JP2001254704A - シリンダチューブに対するブラケットの取付構造および取付方法 - Google Patents
シリンダチューブに対するブラケットの取付構造および取付方法Info
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Abstract
取り付け固定できると共に、ピストンストロークの長さ
に係らず装置の軽量化を可能とすること。 【解決手段】ブラケット8の軸方向における一方の端部
がピストンの摺動ストローク範囲S内の部位まで延在
し、もう一方の端部が摺動ストローク範囲S外の部位ま
で延在する位置において、湾曲部81がシリンダチュー
ブ2の外周面を抱合する状態で装着し、両フランジ部8
2、82の両取付穴84、84を貫通する状態に連結固
定部材86を挿通し両フランジ部82、82を近付ける
方向に挟持押圧して湾曲部81をシリンダチューブ2の
外周円弧面に圧接する方向に所定の力で抱合させ、両フ
ランジ部82、82を連結固定部材86に対し溶接固定
することにより抱合力を維持させ、湾曲部81を摺動ス
トローク範囲S外の部位まで延在した部分でシリンダチ
ューブ2に対し溶接固定する。
Description
パワーステアリング装置のパワーシリンダにおけるシリ
ンダチューブに対するブラケットの取付構造に関し、特
に、ブラケット部分の軽量化技術に関する。
ケットの取付構造としては、例えば、特許第29468
29号公報に記載のものが知られている。この従来例
は、シリンダチューブ内に所定範囲にて軸方向へ摺動可
能に組み付けられるピストンと、該ピストンの摺動範囲
外における前記シリンダチューブ内に組み付けられて前
記ピストンとにより圧力室を形成するシール部材と、前
記ピストンの摺動範囲外における前記シリンダチューブ
に設けた孔に対応して前記シリンダチューブの外周に溶
接されてターンチューブが取り付けられるユニオンを備
えてなる流体圧力シリンダにおいて、前記シリンダチュ
ーブの外周にブラケットを延在させると共に、同ブラケ
ットを前記ユニオンと略同一円周上にて前記シリンダチ
ューブの外周に溶接した構造とすることにより、シリン
ダチューブに歪みの生じる部位はピストンの摺動範囲外
であって作動時にピストンが歪み等の生じる部位を摺動
することはなくピストンの摺動が歪み等によって阻害さ
れることがなくなり、従って、ピストンの摺動不良、ピ
ストンの偏摩耗、ピストンによるシール不良等の不具合
の発生を防止できるようになるというものであった。
例のようにピストンストロークが短いシリンダであれ
ば、それほど大きな問題を生じさせることはないが、ピ
ストンストロークが長くなると、シリンダチューブの長
さも長くなることから、以下に述べるような問題点があ
る。
周にブラケットを延在させると共に、同ブラケットを前
記左右両ユニオンと略同一円周上にて前記シリンダチュ
ーブの外周にそれぞれ溶接することによりシリンダチュ
ーブに対し安定良く取り付け固定するようにしたもので
あるため、シリンダチューブが長くなると、それに比例
してブラケットの長さも長くなり、従って、ブラケット
重量が重くなってしまう。
目してなされたもので、シリンダチューブに対しブラケ
ットを安定良く取り付け固定できると共に、ピストンス
トロークの長さに係らず装置の軽量化が可能なシリンダ
チューブに対するブラケットの取付構造を提供すること
目的とするものである。
ために本発明請求項1記載のシリンダチューブに対する
ブラケットの取付構造では、シリンダチューブ内に所定
範囲にて軸方向摺動自在に組み付けられるピストンを備
えた流体圧力シリンダにおけるシリンダチューブの外周
にブラケットを取り付けるための取付構造において、前
記ブラケットがシリンダチューブの外周円弧面に沿って
その半周以上を抱合する円弧状に形成されると共に、軸
方向における一方の端部が前記ピストンの摺動範囲内の
部位まで延在しもう一方の端部がピストンの摺動範囲外
の部位まで延在し、前記ブラケットがピストンの摺動範
囲外の部位でシリンダチューブに溶接固定されている手
段とした。
ブラケットの取付構造では、請求項1に記載のシリンダ
チューブに対するブラケットの取付構造において、前記
ブラケットがシリンダチューブの外周円弧面に圧接する
方向に所定の力で抱合させている手段とした。
ブラケットの取付方法では、シリンダチューブ内に所定
範囲にて軸方向摺動自在に組み付けられるピストンを備
えた流体圧力シリンダにおけるシリンダチューブの外周
にブラケットを取り付けるための取付方法において、前
記ブラケットをシリンダチューブの外周円弧面に沿って
その半周以上を抱合する円弧状に形成すると共に、軸方
向における一方の端部を前記ピストンの摺動範囲内の部
位まで延在させもう一方の端部をピストンの摺動範囲外
の部位まで延在させ、前記ブラケットをシリンダチュー
ブの外周円弧面に圧接する方向に所定の力で抱合させた
状態で該ブラケットをピストンの摺動範囲外の部位でシ
リンダチューブに溶接固定するようにした。
ブラケットの取付構造では、シリンダチューブ内に所定
範囲にて軸方向摺動自在に組み付けられるピストンを備
えた流体圧力シリンダにおけるシリンダチューブの外周
にブラケットを取り付けるための取付構造において、前
記ブラケットがシリンダチューブの外周円弧面に所定の
力で圧入可能な筒状部を有し、前記シリンダチューブの
外周に圧入された筒状部の軸方向における一方の端部が
前記ピストンの摺動範囲内の部位まで延在しもう一方の
端部がピストンの摺動範囲外の部位まで延在し、前記ブ
ラケットにおける筒状部がピストンの摺動範囲外の部位
でシリンダチューブに溶接固定されている手段とした。
ブラケットの取付方法では、シリンダチューブ内に所定
範囲にて軸方向摺動自在に組み付けられるピストンを備
えた流体圧力シリンダにおけるシリンダチューブの外周
にブラケットを取り付けるための取付方法において、前
記ブラケットとしてシリンダチューブの外周円弧面に所
定の力で圧入可能な筒状部を有したものを用い、前記筒
状部の軸方向における一方の端部が前記ピストンの摺動
範囲内の部位まで延在しもう一方の端部がピストンの摺
動範囲外の部位まで延在する状態にシリンダチューブの
外周に筒状部を圧入させ、前記ブラケットにおける筒状
部をピストンの摺動範囲外の部位でシリンダチューブに
溶接固定するようにした。
対するブラケットの取付構造では、上述のように、ブラ
ケットがその軸方向における一方の端部をピストンの摺
動範囲外の部位でシリンダチューブに溶接することによ
り固定されると共に、ピストンの摺動範囲内の部位まで
延在するもう一方の端部は溶接されないが、ブラケット
がシリンダチューブの外周円弧面に沿ってその半周以上
を抱合する円弧状に形成されることによりシリンダチュ
ーブとのガタ付きが防止されるため、ブラケットの軸方
向両端部を溶接する必要がない。従って、シリンダチュ
ーブに対しブラケットを安定良く取り付け固定できると
共に、ピストンストロークの長さに係らず装置の軽量化
が可能となる。
ブラケットの取付構造では、上述のように、前記ブラケ
ットがシリンダチューブの外周円弧面に圧接する方向に
所定の力で抱合させることにより、シリンダチューブに
対する抱合力が大きくなり、従って、シリンダチューブ
とブラケットとの間に作用するモーメントに対しても、
更に安定性を高めることができるようになる。
ブラケットの取付方法では、上述のような方法を採るこ
とにより、前記請求項2と同様の作用が得られる。
ブラケットの取付構造では、上述のように、ブラケット
がその軸方向における一方の端部をピストンの摺動範囲
外の部位でシリンダチューブに溶接することにより固定
されると共に、ピストンの摺動範囲内の部位まで延在す
るもう一方の端部は溶接されないが、ブラケットの筒状
部をシリンダチューブの外周円弧面に所定の力で圧入さ
れることで、シリンダチューブとのガタ付きが防止され
るため、ブラケットの軸方向両端部を溶接する必要がな
い。従って、シリンダチューブに対しブラケットを安定
良く取り付け固定できると共に、ピストンストロークの
長さに係らず装置の軽量化が可能となる。
ブラケットの取付方法では、上述のような方法を採るこ
とにより、前記請求項4と同様の作用が得られる。
面により詳述する。なお、この発明の実施の形態1のシ
リンダチューブに対するブラケットの取付構造は、パワ
ーステアリンダ装置におけるパワーシリンダに適用した
例である。
施の形態1のシリンダチューブに対するブラケットの取
付構造が適用されるラックピニオン式パワーステアリン
グ装置、図2は同要部拡大図、図3は図2の III−III
線における縦断面図であり、これらの図において、1は
パワーシリンダ、2はシリンダチューブ、3、4はター
ンチューブ、5、6はユニオン、7は制御弁、8はブラ
ケット、9はピニオン軸である。
略したラックバーの外周に固定されたピストンが、前記
両各ターンチューブ3、4がそれぞれ接続された両ユニ
オン5、6間における所定摺動ストローク範囲S内にお
いて軸方向摺動自在に収容されている。
の詳細を示すように、帯状板材を前記シリンダチューブ
2の外周面に略沿わせる状態で一部切欠円状に湾曲させ
ると共に、該湾曲部81の両端切欠部分に互いに略平行
なフランジ部82、82が形成されている。なお、前記
湾曲部81は、図3の拡大断面図に示すように、シリン
ダチューブ2の外周面の円周方向約80%の範囲を抱合
する長さに形成されている。そして、前記湾曲部81に
は、予め軸方向両端部を残して中央部に円周方向に沿っ
た長穴83が打ち抜き形成されることにより、ユニオン
5の挿通部を形成すると共にブラケット8の軽量化を図
っている。
側縁部が湾曲部81の軸方向端部より突出する方向に偏
心突出すると共に、該突出部には、一部に回り止め用の
平坦部を有する取付穴84、84が形成されている。そ
して、この両取付穴84、84には、外周面の一部に回
り止め用の平坦部を有すると共に軸心部に車体へ取り付
け固定するためのボルト挿通穴85を有する連結固定部
材86が挿通され、後に詳述するように、両フランジ部
82、82がこの連結固定部材86に対し溶接固定され
ている。
次のようにしてシリンダチューブ2への取り付けが行わ
れている。まず、シリンダチューブ2に対するブラケッ
ト8の装着位置としては、ユニオン5を中心として装着
されるもので、即ち、ブラケット8の軸方向における一
方の端部が前記ピストンの摺動ストローク範囲S内の部
位まで延在し、もう一方の端部がピストンの摺動ストロ
ーク範囲S外の部位まで延在する位置において、ブラケ
ット8の湾曲部81がシリンダチューブ2の外周面を抱
合する状態で装着する。
82、82の両取付穴84、84を貫通する状態に連結
固定部材86を挿通した状態で、さらに両フランジ部8
2、82を互いに近付ける方向に所定の力で挟持押圧す
ることにより、ブラケット8の湾曲部81をシリンダチ
ューブ2の外周円弧面に圧接する方向に所定の力で抱合
させ、この状態で両フランジ部82、82を連結固定部
材86に対し溶接固定することにより、前記抱合力を維
持させた状態とする。
1をピストンの摺動ストローク範囲S外の部位まで延在
した部分でシリンダチューブ2に対し溶接固定すること
により、シリンダチューブ2に対するブラケット8の取
り付け固定を完了する。
ブに対するブラケットの取付構造では、上述のように、
ブラケット8がその軸方向における一方の端部をピスト
ンの摺動ストローク範囲S外の部位でシリンダチューブ
2に溶接することにより固定されると共に、ピストンの
摺動ストローク範囲S内の部位まで延在するもう一方の
端部は溶接されないが、ブラケット8の湾曲部81がシ
リンダチューブ2の外周円弧面に沿ってその半周以上の
約80%を抱合する円弧状に形成されると共に、所定の
抱合力が付与された状態で取り付けられているため、シ
リンダチューブ2に対しブラケット8を安定良く強固に
取り付け固定することができるようになる。
リンダチューブ2に溶接することなしに、シリンダチュ
ーブ2とのガタ付きが防止されるため、ピストンストロ
ークの長さに係らずブラケット8の軸方向長さを短くす
ることができ、これにより、装置の軽量化が可能とな
る。
リンダチューブ2の外周円弧面に圧接する方向に所定の
力で抱合させることにより、シリンダチューブ2に対す
る抱合力が大きくなり、従って、シリンダチューブ2と
ブラケット8との間に作用するモーメントに対しても、
更に安定性を高めることができるようになる。
アリング軸側への接続部分を示す拡大断面図、図5は図
4のA矢視図であり、両図に示すように、ピニオン軸9
におけるギアハウジング10から外部に突出するセレー
ション部分9aの基部に嵌合されたシールカバーを兼ね
た位置決め部材12を備えている。この位置決め部材1
1は、ギアハウジングの開口面を覆う蓋状に形成された
シールカバー11aからセレーション方向に沿って突出
する位置決め用プレート11bが一体に突出形成された
構成となっていて、この位置決め用プレート11bには
ボルト挿通用切欠部11cが形成された構造となってい
る。
とにより、ステアリング軸との組み付け工程において、
位置合わせの目印が見づらい位置での位置決め作業も、
位置決め用プレート11bを頼りに手探りで行うことが
できるようになり、これにより、作業性を向上させるこ
とができるようになる。
ニオン軸9とギアハウジング10との間のシール部に雨
水やゴミが侵入するのを防止することができ、これによ
りシール部の耐久性を向上させることができるようにな
る。
の形態2について説明する。なおこの他の発明の実施の
形態2の説明に当たっては、前記発明の実施の形態1と
同様の構成部分には同様の符号を付けて説明する。
ブに対するブラケットの取付構造は、図6にその要部拡
大断面図、図7に図6の VII−VII 線における断面図を
示すように、ブラケット8が、シリンダチューブ2の外
周円弧面に所定の力で圧入可能な筒状部87と、前記連
結固定部材86に予め固定された両フランジ部82、8
2とで構成されている。
態1における長穴83に相当する円形穴88が形成され
ることにより、ユニオン5の挿通部を形成すると共にブ
ラケット8の軽量化を図っている。
穴84、84に連結固定部材86を予め挿通した状態で
溶接固定され、フランジ部82、82の基部には前記筒
状部87の円弧状外面に沿って湾曲した取付基部89、
89が延設されていて、この両取付基部89、89を円
筒部87の外周面に溶接固定することにより筒状部87
と一体化されている。
は、以上のように構成されるため、シリンダチューブ2
への取り付けは、まず、円筒部87をシリンダチューブ
2の外周に圧入することにより行われる。そして、シリ
ンダチューブ2に対するブラケット8の圧入装着位置と
しては、ユニオン5を中心として装着されるもので、即
ち、筒状部87の軸方向における一方の端部が前記ピス
トンの摺動ストローク範囲S内の部位まで延在し、もう
一方の端部がピストンの摺動ストローク範囲S外の部位
まで延在するような位置まで圧入し、この位置におい
て、ブラケット8の筒状部87をピストンの摺動ストロ
ーク範囲S外の部位まで延在した部分でシリンダチュー
ブ2に対し溶接固定することにより、シリンダチューブ
2に対するブラケット8の取り付け固定を行う。
ブに対するブラケットの取付構造では、上述のように、
ブラケット8がその軸方向における一方の端部をピスト
ンの摺動ストローク範囲S外の部位でシリンダチューブ
2に溶接することにより固定されると共に、ピストンの
摺動ストローク範囲S内の部位まで延在するもう一方の
端部は溶接されないが、円筒部87がシリンダチューブ
2の外周面に圧入されることで、シリンダチューブ2に
対しブラケット8を安定良く強固に取り付け固定するこ
とができるようになる。
リンダチューブ2に溶接することなしに、シリンダチュ
ーブ2とのガタ付きが防止されるため、ピストンストロ
ークの長さに係らずブラケット8の軸方向長さを短くす
ることができ、これにより、装置の軽量化が可能とな
る。
リンダチューブ2の外周面に所定の圧力で圧入させるこ
とにより、シリンダチューブ2に対する抱合力は極めて
大きく、従って、シリンダチューブ2とブラケット8と
の間に作用するモーメントに対しても、更に安定性を高
めることができるようになる。
述してきたが、具体的な構成はこれらの発明の実施の形
態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲における設計変更等があっても本発明に含まれる。
シリンダとして、復動式の車両用パワーステアリング装
置の油圧シリンダに適用した例を示したが、単動式の油
圧シリンダ、および、単動式および復動式のエアシリン
ダ等にも本発明を適用することができる。
態で示したようにシリンダを所定の個所に取り付ける場
合に限られず、シリンダに対し各種の機器や配線・配管
等を装着しもしくは固定するために用いられる場合等に
も本発明を適用することができる。
に記載のシリンダチューブに対するブラケットの取付構
造にあっては、ブラケットがシリンダチューブの外周円
弧面に沿ってその半周以上を抱合する円弧状に形成され
ると共に、軸方向における一方の端部が前記ピストンの
摺動範囲内の部位まで延在しもう一方の端部がピストン
の摺動範囲外の部位まで延在し、前記ブラケットがピス
トンの摺動範囲外の部位でシリンダチューブに溶接固定
されている手段としたことで、シリンダチューブに対し
ブラケットを安定良く取り付け固定できると共に、ピス
トンストロークの長さに係らず装置の軽量化が可能にな
るという効果が得られる。
ブラケットの取付構造では、請求項1に記載のシリンダ
チューブに対するブラケットの取付構造において、前記
ブラケットがシリンダチューブの外周円弧面に圧接する
方向に所定の力で抱合させている手段としたことで、シ
リンダチューブに対する抱合力が大きくなり、従って、
シリンダチューブとブラケットとの間に作用するモーメ
ントに対しても、更に安定性を高めることができるよう
になる。
ブラケットの取付方法では、ブラケットをシリンダチュ
ーブの外周円弧面に沿ってその半周以上を抱合する円弧
状に形成すると共に、軸方向における一方の端部を前記
ピストンの摺動範囲内の部位まで延在させもう一方の端
部をピストンの摺動範囲外の部位まで延在させ、前記ブ
ラケットをシリンダチューブの外周円弧面に圧接する方
向に所定の力で抱合させた状態で該ブラケットをピスト
ンの摺動範囲外の部位でシリンダチューブに溶接固定す
るようにしたことで、前記請求項2と同様の効果が得ら
れる。
ブラケットの取付構造では、ブラケットがシリンダチュ
ーブの外周円弧面に所定の力で圧入可能な筒状部を有
し、前記シリンダチューブの外周に圧入された筒状部の
軸方向における一方の端部が前記ピストンの摺動範囲内
の部位まで延在しもう一方の端部がピストンの摺動範囲
外の部位まで延在し、前記ブラケットにおける筒状部が
ピストンの摺動範囲外の部位でシリンダチューブに溶接
固定されている手段としたことで、前記請求項2と同様
の効果が得られる。
ブラケットの取付方法では、ブラケットとしてシリンダ
チューブの外周円弧面に所定の力で圧入可能な筒状部を
有したものを用い、前記筒状部の軸方向における一方の
端部が前記ピストンの摺動範囲内の部位まで延在しもう
一方の端部がピストンの摺動範囲外の部位まで延在する
状態にシリンダチューブの外周に筒状部を圧入させ、前
記ブラケットにおける筒状部をピストンの摺動範囲外の
部位でシリンダチューブに溶接固定するようにしたこと
で、前記請求項4と同様の効果が得られる。
するブラケットの取付構造が適用されたパワーステアリ
ング装置を示す図である。
る。
テアリング軸側への接続部分を示す拡大断面図である。
するブラケットの取付構造を示す要部拡大図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】シリンダチューブ内に所定範囲にて軸方向
摺動自在に組み付けられるピストンを備えた流体圧力シ
リンダにおけるシリンダチューブの外周にブラケットを
取り付けるための取付構造において、 前記ブラケットがシリンダチューブの外周円弧面に沿っ
てその半周以上を抱合する円弧状に形成されると共に、
軸方向における一方の端部が前記ピストンの摺動範囲内
の部位まで延在しもう一方の端部がピストンの摺動範囲
外の部位まで延在し、 前記ブラケットがピストンの摺動範囲外の部位でシリン
ダチューブに溶接固定されていることを特徴とするシリ
ンダチューブに対するブラケットの取付構造。 - 【請求項2】前記ブラケットがシリンダチューブの外周
円弧面に圧接する方向に所定の力で抱合させていること
を特徴とする請求項1に記載のシリンダチューブに対す
るブラケットの取付構造。 - 【請求項3】シリンダチューブ内に所定範囲にて軸方向
摺動自在に組み付けられるピストンを備えた流体圧力シ
リンダにおけるシリンダチューブの外周にブラケットを
取り付けるための取付方法において、 前記ブラケットをシリンダチューブの外周円弧面に沿っ
てその半周以上を抱合する円弧状に形成すると共に、軸
方向における一方の端部を前記ピストンの摺動範囲内の
部位まで延在させもう一方の端部をピストンの摺動範囲
外の部位まで延在させ、前記ブラケットをシリンダチュ
ーブの外周円弧面に圧接する方向に所定の力で抱合させ
た状態で該ブラケットをピストンの摺動範囲外の部位で
シリンダチューブに溶接固定するようにしたことを特徴
とするシリンダチューブに対するブラケットの取付方
法。 - 【請求項4】シリンダチューブ内に所定範囲にて軸方向
摺動自在に組み付けられるピストンを備えた流体圧力シ
リンダにおけるシリンダチューブの外周にブラケットを
取り付けるための取付構造において、 前記ブラケットがシリンダチューブの外周円弧面に所定
の力で圧入可能な筒状部を有し、 前記シリンダチューブの外周に圧入された筒状部の軸方
向における一方の端部が前記ピストンの摺動範囲内の部
位まで延在しもう一方の端部がピストンの摺動範囲外の
部位まで延在し、 前記ブラケットにおける筒状部がピストンの摺動範囲外
の部位でシリンダチューブに溶接固定されていることを
を特徴とするシリンダチューブに対するブラケットの取
付構造。 - 【請求項5】シリンダチューブ内に所定範囲にて軸方向
摺動自在に組み付けられるピストンを備えた流体圧力シ
リンダにおけるシリンダチューブの外周にブラケットを
取り付けるための取付方法において、 前記ブラケットとしてシリンダチューブの外周円弧面に
所定の力で圧入可能な筒状部を有したものを用い、 前記筒状部の軸方向における一方の端部が前記ピストン
の摺動範囲内の部位まで延在しもう一方の端部がピスト
ンの摺動範囲外の部位まで延在する状態にシリンダチュ
ーブの外周に筒状部を圧入させ、 前記ブラケットにおける筒状部をピストンの摺動範囲外
の部位でシリンダチューブに溶接固定するようにしたこ
とを特徴とするシリンダチューブに対するブラケットの
取付方法。
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JP2006329405A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Showa Corp | 支持部材のマウント構造及びその取付方法 |
JP2007196926A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Showa Corp | パワーステアリング装置 |
JP2011038640A (ja) * | 2010-08-25 | 2011-02-24 | Showa Corp | 支持部材の取付方法 |
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JP3755728B2 (ja) | 2006-03-15 |
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