JP3349623B2 - 回転型差動変圧器 - Google Patents

回転型差動変圧器

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JP3349623B2
JP3349623B2 JP21501695A JP21501695A JP3349623B2 JP 3349623 B2 JP3349623 B2 JP 3349623B2 JP 21501695 A JP21501695 A JP 21501695A JP 21501695 A JP21501695 A JP 21501695A JP 3349623 B2 JP3349623 B2 JP 3349623B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転型差動変圧器
に関し、特に、互いに機械的に90°ずれた一対の歯を
有し、小型で巻線が容易な構成を得るための新規な改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の回転型差
動変圧器としては、一般に図7〜図9で示すような構成
が採用されていた。すなわち、図7において符号1で示
されるものは全体形状が輪状に形成され、符号2,3,
4,5で示す4極構成よりなるステータであり、この4
極により符号A,B,C,Dで示す4スロットが形成さ
れている。励磁巻線10は、図8にも示されるように、
対向配置の第1極2及び第3極4に巻回され、出力巻線
11は、対向配置の第4極5及び第2極3に巻回されて
いる。前記ステータ1の内側には、回転軸12を介して
ロータ13が回転自在に設けられており、このロータ1
3は、大径部13aと小径部13bが半円(180°)
形状で構成されている。従って、このロータ13は、ス
テータ1との間のギャップパーミアンスが回転角度θに
比例する形状に構成され、このロータ13を回転した時
の出力電圧VOUTは図9で示すように、−180°か
ら0°を経て+180°迄の角度範囲において、変化部
分としては−45°から+45°迄の直線範囲となって
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転型差動変圧
器は、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、ステータの全周に固定子
巻線である励磁巻線と出力巻線が巻回されているため、
近時のように超小型化された回転型差動変圧器が要求さ
れてくると、輪状のステータを用いた構成では、ステー
タの内径が小さくなり、巻線作業が極めて困難となって
いた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、互いに機械的に90°ずれ
た一対の歯を有し、小型で巻線が容易な回転型差動変圧
器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による回転型差動
変圧器は、互いに機械的に90°ずれた位置に設けられ
た一対の歯を有するステータと、前記各歯に巻回された
励磁巻線及び出力巻線と、前記各歯に対面するように回
転自在に設けられたロータとを備え、前記各歯と前記ロ
ータとのギャップパーミアンスが前記ロータの回転角度
(2×θ)に比例する形状よりなる構成である。
【0006】さらに詳細には、前記ロータは、ステータ
と、ロータ間のギャップが(6)式なる条件を満足する構
成である。
【数2】
【0007】本発明による回転型差動変圧器において
は、機械的に互いに90°ずれた一対の歯がステータに
設けられ、この各歯に励磁巻線と出力巻線が設けられて
いるため、ギャップパーミアンスがロータの回転角度
(2×θ)に比例する形状のロータが回転すると、出力
巻線からは図4で示す鋸歯状の出力電圧が得られる。ま
た、各歯が90°方向に形成されているため、各巻線の
巻線又は装着が極めて容易であり、超小型化された構成
を極めて容易に得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による回
転型差動変圧器の好適な実施例について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付
して説明する。図1及び図2において符号1で示される
ものは全体形状がほぼC字型に形成された板状のステー
タであり、このステータ1の両端には一対の歯2,3が
一体状に形成されている。前記各歯2,3は、その中心
軸方向線2a,3aが互いに90°ずれて直交するよう
に構成され、各歯2,3には図3で示す励磁巻線10及
び出力巻線11がボビン20を介して設けられている。
【0009】前記ステータ1は一対の歯2,3による2
極構成であるため、スリットは1個であるが、ここでは
説明を容易とするために3個のスリットA,B,Cがあ
るとして各巻線10,11の巻線の結線状態を説明す
る。すなわち、図3に示すように、各スリットA,B,
C及び各歯2,3にたいして各巻線10,11が直接又
はボビン20を介して巻回され、励磁端子R1,R2か
ら励磁電圧が印加され、出力端子S1,S2から出力電
圧(図4で示す)が出力される構成である。
【0010】前記各歯2,3の近傍位置には、前記各中
心軸方向線2a,3aが交差する交点30を回転中心と
するロータ13が回転軸40を介して回転自在に設けら
れている。このロータ13は、前記各歯2,3に対面す
る状態で設けられており、このロータ13と各歯2,3
とのギャップパーミアンスはロータ13の回転角度(2
×θ)に比例するように前記ロータ13の形状が偏心し
た非真円状の状態で構成されている。
【0011】次に、前述の図1に示したロータ13の形
状は、非真円状であればよく、図1の楕円形又は図5の
ように凹部を有する円形でもよく、その形状を非真円状
としたロータ形状計算検討結果について述べる。なお、
ここでは非真円状のロータとして図5の形状について述
べるが、図1も同様である。まず、図5及び図6におい
て、ギャップのパーミアンスをPg(θ)とすると、P
g(θ)=P00+P01・θ・・・(1)式で変化する
構造となる。ここで、ロータ13の任意の位置θにおけ
るギャップ長δθとすると、パーミアンスは(1)式に等
しく、Bg=μ/δθ(δθ=μ/Bg)であるか
らδθ=μ/P00+P01・θ・・・(2)式、θ=
0の時にδ=μ/P00、P00=μ/δ・・
・(3)式また、θ=π/2の時、ステータ1とロータ1
3間のギャップが最小ギャップとなるので、次の(4)式
及び(5)式並びに(6)式となる。
【0012】
【数3】
【0013】
【数4】
【0014】次に、動作について述べる。まず、励磁巻
線10から励磁電圧を印加した状態でロータ13を回転
させると、ロータ13の回転角度(2×θ)に比例した
図4で示す出力電圧が、+45°から−45°の範囲を
直線範囲として出力される。なお、このロータ13の形
状は、前述の非円真状の偏心構造に限ることなく、例え
ば、非真円状としてはハート形、三角形等の形状を用い
ることができる。なお、前述の実施例のように、各歯
2,3の設置角度を90°とし、ロータ13の形状を
(2×θ)タイプすなわち2×タイプとしたのは、励磁
側からみた入力インピーダンスがロータ13の角度に関
係なく常に一定であることが必要であるからである。す
なわち、出力電圧の直線性を上げるために必要であり、
直線性の範囲が小さくてよい場合は、 直線範囲+−30° 歯間隔60° ロータ3×θ 直線範囲+−22.5° 歯間隔45° ロータ4×θ 直線範囲+−18° 歯間隔36° ロータ5×θ となる。すなわち、各歯2,3の角度間隔は、90°が
最適であるが、60°,45°,36°等とすることも
可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明による回転型差動変圧器は、以上
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、ステータに形成された歯が1対
であるため、形状が従来の輪状に比較して大幅に小型化
された構成を得ることができる。また、歯が1対で各歯
間が開放されているため、各巻線を歯に直接巻回するこ
と、又は、ボビンに巻回したものを直接嵌入することも
でき、巻線の巻回及び取付けが極めて容易となり、生産
性の向上及びコストダウンを容易に達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転型差動変圧器を示す平面構成
図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】図1の結線図である。
【図4】図3の出力電圧特性図である。
【図5】図1のロータの他側を示す構成図である。
【図6】図5のパーミアンス変化を示す特性図である。
【図7】従来の回転型差動変圧器を示す構成図である。
【図8】第5の結線図である。
【図9】図6の出力電圧特性図である。
【符号の説明】
1 ステータ 2,3 歯 10 励磁巻線 11 出力巻線 13 ロータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに機械的に90°ずれた位置に設け
    られた一対の歯(2,3)を有するステータ(1)と、前記各歯
    (2,3)に巻回された励磁巻線(10)及び出力巻線(11)と、
    前記各歯(2,3)に対面するように回転自在に設けられた
    ロータ(13)とを備え、前記各歯(2,3)と前記ロータ(13)
    とのギャップパーミアンスが前記ロータ(13)の回転角度
    (2×θ)に比例する形状で構成されていることを特徴
    とする回転型差動変圧器。
  2. 【請求項2】 前記ロータ(13)は、ステータ(1)と、ロ
    ータ(13)間のギャップδ θ (6)式なる条件を満足する
    ことを特徴とする請求項1記載の回転型差動変圧器。 【数1】
JP21501695A 1995-08-23 1995-08-23 回転型差動変圧器 Expired - Fee Related JP3349623B2 (ja)

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FR2854456B1 (fr) * 2003-05-02 2005-08-05 Precilec Capteur inductif de position angulaire

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