JP2001256554A - 商品売上登録処理装置 - Google Patents

商品売上登録処理装置

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JP2001256554A
JP2001256554A JP2000070585A JP2000070585A JP2001256554A JP 2001256554 A JP2001256554 A JP 2001256554A JP 2000070585 A JP2000070585 A JP 2000070585A JP 2000070585 A JP2000070585 A JP 2000070585A JP 2001256554 A JP2001256554 A JP 2001256554A
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JP2000070585A
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Makana Yamaguchi
麻日奈 山口
Tomohiro Mochizuki
智浩 望月
Shunji Ogawa
俊二 小川
Jun Ueda
純 上田
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面に表示されている全ての情報に支障
を来たすことなく、処理の段階に応じて特定の情報の認
識度を向上させる。 【解決手段】 取引情報表示領域22に表示させた取引
情報のうちで授受金額表示領域27に表示させる金額情
報の表示色調を異ならせて表示させるようにした。これ
によって、オペレーターに対して、オペレーターと客と
の間の金銭授受に係る金額情報を区別して案内すること
が可能になるので、表示画面に表示されている情報に支
障を来たすことなく、状況に応じて特定の情報の認識度
を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品売上登録処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンビニエンスストア等の販売
店においては、販売した商品の売上登録処理をPOS端
末等の商品売上登録処理装置によって行っている。
【0003】一般的に、POS端末は、オペレーターに
対して、入力された商品情報に基づいた商品名、商品単
価、小計、税額、合計金額情報といった取引情報が表示
されるディスプレイを備えている。このディスプレイ
は、取引情報の他に、例えば、操作ガイダンス等の情報
が表示される。また、ディスプレイにタッチパネルが積
層されている場合には、商品情報の入力に際して使用さ
れる操作キーの位置を案内する画像情報が表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ディスプレ
イに多くの情報が表示されている場合、その中からある
特定の情報を瞬時に得ることは困難である。このため、
売上登録処理の業務に慣れていないオペレーターでは、
売上登録処理に際して、ディスプレイに表示された多く
の情報から目的とする取引情報を探すことに手間取って
しまうことが懸念される。
【0005】この対策として、例えば、取引情報の表示
領域を大きくすることで、この取引情報の認識度を向上
させることが考えられる。しかし、取引情報を表示させ
る表示領域を大きくした場合、取引情報以外の情報を表
示させる表示領域が小さくなってしまい、取引情報以外
の情報の視認性が低下してしまう。
【0006】また、現行の表示画面の表示形態を大きく
変更してしまうことも、業務をスムーズに進行させる点
では望ましいことではない。
【0007】一般的に、客の心理として、金銭を支払っ
た後にオペレーターによる釣り銭の受け渡しがスムーズ
になされると、対応が迅速である印象を受けるものであ
る。このため、売上登録処理に際しては、オペレーター
と客との間で行われる金銭授受に係る情報が認識度を向
上させたい情報として挙げられる。
【0008】ところが、上述の売上登録処理に際して認
識度を向上させたい情報とされる金銭授受に係る情報
は、売上登録処理の段階によって異なる。例えば売上登
録処理における合計金額の請求に際して必要とする情報
は税額を含んだ合計金額情報であるが、同じ売上登録処
理における釣り銭の受け渡しに際して必要とする情報は
釣り銭金額情報となる。
【0009】本発明は、表示画面に表示されている全て
の情報に支障を来たすことなく、処理の段階に応じて特
定の情報の認識度を向上させることができる商品売上登
録処理装置を得ることを目的とする。
【0010】本発明は、表示画面の表示形態を大幅に変
更することなく、表示画面に表示させる情報のうち特定
の情報を迅速に案内することができる商品売上登録処理
装置を得ることを目的とする。
【0011】本発明は、表示画面の表示態様を大幅に変
更することなく、表示画面に表示させる情報のうち特定
の情報の認識度を向上させることができる商品売上登録
処理装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の商
品売上登録処理装置は、入力された商品情報に基づいて
売上登録処理を行う商品売上登録処理装置において、前
記商品情報に基づく取引情報が表示される取引情報表示
領域を有する表示部と、オペレーターと客との間の金銭
授受に係る金額情報を前記取引情報表示領域の一部であ
る授受金額表示領域に表示させる表示手段と、を設け、
前記取引情報表示領域のうちで前記授受金額表示領域の
表示内容が目視により一見して区別されて認識される程
度に表示色調を異ならせて表示させるようにした。
【0013】ここで、「異ならせて」とは、例えばオペ
レーターによる目視により、取引情報表示領域における
授受金額表示領域の表示内容が一見して区別されて認識
される程度に、授受金額表示領域の少なくとも一部の表
示色調が取引情報表示領域における授受金額表示領域以
外の領域の表示色調と異なっていればよく、取引情報表
示領域における授受金額表示領域全ての表示色調が完全
に異なることを意味するものではない。つまり、本発明
は、自然法則の一部である人間の色に対する認識に関す
る生理法則を利用することにより、特定の情報の視認性
を高めるものである。
【0014】したがって、表示手段手段により取引情報
表示領域に表示された取引情報のうちで授受金額表示領
域に表示される金額情報の表示色調が異なって表示され
る。これによって、オペレーターに対して、オペレータ
ーと客との間の金銭授受に係る金額情報を区別して案内
することが可能になる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の商
品売上登録処理装置において、前記表示色調の色相を略
同一として彩度を変えることにより前記取引情報表示領
域のうちで前記授受金額表示領域の表示色調を異ならせ
て表示させるようにした。
【0016】したがって、取引情報表示領域のうちで授
受金額表示領域の表示色調の色相が略同一とされて彩度
が異なって表示される。これによって、マンセルの表色
系における色の3属性のうちの色相を大幅に変更せず彩
度のみを変更するだけで、取引情報表示領域全体での統
一を維持しながら、オペレーターと客との間の金銭授受
に係る金額情報を表示画面の中で視覚的に区別させるこ
とが可能になる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1記載の商
品売上登録処理装置において、前記表示色調の色相を略
同一として明度を変えることにより前記取引情報表示領
域のうちで前記授受金額表示領域の表示色調を異ならせ
て表示させるようにした。
【0018】したがって、取引情報表示領域のうちで授
受金額表示領域の表示色調の色相が略同一とされて明度
が異なって表示される。これによって、マンセルの表色
系における色の3属性のうちの色相を大幅に変更せず明
度のみを変更するだけで、取引情報表示領域全体での統
一を維持しながら、オペレーターと客との間の金銭授受
に係る金額情報を表示画面の中で視覚的に区別させるこ
とが可能になる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1記載の商
品売上登録処理装置において、前記表示色調の色相を略
同一として濃度を変えることにより前記取引情報表示領
域のうちで前記授受金額表示領域の表示色調を異ならせ
て表示させるようにした。
【0020】したがって、取引情報表示領域のうちで授
受金額表示領域の表示色調の色相が略同一とされて濃度
が異なって表示される。これによって、色相を大幅に変
更せず濃度を変更することで、取引情報表示領域全体で
の統一を維持しながら、オペレーターと客との間の金銭
授受に係る金額情報を表示画面の中で視覚的に区別させ
ることが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を、図1な
いし図6に基づいて説明する。本実施の形態は、商品売
上登録処理装置として、POS端末に適用した一例であ
る。
【0022】図1は本実施の一形態のPOS端末の外観
を示す斜視図である。POS端末1は、ドロワ2上に載
置されており、このドロワ2の引き出し3の開閉を制御
する。また、POS端末1には、商品に付されたバーコ
ード等から商品情報を光学的に読み取るバーコードスキ
ャナ4が接続されている。
【0023】POS端末1は、オペレーターによる操作
を受け付ける操作領域5を上面に備えている。この操作
領域5のオペレーターから見て右側の領域には、複数の
操作キーを有するキーボード6が設けられている。特に
図示しないが、キーボード6には、商品コードや預かり
金額等を手入力するための置数キー、商品販売登録処理
において現金取引による締め処理を実行するための預/
現計キー等の各種の操作キーがブロック毎に配列されて
いる。操作領域5のオペレーターから見て左側の領域に
は、POS端末1に内蔵されて所定の情報を印字出力さ
せる機能を実行するプリンタ(図4参照)7によって印字
されるレシートが発行されるレシート発行口8が設けら
れている。操作領域5のオペレーターから見て右端部側
には、POS端末1に内蔵されて、客が所持するICカ
ード等の携帯型の記憶媒体(図示せず)に記憶されている
情報を読み取るカードリーダ(図4参照)10のカード読
取スリット11が設けられている。操作領域5の略中央
には、図示しない鍵により登録・設定・精算等の動作モ
ードを切替自在に設定するコントロールキー12が設け
られている。
【0024】POS端末1の右上側には、オペレーター
に対して所定の情報をカラー画像で表示する表示画面1
4を有する表示部としてのディスプレイ13が仰角調整
自在に設けられている。ディスプレイ13の表示画面1
4側には、抵抗膜式のタッチパネル15が積層されてい
る。売上登録処理に際してのディスプレイ13には、図
2に示すような登録画面16や図3に示すような締め画
面17が表示される。
【0025】ここで、図2は売上登録処理に際してディ
スプレイ13に表示される登録画面16を示す平面図、
図3は売上登録処理に際してディスプレイ13に表示さ
れる締め画面17を示す平面図である。
【0026】登録画面16および締め画面17では、商
品に付されたバーコードの読み取りや置数キーの操作等
の商品情報の入力に際して使用される複数のFF−PL
Uボタン19の位置を案内する画像情報が表示されるタ
ッチ部20、単一の売上登録処理において入力された商
品情報に基づく表示情報が累積的に表示される登録履歴
表示部21、入力された最新の商品情報に基づく取引情
報が表示される取引情報表示領域としてのカレント小計
部22、各種の案内情報が適宜表示される案内情報表示
部51等に分割された表示領域毎に対応する情報が表示
される。
【0027】タッチ部20には、例えば、新聞やおでん
等のように、直接バーコードを付すことができない商品
を分類したグループ毎に対応する名称が付与された、複
数のFF−PLUボタン19の位置を案内する画像が表
示される。本実施の形態では、FF−PLUボタン19
の位置を案内する画像情報とタッチパネル15の座標と
の位置関係の同期をとることにより、タッチパネル15
およびディスプレイ13を操作部として機能させる。
【0028】登録履歴表示部21には、オペレーターに
より入力された商品情報に基づく商品名および商品単価
が、預/現計キーの操作による締め処理の実行が宣言さ
れるまで、入力された順に上から累積的に表示される。
【0029】カレント小計部22には、1つの売上登録
処理において入力された最新の商品情報に基づく取引情
報としての商品名および商品単価が表示されるカレント
部23と、この売上登録処理に係る金銭的な情報が表示
される小計部24とに分割された表示領域毎に対応する
情報が表示される。
【0030】ところで、表示態様上での登録画面16と
締め画面17とは、小計部24の表示内容が異なってい
る。登録画面16における小計部24は、入力された商
品情報に基づいて算出される小計金額情報が表示される
小計金額情報表示領域25、算出された小計金額情報に
基づいて算出した税額情報が表示される税額情報表示領
域26および小計金額情報と税額情報との和である合計
金額情報が表示される合計金額情報表示領域27に、表
示領域が分割されている。登録画面16における小計部
24の各表示領域には、対応する情報がそれぞれ表示さ
れる。
【0031】一方、締め画面17における小計部24
は、サービス券等の金銭に相当する代替金銭額情報が表
示される代替金額情報表示領域28、小計金額情報と税
額情報と合計金額情報とが表示される登録金額情報表示
領域27a、合計金額情報から代替金額情報を差し引い
た客に対して実際に請求する請求金額情報が表示される
請求金額情報表示領域29、客から渡された預かり金額
情報が表示される預かり金額情報表示領域30、預かり
金額情報と請求金額情報との差である釣り銭金額情報が
表示される釣り銭金額情報表示領域31に、表示領域が
分割されている。締め画面17における小計部24の表
示領域には、対応する情報がそれぞれ表示される。本実
施の形態では、合計金額情報表示領域27が登録画面1
6における授受金額表示領域とされ、釣り銭金額情報表
示領域31が締め画面17における授受金額表示領域と
されている。
【0032】オペレーター側から見てPOS端末1の背
面側には、所定の情報を客側に向けてカラー画像で表示
する客側ディスプレイ18が仰角調整自在に設けられて
いる。
【0033】次に、図4を参照してPOS端末に内蔵さ
れた各部の電気的接続について説明する。図4は、PO
S端末に内蔵された各部の電気的接続を示すブロック図
である。POS端末は、マイクロコンピュータ(以下マ
イコンと略す)33を内蔵し、このマイコン33が各部
を駆動制御する。マイコン33には、各部を集中的に制
御するCPU34にアドレスバス、データバスなどのバ
スラインBLを介して、起動プログラムや制御プログラ
ム等の固定的データを予め格納するROM35と、各種
データを書き換え自在に格納するRAM36とが接続さ
れている。
【0034】CPU34に接続されたバスラインBLに
は、各種制御プログラム、各種ファイル、PLUファイ
ル、売上ファイル(ともに図示せず)等を格納するHDD
37が接続されている。
【0035】各種ファイルとしては、カレント小計部2
2での各表示領域の背景部分の表示色を特定するための
表示色情報を記憶保持する背景表示色ファイル、カレン
ト小計部22での各表示領域の文字部分の表示色を特定
するための表示色情報を記憶保持する文字表示色ファイ
ルがある。
【0036】ここで、表示色情報とは、表示画面14上
での表示データの表示色を決定する情報である。具体的
には、ディスプレイ13の表示画面14に配列されたR
(Red)・G(Green)・B(Blue)の各色の入力端子(図示せ
ず)に入力する電気信号に係る情報である。マイコン3
3では、ディスプレイ13でのRGBの各色の入力端子
での明るさを変えることで、ディスプレイ13のRGB
の各色の入力端子の明るさを最大にした白色から、ディ
スプレイ13のRGBの各色の入力端子の明るさを最小
にした黒色までを段階的に合成することが可能である。
ディスプレイ13でのカラー画像の表示技術について
は、公知の技術であるため説明を省略する。
【0037】また、別の各種ファイルとしては、タッチ
部20に表示させるための各種操作キーの位置を示すキ
ー画像情報を記憶するキー画像ファイルや、登録履歴表
示部21の画面構成を特定する登録履歴ファイル等があ
る。
【0038】PLUファイルは、商品情報毎に商品名、
商品単価等の商品特定情報を対応付けてコードの形態で
記憶するファイル構造を備える。
【0039】売上ファイルは、売り上げ明細や売り上げ
日付および売上金額等の商品売り上げ履歴を記憶するフ
ァイル構造を備える。
【0040】また、CPU34に接続されたバスライン
BLには、ディスプレイ13に表示する各種の表示デー
タを高速展開するVRAM38が接続されている。
【0041】さらに、バスラインBLには、ディスプレ
イ13に表示させる文字情報に関する文字キャラクタを
記憶保持するキャラクタジェネレーター39が接続され
ている。
【0042】またさらに、バスラインBLには、日付や
時刻を計測するとともに各部における入出力信号のタイ
ミングをとるタイマ40が接続されている。
【0043】HDD37に格納された各種制御プログラ
ムは、POS端末1の起動時にRAM36に書き込ま
れ、これによって、マイコン33による各部の駆動制御
が可能な状態となる。
【0044】以下に、マイコン33によって駆動制御さ
れる各部について説明する。
【0045】ドロワ2は、バスラインBLに接続されて
マイコン33に駆動制御されるソレノイド41のON/
OFFにより、その開閉が制御される。
【0046】バーコードスキャナ4は、スキャナコント
ローラ42を介してバスラインBLに接続されている。
スキャナコントローラ42は、バーコードスキャナ4に
より商品に付されたバーコードをスキャニングすること
で読み取った商品情報を、マイコン33に対して出力す
る。
【0047】カードリーダ10は、リーダコントローラ
43を介してバスラインBLに接続されている。リーダ
コントローラ43は、オペレーターによりICカードが
カード読取スリット11中をスライドされることにより
読み取った情報を、マイコン33に送信する。
【0048】キーボード6は、キーコントローラ44を
介してバスラインBLに接続されている。キーコントロ
ーラ44は、オペレーターによるキー操作を受け付ける
と、キーコントローラ44の動作によって押し下げられ
たキーに応じた信号をマイコン33に出力する。
【0049】コントロールキー12は、切替コントロー
ラ45を介してバスラインBLに接続されている。切替
コントローラ45は、図示しない鍵により設定された動
作モードに応じた信号をマイコン33に出力する。
【0050】タッチパネル15は、パネルコントローラ
46を介してバスラインBLに接続されている。パネル
コントローラ46は、オペレーターによりタッチされた
タッチパネル15上のXY座標の位置を認識することで
座標データを取得し、取得された座標データに応じた信
号をマイコン33に出力する。
【0051】プリンタ7は、プリンタコントローラ47
を介してバスラインBLに接続されている。プリンタ7
は、マイコン33からの印字データがプリンタコントロ
ーラ47に入力されると、プリンタコントローラ47に
駆動制御されて印字データに応じた印字を行う。
【0052】ディスプレイ13および客側ディスプレイ
18は、それぞれ表示コントローラ48、49を介して
バスラインBLに接続されている。ディスプレイ13お
よび客側ディスプレイ18は、マイコン33からの表示
データが対応する表示コントローラ48、49に入力さ
れると、表示コントローラ48、49に駆動されて所定
事項を表示する。
【0053】また、バスラインBLには、通信I/F5
0が接続されている。POS端末1は、この通信I/F
50を介して接続されたホストコンピュータ等の外部装
置との間で情報の授受を行う。
【0054】ここで、コントロールキー12が登録モー
ドに設定されている場合に、マイコン33による実行が
可能な売上登録処理に際してのディスプレイ13の表示
画面14の表示態様および動作について説明する。売上
登録処理に際しては、図2に示す登録画面16が最初に
表示されている。
【0055】このような状態でオペレーターにより商品
情報が入力されると、マイコン33は、PLUファイル
を検索することで、入力された商品情報に対応する商品
特定情報を取得する。次いで、キャラクタジェネレータ
ー39を参照して、取得した商品特定情報のうちディス
プレイ13のカレント小計部22に表示させる商品名お
よび商品単価を示すコード対応する文字キャラクタを取
得する。また、取得した商品特定情報のうち商品単価に
基づいて算出した売上合計金額情報および税額情報を文
字として表示するための文字キャラクタをキャラクタジ
ェネレーター39より取得する。そして、VRAM38
において、取得した文字キャラクタと、背景表示色ファ
イルおよび文字表示色ファイルを参照して取得した表示
色情報とを展開することで表示データを作成し、作成し
た表示データを表示コントローラ48へ出力する。表示
コントローラ48は、この表示データに基づいて、図2
に示すような登録画面16をディスプレイ13に表示さ
せる。ここに、表示手段としての機能が実行される。
【0056】本実施の形態では、マンセルの表色系に基
づいて、登録画面16での請求金額情報表示領域29の
タイトル部分の表示色調をB色、小計金額情報表示領域
25、税額情報表示領域26のタイトル部分をA色で表
示した(図5参照)。
【0057】なお、マイコンにより実行される上述の処
理は、オペレーターによる所定のキー操作によって預か
り金額情報および代替金額情報が入力された状態で預/
現計キーが操作されるまで、商品情報が入力される毎に
繰り返して実行される。売上登録処理の間、カレント部
23には、入力された最新の商品情報に基づく取引情報
が表示され、新たな商品情報が入力される毎にこれ以前
にカレント部23に表示させていた商品名および商品単
価を登録履歴表示部21に累積して表示させる。
【0058】預かり金額情報および代替金額情報が入力
された状態で預/現計キーが操作されると、預/現計キ
ーが操作されるまでに入力された商品情報に基づく売上
データをHDD37の売上ファイルに登録し、入力され
た預かり金額に基づいて釣り銭金額を算出する。また、
キャラクタジェネレーター39を参照して、入力された
預かり金額情報、代替金額情報および算出した釣り銭金
額情報を文字としてディスプレイ13に表示させるため
の文字キャラクタを取得する。VRAM38では、取得
した文字キャラクタとHDD37の背景表示色ファイル
および文字表示色ファイルを参照して取得した表示色情
報と展開することで表示データを作成し、作成した表示
データを表示コントローラ48へ出力する。表示コント
ローラ48は、入力された情報に応じてディスプレイ1
3に図3に示すような締め画面17を表示させる。ここ
に、表示手段としての機能が実行される。
【0059】本実施の形態では、マンセルの表色系に基
づいて、締め画面17での釣り銭金額情報表示領域31
の表示色調をB色、代替金額情報表示領域28、登録金
額情報表示領域27a、請求金額情報表示領域29、預
かり金額情報表示領域30の表示色調をA色で表示した
(図5参照)。
【0060】ここで、マンセルの表色系とは、図6に示
すように、色を心理量を基準として定義した色の表現方
法の1つである。マンセルの表色系では、色相・彩度・
明度の3属性の度合いで色を表現する。
【0061】色相とは、色合いを示す属性である。色相
は、色知覚が等間隔になるような10色相を基本として
おり、各色相にはさらに0〜10に分割されている。
【0062】彩度とは、鮮やかさを示す属性であり、当
該色の中の純色成分の含まれる度合いを表わす。彩度
は、無彩色を0として、純色との混合比率を上げた場合
には鮮やかになる方へ変化する。
【0063】明度とは、明るさを示す属性である。明度
は、上述の色相とは関係なく、無彩色を基準として理想
的な黒を0、理想的な白を10として知覚的に等間隔に
分割して表わされている。
【0064】また、本実施の形態における濃度とは、マ
ンセルの表色系に基づく明度および彩度の双方を合わせ
た意味であるとする。すなわち、明度および彩度がとも
に高い値へ変動した場合には濃度が高くなり、明度およ
び彩度がともに低い値へ変動した場合には濃度が低くな
る。
【0065】ところで、心理量を基準として色を定義し
たマンセルの表色系における色相に関しては、互いに異
なる2色の色相が180度異なっている場合には、色相
が最も異なっているとされる。本実施の形態において
は、図5に示すように、A色とB色との色相の差異は2
0度と小さい値であることから、上述の自然法則の一部
である人間の色に対する認識に関する生理法則を利用す
ると、A色とB色とは色相の点では同系色であるといえ
る。このため、登録画面16および締め画面17におけ
るカレント小計部22は、表示色調が同系色であること
から1つのまとまりを有し、合計金額情報表示領域27
あるいは釣り銭金額情報表示領域31がカレント小計部2
2から浮き上がってしまうことがない。
【0066】一方で、心理量を基準として色を定義した
マンセルの表色系における彩度に関しては、互いに異な
る2色の彩度が100%異なっている場合には、彩度が
最も異なっているとされる。本実施の形態においては、
図5に示すように、A色とB色との彩度の差異が67%
と大きく異なっていることから、上述と同様に自然法則
の一部である人間の色に対する認識に関する生理法則を
利用すると、本実施の形態における濃度の観点から考慮
した場合、B色の方がA色よりもはるかに高い濃度であ
るといえる。このため、取引情報表示領域における授受
金額表示領域の表示色調は、授受金額表示領域の表示内
容が一見して区別されて認識される程度に異なっている
と判断することができ、登録画面16における合計金額
情報表示領域27あるいは締め画面17における釣り銭
金額情報表示領域31での表示内容の視認性を高めるこ
とができ、オペレーターに対して、オペレーターと客と
の間の金銭授受に係る金額情報を区別して案内すること
が可能になる。
【0067】一般的に、商品情報を入力する際には、オ
ペレーターはカレント部23を見て入力の正誤を確認し
ているが、商品情報の入力終了後に売上金額を請求する
際には、合計金額情報表示領域27に表示されている合
計金額情報を見て請求する。本実施の形態では、表示色
調の濃度の変化により合計金額情報表示領域27を区別
させることで、商品情報の入力終了後のオペレーターの
視線を合計金額情報表示領域27に移動させることが容
易になる。これによって、登録画面16の表示形態を大
幅に変更せずに、登録画面16においてオペレーターと
客との間での金銭授受に係る合計金額情報表示領域27
を区別して案内することができる。
【0068】また、客に釣り銭を支払う際には、一般的
に、オペレーターは釣り銭金額情報表示領域に表示され
た釣り銭金額を確認してから、客に対して支払うもので
ある。
【0069】本実施の形態では、締め画面17における
釣り銭金額情報表示領域31の表示色調と、登録金額情
報表示領域27a、代替金額情報表示領域28、請求金
額情報表示領域29、預かり金額情報表示領域30との
表示色調をその区別が容易につくA色とB色とに異なら
せて表示させているため、上述と同様の理由により、オ
ペレーターに対して、預/現計キーの操作後、直ちに釣
り銭金額情報表示領域31の表示位置を把握させること
ができる。これによって、オペレーターは、釣り銭金額
情報表示領域31を表示画面14の中から容易に発見す
ることができ、正確な釣り銭金額を客に対して迅速に支
払うことができる。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の発明の商品売上登録処理
装置によれば、取引情報表示領域に表示させた取引情報
のうちで授受金額表示領域に表示させる金額情報の表示
色調を異ならせて表示させることにより、オペレーター
に対して、オペレーターと客との間の金銭授受に係る金
額情報を区別して案内することが可能になるので、表示
画面に表示されている情報に支障を来たすことなく、状
況に応じて特定の情報の認識度を向上させることができ
る。
【0071】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の商品売上登録処理装置において、色相を略同一とし
て彩度を変えることにより、授受金額表示領域の表示色
調と授受金額表示領域以外の表示色調との表示色調を異
なって表示せるようにしているため、マンセルの表色系
における色の3属性のうちの色相を大幅に変更せず彩度
のみを変更するだけで、取引情報表示領域全体での統一
を維持しながら、オペレーターと客との間の金銭授受に
係る金額情報を表示画面の中で視覚的に区別させること
が可能になるので、表示画面の表示形態を大幅に変更す
ることなく、表示画面に表示させる情報のうち特定の情
報を迅速に案内することができる。
【0072】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の商品売上登録処理装置において、色相を略同一とし
て明度を変えることにより、授受金額表示領域の表示色
調と授受金額表示領域以外の表示色調との表示色調を異
なって表示させるようにしているため、マンセルの表色
系における色の3属性のうちの色相を大幅に変更せず明
度のみを変更するだけで、取引情報表示領域全体での統
一を維持しながら、オペレーターと客との間の金銭授受
に係る金額情報を表示画面の中で視覚的に区別させるこ
とが可能になるので、表示画面の表示形態を大幅に変更
することなく、表示画面に表示させる情報のうち特定の
情報を迅速に案内することができる。
【0073】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の商品売上登録処理装置において、色相を略同一とし
て濃度を変えることにより、授受金額表示領域の表示色
調と授受金額表示領域以外の表示色調との表示色調を異
なって表示させるようにしているため、色相を大幅に変
更せず濃度を変更することで、取引情報表示領域全体で
の統一を維持しながら、オペレーターと客との間の金銭
授受に係る金額情報を表示画面の中で視覚的に区別させ
ることが可能になるので、表示画面の表示形態を大幅に
変更することなく、表示画面に表示させる情報のうち特
定の情報を迅速に案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の一形態のPOS端末の外観を示す斜視
図である。
【図2】登録画面を示す平面図である。
【図3】締め画面を示す平面図である。
【図4】POS端末に内蔵された各部の電気的接続を示
すブロック図である。
【図5】カレント小計部の表示色調についての値を示す
説明図である。
【図6】マンセルの表色系に基づいて色の関係を示すイ
メージ図である。
【符号の説明】
1 商品売上登録処理装置 13 表示部 22 取引情報表示領域 27、31 授受金額表示領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 俊二 京都市左京区高野清水町31−11 日宝サン フローラ下鴨東701 株式会社ソフトデバ イス内 (72)発明者 上田 純 京都市左京区高野清水町31−11 日宝サン フローラ下鴨東701 株式会社ソフトデバ イス内 Fターム(参考) 3E042 CA02 CE06 5E501 AA13 AC07 BA03 CA02 FA46 FB44

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された商品情報に基づいて売上登録
    処理を行う商品売上登録処理装置において、 前記商品情報に基づく取引情報が表示される取引情報表
    示領域を有する表示部と、 オペレーターと客との間の金銭授受に係る金額情報を前
    記取引情報表示領域の一部である授受金額表示領域に表
    示させる表示手段と、を設け、 前記取引情報表示領域のうちで前記授受金額表示領域の
    表示内容が目視により一見して区別されて認識される程
    度に表示色調を異ならせて表示させるようにしたことを
    特徴とする商品売上登録処理装置。
  2. 【請求項2】 前記表示色調の色相を略同一として彩度
    を変えることにより前記取引情報表示領域のうちで前記
    授受金額表示領域の表示色調を異ならせて表示させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の商品売上登録
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記表示色調の色相を略同一として明度
    を変えることにより前記取引情報表示領域のうちで前記
    授受金額表示領域の表示色調を異ならせて表示させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1または2記載の商品
    売上登録処理装置。
  4. 【請求項4】 前記表示色調の色相を略同一として濃度
    を変えることにより前記取引情報表示領域のうちで前記
    授受金額表示領域の表示色調を異ならせて表示させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の商品売上登録
    処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013250740A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Oki Electric Ind Co Ltd 硬貨出金装置、硬貨出金方法及び硬貨出金プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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