JP2001256068A - 誤り検出・訂正方法、計算機システムの主記憶制御装置、及び計算機システム - Google Patents

誤り検出・訂正方法、計算機システムの主記憶制御装置、及び計算機システム

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JP2001256068A
JP2001256068A JP2000070824A JP2000070824A JP2001256068A JP 2001256068 A JP2001256068 A JP 2001256068A JP 2000070824 A JP2000070824 A JP 2000070824A JP 2000070824 A JP2000070824 A JP 2000070824A JP 2001256068 A JP2001256068 A JP 2001256068A
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    • H03M13/13Linear codes
    • H03M13/15Cyclic codes, i.e. cyclic shifts of codewords produce other codewords, e.g. codes defined by a generator polynomial, Bose-Chaudhuri-Hocquenghem [BCH] codes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データに発生した複数の障害情報をビット数
を増やさずに符号化する誤り検出・訂正方法、計算機シ
ステムとその主記憶制御装置を提供する。 【解決手段】 He、Hd、Irは単位行列であり、
(He,Hd)は情報ビット部分を、Irは検査ビット
部分を表す。最大情報ビット長mビット、検査ビット長
rビット、最大符号長m+rビットの(m+r,m)t
(t>0)ビットエラー訂正、u(u>t)ビットエラ
ー検出符号のH行列を使用するとき、使用する情報ビッ
ト長をk(m>k>0)とし、最大min(t,m−
k)ビットの障害情報を符号化することができる。さら
に、障害情報をのせた符号にu−min(t,m−k)
ビットのエラーが付加されても誤訂正することはない。
e0,・・,em−k−1のm−kビットに障害情報、
d0,・・,dk−1のkビットに情報ビット、c0,
・・,cr−1のrビットに検査ビットを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機システムの
障害検出方式及びその主記憶制御装置に係り、特にエラ
ー発生時のシステムダウンを回避し、エラー発生源の特
定に好適な誤り検出・訂正方法、計算機システムの主記
憶制御装置、及び計算機システムに適用して有効な技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CPUバスやIOバスから主記憶
に書き込むデータに訂正不能なエラーを検出した場合に
おいてシステムダウンをさせない方法として、例えば特
開平6−89196号公報では、主記憶制御装置がCP
UバスやIOバスから転送されたデータに訂正不能なエ
ラーを検出した場合、ある受信データを特定のパタンの
データに置き換え、このデータから生成した検査ビット
を全て反転させた特定の誤り訂正符号付きデータを主記
憶へ書き込んでいる。そして、主記憶からこのデータを
読み出したときシンドロームが全1で、特定パタンのデ
ータになっていれば、CPUバスやIOバスで訂正不能
なエラーとなったデータであると判別する。これによ
り、障害情報を記憶するために必要な、主記憶へのイン
タフェース信号数、主記憶のメモリ容量を増加させない
で障害情報を記録できる。
【0003】また、CPUバスやIOバスでリトライな
どの障害回復手段を持たない場合は、障害検出時にリブ
ートさせず、当該データをCPUが読み出そうとしたと
きだけCPUに割り込みをかけて障害通知をすればよい
ことになり、障害のあるデータを主記憶に書き込んでも
CPUから読み出しがなければデータの障害がシステム
の障害(停止やリブート等、ユーザに直接見える障害)
を避けることができ、システムのアベイラビリティの向
上に有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
従来方式で提案している符号の構成方法について、本発
明者が検討した結果、以下に挙げる3つの問題点が明ら
かとなった。この問題点とは、(1)検査ビットを反転
させれば、シンドロームが全1のパタンになり発生頻度
の低い多重エラーのパタンとなるとしていること、
(2)この特定の誤り訂正符号付きデータが主記憶でさ
らに1ビットエラーが発生すると誤訂正する場合がある
こと、(3)特定パタンにデータを書き換えているため
元のデータパタンを参照できないことの3点が挙げられ
る。これらの問題点について具体例を挙げながら説明す
る。
【0005】まず、(1),(2)について凡例を挙げ
て説明する。ここでは、説明を簡単にするため図16に
示す符号長8、検査ビット長4のSEC−DED符号
(単一ビット誤り・二重ビット誤り検出符号)を例に挙
げる。この符号についての説明は、文献T.R.N.R
ao,E.Fujiwara著、”Error−Con
trol Coding For Computer
Systems”のP140に記載されている。
【0006】図16には、パリティ検査行列H(以下、
H行列と呼ぶ)と、情報ビット及び検査ビットの配置の
例が示してある。H行列の各列ベクトルをh0,h1,
・・・,h7と呼ぶことにする。図17は(1)の問題
点の具体例を示している。図16のd0とc3の位置に
合計2ビットの誤りが生じたとする。このときシンドロ
ームSとして全1のパタンが生じる。つまり、符号の作
り方によってはシンドロームが全1になるケースが発生
頻度の低い多重誤りにはならないということである。
【0007】次に図18を使って(2)の問題点を説明
する。図18(1)に示すように、符号語が[0,0,
0,0,0,0,0,0]のとき、従来方式のやり方で
検査ビットを全て反転させ、データd=[0,0,0,
0,1,1,1,1]を得る。次に図18(2)に示す
ように1ビットエラーが起き、データが[0,0,0,
0,1,1,1,0]になる。そして、図18(3)に
示すように図16のH行列からシンドロームを生成する
と、図16のH行列のh0という列ベクトルに一致し、
d0に1ビット誤りが発生したと判定することになり、
誤って[1,0,0,0,1,1,1,0]と誤訂正し
てしまう。
【0008】従来方式を計算機システムで一般的に用い
られている誤り制御符号に適用しようとすると、
(1),(2)の問題が発生する可能性がある。したが
って、従来方式は全ての誤り制御符号には適用できず、
ある特定のパタンのH行列の誤り制御符号にしか適用で
きない。しかし、従来例では適用した符号の種類につい
て何の言及もなされていない。
【0009】次に(3)の問題点について説明する。エ
ラーを検出した時のパタンを幾つか調査すると、例えば
特定のビットが0固定故障を起こしているようなパタン
を発生する場合もある。このように障害発生時のデータ
のパタンを残していくことは、エラー原因解析の糸口と
なる場合もありうるので、エラー発生時のパタンを棄て
てしまうのは障害原因の解析時間を延ばしてMTTR
(Mean TimeTo Repair)の増大を引
き起こす。
【0010】上記(1),(2),(3)の問題点を解
決することが課題となる。さらに、エラー訂正不能な障
害を発生した箇所がどこであるか特定できれば、障害回
復処理の大幅な削減が見込まれる為、符号のビット数を
増加させずにエラー訂正不能な箇所の特定も同時に可能
とすることが課題となる。また、この提案方式を実現す
る装置では既存の符号化、復号化回路に大規模な修正を
加えずに実現することも課題として挙げられる。
【0011】そこで、本発明の目的は、符号化するデー
タが障害情報である情報をデータの大きさを変えずに符
号化することができ、また復号においても誤訂正するこ
となく障害データであると識別することができる誤り検
出・訂正方法、計算機システムの主記憶制御装置、及び
計算機システムを提供するものである。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0014】始めに、前記図16で示した誤り制御符号
を用いて本発明の概要を説明する。図16のSEC−D
ED符号は符号長8ビット、情報ビット長4ビットであ
り、以降では(8,4)SEC−DED符号と呼ぶこと
にする。検査ビット数が4のSEC−DED符号の最大
符号長は前記文献のP139から8ビットであることが
わかる。誤り制御符号で保護したい情報ビット数が2ビ
ットの場合、図1に示すように情報ビットとして使用し
ないビット数分だけ列ベクトルを削除し、(6,2)S
EC−DED符号として使用する。このように必要な情
報ビット数分だけH行列から切り出した符号を短縮化符
号という。本発明では、この削除した列ベクトルに対応
する情報ビットに障害情報を配置することが基本的な考
え方である。
【0015】図2の例では、削除した部分に障害情報e
0とe1を割り当てている。符号語でどのようにビット
を配置しているかを図3に示す。通常、障害情報なしで
符号化する場合は図3(1)のように障害情報に0を配
置する。この場合の符号化、復号の手順を図4に示す。
符号化するデータ70とデータ70に障害が発生してい
るかどうかを示す障害情報71を図2の(8,4)SE
C−DED符号のH行列を使って符号化する。符号化と
は、具体的には検査ビットc0,c1,c2,c3を生
成することである。ここで生成した符号語73のうち、
障害情報を除いた[d0,d1,c0,c1,c2,c
3]のみを通信路または記憶装置75に送信する。通信
路または記憶装置75から受信したデータ76に、固定
値[0,0]を障害情報として仮定して図2の(8,
4)SEC−DED符号のH行列を使い復号78し、デ
ータ79を得る。ここで復号とは、受信した符号語から
シンドロームを生成し、そのシンドロームをデコードし
てエラーの発生したビット位置を反転することである。
ここで重要な点は、障害情報を通信路や記憶装置に送信
しないことである。受信側では送信元のデータ70に
は、いつも障害がないと仮定して復号している点であ
る。
【0016】障害情報がある場合は、図3(2)の様に
e0またはe1に障害情報を配置する。図5に示すよう
に障害情報80を与えて符号化72する。そして、復号
78をするときに障害情報として[0,0]を仮定して
いるため先頭の1ビットが誤っていることになる。した
がって、復号78をすることで、データ81が得られ、
障害情報が再現されることになる。ただし、この例で使
用している符号を使っている限りe0,e1の両方が1
となることはできない。なぜならば、ここで使用してい
る符号の誤り訂正能力は1ビットであるから最大1ビッ
トの情報までしか再現できないからである。SEC−D
ED符号よりさらに強力な誤り訂正能力を持つ符号を使
用すれば、一度に転送できる障害情報は増やすことがで
きる。このように、短縮化符号を使用している場合、短
縮した部分に障害情報を乗せれば上記(1)の問題点は
解決できる。さらに、符号化をする前のデータのパタン
もそのまま残っている。通常使用するデータ幅では32
ビット、64ビット、128ビットが多いが、それぞれ
の場合でSEC−DED符号化するときに必要な検査ビ
ット数は、それぞれ7ビット、8ビット、9ビットとな
る。この検査ビット数でSEC−DED符号化できる最
大のデータ幅は、それぞれ、57ビット、120ビッ
ト、247ビットとなり、どの場合も必ず短縮符号を使
用しているため本発明の方式をたいていの場合は適用で
きる。
【0017】さらに図6では、上記(2)の問題が解決
できることを示している。図6において、データ70の
障害情報80とともに符号化72をし、通信路または記
憶装置75に転送したデータの一部90にエラーが生じ
たとする。このとき復号するデータ91には92,93
の2箇所でエラーが発生していることになる。これは2
ビットエラーと同じであるからエラー検出が可能であ
る。
【0018】上記の例を一般化した場合を図7を使って
説明する。図7において、Heは(m−k×r)の行
列、Hdは(k×r)の行列で、Irは(r×r)の単
位行列である。(He,Hd)は情報ビット部分を、I
rは検査ビット部分を表す。図7(a)に示す最大情報
ビット長mビット、検査ビット長rビット、最大符号長
m+rビットの(m+r,m)t(t>0)ビットエラ
ー訂正、u(u>t)ビットエラー検出符号のH行列を
使用すると仮定する(なお、特許請求の範囲ではtを
c、uをdとしている)。このとき、使用する情報ビッ
ト長をk(m>k>0)とする。この符号を使用する場
合、最大min(t,m−k)ビットの障害情報を符号
化することができる。ここでmin(a,b)はa≦b
でmin(a,b)=a、a≧bでmin(a,b)=
bを意味する。さらに、障害情報をのせた符号にu−m
in(t,m−k)ビットのエラーが通信路や記憶装置
内で付加されても誤訂正することはない。図7(b)に
は、(a)のH行列を使用した場合の符号語内のデータ
配置について説明している。e0,e1,・・・,em
−k−1のm−kビットに障害情報を配置し、d0,d
1,・・・,dk−1のkビットに情報ビットを配置
し、c0,c1,・・・,cr−1のrビットに検査ビ
ットを配置する。ただし、これらの配置は符号の性質を
変えない範囲で場所を入れ替えることが可能である。本
発明では、図7の説明で示した符号化方式を特徴とする
誤り検出・訂正手段を提供するものである。
【0019】また、符号語と符号語の和は符号語である
ことを利用して、通信路や記憶装置に転送するデータを
誤り制御符号化する場合、符号化する対象であるCPU
での処理に用いるデータとこのデータの障害情報をまと
めて検査ビットを生成せず、既存にあるデータ符号化手
段と障害情報の符号化手段を別にし、後に線形和をとり
符号化をすることを特徴とする誤り検出・訂正手段を提
供する。
【0020】また、本発明の課題は以下の装置で解決で
きる。プロセッサと、主記憶と、誤り制御符号化された
データを格納する主記憶制御装置と、IO装置と、複数
のプロセッサと主記憶制御装置を接続するプロセッサバ
スと、主記憶と主記憶制御装置を接続するメモリバス
と、IO装置と主記憶制御装置を接続するIOバスと、
特に他の主記憶制御装置と接続する場合には、主記憶制
御装置とクロスバスイッチを接続する為のクロスバスイ
ッチ入出力制御を備える計算機システムの主記憶制御装
置において、プロセッサバス上のデータの誤りを検出す
る回路と、IOバス上のデータの誤りを検出する回路
と、クロスバスイッチから転送されたデータの誤りを検
出する回路と、主記憶へ書き込むデータと、プロセッサ
バスから転送された主記憶への書き込みデータに訂正不
能な誤りを検出した情報、あるいはIOバスから転送さ
れた主記憶への書き込みデータに訂正不能な誤りを検出
した情報から検査ビットを生成する符号化回路と、主記
憶から読み出したデータのシンドロームを生成し、この
シンドロームのパタンから誤りの検出・訂正をする復号
回路と、符号化回路による符号化以前に発生した訂正不
能な誤りの発生源を識別するために復号回路で生成され
たシンドロームが特定のパタンであるかを検出する障害
情報検出テーブルとを備えることを特徴とする主記憶制
御装置を設けることで課題を解決できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
【0022】本発明の方式の一実施の形態として図8の
(112,104)SEC−DED−S4ED(単一4
ビットのブロックを検出可能なSEC−DED符号)を
使用したシステムを図面を参照しながら説明する。SE
C−DED−S4EDは主記憶用メモリ素子の読み出し
幅が4ビットであるようなシステムに多く使用され、単
一のメモリ素子故障を検出できる。この符号については
前記文献のP280−283を参照することができる。
本実施の形態では、システムで使用しているデータの幅
(CPUなどが実際に処理に使用するデータの幅)を6
4ビットと仮定する。このとき、本発明の方式ではなく
通常のエラー制御方式では(72,64)SEC−DE
D−S4ED符号を用いる。本発明の方式では、単一ビ
ット誤り訂正の能力の符号を使用するので、短縮した4
0ビットの部分に1ビットづつ排他的に使用して、最大
40種類の障害情報を符号化することができる。ここで
は、先頭の4ビットe0,e1,e2,e3に障害情報を
のせる。
【0023】図9に障害情報とシンドロームの組み合わ
せ表を示す。図9では、H行列のe0の位置にCPUバ
スの訂正不能エラーという障害情報を配置することを意
味する。本発明で使用する誤り制御符号は、SEC−D
ED符号(単一ビット誤り・二重ビット誤り検出符
号)、あるいはSEC−DED符号に機能を追加した符
号のみならず、多重ビット誤り訂正の機能を持つ符号
や、b(b>1)ビットのブロック(=バイト)の誤り
訂正をするSbED−DbED符号(単一バイト誤り訂
正・二重バイト誤り訂正符号)といった誤り制御符号を
使用するほとんどの場合に適用することが可能である。
以下に示す符号化、復号の手順、及び装置例もほとんど
同じ方法で実施することができる。
【0024】また、本発明の方式の処理の流れを図10
を使用して説明する。図10の入力データ1と障害情報
入力2を入力とする符号化回路5と、通信路または記憶
装置7から受信した符号語8を入力とし、誤りを訂正し
たデータ15と誤りを検出したことを示す誤り検出出力
16と入力データ障害情報出力17を出力とする復号回
路9を設け、復号回路9には、通信路または記憶装置7
から受信した符号語8からシンドロームを生成するシン
ドローム生成回路10と、シンドローム11から誤りの
発生した位置や訂正不能な誤りの検出、及び入力データ
1とともに符号化された障害情報入力2を識別するシン
ドロームデコード回路12と誤りの位置情報13から通
信路または記憶装置7から受信した符号語8の誤りを訂
正し、訂正したデータ15を出力する訂正回路14を設
けることで実現される。
【0025】符号化の手順を図11に示す。(a)方法
1と(b)方法2の手順があり、ここでは図7のH行
列、データ構造を使うとする。(a)の手順を説明す
る。まず、符号化するデータに付随する障害情報をエン
コードし、ビット列に変換する(S1)。次に、符号化
する入力データと障害情報を一つのデータとして纏め
(S2)、H行列に基づき検査ビットを生成して(S
4)、符号化が完了する。次に(b)の手順を説明す
る、障害情報のエンコードと、入力データを全て0とし
たデータを作成し(S4)、H行列に基づき検査ビット
を生成する(S5)。手順S4、S5と平行して、障害
情報が全て0と仮定して入力データだけのデータを作成
し(S6)、H行列に基づき検査ビットを生成する(S
7)。次に、手順S5と手順S7で作成した検査ビット
の線形和を行う(S8)ことで符号化が完了する。
(b)方法2は符号語と符号語の線形和は符号語である
性質を利用している。(b)方法2では、既存の符号化
手段に相当するS6,S7を変更せず、手順S4,S5
を追加する方法である。
【0026】復号の手順を図12に示す。復号する符号
語とH行列の転置との積をとりシンドロームSを生成す
る(S11)。次に、シンドロームSが全0であればエ
ラーは存在しないので復号は終了で、シンドロームが非
零であれば(S12)、H行列のどこかの列に一致する
か(多重誤り訂正の場合複数の列ベクトルの線形和のパ
タンとなる)調べ、どの列にも一致しない(多重誤り訂
正の場合複数の列ベクトルの線形和のパタンと一致しな
い)場合はエラー検出をして終了となる(S13)。一
致した列があれば、その列が障害情報を配置した列とな
っているかどうか調べる(S14)。障害情報がなけれ
ばエラー訂正をして(S15)、処理は終了となる。ま
た、障害情報がある場合は、障害原因をシンドロームの
パタンからデコード(S16)して、障害情報を報告し
て終了となる。さらに、障害情報を含んだ符号語にさら
にエラーが発生した場合、シンドロームのパタンは手順
S13の処理を行い、エラー検出まで可能である。SE
C−DED符号、あるいはそれに準ずる機能を持つ符号
では、障害情報とさらにもう1ビットのエラーまで同時
に発生しても検出できる。
【0027】本発明を実現する装置の例を図を参照しな
がら説明する。図13は、本発明の実施の形態に係る計
算機システムの全体構成図である。この計算機システム
は、ノードN100,N101をクロスバスイッチX1
00で信号線X101,X102,X103,X104
を介して互いのノードの資源をアクセスする。ノードの
数は本実施の形態では2個であるが、2個以上の構成で
あってもよく、複数のノードはクロスバスイッチX10
0で相互結合されている。
【0028】ノードN100は、主記憶制御装置C10
0と、プロセッサB100,B101、プロセッサバス
B102、IO装置A100,A101,A102,A
103、IOバスA104,A105、主記憶m100
から構成される。プロセッサやIO装置やプロセッサバ
スやIOバスの個数は本実施の形態で示した個数に特定
されず、任意の数の組み合わせがあってもよい。このプ
ロセッサB100,B101は、プロセッサバスB10
2を介して主記憶制御装置C100と結合している。主
記憶m100は信号線C113,C114で主記憶制御
装置C100と結合している。
【0029】主記憶制御装置C100は、プロセッサバ
ス制御部B103、IOバス制御部A106、クロスバ
スイッチ入出力制御部X105、主記憶制御部C11
0、ログレジスタC116から構成されている。プロセ
ッサバス制御部B103は、信号線B105,B107
で主記憶制御部C110と結合している。またプロセッ
サバス制御部B103には、プロセッサバスB102か
ら転送されてくる主記憶への書き込みデータの誤り検出
を行うエラー検出回路B104がある。エラー検出回路
B104で誤り訂正不能なエラー(パリティ符号を使用
している場合はパリティエラー、SEC−DED符号を
使っている場合は1ビットを超えるエラー等)を検出し
た場合、信号線B106で訂正不能なエラーがあったこ
とを信号線B105を渡る主記憶への書き込みデータと
同期して主記憶制御部C110に通知する。
【0030】IOバス制御部A106には、IOバスA
104,A105から転送されてくる主記憶への書き込
みデータのエラー検出をするエラー検出回路A107が
ある。エラー検出回路A107で主記憶への書き込みデ
ータに訂正不能なエラーがあった場合、信号線A108
で転送される主記憶への書き込みデータと同期して訂正
不能エラーの存在を信号線A109で主記憶制御部C1
10へ通知する。
【0031】主記憶制御部C110では、プロセッサバ
ス制御部B103やIOバス制御部A106からそれぞ
れ信号線B105、A108を通して転送される書き込
みデータの書き込みアドレスを解読して、自ノードN1
00か他ノードN101宛てのデータか判別して、他ノ
ードN101宛ての場合、信号線X107を通してクロ
スバスイッチ入出力制御部X105へ、クロスバスイッ
チ入出力制御部X105から信号線X102とクロスバ
スイッチX100と信号線X104を経由して他ノード
N101へ転送する。
【0032】クロスバスイッチ入出力制御部X105に
は、他ノードN101からの転送されたデータのエラー
検出をするエラー検出回路X108があり、訂正不能な
エラーがある場合は、データを転送する信号線X106
と同期して信号線X109で訂正不能エラーがあったこ
とを主記憶制御部C110に通知する。
【0033】主記憶制御部C110には、主記憶m10
0に書き込むデータの誤り制御符号化をする符号化回路
C111と、主記憶m100から読み出されたデータの
誤りを検出・訂正する復号回路C112がある。復号回
路C112で検出された誤りの情報や誤ったデータその
ものをログとして記憶するログレジスタC116があ
り、信号線C115で復号回路C112からエラー情報
を受け取る。ログレジスタC116の内容は、アドレス
空間にマッピングされたレジスタで、プロセッサB10
0,B101で障害処理ルーチンが起動したときプロセ
ッサバスB102、プロセッサバス制御部B103、信
号線B109を経由してアクセスされ、信号線B10
8、プロセッサバス制御部B103、プロセッサバスB
102を経由してプロセッサB100,B101に転送
される。
【0034】また、ノードN100,N101の外部に
設けられたモニタD100は、信号線D101を経由し
てログレジスタC116にアクセスし、ログレジスタC
116の内容を信号線D102を通してモニタD100
に転送され、モニタD100の表示画面にログの内容が
表示される。また、モニタD100は信号線D102,
D103,D104,D105を通して各ノードの主記
憶0の内容をダンプもする。
【0035】図14に示す符号化回路C111について
説明する。符号化回路C111は、主記憶へのライトデ
ータを格納するレジスタC202と、検査ビット生成回
路C204と、主記憶へのライトデータにプロセッサバ
ス制御部やIOバス制御部やクロスバスイッチ入出力制
御部で検出した訂正不能エラーがあることの情報やエラ
ー検出場所等の障害情報を格納する障害情報レジスタC
206と、障害情報から検査ビットのパタンを生成する
障害情報照合テーブルC208と、検査ビットどうしの
線形和を生成するEXOR回路C210と、主記憶へ書
き込む符号語のデータビットを格納するレジスタC21
1と、検査ビットを格納するレジスタC212から構成
される。なお、C250は従来の検査ビット生成回路と
同一の回路であり、C251の部分を新たに追加するこ
とで本発明で提案した符号化方法を実現可能となる。こ
れは既に説明した図11の(b)方法2に相当する回路
であり、手順S6、S7が図14のC250の部分に、
図11の(b)方法2の手順S4、S5が図14のC2
51の部分に相当する。
【0036】符号化回路C111の動作について説明す
る。符号化回路C111の動作は既に説明した図11の
(b)方法2の手順を実行する。図13において、プロ
セッサバス制御部B103、またはIOバス制御部A1
06、またはクロスバ入出力制御部X105から主記憶
制御部C110に転送されたライトデータと訂正不能エ
ラーが発生した情報は、図示はしていないが主記憶制御
部C110内のセレクタで選択され、それぞれ図14の
信号線C200,C201を通し符号化回路C111に
転送される。ライトデータは、レジスタC202から信
号線C203を通し、検査ビット生成回路C204で検
査ビットを生成し、信号線C205でEXOR回路C2
10に転送される。一方、訂正不能エラー情報とエラー
の検出元を示した信号は信号線C201で障害情報レジ
スタC206に格納され、信号線207を通し、障害情
報照合テーブルC208に転送され、図9のテーブルに
相当する連想回路が搭載されていて、障害発生内容から
シンドロームのパタンを生成する。このシンドロームの
パタンは符号化時には検査ビットのパタンになる。障害
情報照合テーブルC208で生成された検査ビットは、
信号線C209を通しEXOR回路C210では方法2
の手順8の処理を行う。完成した符号語はレジスタC2
11とC212に格納されて、信号線C113を介し主
記憶へ転送される。
【0037】次に、図15に示す復号回路C112を説
明する。復号回路C112には、データビットレジスタ
C300と、検査ビットレジスタC301と、シンドロ
ーム生成回路C304と、シンドロームデコード回路C
306と、ビット反転回路C308と、障害情報照合テ
ーブルC351と、データビットレジスタC310と、
検査ビットレジスタC311がある。
【0038】復号回路C112の動作について説明す
る。復号回路C112の動作は図12の手順を実行す
る。図15において、主記憶から読み出されたデータは
信号線C114を通してデータビットレジスタC300
と検査ビットレジスタC301に格納される。信号線C
303を通してシンドローム生成回路C304にレジス
タC300,C301のデータは転送され、シンドロー
ムが生成される。シンドロームを生成する手順は、従来
の誤り制御方式と同様に図12の手順S11である。生
成したシンドロームは、信号線C305を通しシンドロ
ームデコード回路C306に転送され、シンドロームが
0ならばエラーは存在しないとし、そうでない場合は、
エラー訂正あるいはエラー検出を図12の手順S13,
S15の処理を行う。この処理は従来の誤り検出・訂正
の手順に準ずる。シンドロームをデコードし、エラーの
あったポインタを示す信号を信号線C307を通し反転
回路C308へ転送し、信号線C303で転送される主
記憶からの読み出しデータのエラーポインタで示された
位置をビット反転する。この誤りを訂正されたデータ
は、レジスタC310とC311に格納され信号線31
2へ転送される。この信号線312のデータは、図示は
していないが図13の主記憶制御部C110で主記憶の
読み出しを要求した部分(プロセッサバス制御部または
IOバス制御部またはクロスバスイッチ入出力制御部)
に転送する。
【0039】ここで説明した図15のC350部分の動
作は従来の誤り検出・訂正の回路と全く同一の回路であ
る。本発明で追加された部分がC351の障害情報照合
テーブルである。障害情報照合テーブルC351は信号
線305で転送されるシンドロームのパタンからデータ
の障害情報を解読する回路であり、動作は、既に説明し
たように図12の手順S16を行い、図9の表でシンド
ロームから障害発生原因を連想する処理を行う。解読し
た障害情報は図15の信号線C115を通し、図13の
ログレジスタC116へ転送される。
【0040】さらに、本実施の形態でのプロセッサバス
と主記憶や主記憶制御回路内のデータパスでは同じ誤り
制御符号で保護されているとする。特に、プロセッサに
はエラー検出・訂正回路が存在する。この回路は、図1
4のC250、図15のC350の回路と同一の回路が
存在する。
【0041】誤り制御符号の訂正機能以上の多重誤りが
起きた場合(障害情報を含んでいる場合を除く)は、図
示していないがさらに、復号回路C112の出力C31
2を符号化回路C111の入力C200へ再入力して、
障害情報を追加して符号化を行い、プロセッサバス制御
回路にデータを転送する。また、障害情報が含まれてい
る主記憶の読み出しデータの場合は、そのまま、プロセ
ッサ制御回路にデータを転送する。
【0042】プロセッサがプロセッサバスから障害情報
を一緒に符号化した主記憶データを受け取り、プロセッ
サの復号回路で処理をすると、障害情報を配置したH行
列の列ベクトルは、プロセッサの復号回路では短縮され
た列ベクトルなので、訂正対象の誤りではなく、かつシ
ンドロームが非零なので、訂正不能エラーとして処理さ
れる。本発明の方式は、本発明の方式を実現する回路
(図14のC251、図15のC351)を追加してい
ない従来の誤り検出・訂正回路が混在していても障害情
報を含んだデータは、誤り訂正不能な障害データとして
扱われるため、適切なエラー処理が行われる下位互換方
式であるといえる。プロセッサで障害情報を含む主記憶
の読み出しデータを復号すると訂正不能エラーが発生
し、障害割り込みが発生し、障害処理ルーチンがプロセ
ッサで処理される。この障害処理ルーチンに図13のロ
グレジスタC116を読み出す処理を追加すれば、障害
の発生したIOバスを切り離し、漸次縮退させる方法も
可能である。また、ログレジスタの内容を画面にエラー
発生個所として表示することにより障害個所を直ちに確
認可能となる。障害処理ルーチンで主記憶のダンプをと
り、画面に表示する場合もある。この場合、主記憶の内
容をBIOS等のソフトウェア上で本発明の提案方式の
処理を行い、画面に障害発生個所を表示することも可能
である。
【0043】主記憶に書き込むデータに訂正不能なエラ
ーがあっても、そのデータがプロセッサの処理で使用さ
れなければプロセッサの障害は発生せず、システムの稼
働率を向上させることができる。また、上記の例のよう
にプロセッサで訂正不能エラーを検出したとしても、そ
の障害データを読み出したプロセスのみを停止させるこ
とが可能で、システム全体がダウンする確率を減らすこ
とができる。
【0044】さらに、図13のモニタD100をシステ
ム動作中、あるいは、停止中に動作させ、主記憶のダン
プを採取し、ソフトウェア上の処理で障害情報をデコー
ドし表示することも可能である。また、ログレジスタの
内容も表示することも可能である。これにより、障害発
生源の迅速な発見をすることが可能である。
【0045】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0046】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0047】本発明によれば、誤り検出符号を使用した
情報通信システム、あるいはメモリシステムの誤り検出
・訂正方法に関して、符号化するデータが障害情報であ
る情報をデータの大きさを変えずに符号化可能な方式を
与え、また本方式を追加していない復号方法でも誤訂正
することなく障害データであると識別できる方式を実現
することができる。この方式を実現した装置では、障害
データを読み出したプロセスだけが障害処理をし、可能
な限りシステムをダウンさせず、システムの稼働率を向
上させることができる。また、障害発生源を特定する速
度を向上でき、システムのダウンタイムの削減が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で提案する方法の考え方を示すための符
号の例を示す説明図である。
【図2】本発明で提案する方法の考え方を示す説明図で
ある。
【図3】本発明で提案する方法のデータ構造を示す説明
図である。
【図4】本発明で提案する方法の処理の流れの例(エラ
ーの無い場合)を示すフロー図である。
【図5】本発明で提案する方法の処理の流れの例(障害
情報が存在する場合)を示すフロー図である。
【図6】本発明で提案する方法の処理の流れの例(障害
情報が存在し、かつ通信路あるいは記憶装置にエラーが
発生する場合)を示すフロー図である。
【図7】(a),(b)は本発明で提案する符号化方式
を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る誤り制御符号の例
を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る障害情報とシンド
ロームのパタンの関係表を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る符号化方式の処
理の流れを示すフロー図である。
【図11】(a),(b)は本発明の一実施の形態に係
る符号化方式の符号化手順を示すフロー図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係る符号化方式の復
号手順を示すフロー図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係る計算機システム
の全体を示すブロック図である。
【図14】本発明の一実施の形態に係る装置の符号化回
路を示すブロック図である。
【図15】本発明の一実施の形態に係る装置の復号回路
を示すブロック図である。
【図16】従来技術の問題点を説明するための符号の例
を示す説明図である。
【図17】従来技術の問題点を説明するための例(2b
itエラー)を示す説明図である。
【図18】従来技術の問題点を説明するための例(誤訂
正)を示す説明図である。
【符号の説明】
N100,N101 ノード X100 クロスバスイッチ C100 主記憶制御装置 A100,A101,A102,A103 IO装置 A104,A105 IOバス A106 IOバス制御部 A107,B104,X108 エラー検出回路 B100,B101 プロセッサ B102 プロセッサバス B103 プロセッサバス制御部 X105 クロスバスイッチ入出力制御部 C110 主記憶制御部 C111 符号化回路 C112 復号回路 m100 主記憶 C116 ログレジスタ D100 モニタ C202,C211,C300,C310 データビッ
トレジスタ C204 検査ビット生成回路 C206 障害情報レジスタ C208,C351 障害情報照合テーブル C210 EXOR回路 C212,C301,C311 検査ビットレジスタ C304 シンドローム生成回路 C306 シンドロームデコード回路 C308 ビット反転回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5B001 AA01 AA05 AB02 AC01 AD03 AD06 AE02 5B018 GA01 GA02 HA12 HA15 KA01 MA01 RA01 RA02 RA11 5B065 EA03 5J065 AA01 AB01 AC04 AD01 AE06 AG02 AH01 AH05 AH06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 c(c>0)ビット誤り訂正・d(d>
    c)ビット誤り検出符号を使用した情報通信システム、
    あるいはメモリシステムの誤り検出・訂正方法におい
    て、 送信対象データを符号化する以前に発生した障害の有
    無、及びこの障害の発生原因を示す障害情報と、前記送
    信対象データとから検査ビットを生成するステップと、 前記送信対象データに前記検査ビットを付加して符号化
    するステップと、 受信データから生成したシンドロームのパタンに基づ
    き、前記受信データに発生した誤りの検出・訂正、及び
    前記障害情報を再現するステップとを有することを特徴
    とする誤り検出・訂正方法。
  2. 【請求項2】 プロセッサと、主記憶と、誤り制御符号
    化されたデータを格納する主記憶制御装置と、IO装置
    と、複数の前記プロセッサと前記主記憶制御装置を接続
    するプロセッサバスと、前記主記憶と前記主記憶制御装
    置を接続するメモリバスと、前記IO装置と前記主記憶
    制御装置を接続するIOバスを備える計算機システムに
    おいて、前記主記憶制御装置は、 前記プロセッサバス上のデータの誤りを検出する回路
    と、 前記IOバス上のデータの誤りを検出する回路と、 前記主記憶へ書き込むデータと、前記プロセッサバスか
    ら転送された前記主記憶への書き込みデータに訂正不能
    な誤りを検出した情報、あるいは前記IOバスから転送
    された前記主記憶への書き込みデータに訂正不能な誤り
    を検出した情報から検査ビットを生成する符号化回路
    と、 前記主記憶から読み出したデータのシンドロームを生成
    し、このシンドロームのパタンから誤りの検出・訂正を
    する復号回路と、 前記符号化回路による符号化以前に発生した訂正不能な
    誤りの発生源を識別するために前記復号回路で生成され
    たシンドロームが特定のパタンであるかを検出する障害
    情報検出テーブルとを備えることを特徴とする計算機シ
    ステムの主記憶制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の計算機システムの主記憶
    制御装置において、 前記主記憶制御装置を他の主記憶制御装置と接続する場
    合には、前記主記憶制御装置とクロスバスイッチを接続
    するためのクロスバスイッチ入出力制御と、 前記クロスバスイッチから転送されたデータの誤りを検
    出する回路とを備えることを特徴とする計算機システム
    の主記憶制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の計算機システム
    の主記憶制御装置において、 前記誤り制御符号化にSEC−DED符号の短縮化符号
    を使用し、このSEC−DED符号のパリティ検査行列
    から削除した列に相当する複数のビットのうちの特定の
    ビットを、前記プロセッサバスまたは前記IOバスまた
    は前記クロスバスイッチからの転送データの訂正不能誤
    りを検出したことを意味する障害情報ビットに割り当
    て、前記符号化回路で前記主記憶に書き込むデータと共
    に符号化し、前記主記憶には前記プロセッサバスまたは
    前記IOバスから転送された前記主記憶への書き込みデ
    ータと検査ビットのみを書き込み、復号時には前記プロ
    セッサバスの障害情報ビットを0として復号し、前記プ
    ロセッサバスあるいは前記IOバスあるいは前記クロス
    バスイッチからの転送データに障害情報が発生したデー
    タの場合は障害情報ビットの1ビットエラーとして検出
    し、障害情報ビットが1である符号語に、更にもう1ビ
    ットのエラーが発生した場合も検出することを特徴とす
    る計算機システムの主記憶制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または3記載の計算機システム
    の主記憶制御装置において、 前記誤り制御符号化にbビット(b>2)単位のバイト
    で誤り制御をするSbEC−DbED符号の短縮化符号
    を使用し、このSbEC−DbED符号のパリティ検査
    行列から削除した列に相当する複数のビットのうちの特
    定のビットを、前記プロセッサバスまたは前記IOバス
    または前記クロスバスイッチからの転送データの訂正不
    能誤りを検出したことを意味する障害情報ビットに割り
    当て、前記符号化回路で前記主記憶に書き込むデータと
    共に符号化し、前記主記憶には前記プロセッサバスまた
    は前記IOバスから転送された前記主記憶への書き込み
    データと検査ビットのみを書き込み、復号時には前記プ
    ロセッサバスの障害情報ビットを0として復号し、前記
    プロセッサバスあるいは前記IOバスあるいは前記クロ
    スバスイッチからの転送データに障害情報が発生したデ
    ータの場合は障害情報ビットの1バイトエラーとして検
    出し、障害情報ビットが1である符号語に、更にもう1
    バイトのエラーが発生した場合も検出することを特徴と
    する計算機システムの主記憶制御装置。
  6. 【請求項6】 OSを搭載した計算機システムにおい
    て、主記憶に記憶されているデータに対して請求項1記
    載の処理をソフトウェアで行い、障害箇所の特定を行う
    ことを特徴とする計算機システム。
  7. 【請求項7】 主記憶の内容の採取やエラーログの採取
    が可能なモニタ装置を持つ計算機システムにおいて、請
    求項1記載の処理をソフトウェアで行い、障害箇所の特
    定を行うことを特徴とする計算機システム。
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