JP2580878Y2 - 上刃受部移動式ブロック切断機 - Google Patents

上刃受部移動式ブロック切断機

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JP2580878Y2
JP2580878Y2 JP1992032679U JP3267992U JP2580878Y2 JP 2580878 Y2 JP2580878 Y2 JP 2580878Y2 JP 1992032679 U JP1992032679 U JP 1992032679U JP 3267992 U JP3267992 U JP 3267992U JP 2580878 Y2 JP2580878 Y2 JP 2580878Y2
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春三 音瀬
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  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ブロック及び煉瓦等
の切断作業において、正確、且つ安全な切断と作業性の
向上ができるようにしたブロック切断機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の上刃と下刃により圧縮して切断す
るブロック切断機は、上刃を設置する上刃受部が支柱等
に固定されているために動かず、切断するブロックを載
せた下刃受部がジャッキ等の圧力により上昇し、相対す
る上刃と挟んで圧縮切断するものであった。従って、上
刃受部と下刃受部間の間隙が少ない上に、上刃受部が視
野を遮断するので、ブロック等をセットするにも、狭い
間隙を通して、横からの目測により下刃に合せてセット
するので、正確に切断することができなかった。また、
この切断機の地上高が、60cm程度なため、ブロック
等の切断とその取出しの度に、腰をかがめ、目線を下げ
た作業をしなければならず、著しい煩労と疲労を伴うこ
とが多かった。その上、ジャッキ等による下刃受部の上
昇に際しても労力のロスが多く、また切断の瞬間にブロ
ック等が強く外方に飛び出すこともあり、作業効率のわ
るさと危険を伴う欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】以上の欠点を解決する
ために、本考案は、上刃受部を支柱に固定せず、移動で
きるものにしたらよいのではないかという発想の下で、
視野の遮断と上刃受部と下刃受部間の狭い間隙による作
業性のわるさを解決し、且つ、ジャッキ等の高圧力に耐
え、安全で、高作業性の機械にするには、どのような手
段を講じればよいかを課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】その下面に上刃(1)が
設置された上刃受部(2)の一端に、軸通し(4)を設
け、これに軸(3)を通し、この軸(3)を支柱(5)
に固着して、これを支点として、上刃受部(2)が、上
下に移動できる構造にする。また、上刃受部(2)の一
端に、軸通し(4)を垂直に固設または上刃受部(2)
に穿孔して形成し、これに軸(3)を通し、この軸
(3)を支柱(5)に固着すれば、上刃受部(2)は水
平に移動できるものとなる。次に、上刃受部(2)の他
端側の支柱(5)の側方には、作業時の上刃受部(2)
の上昇を封じる掛止片(10)をもつストッパー(1
1)を設置する。更に、下刃受部(6)の昇降範囲内の
支柱(5)の側方に係止孔(17)を穿ち、これに係止
棒(8)を挿通できるようにする。また、切断されたブ
ロック等の飛出しを防止するため、弾性部材(9)を上
刃受部(2)の下面に添着する。
【0005】
【作用】本考案は、上述の構成にして、これを用いると
きは、ストッパー(11)を外方に引き、掛止片(1
0)の作用を解除し、操作レバー(13)により上刃受
部(2)を上方に持ち上げて視野を確保し、下刃受部
(6)の下刃(7)とブロック等の切断所望線とを合せ
セットする。次に、上刃受部(2)を下げ、上刃(1)
と下刃(7)が、ブロック等を挟んで対向するようにセ
ットし、ストッパー(11)の掛止片(10)を上刃受
部(2)の上面に掛けたのち、ジャッキ等(14)で下
刃受部(6)を上昇させて、圧縮し切断する。また、本
考案では、支柱(5)の側面に係止孔(17)を設け、
これに係止棒(8)を挿通して、下刃受部(6)の下降
位置を限定し、これにより、作業効率を高める。上刃受
部(2)の下面に添設した弾性部材(9)は、切断時の
ブロック等の強い飛出しを防止し、安全な作業を保障す
るものである。
【0006】
【実施例1】次に、本考案の第1の実施例について、図
1と図2に基づいて説明する。その下面に、上刃(1)
を設置する上刃受部(2)の一端に軸通し(4)を固着
するか、または上刃受部(2)に穿孔して形成し、これ
に軸(3)を通し、その両端を支柱(5)の内方側面に
固着するか、または支柱(5)の側面に穿孔し、これに
軸(3)を通し、上刃受部(2)を支柱(5)に取付け
る。また、上刃受部(2)の他端側の支柱(5)外方側
面には、上刃受部(2)の上面に密接して掛る掛止片
(10)をもつストッパー(11)を形成する。このス
トッパー(11)の下方は、回動自在となるように、軸
受け(15)を介して支柱(5)に固着し、且つ弾性体
(16)により、ストッパー(11)は、常に内方への
力を受けているようにする。なお、本考案は、図3でそ
の一例を示すように、上刃受部(2)を支柱(5)に取
付けるのに、軸通し(4)を垂直にして上刃受部(2)
に固着または上刃受部(2)を穿孔して形成して、これ
に軸(3)を通して支柱(5)と継合し、上刃受部
(2)が、水平に移動できるものにすることも可能とす
るものである。また、上記のいずれの場合も、上刃受部
(2)に操作レバー(13)を設ける。
【0007】上述のような構造により、上刃受部(2)
は、容易に上下または水平方向に移動できるようになる
ので、下刃受部(6)上面への視野が十分確保され、正
確且つ効率のよい作業が可能となる。また、その操作に
は疲労が少なく、健康と安全の面にも寄与するものであ
る。なお、上刃受部(2)を支柱(5)に取付ける際
は、上刃受部(2)が回動自在となるものであれば、軸
通し(4)と軸(3)の用い方は前述と逆でもよく、ま
たその大きさと形状も任意である。
【0008】
【実施例2】実施例2について、図1をもとに説明す
る。下刃受部(6)の昇降範囲内の支柱(5)側面に、
上下に4,5個の係止孔(17)を穿ち、これに係止棒
(8)を挿抜自在に挿通できるようにする。なお、係止
孔(17)と係止棒(8)の大きさと形状は限定される
ものでなく任意である。
【0009】実施例2は、上述のような構造であるの
で、ブロック等の厚さに合せて支柱(5)側面の係止孔
(17)に係止棒(8)を挿通すれば、支柱(5)の内
壁に沿って昇降する下刃受部(6)は、それより下への
下降が不可能となるので、それ以降のジャッキアップに
おいて、無駄な昇降が除去され、労力と時間の節減が可
能となり、作業効率を著しく高めることができることに
なる。
【0010】
【実施例3】実施例3は、図1〜図3で示すように、上
刃(1)を除く上刃受部(2)の下面に、弾性部材
(9)を板状または棒状にして添着する。また、弾性部
材(9)を板ばねにして上刃受部(2)の下面に設けて
もよい。
【0011】この弾性部材(9)を添着すると、弾性部
材(9)は、ブロック等を押止するので、切断されたブ
ロック等の強い飛出しは防止され危険を回避することが
可能となる。従って、弾性部材(9)の素材としては、
圧縮に際し、ブロック等に強い押止力を発揮するゴムが
最適であるが、その他、弾力を備えた合成樹脂や金属製
板ばね等を用いてもよい。また、ブロック等に接する弾
性部材(9)の表面に波状や突起状などの凹凸を設けれ
ば、更に効果の大きいものとなる。
【0012】なお、本考案が係わるブロック切断機にお
いては、その圧縮力は、通常、数t〜20tであるの
で、その力に耐える主要部の素材としては、鋼材が適当
であり、また、連結梁(12)をはじめ、要所に補強部
材を用いることも重要である。
【0013】
【考案の効果】本考案は、上刃受部を移動できるものと
しているので、従来のものに比べ、下刃受部上部の視野
を確保し、目測に頼ることなく、ブロック等をセット
し、正確に切断できるものとなっている。また、その作
業においても、無理な姿勢を強いられることがなく、健
康・安全面でも大きな効果をもつものとなっている。ま
た、支柱側面に係止孔を設け、これに係止棒を挿通し
て、下刃受部の無駄な昇降をなくするので、時間と労力
のロスを削減し、作業性の向上を図ることが可能であ
る。その上、弾性部材を上刃受部下面に添着して、切断
ブロック等の強い飛出しを防止し、危険回避を図った意
義は大きい。なお、この切断機による切断作業では、数
個の切断毎に、下刃受部上に切断細片がたまるが、従来
のものは、この除去に大きな煩労があった。しかし、本
考案は上刃受部が移動できるので、容易にその取り除き
または掃除できる利点がある。このように、本考案のブ
ロック切断機は、従来のものがもっていた欠点の多くを
解決し、至便且つ効果のあるものとしているので、その
商品化は、関係業界から歓迎されるものと考える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全容を示す斜視図である。
【図2】本考案の上下移動用上刃受部の下面を示す斜視
図である。
【図3】本考案の水平移動をする上刃受部を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 上刃 2 上刃受部 3 軸 4 軸通し 5 支柱 6 下刃受部 7 下刃 8 係止棒 9 弾性部材 10 掛止片 11 ストッパー 12 連結梁 13 操作レバー 14 ジャッキ等 15 軸受け 16 弾性体 17 係止孔

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱(5)の上部に固定された上刃受部
    (2)の下面に設置された上刃(1)と、ジャッキ等
    (14)の圧力により上昇する下刃受部(6)の上面に
    設けた下刃(7)とによりブロック等を圧縮して切断す
    るブロック切断機において、上刃(1)が設置された上
    刃受部(2)の一端を、軸(3)と軸通し(4)により
    回動自在に支柱(5〉の一方に取付け、上刃受部(2)
    の上下または水平な移動を可能とし、下刃受部(6)上
    面の視野の確保が十分にできる構成にすると共に、他方
    の支柱(5)には、上記上刃受部(2)の上昇を封じる
    ストッパー(11)を設置した構成の上刃受部移動式ブ
    ロック切断機。
  2. 【請求項2】 下刃受部(6)の昇降範囲内の支柱
    (5)側面の所要数箇所に係止孔(17)を穿ち、これ
    に係止棒(8)を挿抜自在に挿通できるものとした請求
    項1の上刃受部移動式ブロック切断機。
  3. 【請求項3】 上刃受部(2)の下面の上刃(1)のな
    い箇所に、弾性部材(9)を添着した請求項1の上刃受
    部移動式ブロック切断機。
JP1992032679U 1992-04-01 1992-04-01 上刃受部移動式ブロック切断機 Expired - Lifetime JP2580878Y2 (ja)

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