JP2001255588A - 投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置

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JP2001255588A
JP2001255588A JP2000068524A JP2000068524A JP2001255588A JP 2001255588 A JP2001255588 A JP 2001255588A JP 2000068524 A JP2000068524 A JP 2000068524A JP 2000068524 A JP2000068524 A JP 2000068524A JP 2001255588 A JP2001255588 A JP 2001255588A
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Keiichi Nitta
啓一 新田
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被写体に影響されることなく、適切な撮像、投
射の行える投射型表示装置を提供する。 【解決手段】被写体を載置する載置部5と、前記被写体
を撮像する撮像部1と、撮像部1で撮像された被写体の
画像を投射する投射部3とを有する投射型表示装置であ
って、投射部4の投射角度にかかわらず、載置部5の載
置面の水平に対する角度を調節可能な調節手段を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像部を具備した
投射型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置としては、例えば、特
開平10−229515号の図12に記載されるような
投射型表示装置があった。同装置は、投射型表示装置の
ハウジング面上面に被写体を載置し、ハウジングにその
一端を固定された支柱の他端に接続された撮像ヘッドに
より被写体を撮像し、撮像した画像を投射型表示装置に
よりスクリーンに投射するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような装置にお
いては、投射型表示装置の画像のスクリーンへの投射角
度は固定されており、投射角度を変更するためには、投
射型表示装置自体を傾ける必要があった。
【0004】しかしながら、上記のような装置では、投
射角度を変更するために装置を傾けると、被写体を載置
するハウジング自体も傾くため、被写体がボールなどの
ように丸い場合、また、底の浅い上部の開口した容器に
入れられた液体などの場合には、ボールがころがる、液
体がこぼれる、などの不都合があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、被写体に影響されることなく、適切な撮
像、投射の行える投射型表示装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のため、
請求項1に係る投射型表示装置は、被写体を載置する載
置部と、前記被写体を撮像する撮像部と、前記撮像部で
撮像された被写体の画像を投射する投射部とを有する投
射型表示装置であって、前記投射部の投射角度にかかわ
らず、前記載置部の載置面の水平に対する角度を調節可
能な調節手段を備えたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る投射型表示装置は、
被写体を載置する載置部と、前記被写体を撮像する撮像
部と、前記撮像部で撮像された被写体の画像を投射する
投射部とを有する投射型表示装置であって、前記投射部
の投射角度にかかわらず、前記載置部の載置面を所定角
度に保つように制御する制御手段を備えたことを特徴と
する。
【0008】また、請求項1または請求項2に記載の投
射型表示装置であって、前記載置部の前記載置面に対し
て、前記撮像部の撮像面を平行にする角度変更手段を備
えた構成としてもよい。
【0009】また、請求項1または請求項2に記載の投
射型表示装置であって、一端が前記撮像部を支持し、他
端が前記投射部に回動可能に固定された支持部材を備
え、前記支持部材の前記投射部に固定される角度が、前
記投射部の投射角度によって変更される構成としてもよ
い。
【0010】また、請求項1または請求項2に記載の投
射型表示装置であって、前記撮像部に装着された撮像レ
ンズのフォーカスが、前記投射部の投射角度によって変
更される構成としてもよい。
【0011】また、請求項1または請求項2に記載の投
射型表示装置であって、前記撮像部の撮像面と撮像レン
ズとの相対的位置関係が、前記投射部の投射角度によっ
て変更される構成としてもよい。
【0012】また、請求項1または請求項2に記載の投
射型表示装置であって、前記撮像部で撮像する際の拡大
倍率が、前記投射部の投射角度によって変更される構成
としてもよい。
【0013】また、請求項1または請求項2に記載の投
射型表示装置であって、前記撮像部は、支持部材を介し
て前記載置部に固定される構成としてもよい。
【0014】また、請求項9に係る投射型表示装置は、
被写体を載置する載置部と、前記被写体を撮像する撮像
部と、前記撮像部で撮像された被写体の画像を投射する
投射部とを有する投射型表示装置であって、前記投射部
の投射角度を変更させる変更手段を有し、前記変更手段
は、前記載置部の載置面を所定角度に保つ制御を行うこ
とを特徴とする。
【0015】また、請求項10に係る投射型表示装置
は、被写体を載置する載置部と、前記被写体を撮像する
撮像部と、前記撮像部で撮像された被写体の画像を投射
する投射部とを有する投射型表示装置であって、前記載
置部は、前記投射部のハウジング上面であり、前記投射
部の投射する画像の投射あおり量を変更するあおり量変
更手段を備えたことを特徴とする。
【0016】また、請求項11に係る投射型表示装置
は、撮像部と、前記撮像部で撮像された画像を投射する
投射部とを有し、前記撮像部は前記投射部のハウジング
上面を撮像する投射型表示装置であって、前記投射部の
投射する画像の投射あおり量を変更するあおり量変更手
段を備えたことを特徴とする。
【0017】また、請求項12に係る投射型表示装置
は、被写体を載置する載置部と、前記被写体を撮像する
撮像部と、前記撮像部で撮像された被写体の画像を投射
する投射部とを有する投射型表示装置であって、前記載
置部の載置面の水平に対する角度を制御可能な制御手段
を備えたことを特徴とする。
【0018】また、請求項13に係る投射型表示装置
は、被写体を載置する載置部と、前記被写体を撮像する
撮像部と、前記撮像部で撮像された被写体の画像を投射
する投射部とを有する投射型表示装置であって、前記投
射部の水平に対する角度にかかわらず、前記載置部の載
置面が水平に保たれるように制御する制御手段を備えた
ことを特徴とする。
【0019】また、請求項14に係る投射型表示装置
は、被写体を載置する載置部と、前記被写体を撮像する
撮像部と、前記撮像部で撮像された被写体の画像を投射
する投射部とを有する投射型表示装置であって、前記投
射部の水平に対する角度に応じて、前記撮像部での撮像
時に発生する歪みを補正する補正の内容を変更する制御
手段を備えたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
による投射型表示装置の構成を示す図である。図1にお
いて、アーム2の一端には撮像ヘッド1が回動可能に支
持されている。撮像ヘッド1は、被写体載置板5の上面
に載置された被写体を撮像する。
【0021】アーム2の他端は、投射部3に接続されて
おり、投射部3は、撮像ヘッド1により撮像された被写
体画像を入力し、投射レンズ4よりスクリーン9に投射
可能である。
【0022】被写体載置板5は、そのスクリーン側の部
分A(図面に対して垂直方向に2点ある)で、投射部3
の上側ハウジングに回動可能に支持されており、アーム
2側の部分B(図の垂直方向に2点ある)で、投射部3
の上側ハウジングに、伸縮可能または回動可能な支柱7
により支持されている。
【0023】支柱7は、例えばネジ形状をなしており、
その回転によって、被写体載置板5の部分Bの、投射部
3のリア側の上ハウジングの部分Sからの距離(高さ)
を変えることができる。
【0024】図10は、投射部3のリア側断面図であ
る。ネジ形状を有する支柱7は、投射部3の筐体に固定
されたナット部400に回転可能固定されている。支柱
7には、Eリング401が設けられており、これによっ
て、支柱7の回転に制限がかかる。支柱7を回転させる
ことによって、被写体載置板5の底面8との角度を変更
することができる。
【0025】投射部3は、フロント側脚部6とリア側脚
部10によって底面(設置面)8上に設置される。
【0026】また、投射部3のフロント脚部6は、支柱
7と同様に伸縮可能または回動可能となっており、底面
8からの高さを変更可能である。その構造は、例えば、
前記支柱7と同様にネジ形状を有しており、その回転に
よって、スクリーン9への画像の投射角度を変えること
ができる。
【0027】図2は、本発明の第2の実施形態による投
射型表示装置の構成を示す図である。図1と同一符号を
付した部材は、図1の部材と同様の作用を奏するもので
ある。
【0028】図2において、図1(第1の実施形態)と
の違いは、被写体載置板5の支持のしかたにある。図2
においては、被写体載置板5の図中の左右方向の中心付
近の部分C(図面に対して垂直方向の反対側にもある)
で、回転ロック可能な回転支持部材11により支持され
る。回転支持部材11は、投射部3の上側ハウジングに
接続されている。
【0029】図3は、本発明の第3の実施形態による投
射型表示装置の構成を示す図である。図1と同一符号を
付した部材は、図1の部材と同様の作用を奏するもので
ある。
【0030】図3において、被写体載置板5は、部分
B、部分Aの少なくとも2つの点で支持されている。部
分Bでの被写体載置板5の支持は、ロック機構のない回
動可能な支持としている。
【0031】一方、部分Aにおける被写体載置板5の支
持部材と、フロント側脚部を構成する部材は、例えば、
ネジ型の形状を有する単一の部材6で構成されている。
部材6は、投射部3のフロント部に設けられたネジ形状
を有する支持穴Mと、ネジにより結合しており、部材6
の回転によって、投射部3のフロント部の底面8に対す
る高さが変化する。
【0032】部材6の支持穴Mは、点Kにおいて、投射
部3に回動可能に支持されており、点Kは、穴N内をス
ライド可能である。すなわち、支持穴Mは、投射部3に
対して、回動、スライド可能に支持されている。部材6
は、被写体載置板5に対して直角に固定されており、投
射部3の投射角度によって、穴N内の点Kの位置が変化
する。このような構成において、部材6を回転させるこ
とにより、底面8と被写体載置板5の相対関係を変化さ
せることなく、投射部3のフロント側(スクリーン9
側)の高さを変更することができる。
【0033】図3のような構成とすることで、底面8と
被写体載置板5の位置関係を、投射部3のスクリーン9
への投射角度の変更にかかわらず、常に平行とすること
ができる。ここで、部分Aと部分Bの距離は、投射部3
のフロント側脚部6とリア部脚部10の距離と同一とな
る。
【0034】ここで、投射部3の上面ハウジングとアー
ム2との角度x、アーム2と撮像ヘッド1の相対的角度
yを固定して考える。
【0035】図7は、投射部3を底面8に対して高さ調
整を施すことなく配置した場合、また図8は、投射部3
を底面8に対して角度zとなるように高さ調整を施した
場合を示している。
【0036】図8の場合には、撮像ヘッド1の撮像面
と、被写体載置板5が平行とならないため、撮像ヘッド
1で撮像した画像は、台形歪みを含んだものとなる。
【0037】なお、ここでは、簡単のため、アーム2
は、撮像ヘッド1の撮像面と撮像レンズの光軸の交点で
撮像ヘッド1と接続されているものとする。
【0038】図11(a)に、撮像面と、長方形被写体
を撮像した際の被写体像を示す。撮像面と、被写体載置
板5の位置関係が平行でないために、長方形の被写体を
撮像した場合でも、撮像面上の被写体は台形となり、い
わゆる台形歪みが発生する。
【0039】この台形歪みは、撮像面上の場所によって
異なる拡大倍率での拡大処理を、図11(b)の矢印に
示すように施すことで、電気的に補正可能である。この
処理は、図6に示す信号処理部32、または信号処理部
35で施される。
【0040】投射角zの値が大きくなるに従い、撮像面
上の台形歪みの度合いも大きくなる。上記の場所によっ
て異なる拡大倍率は、投射角zの値によって変更され
る。
【0041】上記補正は、具体的には、信号処理部32
または信号処理部35の内蔵する歪み補正回路にて行わ
れる。この補正は、いわゆる画面上のどの場所によって
処理内容の異なる拡大処理である。例えば、図11の例
では、撮像面下部ほど拡大倍率が大きくなる。歪み補正
回路で用いられる拡大倍率値は、投射角zの値によっ
て、制御回路7から、信号処理部32または信号処理部
35の内蔵する歪み補正回路に読み込まれる。
【0042】一方、図8の場合において、撮像時の台形
歪みを発生させないためには、アーム2と撮像ヘッド1
の光軸のなす角度yを、(90−x−z)°とする必要
がある。また、投射角度zを変更する場合には、被写体
載置板5と撮像ヘッド1の撮像面の距離が、角度zによ
って変わってくるので、撮像ヘッド1の撮像レンズのフ
ォーカス状態を変更する。さらに、被写体載置板5上の
撮像ヘッド1によるの撮像領域も角度zによって異なっ
たものとなるため、必要に応じて、角度zに応じて、撮
像ヘッド1の撮像面と撮像レンズの相対的位置関係を平
行に移動させることにより、あおり撮像を行うことでそ
の撮像領域を移動させる。
【0043】一方、撮像ヘッド1による撮像中心と、及
び被写体載置板5と撮像ヘッド1の撮像面との距離、す
なわち撮像距離とを変更することなく、投射装置3の画
像投射角度zの調整を行う場合には、角度zに応じて、
アーム2の長さ、及びアーム2と投射部3のハウジング
上部のなす角度を変更する。
【0044】すなわち、投射角度zを変化させても、撮
像ヘッド1による被写体載置板5の撮像領域、撮像距離
を変化させないためには、投射角度zを大きくするに従
って、アーム2の長さを長くして、かつ、アーム2と撮
像ヘッド1のなす角度を小さくする。
【0045】図9は、投射部3の投射角度をzとした際
に、図7の状態で撮像ヘッド1による被写体載置板5上
の被写体の撮像と同一の条件(撮像距離、撮像方向)
で、被写体の撮像がなされるように、アーム2の長さ、
およびアーム2と撮像ヘッド1のなす角度を変更した様
子を示す説明図である。
【0046】図9の形態においては、被写体を、図7に
示す形態と同じ条件で撮像するために、アーム2を伸ば
して、アーム2と撮像ヘッド1のなす角度を小さく
(y')変更している。さらに、投射角度zに応じて、
アーム2の長さ、及びアーム2と撮像ヘッド1のなす角
度を自動的に変更する構成とすれば、投射角度zによっ
て撮像レンズのフォーカスを変更することなく、撮像が
行える。
【0047】図4は、本発明の第4の実施形態による投
射型表示装置の構成を示す図である。図1と同一符号を
付した部材は、図1の部材と同様の作用を奏するもので
ある。
【0048】図4において、支柱7は、投射角度zを伸
縮可能な構成となっており、アーム2の一端を被写体載
置板5に固定している。このような構成により、投射角
度zを変化させても、被写体載置板5と、撮像ヘッド1
の撮像面との相対位置関係を一定にすることができる。
したがって、投射角度zを変化させても、撮像ヘッド1
による撮像において台形歪みを生じることはない。
【0049】図5は、本発明の第5の実施形態による投
射型表示装置の構成を示す図である。図1と同一符号を
付した部材は、図1の部材と同様の作用を奏するもので
ある。
【0050】図5において、投射部3は、そのハウジン
グ上部が、図1の被写体載置板5を兼用している。投射
部3は、不図示のあおり量変更手段を具備しており、投
射レンズ4と、投射部3内の不図示の画像表示装置(例
えば液晶表示パネル)の相対的位置関係をスクリーン9
に平行な面内で移動可能な構成となっている。
【0051】このようなあおり制御は、例えば、不図示
の投射部3に具備された操作部材、または不図示のリモ
ートコントロール装置により、例えば、投射レンズ4を
図6に示す電動モータ43を用いて、スクリーン9に平
行な面内で移動させることにより実現できる。
【0052】例えば、投射レンズ4を矢印Dの方向に移
動させれば、スクリーン9上の投射画像は、矢印E方向
に移動する。この場合には、図1の構成の場合とは異な
り、投射画像に台形歪みを生じない。さらには、図1の
ように被写体載置板5の支持状態に変更を加えることな
く、投射角度の変更が行える。
【0053】図6は、本発明の実施形態の投射型表示装
置のブロックダイアグラムである。
【0054】被写体載置台5上の被写体を撮像レンズ3
0により撮像する撮像ヘッド1は、撮像レンズ30を通
って入射された被写体像を撮像素子31の撮像面で受光
する。受光された被写体像は、光電変換された後、信号
処理部32でγ補正、ホワイトバランス調整等の所定の
信号処理を施され、アーム2内の電送ラインを介して、
投射部3のSW1の端子33に出力される。SW1の端
子34には、端子Hから外部映像信号が入力される。S
W1は、操作部材38、制御回路37により、その端子
33、端子34の選択を制御される。
【0055】SW1の出力は、信号処理部35に入力さ
れ、例えば液晶特有のγ補正等の所定の信号処理を施さ
れた後、液晶駆動部36に入力され、液晶パネル300
を駆動する。
【0056】ランプ301により発せられた光は、液晶
パネル300により空間光変調され、投射レンズ4を介
してスクリーン9に投射される。
【0057】また、モータ39は、撮像レンズ30のフ
ォーカス調整用モータ、モータ40は、アーム2と撮像
ヘッド1の角度を変更するためのモータ、モータ41
は、アーム2の長さを変更するためのモータ、モータ4
2は、被写体載置板5の角度を変更するためのモータ、
モータ43は、あおり投射のために例えば投射レンズ4
をスクリーン9に平行な面内で移動させるためのモータ
である。
【0058】図1の装置において、操作者は、被写体載
置板5を底面8と平行にするために、操作部材38を操
作する。この信号を受けて、制御回路37は、モータ4
2を駆動する。センサS1は被写体載置板5の角度を検
出するセンサである。この角度センサS1は、例えば支
柱7がネジ形状を有する場合、支柱7の回転数を検出
し、回転数、ネジピッチにより、リア側の上側ハウジン
グの点Sと被写体載置板5の部分Bの距離を算出するも
のである。点Sと部分Aの距離は固定であるので、角度
センサS1によって求められた点Sと部分Bの距離と、
点Sと部分Aの距離とを用いることで、被写体載置板5
の角度を検出することができる。なお、ここで、モータ
42は必ずしも必要でははなく、支柱7の回転を操作者
が手動で行い、センサS1で、回転数を検出する構成と
してもよい。
【0059】また、制御回路37によるモータ42の制
御が、モータ42の回転を所定回転の後に停止可能な構
成としておけば、被写体載置板5の角度が、支柱7の回
転数にネジピッチを乗じた値で決定されるため、センサ
S1は必ずしも必要ではない。
【0060】被写体載置板5が、底面8と平行になった
状態で、制御回路37は、LED等の告知手段45によ
り操作者に告知する。
【0061】一方、フロント脚部6は、支柱7と同様に
ネジ形状を有しており、その回転数によって、投射部3
の画像投射角度zが変更される。モータ46は、投射角
度zを変更するため、フロント側脚部6を回転させるモ
ータであり、操作部材38による信号を受けて、制御回
路37により制御される。
【0062】投射角度zと、センサS2の出力の関係
は、以下のようになる。
【0063】センサS2は、フロント脚部6の回転数を
検出し、回転数、および脚部6のネジピッチにより、図
7に示す水平設置状態からの、脚部6の伸びた長さを算
出するものである。ここで、図1の点P、点Qの距離は
投射部3の大きさによって固定であるので、センサS2
によって求められた脚部6の伸びた長さと、点P、点Q
の距離とを用いることで、投射角度zが一意に定まる。
【0064】上述のモータ42、センサS1と同様、モ
ータ46、センサS2は、必ずしも両方が必要ではな
い。
【0065】モータ42を用いて、被写体載置板5が底
面8と平行になった状態で、制御回路37が、自動的に
モータ42の動作を停止させる構成とした場合には、告
知手段45は不要である。
【0066】以下、第1の実施形態(図1)の装置の動
作について説明する。
【0067】操作者は、画像投射角度zを変更するため
に、操作部材38を操作する。この信号を受けた制御回
路37は、モータ46に、フロント側脚部6を回転させ
る信号を発生する。操作者は、所望の投射角度zが得ら
れた状態で、操作部材38の操作を停止する。センサS
2は、この間のフロント側脚部6の回転数を検出する。
【0068】この構成は、モータ46を用いずに、操作
者が脚部6を手動で回転させ、センサS2で、脚部6の
回転数を検出する構成としてもよい。
【0069】また、操作部材38より投射角度zを入力
し、入力された投射角度zになるまで、制御回路37
が、モータ46の駆動信号を発生する構成としてもよ
い。この場合には、告知手段45により、投射角度zの
合致が告知される。
【0070】制御回路37は、投射角度zによって、被
写体載置板5が底面8と平行になるように、モータ42
を制御する。
【0071】例えば、図7に示す角度yの変更が可能
で、角度x、アーム2の長さの変更が不可の場合には、
上記の投射角度zに応じて、制御回路37は、モータ4
0を駆動することにより角度yを変更し、被写体載置板
5と撮像素子31の撮像面が平行になるようにする。
【0072】この際、被写体載置板5と撮像素子31の
撮像面の撮像距離が変わってくるため、投射角度zに応
じて、制御回路37は、モータ39を駆動することによ
り撮像レンズ30のフォーカスを変更する。
【0073】また、この際、撮像素子31の撮像領域
が、投射角度zによって異なってくるため、投射角度z
によって撮像領域が変化しないように、不図示のモータ
により撮像レンズ30のズーム、及び撮像素子31の撮
像面と撮像レンズ30の相対的位置関係(すなわち、あ
おり撮影)を制御することが望ましい。この場合、モー
タ41は不要である。
【0074】次に、撮像ヘッド1と被写体載置板5の相
対的位置関係が、投射角度zによって変更されないよう
に、図7に示す角度x、角度y、及びアーム2の長さが
変更可能な場合について考える。この場合には、投射角
度zによって、モータ39により、撮像レンズ30のフ
ォーカスを変更する必要はない。
【0075】一方、図7に示す角度xはモータ47で、
角度yはモータ40で、アーム2の長さはモータ41
で、投射角度zによって撮像ヘッド1の撮像領域が変化
しないように、各々制御される。
【0076】次に、第2の実施形態(図2)の構成の場
合には、モータ42が、点Cを回転中心として被写体載
置板5の角度を変更し、センサS1がこの角度を検出す
る点のみが、図1の構成と異なる。
【0077】また、第3の実施形態(図3)の構成の場
合には、支柱7によって高さ調整が可能ではなく、被写
体載置板5の角度調整手段は、フロント側脚部6と一体
の部材で構成されている。このため、モータ42、セン
サS1の機能は、モータ46、センサS2で兼用させる
ことができる。
【0078】さらに、第4の実施形態(図4)の構成の
場合には、被写体載置板5と撮像ヘッド1の相対的位置
関係が固定であるため、図6に示すモータ39〜43、
47、センサS1は不要となる。ただし、必要に応じて
モータ42、センサS1を設けて、モータ46、センサ
S2によりフロント側脚部6の回転を検出し、これによ
り検出した投射角度zをもとに、モータ42、センサS
1により被写体載置台5を底面8と平行になるように制
御してもよい。
【0079】ここで、図4において、モータ39は、投
射角度zの変更に伴うフォーカス状態の変化という観点
からは不要であるが、例えば、アーム2が手動で伸縮可
能な構成とした場合には、自ずから、フォーカス調整が
必要となる。
【0080】第5の実施形態(図5)の構成の場合に
は、投射部3が、モータ43により、投射レンズ4と不
図示の画像表示手段(例えば液晶パネル)の相対的位置
関係を、スクリーン9に平行な面内で移動可能な構成と
しているため、図6のその他のモータ、及びセンサS
1、S2は不要である。
【0081】この場合、あおり投射の変更が可能である
ため、投射部3のフロント側脚部6を調整することな
く、被写体載置板5を水平に保ったまま、あおり投射角
度の変更が行える。
【0082】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜9、12,1
3の発明によれば、被写体載置板を水平に保つことが可
能なため、例えば、球形の被写体を撮像する場合におい
ても、適切な撮像・投射を行うことができる。
【0083】請求項8の発明によれば、投射角度の変更
によって撮像部における撮像条件を変更することなく撮
像を行える。
【0084】請求項6、10、11の発明によれば、投
射部で投射する画像の投射あおり量を変更することがで
きるので、撮像条件を変更することなく台形歪みのない
撮像・投射を行うことができる。また、投射角度を変更
する必要がないため、被写体を載置する載置部を投射部
のハウジング上面としても支障がない。
【0085】請求項14の発明によれば、撮像の際に発
生する台形歪みを投射角に応じて補正する構成としたの
で、常に歪みのない投射画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による投射型表示装
置の構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態による投射型表示装
置の構成図。
【図3】本発明の第3の実施の形態による投射型表示装
置の構成図。
【図4】本発明の第4の実施の形態による投射型表示装
置の構成図。
【図5】本発明の第5の実施の形態による投射型表示装
置の構成図。
【図6】本発明の実施形態の投射型表示装置のブロック
ダイアグラム。
【図7】投射部を底面(設置面)に対して高さ調整を施
すことなく配置した場合の投射型表示装置を説明するた
めの図。
【図8】投射部を底面(設置面)に対して投射角度zと
なるように高さ調整を施した場合の投射型表示装置を説
明するための図。
【図9】投射部を底面(設置面)に対して投射角度zと
なるように高さ調整を施し、アームの長さを長くした場
合の投射型表示装置を説明するための図。
【図10】被写体載置板5の角度の変更を行う一構成例
を示す図。
【図11】台形歪みと、その補正を説明するための図。
【符号の説明】
1:撮像ヘッド、2:アーム;3:投射部、4:投射レ
ンズ、5:被写体載置板、6:フロント側脚部、7:支
柱、8:底面、9:スクリーン、10:リア側脚部、1
1:回転支持部材、30:撮像レンズ、31:撮像素
子、32、35:信号処理部、33、34:端子、3
6:液晶駆動部、37:制御回路、38:操作部材、3
9、40、41、42、43、46、47:モータ、4
5:告知手段。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を載置する載置部と、 前記被写体を撮像する撮像部と、 前記撮像部で撮像された被写体の画像を投射する投射部
    とを有する投射型表示装置であって、 前記投射部の投射角度にかかわらず、前記載置部の載置
    面の水平に対する角度を調節可能な調節手段を備えたこ
    とを特徴とする投射型表示装置。
  2. 【請求項2】被写体を載置する載置部と、 前記被写体を撮像する撮像部と、 前記撮像部で撮像された被写体の画像を投射する投射部
    とを有する投射型表示装置であって、 前記投射部の投射角度にかかわらず、前記載置部の載置
    面を所定角度に保つように制御する制御手段を備えたこ
    とを特徴とする投射型表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の投射型表
    示装置であって、 前記載置部の前記載置面に対して、前記撮像部の撮像面
    を平行にする角度変更手段を備えたことを特徴とする投
    射型表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の投射型表
    示装置であって、 一端が前記撮像部を支持し、他端が前記投射部に回動可
    能に固定された支持部材を備え、 前記支持部材の前記投射部に固定される角度が、前記投
    射部の投射角度によって変更されることを特徴とする投
    射型表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2に記載の投射型表
    示装置であって、 前記撮像部に装着された撮像レンズのフォーカスが、前
    記投射部の投射角度によって変更されることを特徴とす
    る投射型表示装置。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項2に記載の投射型表
    示装置であって、 前記撮像部の撮像面と撮像レンズとの相対的位置関係
    が、前記投射部の投射角度によって変更されることを特
    徴とする投射型表示装置。
  7. 【請求項7】請求項1または請求項2に記載の投射型表
    示装置であって、 前記撮像部で撮像する際の拡大倍率が、前記投射部の投
    射角度によって変更されることを特徴とする投射型表示
    装置。
  8. 【請求項8】請求項1または請求項2に記載の投射型表
    示装置であって、 前記撮像部は、支持部材を介して前記載置部に固定され
    ることを特徴とする投射型表示装置。
  9. 【請求項9】被写体を載置する載置部と、 前記被写体を撮像する撮像部と、 前記撮像部で撮像された被写体の画像を投射する投射部
    とを有する投射型表示装置であって、 前記投射部の投射角度を変更させる変更手段を有し、 前記変更手段は、前記載置部の載置面を所定角度に保つ
    制御を行うことを特徴とする投射型表示装置。
  10. 【請求項10】被写体を載置する載置部と、 前記被写体を撮像する撮像部と、 前記撮像部で撮像された被写体の画像を投射する投射部
    とを有する投射型表示装置であって、 前記載置部は、前記投射部のハウジング上面であり、 前記投射部の投射する画像の投射あおり量を変更するあ
    おり量変更手段を備えたことを特徴とする投射型表示装
    置。
  11. 【請求項11】撮像部と、前記撮像部で撮像された画像
    を投射する投射部とを有し、前記撮像部は前記投射部の
    ハウジング上面を撮像する投射型表示装置であって、 前記投射部の投射する画像の投射あおり量を変更するあ
    おり量変更手段を備えたことを特徴とする投射型表示装
    置。
  12. 【請求項12】被写体を載置する載置部と、 前記被写体を撮像する撮像部と、 前記撮像部で撮像された被写体の画像を投射する投射部
    とを有する投射型表示装置であって、 前記載置部の載置面の水平に対する角度を制御可能な制
    御手段を備えたことを特徴とする投射型表示装置。
  13. 【請求項13】被写体を載置する載置部と、 前記被写体を撮像する撮像部と、 前記撮像部で撮像された被写体の画像を投射する投射部
    とを有する投射型表示装置であって、 前記投射部の水平に対する角度にかかわらず、前記載置
    部の載置面が水平に保たれるように制御する制御手段を
    備えたことを特徴とする投射型表示装置。
  14. 【請求項14】被写体を載置する載置部と、 前記被写体を撮像する撮像部と、 前記撮像部で撮像された被写体の画像を投射する投射部
    とを有する投射型表示装置であって、 前記投射部の水平に対する角度に応じて、前記撮像部で
    の撮像時に発生する歪みを補正する補正の内容を変更す
    る制御手段を備えたことを特徴とする投射型表示装置。
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