JP2001254468A - 床下地調整方法 - Google Patents

床下地調整方法

Info

Publication number
JP2001254468A
JP2001254468A JP2000062832A JP2000062832A JP2001254468A JP 2001254468 A JP2001254468 A JP 2001254468A JP 2000062832 A JP2000062832 A JP 2000062832A JP 2000062832 A JP2000062832 A JP 2000062832A JP 2001254468 A JP2001254468 A JP 2001254468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
main body
alc plate
floor base
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000062832A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3877927B2 (ja
Inventor
Takemitsu Nakajima
健光 中嶋
Jiro Fukue
次郎 福江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP2000062832A priority Critical patent/JP3877927B2/ja
Publication of JP2001254468A publication Critical patent/JP2001254468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3877927B2 publication Critical patent/JP3877927B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業環境の向上を図り、安全性を確保すること
ができる床下地調整方法を提供する。 【解決手段】梁2上にALC板3が敷設されてなる床構
造において、梁2のフランジ部21に取付可能な本体部
11と、この本体部11から延設されたレバー部12
と、このレバー部12の操作に連動して本体部11から
昇降する押し上げ片13とからなる押し上げ治具1を、
梁2の下フランジ部21に装着し、レバー部12の操作
によって押し上げ片13を押し上げて梁2上のALC板
3を持ち上げた状態でロックさせ、梁2とALC板3と
の間にレベル調整材4を介在させてALC板3の水平レ
ベルを調整する床下地調整方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床組上に敷設され
る床下地材の水平レベルを調整する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、床組上に床下地材を敷設した場
合、床下地材は、床組の組立精度や床下地材の厚みの誤
差などによって、水平レベルが出ずに段差を生じている
ことがある。
【0003】そこで、従来より、図3に示すように、床
組aに床下地材bを敷設した後、床組aと床下地材bと
の間にバールcをねじ込んで床下地材bを持ち上げ、こ
れによって生じる床組aと床下地材bとの間隙に、水平
レベル調整材dを介在させて床下地材bの水平レベルを
調整することが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うに、バールcをねじ込んで床下地材bを持ち上げる場
合、バールcによって床下地材bが削られ、これに伴う
粉塵が飛散することとなり、作業者は、これらの粉塵を
被ってしまうといった不都合を生じる。特に、床下地材
bがALC板のような比較的脆性のある材料である場
合、削られやすくなってしまう。
【0005】また、一方の手でバールをc使用して床下
地材bを持ち上げた状態で、他方の手で水平レベル調整
材dを介在させなければならないので、作業者は、両手
が塞がってしまうこととなり、安全に作業することがで
きないといった不都合を生じることとなる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、作業環境の向上を図り、安全性を確保するこ
とができる床下地調整方法を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の床下地調整方法は、床組上に床下地材が敷設
されてなる床構造において、床組を構成する床構造材に
取付可能な本体部と、この本体部から延設されたレバー
部と、このレバー部の操作に連動して本体部から昇降す
る押し上げ片とからなる押し上げ治具を、前記床構造材
に装着し、レバー部の操作によって押し上げ片を押し上
げて床構造材上の床下地材を持ち上げた状態でロックさ
せ、床構造材と床下地材との間にレベル調整材を介在さ
せて床下地材の水平レベルを調整するものである。
【0008】押し上げ治具によって床構造材上の床下地
材を持ち上げた状態でロックさせることで、床構造材と
床下地材との間にレベル調整材を介在させる作業を両手
で行うことができる。
【0009】また、床下地材は、床組を構成する床構造
材に装着した押し上げ治具の押し上げ片によって、削ら
れることなく押し上げることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】図1は本発明に係る床下地調整方法を示
し、図2は同床下地調整方法に用いられる押し上げ治具
1 を示している。
【0012】すなわち、この床下地調整方法は、梁2に
装着した押し上げ治具1によって、この梁2上に敷設さ
れるALC板3を持ち上げた状態でロックさせ、梁2と
ALC板3との間にレベル調整材4 を介在させてALC
板3の水平レベルを調整するものである。
【0013】押し上げ治具1は、本体11と、レバー1
2と、押し上げ片13とを具備している。
【0014】本体11は、鋼板によって構成されてい
る。この本体11には、梁2の下フランジ部21に係合
する係合片11aが延設されている。また、本体11に
は、リンク固定ピン11bとレバー固定ピン11cとが
設けられている。このうち、リンク固定ピン11bに
は、可動ピン11dによって折り曲げ可能となされたリ
ンク11eが設けられている。
【0015】レバー12は、レバー固定ピン11cに回
動可能に取付られる。また、レバー12には、長孔12
aが設けられており、この長孔12a内には、可動ピン
11dが接続されている。したがって、レバー12は、
レバー固定ピン11cを中心に回動させることで、長孔
12a内に接続された可動ピン11dを中心にリンク1
1eを折り曲げたり伸ばしたりすることができることと
なる。この際、リンク11eは、折れ曲がった位置か
ら、真っ直ぐに伸びた上死点の位置を超えてさらに若干
折れ曲がった位置まで動くようになされている。
【0016】押し上げ片13は、スライド棒13aの一
端に螺合するようになされている。このスライド棒13
aは、本体11に設けられた筒状のガイド部材11f内
を摺動可能となされている。また、スライド棒13aの
他端は、リンク11eと接続されている。したがって、
押し上げ片13は、レバー12の操作に伴うリンク11
eの動きに連動して本体11のガイド部材11fに沿っ
て、この本体11から昇降することとなる。
【0017】梁2は、H型鋼からなり、躯体の一部とし
て床部分を構成する。
【0018】ALC板3は、上記梁2の上に敷設されて
床下地を構成する。このALC板3は、ALC板3自体
の厚みの誤差や、上記梁2によって構成される床の施工
誤差などにより、梁2の上に敷設して床下地を構成した
状態で、個々のALC板3毎に段差を生じている。
【0019】レベル調整材4は、個々のALC板3の段
差を解消するために、上記梁2とALC板3との間に設
けられる。このレベル調整材4は、約5mm程度までの
厚みに形成されたものが用いられる。
【0020】次に、この梁上に敷設されたALC板3の
水平レベルをレベル調整材4によって調整する方法につ
いて説明する。
【0021】まず、梁2の上にALC板3を敷設して床
下地を構成した状態で、この床下地の上面側から、段差
を生じているALC板3の部位を目視で確認し、これら
の確認した箇所に、どの程度の厚みでどの程度の大きさ
のレベル調整材4を設けるかを決定しておく。
【0022】次に、床下地の下面側にまわり、上記で決
定したレベル調整材4を設ける位置に、押し上げ治具1
を使って次々とレベル調整材4を設けていく。
【0023】この際、まず、押し上げ治具1は、レベル
調整材4を設ける位置の梁2の下フランジ部21に、本
体11の係合片11aを係合させる。ついで、押し上げ
治具1の当接片13が、ALC板3に当接するように、
スライド棒13aと当接片13との螺合具合を調整す
る。そして、押し上げ治具1のレバー12を動かして折
れ曲がった状態のリンク11eを伸ばし、このリンク1
1eに設けられた押し上げ片13を本体11から上昇さ
せてALC板3を持ち上げる。この際、リンク11e
は、ALC板3の荷重が上方から加わっているのに加
え、折れ曲がった位置から、真っ直ぐに伸びた上死点の
位置を超えてさらに若干折れ曲がった位置まで動いてい
るので、この位置、すなわち、レバー12を完全に下に
下ろした位置でロックされることとなり、レバー12
は、この完全に下に下ろした位置からもとの斜めになっ
た状態へは戻らない。
【0024】これにより、ALC板3は、この押し上げ
治具1によって梁2から押し上げられた状態で保持され
ることとなるので、作業者は、両手を使って梁2とAL
C板3との間にレベル調整材4を設ける作業を安全に行
うことができる。
【0025】また、ALC板3は、梁2に設けた押し上
げ治具1の押し上げ片13によってALC板3の下面に
対して垂直方向から持ち上げるので、この持ち上げ時に
ALC板3が削れるのを防止できる。したがって、作業
者は、ALC板3の削れによる粉塵を被るといったこと
もなく、快適な作業環境で作業を行うことができること
となる。
【0026】レベル調整材4を設けた後は、ロックされ
たレバー12を、もとの斜めの状態へと戻す。すると、
リンク11eは、真っ直ぐに伸びた上死点の位置を超え
た位置から、再度折れ曲がった位置へと動き、本体11
から上昇していた押し上げ片13が降下する。この際、
レバー12のロックは、リンク11eが真っ直ぐに伸び
た上死点の位置を超えた時点で、解除されることとな
る。
【0027】その後、押し上げ治具1を梁2から取り外
して作業は終了する。
【0028】なお、本実施の形態では、押し上げ治具1
は、レバー12の操作に連動するリンク11eによって
押し上げ片13を昇降させるようになされているが、こ
の押し上げ治具1としては、このようなリンク機構を利
用したものに限定されるものではなく、油圧や空気圧な
どを利用してALC板3を持ち上げるようになされたも
のであってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、床
構造材と床下地材との間にレベル調整材を介在させる作
業を両手で行うことができるので、作業の安全性を確保
することができる。
【0030】また、床下地材を削ることなく押し上げる
ことができるので、作業者が削られた粉塵を被るといっ
たことが防止され、作業環境の改善を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)ないし(c)は本発明に係る床下地調整
方法における要部工程を示す工程図である。
【図2】(a)は本発明に係る床下地調整方法に用いら
れる押し上げ治具によってALC板を持ち上げる前の状
態を示す側面図、(b)は同押し上げ治具によってAL
C板を持ち上げた状態を示す側面図である。
【図3】(a)ないし(c)は従来の床下地調整方法に
おける要部工程を示す工程図である。
【符号の説明】
1 押し上げ治具 11 本体 12 レバー 13 押し上げ片 2 梁(床構造材) 21 フランジ部 3 ALC板(床下地材) 4 レベル調整材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床組上に床下地材が敷設されてなる床構
    造において、 床組を構成する床構造材に取付可能な本体部と、この本
    体部から延設されたレバー部と、このレバー部の操作に
    連動して本体部から昇降する押し上げ片とからなる押し
    上げ治具を、前記床構造材に装着し、レバー部の操作に
    よって押し上げ片を押し上げて床構造材上の床下地材を
    持ち上げた状態でロックさせ、床構造材と床下地材との
    間にレベル調整材を介在させて床下地材の水平レベルを
    調整することを特徴とする床下地調整方法。
JP2000062832A 2000-03-08 2000-03-08 床下地調整方法 Expired - Fee Related JP3877927B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062832A JP3877927B2 (ja) 2000-03-08 2000-03-08 床下地調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062832A JP3877927B2 (ja) 2000-03-08 2000-03-08 床下地調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001254468A true JP2001254468A (ja) 2001-09-21
JP3877927B2 JP3877927B2 (ja) 2007-02-07

Family

ID=18582790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000062832A Expired - Fee Related JP3877927B2 (ja) 2000-03-08 2000-03-08 床下地調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3877927B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015145561A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 中国電力株式会社 支柱及びフリーアクセスフロア

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015145561A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 中国電力株式会社 支柱及びフリーアクセスフロア

Also Published As

Publication number Publication date
JP3877927B2 (ja) 2007-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5176363A (en) Lift bar
JPH0529709U (ja) タイルカツター
JP2001254468A (ja) 床下地調整方法
US20110156365A1 (en) Lift wheel set used in a machine tool
US11834852B2 (en) Striking tool and method
JP3830362B2 (ja) Pc箱桁橋の張出施工方法
CN211714532U (zh) 一种可调节的脚手架
CN220686613U (zh) 一种水泥砂浆地面分缝装置
JP2691695B2 (ja) Pc板段差調整具
JP4488150B2 (ja) 建築用パネルの吊り上げ用治具
JP3234776U (ja) 切断装置
JP2580878Y2 (ja) 上刃受部移動式ブロック切断機
JPH0530088U (ja) 車両整備用リフト装置
KR20190000947U (ko) 펀칭공구
JP2915375B2 (ja) ほぞ取り用支持台
JPS634059Y2 (ja)
JPS6028454Y2 (ja) 垂直水平移動用安全器
JPH06156922A (ja) エレベータ据付用足場
KR20090011450A (ko) 높이조정용 작업발판의 구동장치
JP3765086B2 (ja) Pc基礎部材据付位置調整治具
GB2427690A (en) Measuring device
JPH0865863A (ja) 床における配線ダクト支持構造
JP2001182465A (ja) 作業台付はしご
JP2004244816A (ja) 側溝据付け装置、及び据付け方法
JP3135719U (ja) 重量物位置調整用冶具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091110

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151110

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees