JP2001254789A - 回転ステージ - Google Patents

回転ステージ

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JP2001254789A
JP2001254789A JP2000066135A JP2000066135A JP2001254789A JP 2001254789 A JP2001254789 A JP 2001254789A JP 2000066135 A JP2000066135 A JP 2000066135A JP 2000066135 A JP2000066135 A JP 2000066135A JP 2001254789 A JP2001254789 A JP 2001254789A
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rotor
planetary gear
motor
rotary stage
gear reducer
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JP2000066135A
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Toshihiro Matsuo
智弘 松尾
Takefumi Kabashima
武文 椛島
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で位置決め精度の高い回転ステージを提供
する。 【解決手段】本発明の回転ステージは、ウェーブジェネ
レータとフレクスプライン21とサーキュラスプライン23
とからなる遊星歯車減速機と、この減速機を駆動するモ
ータ1と、この減速機の出力側に設けた回転テーブル3
とからなり、遊星歯車減速機の内部にアウターロータ方
式のモータ1を設け、モータ1のロータ12をウェーブジ
ェネレータとして機能させた構成にしている。また、ロ
ータ12は少なくとも2個の磁極をもつ希土類磁石とし、
転動体22の面にテフロン(登録商標)、二硫化モリブデ
ン、SiC,Si3 N4 、BNとDLC(Diamond Like
Carbon) の少なくとも一つを被膜している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工作機や分析装置な
どに使用される回転ステージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊星歯車減速機を用いた回転ステ
ージは種々のタイプが提案されているが、その一つとし
て図5のようなものがある。図5は従来の回転ステージ
を示す側断面図である。図において、1はモータ、2は
遊星歯車減速機、3は回転テーブルである。モータ1は
ステータ11、ロータ12および回転軸13からなり、
遊星歯車減速機2はウェーブジェネレータ20とフレク
スプライン21とサーキュラスプライン23とからな
る。なお、歯車の歯は図示していない。モータ1の回転
軸13は遊星歯車減速機2の入力側に直列に連結されて
おり、遊星歯車減速機の出力側であるフレクスプライン
21に回転テーブル3が連結されている。モータ1が回
転すると、遊星歯車減速機2の減速比に応じて回転テー
ブル3が回転する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の方式
ではモータと遊星歯車減速機か直列に連結しているの
で、軸長が長くなるために小型化が難しく、限られたス
ペースに配置できない問題がある。また、モータ寸法や
減速機寸法を小さくすると、トルク不足や歯車の強度不
足により、回転ステージを位置決めできない問題が生ず
る。そこで、本発明は位置決め精度が高く、小型の回転
ステージを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明はウェーブジェネレータとフレクスプライン
とサーキュラスプラインとからなる遊星歯車減速機と、
前記遊星歯車減速機を駆動するモータと、前記遊星歯車
減速機の出力側に設けた回転テーブルとからなる回転ス
テージにおいて、前記遊星歯車減速機の内部にアウター
ロータ方式のモータを設け、前記モータのロータを前記
ウェーブジェネレータとして機能させた構成にしてい
る。また、前記ロータは少なくとも2個の磁極をもつ希
土類磁石とし、転動体面にテフロン、二硫化モリブデ
ン、SiC,Si3N4、BNとDLC(Diamond Like
Carbonの略) の少なくとも一つを被膜してもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回転ステージを図
に基づいて説明する。図1は本発明の回転ステージを示
す側断面図、図2は図1A−A’線における断面図であ
る。図において、1はモータ、2はKHV型の遊星歯車
減速機、3は回転テーブルである。モータ1は、KHV
型の遊星歯車減速機2の中央部分にアウターロータ方式
として設けられており、11はステータで12はロータ
である。ロータ12は、Nd−Fe−BやSmCo等の
高保磁力をもつ希土類永久磁石からなり、2個の磁極を
もつ楕円形状をしている。KHV型の遊星歯車減速機2
は、ウェーブジェネレータ(ロータ12)、フレクスプ
ライン21、サーキュラスプライン23および転動体2
2とからなる。フレクスプライン21は、200枚の外
歯車をもち、弾性変形しながら回転する。サーキュラス
プライン23は、202枚の内歯車を有しており固定さ
れている。したがって、減速比は(200−202)/
200=−1/100となる。転動体22は、ロータ1
2のトルクをフレクスプライン21に伝達する。転動体
22およびロータ12の表面には、テフロン、二硫化モ
リブデン、SiC、Si3 N4 、BNとDLC(Diamond
Like Carbonの略) 等の摺動膜24を被膜し、潤滑性を
向上させている。つぎに、本発明の回転ステージの動作
について図3を用いて説明する。図3は回転ステージの
動作を説明する模式図である。いま、巻線111に電圧
を印加してロータ12を時計方向に回転させる。ロータ
12が時計方向に回転すると、サーキュラスプライン2
3を固定しているので、ロータ12(ウェーブジェネレ
ー夕)の回転により、フレクスプライン21は弾性変形
しながら、順次サーキュラスプライン23とかみ合って
その位置を変える。楕円形のロータ12が回転すると、
長円部により転動体22をフレクスプライン21に押し
つけるため、トルクが伝わる。フレクスプライン21は
サーキュラスブライン23より歯数が少ないので、歯数
差だけ減速され、ロータ(ウエーブジェネレータ)12
の回転方向と逆方向の反時計方向に回転する。すなわ
ち、ロータ12が1回転するとフレクスプライン21の
位置21aは、1/100だけ回転するので、フレクス
プライン21に取り付けられている回転テーブル3も、
ロータ1回転に対して1/100回転することになる。
また、図4に示すように1/100に減速されたテーブ
ルは図示しないモータエンコーダを取り付けることで細
割でき、高分解の位置決めが可能である。さらに、従来
のモータに減速機を連結する構成に比べて、本発明の回
転テーブルは、減速機のウェーブジェネレータとモータ
ロータを兼用し、減速機にモータを内包する構成なの
で、モータの軸方向の寸法が不要となり、小型化でき
る。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば遊星
歯車減速機内にアウターロータ方式のモータを設け、遊
星歯車減速機のウェーブジェネレータを永久磁石からな
るロータとして兼用したので、トルク不足や歯車の強度
不足をまねくことがなく、小型で位置決め精度の高い回
転ステージを得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転ステージの構造を示す側断面図で
ある。
【図2】図1A−A’線における断面図である。
【図3】本発明の回転ステージの動作を説明する模式図
である。
【図4】本発明のモータ回転信号と回転テーブルの回転
信号を示すタイムチャートである。
【図5】従来の回転ステージの構造を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 モータ 11 ステータ 111 巻線 12 ロータ(ウェーブジェネレータ) 13 回転軸 14 ロータ 2 遊星歯車減速機 20 ウェーブジェネレータ 21 フレクスプライン 22 転動体 23 サーキュラスプライン 24 摺動膜 3 回転テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェーブジェネレータとフレクスプライン
    とサーキュラスプラインとからなる遊星歯車減速機と、
    前記遊星歯車減速機を駆動するモータと、前記遊星歯車
    減速機の出力側に設けた回転テーブルとからなる回転ス
    テージにおいて、前記遊星歯車減速機の内部にアウター
    ロータ方式のモータを設け、前記モータのロータを前記
    ウェーブジェネレータとして機能させたことを特徴とす
    る回転ステージ。
  2. 【請求項2】前記ロータは少なくとも2個の磁極をもつ
    希土類磁石からなることを特徴とする請求項1記載の回
    転ステージ。
  3. 【請求項3】 前記ロータの転動体面にテフロン、二硫
    化モリブデン、SiC,Si3 N4 、BNとDLCの少
    なくとも一つを被膜したことを特徴とする請求項1また
    は2記載の回転ステージ。
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