JP2001256126A - メール装置及びメール処理プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

メール装置及びメール処理プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2001256126A
JP2001256126A JP2000067040A JP2000067040A JP2001256126A JP 2001256126 A JP2001256126 A JP 2001256126A JP 2000067040 A JP2000067040 A JP 2000067040A JP 2000067040 A JP2000067040 A JP 2000067040A JP 2001256126 A JP2001256126 A JP 2001256126A
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JP2000067040A
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Atsurou Tsuho
敦郎 津保
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手書きによる電子メールの送信及び印刷による
メールの受信が行えるだけでなく、受信メールを利用し
た返信や転送メールの作成送信も容易に行う。 【解決手段】受信メールデータは、受信メールエリアa
1と返信/転送メールエリアa2を有する所定フォーマ
ットの送受信シートに印刷出力される。エリアa1に印
刷された受信メールの内容を、全行対象及び1行毎に設
けた引用チェック欄に手書きチェックマークを記入して
引用を指示すると共に、エリアa2の返信又は転送チェ
ック欄に手書きチェックマークを記入して返信又は転送
を指示し、さらに手書き内容エリアにメッセージを手書
きしてイメージスキャナにより読み込ませると、文字認
識によって前記返信又は転送の指示が確認されると共
に、前記引用指示された受信メール内容の行のデータ
と、手書き内容エリアに手書きされたメッセージとが組
み合わされて返信又は転送のメール内容が作成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手書きによるメー
ルを送信し、受信されたメールを印刷して出力するメー
ル装置及びメール処理プログラムを記憶した記憶媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信機能を有するパーソナルコン
ピュータや携帯端末装置を使用した電子メールが広く一
般に行われるようになっている。
【0003】パーソナルコンピュータを使用して電子メ
ールを作成送信する場合、メールデータは、キーボード
に備えられた文字入力キーや記号キー,テンキーを操作
することにより作成され、メールアドレスも同キー操作
により入力されて送信される。
【0004】また、固定的なキーボードを持たない電子
手帳(PDA)や携帯電話などの携帯端末装置にあって
も、タッチパネル式の表示部に表示させたキー配列画面
上での入力操作や電話用のテンキー及び所定キーの組み
合わせ操作によって、所望のメールデータが作成される
と共に、メールアドレスも入力されて送信される。
【0005】そして、受信されたメールデータは、前記
パーソナルコンピュータや携帯端末装置の何れにあって
も、その表示部にて表示されることによりユーザに確認
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、電
子メールを利用するには、メールの内容は勿論、メール
アドレスもキー操作により入力する必要があり、日常、
キー操作の必要な、例えばパーソナルコンピュータやワ
ードプロセッサなどの情報機器を使用していないユーザ
にとっては、簡単に電子メールを利用することができな
い問題がある。
【0007】そこで、所定の用紙に手書きしたメールの
本文やメールアドレスをファックスデータとして送信す
ると、電話基地局などに設置される電子メール連動装置
において前記ファックスデータを文字認識して電子メー
ルデータに変換し、電子メールとして送信するファクス
電子メール連動装置(特開平09−046372号)な
どが考えられている。
【0008】しかしながら、このようなファックスによ
って電子メールの送受信が行えるようにしたファックス
電子メール連動装置にあっても、従来からある電子メー
ルシステムで行われているように、受信メールを利用し
た返信や転送を容易に行うことはできない問題がある。
【0009】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、手書きによる電子メールの送信及び印刷によ
るメールの受信が行えるだけでなく、受信メールを利用
した返信や転送メールの作成送信も容易に行うことが可
能になるメール装置及びメール処理プログラムを記憶し
た記憶媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係るメール装置は、メールの送受信可能なメール
装置であって、受信されたメール内容の表記エリアと当
該受信メールに対する応答メールの手書き記入エリアを
有する所定形式の送受信フォームを印刷する印刷手段
と、この印刷手段により印刷された送受信フォームの受
信メール内容表記エリアに印刷されて表記された受信メ
ールの内容と、手書き記入エリアに手書きで記入された
応答メールの内容とを認識する認識手段と、この認識手
段により前記送受信フォームの受信メール内容表記エリ
アから認識された受信メールの内容と、手書き記入エリ
アから認識された応答メールの内容とを組み合わせて送
信メールを作成する送信メール作成手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0011】このような請求項1に係るメール装置で
は、まず、受信メールの内容が印刷表記される受信メー
ル内容表記エリアとその応答メールの手書き記入エリア
とを有する所定形式の送受信フォームが印刷される。そ
して、この送受信フォームの手書き記入エリアに応答メ
ールを手書きで記入すると、当該送受信フォームの受信
メール内容表記エリアに印刷されて表記された受信メー
ルの内容と、手書き記入エリアに手書きで記入された応
答メールの内容とが認識手段により認識され、この認識
された受信メールの内容と応答メールの内容とが組み合
わされて送信メールが作成されるので、受信メールを送
受信フォームに印刷出力して確認でき、しかもこの送受
信フォームに前記受信メールに対する返送,転送などの
応答メールの内容を手書きで記入して送信メールとして
作成できることになる。
【0012】また、本発明の請求項2に係るメール装置
は、前記請求項1に係るメール装置にあって、前記送受
信フォームは、その受信メール内容表記エリアに印刷さ
れて表記された受信メールの内容の中で、任意の引用箇
所を手書きで指定するための引用箇所指定エリアを有
し、前記認識手段は、前記受信メール内容表記エリアに
印刷されて表記された受信メールの内容の認識に際し、
前記引用箇所指定エリアにおいて手書きで指定された任
意の引用箇所に対応するところの受信メールの内容を認
識することを特徴とする。
【0013】このような請求項2に係るメール装置で
は、送受信フォームには、その受信メール内容表記エリ
アに印刷されて表記された受信メールの内容の中で、任
意の引用箇所を手書きで指定するための引用箇所指定エ
リアが設けられ、前記受信メール内容表記エリアに印刷
されて表記された受信メールの内容の認識に際しては、
前記引用箇所指定エリアにおいて手書きで指定された任
意の引用箇所に対応するところの受信メールの内容が認
識されて、前記応答メールの内容と組み合わされた送信
メールが作成されるので、受信メールの内容の中から任
意の箇所を引用した返信,転送などの送信メールを容易
に作成できることになる。
【0014】また、本発明の請求項3に係るメール装置
は、前記請求項1又は請求項2に係るメール装置にあっ
て、前記認識手段は、前記印刷手段により印刷された送
受信フォームの受信メール内容表記エリアに印刷されて
表記された受信メールの内容と、手書き記入エリアに手
書きで記入された応答メールの内容とを文字認識して抽
出する文字認識手段であることを特徴とする。
【0015】このような請求項3に係るメール装置で
は、前記印刷手段により印刷された送受信フォームの受
信メール内容表記エリアに印刷されて表記された受信メ
ールの内容と、手書き記入エリアに手書きで記入された
応答メールの内容とは、文字認識により抽出されて組み
合わされ、送信メールとして作成されることになる。
【0016】また、本発明の請求項4に係るメール装置
は、前記請求項3に係るメール装置にあって、前記文字
認識手段は、前記受信メール内容表記エリアに印刷され
て表記された受信メールの内容の文字認識に際し、その
認識箇所の内容が手書きで修正されていた場合、その修
正位置に対応付けられて手書きで記入された内容を文字
認識することを特徴とする。
【0017】このような請求項4に係るメール装置で
は、前記受信メール内容表記エリアに印刷されて表記さ
れた受信メールの内容の文字認識に際し、その認識箇所
の内容が手書きで修正されていた場合には、その修正位
置に対応付けられて手書きで記入された内容が文字認識
されて前記応答メールと組み合わされ、送信メールとし
て作成されることになる。
【0018】また、本発明の請求項5に係るメール装置
は、前記請求項3又は請求項4に係るメール装置にあっ
て、さらに、前記文字認識手段による文字認識の精度を
判断する認識精度判断手段と、この認識精度判断手段に
より前記文字認識手段による文字認識の精度が低いと判
断された場合には、前記送信メール作成手段により作成
された送信メールに対し、前記印刷手段により受信メー
ルの内容が印刷表記されて応答メールの内容が手書きで
記入された送受信フォームを、画像ファイルとして添付
する画像ファイル添付手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0019】このような請求項5に係るメール装置で
は、前記送受信フォームの受信メール内容表記エリアに
印刷されて表記された受信メールの内容と、手書き記入
エリアに手書きで記入された応答メールの内容とが、文
字認識により抽出されて組み合わされ送信メールとして
作成された際に、その文字認識の精度が低いと判断され
た場合には、前記作成された送信メールに対し、前記受
信メールの内容が印刷表記されて応答メールの内容が手
書きで記入されている送受信フォームが画像ファイルと
して添付されるので、送受信フォームに対する手書きの
品質などによって受信メールの内容や応答メールの内容
の認識精度が悪くても、確実なメール送信が行えること
になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0021】図1は、本発明の実施形態に係るメール装
置の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0022】このメール装置は、コンピュータである制
御部(CPU)11を備えている。
【0023】この制御部(CPU)11は、ハードディ
スクやフラッシュメモリ、半導体のROMやRAMなど
を使用してなるメモリ12に記憶されている各種の制御
プログラム、あるいはフロッピディスクなどの外部記憶
媒体13から磁気ディスク装置などの記憶媒体読取部1
4に読み込まれた制御プログラム、あるいは通信ネット
ワークNに接続された外部のコンピュータ端末から電送
制御部15を介して取り込まれた制御プログラムに従っ
て回路各部の動作制御を行うもので、これらの制御プロ
グラムは、イメージスキャナ16aを備えた入力部16
からの入力信号に応じて起動される。
【0024】この入力部16には、前記イメージスキャ
ナ16aが備えられる他に、任意のタイミングで電子メ
ールの受信を指示するための受信キー、及び後述するメ
モリ12内の入力シート作成データメモリ12hに記憶
された各種管理シートの印刷を指示するための印刷キー
など、いくつかの機能実行キーが備えられる。
【0025】そして、制御部(CPU)11には、前記
メモリ12、記憶媒体読取部14、電送制御部15、入
力部16が、何れもデータ/コントロールバスBusを
介して接続される他に、時計部17、印刷部18も接続
される。
【0026】前記メモリ12に記憶される制御プログラ
ムとしては、所定フォームの送受信シート(送受信用
紙:図9参照)に手書きしたメールデータを電子メール
データに変換して送信すると共に、受信された電子メー
ルデータを前記所定の送受信シートに印刷して出力する
ための手書き電子メールプログラム12a、入力部16
のイメージスキャナ16aにより読み取られたイメージ
データに含まれる文字を認識するための文字認識プログ
ラム12bなど、このメール装置によって実行可能な各
種の処理を行うための各種アプリケーションプログラム
が記憶される。
【0027】また、このメモリ12には、受信メールメ
モリ12c、送信メールメモリ12d、送受信バッファ
12e、印刷バッファ12f、連絡先メモリ12g、入
力シート作成データメモリ12hなどが確保される。
【0028】受信メールメモリ12cには、このメール
装置に対して受信された電子メールのデータが記憶され
て保存される。
【0029】送信メールメモリ12dには、このメール
装置から送信された電子メールのデータが記憶されて保
存される。
【0030】送受信バッファ12eには、伝送制御部1
5から通信ネットワークNを介して外部のコンピュータ
端末装置との間で送受信されるメールデータがその送受
信処理に伴い一時的に記憶される。
【0031】印刷バッファ12fには、印刷部18にお
いて印刷するための印刷データが書き込まれる。
【0032】図2は前記メール装置の連絡先メモリ12
gに記憶される連絡先テーブルを示す図である。
【0033】この連絡先メモリ12gに記憶される連絡
先テーブルには、本メール装置による電子メールの送受
信先である各メール端末のユーザ氏名及びメールアドレ
スがそれぞれの備考と共に番号付けされて書き込まれ記
憶される。
【0034】入力シート作成データメモリ12hには、
前記連絡先メモリ12gの連絡先テーブルに対し、新規
の連絡先を手書き入力により登録するための[新規登録
用シート](図3参照)、その登録内容を印刷出力して
確認するための[新規登録内容確認シート](図4参
照)、同連絡先メモリ12gの連絡先テーブルに登録さ
れている各端末ユーザの連絡先のデータを手書き入力に
より修正あるいは削除して編集するための[連絡先編集
シート](図5参照)、その編集内容を印刷出力して確
認するための[編集内容確認シート](図6参照)な
ど、本メール装置に対し入力すべきデータを手書きによ
って書き込み入力部16のイメージスキャナ16aによ
って読み取らせて入力するための種々の所定パターンか
らなる各シートのフォーマットが予め記憶される。
【0035】図3は前記メール装置の入力シート作成デ
ータメモリ12hに記憶される連絡先の新規登録用シー
トを示す図である。
【0036】図4は前記メール装置の入力シート作成デ
ータメモリ12hに記憶される連絡先の新規登録内容確
認シートを示す図である。
【0037】図5は前記メール装置の入力シート作成デ
ータメモリ12hに記憶される連絡先の編集シートを示
す図である。
【0038】図6は前記メール装置の入力シート作成デ
ータメモリ12hに記憶される連絡先の編集内容確認シ
ートを示す図である。
【0039】そして、時計部17は、現在の年,月,
日,時刻を逐次計時して出力する。
【0040】次に、前記構成によるメール装置のメール
処理機能について説明する。
【0041】図7は前記メール装置におけるメール処理
の全体を示すフローチャートである。
【0042】このメール処理機能では、電子メールの受
信処理及び送信処理の他に、連絡先の編集処理、管理シ
ートの印刷処理などが行われる。
【0043】入力部16において何らのキー操作も成さ
れない状態では、一定時間が経過する毎に伝送制御部1
5を介してメールデータの受信処理が試行され(ステッ
プS1→S2→S3)、本メール装置のメールアドレス
を送信先とするメールが受信されて受信メールメモリ1
2cに書き込まれたと判断された場合には、図8におけ
る受信メール処理に移行される(ステップS4→S
A)。
【0044】図8は前記メール装置のメール処理に伴い
移行される受信メール処理を示すフローチャートであ
る。
【0045】図9は前記メール装置の受信メール処理に
伴い印刷出力される送受信シートを示す図である。
【0046】この受信メール処理が起動されると、ま
ず、受信メールメモリ12cに書き込まれた受信メール
数がメモリ12内のカウンタにセットされた後(ステッ
プA1)、1つ目の受信メールの解析に伴い前記カウン
タデータが(−1)されると共に、当該受信メール内容
が管理用メールであるか否か判断される(ステップA
2,A3,A4)。
【0047】ここで、受信メールの内容が管理用メール
ではなく、通常のメールであると判断された場合には、
当該受信メールのデータは、図9に示すような所定のフ
ォーマットからなる送受信シートの上段の受信メールエ
リアa1に対して、「日付」「タイトル」「送信者」
「受信者」「CC」「本文」の項目に整理されて印刷バ
ッファ12fに展開され、印刷部18により印刷出力さ
れる(ステップA4→A5)。
【0048】この送受信シートには、上段に受信メール
エリアa1が設けられ、下段に返信/転送メールエリア
a2が設けられ、受信メールエリアa1の左側には、こ
の受信メールの内容を利用して返信/転送メールを作成
する場合の引用行のチェック欄が設けられる。また、返
信/転送メールエリアa2の上部には、前記受信メール
エリアa1における受信メールの「タイトル」「送信
者」「受信者」の内容に基づき、返信メール用の「タイ
トル」「送信者」「受信者」が記述された返信メール欄
と、転送メール用の「タイトル」が記述されるのと共に
「転送先」の記入エリアを有する転送メール欄が設けら
れ、この返信メール欄と転送メール欄それぞれの左側に
は、返信メールか又は転送メールかを指示する返信チェ
ック欄と転送チェック欄が設けられる。そして、前記返
信/転送メールエリアa2の下部には、その返信又は転
送のメール内容の手書きエリアが設けられる。
【0049】このように、上段の受信メールエリアa1
に受信メールのデータが書き込まれた送受信シートが印
刷出力された場合に、この送受信シート上で転送又は返
送メールを作成するには、まず、受信メールの内容を引
用する場合、その引用行に対応する引用チェック欄に手
書きでチェックを記入すると共に、引用行それぞれの内
容を手書きで修正する。そして、下段の返信/転送メー
ルエリアaにおける返信チェック欄又は転送チェック欄
に手書きでチェックを記入すると共に、前記受信メール
の引用修正部分以外の必要なメッセージを手書きにより
書き込む。
【0050】つまり、このメール装置のユーザは、受信
されたメールデータを前記印刷出力される送受信シート
により受け取り、この送受信シート上で、返信又は転送
メールの内容を手書きにより作成する。
【0051】前記ステップA5において、受信メールの
内容が記述された送受信シートが印刷出力されると、当
該メールの受信出力がブザー音などの出力によりユーザ
に通知される(ステップA6)。
【0052】また、前記送受信シートの上段の受信メー
ルエリアa1における「送信者」として記述された差出
人の氏名が、連絡先メモリ12gに記憶されている連絡
先テーブル(図2参照)の中に登録済みでない新規の差
出人であるか否か判断され、新規差出人であると判断さ
れた場合には、その氏名及びメールアドレスが連絡先テ
ーブルに追加されて登録される(ステップA7→A
8)。
【0053】すると、メモリ12内のカウンタにおいて
未出力である受信メールの数を示すカウンタデータが
“0”であるか否か判断され、“0”でない、つまり受
信メールメモリ12c内に未出力である受信メールが存
在すると判断された場合には、再び前記ステップA2か
らの処理に戻り、カウンタデータがさらに(−1)され
た後、受信メール解析からの処理が繰り返される(ステ
ップA9→A2,A3)。
【0054】一方、ステップA3,A4において解析・
判断された受信メールの内容が、管理用メールであると
判断された場合に、当該管理用メールが連絡先の内容変
更に関する管理用メールであると判断された場合には、
そのメール内容に従って前記連絡先メモリ12gに記憶
されている連絡先テーブルの登録内容が変更される(ス
テップA4→A10→A11)。
【0055】また、前記ステップA3,A4において解
析・判断された受信メールの内容が、管理用メールであ
ると判断された場合に、当該管理用メールが初期設定デ
ータなどの内容変更に関する管理用メールであると判断
された場合には、そのメール内容に従ってメモリ12内
にて設定されている各種設定データの内容が変更される
(ステップA4→A10→A12)。
【0056】このように、前記受信メール処理に従って
受信されたメールデータが、例えば図9で示したよう
に、送受信シートに印刷されて出力された後に、当該送
受信シートにおいて、前述したように、その受信メール
エリアa1に記述された受信メールの本文を引用して修
正したり、返信/転送メールエリアa2に追加のメッセ
ージを書き込んだりして、手書きにより返信又は転送メ
ールを作成し、入力部16のイメージスキャナ16aか
ら読み込ませると、このイメージスキャナ16aから入
力された送受信シートのイメージデータに対し文字認識
処理が行われる(ステップS5→S6)。
【0057】そして、前記送受信シートのイメージデー
タが文字認識された結果、返信又は転送メールの手書き
データが記述された送信メールであると分析判断された
場合には、図10における送信メール作成処理に移行さ
れる(ステップS7,S8→SB)。
【0058】図10は前記メール装置のメール処理に伴
い移行される送信メール作成処理を示すフローチャート
である。
【0059】この送信メール作成処理が起動されると、
まず、前記イメージスキャナ16aにより読み取られた
送受信シートの画像認識が行われ(ステップB1)、当
該送受信シート画像下段の返信/転送メールエリアa2
の上部にある返信メールのチェック欄及び送信メールの
チェック欄の手書きチェックマークの有無が確認される
(ステップB2)。
【0060】ここで、返信メールのチェック欄に手書き
チェックマークが付されている返信メールの送受信シー
トであると判断された場合には、その返信メール欄の
「タイトル」「送信者」「受信者」「CC」の各項目に
記述されている文字画像が文字認識されて抽出され、返
信メールデータとして設定記憶される(ステップB3→
B4)。この際、前記返信メール欄の各項目に記述され
ている文字画像について、字消し修正されている文字画
像が存在する場合には、修正後の文字が認識されて抽出
される。
【0061】一方、転送メールのチェック欄に手書きチ
ェックマークが付されている転送メールの送受信シート
であると判断された場合には、その転送メール欄の「タ
イトル」「転送先」の各項目に記述されている文字画像
が文字認識されて抽出され、転送メールデータとして設
定記憶される(ステップB5→B6)。この際も、前記
返信メール設定の場合と同様に、転送メール欄の各項目
に記述されている文字画像について、字消し修正されて
いる文字画像が存在する場合には、修正後の文字が認識
されて抽出される。
【0062】すると、前記返信/転送メールエリアa2
における内容手書きエリアの前半部分、つまり受信メー
ルを引用したメッセージ部分の前段に追加されるように
手書きされたメッセージの文字認識が行われ、前記返信
又は転送メールの内容データとして設定記憶される(ス
テップB7)。
【0063】すると、受信メールエリアa1の左側にあ
る引用行のチェック欄に対する手書きチェックマークが
確認され、全行引用のチェック欄にマークがあるか、引
用行毎のチェック欄にマークがあるか判断され、引用行
毎のチェックマークである場合には、当該チェックマー
クが確認された受信メールの内容の引用行番号が認識抽
出される(ステップB8)。
【0064】そして、前記受信メールエリアa1におけ
る引用のチェックマークがあった場合には、メモリ12
内の位置行カウンタに対し“1”がセットされ(ステッ
プB9→B10)、当該位置行カウンタデータにより示
される“1”行目は前記引用行番号として抽出されてい
るか否か判断される(ステップB11)。
【0065】ここで、位置行カウンタデータにより示さ
れる“1”行目は引用行番号として抽出されてないと判
断された場合には、受信メールエリアa1の内容エリア
における次の行、つまりこの場合には2行目の存在の有
無が判断され(ステップB11→B17)、次行が存在
すると判断された場合には、前記位置行カウンタのカウ
ンタデータが(+1)されてカウントアップされ、その
カウンタデータにより示される受信メールの内容行が再
び前記引用行番号として抽出されているか否か判断され
る(ステップB18→B11)。
【0066】このステップB11において、前記位置行
カウンタにて示されるカウンタデータが前記引用行番号
として抽出されていると判断された場合には、当該引用
行のデータが文字認識され(ステップB11→B1
2)、当該文字認識された引用行のデータが修正を受け
ていると判断された場合には、その修正を受けた後の文
字認識データが前記返信又は転送メールの内容データと
して追加されて設定記憶される(ステップB13→B1
4)。
【0067】そしてさらに、前記引用行の直後に存在す
る手書きのデータが文字認識され、前記返信又は転送メ
ールの内容データとして追加されて設定記憶される(ス
テップB15)。
【0068】さらにまた、前記引用行の直下に存在する
手書きのデータが文字認識され、前記返信又は転送メー
ルの内容データとして追加されて設定記憶される(ステ
ップB16)。
【0069】そして、受信メールエリアa1の内容エリ
アにおける次の行が存在すると判断された場合には、前
記位置行カウンタのカウンタデータがさらに(+1)さ
れてカウントアップされ、そのカウンタデータにより示
される受信メールの内容行が再び前記引用行番号として
抽出されているか否か判断される(ステップB17→B
18→B11)。
【0070】この後、前記ステップB11〜B18の処
理が繰り返し行われることで、送受信シートの受信メー
ルエリアa1の内容エリアにおいて手書きにより選択的
に引用された各引用行それぞれのデータが順次文字認識
されて抽出され、前記ステップB7において返信/転送
メールエリアa2における内容手書きエリアの前半部分
から文字認識されて設定記憶されたメール内容データの
後に追加されて設定記憶される。
【0071】そして、前記ステップB17において、前
記受信メールエリアa1の内容エリアに対する行位置の
カウンタデータが全行数に到達一致し、返信又は転送メ
ールの内容として引用の可能性のある次行のデータは存
在しないと判断された場合には、前記返信/転送メール
エリアa2における内容手書きエリアの後半部分、つま
り受信メールを引用したメッセージ部分の後段に追加さ
れるように手書きされたメッセージの文字認識が行わ
れ、前記ステップB7において同返信/転送メールエリ
アa2における内容手書きエリアの前半部分から文字認
識されて設定記憶されたメール内容データ、及び前記ス
テップB11〜B18の処理を経て受信メールエリアa
1の内容エリアから引用され文字認識されて設定記憶さ
れたメール内容データの後にさらに追加されて設定記憶
される(ステップB19)。
【0072】一方、前記ステップB9において、前記受
信メールエリアa1における引用のチェックマークが無
かったと判断された場合には、前記ステップS10〜S
18に従った受信メールの内容からの引用によるメール
内容データの設定は行われずに、前記返信/転送メール
エリアa2における内容手書きエリアの後半部分に手書
きされたメッセージの文字認識が行われ、前記ステップ
B7において同返信/転送メールエリアa2における内
容手書きエリアの前半部分から文字認識されて設定記憶
されたメール内容データの後に続けて追加されて設定記
憶される(ステップB9→B19)。
【0073】図11は前記メール装置の送信メール作成
処理に伴い作成送信される返信メールを示す図である。
【0074】すなわち、この送信メール作成処理によっ
て、前記図9で示したような送受信シート上の受信メー
ルエリアa1において、手書き修正された受信メールの
内容が文字認識されて引用されると共に、返信/転送メ
ールエリアa2において手書きされたメッセージが文字
認識されて組み合わされ、返信メールの内容データとし
て設定記憶された場合、図11に示すような返信メール
が作成されるもので、こうして送受信シートに対する受
信メールを引用した手書きデータからの文字認識により
作成された送信用のメールデータは、送信メールメモリ
12dに記憶され、入力部16におけるメール送信の指
示に応じて、前記連絡先メモリ12g内の連絡先テーブ
ルに登録されている送信先のメールアドレスが参照さ
れ、送受信バッファ12eに書き込まれた後、電送制御
部15を介してメール送信される(ステップB22→S
3)。
【0075】なお、前記送受信シートに対する手書き部
分の文字認識精度が低いと判断された場合には、当該送
受信シートの全体画像そのものが添付ファイルとして前
記送信メールメモリ12dに記憶された送信メールデー
タに追加されて送信される(ステップB20→B21,
B22)。
【0076】一方、前記図3〜図6で示した入力シート
作成データメモリ12hに記憶されている新規登録用シ
ート、新規登録内容確認シート、連絡先編集シート、編
集内容確認シートなどの各種管理シートを利用して、連
絡先メモリ12gに記憶されている連絡先テーブルへの
新規連絡先の登録やその確認、あるいは修正・削除など
の編集やその確認を行いたい場合に、入力部16におけ
るキー操作により新規登録用シート又は連絡先編集シー
トを指定してその印刷を指示すると、指定された管理シ
ートのフォーマットデータが印刷バッファ12fに展開
され印刷部18において印刷されて出力される(ステッ
プS1→S9)。
【0077】そして、これにより印刷された新規登録用
シート又は連絡先編集シートに必要な情報を手書きで書
き込んでイメージスキャナ16aに読み取らせると、こ
のイメージスキャナ16aにより読み取られた管理シー
ト上の文字画像が、文字認識されてシートの種類が分析
される(ステップS5→S6,S7)。
【0078】このシート種類の分析に基づき、前記イメ
ージスキャナ16aにより読み込まれたシートが、送信
メールではなく連絡先テーブルの登録データを管理する
ための前記各種管理シート(図3〜図6参照)の何れか
であると判断されると、図12における連絡先編集処理
に移行される(ステップS8→S10→SC)。
【0079】図12は前記メール装置のメール処理に伴
い移行される連絡先編集処理を示すフローチャートであ
る。
【0080】入力部16におけるキー操作により連絡先
の編集処理の開始が指示された際に、前記イメージスキ
ャナ16aにより画像入力された管理シートが新規登録
用シート(図3参照)であった場合には、この新規登録
用シートの読み取り画像から文字認識された新規連絡先
の氏名とそのメールアドレスがメモリ12内に一時記憶
保持され、新規登録内容確認シート(図4参照)として
作成されて印刷出力される(ステップC1→C2,C
3,C4)。
【0081】この新規登録内容確認シートによって印刷
出力された前記新規登録用シートの文字認識結果である
新規連絡先の氏名とメールアドレスをユーザが確認し、
これに誤認識による間違いがある場合には、当該確認シ
ートの修正内容記入欄に設けられた「修正する」のチェ
ック欄に手書きによるチェックマークを書き込むのと共
に、修正対象となる連絡先の番号と正しい氏名,メール
アドレスなどを手書きにより書き込み、イメージスキャ
ナ16aにより読み込ませる。
【0082】すると、前記ステップS5〜S8→S10
の処理を経て再び連絡先編集処理に移行され(ステップ
SC)、前記読み込み画像である新規登録内容確認シー
トの「修正する」のチェック欄にチェックマークが付さ
れていることが確認されると、その修正内容記入欄に手
書きされている修正対象となる連絡先の番号と正しい氏
名,メールアドレスなどに従って前記新規登録用シート
の画像読み込みに際してメモリ12内に一時記憶された
新規連絡先の氏名とそのメールアドレスのデータが修正
されて一時記憶保持され、再び新規登録内容確認シート
(図4参照)として作成されて印刷出力される(ステッ
プC5→C2,C3,C4)。
【0083】そして、前記新規登録内容確認シートによ
って印刷出力された前記新規登録用シートあるいは前回
の新規登録内容確認シートの文字認識結果である新規連
絡先の氏名とメールアドレスをユーザが確認し、これに
誤認識による間違いがない場合には、この確認シートの
修正内容記入欄に設けられた「修正しない」のチェック
欄に手書きによるチェックマークを書き込み、イメージ
スキャナ16aにより読み込ませる。
【0084】すると、前記ステップS5〜S8→S10
の処理を経て再び連絡先編集処理に移行され(ステップ
SC)、前記読み込み画像である新規登録内容確認シー
トの「修正しない」のチェック欄にチェックマークが付
されていることが確認されると、前記メモリ12内に一
時記憶されている新規連絡先の氏名とそのメールアドレ
スのデータが、連絡先メモリ12gに記憶される連絡先
テーブルに対して新規登録される(ステップC5→C
6)。
【0085】また、入力部16におけるキー操作により
連絡先の編集処理の開始が指示された際に、前記イメー
ジスキャナ16aにより画像入力された管理シートが連
絡先編集シート(図5参照)であった場合には、この連
絡先編集シートの読み取り画像から文字認識された修正
あるいは削除対象の連絡先番号とその氏名,メールアド
レスによる編集データがメモリ12内に一時記憶保持さ
れ、編集内容確認シート(図6参照)として作成されて
印刷出力される(ステップC1→C7)。
【0086】この編集内容確認シートによって印刷出力
された前記連絡先編集シートの文字認識結果である編集
対象の連絡先番号とその氏名,メールアドレスによる編
集データをユーザが確認し、これに誤認識による間違い
がある場合には、当該確認シート自体の修正内容記入欄
に設けられた「修正する」のチェック欄に手書きによる
チェックマークを書き込むのと共に、修正対象となる連
絡先の番号と正しい氏名,メールアドレスなどを手書き
により書き込み、イメージスキャナ16aにより読み込
ませる。
【0087】すると、前記ステップS5〜S8→S10
の処理を経て再び連絡先編集処理に移行され(ステップ
SC)、前記読み込み画像である編集内容確認シートの
「修正する」のチェック欄にチェックマークが付されて
いることが確認されると、その修正内容記入欄に手書き
されている修正対象となる連絡先の番号と正しい氏名,
メールアドレスなどに従って前記連絡先編集シートの画
像読み込みに際してメモリ12内に一時記憶された編集
対象の連絡先番号とその氏名,メールアドレスによる編
集データが修正されて一時記憶保持され、再び編集内容
確認シート(図6参照)として作成されて印刷出力され
る(ステップC8)。
【0088】そして、前記編集内容確認シートによって
印刷出力された前記連絡先編集シートあるいは前回の編
集内容確認シートの文字認識結果である編集データをユ
ーザが確認し、これに誤認識による間違いがない場合に
は、当該確認シートの修正内容記入欄に設けられた「修
正しない」のチェック欄に手書きによるチェックマーク
を書き込み、イメージスキャナ16aにより読み込ませ
る。
【0089】すると、前記ステップS5〜S8→S10
の処理を経て再び連絡先編集処理に移行され(ステップ
SC)、前記読み込み画像である編集内容確認シートの
「修正しない」のチェック欄にチェックマークが付され
ていることが確認されると、前記メモリ12内に一時記
憶されている編集対象の連絡先番号とその氏名,メール
アドレスによる編集データに従って、連絡先メモリ12
gに記憶されている連絡先テーブルの登録データが編集
される(ステップC8)。
【0090】なお、前記ステップS8→S10におい
て、前記イメージスキャナ16aにより読み込まれたシ
ートが、送信メールではなく、しかも連絡先テーブルの
登録データを管理するための前記各種管理シート(図3
〜図6参照)の何れでもないと判断された場合には、読
み取りエラーをユーザに報知するインジケータ表示など
が行われ、その確認操作が行われることで、前記のメー
ル処理が先頭から繰り返される(ステップS10→S1
1,S12)。
【0091】したがって、前記構成のメール装置によれ
ば、このメール装置に対して電送制御部15から受信さ
れたメールデータは、受信メールエリアa1と返信/転
送メールエリアa2を有する予め設定されたフォーマッ
トの送受信シート(図9参照)に印刷されて出力され
る。そして、この送受信シートにおいて、その受信メー
ルエリアa1に印刷された受信メールの内容を、全行対
象及び1行毎に設けた引用チェック欄に手書きチェック
マークを記入して引用を指示すると共に、返信/転送メ
ールエリアa2の返信又は転送チェック欄に手書きチェ
ックマークを記入して返信又は転送を指示し、さらに手
書き内容エリアに任意のメッセージを手書きして、入力
部16におけるイメージスキャナ16aにより読み込ま
せると、この読み込み画像が文字認識されることで、前
記返信又は転送の指示が確認されると共に、前記引用指
示された受信メール内容の行のデータと、手書き内容エ
リアに手書きされたメッセージとが組み合わされて返信
又は転送メールの内容データが作成される。そして、返
信メールの場合には、前記受信メールエリアa1の「送
信者」の欄から文字認識された発信元のメールアドレス
が送信先とされてメール送信され、転送メールの場合に
は、前記返信/転送メールエリアa2の「転送先」の欄
から文字認識された転送先のメールアドレスが送信先と
されてメール送信されるようになる。よって、キー操作
に不慣れなユーザであっても、前記印刷出力される送受
信シートによって受信メールを確認できるばかりでな
く、手書きによるメッセージを電子メールとして送信す
ることができ、しかも、受信メールの内容を引用した返
信メールや転送メールも手書き作業で簡単に作成して送
信することができるようになる。
【0092】また、前記構成のメール装置によれば、受
信メールデータが印刷された送受信シートの受信メール
エリアa1から引用チェック欄のチェックマークに対応
して引用される受信メール内容の行のデータが文字認識
される際に、この引用行のデータが手書きにより字消し
されて修正されていた場合には、その字消し修正後のデ
ータが文字認識されて引用され、前記返信又は転送メー
ルの内容データに含まれて作成されるので、受信メール
の内容を手書きで簡単に修正して引用し送信メールを作
成することができる。
【0093】さらに、前記構成のメール装置によれば、
イメージスキャナ16aにより読み込まれた送受信シー
トの画像を文字認識して返信又は転送の送信メールの内
容データを作成した際に、その文字認識精度が低い場合
には、前記送受信シートの画像データそのものが送信メ
ールの添付ファイルとして付加されて送信先へメール送
信されるので、受信メールの引用行における手書きでの
修正品質や新たなメッセージの手書きでの文字品質が悪
く、文字認識精度が悪化して意図したメール内容データ
が作成されなくても、確実にユーザからのメッセージを
電子メールで伝えることができる。
【0094】なお、前記実施形態において記載した手
法、すなわち、図7のフローチャートに示す全体メール
処理、この全体メール処理に伴う図8のフローチャート
に示す受信メール処理、図10のフローチャートに示す
送信メール作成処理、図12のフローチャートに示す連
絡先編集処理等の各手法は、コンピュータに実行させる
ことができるプログラムとして、メモリカード(ROM
カード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピデ
ィスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−RO
M、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶媒体13に
格納して配布することができる。そして、コンピュータ
は、この外部記憶媒体13に記憶されたプログラムを記
憶媒体読取部14によってメモリ12に読み込み、この
読み込んだプログラムによって動作が制御されることに
より、前記実施形態において説明した所定フォーマット
の送受信シートを使用した手書きによる電子メールの送
信受信機能を実現し、前述した手法による同様の処理を
実行することができる。
【0095】また、前記各手法を実現するためのプログ
ラムのデータは、プログラムコードの形態としてネット
ワークN上を伝送させることができ、このネットワーク
Nに接続されたコンピュータ端末の電送制御部15によ
って前記のプログラムデータを取り込み、前述した手書
き電子メール機能を実現することもできる。
【0096】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
メール装置によれば、まず、受信メールの内容が印刷表
記される受信メール内容表記エリアとその応答メールの
手書き記入エリアとを有する所定形式の送受信フォーム
が印刷される。そして、この送受信フォームの手書き記
入エリアに応答メールを手書きで記入すると、当該送受
信フォームの受信メール内容表記エリアに印刷されて表
記された受信メールの内容と、手書き記入エリアに手書
きで記入された応答メールの内容とが認識手段により認
識され、この認識された受信メールの内容と応答メール
の内容とが組み合わされて送信メールが作成されるの
で、受信メールを送受信フォームに印刷出力して確認で
き、しかもこの送受信フォームに前記受信メールに対す
る返送,転送などの応答メールの内容を手書きで記入し
て送信メールとして作成できるようになる。
【0097】また、本発明の請求項2に係るメール装置
によれば、送受信フォームには、その受信メール内容表
記エリアに印刷されて表記された受信メールの内容の中
で、任意の引用箇所を手書きで指定するための引用箇所
指定エリアが設けられ、前記受信メール内容表記エリア
に印刷されて表記された受信メールの内容の認識に際し
ては、前記引用箇所指定エリアにおいて手書きで指定さ
れた任意の引用箇所に対応するところの受信メールの内
容が認識されて、前記応答メールの内容と組み合わされ
た送信メールが作成されるので、受信メールの内容の中
から任意の箇所を引用した返信,転送などの送信メール
を容易に作成できるようになる。
【0098】また、本発明の請求項3に係るメール装置
によれば、前記印刷された送受信フォームの受信メール
内容表記エリアに印刷されて表記された受信メールの内
容と、手書き記入エリアに手書きで記入された応答メー
ルの内容とは、文字認識により抽出されて組み合わさ
れ、送信メールとして作成されるようになる。
【0099】また、本発明の請求項4に係るメール装置
によれば、前記受信メール内容表記エリアに印刷されて
表記された受信メールの内容の文字認識に際し、その認
識箇所の内容が手書きで修正されていた場合には、その
修正位置に対応付けられて手書きで記入された内容が文
字認識されて前記応答メールと組み合わされ、送信メー
ルとして作成されるようになる。
【0100】また、本発明の請求項5に係るメール装置
によれば、前記送受信フォームの受信メール内容表記エ
リアに印刷されて表記された受信メールの内容と、手書
き記入エリアに手書きで記入された応答メールの内容と
が、文字認識により抽出されて組み合わされ送信メール
として作成された際に、その文字認識の精度が低いと判
断された場合には、前記作成された送信メールに対し、
前記受信メールの内容が印刷表記されて応答メールの内
容が手書きで記入されている送受信フォームが画像ファ
イルとして添付されるので、送受信フォームに対する手
書きの品質などによって受信メールの内容や応答メール
の内容の認識精度が悪くても、確実なメール送信が行え
るようになる。
【0101】よって、本発明によれば、手書きによる電
子メールの送信及び印刷によるメールの受信が行えるだ
けでなく、受信メールを利用した返信や転送メールの作
成送信も容易に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るメール装置の電子回路
の構成を示すブロック図。
【図2】前記メール装置の連絡先メモリに記憶される連
絡先テーブルを示す図。
【図3】前記メール装置の入力シート作成データメモリ
に記憶される連絡先の新規登録用シートを示す図。
【図4】前記メール装置の入力シート作成データメモリ
に記憶される連絡先の新規登録内容確認シートを示す
図。
【図5】前記メール装置の入力シート作成データメモリ
に記憶される連絡先の編集シートを示す図。
【図6】前記メール装置の入力シート作成データメモリ
に記憶される連絡先の編集内容確認シートを示す図。
【図7】前記メール装置におけるメール処理の全体を示
すフローチャート。
【図8】前記メール装置のメール処理に伴い移行される
受信メール処理を示すフローチャート。
【図9】前記メール装置の受信メール処理に伴い印刷出
力される送受信シートを示す図。
【図10】前記メール装置のメール処理に伴い移行され
る送信メール作成処理を示すフローチャート。
【図11】前記メール装置の送信メール作成処理に伴い
作成送信される返信メールを示す図。
【図12】前記メール装置のメール処理に伴い移行され
る連絡先編集処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
11 …制御部(CPU) 12 …メモリ 12a…手書き電子メールプログラム 12b…文字認識プログラム 12c…受信メールメモリ 12d…送信メールメモリ 12e…送受信バッファ 12f…印刷バッファ 12g…連絡先メモリ 12h…入力シート作成データメモリ 13 …外部記憶媒体 14 …記憶媒体読取部 15 …電送制御部 16 …入力部 16a…イメージスキャナ 17 …時計部 18 …印刷部 N …通信ネットワーク a1 …送受信シートの受信メールエリア a2 …送受信シートの返信/転送メールエリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/58 H04L 11/20 101B Fターム(参考) 5B009 QB11 VC02 5B089 GA21 JA31 KA03 KC28 KC53 KH13 LA02 LA07 LA18 LB10 LB12 5K030 GA17 HA06 JT02 KA06 KA08 KA18 LD11 LD12 LE11 9A001 HH22 HH34 JJ14 JJ35

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メールの送受信可能なメール装置であっ
    て、 受信されたメール内容の表記エリアと当該受信メールに
    対する応答メールの手書き記入エリアを有する所定形式
    の送受信フォームを印刷する印刷手段と、 この印刷手段により印刷された送受信フォームの受信メ
    ール内容表記エリアに印刷されて表記された受信メール
    の内容と、手書き記入エリアに手書きで記入された応答
    メールの内容とを認識する認識手段と、 この認識手段により前記送受信フォームの受信メール内
    容表記エリアから認識された受信メールの内容と、手書
    き記入エリアから認識された応答メールの内容とを組み
    合わせて送信メールを作成する送信メール作成手段と、
    を備えたことを特徴とするメール装置。
  2. 【請求項2】 前記送受信フォームは、その受信メール
    内容表記エリアに印刷されて表記された受信メールの内
    容の中で、任意の引用箇所を手書きで指定するための引
    用箇所指定エリアを有し、 前記認識手段は、前記受信メール内容表記エリアに印刷
    されて表記された受信メールの内容の認識に際し、前記
    引用箇所指定エリアにおいて手書きで指定された任意の
    引用箇所に対応するところの受信メールの内容を認識す
    る、ことを特徴とする請求項1に記載のメール装置。
  3. 【請求項3】 前記認識手段は、前記印刷手段により印
    刷された送受信フォームの受信メール内容表記エリアに
    印刷されて表記された受信メールの内容と、手書き記入
    エリアに手書きで記入された応答メールの内容とを文字
    認識して抽出する文字認識手段である、ことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載のメール装置。
  4. 【請求項4】 前記文字認識手段は、前記受信メール内
    容表記エリアに印刷されて表記された受信メールの内容
    の文字認識に際し、その認識箇所の内容が手書きで修正
    されていた場合、その修正位置に対応付けられて手書き
    で記入された内容を文字認識する、ことを特徴とする請
    求項3に記載のメール装置。
  5. 【請求項5】 さらに、 前記文字認識手段による文字認識の精度を判断する認識
    精度判断手段と、 この認識精度判断手段により前記文字認識手段による文
    字認識の精度が低いと判断された場合には、前記送信メ
    ール作成手段により作成された送信メールに対し、前記
    印刷手段により受信メールの内容が印刷表記されて応答
    メールの内容が手書きで記入された送受信フォームを、
    画像ファイルとして添付する画像ファイル添付手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載
    のメール装置。
  6. 【請求項6】 メールの送受信可能なメール装置のコン
    ピュータを制御するためのメール処理プログラムを記憶
    した記憶媒体であって、 前記コンピュータを、 受信されたメール内容の表記エリアと当該受信メールに
    対する応答メールの手書き記入エリアを有する所定形式
    の送受信フォームを印刷する印刷手段、 この印刷手段により印刷された送受信フォームの受信メ
    ール内容表記エリアに印刷されて表記された受信メール
    の内容と、手書き記入エリアに手書きで記入された応答
    メールの内容とを認識する認識手段、 この認識手段により前記送受信フォームの受信メール内
    容表記エリアから認識された受信メールの内容と、手書
    き記入エリアから認識された応答メールの内容とを組み
    合わせて送信メールを作成する送信メール作成手段、と
    して機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な
    メール処理プログラムを記憶した記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007193634A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Ids:Kk デジタルペンを用いたメール送信システム
JP2014149578A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Fujitsu Ltd メール作成支援プログラム、メール作成支援装置及びメール作成支援方法
JP2015092313A (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 ブラザー工業株式会社 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム
JP2016062320A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 ブラザー工業株式会社 画像処理装置および画像処理プログラム

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