JP2618690B2 - 永久磁石形ステッピングモータ - Google Patents

永久磁石形ステッピングモータ

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JP2618690B2 JP63160976A JP16097688A JP2618690B2 JP 2618690 B2 JP2618690 B2 JP 2618690B2 JP 63160976 A JP63160976 A JP 63160976A JP 16097688 A JP16097688 A JP 16097688A JP 2618690 B2 JP2618690 B2 JP 2618690B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は,電子計算機等に使用される磁気デスク駆動
装置等に適用して好適な永久磁石形ステッピングモータ
に関するものである。
[従来の技術] 従来の永久磁石形ステッピングモータの構造は,第2
図に示すように構成されている。
同図において,1は固定子ハウジング,2は固定子鉄心
で,これは磁極2−1〜2−8を構成している。2−10
は各磁極の外周に形成された極歯である。3は固定子巻
線で,前記各磁極に3−1〜3−8で示すように巻かれ
ている。4,4′はエンドブラケット,5,5′は軸受,6は回
転子軸,7,8は夫々回転子磁極,7−10と8−10は夫々上記
回転子上記7,8の外周に形成された極歯,9は永久磁石で
ある。このステッピングモータの性能を示す指数には種
々の項目があるが,その中で重要なものとしてステッピ
ング角θがある。
通常ステップ角θは固定子巻線の相数Pと回転子磁極
に設けた極歯数Zにより決定され θ=360/2・P・Z(度) ……(1) と表されている。
ここで分母の2は,回転子磁極が2個であり,Zが1個
の磁極に設けられた極歯の数を示しているものである。
(1)式で示されたステップ角θは,1層の巻線に順次
通電した場合の1相励磁の場合に得られる角度で,その
ステッピングモータの固有のものである。ステップ角θ
を小さくすると,分解度の高いステッピングモータが得
られ,制御性能が高くすることができるので種々の実施
例がある。
(1)式は分母の相数Pと極歯数Zを多くするとθが
小さくなることを示しているが,相数Pを増加すると駆
動回路のスイッチ数が増加し,回路が複雑かつ高価にな
るという問題があり,回転子磁極の極歯数Zは工作技術
上の制約からやたらに増加はできない。本発明の実施対
象としている外形が40mm口程度のステッピングモータの
公知例として第1の先行技術は相数Pが4相のものにつ
いて特願昭60−276075号が,又相数Pが5相のものは第
2の先行技術として米国特許第3,866,104号に開示され
ている。この2つの先行技術の内容を一覧表として比較
すれば,下記のようになる。
即ち第1の先行技術は,4相でスイッチ数が8個で簡単
であるが,ステップ角θが0.363…(度)とラウンドナ
ンバーでないのに対し,第2の先行技術は5相でスイッ
チ数が10個で駆動回路が複雑であるが,ステップ角θが
0.36(度)とラウンドナンバーになっている。
[発明が解決しようとする課題] 上記の第2の先行技術におけるステップ角θ=0.36
(度)は,1回転360(度)の1/1000に当たり,機器を製
造するに当たり大変都合の良い値であるが,駆動回路が
複雑で高価となるという問題点があった。
本発明は,駆動回路が簡単で,安価な4想ステッピン
グモータで,0.36(度)のラウンドナンバーのステップ
角となる永久磁石形ステッピングモータを提供すること
を目的とする。
[課題を解決しようとする手段] 本発明の永久磁石形ステッピングモータは,従来技術
の問題点を解決するために,当該固定の内周に放射状に
複数個の磁極を設け,各磁極の先端に複数個の極歯を夫
々等ピッチで形成し,各磁極には夫々巻線を巻回した固
定子と,この固定子の極歯と空隙を介して対向し,上記
固定子の極歯と等ピッチの極歯を全周に備えた2個の回
転子磁極とこの回転子によって挟持される軸方向に着磁
した永久磁石とによって形成された回転子とより成り,
前記固定子の磁極の配置を,隣接した磁極間ピッチがα
=22.5(1+1/Z)(度)のものを15個とβ=22.5(1
−15/Z)(度)のものを1個となるように配設するよう
にした永久磁石形ステッピングモータにおいて,固定子
の磁極数を16とし,回転子磁極に設ける極歯の数ZをZ
=25(2m+1)(m=0,1,2,3・・の自然数)となるよ
うに構成した。
[作用] ステッピングモータのステップ角θは一般的にθ=36
0/2・P・Z(度)で表され,4相であるからP=4とす
るとθ=360/2・4・Z=45/Z(度)となる。
本発明においては隣接磁極の配設ピッチが,α=22.5
(1+1/Z)(度)のものが15個設けてあるが,αの式
を展開するとα=22.5+22.5/Z(度)となり22.5(度)
は16個の磁極を等分に配置した場合の磁極の配設ピッチ
で,22.5/Z(度)はθ=45/Z(度)の1/2であるから1/2
θとなる。
従って,ある磁極を基準として,同一方向に隣接した
磁極は常に1/2θの整数倍の角度大きく離れた位置に配
設されたものが15個あり,16番目と1番目の磁極の間が
(22.5/Z)×15(度)だけ近くなるように配設されてい
る。
このように配設していると,ある磁極の巻線が励磁さ
れ,固定子の極歯と回転子の極歯とが整列したとする
と,隣接した固定子磁極の極歯と,回転子の極歯とはス
テップ角θだけずれており,次に同一方向に隣接した磁
極では2θ分ずれる。
従って,順次に隣接して配設され,回転子の極歯とθ
のズレ角がある磁極を励磁すると,ステップ角θだけ回
転し,ステッピングモータとして動作するものである。
[実施例] 以下第1図に示す一実施例について本発明を具体的に
説明する。同図において第2図と均等な構成についてこ
れと同等な符号を付して示した。
回転子磁極の磁歯数Z=25(2m+1)(m=0,1,2,3
…の自然数)を備えた回転子においてm=2の場合の実
施例を示すと第1図のようになる。
なお,同図(a)は断面図,(b)は固定子磁極の配
置図,(c)は固定子と回転子の極歯の関係を示す展開
図である。
同図において,固定子磁極2−1〜2−16を配置し,
磁極2−1〜2−9との間と2−10と2−16との間をそ
れぞれαとし,2−9と2−10との間をβとしている。
極歯の数Z=25(2m+1)において,m=2とするとZ
=25(4+1)=125となるから α=22.5(1+1/125)=22.68(度) β=22.5(1−15/125)=19.8(度) となる。
(b)図は,磁極配置図で,磁極2−1〜2−9まで
の間と磁極2−10〜2−1までの間の15箇所はα=22.6
8(度)のピッチに配置され,磁極2−9と2−10との
間の1箇所はβ=19.8(度)に配置されている。
また,各磁極には巻線が巻回され,巻線3−1,3−5,3
−9,3−13が直列に接続され1相を形成しており,巻線
3−2,3−6,3−10,3−14を直列に接続して第2相を,巻
線3−3,3−7,3−11,3−15を直列に接続して第3相を,
巻線3−4,3−8,3−12,3−16を直列に接続して第4相を
形成している。なお,第1図(b)では,これらの巻線
は1部を除き,巻き始め,巻き終わりのみを簡略表示し
ている。
(c)図は固定子磁極2−1,2−2,2−3‥‥の先端に
設けた極歯a,b,c,dと回転子磁極7,8に設けられた極歯
イ,ロ,ハ,ニ‥‥との相関関係を示す展開図で,図は
磁極2−1が励磁され,固定子の極歯a,b,c,dと回転子
磁極7の極歯イ,ロ,ハ,ニが整列している状態を示し
ている。
回転子磁極7,8には極歯が125個設けられているから,
極歯の配設ピッチは2.88(度)となっている。
磁極2−1の極歯aより磁極2−2の極歯aの位置ま
でのピッチはα=22.68(度)となっており,磁極2−
2の極歯aと対向している回転子の極歯リの位置は,極
歯イの位置より 2.88×8=23.04度位置になり,磁極2−1と磁極2
−2とのピッチがα=22.68(度)であるから,磁極2
−2の極歯aと回転子の極歯リとのズレ角は 23.04−22.68=0.36(度)となり,この角がステップ
角θとなる。
次の隣接した磁励2−3においては,固定子磁極の極
歯と回転子の極歯とのズレ角は 0.36×2=0.72(度)となり,更に隣接した磁極2−
4においてはズレ角が0.36×3=1.08(度)となり,磁
極2−5においてはズレ角が 0.36×4=1.44(度)となり,この位置では磁極2−
1と比較すると回転子磁極8の極歯と固定子の極歯とが
整列して対向する関係となっている。
以上のように,次々と隣接する磁極の極歯と回転子の
極歯とのズレ角が0.36の整数倍となって磁極2−9の位
置では磁極2−1の位置と全く同じで,ズレ角は0とな
る。
次磁極2−9と2−10との間はβ=19.8(度)となっ
ているから,この間に対向している回転子の極歯の数は
7個として,その間の角度は 2.88×7=20.16(度),よって磁極2−10の極歯a
と対向している回転子の極歯とのズレ角は20.16−19.8
=0.36(度)となる。
更に,同じ方向に隣接する磁極2−11,2−12,2−13は
それぞれ0.36(度)の整数値のズレ角で磁極2−13は軸
極2−5と同じ関係となり,磁極2−14,2−15,2−16,
とズレ角が進み,磁極2−1で元の位置に戻る。
図示の固定子巻線に第1相〜第4相に順次通電する
と,通電相の切り替え毎に1ステップ0.36度ずつ歩進す
るステッピングモータが得られる。
[発明の効果] 本発明の永久磁石形ステッピングモータは,上記のよ
うに極歯数と磁極ピッチの設定によって,4相のステッピ
ングモータで0.36度のステップ角を実現するようにした
ものであるため,次の効果を有する。
4相のため駆動回路の構成は簡単化できる。
ステッピングモータをデバイダー(Divider)に適用
する場合,360/1000(度)のフルステップ角(分解能)
があると,そのn倍(nは正の整数)で,1/1000の最小
ユニットに当たる種々の角度または分解能での位置決め
ができ,広範囲の用途へ適用可能となる。(従来の4相
ステッピングモータのように,0.363…とラウンドナンバ
ーでない場合には,これを0.36度を要求している用途に
適用すると,その誤差はn倍に拡大され精度の点で問題
になるが,この点で本発明は優れている。) ステッピングモータを直線移動量に変換するような用
途に適用する場合,たとえば,ギア,プーリー,タイミ
ングベルトを変えない限り,駆動側と被動側の直線量の
調整は不可能であった。市販のステッピングモータは,
一般に,(a)1.8度,0.9度,0.45度系(2相,4相の系
列)と(b)1.44度,0.72度,0.36度系(5相の系列の)
の2系列があるが,本発明のステッピングモータを採用
した場合には,同一のタイミングベルト等で(b)の場
合,たとえば,0.72度のベルトで0.36度に用いると2倍
の分解能にそのまま変換でき,システム系を変更せずモ
ータの変換のみで分解能を2倍にすることができ,需要
者にとって大変便利である。
また,(a)系列の1.8度のプーリー,スチールベル
トのそのまま0.36度のものに使用すれば分解能を5倍に
増大できる。
本発明のステッピングモータはこのような特長を有す
るから極めて広い用途に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すもので,その内(a)
は磁極の縦断側面図,(b)は固定子磁極の配置図,
(c)は固定子と回転子の極歯の関係を示す展開図,第
2図は従来例を示すもので,その内,(a)は縦断正面
図,(b)はそのA−A′断面図である。 1:固定子ハウジング 2:固定子鉄心 2−1〜2−16:磁極 3,3−1〜3−16:巻線 7,8:回転子磁極 a〜d,イ〜リー:極歯 9:永久磁石

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】当該固定子の内周に放射状に複数個の磁極
    を設け,各磁極の先端に複数個の極歯を夫々等ピッチで
    形成し,各磁極には夫々巻線を巻回した固定子と,この
    固定子の極歯と空隙を介して対向し,上記固定子と極歯
    と等ピッチの極歯を全周に備えた2個の回転子磁極とこ
    の回転子磁極によって挾持される軸方向に着磁した永久
    磁石とによって形成された回転子とより成り,前記固定
    子の磁極の配置を,隣接した磁極間ピッチがα=22.5
    (1+1/Z)(度)のものを15個とβ=22.5(1−15/
    Z)(度)のものを1個となるように配設するようにし
    た永久磁石形ステッピングモータにおいて, 固定子の磁極数を16とし,回転子磁極に設ける極歯の数
    ZをZ=25(2m+1)(m=0,1,2,3・・の自然数)と
    したことを特徴とする永久磁石形ステッピングモータ。
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US4675564A (en) * 1984-12-10 1987-06-23 Japan Servo Co., Ltd. Permanent magnet type stepping motor
JPS61254058A (ja) * 1985-04-30 1986-11-11 Tamagawa Seiki Kk ステツピングモ−タ

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