JP2001255331A - アスコルビン酸の分析方法及び分析用試薬 - Google Patents

アスコルビン酸の分析方法及び分析用試薬

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速且つ簡便なアスコルビン酸分析方法、及
び迅速且つ簡便にアスコルビン酸を測定することがで
き、しかも、安価で、且つ保存性に優れたアスコルビン
酸分析用試薬を提供する。 【解決手段】 前記アスコルビン酸分析方法は、アスコ
ルビン酸を含む可能性のある被検試料と、フリーラジカ
ルと、ジケト反応化剤とを接触させ、デヒドロアスコル
ビン酸とジケト反応化剤とからのフルフラール縮合体の
生成を光学的に分析する。前記分析用試薬は、少なくと
も1種のフリーラジカルと、ジケト反応化剤とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスコルビン酸の
分析方法及びアスコルビン酸の分析用試薬に関する。な
お、本明細書における前記「分析」には、アスコルビン
酸の濃度を定量的又は半定量的に決定する「測定」と、
アスコルビン酸の存在の有無を判定する「検出」との両
方が含まれる。
【0002】
【従来の技術】ビタミンC(アスコルビン酸、以下、A
sAと略称することがある)は、抗壊血病活性を有する
水溶性ビタミンであり、抗壊血病因子とも呼ばれてい
る。AsAの生理的役割には、結合織(コラーゲン)の
生成及び維持に加え、抗酸化物質としての働き[例え
ば、ビタミンEの再生、ラジカル消去、又は低密度リポ
タンパク質(LDL)及びDNA酸化の抑制]、鉄及び
銅原子の還元、コレステロールの代謝、創傷の治癒、並
びに白血球の作用増加による免疫機能増強作用等が知ら
れている。AsAは、ビタミン類の中では最も大量に必
要とされるものであるが、人体においては生合成されな
いため、食物や薬剤により摂取しなくてはならない。A
sAの欠乏により壊血病になることは周知で、臨床検査
では血清(血漿)や尿中のAsA濃度を評価し、壊血病
診断の指標としている。
【0003】AsAの分析方法は、種々開発されてい
る。例えば、血清をメタリン酸又はトリクロロ酢酸等で
除タンパク質処理した後、2,4−ジニトロフェニルヒ
ドラジンの硫酸溶液と反応させて呈色するジニトロフェ
ニルヒドラジン法、あるいは、除タンパク質処理した試
料を、例えば、逆相系の高速液体クロマトグラフィで分
離し、紫外部の吸光度を測定するHPLC法等を挙げる
ことができる。また、臨床診断の分野においては、除タ
ンパク質処理した試料にアスコルビン酸オキシダーゼ
(以下、ASOと略称することがある)を作用させるこ
とにより、AsAをデヒドロアスコルビン酸に変換し、
o−フェニレンジアミンと反応させて吸光度変化を測定
する酵素法、あるいは、試料に、ヨウ素酸とトリンダー
試薬とカップラーとを同時に含む試薬と反応させ、As
Aの還元力により発色させる方法等が繁用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ジ
ニトロフェニルヒドラジン法は、操作法が煩雑であり、
しかも、硫酸を使用するため危険であり、更には、試験
には長時間を要する割に低感度である。また、前記HP
LC法は、専用機器が必要であり、測定精度も充分とは
いえない。従って、これらの方法は、多数の検体を迅速
に分析するには不向きである。一方、ASOを用いる前
記酵素法は、酵素試薬の安定性や色素原の自動酸化に注
意が必要があり、しかも、各種安定化剤の併用と相まっ
て、高コストとなってしまう。また、前記発色法は、血
液中のAsA以外の還元性物質の補正のために盲検を要
することから、コスト高となる。更に、これらの全ての
従来法では、血清試料などをメタリン酸やトリクロロ酢
酸等で除タンパク質処理するという前処理が必要であっ
た。
【0005】従って、本発明の課題は、従来技術の前記
の欠点を解消し、迅速且つ簡便にAsAを分析すること
のできる方法、及び迅速且つ簡便にAsAを測定するこ
とができ、しかも、安価で、且つ保存性に優れたAsA
分析用試薬を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
る、アスコルビン酸を含む可能性のある被検試料と、フ
リーラジカルと、ジケト反応化剤とを接触させ、デヒド
ロアスコルビン酸とジケト反応化剤とからのフルフラー
ル縮合体の生成を光学的に分析することを特徴とする、
アスコルビン酸の分析方法によって解決することができ
る。また、本発明は、少なくとも1種のフリーラジカル
と、ジケト反応化剤とを含むことを特徴とする、アスコ
ルビン酸の分析用試薬に関する。なお、本発明による分
析方法及び分析用試薬は、総アスコルビン酸の分析方法
及び分析用試薬である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明によるアスコルビン酸の分析方法の基本原理は、
AsAを含む可能性のある被検試料と、フリーラジカル
と、ジケト反応化剤[例えば、o−フェニレンジアミン
(以下、OPDAと略称することがある)]とを接触さ
せると、被検試料中にAsAが含まれる場合には、前記
フリーラジカルによってAsAが酸化されてデヒドロア
スコルビン酸(以下、DAsAと略称することがある)
に変換され、続いて、このDAsAと前記ジケト反応化
剤とが特異的に反応してフルフラール縮合体が生成され
るので、このフルフラール縮合体の生成を光学的に分析
することで、被検試料に含まれるAsA濃度を求めるも
のである。
【0008】本発明のアスコルビン酸分析方法及び本発
明のアスコルビン酸分析用試薬に用いるフリーラジカル
は、不対電子を有する化学種であって、しかも、アスコ
ルビン酸をデヒドロアスコルビン酸に酸化(変換)させ
ることができる化合物である限り、特に限定されるもの
ではないが、例えば、その構造式中に>N−Oを有する
ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、又はオキサゾリ
ン等の誘導体を挙げることができ、ピペリジン又はピロ
リジンの誘導体が好ましい。具体的には、2,2,6,
6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ(TEMP
O)、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジニルオキシ(TEMPO−OH)、3−カルバ
モイル−2,2,5,5−テトラメチルピロリジン−1
−イロキシ(3−カルバモイル−PROXYL)、又は
3−カルボキシ−2,2,5,5−テトラメチル−1−
ピロリジニルオキシ(3−カルボキシ−PROXYL)
がより好ましい。
【0009】本発明のアスコルビン酸分析方法において
は、これらのフリーラジカルを1種のみ単独で、あるい
は、複数種併用して使用することができる。被検試料に
添加するフリーラジカルの濃度は、AsAをDAsAに
酸化(変換)するに充分な量である限り、特に限定され
るものではない。用いるフリーラジカルによって、As
Aの酸化能が異なるため、一概には言えないが、例え
ば、AsAの予想モル量に対して、10〜100倍量、
好ましくは20〜100倍量、より好ましくは40〜1
00倍量のフリーラジカルを用いることができ、当業者
であれば適宜選択して用いることができる。フリーラジ
カルの量が10倍量未満だと、AsAをDAsAに酸化
(変換)するのに長時間要したり、あるいは、酸化(変
換)が不充分となることがある。また、100倍量を超
えても酸化(変換)能が更に向上することはなく、従っ
て、コスト面から考えて前記濃度範囲内で用いることが
好ましい。例えば、フリーラジカルとしてTEMPO−
OHを用いる場合には、AsAに対して約64当量加え
て用いることができる。
【0010】本発明のアスコルビン酸分析方法及び本発
明のアスコルビン酸分析用試薬に用いるジケト反応化剤
は、DAsAと一緒になってフルフラール縮合体を形成
することのできる化合物である限り、特に限定されるも
のではなく、例えば、o−フェニレンジアミン(OPD
A)又はその誘導体(例えば、2,3−ジアミノフェナ
ジン又は2,3−ジカルボノアミン)を挙げることがで
きる。
【0011】本発明方法において用いるジケト反応化剤
の濃度は、系中に存在するDAsAを、フルフラール縮
合体に変換するのに充分な量である限り、特に限定され
るものではないが、例えば、0.025〜1重量%であ
ることが好ましく、0.025〜0.5重量%であるこ
とがより好ましく、0.025〜0.1重量%であるこ
とが更に好ましい。
【0012】DAsAと、ジケト反応化剤(例えば、O
PDA)との反応それ自体は、公知で且つ特異的であ
り、反応生成物としてフルフラール縮合体が生成する。
ジケト反応化剤を過剰に存在させておくと、試料中のA
sA濃度依存的にフルフラール縮合体が生成するため、
例えば、この反応時の吸光度の増加を波長340nm付
近において分光学的に測定し、これとは別に測定してお
いたAsA標準品による同様操作の吸光度変化量と比較
することにより、試料中のAsA濃度を定量することが
できる。前記フルフラール縮合体を光学的に分析する方
法としては、例えば、エンドポイント(end−poi
nt)法又はレートアッセイ(rate−assay)
法を用いることができる。なお、ジケト反応化剤は被検
試料(例えば、血清試料)中に含まれる既存のDAsA
とも反応するので、本発明方法で求められる測定値は、
総AsA濃度(すなわち、被検試料中に含まれるAsA
濃度とDAsA濃度との総和)である。従来公知のジニ
トロフェニルヒドラジン法やHPLC法を用いて総As
A濃度を求める場合には、還元剤(例えば、塩化スズ又
はジチオスレイトール)でDAsAをAsAに変換する
必要があるが、本発明方法では還元剤を必要としない。
【0013】本発明のアスコルビン酸分析方法において
は、被検試料にフリーラジカルを最初に添加し、続い
て、ジケト反応化剤を添加することができる。フリーラ
ジカル添加後の反応温度は、AsAからDAsAへの酸
化(変換)反応が、充分に進行することのできる温度で
ある限り、特に限定されるものではないが、25〜45
℃であることが好ましく、30〜40℃であることがよ
り好ましい。また、反応系のpHも、AsAからDAs
Aへの酸化(変換)反応が、充分に進行することのでき
るpHである限り、特に限定されるものではないが、弱
酸性〜中性のpH域で行なうことが好ましい。
【0014】また、ジケト反応化剤添加後の反応温度
は、フルフラール縮合体の生成反応が、充分に進行する
ことのできる温度である限り、特に限定されるものでは
ないが、25〜45℃であることが好ましく、30〜4
0℃であることがより好ましい。また、反応系のpH
も、フルフラール縮合体の生成反応が、充分に進行する
ことのできるpHである限り、特に限定されるものでは
ないが、弱酸性〜中性のpH域で行なうことが好まし
い。
【0015】本発明によるアスコルビン酸の分析用試薬
は、少なくとも1種のフリーラジカルと、ジケト反応化
剤とを含む。本発明によるアスコルビン酸の分析用試薬
は、例えば、2試薬系として調製することができ、例え
ば、少なくとも1種のフリーラジカルを含む第一試薬
と、ジケト反応化剤を含む第二試薬とからなる構成とす
ることができる。なお、本発明のアスコルビン酸分析用
試薬は、従来法で使用しているアスコルビン酸オキシダ
ーゼを含むこともできるが、実質的な量で含まないこと
が好ましい。
【0016】本発明によるアスコルビン酸の分析用試薬
を用いて、本発明のアスコルビン酸分析方法を実施する
場合には、先に述べたように、弱酸性〜中性のpH域で
行なうことが好ましいので、前記構成成分を、弱酸性〜
中性のpH域でpH緩衝能を有する緩衝液(例えば、リ
ン酸緩衝液又はグッド緩衝液)に溶解することにより、
本発明によるアスコルビン酸の分析用試薬を調製するこ
とが好ましい。また、AsAはpH6.5付近で安定で
あるので、前記pH付近でpH緩衝能を有する緩衝液を
用いて、本発明によるアスコルビン酸の分析用試薬を調
製することがより好ましい。
【0017】少なくとも1種のフリーラジカルを含む第
一試薬と、ジケト反応化剤を含む第二試薬とからなる本
発明によるアスコルビン酸の分析用試薬を用いて、本発
明のアスコルビン酸分析方法を実施する場合には、例え
ば、前記第一試薬と被検試料とを37℃で混合反応さ
せ、次いで、前記第二試薬を添加して波長340nm付
近における吸光度の変化を測定し、これとは別に測定し
ておいたAsA標準品による同様操作の吸光度変化量と
比較することにより、試料中のAsA濃度を定量するこ
とができる。
【0018】本発明によるアスコルビン酸の分析用試薬
は、例えば、pH6.5の緩衝液を用いて調製した場合
には、少なくとも冷蔵庫で1か月間安定であり、従っ
て、反応に不必要な安定化剤を極力排除することができ
る。また、アスコルビン酸オキシダーゼ(ASO)とい
った酵素を用いていないので、コスト的にも大幅な低減
が可能である。しかも、このように安価に製造可能であ
るにもかかわらず、AsAの測定精度の点に関しても、
例えば、低濃度の欠乏症診断も可能であり、しかも、酵
素法又はHPLC法との相関も充分であり、簡便な操作
で迅速にAsAを分析することができる。
【0019】本発明のアスコルビン酸分析方法又は本発
明のアスコルビン酸分析用試薬を用いて分析することの
できる被検試料は、AsAを含む可能性のある試料であ
る限り、特に限定されるものではない。臨床診断的に
は、例えば、生体由来液、例えば、血清、血漿、又は尿
を挙げることができる。また、AsA含有医薬製剤、あ
るいは、AsAを含む可能性のある食品、例えば、天然
物(例えば、レモン)、又はAsA添加食品若しくはド
リンク剤のAsA定量にも適用することができる。これ
らをそのまま、あるいは、適当な溶剤(例えば、緩衝液
又は精製水)で処理した抽出液を用いて、本発明方法を
実施することができる。
【0020】本発明のアスコルビン酸分析方法によれ
ば、被検試料として血清を用いる場合に従来法で必須で
あった検体の「除タンパク質処理」を必要としない。本
発明方法において使用するフリーラジカルは、血清タン
パク質成分のほとんどと反応せず、血清タンパク質を凝
固させることがなく、しかも、ジケト反応化剤としてO
PDAを用いた場合、OPDAとAsAとの縮合体形成
は、高感度(0.04〜0.08mg/dL)であるか
らである。なお、本発明方法は、除タンパク質処理を行
なった被検試料の分析に用いても問題はない。従って、
除タンパク質処理を行なうことが必要な検体(例えば、
ヘモグロビンを含有し、溶血を回避不能な検体、あるい
は、白血球又は臓器ホモジネート)であっても、除タン
パク質処理を行なった後、本発明方法を適用することが
できる。
【0021】以上、本発明によるアスコルビン酸の分析
用試薬を、2試薬系試薬の態様について説明したが、本
発明によるアスコルビン酸の分析用試薬は、これに限定
されるものではない。また、本発明のアスコルビン酸分
析方法を、フリーラジカル及びジケト反応化剤をこの順
に添加する態様について説明したが、それらの添加順序
も限定されるものではない。
【0022】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。
【実施例1】《種々のフリーラジカルにおけるアスコル
ビン酸酸化効果の確認》アスコルビン酸を、2.5mg
/dLの濃度になるように、精製水で溶解することによ
り、アスコルビン酸標準溶液を調製した。また、4種類
のフリーラジカル[2,2,6,6−テトラメチル−1
−ピペリジニルオキシ(以下、TEMPOと略称す
る)、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジニルオキシ(以下、TEMPO−OHと略称す
る)、3−カルバモイル−2,2,5,5−テトラメチ
ルピロリジン−1−イロキシ(以下、3−カルバモイル
−PROXYLと略称する)、及び3−カルボキシ−
2,2,5,5−テトラメチル−1−ピロリジニルオキ
シ(以下、3−カルボキシ−PROXYLと略称す
る);全てシグマ社]を、それぞれ、20mg/dLの
濃度になるように、100mmol/Lリン酸緩衝液
(pH6.5)に溶解することにより、4種類のフリー
ラジカル溶液を調製した。
【0023】前記アスコルビン酸標準溶液0.25mL
に、それぞれ、前記フリーラジカル溶液2mLを添加し
た後、270nm(3−カルバモイル−PROXYLの
場合)又は275nm(3−カルバモイル−PROXY
L以外の3種類の場合)における吸光度の経時的変化
を、室温(25℃)にて30分間測定した。なお、27
5nmは、アスコルビン酸の吸収極大である。また、各
フリーラジカル溶液をブランクとして使用したので、前
記吸光度は、いわゆる、差スペクトルである。
【0024】結果を図1に示す。図1において、折れ線
aは、TEMPOを用いた場合の吸光度の経時的変化を
示し、折れ線bは、TEMPO−OHを用いた場合の吸
光度の経時的変化を示し、折れ線cは、3−カルバモイ
ル−PROXYLを用いた場合の吸光度の経時的変化を
示し、そして、折れ線dは、3−カルボキシ−PROX
YLを用いた場合の吸光度の経時的変化を示す。
【0025】例えば、TEMPO−OH(濃度=20m
g/dL;64当量)においては、濃度が2.5mg/
dLであるアスコルビン酸溶液を、自動分析装置の一般
的な設定測定範囲である5分間で完全酸化が可能であっ
た。また、20mg/dLの3−カルボキシ−PROX
YLでは、自動分析装置の一般的な設定測定範囲である
10分間で完全酸化が可能であったが、TEMPOと3
−カルバモイル−PROXYLについては、20mg/
dLの濃度では、10分間での完全酸化を期待すること
ができなかった。
【0026】また、5〜20mg/dLのTEMPO−
OH溶液を用いた場合の結果を図2に示す。図2におい
て、折れ線aは、濃度が5mg/dLであるTEMPO
−OH溶液を用いた場合の吸光度の経時的変化を示し、
折れ線bは、濃度が10mg/dLであるTEMPO−
OH溶液を用いた場合の吸光度の経時的変化を示し、そ
して、折れ線cは、濃度が20mg/dLであるTEM
PO−OH溶液を用いた場合の吸光度の経時的変化を示
す。
【0027】濃度が20mg/dLであるTEMPO−
OH溶液(64当量)を用いた場合に、濃度が2.5m
g/dLであるアスコルビン酸を、自動分析装置の一般
的な設定測定範囲である5分間で完全酸化が可能であっ
た。10mg/dL溶液では10分間を要し、5mg/
dL溶液では15分間においても完全酸化を認めなかっ
た。
【0028】
【実施例2】《本発明方法の最低検出感度及び測定可能
濃度域の評価》本発明のアスコルビン酸分析用試薬にお
ける第一試薬として、TEMPO−OHを、20mg/
dLの濃度となるように、100mmol/Lリン酸緩
衝液(pH6.5)に溶解した溶液を用いた。また、本
発明のアスコルビン酸分析用試薬における第二試薬とし
て、OPDA(和光純薬工業)5mgを、100mmo
l/Lリン酸緩衝液(pH6.5)10mLに溶解した
溶液を用いた。また、種々濃度のAsA標準溶液とし
て、5.0mg/dLのAsA溶液を段階的に精製水で
倍々希釈して、0.02mg/dLまでの濃度溶液を調
製した。このAsA標準溶液は、後述する実施例3で使
用する「未除タンパク質処理血清」に相当する。更に、
後述する実施例3で使用する「除タンパク質処理血清上
清」に相当する標準溶液として、5.0mg/dLのA
sA溶液を段階的に精製水で倍々希釈して、0.02m
g/dLまでの濃度溶液を調製し、これに1/10容量
倍の40%メタリン酸を添加したものを調製した。
【0029】本発明方法による試験は、自動分析装置
(COBAS MIRA S;Roche社)を用い
て、以下に示す手順に従って実施した。すなわち、種々
濃度の標準溶液0.025mLを、第一試薬0.2mL
に添加した後、37℃で5分間反応させ、AsAをDA
sAに変換した。続いて、第二試薬0.085mLを加
え、100mmol/Lリン酸緩衝液(pH6.5)の
吸光度変化を対照として、波長340nmで25秒間隔
で5分間に亘って吸光度変化を測光した。なお、被検試
料及び第二試薬の分注は、100mmol/Lリン酸緩
衝液(pH6.5)0.01mLで押し出して排出し
た。各濃度について5重測定を行ない、1分間における
340nmの吸光度の変化を求め、検量線を作成した。
5回測定の平均値と標準偏差(SD)とから「平均値±
2SD」の範囲を求め、隣り合う濃度間で前記範囲が重
ならない最小濃度を最低検出濃度とした。
【0030】本発明方法を自動分析装置(COBAS
MIRA S)に応用した場合の検量線を図3に示す。
図3において、「白正方形」は、AsA溶液をそのまま
測定した場合(すなわち、未除タンパク質処理血清に相
当)の測定結果であり、「黒丸」は、AsA溶液に1/
10容量倍の40%メタリン酸を添加したもの(除タン
パク質処理血清上清に相当)の測定結果である。340
nmにおける1分間の吸光度変化の「平均値±2SD」
の重ならない濃度、すなわち、最低検出濃度は、未除タ
ンパク質処理血清では0.08mg/dLにあり、除タ
ンパク質処理血清上清では0.04mg/dLにあっ
た。本発明方法の検出感度は、ビタミンC欠乏症の診断
値である0.2mg/dLを充分に測定することができ
ることを示した。また、5.0mg/dLまで直線とな
る検量線は、血清中のビタミンC濃度の基準範囲から増
加域まで充分に測定可能であることを示した。
【0031】
【実施例3】《本発明方法と従来法であるHPLC法と
の相関関係の評価》 (1)総AsA濃度に関する相関関係の評価 本発明方法による試験は、自動分析装置(COBAS
MIRA S)を用いて、以下に示す手順に従って実施
した。なお、本発明のアスコルビン酸分析用試薬におけ
る第一試薬及び第二試薬としては、前記実施例2で調製
したのと同じ試薬を用いた。また、被検試料としては、
ヒト血清(以下、未除タンパク質処理血清と称する)
と、ヒト血清を除タンパク質処理した血清上清、すなわ
ち、ヒト血清にその1/10容量倍の40%メタリン酸
を添加して混和した後、25℃で10分間静置して除タ
ンパク質処理した上清(以下、除タンパク質処理血清上
清と称する)とを使用した。
【0032】被検試料(未除タンパク質処理血清又は除
タンパク質処理血清上清)0.025mLを、第一試薬
0.2mLに添加した後、37℃で5分間反応させ、A
sAをDAsAに変換した。続いて、第二試薬0.08
5mLを加え、100mmol/Lリン酸緩衝液(pH
6.5)の吸光度変化を対照として、波長340nmで
25秒間隔で5分間に亘って吸光度変化を測光した。な
お、被検試料及び第二試薬の分注は、100mmol/
Lリン酸緩衝液(pH6.5)0.01mLで押し出し
て排出した。
【0033】これとは別に、未除タンパク質処理血清又
は除タンパク質処理血清上清に代えて、実施例1で調製
したのと同じアスコルビン酸標準溶液を用いて同様の操
作を行ない、検量線を作成した。先に得られた測光結果
と前記検量線とから、未除タンパク質処理血清又は除タ
ンパク質処理血清上清中の総AsA濃度を算出した。
【0034】一方、従来法であるHPLC法は、以下に
示す手順に従って実施した。なお、被検試料としては、
ヒト血清を除タンパク質処理した血清上清、すなわち、
ヒト血清0.1mLに、10%メタリン酸0.05mL
と1g/dLジチオスレイトール含有溶液0.05mL
とを添加して混和した後、25℃で10分間静置して除
タンパク質処理した上清を使用した。この血清上清を用
いて、ヒト血清中の総AsA濃度をHPLCにより測定
した。
【0035】なお、HPLCは、カラムとしてODS−
2(150×4mm;GLサイエンス)を使用し、溶離
液として0.1mmol/L−EDTA含有30mmo
l/L−KH2PO4溶液(pH2.3)を使用し、検出
器としてAmperometric Detector
LC−4C(+600mV;BAS社)を使用し、H
PLC装置としてShimadzu 10Aを使用し、
分析ソフトとしてPower Chrom(AD in
struments)を使用し、10μLの注入容量
で、流速が0.7mL/分の条件で実施した。
【0036】本発明方法により求めた未除タンパク質処
理血清又は除タンパク質処理血清上清中の総AsA濃度
と、HPLC法により求めた除タンパク質処理血清上清
中の総AsA濃度との相関関係を、図4に示す。前記評
価には、56検体から採取したヒト血清を使用した。図
4において、各「白正方形」及び「波線で示す直線」
は、本発明方法により求めた未除タンパク質処理血清中
の総AsA濃度と、HPLC法により求めた除タンパク
質処理血清上清中の総AsA濃度との相関関係を示し、
各「黒丸」及び「実線で示す直線」は、本発明方法によ
り求めた除タンパク質処理血清上清中の総AsA濃度
と、HPLC法により求めた除タンパク質処理血清上清
中の総AsA濃度との相関関係を示す。
【0037】本発明方法により求めた未除タンパク質処
理血清中の総AsA濃度と、HPLC法により求めた除
タンパク質処理血清上清中の総AsA濃度との相関係数
は、0.961であり、回帰式は、Y=0.78X+
0.24[Sy.x(回帰直線に関する標準偏差)=
0.06mg/dL]であった。また、本発明方法によ
り求めた除タンパク質処理血清上清中の総AsA濃度
と、HPLC法により求めた除タンパク質処理血清上清
中の総AsA濃度との相関係数は、0.975であり、
回帰式は、Y=0.94X+0.04(Sy.x=0.
06mg/dL)であった。
【0038】(2)還元型AsA濃度に関する相関関係
の評価 前記実施例3(1)で使用した前記第一試薬の代わりに
100mmol/Lリン酸緩衝液(pH6.5)を用
い、標準溶液として2.5mg/dL−DAsA溶液
(シグマ社)を用いること以外は、前記実施例3(1)
に記載の本発明方法の操作を繰り返すことにより、除タ
ンパク質処理血清上清中のDAsA濃度を算出した。前
記実施例3(1)で求めた総AsA濃度から、前記DA
sA濃度を差し引くことにより、還元型AsA濃度を算
出した。また、前記実施例3(1)で使用した前記除タ
ンパク質処理血清上清の代わりに、ヒト血清0.1mL
に5%メタリン酸0.1mLを添加して混和した後、2
5℃で10分間静置して除タンパク質処理した上清を用
いること以外は、前記実施例3(1)に記載のHPLC
法の操作を繰り返すことにより、除タンパク質処理血清
上清中の還元型AsA濃度を算出した。
【0039】本発明方法により求めた除タンパク質処理
血清上清中の還元型AsA濃度と、HPLC法により求
めた除タンパク質処理血清上清中の還元型AsA濃度と
の相関関係を、図5に示す。前記評価には、40検体か
ら採取したヒト血清を使用した。
【0040】本発明方法により求めた除タンパク質処理
血清上清中の還元型AsA濃度と、HPLC法により求
めた除タンパク質処理血清上清中の還元型AsA濃度と
の相関係数は、0.909であり、回帰式は、Y=0.
91X+0.01(Sy.x=0.18mg/dL)で
あった。
【0041】(3)DAsA濃度に関する相関関係の評
価 本発明方法により求めた除タンパク質処理血清上清中の
DAsA濃度のデータとしては、前記実施例3(2)の
データをそのまま使用した。また、HPLC法による除
タンパク質処理血清上清中のDAsA濃度は、前記実施
例3(1)で求めた総AsA濃度から、前記実施例3
(2)で求めた還元型AsA濃度を差し引くことにより
算出した。本発明方法により求めた除タンパク質処理血
清上清中のDAsA濃度と、HPLC法により求めた除
タンパク質処理血清上清中のDAsA濃度との相関関係
を、図6に示す。前記評価には、40検体から採取した
ヒト血清を使用した。また、血清中のDAsA濃度は
0.8mg/dL以下を示すので、測定は検出感度の高
い除タンパク質処理法を選択した。
【0042】本発明方法により求めた除タンパク質処理
血清上清中のDAsA濃度と、HPLC法により求めた
除タンパク質処理血清上清中のDAsA濃度との相関係
数は、0.657であり、回帰式は、Y=0.64X+
0.06(Sy.x=0.06mg/dL)であった。
なお、HPLC法は、分析した40例中7例の還元型A
sA濃度が総AsA濃度を上回る成績を得、その結果、
DAsA濃度は0.00mg/dLと極めて低値となっ
た。DAsA濃度における本発明方法とHPLC法との
低い相関係数は、HPLC法の測定精度の悪さに起因し
た。
【0043】
【実施例4】《本発明方法と従来法である酵素法(アス
コルビン酸オキシダーゼ法)との相関関係の評価》本発
明方法により求めた未除タンパク質処理血清又は除タン
パク質処理血清上清中の総AsA濃度のデータとして
は、前記実施例3(1)のデータをそのまま使用した。
一方、従来法であるアスコルビン酸オキシダーゼ法は、
以下に示す手順に従って実施した。なお、被検試料とし
ては、前記実施例3(1)で調製した除タンパク質処理
血清上清を使用した。アスコルビン酸オキシダーゼ法に
おける第一試薬として、アスコルビン酸オキシダーゼ
を、80mg/L(146単位/mg)の濃度となるよ
うに、100mmol/Lリン酸緩衝液(pH6.5)
に溶解した溶液を用いた。また、アスコルビン酸オキシ
ダーゼ法における第二試薬として、前記実施例2で調製
した本発明のアスコルビン酸分析用試薬における第二試
薬と同じ溶液、すなわち、OPDA(和光純薬工業)5
mgを、100mmol/Lリン酸緩衝液(pH6.
5)10mLに溶解した溶液を用いた。前記実施例3
(1)で用いた第一試薬の代わりに、アスコルビン酸オ
キシダーゼ法における前記第一試薬を用いたこと以外
は、前記実施例3(1)に記載の本発明方法の手順を繰
り返すことにより、アスコルビン酸オキシダーゼ法によ
る総AsA濃度の測定を実施した。
【0044】本発明方法により求めた未除タンパク質処
理血清又は除タンパク質処理血清上清中の総AsA濃度
と、アスコルビン酸オキシダーゼ法により求めた除タン
パク質処理血清上清中の総AsA濃度との相関関係を、
図7に示す。前記評価には、56検体から採取したヒト
血清を使用した。図7において、各「白正方形」及び
「波線で示す直線」は、本発明方法により求めた未除タ
ンパク質処理血清中の総AsA濃度と、アスコルビン酸
オキシダーゼ法により求めた除タンパク質処理血清上清
中の総AsA濃度との相関関係を示し、各「黒丸」及び
「実線で示す直線」は、本発明方法により求めた除タン
パク質処理血清上清中の総AsA濃度と、アスコルビン
酸オキシダーゼ法により求めた除タンパク質処理血清上
清中の総AsA濃度との相関関係を示す。
【0045】本発明方法により求めた未除タンパク質処
理血清中の総AsA濃度と、アスコルビン酸オキシダー
ゼ法により求めた除タンパク質処理血清上清中の総As
A濃度との相関係数は、0.964であり、回帰式は、
Y=0.82X+0.22(Sy.x=0.06mg/
dL)であった。また、本発明方法により求めた除タン
パク質処理血清上清中の総AsA濃度と、アスコルビン
酸オキシダーゼ法により求めた除タンパク質処理血清上
清中の総AsA濃度との相関係数は、0.992であ
り、回帰式は、Y=1.00X+0.01(Sy.x=
0.03mg/dL)であった。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、迅速且つ簡便に、被検
試料中のAsAを正確に分析することが可能である。特
に、多量検体を扱う機関、例えば、臨床検査の現場にお
いては、除タンパク質操作を省略することができるとい
うことは、格別な利点であり、その貢献度は絶大であ
る。また、本発明によれば、極めて安価に迅速、簡便、
且つ正確にAsAを分析可能な試薬を提供することがで
きる。更に、試薬の構成が極めてシンプルであるが故
に、その安定性は従来の酵素を用いた試薬と比しても大
幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】4種のフリーラジカルにおけるアスコルビン酸
酸化効果を示すグラフである。
【図2】フリーラジカルとして、種々濃度のTEMPO
−OHを用いた場合のアスコルビン酸酸化効果を示すグ
ラフである。
【図3】本発明方法の最低検出感度及び測定可能濃度域
を示すグラフである。
【図4】本発明方法と従来法であるHPLC法とにより
測定した総アスコルビン酸濃度の相関関係を示すグラフ
である。
【図5】本発明方法と従来法であるHPLC法とにより
測定した還元型アスコルビン酸濃度の相関関係を示すグ
ラフである。
【図6】本発明方法と従来法であるHPLC法とにより
測定したデヒドロアスコルビン酸濃度の相関関係を示す
グラフである。
【図7】本発明方法と従来法である酵素法(アスコルビ
ン酸オキシダーゼ法)とにより測定した総アスコルビン
酸濃度の相関関係を示すグラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスコルビン酸を含む可能性のある被検
    試料と、フリーラジカルと、ジケト反応化剤とを接触さ
    せ、デヒドロアスコルビン酸とジケト反応化剤とからの
    フルフラール縮合体の生成を光学的に分析することを特
    徴とする、アスコルビン酸の分析方法。
  2. 【請求項2】 前記フリーラジカルが、2,2,6,6
    −テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ、4−ヒドロ
    キシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルオキ
    シ、3−カルバモイル−2,2,5,5−テトラメチル
    ピロリジン−1−イロキシ、及び3−カルボキシ−2,
    2,5,5−テトラメチル−1−ピロリジニルオキシか
    らなる群から選択される化合物1種以上である、請求項
    1に記載のアスコルビン酸の分析方法。
  3. 【請求項3】 前記ジケト反応化剤がo−フェニレンジ
    アミンである、請求項1又は2に記載のアスコルビン酸
    の分析方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも1種のフリーラジカルと、ジ
    ケト反応化剤とを含むことを特徴とする、アスコルビン
    酸の分析用試薬。
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