカスサーボを実現する。
【0037】また、2軸駆動回路42は、トラッキング
誤差信号TEの補償信号を増幅して駆動信号Steを生成
し、この駆動信号Steを光ピックアップ50内のトラッ
キング・アクチュエータに供給する。前記トラッキング
・アクチュエータは、駆動信号Steに基づいて対物レン
ズを、光磁気ディスク81の半径方向に移動させ、レー
ザ光の焦点の中心がトラックの中央部に位置するように
移動させ、トラッキングサーボを実現する。
【0038】アドレス検出回路61は、再生信号RFに
基づいて光磁気ディスク81のアドレス領域のアドレス
等を検出し、検出したアドレス等を示す信号S61をセ
クタ検出回路62、データ検出回路65、制御回路70
等に供給する。
【0039】セクタ検出回路62は、信号S61に基づ
いてセクタの開始を検出し、セクタ検出信号S62をタ
イミング発生回路63およびデータ検出回路65に供給
する。なお、光磁気ディスク81は、ディスク製造時に
スタンパによりセクタの開始を示す記録マークをトラッ
クに形成し、当該記録マークを示す信号がアドレス検出
回路61からセクタ検出回路62に供給される構成とし
てもよい。
【0040】タイミング発生回路63は、セクタ検出信
号S62に基づいてタイミング信号ST、ライトイネー
ブル信号WE、および、リードイネーブル信号REを生
成し、これらの信号ST,RE,WEは、記録データ生
成回路64および目標パワー設定回路72に供給され
る。
【0041】モード切替回路75は、記録モードと再生
モードとを切り替える切替信号SMを生成し、この切替
信号SMを制御回路70および目標パワー設定回路72
に供給する。
【0042】記録データ生成回路64は、光磁気ディス
ク81に記録するデータを示す入力信号Siが供給さ
れ、目標セクタに記録するデータを、ライトイネーブル
信号WEに基づいて所定の書込タイミングで磁気ヘッド
駆動回路25に供給する。磁気ヘッド駆動回路25は、
記録データ生成回路64からのデータに応じて磁気ヘッ
ド20を駆動し、当該データに応じた磁界を光磁気ディ
スク81に印加し、光磁気ディスク81にデータ(入力
信号Si)を光磁気記録する。
【0043】データ検出回路65は、信号生成回路60
からの磁気光学信号MOと、アドレス検出回路61から
の信号S61と、セクタ検出回路62からのセクタ検出
信号S62と、PLL回路66からの同期信号CKとに
基づき、光磁気ディスク81に光磁気記録された記録デ
ータを再生モード時に検出し、出力信号Soとして出力
する。
【0044】目標パワー設定回路72は、モード切換信
号SMとタイミング信号STとイネーブル信号RE,W
Eとに基づき、光ピックアップ50のレーザ出力パワー
を設定する設定信号S72を所定のタイミングで生成
し、当該設定信号S72をレーザ駆動回路55に供給す
る。この目標パワー設定回路72は、記録データの再生
時のレーザ出力パワーを第2のレベルL2にし、前記記
録データの再生前および/または再生後のレーザ出力パ
ワーを第2のレベルL2未満の正のレベルである第1の
レベルL1にする。このように再生モード時のレーザ出
力パワーを設定することで、光磁気ディスク81の温度
上昇を低減可能であると共に、レーザ出力パワーを低減
可能である。
【0045】また、目標パワー設定回路72は、待機状
態において特定のトラック上に前記レーザ光の光スポッ
トを位置させる場合のレーザ出力パワーを第1のレベル
L1にする。例えば、制御回路70は、待機状態の場合
に信号生成回路60等を介してトラッキング制御を行っ
て光スポットを特定のトラック上に位置させ(または周
回させ)、このときのレーザ出力パワーを目標パワー設
定回路72は第1のレベルL1にする。なお、前記第1
のレベルL1は、アドレス検出回路61がアドレスを検
出可能な反射レーザ光が得られるレベルとする。また、
第1のレベルL1は、トラッキング誤差信号TEを用い
たトラッキングサーボおよびフォーカス誤差信号FEを
用いたフォーカスサーボが可能な反射レーザ光が得られ
るレベルとする。
【0046】レーザ駆動回路55は、制御回路70の制
御下で、モニタ用信号SPと設定信号S72とに基づい
てレーザ駆動信号SLを生成し、当該レーザ駆動信号S
Lにより光ピックアップ50内のレーザを駆動してレー
ザ出力パワーを設定信号S72に応じたレベルにする。
【0047】光ピックアップ 図2は、図1の記録再生装置90内の光ピックアップ5
0を例示する概略的な構成図である。この光ピックアッ
プ50は、レーザ4と、コリメータレンズ5と、ビーム
スプリッタ3と、偏光ビームスプリッタ13と、対物レ
ンズ2と、光検出器8,18,19と、レンズホルダ2
Hと、フォーカシング・アクチュエータ2Fと、トラッ
キング・アクチュエータ2Tと、円筒レンズ7,17
と、集光レンズ6,9,16とを有する。
【0048】対物レンズ2は、レンズホルダ2Hに保持
されている。フォーカシング・アクチュエータ2Fは、
駆動信号Sfeに基づき、レンズホルダ2Hを光磁気ディ
スク81の記録面とは垂直なフォーカス方向に移動さ
せ、その結果、対物レンズ2をフォーカス方向に移動さ
せる。トラッキング・アクチュエータ2Tは、駆動信号
Steに基づき、レンズホルダ2Hを光磁気ディスク81
の半径方向(ディスク半径方向)に移動させ、その結
果、対物レンズ2をディスク半径方向に移動させる。
【0049】レーザ4は、例えば半導体レーザにより構
成し、レーザ駆動回路55により駆動される。このレー
ザ4は、コヒーレント光を放射する光源および発光素子
の一例であり、直線偏光のレーザ光を出力する。レーザ
4は、レーザ光を出力してコリメータレンズ5に供給す
る。
【0050】コリメータレンズ5は、レーザ4からのレ
ーザ光を平行光にしてビームスプリッタ3に供給する。
ビームスプリッタ3は、コリメータレンズ5からの入射
レーザ光の大部分を通過させて対物レンズ2に供給し、
前記入射レーザ光の一部分を反射して集光レンズ9に供
給する。
【0051】集光レンズ9は、ビームスプリッタ3から
の反射レーザ光を収束して光検出器19に供給する。光
検出器19は、集光レンズ9からのレーザ光を受光領域
19Aで受光して光電変換し、レーザ光の強度に対応す
る信号SPを生成する。この光検出器19の出力信号S
Pは、レーザ4の発光強度のモニタ用または光磁気ディ
スク81の記録面(記録膜)上におけるビーム強度のモ
ニタ用に利用される。
【0052】対物レンズ2は、ビームスプリッタ3から
のレーザ光を収束させて光磁気ディスク81の信号記録
面(記録膜)に供給する。また、対物レンズ2は、光磁
気ディスク81の信号記録面で反射したレーザ光を、ビ
ームスプリッタ3に戻す。
【0053】ビームスプリッタ3は、対物レンズ2から
のレーザ光を反射して偏光ビームスプリッタ13に供給
する。偏光ビームスプリッタ13は、ビームスプリッタ
3からの反射レーザ光を分離して集光レンズ6,16に
供給する。なお、入射レーザ光に対して反射レーザ光の
偏光面が、光磁気ディスク81の磁化の極性N,Sに応
じて正方向または負方向にわずかに回転する。したがっ
て、反射レーザ光が偏光ビームスプリッタ13を通過す
る時に前記極性N,Sにより光検出器8,18への分配
量が異なることを利用して、分配量の差分を示す磁気光
学信号MOから記録データを検出することが可能であ
る。
【0054】集光レンズ6は、偏光ビームスプリッタ1
3を通過したレーザ光を収束させ、円筒レンズ7を介し
て光検出器8に供給する。光検出器8は、集光レンズ6
からのレーザ光を受光領域8A〜8Dで受光して光電変
換し、信号(受光信号)A1〜D1を生成してIV変換
回路52に出力する。
【0055】集光レンズ16は、偏光ビームスプリッタ
13で反射したレーザ光を収束させ、円筒レンズ17を
介して光検出器18に供給する。光検出器18は、集光
レンズ16からのレーザ光を受光領域18A〜18Dで
受光して光電変換し、信号(受光信号)A2〜D2を生
成してIV変換回路52に出力する。
【0056】光検出器8,18は4分割光検出器からな
り、光磁気ディスク81のトラック方向に対応する方向
とその垂直方向とに沿って受光領域が4等分割または実
質的に4等分割されており、受光領域8A〜8D,18
A〜18Dを構成している。受光領域8A〜8Dは、供
給されるレーザ光の光量に応じた信号A1〜D1を生成
し、受光領域18A〜18Dは、供給されるレーザ光の
光量に応じた信号A2〜D2を生成する。光検出器8,
18は、例えば逆バイアス電圧を印加したホトダイオー
ドにより構成し、光量に応じた逆電流を発生させて信号
A1〜D1,A2〜D2とし、これらの信号A1〜D
1,A2〜D2をIV変換回路52に供給する。
【0057】レーザパワー 一般的な光ディスク装置では、光磁気ディスクが超解像
光磁気ディスク以外の光ディスクである場合は、再生時
のレーザ出力パワーは、再生信号RFおよび/または磁
気光学信号MOのS/Nが飽和するレーザ出力パワーで
あって、記録マークが消去されないような範囲での低レ
ベルのレーザパワーに設定される。
【0058】記録再生装置90において、光磁気ディス
ク81が例えば超解像光磁気ディスクである場合、目標
パワー設定回路72は、超解像再生を行うのに必要なレ
ーザ出力パワーであって、アパーチャが隣接トラックに
またがってクロストークを起こすことがないような範囲
での最適なレーザ出力パワーに設定する。再生時のレー
ザ出力パワーは超解像の動作レベルで最適となるように
設定されるので、超解像光磁気ディスク以外の光ディス
クに比べてレーザ出力パワーが大きくなり、温度上昇が
大きくなって好ましくない。
【0059】温度上昇の対策の一例として、再生モード
時において、セクタ内のアドレス領域に対するレーザ出
力パワーを第1のレベルL1とし、セクタ内のデータ領
域に対するレーザ出力パワーを第2のレベルL2とす
る。図3は、タイミング信号STと、リードイネーブル
信号REと、レーザ出力パワーと、信号記録面の記録マ
ークと、記録マークに対応するデータフォーマットとの
関係を例示する説明図である。
【0060】光磁気ディスク81のアドレス領域では、
エンボスピットPからなる記録マークによってアドレス
が記録されており、反射光量に応じた再生信号RFによ
りアドレスを検出可能である。データ領域では、記録マ
ークMによってデータが光磁気記録されており、カー回
転角に応じた磁気光学信号MOにより記録データを検出
可能である。記録マークMは第1および第2の記録マー
クM1,M0を有し、第1の記録マークM1は記録デー
タのビット1に対応し、第2の記録マークM0は記録デ
ータのビット0に対応する。
【0061】タイミング信号STは、データ領域の先端
で立ち上がり、データ領域の後端で立ち下がる。リード
イネーブル信号REは、アドレス領域の先端で立ち上が
り、後続のデータ領域の後端で立ち下がる。リードイネ
ーブル信号REの立上り時刻は、タイミング信号STの
立上り時刻よりも時間Tだけ前になっている。レーザ出
力パワーは、データ領域の先端で第1のレベルL1から
第2のレベルL2に切り替わり、データ領域の後端で第
2のレベルL2から第1のレベルL1に切り替わる。タ
イミング信号STがハイレベルの場合に、レーザ出力パ
ワーは第2のレベルL2になっている。なお、レベルL
0は基準となる零レベルである。このように、レーザ出
力レベルを設定することで、光磁気ディスク81の温度
上昇を低減可能であり、レーザ消費電力を低減可能であ
る。
【0062】また、再生モードにおいて、目標セクタで
のレーザ出力パワーを第2のレベルL2とし、目標セク
タ以外(または目標セクタ付近以外)のセクタでのレー
ザ出力パワーを第1のレベルL1としてもよい。例え
ば、目標セクタの1セクタ前または複数セクタ前からレ
ーザ出力パワーを第1のレベルL1から第2のレベルL
2に移行させ、目標セクタの後でレーザ出力パワーを第
2のレベルL2から第1のレベルL1に移行させる。図
4は、タイミング信号STと、リードイネーブル信号R
Eと、レーザ出力パワーとの関係を例示する第2の説明
図である。
【0063】図4の説明図において、セクタa〜eのう
ち、セクタdが目標セクタである。タイミング信号ST
は、セクタa,b,eにおいてローレベルであり、セク
タc,dにおいてハイレベルである。リードイネーブル
信号REは、目標セクタdにおいてハイレベルであり、
他のセクタa,b,c,eにおいてローレベルである。
レーザ出力パワー(レーザ出力レベル)は、セクタcに
おいて第1のレベルL1から第2のレベルL2に移行
し、セクタeにおいて第2のレベルL2から第1のレベ
ルL1に移行する。このようにレーザ出力パワーを設定
することで、目標セクタ(または目標セクタ付近)以外
に光スポットが位置する時に光磁気ディスク81の温度
上昇を低減可能である。
【0064】一方、再生モードにおいて、信号記録面か
ら記録データ(信号)を読み出していない待機状態であ
る場合、特に、特定のトラック上で光スポットをスチル
させている(周回させている)場合、レーザ出力パワー
を第1のレベルL1としてもよい。そして、信号記録面
から信号を読み出している場合は、レーザパワーを第2
のレベルL2とする。このようにレーザパワーを設定す
ることで、待機状態での光磁気ディスク81の温度上昇
を低減可能である。
【0065】記録再生装置90の動作 図5は、記録再生装置90の再生モード時の第1の動作
例を示す概略的なフローチャートである。先ず、ステッ
プS1では、目標パワー設定回路72は、レーザ出力パ
ワーを第1のレベルL1にする設定信号S72をレーザ
駆動回路55に出力する。レーザ駆動回路55は、当該
設定信号S72に基づいて光ピックアップ50内のレー
ザ4を駆動し、レーザ出力パワーを第1のレベルL1に
する。対物レンズ2は、レーザ4からのレーザ光を集光
して光磁気ディスク81のトラックに照射し、光検出器
8,18,19は反射レーザ光を受光する。信号生成回
路60は、光検出器8または光検出器18の出力信号に
基づいて再生信号RFを生成し、再生信号RFをアドレ
ス検出回路61等に供給する。
【0066】ステップS2では、制御回路70は、記録
再生装置90が待機状態であるか否かを判定し、待機状
態でない場合にステップS3に進む。待機状態では、レ
ーザ出力パワーは第1のレベルL1であり、例えば特定
のトラック上を光スポットが周回する場合のレーザ出力
パワーを第1のレベルL1とする。
【0067】ステップS3では、セクタ検出回路62
は、アドレス検出回路61の出力信号S61に基づいて
目標セクタを検出し(光スポットが目標セクタ上に位置
することを検出し)、セクタ検出信号S62をタイミン
グ発生回路63に出力する。タイミング発生回路63
は、セクタ検出信号S62に基づき、リードイネーブル
信号REとタイミング信号STとを生成する。例えば、
図3の説明図に示すように、リードイネーブル信号RE
は目標セクタでのみハイレベルとし、タイミング信号S
Tは目標セクタのデータ領域でのみハイレベルとする構
成としてもよい。
【0068】ステップS4では、目標パワー設定回路7
2は、タイミング信号STに基づき、レーザ出力パワー
を第2のレベルL2にする設定信号S72をレーザ駆動
回路55に出力する。レーザ駆動回路55は、当該設定
信号S72に基づいて光ピックアップ50内のレーザ4
を駆動し、レーザ出力パワーを第2のレベルL2にす
る。対物レンズ2は、レーザ4からのレーザ光を集光し
て光磁気ディスク81に照射し、光検出器8,18,1
9は反射レーザ光を受光する。
【0069】ステップS5では、信号生成回路60は、
反射レーザ光を受けた光検出器8,18の出力信号A1
〜D1,A2〜D2に基づき、再生信号RFと磁気光学
信号MOとを生成する。データ検出回路65は、光磁気
ディスク81に書き込まれた記録データを、リードイネ
ーブル信号REのハイレベル時に、磁気光学信号MOに
基づいて検出する。
【0070】ステップS6では、タイミング発生回路6
3は、目標セクタの終了時に、リードイネーブル信号R
Eおよびタイミング信号STの生成を終了し、例えば信
号RE,STの双方をローレベルにし、ステップS1に
戻る。
【0071】図6は、記録再生装置90の再生モード時
の第2の動作例を示す概略的なフローチャートである。
先ず、ステップS11では、目標パワー設定回路72
は、レーザ出力パワーを第1のレベルL1にする設定信
号S72をレーザ駆動回路55に出力する。レーザ駆動
回路55は、当該設定信号S72に基づいて光ピックア
ップ50内のレーザ4を駆動し、レーザ出力パワーを第
1のレベルL1にする。対物レンズ2は、レーザ4から
のレーザ光を集光して光磁気ディスク81に照射し、光
検出器8,18,19は反射レーザ光を受光する。信号
生成回路60は、光検出器8または光検出器18の出力
信号に基づいて再生信号RFを生成し、再生信号RFを
アドレス検出回路61等に供給する。
【0072】ステップS12では、制御回路70は、記
録再生装置90が待機状態であるか否かを判定し、待機
状態でない場合にステップS13に進む。待機状態で
は、レーザ出力パワーは第1のレベルL1であり、例え
ば特定のトラック上を光スポットが周回する場合のレー
ザ出力パワーを第1のレベルL1とする。
【0073】ステップS13では、セクタ検出回路62
は、アドレス検出回路61の出力信号S61に基づいて
目標セクタのKセクタ前(Kは自然数)のセクタを検出
し、当該Kセクタ前のセクタの検出を示すセクタ検出信
号S62をタイミング発生回路63に出力する。タイミ
ング発生回路63は、セクタ検出信号S62に基づき、
タイミング信号STを生成する。例えば、図4の説明図
に示すように、タイミング信号STは目標セクタの1セ
クタ前と目標セクタとでのみハイレベルとなる構成とし
てもよい。
【0074】ステップS14では、目標パワー設定回路
72は、タイミング信号STに基づき、レーザ出力パワ
ーを第2のレベルL2にする設定信号S72をレーザ駆
動回路55に出力する。レーザ駆動回路55は、当該設
定信号S72に基づいて光ピックアップ50内のレーザ
4を駆動し、レーザ出力パワーを第2のレベルL2にす
る。このように、目標セクタよりも前にレーザ出力レベ
ルを第1のレベルL1から第2のレベルL2に移行させ
ることで、レーザ4および/またはレーザ駆動回路55
の時定数が大きい場合に、目標セクタに対するレーザ出
力パワーを確実に第2のレベルL2にすることができ
る。対物レンズ2は、レーザ4からのレーザ光を集光し
て光磁気ディスク81に照射し、光検出器8,18,1
9は反射レーザ光を受光して出力信号を信号生成回路6
0に供給する。
【0075】ステップS15では、セクタ検出回路62
は、アドレス検出回路61の出力信号S61に基づいて
目標セクタを検出し、目標セクタの検出を示すセクタ検
出信号S62をタイミング発生回路63に出力する。タ
イミング発生回路63は、当該セクタ検出信号S62に
基づき、リードイネーブル信号REを生成する。例え
ば、図4の説明図に示すように、リードイネーブル信号
REは目標セクタでのみハイレベルとなる構成としても
よい。
【0076】ステップS16では、信号生成回路60
は、反射レーザ光を受けた光検出器8,18の出力信号
A1〜D1,A2〜D2に基づき、再生信号RFと磁気
光学信号MOとを生成する。データ検出回路65は、光
磁気ディスク81に書き込まれた記録データを、リード
イネーブル信号REのハイレベル時に、磁気光学信号M
Oに基づいて検出する。
【0077】ステップS17では、タイミング発生回路
63は、目標セクタの終了時に、リードイネーブル信号
REおよびタイミング信号STの生成を終了し、例えば
信号RE,STの双方をローレベルにしてステップS1
1に戻る。
【0078】なお、記録再生装置90において、目標パ
ワー設定回路72とレーザ駆動回路55とを一体化して
もよく、アドレス検出回路61とセクタ検出回路62と
を一体化してもよい。また、上記実施の形態は本発明の
例示であり、本発明は上記実施の形態に限定されない。
【0079】
【発明の効果】本発明に係る再生装置および再生方法に
よれば、記録データの再生時のレーザ出力パワーを第2
のレベルにし、記録データの再生前および/または再生
後のレーザ出力パワーを第2のレベル未満の第1のレベ
ルにすることで、記録データの再生前および/または再
生後の光ディスクの温度上昇を低減でき、光ディスクの
耐久性および信頼性を向上可能であると共にレーザの消
費電力を低減可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る再生装置の実施の形態を示す概略
的なブロック構成図であり、光ディスク装置である記録
再生装置(光記録再生装置)を再生装置として例示して
いる。
【図2】図1の記録再生装置内の光ピックアップを例示
する概略的な構成図である。
【図3】再生モード時におけるタイミング信号STと、
リードイネーブル信号REと、レーザ出力パワーと、信
号記録面の記録マークと、記録マークに対応するデータ
フォーマットとの関係を例示する説明図である。
【図4】タイミング信号STと、リードイネーブル信号
REと、レーザ出力パワーとの関係を例示する第2の説
明図である。
【図5】図1の記録再生装置の再生モード時における第
1の動作例を示す概略的なフローチャートである。
【図6】図1の記録再生装置の再生モード時における第
2の動作例を示す概略的なフローチャートである。
【符号の説明】
2…対物レンズ、2F…フォーカシング・アクチュエー
タ、2H…レンズホルダ、2T…トラッキング・アクチ
ュエータ、3…ビームスプリッタ、4…レーザ、5…コ
リメータレンズ、6,9,16…集光レンズ、7,17
…円筒レンズ、8,18,19…光検出器、8A〜8
D,18A〜18D,19A…受光領域、13…偏光ビ
ームスプリッタ、25…磁気ヘッド駆動回路、20…磁
気ヘッド、30…モータ、35…モータ駆動回路、40
…位相補償回路、42…2軸駆動回路、50…光ピック
アップ、52…電流/電圧変換回路(IV変換回路)、
55…レーザ駆動回路、60…信号生成回路(生成回
路)、61…アドレス検出回路、62…セクタ検出回
路、63…タイミング発生回路、64…記録データ生成
回路、65…データ検出回路、66…PLL回路、70
…制御回路、72…目標パワー設定回路(パワー設定回
路)、75…モード切替回路、81…光磁気ディスク
(光ディスク)、CK…同期信号、FE…フォーカス誤
差信号、L0…基準レベル、L1…第1のレベル、L2
…第2のレベル、LB…レーザ光、M…記録マーク、M
O…磁気光学信号、P…エンボスピット、RE…リード
イネーブル信号、RF…再生信号、S62…セクタ検出
信号、S72…設定信号、Si…入力信号、SL…レー
ザ駆動信号、SM…切替信号、So…出力信号、ST…
タイミング信号、TE…トラッキング誤差信号、WE…
ライトイネーブル信号。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光を出力するレーザと、 前記レーザ光を集光して光ディスクのトラックに対して
    照射する対物レンズと、 前記光ディスクからの反射レーザ光に応じた信号を出力
    する生成回路と、 前記光ディスクに書き込まれた記録データを前記生成回
    路の出力信号に基づいて検出するデータ検出回路と、 前記記録データの再生時のレーザ出力パワーを第2のレ
    ベルにし、前記記録データの再生前および/または再生
    後のレーザ出力パワーを前記第2のレベル未満の正のレ
    ベルである第1のレベルにするパワー設定回路とを有す
    る再生装置。
  2. 【請求項2】前記パワー設定回路は、待機状態において
    特定のトラック上に前記レーザ光の光スポットを位置さ
    せる場合のレーザ出力パワーを、前記第1のレベルにす
    る請求項1記載の再生装置。
  3. 【請求項3】再生信号に基づいて前記光ディスクのアド
    レス領域のアドレスを検出するアドレス検出回路をさら
    に有し、 前記生成回路は、前記反射レーザ光の光量に応じた前記
    再生信号を生成し、 前記第1のレベルは、前記アドレス検出回路が前記アド
    レスを検出可能な前記反射レーザ光が得られるレベルで
    ある請求項1記載の再生装置。
  4. 【請求項4】前記パワー設定回路は、前記光ディスクの
    アドレス領域に対するレーザ出力パワーを前記第1のレ
    ベルにし、前記光ディスクのデータ領域に対するレーザ
    出力パワーを前記第2のレベルにする請求項3記載の再
    生装置。
  5. 【請求項5】前記アドレス検出回路が検出した前記アド
    レスに基づいてセクタを検出するセクタ検出回路をさら
    に有し、 前記パワー設定回路は、前記記録データが書き込まれた
    目標セクタの1セクタ前または複数セクタ前から、レー
    ザ出力パワーを前記第1のレベルから前記第2のレベル
    に移行させ、前記目標セクタに対するレーザ出力パワー
    を前記第2のレベルにする請求項3記載の再生装置。
  6. 【請求項6】前記反射レーザ光を受光する光検出器をさ
    らに有し、 前記データ検出回路は、前記光ディスクに光磁気記録さ
    れた記録データを磁気光学信号に基づいて検出し、 前記光ディスクは、光磁気ディスクであり、 前記生成回路は、前記光検出器の出力信号に基づいて前
    記磁気光学信号および前記再生信号を生成する請求項3
    記載の再生装置。
  7. 【請求項7】前記光ディスクは、超解像光ディスクであ
    り、 前記第1のレベルは、前記超解像光ディスクの超解像の
    動作レベルよりも低いレベルであり、 前記第2のレベルは、前記超解像光ディスクの超解像の
    動作レベル内のレベルである請求項1記載の再生装置。
  8. 【請求項8】レーザからのレーザ光を集光して光ディス
    クのトラックに対して照射し、前記光ディスクからの反
    射レーザ光に基づき、前記光ディスクに書き込まれた記
    録データを検出する工程と、 前記記録データの再生時のレーザ出力パワーを第2のレ
    ベルにする工程と、 前記記録データの再生前および/または再生後のレーザ
    出力パワーを前記第2のレベル未満の正のレベルである
    第1のレベルにする工程とを有する再生方法。
  9. 【請求項9】待機状態において特定のトラック上に前記
    レーザ光の光スポットを位置させる場合のレーザ出力パ
    ワーを前記第1のレベルにする工程をさらに有する請求
    項8記載の再生方法。
  10. 【請求項10】前記光ディスクのアドレス領域に対する
    レーザ出力パワーを前記第1のレベルにする工程と、 前記光ディスクのデータ領域に対するレーザ出力パワー
    を前記第2のレベルにする工程とをさらに有する請求項
    8記載の再生方法。
  11. 【請求項11】前記記録データが書き込まれた目標セク
    タに対するレーザ出力パワーが前記第2のレベルになる
    ように、前記目標セクタの1セクタ前または複数セクタ
    前から、前記レーザ出力パワーを前記第1のレベルから
    前記第2のレベルに移行させる工程をさらに有する請求
    項8記載の再生方法。
  12. 【請求項12】前記光ディスクは、超解像光ディスクで
    あり、 前記第1のレベルは、前記超解像光ディスクの超解像の
    動作レベルよりも低いレベルであり、 前記第2のレベルは、前記超解像光ディスクの超解像の
    動作レベル内のレベルである請求項8記載の再生方法。
  13. 【請求項13】前記第1のレベルは、前記光ディスクの
    アドレス領域のアドレスを検出可能な光量の前記反射レ
    ーザ光が得られるレベルである請求項8記載の再生方
    法。
JP2000071084A 2000-03-09 2000-03-09 再生装置および再生方法 Pending JP2001256651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000071084A JP2001256651A (ja) 2000-03-09 2000-03-09 再生装置および再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000071084A JP2001256651A (ja) 2000-03-09 2000-03-09 再生装置および再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001256651A true JP2001256651A (ja) 2001-09-21

Family

ID=18589718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000071084A Pending JP2001256651A (ja) 2000-03-09 2000-03-09 再生装置および再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001256651A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008130101A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Kenwood Corp 光ディスク再生装置、待機状態設定方法及び待機状態設定プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008130101A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Kenwood Corp 光ディスク再生装置、待機状態設定方法及び待機状態設定プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH056590A (ja) 光磁気記録装置
US20050281177A1 (en) High track density super resolution mo-rom medium
JPH11120639A (ja) 光磁気情報記録装置
JPH10112043A (ja) 再生装置
JPH11353732A (ja) 光磁気記録再生方法及び装置
JP2002216403A (ja) 光磁気ディスクのアニール方法、及び光磁気ディスク
WO1991011806A1 (en) Magneto-optical recording/reproducing apparatus
US6314061B1 (en) Linear high density magneto-optical recording apparatus
US6985428B2 (en) Optical recording medium, recording, and reproduction apparatus having multiple recording capacity features
JP2001256651A (ja) 再生装置および再生方法
JP2001176145A (ja) ディスク記録方法及び装置並びに記録媒体
JP2005339652A (ja) 光ディスク、光ディスク装置及びフォーカス最適化方法
WO2000030088A1 (fr) Procede pour optimiser la puissance de reproduction laser d'un support d'enregistrement magneto-optique, et unite de disques magnetiques magneto-optique utilisant ce procede
JPH1092046A (ja) 光磁気情報再生装置
JP3480023B2 (ja) 光ディスク装置
KR100598307B1 (ko) 광 기록/재생 장치
JP2001216693A (ja) 光磁気記録媒体、再生装置および再生方法
JPH1092039A (ja) 光磁気記録再生方法及びその再生装置
WO2005024816A1 (ja) 光磁気情報記録媒体の熱処理判定方法および熱処理判定装置
JP2002163849A (ja) 光磁気情報再生方法及び装置
JPH11306614A (ja) 光磁気記録再生方法及び装置
JP2001126334A (ja) 光ピックアップ、記録再生装置および記録方法
JP2002157795A (ja) 光磁気情報再生テスト方法及び光磁気情報記録再生装置
JP2004134004A (ja) 光磁気記録媒体の再生方法及び再生装置
JP2003059139A (ja) 光磁気情報再生装置