JP2001255573A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JP2001255573A
JP2001255573A JP2000065333A JP2000065333A JP2001255573A JP 2001255573 A JP2001255573 A JP 2001255573A JP 2000065333 A JP2000065333 A JP 2000065333A JP 2000065333 A JP2000065333 A JP 2000065333A JP 2001255573 A JP2001255573 A JP 2001255573A
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strobe
trigger
charging
switch
capacitor
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JP2000065333A
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Wataru Sasaki
弥 佐々木
Tatsuo Saito
竜夫 斉藤
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ストロボ充電を可能又は禁止に切り換えるスト
ロボ充電選択スイッチとストロボ発光を可能又は禁止に
切り換えるストロボ発光選択スイッチとを別々に設けた
場合の操作の煩雑さを無くすと共に、廉価なスイッチ部
材の使用を可能にし、また、メインコンデンサに蓄えら
れた電荷による感電等を防止することができるストロボ
装置を提供する。 【解決手段】ストロボ充電を可能又は禁止に切り換える
ストロボ充電選択スイッチSW1Aのオン・オフと、ス
トロボ発光を可能又は禁止に切り換えるストロボ発光選
択スイッチSW1Bのオン・オフとをカメラのレンズバ
リアに連動させて切り換え、レンズバリアが開かれたと
きにはスイッチSW1Aをオン、スイッチSW1Bをオ
フにしてストロボ充電・発光を可能にし、レンズバリア
が閉じられたときにはスイッチSW1Aをオフ、スイッ
チSW1Bをオンにしてストロボ充電・発光を禁止にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストロボ装置に係
り、特にストロボ充電・発光の可能又は禁止の切り換え
をカメラのレンズバリア等に連動させるストロボ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの撮影でストロボを発光させる場
合には、予め充電回路によってストロボ充電用のメイン
コンデンサとトリガ用コンデンサに充電が行われる。そ
して、レリーズボタンを押すと、これに同期してシンク
ロスイッチがオンされてトリガ用コンデンサからトリガ
用昇圧トランスの一次巻線に電流が流れ、2次巻線に高
電圧のトリガ電圧が誘起されて、このトリガ電圧が放電
管のトリガ電極に印加される。これにより、メインコン
デンサに蓄えていた電荷が放電管で放電され、ストロボ
が発光する。
【0003】一方、ストロボ充電・発光を禁止する場合
には、例えば、前記トリガ用昇圧トランスの一次巻線に
流れる電流の電流路(トリガループ)と、充電回路とメ
インコンデンサとの間で流れる電流の電流路との共有部
分を所定のスイッチで遮断する。これにより、ストロボ
充電が禁止されると共に、レリーズボタンが押されて、
シンクロスイッチがオンされても、トリガ用昇圧トラン
スには電流が流れず、ストロボ発光が禁止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のスト
ロボ装置では、ストロボ発光の際に発生する発光ノイズ
が充電回路に流れ込み、自励式の充電回路では、自励発
振するためのトランジスタが破壊されるおそれがあっ
た。これを防止するためには、ストロボの発光回路と充
電回路とを分離し、発光ノイズが充電回路に流れ込まな
いようにすることが必要である。しかしながら、このよ
うにストロボの発光回路と充電回路とを分離させると、
ストロボ充電・発光を可能又は禁止に切り換えるスイッ
チを発光回路と充電回路にそれぞれ別個に設ける必要が
あり、これらの2つのスイッチを操作しなければならな
いという不具合が生じることになる。
【0005】また、従来のストロボ装置は、上述のよう
にトリガループに発光を禁止するためのスイッチが設け
られるため、ストロボ発光の際には、このスイッチに大
電流が流れることになる。このため、スイッチを廉価部
材にすると、溶着などのトラブルが発生する懸念があ
り、スイッチには許容電流が大きい高価な部材を使用し
なければならないという欠点があった。
【0006】更に、従来のようにストロボ発光を禁止し
た場合、それまでメインコンデンサに蓄えられた電荷
は、自由放電による以外はそのままメインコンデンサに
蓄えられた状態となるため、メインスイッチ等をオフに
している場合であっても過って水中などにカメラを落と
すと感電する危険性があった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ストロボ充電を可能又は禁止に切り換えるスト
ロボ充電選択スイッチとストロボ発光を可能又は禁止に
切り換えるストロボ発光選択スイッチとを別々に設けた
場合の操作の煩雑さを無くすと共に、廉価なスイッチ部
材の使用を可能にし、また、メインコンデンサに蓄えら
れた電荷による感電等を防止することができるストロボ
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、充電回路によってストロ
ボ充電用のメインコンデンサ及びトリガ電圧発生用のト
リガ用コンデンサを予め充電し、前記トリガ用コンデン
サからトリガ用昇圧トランスの一次側に電流を流して前
記トリガ用トランスの2次側にトリガ電圧を発生させ、
該トリガ電圧をストロボ発光用の放電管のトリガ電極に
印加することによって前記メインコンデンサに蓄積され
た電荷を前記放電管で放電させ、ストロボ発光させるス
トロボ装置において、前記放電管での放電を行わせるト
リガ電圧の発生を可能又は禁止にし、ストロボ発光を可
能又は禁止に切り換えるストロボ発光選択スイッチと、
前記充電回路の動作を可能又は禁止にし、ストロボ充電
を可能又は禁止に切り換えるストロボ充電選択スイッチ
と、前記ストロボ発光選択スイッチと前記ストロボ充電
選択スイッチを同時に切り換える1つの操作手段であっ
て、前記ストロボ発光選択スイッチによってストロボ発
光を可能にした場合には、前記ストロボ充電選択スイッ
チによってストロボ充電を可能にし、前記ストロボ発光
選択スイッチによってストロボ発光を禁止にした場合に
は、前記ストロボ充電選択スイッチによってストロボ充
電を禁止にする操作手段と、を備えたこと特徴としてい
る。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記メインコンデンサの+極と
−極の間に第1の抵抗を介して前記トリガ用コンデンサ
を接続すると共に、前記トリガ用コンデンサの+極と−
極の間に第2の抵抗を介して前記ストロボ発光選択スイ
ッチを接続し、前記ストロボ発光選択スイッチの接点が
開いているときには前記トリガ用コンデンサの充電電圧
をストロボ発光が可能な高電圧にし、前記ストロボ発光
選択スイッチの接点が閉じているときには、前記メイン
コンデンサの充電電圧を前記第1の抵抗と前記第2の抵
抗によって分圧して、前記トリガ用コンデンサの充電電
圧をストロボ発光が不能な低電圧にすることを特徴とし
ている。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、前記充電回路は、
自励式の充電回路であり、前記ストロボ充電選択スイッ
チの接点が開いているときには前記充電回路の発振を禁
止してストロボ充電を禁止にし、前記ストロボ充電選択
スイッチの接点が閉じているときには前記充電回路の発
振を可能にしてストロボ充電を可能にすることを特徴と
している。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のうちいずれかに記載の発明において、前
記操作手段は、カメラのメインスイッチ又はレンズバリ
アの操作により前記ストロボ発光選択スイッチと前記ス
トロボ充電選択スイッチを同時に切り換える手段である
ことを特徴としている。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至請求項4のうちいずれかに記載の発明において、前
記ストロボ発光選択スイッチによってストロボ発光を禁
止にした場合には、前記メインコンデンサに蓄えられた
電荷の放電を開始することを特徴としている。
【0013】また、請求項6に記載の発明は、充電回路
によってストロボ充電用のメインコンデンサ及びトリガ
電圧発生用のトリガ用コンデンサを予め充電し、前記ト
リガ用コンデンサからトリガ用昇圧トランスの一次側に
電流を流して前記トリガ用トランスの2次側にトリガ電
圧を発生させ、該トリガ電圧をストロボ発光用の放電管
のトリガ電極に印加することによって前記メインコンデ
ンサに蓄積された電荷を前記放電管で放電させ、ストロ
ボ発光させるストロボ装置において、カメラのメインス
イッチがオフ又はレンズバリアが閉じられると、前記メ
インコンデンサに蓄えられた電荷の放電を開始すること
を特徴としている。
【0014】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の発明において、前記メインコンデンサの+極と
−極の間に第1の抵抗を介して前記トリガ用コンデンサ
を接続すると共に、前記トリガ用コンデンサの+極と−
極の間に第2の抵抗を介してスイッチを接続し、前記カ
メラのメインスイッチがオフ又はレンズバリアが閉じら
れると、該スイッチの接点を閉じ、前記メインコンデン
サに蓄積された電荷を前記第1及び第2の抵抗を介して
放電させることを特徴としている。
【0015】本発明によれば、ストロボ充電を可能又は
禁止に切り換えるストロボ充電選択スイッチとストロボ
発光を可能又は禁止に切り換えるストロボ発光選択スイ
ッチとを別々に設けた場合であっても、メインスイッチ
やレンズバリア等の1つの操作部材に連動させてこれら
の2つのスイッチのオン・オフを同時に切り換えるよう
にしたため、2つのスイッチを操作する煩雑さがなく、
また、ストロボ発光選択スイッチによってストロボ発光
を禁止する場合に、従来のようにトリガループを遮断す
るのではなく、トリガ用コンデンサの電圧を下げること
によって発光しないようにすることで、ストロボ発光選
択スイッチに流れる電流を少なくでき、ストロボ発光選
択スイッチとして廉価部材を使用することができる。更
に、ストロボ発光を禁止にした場合にメインコンデンサ
に蓄えられた電荷を放電することで、過って水中に落と
した場合の感電等を防止して安全を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るストロボ装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。
【0017】図1は、本発明に係るストロボ装置の回路
構成を示した回路図である。まず、同図に示すスイッチ
SW1A、SW1B、SW2について説明すると、スイ
ッチSW2は、シャッターレリーズに同期してオンされ
るシンクロスイッチである。スイッチSW1Aは、スト
ロボ充電を可能又は禁止にするストロボ充電選択スイッ
チであり、スイッチSW1Aの接点が閉じた(オン)と
きにはストロボ充電が可能になり、スイッチSW1Aの
接点が開いた(オフ)ときにはストロボ充電が禁止にな
る。スイッチSW1Bは、ストロボ発光を可能又は禁止
にするストロボ発光選択スイッチであり、スイッチSW
1Bの接点が閉じた(オン)ときにはストロボ発光が禁
止になり、スイッチSW1Bの接点が開いた(オフ)と
きにはストロボ発光が可能になる。
【0018】スイッチSW1AとスイッチSW1Bと
は、後述のように連動してオン・オフが切り換わるよう
になっており、スイッチSW1Aがオンのときにはスイ
ッチSW1Bがオフで、ストロボ充電とストロボ発光が
共に可能になる。スイッチSW1Aがオフのときにはス
イッチSW1Bがオンで、ストロボ充電とストロボ発光
が共に禁止になる。
【0019】図2は、図1の回路を搭載したカメラにお
いて、スイッチSW1AとスイッチSW1Bのオン・オ
フをレンズバリアに連動させて切り換える構造の一例を
示した図である。同図に示すカメラ10のカメラ本体1
2には、スライド式のレンズバリア14が設けられてお
り、このレンズバリア14を同図左側にスライドさせて
撮影レンズ15を露出させると(同図に示す状態)、撮
影状態になる。この状態でレリーズボタン16を押すと
撮影することができる。
【0020】一方、レンズバリア14を同図右側にスラ
イドさせて撮影レンズ15をレンズバリア14で覆う
と、レリーズボタン16を押しても撮影することができ
ない非撮影状態になる。
【0021】カメラ本体12上面をレンズバリア14と
一体となってスライドするスライド部材18の下面に
は、板状のレバー20が突設されており、レンズバリア
14がスライドすると、これに連動してレバー20が同
図左右に移動する。
【0022】スライド部材18の下方にはプリント回路
基板22が配設され、この基板22の上面には、スイッ
チSW1Aの接片Aと、スイッチSW1Bの接片Bとが
設けられている。レンズバリア14が開かれ撮影状態に
なると上記レバー20は接片Aに当接し、レンズバリア
14が閉じられ非撮影状態になると上記レバー20は接
片Bに当接する。
【0023】接片Aは同図右側端部ARのみが半田で基
板22に固着され、同図左側端部ALはレバー20が当
接していないときには弾性により基板22から離間し、
レバー20が当接しているときには、レバー20によっ
て押し下げられ基板22に接触する。図3の基板22の
上面図に示すように、接片Aの半田止めされた右側端部
ARと、接片Aの左側端部ALが接触する基板22上の
接触ランド24は、それぞれスイッチSW1Aの端子で
あるランド26A、26Bに導通されており、接片Aが
接触ランド24から離間している場合にはスイッチSW
1Aは非導通状態(オフ)となり、接片Aが接触ランド
24に接触している場合にはスイッチSW1Aは導通状
態(オン)となる。
【0024】一方、接片Bは左側端部BLのみが半田で
基板22に固着され、右側端部BRはレバー20が当接
していないときには弾性により基板22から離間し、レ
バー20が当接しているときには、レバー20によって
押し下げられ基板22に接触する。図3に示すように、
接片Bの半田止めされた左側端部BLと、接片Bの右側
端部BLが接触する基板22上の接触ランド28は、そ
れぞれスイッチSW1Bの端子であるランド30A、3
0Bに導通されており、接片Bが接触ランド28から離
間している場合にはスイッチSW1Bは非導通状態(オ
フ)となり、接片Bが接触ランド28に接触している場
合にはスイッチSW1Bは導通状態(オン)となる。
【0025】従って、レンズバリア14が開かれ撮影状
態になり、上記レバー20が接片Aに当接すると、スイ
ッチSW1Aがオン、スイッチSW1Bがオフとなり、
ストロボ充電とストロボ発光が共に可能になる。一方、
レンズバリア14が閉じられ非撮影状態になり、上記レ
バー20が接片Bに当接すると、スイッチSW1Aがオ
フ、スイッチSW1Bがオンとなり、ストロボ充電とス
トロボ発光が共に禁止になる。
【0026】次に、図1の回路動作について説明する。
まず、上記レンズバリア20が開かれてスイッチSW1
Aがオン、スイッチSW1Bがオフとなり、ストロボ充
電とストロボ発光が共に可能に切り換えられた場合の動
作について説明する。同図に示す回路は、自励式の充電
回路によりメインコンデンサMC及びトリガ用コンデン
サTCを充電する。その充電回路を発振させる充電用一
次側スイッチングトランジスタQ1のベースは充電用昇
圧トランスT1に接続されており、トランスT1→スイ
ッチSW1A→トランジスタQ1→メインコンデンサM
C→ダイオードD2の順に2次側充電電流ループが形成
される。また、電源V1→抵抗R1→トランスT1→ス
イッチSW1A→トランジスタQ1の順に充電トリガル
ープも形成される。これにより、充電回路が発振し、メ
インコンデンサMC及びトリガ用コンデンサTCの充電
が行われる。
【0027】メインコンデンサMC及びトリガ用コンデ
ンサTCが満充電になると、トランジスタQ1のベース
に流れる電流が微弱になる一方、ツェナダイオードD4
に逆方向電流が流れ、コンデンサC1に電荷が蓄積され
る。そして、このコンデンサC1の電圧によりスイッチ
ング回路Q2がオン状態になり、トランジスタQ1がオ
フ状態となってストロボ充電が完了する。
【0028】ストロボ充電が完了した場合、スイッチS
W1Bがオフであることからトリガ用コンデンサTCは
ほぼ充電電圧と同等の電位を持ち、シャッターの開口に
同期してスイッチSW2がオンされると、トリガ用コン
デンサTCに蓄えられた電荷がトリガ用昇圧トランスT
2の1次側を流れ、トランスT2の1次巻線と2次巻線
の巻数比分昇圧された電位がクセノン管Xe1のトリガ電
極に印加される。これにより、メインコンデンサMCに
蓄えられた電荷がクセノン管Xe1で放電されて発光す
る。
【0029】次に、スイッチSW1Aがオフ、スイッチ
SW1Bがオンとなり、ストロボ充電とストロボ発光が
共に禁止に切り換えられた場合の動作について説明す
る。スイッチSW1Aがオフであることから、トランジ
スタQ1のベースには電流が流れず、ストロボ充電は禁
止の状態となる。また、スイッチSW1Bがオンである
ため、トリガ用コンデンサTCの電位VTCは、メイン
コンデンサMCの充電電圧をVMC、抵抗R3、R4の
抵抗値をR3、R4とすると、 VTC={R4/(R3+R4)}×VMC となる。尚、抵抗R3はトリガ時の保護用抵抗である
が、発光禁止の際の分圧抵抗でもある。
【0030】そして、上記抵抗R3と抵抗R4の抵抗値
R3、R4は、スイッチSW2がオンされて発生するト
リガ電圧VTが、クセノン管Xe1で放電が起こる最小の
トリガ電圧VTmin に対して、次式、 VT={R2/(R1+R2)}×VMC×(L2/L
1)<VTmin の条件を満たすように決定される。尚、L1、L2はそ
れぞれトリガ用昇圧トランスT2の一次巻線の巻数及び
二次巻線の巻数である。
【0031】これにより、仮にスイッチSW2がオンさ
れても、クセノン管Xe1のトリガ電極に放電を起こすた
めの十分なトリガ電圧を印加することができずストロボ
発光が禁止される。
【0032】尚、このようにスイッチSW1Bがオンに
なってストロボ発光が禁止になった場合に、スイッチS
W1Bを流れる電流量は抵抗R3、R4によって制限さ
れる。従って、スイッチSW1Bには大電流が流れるこ
とがなく、スイッチSW1Bとして廉価部材を使用する
ことが可能である。
【0033】また、スイッチSW1Bがオンになってス
トロボ発光が禁止になると、メインコンデンサMCに蓄
えられた電荷は、抵抗R3、R4を介して放電が開始さ
れるため(スイッチSW1Bがオフの場合にはメインコ
ンデンサMCに蓄えられた電荷は放電しない)、レンズ
バリア14を閉じて非撮影状態にすると、メインコンデ
ンサMCに蓄えられた電荷が放電されることになり、カ
メラを水中に落とした際等に感電するといった不測の事
態を防止することができる。
【0034】以上、上記実施の形態では、ストロボ充電
とストロボ発光を可能又は禁止に切り換えるスイッチS
W1AとスイッチSW1Bをレンズバリア14に連動さ
せて切り換えるようにしたが、これらのスイッチSW1
AとスイッチSW1Bを他の部材の操作に連動させて上
述と同様にオン・オフを切り換えられるようにしてよ
い。例えば、メイン電源をオン・オフするメインスイッ
チや、ストロボ発光・禁止を選択する専用のスイッチに
連動させてオン・オフを切り換えることもできる。
【0035】また、本発明に係るストロボ装置は、写真
フイルムを使用したカメラに限らず、デジタルカメラ等
の任意機器のストロボ(或いはストロボ単体の装置)に
適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明した本発明に係るストロボ装置
によれば、ストロボ充電を可能又は禁止に切り換えるス
トロボ充電選択スイッチとストロボ発光を可能又は禁止
に切り換えるストロボ発光選択スイッチとを別々に設け
た場合であっても、メインスイッチやレンズバリア等の
1つの操作部材に連動させてこれらの2つのスイッチの
オン・オフを同時に切り換えるようにしたため、2つの
スイッチを操作する煩雑さがなく、また、ストロボ発光
選択スイッチによってストロボ発光を禁止する場合に、
従来のようにトリガループを遮断するのではなく、トリ
ガ用コンデンサの電圧を下げることによって発光しない
ようにすることで、ストロボ発光選択スイッチに流れる
電流を少なくでき、ストロボ発光選択スイッチとして廉
価部材を使用することができる。更に、ストロボ発光を
禁止にした場合にメインコンデンサに蓄えられた電荷を
放電することで、過って水中に落とした場合の感電等を
防止して安全を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るストロボ装置の回路構成
を示した回路図である。
【図2】図2は、スイッチSW1AとスイッチSW1B
のオン・オフをレンズバリアに連動させて切り換える構
造の一例を示した図である。
【図3】図3は、図2におけるプリント回路基板の上面
図である。
【符号の説明】
SW1A、SW1B、SW2…スイッチ、T1、T2…
トランス、Q1…トランジスタ、Xe1…クセノン管、M
C…メインコンデンサ、TC…トリガ用コンデンサ、R
1〜R5…抵抗、V1…電源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充電回路によってストロボ充電用のメイン
    コンデンサ及びトリガ電圧発生用のトリガ用コンデンサ
    を予め充電し、前記トリガ用コンデンサからトリガ用昇
    圧トランスの一次側に電流を流して前記トリガ用トラン
    スの2次側にトリガ電圧を発生させ、該トリガ電圧をス
    トロボ発光用の放電管のトリガ電極に印加することによ
    って前記メインコンデンサに蓄積された電荷を前記放電
    管で放電させ、ストロボ発光させるストロボ装置におい
    て、 前記放電管での放電を行わせるトリガ電圧の発生を可能
    又は禁止にし、ストロボ発光を可能又は禁止に切り換え
    るストロボ発光選択スイッチと、 前記充電回路の動作を可能又は禁止にし、ストロボ充電
    を可能又は禁止に切り換えるストロボ充電選択スイッチ
    と、 前記ストロボ発光選択スイッチと前記ストロボ充電選択
    スイッチを同時に切り換える1つの操作手段であって、
    前記ストロボ発光選択スイッチによってストロボ発光を
    可能にした場合には、前記ストロボ充電選択スイッチに
    よってストロボ充電を可能にし、前記ストロボ発光選択
    スイッチによってストロボ発光を禁止にした場合には、
    前記ストロボ充電選択スイッチによってストロボ充電を
    禁止にする操作手段と、 を備えたこと特徴とするストロボ装置。
  2. 【請求項2】前記メインコンデンサの+極と−極の間に
    第1の抵抗を介して前記トリガ用コンデンサを接続する
    と共に、前記トリガ用コンデンサの+極と−極の間に第
    2の抵抗を介して前記ストロボ発光選択スイッチを接続
    し、前記ストロボ発光選択スイッチの接点が開いている
    ときには前記トリガ用コンデンサの充電電圧をストロボ
    発光が可能な高電圧にし、前記ストロボ発光選択スイッ
    チの接点が閉じているときには、前記メインコンデンサ
    の充電電圧を前記第1の抵抗と前記第2の抵抗によって
    分圧して、前記トリガ用コンデンサの充電電圧をストロ
    ボ発光が不能な低電圧にすることを特徴とする請求項1
    のストロボ装置。
  3. 【請求項3】前記充電回路は、自励式の充電回路であ
    り、前記ストロボ充電選択スイッチの接点が開いている
    ときには前記充電回路の発振を禁止してストロボ充電を
    禁止にし、前記ストロボ充電選択スイッチの接点が閉じ
    ているときには前記充電回路の発振を可能にしてストロ
    ボ充電を可能にすることを特徴とする請求項1又は請求
    項2のストロボ装置。
  4. 【請求項4】前記操作手段は、カメラのメインスイッチ
    又はレンズバリアの操作により前記ストロボ発光選択ス
    イッチと前記ストロボ充電選択スイッチを同時に切り換
    える手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載のストロボ装置。
  5. 【請求項5】前記ストロボ発光選択スイッチによってス
    トロボ発光を禁止にした場合には、前記メインコンデン
    サに蓄えられた電荷の放電を開始することを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のストロボ装
    置。
  6. 【請求項6】充電回路によってストロボ充電用のメイン
    コンデンサ及びトリガ電圧発生用のトリガ用コンデンサ
    を予め充電し、前記トリガ用コンデンサからトリガ用昇
    圧トランスの一次側に電流を流して前記トリガ用トラン
    スの2次側にトリガ電圧を発生させ、該トリガ電圧をス
    トロボ発光用の放電管のトリガ電極に印加することによ
    って前記メインコンデンサに蓄積された電荷を前記放電
    管で放電させ、ストロボ発光させるストロボ装置におい
    て、 カメラのメインスイッチがオフ又はレンズバリアが閉じ
    られると、前記メインコンデンサに蓄えられた電荷の放
    電を開始することを特徴とするストロボ装置。
  7. 【請求項7】前記メインコンデンサの+極と−極の間に
    第1の抵抗を介して前記トリガ用コンデンサを接続する
    と共に、前記トリガ用コンデンサの+極と−極の間に第
    2の抵抗を介してスイッチを接続し、前記カメラのメイ
    ンスイッチがオフ又はレンズバリアが閉じられると、該
    スイッチの接点を閉じ、前記メインコンデンサに蓄積さ
    れた電荷を前記第1及び第2の抵抗を介して放電させる
    ことを特徴とする請求項6のストロボ装置。
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