JP2003059139A - 光磁気情報再生装置 - Google Patents

光磁気情報再生装置

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JP2003059139A
JP2003059139A JP2001242728A JP2001242728A JP2003059139A JP 2003059139 A JP2003059139 A JP 2003059139A JP 2001242728 A JP2001242728 A JP 2001242728A JP 2001242728 A JP2001242728 A JP 2001242728A JP 2003059139 A JP2003059139 A JP 2003059139A
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Toshimasa Miura
利雅 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広帯域なフォトディテクタや高速なAPC回
路を必要としないで低コスト化でき、しかも安定した動
作を可能とする光磁気情報再生装置を提供する。 【解決手段】 レーザダイオード8のレーザ光はビーム
スプリッタ11を経てその透過光により光磁気ディスク
3に照射し、その反射光をフォトディテクタ14で受光
すると共に、ビームスプリッタ11の反射光をフォトデ
ィテクタ19で受光し、その出力に基づいてAPC回路
21によりレーザダイオードドライバ9による駆動電流
を制御してAPC制御を行う。光磁気記録されたMO部
をリードする場合、その手前でリードパワーを切り替
え、かつID部をリードしたID信号に対するゲインも
同時に切り替えるようにして、低速のAPC回路21で
も安定してMO部等のリードを行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に大容量のデー
タの光磁気的再生に適した光磁気情報再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光学的に情報を記録或いは再生する光学
的な記録再生装置は、コンピュータによる画像処理等の
大量のデータを扱う処理を行う場合の記録手段や再生手
段として広く採用される状況にある。この場合、光磁気
現象を利用した光磁気記録再生装置は情報を書き換え可
能で記録することができるため、大量のデータを記録し
たり、再生したりする場合にしばしば採用される。
【0003】図5は従来技術における光磁気情報再生方
法を示す。具体例として、図5(A)で示す光磁気ディ
スクにおける斜線部で示す光磁気現象を利用した情報の
記録部としてのMO部(3セクタ)を再生する場合、図
5(B)に示すように各MO部の先頭のID部のアドレ
スデータを読み取る場合には、低いリードパワー(L)
で読み取り、MO部のデータを読み取る場合には高いリ
ードパワーに切り替えて、そのデータを読み取るように
している。なお、この場合には、本実施の形態の特徴と
なるIDゲインに関しては固定された状態に対応する。
【0004】光磁気現象を利用した情報再生方法とし
て、光スポット内の温度分布を利用してスポット径以下
のマークを読み取る技術、いわゆる磁気超解像(MS
R)が提案され、情報記録密度が飛躍的に向上した。こ
の磁気超解像を利用した媒体においては、MO部の情報
を再生する際にある程度のレーザの発光パワー(=リー
ドパワー)が必要である(特開2000−20044
8:P.8:L17〜19部参照)。
【0005】しかし、アドレス情報が記録してあるID
部(=エンボス部)では反射率が高いため、MO部と同
じリードパワーではID信号の振幅が大きくなりすぎて
しまい再生系のダイナミックレンジが不足してしまう。
よって、図5のようにID部とMO部でリードパワーを
可変する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】半導体レーザの特徴と
して、一定の電流を供給しても温度に依存して発光パワ
ーが変化するため、図5に示すように各セクタのID部
とMO部とでリードパワーを切り替える従来例において
は、発光パワーのAPC動作を高速に行う必要がある。
APC動作を高速に行わないと、パワーを切り換えた直
後のパワーが不安定になり、MO部のデータを安定して
再生することが出来ない。高速にAPC動作を行うため
には、広帯域なPD(フォトディテクタ)や高速なAP
C回路が必要なため、コストが高くなるという問題点が
ある。
【0007】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、広帯域なPD(フォトディテク
タ)や高速なAPC回路を必要としないで低コストで実
現でき、安定した動作を行うことができる光磁気情報再
生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】光磁気媒体にレーザ光を
集光して照射し、前記光磁気媒体からの反射光に基づい
て、前記光磁気媒体に磁極の向きにより記録されている
データ部の情報を再生する光磁気情報再生装置におい
て、データ部のアドレスを示すID部から再生したID
信号の振幅ゲインの切り替えを行うゲイン切り替え部を
有し、データ部の情報を再生する際に、データ部に隣接
するID部もデータ部と同じ再生パワーでレーザ光を照
射し、この時に前記ゲイン切り替え部のゲインを切り替
え、前記ゲイン切り替え部を経たID信号からアドレス
情報を得るようにしたことにより、隣接するID部とデ
ータ部とで再生パワーの切替を必要としないで、広帯域
のフォトディテクタや高速なAPC回路が必要としない
で低コストで実現でき、かつ安定してID部とデータ部
とのデータの再生ができるようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図4は本発明の1実施
の形態に係り、図1は1実施の形態の光磁気ディスク再
生装置の構成を示し、図2は光磁気ディスクのMO部を
リードする動作のタイミング図を示し、図3は光磁気デ
ィスクにおけるリード目標セクタをリードする動作の説
明図を示し、図4はリード目標セクタをリードする場合
の手順をフローチャートで示す。
【0010】図1に示すように1実施の形態の光磁気デ
ィスク再生装置1は、ケース2内部に収納され、このケ
ース2に設けた挿入口から光磁気ディスク3を挿入する
ことにより、図示しないローディング機構を介して所定
の装着状態に設定され、その装着状態に設定された後、
スピンドルモータ4によって一定速度で回転駆動され
る。
【0011】装着状態に設定された円板状で、光磁気現
象を利用して光学的に情報が記録される光磁気記録媒体
としての光磁気ディスク3に対向して、光ピックアップ
(光学ヘッド)5が配置され、この光ピックアップ5
は、そのピックアップ本体5aが可動台6に取り付けら
れ、この可動台6はボイスコイルモータ(VCMと略
記)7による移動機構(シーク機構)により光磁気ディ
スク3の半径方向(例えば図1では左右方向)に移動可
能となっている。
【0012】このピックアップ本体5a内部にはレーザ
光を発生するレーザダイオード(図1ではLDと略記)
8が配置され、このレーザダイオード8はレーザダイオ
ードドライバ9からの駆動信号でレーザ光を発光する。
【0013】このレーザダイオード8の前面光はビーム
スプリッタ11、コリメータレンズ12、対物レンズ1
3を経て光磁気ディスク3の記録面にスポット状に集光
照射され、その反射光は逆の光路を通り、ビームスプリ
ッタ11により反射された光はフォトディテクタ(図1
ではPDと略記)14で受光され、このフォトディテク
タ14で光電変換された出力信号はヘッドアンプ15に
入力される。
【0014】なお、レーザダイオード8とビームスプリ
ッタ11との間には図示しない偏光子が配置され、光磁
気ディスク3に偏光された光を照射し、またビームスプ
リッタ11とフォトディテクタ14との間には、図示し
ない検光子が配置され、この検光子を介して光磁気ディ
スク3の光学的記録部としてのMO部の記録データを表
す磁化の方向により偏光面が回転した光成分を複数の素
子で形成したフォトディテクタ14にて受光し、差動演
算を行う等して、MO部の磁化方向に対応した記録デー
タを検出するようにしている。
【0015】一方、各MO部の先頭位置に形成され、記
録データのアドレス情報を示すID部(或いはプレピッ
ト部或いはエンボス部)はピットで形成され、その部分
からの反射光に対しては前記フォトディテクタ14を構
成する複数の素子の出力を加算演算等することよりアド
レスデータに対応するID信号(或いはエンボス信号)
を検出できるようにしている。
【0016】上記ヘッドアンプ15により増幅された
後、アナログ信号処理回路16に入力されて2値化され
る。この2値化された信号はドライブコントローラ17
に送られ、このドライブコントローラ17で復調及びエ
ラー訂正処理が行われ、光磁気ディスク3に記録された
データの再生信号として外部のホストコンピュータ18
に送られ、各種の処理等に利用される。
【0017】また、ヘッドアンプ15内部にはIDゲイ
ン切替回路20が設けてあり、ドライブコントローラ1
7からの制御信号により、ID信号のゲインを切り替え
ることができるようにしている。
【0018】そして、後述するようにドライブコントロ
ーラ17はリード(再生)が指示された場合、VCM7
等によってリードしようとするリード目標セクタの(光
スポットの照射によりリードする場合の上流側となる)
手前のセクタ或いはトラックに光ピックアップ5をシー
クさせ、リードパワーを上げるように切り替えた時、I
D部でのアドレスデータに対応するID信号の振幅が大
きくなりすぎるので、適切な振幅のID信号となるよう
に制御信号によりゲイン切り替えを行うようにしてい
る。
【0019】また、ピックアップ本体5a内部にはレー
ザダイオード8の例えば前面光をビームスプリッタ11
を介して受光するモニタ用フォトディテクタ19が設け
てあり、このフォトディテクタ19で受光され、光電変
換された出力信号はオートパワーコントロール(APC
と略記)回路21に入力され、(所定の発光量に対応す
る)基準の値と比較され、基準の値を保つように制御す
る制御信号(誤差信号)をレーザダイオードドライバ9
に出力する。
【0020】レーザダイオードドライバ9はAPC回路
21からの信号に基づいて、所定の発光量でレーザダイ
オード8を発光させるように駆動信号の電流値を可変制
御し、所定の発光量を保つようにして発光パワーを調整
する。
【0021】また、本実施の形態では光スポット内の温
度分布を利用して光スポット径以下のマークを読み取る
技術、いわゆる磁気超解像(MSR)を利用して、光磁
気ディスク3に磁極の向きによって記録されたデータ部
(MO部)のデータを読み取るため、対物レンズ13に
よりレーザ光を集光して照射する媒体部分に近接するよ
うにして、例えば磁石22で磁界を印加できるようにし
ている。
【0022】なお、対物レンズ13は図示しないトラッ
キングコイル及びフォーカスコイルを備えた精アクチュ
エータにより微小範囲、光磁気ディスク3の半径方向及
び距離方向に移動自在に取り付けられている。
【0023】そして、フォトディテクタ14により、或
いは別体のフォトディテクタの検出出力を用いて生成さ
れるトラッキングエラー信号をトラッキングコイルに印
加することで、対物レンズ13を経て照射された光スポ
ットの位置が目標とするトラックを追尾できるようにす
ると共に、フォーカスエラー信号をフォーカスコイルに
印加することで、対物レンズ13を経て照射された光ス
ポットがフォーカス状態に維持できるようにしている。
【0024】このように本実施の形態では、MSRを利
用してリード目標セクタをリードする場合、リードパワ
ーを大きくするように切り替えると共に、そのリードパ
ワーの切替によりID部でのID信号の振幅が大きくな
り過ぎるので、IDゲイン切替回路20のゲインを小さ
くなるように切り替えるようにする。また、この場合、
リード目標セクタよりも手前のセクタにシークした後、
APC回路21によるAPC機能が働く時間だけ前のタ
イミングでリードパワー等の切替を行うことにより、広
帯域を必要としないフォトディテクタ19や低速のAP
C回路21により、安定したデータの再生を可能にして
いることが特徴となっている。
【0025】次に、このように構成された本実施の形態
の作用について、まず図2を参照して具体的に説明す
る。例えば図5と同様に図2(A)に示すように光磁気
ディスク3における斜線部で示すMO部のデータ(3セ
クタ分)をリードする場合で説明する。
【0026】この場合、図2(B)に示すようにリード
するセクタの数セクタ手前からリードパワーをMO部の
データをリードする動作を適正に行うことができるパワ
ーに上げる。この時、ドライブコントローラ17よりI
Dゲイン切替回路20へ指示を行い、IDゲイン切替回
路20においてID信号に対するゲインを切り替える。
具体的には、図2(C)に示すようにIDゲインを下げ
る。この場合、IDゲインの変化量はリードパワーの変
化分相当となるようにすることが望ましい。
【0027】例えばID部のアドレスデータを読み取る
場合のリードパワーの状態におけるIDゲインからMO
部のデータをリードするのに最適なリードパワーに上げ
た場合には、IDゲインを下げることになるが、その場
合のID部からのエンボス信号の振幅がIDゲインを下
げる前の場合と同じ程度とすることが望ましい。また、
(MO部)再生のリードパワーの切り換えとIDゲイン
の切り換えは、時間差を少なくした方が安定してID検
出を行えるため望ましい。
【0028】リードパワーとIDゲインを切り換えるタ
イミングは、リードを行うセクタの近傍に光ピックアッ
プ5を移動(シーク)させた後に行うことが望ましい。
これは、光磁気ディスク3の内周側と外周側とでは最適
なリードパワーが異なり、外周側のリードパワーの方が
高くなるが、シーク動作前にリードパワーを切り換えて
しまうと、外周側のセクタをリードする場合のために、
まだ光ピックアップ5が内周側にあると、内周側で高い
リードパワーを発光することになるため、内周側のデー
タを破壊してしまう恐れがある。
【0029】シークの目標セクタは、実際にリードを行
うセクタに近ければ近いほどリードする場合の時間を短
縮出来るが、実際にはリードパワーを切り替え、リード
パワーが安定した後にリードを行うことが望ましい。
【0030】リードパワーの安定する時間をtとし、t
時間に相当するセクタ数をx、リードするセクタにおけ
るディスク1周のセクタ数をyとすると、シークの目標
セクタは、リードするセクタの手前xセクタからyセク
タ程度とすることが望ましい。
【0031】この様子を図3に示す。図3に示すよう
に、まずシーク目標セクタに光ピックアップ5をシーク
し、さらに実際にリードしようとするリード目標セクタ
の数セクタ(時間tに相当するセクタ数x)手前の時か
らリードパワーを(リード目標セクタの(MO部の)リ
ードに適したパワーに)切り替え、光ピックアップ5に
よりリードするセクタ近傍に達するまでの時間でリード
パワーを安定させれば良いので、APC回路21のAP
C動作が高速でなくても良いし、モニタ用フォトダイオ
ード19も広帯域のものでなくても良いし、また低速で
狭帯域のAPC制御ループで十分にAPC動作を行える
ので、安定したリードパワーでMO部のリード動作を行
うことが出来るようになる。
【0032】また、この場合、ID部のアドレスデータ
を読み取った信号に対しては、そのゲインを下げるよう
にしているので、広いダイナミックレンジに設定しなく
てもその信号の振幅が飽和してしまうようなこともな
く、ID部のアドレスデータを安定して検出することが
できる。なお、リード目標セクタをリードした後は、図
2或いは図4で説明するようにリードパワーを元の値に
戻す。
【0033】なお、図2(C)のように、リードパワー
の切り替えた時に同期して、IDゲインを下げ、リード
パワーを再び下げるまでの間、IDゲインを一定にして
いる間では、ID部でのID信号の振幅は適正レベルと
なる。
【0034】この状態の場合、MO部でリードし、磁化
の向きに対応した光成分を検出したフォトディテクタ1
4を構成する複数の素子で光電変換され、差動演算され
てヘッドアンプ15に入力された信号の振幅はID信号
の振幅よりもはるかに小さく、ID信号の増幅系とは別
の増幅系で増幅された後、アナログ信号処理回路16に
入力される。
【0035】図4は本実施の形態の動作をフローチャー
トで示したものである。図1に示す光磁気ディスク再生
装置1の電源が投入され、動作状態に設定された後、図
4のステップS1に示すようにホストコンピュータ18
よりドライブコントローラ17にリード命令が出され
る。
【0036】すると、ドライブコントローラ17は、ス
テップS2に示すようにリードしようとするリード目標
セクタから計算し、シークしようとするシーク目標セク
タを設定する。そして、ステップS3に示すように、ド
ライブコントローラ17はVCM7を駆動して光ピック
アップ5をシーク目標セクタ付近に粗移動し、その後ト
ラッキングコイルでシーク目標セクタ付近のトラックに
トラッキングさせて、そのID部のIDデータを読み取
る等して、シーク目標セクタにシークさせる。
【0037】シーク目標セクタにシークした後、トラッ
キング状態を維持し、リード目標セクタに達する時刻か
らその部分をリードするリードパワーが安定する時間t
だけ前のタイミングで、ステップS4に示すようにドラ
イブコントローラ17は、図2(B)、(C)に示すよ
うにリードしようとするリード目標セクタのMO部のデ
ータを読み取るのに適したリードパワーに切り替えると
共に、その切り替えに応じてID部のIDデータを読み
取る場合に適した信号振幅に設定するIDゲインを切り
替える。
【0038】つまり、特に磁気超解像を利用する場合に
は、MO部のデータを読み取る場合、磁気超解像を利用
しない場合に比べて大きなリードパワーにすることが必
要であり、その大きなリードパワーへの切り替えを行う
と、ID部のIDデータを読み取った場合のID信号の
振幅が大きくなり過ぎるので、リードパワーの切り替え
に同期して、ドライブコントローラ17はヘッドアンプ
15のIDゲイン切替回路20のIDゲインを小さくし
て、このリードパワーに切替後においても、切替前のリ
ードパワーの場合と同様のID信号の振幅となるように
設定する。
【0039】その後、光磁気ディスク3の回転移動によ
り、光ピックアップ5はリード目標セクタに達する。そ
して、ステップS5に示すようにリード目標セクタのI
D部のアドレスデータに続いてMO部のデータをリード
する。
【0040】この場合、リードパワーの切り替えから光
ピックアップ5がリード目標セクタに達するまでの時間
において、APC回路21によってレーザダイオードド
ライバ9を介してレーザダイオード8の発光強度をリー
ド目標セクタのリードに適した発光パワー(リードパワ
ー)に設定することができる。
【0041】リード目標セクタのデータをリードした後
に、ステップS6に示すようにリードパワーとIDゲイ
ンとを元に戻す。例えば、図2(B)、(C)に示すよ
うに例えば3つのセクタのMO部をリード目標とした場
合には、3つ目のセクタのMO部をリードした直後にリ
ードパワーとIDゲインとを(切替前の)元の状態に戻
す。
【0042】その後、MO部からリードしたデータをド
ライブコントローラ17にてデコード等の処理を行い、
処理されたデータをホストコンピュータ18に送り、こ
のリード処理を終了する。
【0043】このように本実施の形態によれば、低速の
APC回路21等を用いてMO部のデータやID部のア
ドレスデータを安定して得ることができる。なお、図2
(C)に示す例ではリードパワーの切替に同期してID
ゲインの切替も行うようにしているが、IDゲインはI
D部をリードする時間だけ、IDゲインを切り替えるよ
うにした変形例の場合も本発明に属する。
【0044】[付記] 1.光磁気媒体にレーザ光を集光して照射し、前記光磁
気媒体からの反射光に基づいて、前記光磁気媒体に磁極
の向きにより記録されているデータ部の情報を再生する
光磁気情報再生装置において、データ部のアドレスを示
すID部から再生したID信号の振幅ゲインの切り替え
を行うゲイン切り替え部を有し、データ部の情報を再生
する際に、データ部に隣接するID部もデータ部と同じ
再生パワーでレーザ光を照射し、前記ID部から得たI
D信号に対しては前記ゲイン切り替え部によりゲインを
切り替えたID信号からアドレス情報を得るようにした
ことを特徴とする光磁気情報再生装置。
【0045】2.付記1において、前記ゲイン切り替え
部は前記データ部の情報を再生する際の再生パワーの切
り替えと同期した期間、ゲイン切り替えが行われる。 3.付記1において、前記ゲイン切り替え部は前記デー
タ部の情報を再生する際の再生パワーの切り替え期間に
おいて、少なくともID部をリードする期間だけゲイン
切り替えが行われる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
磁気媒体にレーザ光を集光して照射し、前記光磁気媒体
からの反射光に基づいて、前記光磁気媒体に磁極の向き
により記録されているデータ部の情報を再生する光磁気
情報再生装置において、データ部のアドレスを示すID
部から再生したID信号の振幅ゲインの切り替えを行う
ゲイン切り替え部を有し、データ部の情報を再生する際
に、データ部に隣接するID部もデータ部と同じ再生パ
ワーでレーザ光を照射し、この時に前記ゲイン切り替え
部のゲインを切り替え、前記ゲイン切り替え部を経たI
D信号からアドレス情報を得るようにしているので、隣
接するID部とデータ部とで再生パワーの切替を必要と
しないで、広帯域のフォトディテクタや高速なAPC回
路が必要としないで、低コストで実現でき、かつ安定し
てID部とデータ部とのデータの再生ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態の光磁気ディスク再生装
置の構成を示すブロック図。
【図2】光磁気ディスクのMO部をリードする動作のタ
イミング図。
【図3】光磁気ディスクにおけるリード目標セクタをリ
ードする動作の説明図。
【図4】リード目標セクタをリードする場合の手順を示
すフローチャート図。
【図5】従来例における光磁気ディスクのMO部をリー
ドする動作のタイミング図。
【符号の説明】
1…光磁気ディスク装置 3…光磁気ディスク 4…スピンドルモータ 5…光ピックアップ 6…可動台 7…VCM 8…レーザダイオード 11…ビームスプリッタ 13…対物レンズ 14…フォトディテクタ 15…ヘッドアンプ 16…アナログ信号処理回路 17…ドライブコントローラ 18…ホストコントローラ 19…モニタ用フォトディテクタ 20…IDゲイン切替回路 21…APC回路 22…磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気媒体にレーザ光を集光して照射
    し、前記光磁気媒体からの反射光に基づいて、前記光磁
    気媒体に磁極の向きにより記録されているデータ部の情
    報を再生する光磁気情報再生装置において、 データ部のアドレスを示すID部から再生したID信号
    の振幅ゲインの切り替えを行うゲイン切り替え部を有
    し、 データ部の情報を再生する際に、データ部に隣接するI
    D部もデータ部と同じ再生パワーでレーザ光を照射し、
    この時に前記ゲイン切り替え部のゲインを切り替え、前
    記ゲイン切り替え部を経たID信号からアドレス情報を
    得るようにしたことを特徴とする光磁気情報再生装置。
  2. 【請求項2】 再生を行うセクタの近傍にピックアップ
    がシークした後に、前記再生パワーを切り替えることを
    特徴とする請求項1記載の光磁気情報再生装置。
  3. 【請求項3】 再生を行うセクタの近傍を、リードパワ
    ーが安定する時間分だけ再生を行うセクタに対して手前
    の位置にピックアップがシークすることを特徴とする請
    求項1記載の光磁気情報再生装置。
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