JP2001142167A - パノラマ撮影装置 - Google Patents

パノラマ撮影装置

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JP2001142167A
JP2001142167A JP32037699A JP32037699A JP2001142167A JP 2001142167 A JP2001142167 A JP 2001142167A JP 32037699 A JP32037699 A JP 32037699A JP 32037699 A JP32037699 A JP 32037699A JP 2001142167 A JP2001142167 A JP 2001142167A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の風景等をあたかもある視点から360
度周辺を見渡したかのように表示するパノラマ表示装置
用のデータソースを容易に得ることができる、パノラマ
撮影装置を提供することを課題としている。 【解決手段】 所定の対象物を撮影して画像データを出
力するカメラ3を固定部1側に支持するアタッチメント
2を、レンズ3aの中心線LCが旋回軸心C1に対して
垂直になるようにカメラ3を固定的に支持する固定支持
部7と、カメラ3のレンズ3aの中心線LCが旋回軌跡
を描くようにアクチュエータ18により固定支持部7を
回動自在に支持する旋回支持部8と、該旋回支持部8を
水平に対して傾斜揺動させる傾斜調整部9と、所定の撮
影場所においてカメラ3の旋回中心から捕捉する外周方
向の画像データを取り込むべく上記アクチュエータ18
及びカメラ3の作動を制御するコントローラ4とから構
成し、上記傾斜調整部9が旋回支持部8の旋回中心線を
垂直に保持する傾斜制御装置を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は所定の風景等をパ
ノラマを表示するパノラマ装置用のデータソースを取り
込むパノラマ撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】所定の風
景等をあたかもある視点から360度周辺を見渡したか
のように表示するパノラマムービーをディスプレイ上等
に表示するパノラマバーチャルリアリティー装置(以下
パノラマVR装置と呼ぶ)が一般的に知られており、パ
ノラマVR装置で表示(再現)する風景等のデータ(パ
ノラマデータ)を用意することによって、パノラマVR
装置の利用者(ユーザー)がパノラマVR装置で上記パ
ノラマデータに依る風景等を、該風景の場所に対する遠
隔地(例えば自宅等)で表示させることが可能となって
いる。
【0003】なお上記パノラマVR装置は通常パノラマ
VR用のアプリケーションソフトウエア(アプリケーシ
ョン)がセットアップされたパーソナルコンピュータか
らなり(つまりパーソナルコンピュータで上記アプリケ
ーションを走らせると、このコンピュータがパノラマV
R装置となる)、一般的にコンピュータを利用したデー
タ通信等によるパノラマデータのデータ交換により幅広
いユーザが未知の風景等をコンピュータ上に容易に表示
せしめることができる。
【0004】一方上記パノラマデータ用のデータソース
は、風景等の画像のデジタルデータであり、デジタルカ
メラ等で風景を撮影すること等で得ることができる。す
なわち風景(パノラマムービーのターゲット)を撮影す
ることができる所定の定点にデジタルカメラを配置し、
このカメラを水平方向に360度回転させて所定の回転
角度毎に写真を撮影(画像データをキャプチャ)して得
られる複数のデジタル写真(画像データ)が上記データ
ソースとなる。
【0005】つまり各画像データを連続させるとターゲ
ットの360°方向の画像(風景)を平面に展開したも
のとなる。そしてパノラマVR装置(アプリケーショ
ン)は得られたデータソースからパノラマデータを構築
し、このパノラマデータからターゲットのパノラマムー
ビ表示する。なおパノラマVR装置は一般的にパノラマ
ムービの任意の部分をカーソル操作等で回転やズームさ
せて表示することができる。
【0006】一方パノラマデータを作成するに必要なデ
ジタル写真(画像データ)の数は撮影するカメラの視野
角度に依存し、さらに各写真(画像データ)は所定の範
囲でターゲットの撮影部分をオーバーラップさせる必要
がある。例えば視野角度が20°の広角レンズ(通常広
角レンズが使用される)を使用し、撮影するデジタル写
真の50%をオーバーラップさせる場合、カメラを10
°毎に回転させて、各停止位置(撮影開始位置を0°と
すると0°,10°,20°…350°)で写真を撮影
させ、合計36回撮影する(回転させる)ことで、ター
ゲットの360°方向のデジタル写真、すなわち当該タ
ーゲットのパノラマムービーのデータソースを得ること
ができる。
【0007】このときカメラの回転面が水平に対して傾
斜すると、パノラマムービーの視点が傾斜する(つまり
ターゲットを斜めに360°方向で見たようなパノラマ
ムービーとなってしまう)こととなり、このためカメラ
の旋回面、すなわちレンズの中心線が水平となるように
カメラを設置し、カメラの旋回中心(旋回軸)をレンズ
の中心線に対して垂直に設定する必要がある他、レンズ
の焦点と旋回中心とを一致させる(旋回中心がレンズの
焦点を通る)必要もある。なぜならレンズの焦点と旋回
中心とが一致しないと、撮影される画像(写真)の奥行
きが異なり、パノラマムービの遠近感の精度が低下する
ためである。
【0008】以上のようにターゲット撮影のためのカメ
ラセッティングや旋回操作等は比較的難しく、パノラマ
データ用のデータソースを得ることは容易ではない。つ
まりカメラのセッティングや旋回精度がパノラマムービ
ー用のデータソースを得るためのコストに大きく影響を
与え、低コストでデータソースを得るためには、カメラ
のセッティングや旋回精度を落とさざるをえないことが
ある。
【0009】この場合パノラマムービーの再現性が悪化
し、換言するとパノラマVR装置によるパノラマムービ
ーの再現性を高くするためには、比較的多額なコストを
データソース(デジタル写真)を得るために使用し、比
較的精度の高いデータソースを得る必要があるが、この
場合は必然的にパノラマデータが高コストとなるという
欠点があった。このため容易にパノラマデータのデータ
ソースを得る(デジタル写真を撮影する)ことができ
る、パノラマVR装置用等のパノラマ撮影装置が望まれ
ていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のパノラマ撮影装置は、所定の対象物を撮影す
るカメラ3と、該カメラ3を固定部1側に支持するアタ
ッチメント2を備え、該アタッチメント2がカメラ3を
固定的に支持する固定支持部7と、該固定支持部7を、
カメラ3のレンズ3aの中心線LCが旋回軌跡を描くよ
うに回動自在に支持する旋回支持部8と、該旋回支持部
8を水平に対して傾斜揺動させる傾斜調整部9とを備
え、旋回支持部8に固定支持部7を旋回駆動せしめるア
クチュエータ18を設けると共に、カメラ3が旋回中心
から所定の撮影場所の外周方向の画像を捕捉して撮影す
るべく上記アクチュエータ18及びカメラ3の作動を制
御するコントローラ4を設け、固定支持部7がレンズ3
aの中心線LCが旋回軸心C1に対して垂直になるよう
にカメラ3を支持せしめ、上記傾斜調整部9が旋回支持
部8の旋回中心線を垂直に保持する傾斜制御装置を備え
たことを第1の特徴としている。
【0011】第2に固定支持部7が、旋回軸心C1がレ
ンズ3aの焦点を通過するようカメラ3を支持せしめる
ことを特徴としている。
【0012】第3にコントローラ4が、画像の撮影を行
うべくカメラ3側を所定のステップ角度毎に回転せしめ
るとともに画像データを取り込む自動撮影手段を備えた
ことを特徴としている。
【0013】第4に自動撮影手段が、レンズ3aの視野
角度に応じてステップ角度の変更を行うステップ角度切
換手段を備えたことを特徴としている。
【0014】第5に傾斜制御装置が、旋回支持部8を載
置する調整部材22と、該調整部材22を少なくとも3
点で支持する支持部材25とを備え、該支持部材25が
少なくとも2点においてアクチュエータ33により支持
高さ調節可能に駆動される構成としたことを特徴として
いる。
【0015】第6にコントローラが、高さ調整可能な2
点の支持部材26をアクチュエータ33により駆動して
旋回軸16が垂直となるように調整部材22の傾斜角度
を調整設定する傾斜制御手段を備えたことを特徴として
いる。
【0016】第7に調整部材22側に旋回軸16の傾斜
角度を検出する傾斜センサ37を設け、傾斜制御手段が
上記傾斜センサ37からの出力に基づいて調整部材22
の傾斜角度を自動的に設定するものであることを特徴と
している。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明のパノラマムービー
用のパノラマ撮影装置の正面斜視図であり、該撮影装置
は従来公知のカメラ用等の三脚1と、該三脚1の上部に
取り付けられたアタッチメント2から構成されている。
そして撮影用のカメラ3がアタッチメント2に取り付け
られる。なおカメラ3は撮影した写真又は映像をデジタ
ルデータとして保存するいわゆるデジタルカメラ又デジ
タルビデオである。またアタッチメント2には、アタッ
チメント2及びカメラ3の作動を電気的に制御するコン
トロールボックス4が接続されている。
【0018】そして上記撮影装置はコントロールボック
ス4による制御でアタッチメント2によりカメラ3を所
定の撮影場所の外周方向の画像を捕捉して撮影するべ
く、水平方向に所定の旋回角度毎に一時停止させながら
旋回させるとともに、各停止位置でデジタル写真を撮影
(画像データを取得)することで、カメラ3を設置した
場所(ターゲット)の360°方向のデジタル写真(画
像データ)を得ることができ、すなわち「従来の技術」
の項で述べたターゲットのパノラマデータのデータソー
スを得ることができ、このデータを所定のメディアに記
憶せしめる構造となっている。
【0019】なおデータソースの記憶メディアとして、
例えば一般的にカメラ3側に挿入可能な各種記憶メディ
ア(メモリカードやフロッピーディスク等)や、あるい
はコントロールボックス4やパーソナルコンピュータ等
に所定の記憶メディア(例えば光磁気ディスクやハード
ディスク)に対応するドライブ(光磁気ディスクドライ
ブやハードディスクドライブ等)を配置し、該ドライブ
に対応するメディアを使用することができる。
【0020】これにより上記メディアに記憶せしめられ
たデータソースを前述の「従来の技術」の項で述べたパ
ノラマVR装置側に転送することで、パノラマVR装置
により上記ターゲットのパノラマムービーを表示するこ
とができる。なお本実施形態の場合はカメラ3にあらか
じめ設けられているメモリカードドライブに挿入される
メモリカードにデータソースが記録せしめられる構造と
なっている。
【0021】このためパノラマVR装置がいわゆるパー
ソナルコンピュータとパノラマVR用のアプリケーショ
ンソフトウエアから構成されている場合は、上記メモリ
ーカードをパーソナルコンピュータ側に装着してデータ
を読み込ませることでパノラマVR装置側(パーソナル
コンピュータ)に容易にデータソースの転送を行うこと
ができる。なおカメラ3と上記パーソナルコンピュータ
をケーブル等で接続してパーソナルコンピュータ側にデ
ータソースを直接保存せしめるようにしてもよい。
【0022】次に本発明のパノラマムービー用撮影装置
について詳細に説明する。ただし固定部である上記三脚
1は従来公知のものであるため詳細な説明は割愛する
が、上記アタッチメント2は三脚1における通常カメラ
を取付ける部分(カメラ取付部)に、カメラ取り付け用
のネジ等を介して(従来カメラを三脚に取り付ける場合
と同様に)着脱自在に固定される。
【0023】上記アタッチメント2は図1〜図3に示さ
れるようにカメラ3を固定的に支持する固定支持部7
と、該固定支持部7を旋回(回転)自在に支持する旋回
支持部8と、該旋回支持部8を傾斜揺動(左右傾動動作
を許容した上下揺動)自在に支持する傾斜調整部9とを
備え、上記傾斜調整部9が三脚1に固定されている。
【0024】これにより旋回支持部8における固定支持
部7を旋回せしめる旋回軸は傾斜調整部9の左右傾動が
許容された揺動により傾斜調整されるが、一方カメラ3
は固定支持部7を介して旋回支持部8に支持され、旋回
支持部8による上記旋回軸の旋回駆動により旋回軸を中
心に旋回せしめられ、すなわち傾斜調整部9はカメラ3
の旋回中心線、換言すれはカメラ3の回転面(旋回面)
の傾斜調整装置として機能している。
【0025】一方固定支持部7は図4に示されるように
カメラ3を、通常カメラを三脚等に取り付ける場合に使
用するネジ等を利用して側方から固定する縦ステー11
と、該縦ステー11の基端部側をスライド調節自在に支
持固定せしめる横ステー12等からなり、該横ステー1
2が旋回支持部8の旋回軸16に固定されている。この
とき縦ステー11はプレート状をなし、横ステー12が
旋回軸16に取り付けられた状態の時に旋回軸16の軸
心C1と直交する方向に長孔13が設けられている。
【0026】そしてカメラ3はレンズ3aの中心線LC
が長孔13と平行になるように該長孔13を介してネジ
等により縦ステー11に取り付けられる。つまりカメラ
3をレンズ3aの中心線LCと旋回軸16の軸心C1が
直交した状態を保ったまま長孔13方向にスライド移動
せしめることができる。また縦ステー11は横ステー1
2に対して前述のようにスライド調節自在であり、旋回
軸16の軸心C1とレンズ3aの中心線LCとの距離を
調節することができる。
【0027】そしてカメラ3は図4に示されるように旋
回軸16の軸心C1がレンズ3aの中心線LCを通過す
るとともに旋回軸心がレンズ3aの焦点を通過する位置
に設定される。つまり固定支持部7へのカメラ3の取り
付けは上記条件に従って作業者等により比較的シビアに
予め行われる。
【0028】次に前述の旋回支持部8の構造について説
明する。旋回支持部8は図5,図6に示されるようにボ
ックス状のケース14を外装として構成され、上記旋回
軸16が該ケース14に上下方向に回転自在に軸支せし
められていると共に、ステッピングモータ18がケース
14の外側に、駆動軸線17が上記旋回軸16(旋回軸
心)に直交するように取り付けられた構造となってい
る。
【0029】そして旋回軸16のケース14からの突出
端側に前述の固定支持部7(横ステー11)が螺合状態
で固定される。一方ステッピングモータ18の駆動軸と
旋回軸16はケース14内においてベベルギヤ19等に
より連結されており、ステッピングモータ18の駆動に
より旋回軸16が旋回駆動せしめられ、固定支持部7、
すなわちカメラ3を、カメラ3と旋回軸16との位置関
係が前述のように設定された状態で旋回せしめる。なお
ステッピングモータ18は後述するように前述のコント
ロールボックス4側により作動が制御される。
【0030】一方上記傾斜調整部9は図7,図8に示さ
れるように平面視で各頂点部分がR面取りされた略正三
角柱形状をなすケース21を外装として構成され、該ケ
ース21の上面板22がケース21の底面板23に対し
て左右傾動を許容した状態で上下揺動自在に支持された
構造となっている。つまり上面板22が旋回支持部8を
傾斜揺動自在に載置する調整部材となっている。そして
上記上面板22の上面に前述の旋回支持部8が取り付け
られるが、本実施形態の場合上面板22からは上方に雄
ねじ部20が突設されており、該雄ねじ部20に旋回支
持部8のケース14の底面が螺合状態で取り付けられ
る。
【0031】このとき上記上面板22は各頂点部分近傍
で支柱25を介して底面板23に3点で支持されている
が、支柱25のうち2つは後述するように長さ(上面板
22の支持高さ)が変更調節される可変長支柱26であ
り、残りの1つは長さが固定された固定長支柱27とな
っている。つまり可変長支柱26の長さを変更調整する
ことで底面板23に対する上面板22(旋回支持部8)
の傾斜が変更調節される構造となっている。
【0032】さらに詳細に説明すると、各支柱26,2
7は基端部分が底面板23に固定されており、先端部に
より上面板22を支持している。そして固定長支柱27
は先端部が上面板22に穿設された支柱連結用の孔28
に、該孔28に取り付けられたガイド部材29を介して
挿入されているが、該ガイド部材29に形成された固定
長支柱27(先端部27a)の挿入用の挿入孔29aは
固定長支柱27の先端部27aに対して比較的大きな嵌
合誤差を有している。
【0033】そして先端部27aは該挿入孔29aにゴ
ム等の弾性力を有する弾性部材30を介して挿入され、
上面板22は固定長支柱27を基準とした左右傾動及び
上下揺動が許容されている。なお上記先端部27aの弾
性部材30の上側には、固定長支柱27の弾性部材30
からの抜けを防止するリング31が設けられている。
【0034】一方前述の可変長支柱26は図9に示され
るように、ステッピングモータ33と該ステッピングモ
ータ33により上下スライドせしめられるロッド34等
により構成されており、すなわちモータ33を駆動して
ロッド34を上下スライドさせることで全長(支持高
さ)が可変する構造となっている。そしてこの可変長支
柱26はステー36を介してステッピングモータ33側
が底面板23に固定されているとともに、ロッド34の
先端が上面板22に下方から当接せしめられている。
【0035】そして上記ロッド34はモータ33を貫通
しており、モータ33の下方側(底面板23側)にも突
出している。このときモータ33の下方側にはモータ3
3より下方側に突出する前記ロッド34の位置を検出す
る位置センサ50が設けられており、ロッド34の上限
及び下限と、両限界点間のロッド34の原点、すなわち
モータ33の駆動の基準点を検知するように設定されて
いる。
【0036】なお本実施形態の場合位置センサ50はフ
ォトセンサであり、ロッド34の下端を最上方位置のフ
ォトセンサ50aで検知するとロッド34の上限である
ことを、最下位置のフォトセンサ50cで検知するとロ
ッド34の下限であることを、中間位置のフォトセンサ
50bで検知すると原点であると検出するように設定さ
れている。
【0037】なお上面板22は両モータ33(可変長支
柱26)近傍においてスプリング35により底面板23
側に付勢せしめられており、つまり上面板22は可変長
支柱26のロッド34に弾力的に押圧せしめられてい
る。これにより両可変長支柱26の各ステッピングモー
タ33を駆動することで上面板22が前述のように左右
傾動を含む上下揺動せしめられ、底面板23に対する角
度が調整される。
【0038】すなわち上面板22,可変長支柱26,固
定長支柱27により旋回支持部の傾斜を調整して、旋回
中心線(旋回軸心)を垂直に保持する傾斜制御装置が構
成されている。このとき上面板22の下面22aには、
両可変長支柱26の近傍に上面板22の傾斜状態を検出
する傾斜センサ37が固定されて設けられており、後述
するように該傾斜センサ37からの出力に基づいて両ス
テッピングモータ33がコントロールボックス4により
作動制御されている。
【0039】次に上記コントロールボックス4の構造及
び作動について説明する。該コントロールボックス4は
前述のように各モータ18,33及びカメラ3の作動を
制御せしめるように構成されており、図10に示される
ように旋回支持部8側及びカメラ3側の制御ケーブルを
接続するロータ入力端子51と、傾斜調整部9側の制御
ケーブルを接続するレベル入力端子52とを有している
とともに、後述するように制御状態をユーザ側に報知す
るインジケータ43,制御用の各種スイッチ40,4
2,44,46等が設けられている。
【0040】そして上記制御用のスイッチを介したユー
ザ側の操作により、後述するように傾斜調整部9の両ス
テッピングモータ33及び旋回支持部8のステッピング
モータ18、さらにカメラ3のシャッターの作動を電気
的に制御し、自動的にパノラマデータのデータソースを
作成する(カメラ3によりターゲットを撮影せしめる)
ように構成されている。
【0041】すなわちコントロールボックス4内には図
11に示されるような中央演算装置(CPU61)を備
えた制御装置38が設けられており、該制御装置38は
CPU61の出力側にカメラ3のシャッター制御用の端
子、ステッピングモータ18,33の駆動用のドライバ
39,インジケータ43等が、入力側に後述する傾斜セ
ンサ37の処理部62,制御用のスイッチ40,42,
44,46,位置センサ50等が接続されて構成されて
いる。
【0042】なお傾斜センサ37の出力ケーブル,傾斜
調整部9のステッピングモータ33のケーブル,位置セ
ンサ50a,50b,50cの出力ケーブルが上記レベ
ル入力端子51を介して、カメラ3のシャッタ制御用ケ
ーブル,旋回支持部8のステッピングモータ18のケー
ブルがロータ入力端子52を介して制御装置38側に接
続されている。
【0043】そして制御装置38(CPU61)はステ
ッピングモータ33の作動を傾斜センサ37からのデー
タに基づいて制御してカメラ4の旋回面を自動的に設定
調節する傾斜自動制御手段と、ステッピングモータ18
を自動駆動してカメラ3を所定角度毎に一時停止させな
がら360°回転せしめるとともに、一時停止時毎にシ
ャッターを作動させてデジタル写真を撮影せしめる自動
撮影手段とを備えている。
【0044】まず上記傾斜自動制御手段について説明す
る。上記傾斜センサ37からの出力はセンサ出力の処理
を行う処理部62を介してCPU61に入力されてお
り、CPU61(傾斜自動制御手段)はこの処理部62
からの信号に基づいてドライバ39を介してステッピン
グモータ33を制御するように構成されている。
【0045】なお上記傾斜センサ37は、傾斜センサ3
7(上面板22)が水平状態にある時に既知の一定の電
圧を出力し、傾斜センサ37(上面板22)に傾斜が生
じると傾斜角度に応じて出力電圧がリニアに変化するも
のとなっており、傾斜センサ37は上面板22と一体に
傾斜するため、すなわち傾斜センサ37は上面板22の
傾斜に応じてリニアに電圧を出力する。
【0046】このとき本実施形態における傾斜センサ3
7は±10°の傾斜がセンシング有効(制御可能な程度
に傾斜角度に対して電圧がリニアに変化する)範囲であ
り、傾斜センサ37(上面板22)の水平時の電圧が
2.5V,−10°に傾斜したときに2.0V,+10
°に傾斜したときに3.0Vと電圧を出力する構造とな
っている。
【0047】一方前述の処理部62は図12に示される
ように、増幅回路付き作動アンプ63と比較器(コンパ
レータ)64から構成されており、傾斜センサ37の出
力が差動アンプ63の一方の入力端子i1に入力されて
いるとともに、差動アンプ63の他の入力端i2に所定
の基準電圧が入力され、さらに差動アンプ63の出力が
コンパレータ64の一方の入力端ic1に、また所定の
基準電圧がコンパレータ64の他の入力端ic2に入力
された構造となっている。そして本実施形態の場合はi
2に2.25Vが、ic2に2.5Vの基準電圧が入力
せしめられている。
【0048】このときi1の電圧をV1,i2の電圧を
V2とすると差動アンプ63は出力に(V1−V2)に
比例した電圧が出力される構造となっており、すなわち
傾斜センサ37(上面板22)の水平状態(V1=2.
5V)において差動アンプ63の出力には(2.5−
2.25)×10=2.5Vが出力せしめられるように
設定されている。つまり差動アンプ63は10倍の増幅
を行うアンプとなっている。
【0049】なお本実施形態においては取り扱い可能な
傾斜センサ37の傾斜範囲を−0.5°〜+0.5°と
し、これによりV1の電圧範囲が2.25≦V1≦2.
75V,差動アンプ63の出力電圧をVc1とすると、
Vc1の電圧範囲が0≦Vc1≦5Vとなる。
【0050】一方コンパレータ64は両入力端子ic
1,ic2に入力される電圧を比較し、ic2の電圧を
Vc2(2.5V)とした場合、Vc1<Vc2の時H
(5V)を、Vc1>Vc2のときL(0V)を出力端
子に出力するように構成されたものとなっている。
【0051】つまり傾斜センサ37(上面板22)が水
平から−方向に傾斜して、i1の電圧(V1)が2.2
5≦V1<2.5の範囲をとる場合は、Vc1が0≦V
c1<2.5となり、Vc1<Vc2となるため、コン
パレータ64からはHが出力され、また傾斜センサ37
(上面板22)が水平から+方向に傾斜して、i1の電
圧(V1)が2.5<V1≦2.75の範囲をとる場合
は、Vc1が2.5<Vc1≦5.0となり、Vc1>
Vc2となるため、コンパレータ64からはLが出力さ
れる。
【0052】そしてこのコンパレータ64の出力が処理
部62の出力としてCPU61に入力されるが、CPU
61においては、前述の制御用のスイッチの1つである
水平制御開始スイッチ40がONされると、ステッピン
グモータ33を回転させる指示をドライバ39側に出力
してモータ33を回転せしめるとともに、コンパレータ
64の出力をチェックする。
【0053】そしてCPU61はコンパレータ64から
の信号がLからH又はHからLに変化するまでドライバ
39を介してステッピングモータ33にパルスを供給し
てステッピングモータ33を回転し続け、コンパレータ
64の信号が上記のように変化すると、ドライバ39側
にパルスの供給を停止せしめる指示を出し、すなわちコ
ンパレータ64からの出力信号の変化直後、換言すると
傾斜センサ37の出力電圧が2.5Vとなった直後にス
テッピングモータ33を自己励磁状態で停止せしめ、こ
れにより上面板22が水平に位置決め調整される。
【0054】なおCPU61は水平制御開始スイッチ4
0がONとなると、ステッピングモータ33を上下いず
れかの方向に回転せしめ、コンパレータ64の信号が上
記変化する点でモータ33を停止せしめるが、モータ3
3の回転方向は上記情報のみでは特定できないため、モ
ータ33の回転指示があると、モータ33をいずれか一
方の方向に回転させてロッド34をいったん上下どちら
かに移動させ、もしモータ33を上記条件で停止させる
前にロッド34の上限又は下限を位置センサ50a,5
0cが検知すると、モータ33を反対方向に回転させ、
上面板22の水平制御を行う。
【0055】このとき旋回支持部8の旋回軸16は上面
板22に対して垂直に設定されているため、旋回軸16
(軸心c1)は常に水平面に対して垂直に調整され、こ
れにより旋回支持部8によりカメラ3を回転せしめる場
合のカメラ3の旋回面は水平となる。
【0056】すなわち従来に比較してカメラ3の旋回面
の水平を出すための調整個所が少なくなり、カメラ旋回
面の水平を容易に出すことができる。特にカメラ3の取
り付け調整は、固定支持部7により旋回支持部8の旋回
軸16に対するカメラ3の位置を前述のように調整する
のみでよく、旋回軸16の水平面に対する垂直調整を行
う必要がない。ただし平面板22に対する旋回軸16の
垂直調整はシビアに行う必要があるが、これはアタッチ
メント2の組み付け状態で調整できるため、撮影の現場
でのシビアな旋回軸16の垂直調整は不要である。
【0057】つまりカメラ3及びアタッチメント2の調
整を撮影現場以外の場所で予め行うことができ、撮影現
場においてはカメラ3の旋回面の大雑把な水平調整を三
脚1等により行うことで、シビアな水平調整はアタッチ
メント2側(傾斜支持部9)で自動的に行われ、カメラ
3の旋回面の水平調整は容易である。
【0058】次に自動撮影手段について説明する。前述
のように写真の撮影枚数(何度回転する毎に写真を撮影
するか)はカメラ3に装着されるレンズ3aのサイズ
(視野角度)に依存して決定される。例えば視野角度が
20°のレンズ3aを使用し、50%オーバーラップさ
せる場合、カメラ3を10°毎に回転させて写真を撮影
させ、36回回転させることで、ターゲットの360°
方向の写真の撮影、すなわちパノラマムービーのデータ
ソースを得ることができる。
【0059】このため上記制御装置38側には各レンズ
のサイズに応じたカメラ3の1回の回転角度及び自動シ
ャッターの設定が予め記憶せしめられている記憶部41
が接続されているとともに、上記各設定を呼び出す切換
スイッチ42が前述の制御用のスイッチとして設けられ
ており、各設定は切換スイッチ42にタッチする毎に切
り換えられて呼び出される。
【0060】すなわち自動撮影手段にはレンズ3aの視
野角度に応じたステップ角度の設定変更をおこなうステ
ップ角度切換手段が備えられており、例えば36枚の写
真を撮影せしめる必要があるレンズを取り付けたカメラ
の場合、切換スイッチ42によりカメラを10°毎に回
転させ、各回転毎にシャッターを切る設定を呼び出すこ
とで、この設定にしたがって自動的にステッピングモー
タ18が駆動され、カメラ3のシャッターが切られる。
【0061】なおステッピングモータ18は前述のドラ
イバ39により駆動され、1回の回転により回転せしめ
られる角度の切換は、1回の回転時にステッピングモー
タ18に与えられる総パルス数により容易に制御を行う
ことができるが、この制御は一般的に知られたものであ
り、詳細についてはここでは割愛する。
【0062】またコントロールボックス4には前述のパ
イロットランプとして現在の設定を表示せしめるインジ
ケータ43が設けられている。例えば36枚の写真をと
る必要があるレンズを装着した場合は、インジケータ4
3の36枚の位置が点灯するように切換スイッチ42を
所定回数タッチすることで、36枚の写真を撮影するた
めの上記のような設定が呼び出され、制御用のスイッチ
である撮影スタートスイッチ44を押すことで、上記設
定にしたがってカメラ3が旋回せしめられて写真が撮影
され、データソースが記録せしめられる。
【0063】なお制御用のスイッチとして上記自動撮影
開始後にステッピングモータ18及びカメラ3(シャッ
ター)の作動を停止させる停止スイッチ46も設けられ
ており、ユーザが任意に作動を停止させることができ
る。またコントロールボックス4には無線によるコント
ローラが備えられており、上記撮影スタートスイッチ4
4の代わりに該コントローラによりカメラ3の旋回開始
と停止をコントロールすることができる。
【0064】以上に示される構造によりカメラ33の旋
回面が傾斜自動制御手段により自動的に水平に調節さ
れ、この傾斜自動制御手段による旋回面の水平調整後に
自動撮影手段によりカメラ3を旋回せしめてシャッター
を自動的に作動させることで、比較的精度の高いパノラ
マムービー用のソースデータを容易に得ることができ、
つまりより安価に高精度名パノラマデータを生成するこ
とができる。
【0065】このとき本実施形態においては上面板22
に2つの傾斜センサ37が取り付けられているため、両
傾斜センサ37が共に水平状態となることで上面板22
の水平制御が行われ、上面板22の水平状態、すなわち
カメラ3の旋回面の水平状態をより高精度で管理するこ
とができる。なお傾斜センサ37からの出力電圧が前述
の範囲を超えている場合は、CPU61側からエラーを
出力するよう構成されている。
【0066】また自動撮影手段を呼び出す(撮影スター
トスイッチ44を押す)ことで、カメラ3を旋回させる
前に、いったん傾斜自動制御手段を呼び出してカメラの
旋回面の自動調整を強制的に行わせ、この自動調整終了
後にカメラ3を旋回させて自動的に写真を撮影させるよ
うに構成してもよい。この場合はカメラの旋回面の自動
調整を忘れて撮影を行う等が防止され、常に精度の高い
データソースを得ることができる。
【0067】なお上記実施形態においては静止画撮影用
のデジタルカメラをカメラとして使用とした場合につい
て説明したが、カメラ3を通常のカメラ(フィルムに静
止画を撮影せしめる)とし、自動撮影手段をシャッタを
メカ的に制御できる構成とすることで、画像をフィルム
に撮影せしめて、このフィルムをフィルムスキャナ等を
介して画像データとすることでパノラマ装置用のデータ
を得ることができる。
【0068】またカメラ3としてデジタルビデオを使用
する場合は、連続しての画像撮影が可能であるため、場
合によってはカメラ(デジタルカメラ)を所定ステップ
毎に停止させずに、画像を撮影せしめるべきポイントの
画像データのみを抽出するように構成してもよい。
【0069】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よると、カメラの旋回軸心が傾斜制御装置により自動的
に垂直に保持調整されるため、カメラの旋回面が自動的
に水平に調節され、この旋回面の水平調整後に自動撮影
手段によりカメラを旋回せしめて画像を自動的に撮影せ
しめることで、比較的精度の高いパノラマ装置用のソー
スデータを容易に得ることができ、つまりより安価に高
精度名パノラマデータを生成することができるという効
果がある。
【0070】また旋回軸心がレンズの焦点を通過するよ
うに固定支持部がカメラを支持せしめることで、より高
精度なパノラマデータを得ることができる。一方自動撮
影手段がレンズの視野角度に応じてアクチュエータのス
テップ角度を設定するステップ角度切換手段を備えた場
合は、アクチュエータ側を直接設定調整することなし
に、カメラの自動旋回をより容易に指示することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パノラマ撮影装置の正面斜視図である。
【図2】カメラを取り付けた状態のアタッチメント部分
の斜視図である。
【図3】アタッチメント部分の斜視図である。
【図4】固定支持部の正面図及び側面図である。
【図5】旋回支持部の平面図である。
【図6】旋回支持部の側面図である。
【図7】傾斜調整部の要部側断面図である。
【図8】傾斜調整部の要部平断面図である。
【図9】可変長支柱部分の要部断面図である。
【図10】コントローラの平面図である。
【図11】制御装置のブロック図である。
【図12】処理部のブロック図である。
【符号の説明】
1 固定部 2 アタッチメント 3 カメラ 3a レンズ 4 コントローラ 7 固定支持部 8 旋回支持部 9 傾斜調整部 16 旋回軸) 18 ステッピングモータ(アクチュエータ) 22 上面板(調整部材) 25 支柱(支持部材) 33 ステッピングモータ(アクチュエータ) 37 傾斜センサ LC レンズの中心線 C1 旋回軸心
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月31日(2000.7.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のパノラマ撮影装置は、所定の対象物を撮影す
るカメラ3と、該カメラ3を支持するアタッチメント2
とを備え、該アタッチメント2がカメラ3を旋回自在
に、且つレンズの中心線LCをカメラ3の旋回軸心C1
に直交させて支持する旋回支持部8と、該旋回支持部8
左右方向及び前後方向の水平に対してそれぞれ傾斜揺
動させる傾斜調整部9とを備え、上記旋回軸芯C1の傾
斜状態の検出に基づいて、カメラ3の旋回面が水平とな
るように前記傾斜調整部9を自動調節するコントローラ
4を備えたことを第1の特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】第2に旋回支持部8に、旋回軸心C1がレ
ンズ3aの焦点を通過するようカメラ3を支持せしめた
ことを特徴としている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】第3に旋回部支持部8を旋回駆動せしめる
アクチュエータ18を設け、コントローラ4がカメラ3
の外周方向の所定の撮影箇所の画像を捕捉して撮影すべ
く上記アクチュエータ18及びカメラ3の作動を制御す
るとともに、画像の撮影を行うべくカメラ3を所定のス
テップ角度毎に回転せしめ且つ画像データを取り込む自
動撮影手段を備えたことを特徴としている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】第5に傾斜調整部9が、旋回支持部8を載
置する調整部材22と、該調整部材22を少なくとも3
点で支持する支持部材25とを備え、該支持部材25が
少なくとも2点においてアクチュエータ33により支持
高さ調節可能に駆動されことを特徴としている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】第6にコントローラが、高さ調整可能な
2点の支持部材26をアクチュエータ33により駆動し
て、カメラ3の旋回面が水平となるように調整部材22
の傾斜角度を調整設定する傾斜制御手段を備えたことを
特徴としている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】第7に調整部材22側に旋回軸芯C1の傾
斜角度を検出する傾斜センサ37を設け、傾斜制御手段
が上記傾斜センサ37からの出力に基づいて調整部材2
2の傾斜角度を自動的に設定するものであることを特徴
としている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】上記アタッチメント2は図1〜図3に示さ
れるようにカメラ3を固定的に支持する固定支持部7
と、該固定支持部7を旋回(回転)自在に支持する旋回
支持部8と、該旋回支持部8を傾斜揺動(左右及び前後
方向の傾動動作を行う上下揺動)自在に支持する傾斜調
整部9とを備え、上記傾斜調整部9が三脚1に固定され
ている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】なお上面板22は両モータ33(可変長支
柱26)近傍においてスプリング35により底面板23
側に付勢せしめられており、つまり上面板22は可変長
支柱26のロッド34に弾力的に押圧せしめられてい
る。これにより両可変長支柱26の各ステッピングモー
タ33を駆動することで上面板22が前述のように左右
傾動を含む上下揺動(左右及び前後方向の傾動動作を行
う上下揺動)せしめられ、底面板23に対する角度が調
整される。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の対象物を撮影するカメラ(3)
    と、該カメラ(3)を固定部(1)側に支持するアタッ
    チメント(2)を備え、該アタッチメント(2)がカメ
    ラ(3)を固定的に支持する固定支持部(7)と、該固
    定支持部(7)を、カメラ(3)のレンズ(3a)の中
    心線(LC)が旋回軌跡を描くように回動自在に支持す
    る旋回支持部(8)と、該旋回支持部(8)を水平に対
    して傾斜揺動させる傾斜調整部(9)とを備え、旋回支
    持部(8)に固定支持部(7)を旋回駆動せしめるアク
    チュエータ(18)を設けると共に、カメラ(3)が旋
    回中心から所定の撮影場所の外周方向の画像を捕捉して
    撮影するべく上記アクチュエータ(18)及びカメラ
    (3)の作動を制御するコントローラ(4)を設け、固
    定支持部(7)がレンズ(3a)の中心線(LC)が旋
    回軸心(C1)に対して垂直になるようにカメラ(3)
    を支持せしめ、上記傾斜調整部(9)が旋回支持部
    (8)の旋回中心線を垂直に保持する傾斜制御装置を備
    えたパノラマ撮影装置。
  2. 【請求項2】 固定支持部(7)が、旋回軸心(C1)
    がレンズ(3a)の焦点を通過するようカメラ(3)を
    支持せしめる請求項1のパノラマ撮影装置。
  3. 【請求項3】 コントローラ(4)が、画像の撮影を行
    うべくカメラ(3)側を所定のステップ角度毎に回転せ
    しめるとともに画像データを取り込む自動撮影手段を備
    えた請求項1又は2のパノラマ撮影装置。
  4. 【請求項4】 自動撮影手段が、レンズ(3a)の視野
    角度に応じてステップ角度の変更を行うステップ角度切
    換手段を備えた請求項1又は2又は3のパノラマ撮影装
    置。
  5. 【請求項5】 傾斜制御装置が、旋回支持部(8)を載
    置する調整部材(22)と、該調整部材(22)を少な
    くとも3点で支持する支持部材(25)とを備え、該支
    持部材(25)が少なくとも2点においてアクチュエー
    タ(33)により支持高さ調節可能に駆動される構成と
    した請求項1又は2又は3又は4のパノラマ撮影装置。
  6. 【請求項6】 コントローラが、高さ調整可能な2点の
    支持部材(26)をアクチュエータ(33)により駆動
    して旋回軸(16)が垂直となるように調整部材(2
    2)の傾斜角度を調整設定する傾斜制御手段を備えた請
    求項5のパノラマムービー用撮影装置。
  7. 【請求項7】 調整部材(22)側に旋回軸(16)の
    傾斜角度を検出する傾斜センサ(37)を設け、傾斜制
    御手段が上記傾斜センサ(37)からの出力に基づいて
    調整部材(22)の傾斜角度を自動的に設定するもので
    ある請求項6のパノラマ撮影装置。
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