JP2001251989A - 水槽用クーラー - Google Patents

水槽用クーラー

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JP2001251989A JP2000072726A JP2000072726A JP2001251989A JP 2001251989 A JP2001251989 A JP 2001251989A JP 2000072726 A JP2000072726 A JP 2000072726A JP 2000072726 A JP2000072726 A JP 2000072726A JP 2001251989 A JP2001251989 A JP 2001251989A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタの目詰まりによる冷却能力の低減率
を小さくすることが可能な水槽用クーラーを得ることに
ある。 【解決手段】 圧縮機4,凝縮器5,水用熱交換器7等
の冷凍機器を内蔵する本体ケース3内に、外気を凝縮器
5に導入するシロッコファン20を配置したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば観賞魚お
よび珊瑚や水草等の飼育用、あるいは植物栽培用などの
水槽に装備する水槽用クーラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば特開平11−16901
7号公報に開示された従来の水槽用クーラーを備えた観
賞魚用水槽を示す正面図であり、同図において、1は観
賞魚用の水槽、2はその水槽1の槽内水を適温に保冷す
る水槽用クーラーである。図8は図7中の水槽用クーラ
ー2を示す概略的な拡大斜視図であり、同図において、
3は前記水槽用クーラー2の本体ケースであり、吸込グ
リル3aと吹出グリル3bを有している。
【0003】4はロータリ式の圧縮機、5は凝縮器、6
は膨張弁、7は蒸発器(図示せず)を内蔵して前記水槽
1の槽内水を冷却する水用熱交換器であり、これらの冷
凍機器は冷媒配管で接続されて冷凍サイクルを構成する
もので、前記本体ケース3内に収納されている。8は凝
縮器5に外気を導入するプロペラファンであって前記本
体ケース3内に収納配置されている。9は前記水槽1か
ら槽内水を前記水用熱交換器7に導入する循環水導入管
路、10は前記水用熱交換器7から熱交換後の循環水を
前記水槽1内に戻す循環水導出管路、11はマイコン構
成の制御部である。ここで、本体ケース3内での前記各
冷凍機器の配置について説明すると、本体ケース3に着
脱可能に組み付けられた吸込グリル3aの裏側近傍には
フィルタ(図示せず)を介して凝縮器5が配置され、こ
の凝縮器5との間で間隙を存してプロペラファン8を挟
む位置で前記本体ケース3の吹出グリル3bの近傍に圧
縮機4が配置され、前記本体ケース3の上部に水用熱交
換器7が配置されている。30は水槽1内の槽内水を循
環水導入管路9に導き、水用熱交換器7内に流通させる
循環ポンプで、使用者が水槽1の大きさ等に合わせて適
した搬送能力のものを選定して購入したものを取り付け
るか、または、水槽用クーラーに付属のもので、この例
では循環水導入管路9の先端に取り付けているが、循環
水導入管路9や循環水導出管路10の途中に設けたもの
もある。
【0004】次に動作について説明する。冷凍サイクル
において、圧縮機4から吐出された高温高圧の冷媒ガス
は凝縮器5に流入する。この凝縮器5では、プロペラフ
ァン8によって導入された外気に放熱して熱交換し、そ
の熱交換によって液化した冷媒はドライヤ(図示せず)
および膨張弁6を経て水用熱交換器7内の蒸発器(図示
せず)に流入する。ここで、前記水用熱交換器7内には
水槽1の槽内水が循環水導入管路9から流入しているた
め、前記蒸発器に流入した液化冷媒は、前記槽内水から
吸熱して当該槽内水を設定温度に冷却する。そして、槽
内水から吸熱した冷媒は蒸発してガス化し、配管を通っ
て圧縮機4に戻る一方で、設定温度に冷却された槽内水
は循環水導出管路10を通って水槽1内に戻る。他方、
前記プロペラファン8によって本体ケース3内に吸い込
まれ、前記凝縮器5で熱交換された高温空気(温風)は
圧縮機4の周辺を迂回しながら吹出グリル3bから吹き
出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の水槽用クーラー
は以上のように構成されているので、次のような幾多の
課題があった。 (1)凝縮器5に外気を導入するための凝縮用ファンと
してプロペラファン8を使用しているが、このプロペラ
ファン8は高静圧対応とはならないため、フィルタが早
期に目詰まりして冷却能力が低下するとともに、本体ケ
ース3の内部全体が風路となるため、凝縮器5による熱
交換後の温風がプロペラファン8によって水用熱交換器
7に吹き付けられ、その水用熱交換器7で熱交換すべき
槽内水(循環水)が加熱されて水温が上昇し、その結
果、冷却効率が低下する。 (2)プロペラファン8は空気の吹出方向(排気方向)
を選択的に可変できないため、室内へのクーラー据え付
け時に後方排気、前方排気、側方排気、天井向け排気の
何れかに吹出グリル3bが予め設定された本体ケース3
で対応しなければならず、その対応によっても、後方排
気の場合は、本体ケース3の背面に狭い空間しか確保で
きず、その狭い空間に熱が籠もり、前方排気の場合は、
人体に温風が当たり、側方排気の場合は、排気方向にス
ペースを確保する必要があり、天井向け排気の場合は、
水滴が落下するなど、クーラー据付場所の制約が多かっ
た。 (3)クーラーをキャビネット内に設置することもある
が、この場合、排気した高温空気がキャビネット内部に
籠もってショートサイクルが起こりやすくなり、水槽1
内の水温が上昇し、槽内水保冷上の冷却効率が低下す
る。 (4)水槽1と共にクーラーを室内に設置した場合、凝
縮器5による熱交換後の高温空気(温風)が室内に排気
されるため、水槽1内の水温が上昇して槽内水保冷上の
冷却効率が低下する。 (5)本体ケース1内の風路上に騒音源となる圧縮機4
が配置されているため、圧縮機4の運転音がプロペラフ
ァン8による吹き出し空気とともに室内に吹き出されて
室内騒音が大きくなるおそれがった。 (6)本体ケース1の内部空間からなる風路に、圧縮機
4および圧縮機4を含む冷凍機器の接続配管が配置され
ているため、余分な風路圧損が増大して風量が減少し、
その風路圧損を低減して風量を確保するためには風路ス
ペースを拡大する必要があり、そのスペース拡大によっ
てクーラー全体(本体ケース3)が大型化する。 (7)プロペラファン8は送風圧力の損失を軽減する必
要があるが、プロペラファン8の送風量に比べ本体ケー
ス3の吹出グリル3bの開口面積が大きくなっているた
め、吹出風速が遅くなって吹出グリル3bまでの到達距
離が短くなり、その結果、室内空気の対流の影響を受け
てショートサイクルが起こりやすく、そのショートサイ
クルによって冷却効率が低下する。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、フィルタの目詰まりによる冷却能
力の低減率を小さくすることが可能な水槽用クーラーを
得ることを目的とする。
【0007】また、この発明は、排気方向を選択的に可
変でき、クーラー据付場所の制約を緩和することができ
る水槽用クーラーを得ることを目的とする。
【0008】さらに、この発明は、凝縮器による熱交換
後の高温空気の排気に起因したショートサイクルによる
冷却効率の低下を防止することが可能な水槽用クーラー
を得ることを目的とする。
【0009】さらに、この発明は、熱交換後の高温空気
が水槽周辺あるいは室内に排気されることがなく、水槽
内の水温を適温に保持することができる水槽用クーラー
を得ることを目的とする。
【0010】さらに、この発明は、圧縮機の運転音が機
外に漏れ難い構造として、低騒音化が図れる水槽用クー
ラーを得ることを目的とする。
【0011】さらに、この発明は、余分な風路圧損の発
生を防止できる風路構成とすることができるものであり
ながら、風路スペースの縮小化およびその縮小化に伴う
クーラー全体の小型化が図れる水槽用クーラーを得るこ
とを目的とする。
【0012】さらに、この発明は、ショートサイクルが
起こり難く、冷却効率を向上させることが可能な水槽用
クーラーを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る水槽用ク
ーラーは、冷媒を高温高圧化する圧縮機と、この圧縮機
から導入した前記冷媒を外気と熱交換して液化する凝縮
器と、この凝縮器に外気を導入する送風機と、循環ポン
プにて循環される水槽の槽内水を導入させながら前記凝
縮器から液化冷媒を導入して前記槽内水の熱交換を行う
水用熱交換器と、これらの冷凍機器を内蔵する本体ケー
スとを備えた水槽用クーラーにおいて、前記本体ケース
の内部に配置され、前記凝縮器に外気を導入するための
シロッコファンを備えているものである。
【0014】この発明に係る水槽用クーラーのシロッコ
ファンは、ファンケーシングがファンモータの回転軸を
中心として回動可能に支持され、本体ケースは、前記フ
ァンケーシングの吹出口を選択的に連通させる複数の排
気口を異なった位置に有しているものである。
【0015】この発明に係る水槽用クーラーは、本体ケ
ースの内部に、シロッコファンの外気吸込風路と隔絶さ
れた機械室を形成し、前記外気吸込風路に凝縮器を配置
するとともに、前記機械室には圧縮機および水用熱交換
器を配置したものである。
【0016】この発明に係る水槽用クーラーは、 本体
ケースがキャビネットの内部に設置され、前記本体ケー
スに設けられた複数の吹出口のうちの1つに選択的に接
続されてシロッコファンからの吹出空気を、前記キャビ
ネットの外部に排気する着脱可能な排気ダクトを備えて
いるものである。
【0017】この発明に係る水槽用クーラーは、本体ケ
ースが室内に設置され、前記本体ケースに設けられた複
数の吹出口のうちの1つに選択的に接続されてシロッコ
ファンからの吹出空気を屋外に排気する着脱可能な排気
ダクトを備えているものである。
【0018】この発明に係る水槽用クーラーは、シロッ
コファンのファンケーシングを、外気吸込風路よりも小
さな断面積に形成したものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による水
槽用クーラーの外観図、図2は図1の拡大断面図、図3
は図1の水槽クーラーにおける本体ケースを分解してケ
ース内部の冷凍機器を表出させた状態を示す斜視図であ
り、図7および図8と同一または相当部分には同一符号
を付して重複説明を省略する。図において、12は本体
ケース3のベース(底面板)であり、このベース12上
に後述する冷凍機器が組み付け配置される。13,14
は前記ベース12に着脱可能に組み付けられる左右一対
のサイドパネル、15をそれらのサイドパネル13,1
4間で前記ベース12に着脱可能に組み付けられて当該
ベース12上の冷凍機器を覆うトップパネルであり、こ
のトップパネル15の一側において、前記ベース12と
前記サイドパネル13,14との間にはグリル取付用の
開口部が形成され、この開口部に吸込グリル3aが着脱
可能に取り付けられている。したがって、本体ケース3
は、ベース12とサイドパネル13,14とトップパネ
ル15とからなって組立分解可能な構成となっている。
【0020】ここで、サイドパネル13,14には排気
口としての側方吹出口13a,14a(図1、図3参
照)が設けられ、前記トップパネル15には同じく排気
口としての上方吹出口15a(図3参照)が設けられ、
これらの側方吹出口13a,14aと上方吹出口15a
は、クーラー据付場所の状況に応じてファン吹出方向を
選択的に可変するためのもので、両者はほぼ同一の開口
面積に形成されている。16は前記側方吹出口13a,
14aに着脱可能に止着された閉塞蓋、17は前記上方
吹出口15aに着脱可能に止着された吹出グリルであ
り、これらの閉塞蓋16および吹出グリル17は、前記
側方吹出口13a,14aと前記上方吹出口15aにお
ける使用側の吹出口に吹出グリル17を、かつ、不使用
側の吹出口に閉塞蓋16を選択的に止着するものであ
る。
【0021】18は前記吸込グリル3aの裏側に配置さ
れたフィルタ、19は前記ベース12上に設けられたハ
ウジング構成の風路形成部材であり、この風路形成部材
19は、前記吸込グリル3aから前記フィルタ18を介
して凝縮器5に外気を導入する風路(外気吸込風路)1
9aを形成するもので、その風路19aの下流側に絞り
開口部19bを有している。したがって、前記凝縮器5
は前記風路19a内に配置されている。
【0022】20は前記風路19aの下流側に配置され
たシロッコファン、21はそのシロッコファン20のフ
ァンケーシング、21aはファンケーシング21の吸込
口であり、この吸込口21aは前記風路19aの絞り開
口部19bに回動可能に嵌め込み接続されている。21
bは前記ファンケーシング21の吹出口であり、この吹
出口21bは開口縁部に外向きのフランジ21cを有し
ている。22は前記シロッコファン20のファンモータ
であり、このファンモータ22の回転軸を中心にして前
記ファンケーシング21が回動可能に支持されている。
ここで、前記本体ケース3の側方吹出口13a,14a
と上方吹出口15aは、前記ファンケーシング21の回
動範囲内で異なった位置に開口しているもので、ファン
ケーシング21の吹出口21bが選択的に接続可能とな
っているものである。なお、ファンケーシング21の回
動範囲外に側方吹出口13aと上方吹出口15aを設
け、入口・出口が可変可能なダクトにて接続してもよ
い。また、側方吹出口13aのかわりに側方吹出口14
aを用いてもよい。
【0023】以上において、前記本体ケース3内には、
前記風路形成部材19とファンケーシング21とによっ
て、前記風路19aとは隔絶分離された機械室23が形
成され、この機械室23内に圧縮機4と水用熱交換器7
と制御部11および冷媒配管(図示せず)等が収納配置
されている。前記圧縮機4は、前記凝縮器5との間でフ
ァンケーシング21を挟む位置に配置されてベース12
上に据え付け固定されている。前記水用熱交換器7は、
蒸発器を構成する冷媒配管7aを内蔵し、かつ、循環水
入口7bおよび循環水出口7cを有するもので、前記凝
縮器5の上部に前記風路形成部材19を介して配置さ
れ、前記循環水入口7bおよび循環水出口7cには、図
7および図8中の循環水導入管路9および循環水導出管
路10を接続するようになっている。前記制御部11
は、制御ボックス11aと、この制御ボックス11a内
に収納され電子部品等が実装された制御盤11bとから
なって、前記圧縮機4の上方位置で本体ケース3のトッ
プパネル15に吊持されている。なお、前記圧縮機4、
水用熱交換器7、制御部11の配置箇所は特定されるも
のでなく、前記機械室11内であればよい。
【0024】次に動作について説明する。まず、水槽用
クーラーの据え付けに際しては、ファン排気方向を本体
ケース3の上方排気とするか側方排気とするかを選定す
る。上方排気の場合は、サイドパネル13,14の少な
くとも一方を取り外し、シロッコファン20のファンケ
ーシング21を回動調整してファンケーシング21の吹
出口21bと本体ケース3の上方吹出口15aとを連通
させ、前記上方吹出口15aに吹出グリル17を嵌め込
み、その吹出グリル17とファンケーシング21のフラ
ンジ21bとを着脱可能にネジ止めする。そして、本体
ケース3の側方吹出口13aは閉塞蓋16で塞いでお
く。この状態において、本体ケース3のトップパネル1
5から突出している循環水入口7bおよび循環水出口7
cに図7、図8中の循環水導入管路9および循環水導出
管路10を接続することにより、水槽用クーラーの組み
立て据え付けが終了する。
【0025】そして、循環ポンプ30を稼動させると、
図7中の水槽1の槽内水は、水用熱交換器7内に導入さ
れて前記水槽1内に戻る循環流となり、この状態におい
て、水槽用クーラーを稼動させると、圧縮機4から吐出
された高温高圧の冷媒ガスが凝縮器5に流入する。この
凝縮器5にはシロッコファン20によって外気が導入さ
れているため、凝縮器5に流入した冷媒は前記外気に放
熱して熱交換され、熱交換後の高温空気(温風)は、風
路19aからファンケーシング21内を通って上方吹出
口15aの吹出グリル17から吹き出される。この場
合、前記風路形成部材21は風路19aよりも断面積が
小さくなっていることにより、シロッコファン20から
の吹出風速が速くなる。
【0026】以上は凝縮器5による熱交換後の高温空気
を本体ケース3の上方に排気する場合であり、この状態
から前記高温空気を本体ケース3の側方に排気する場合
について以下に説明する。図1および図2の状態から側
方排気とする場合、本体ケース3のトップパネル15か
ら吹出グリル17を取り外して前記トップパネル15に
対するファンケーシング21の開口フランジ21cの止
着を解除し、側方吹出口13aを有するサイドパネル1
3と前記トップパネル15を図3に示すように取り外
す。その取り外し後に、シロッコファン20のファンモ
ータ22の回転軸を中心としてファンケーシング21
を、図4に示すように横向きに回動変位させる。この状
態において、前記サイドパネル13およびトップパネル
15を順次組み付けるが、その組み付け時において、前
記サイドパネル13の側方吹出口13aとファンケーシ
ング21の吹出口21bとを連通合致させ、この状態で
前記ファンケーシング21の吹出口フランジ21cを前
記サイドパネル13に対して吹出グリル17と共に止着
する。なお、前記サイドパネル13の側方吹出口13a
から取り外された閉塞蓋16は、側方排気の場合に不使
用状態となる前記上方吹出口15aを塞ぐものである。
【0027】このようにして、シロッコファン20をフ
ァンケーシング21の吹出口21bが横向きとなるよう
に回動変位させて水槽用クーラーを組み立てることによ
り、凝縮器5による熱交換後の高温空気を本体ケース3
の側方に排気できるように水槽用クーラーを据え付ける
ことができる。
【0028】以上説明した実施の形態1によれば、凝縮
器5用の送風機としてシロッコファン20を使用し、こ
のシロッコファン20を本体ケース3内の風路19aに
配置するように構成したので、プロペラファンの場合と
異なって高静圧対応となり、フィルタの目詰まり耐力が
向上し、その目詰まりに起因した冷却能力の低下を抑制
できるという効果がある。
【0029】また、上記実施の形態1によれば、シロッ
コファン20のファンモータ22の回転軸を中心にして
ファンケーシング21を回動可能に支持し、そのファン
ケーシング21の吹出口21bを、本体ケース3の上方
吹出口15aと側方吹出口13aのいずれか一方に対し
て選択的に連通させるように構成したので、クーラー据
付場所の状況に応じてシロッコファン20の排気方向を
選定することができ、クーラー据付場所の制約を緩和で
きるという効果がある。さらに、上述のように、風路1
9aとは隔絶された機械室23内に圧縮機4を配置した
ことにより、吹出空気で圧縮機4が加熱され負荷の増大
により振動したり、圧縮機4の運転音が本体ケース3外
に漏れ難くなり、低騒音化が図れるという効果がある。
【0030】さらに、上記実施の形態1によれば、本体
ケース3の内部には、凝縮器5が配置される風路19a
とは隔絶された機械室23を形成し、この機械室23内
に圧縮機4および水用熱交換器7を含む他の冷凍機器や
電気部品等を収納配置するように構成したので、凝縮器
5による熱交換後の高温空気が水用熱交換器7に吹き付
けられるようなことがなく、このため、水用熱交換器7
による槽内水(循環水)を効率よく冷却することがで
き、水槽内を適温に保持できるという効果がある。ま
た、風路19aに比してファンケーシング21の断面積
が小さくなるように構成したので、シロッコファン20
からの吹出風速が速くなり、かつ、前記ファンケーシン
グ21によって、吹出口13aまたは15aまでの副到
達距離が長くなるため、ショートサイクルが起こり難く
なり、効率的な冷却を行うことが可能になるという効果
がある。
【0031】なお、上記実施の形態1では、シロッコフ
ァン21の吹出方向を上方吹出口15aから側方吹出口
13aまたは14aに変化させる際、ファンモータ22
の位置が水槽用クーラーに対しそのままとなるようにフ
ァンケーシング21への取り付け位置をネジ等で変える
ものを示したが、ファンモータ22のリード線(図示せ
ず)を長めに設ければ、そのままファンケーシング21
とともに回転させても良い。
【0032】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2による水槽用クーラーを示す斜視図であり、図1か
ら図4と同一または相当部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。図5において、24は水槽用クーラー
を収納設置するキャビネット、25はそのキャビネット
24に設けたダクト吹出口、26は本体ケース3の上方
吹出口15aに着脱可能に止着されたダクト継ぎ手であ
り、このダクト継ぎ手26は、上記実施の形態1におけ
る吹出グリル17の代わりに取り付けられるもので、本
体ケース3の側方吹出口13aに対しても着脱可能に取
付け可能なものである。27は排気ダクトであり、この
排気ダクト27は一端部(吸込み側)が前記ダクト継ぎ
手26に、かつ、他端部(吹出側)が前記ダクト吹出口
25にそれぞれ嵌め込み保持されるものである。なお、
この実施の形態2における前記本体ケース3の内部は上
記実施の形態1と同一構成をなすものである。
【0033】すなわち、この実施の形態2は、図7中の
水槽用クーラー1をキャビネット24内に設置する場合
であり、この場合、本体ケース3内のシロッコファン2
0からの高温空気を排気ダクト27に通してキャビネッ
ト24外に排気する構成としたものである。
【0034】このように構成した実施の形態2によれ
ば、水槽用クーラー1をキャビネット24内に設置した
場合に、本体ケース3内での凝縮器5による熱交換後の
高温空気が前記キャビネット24内に排気されて籠もる
ようなことがなく、このため、ショートサイクルによる
凝縮能力および冷却能力の低下を防止することが可能に
なるという効果がある。
【0035】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3による水槽用クーラーを示す斜視図であり、図5と
同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。図
6において、28は部屋の開閉窓、29は窓穴であり、
この窓穴29を利用して屋外に水槽用クーラーのダクト
排気を行うようにしたものである。すなわち、上記実施
の形態2では、キャビネット24内に水槽用クーラーを
設置してキャビネット24外にダクト排気する構成とし
たが、この実施の形態3では、水槽用クーラーを部屋に
設置し、部屋の窓穴29を利用して屋外にダクト排気す
るようにしたものである。なお、この実施の形態3にお
いても、本体ケース3の上方吹出口13aには、上記実
施の形態2の場合と同様に図6中のダクト継ぎ手26が
着脱可能に取り付けられ、そのダクト継ぎ手26に排気
ダクト27が接続されるものである。
【0036】上述のように構成された実施の形態3によ
れば、水槽1(図7参照)および水槽用クーラー2を部
屋に設置した場合に、本体ケース3内での凝縮器5によ
る熱交換後の高温空気が屋外にダクト排気されるため、
その高温空気が前記水槽1の周辺および部屋内に排気さ
れるようなことがなく、槽内水の冷却を効率的に行うこ
とができるという効果がある。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、水槽
用クーラーの本体ケースに内蔵された凝縮器に外気を導
入する送風機としてシロッコファンを前記本体ケース内
に配置するように構成したので、凝縮器用送風機として
プロペラファンを用いる場合に比べ高静圧対応となり、
凝縮器の外気吸込側に配置されるフィルタの目詰まりに
起因した冷却能力の低減率を小さく抑えることが可能に
なるという効果がある。
【0038】この発明によれば、シロッコファンのモー
タ回転軸を中心としてファンケーシングを回動可能に支
持するとともに、本体ケースには、前記ファンケーシン
グの吹出口を選択的に連通させるための複数の排気口を
異なった位置に設けるように構成したので、クーラー据
付場所の状況に応じてシロッコファンの排気方向を選択
することができ、このため、クーラー据付場所の制約を
緩和できるという効果がある。
【0039】この発明によれば、本体ケースの内部にシ
ロッコファンの外気吸込風路と隔絶された機械室を形成
し、前記外気吸込風路に凝縮器を配置するとともに、前
記機械室には圧縮機および水用熱交換器を配置するよう
に構成したので、凝縮器による熱交換後の高温空気が水
用熱交換器に吹き付けられるようなことがなく、このた
め、水用熱交換器による槽内水の冷却を効率よく行うこ
とができるという効果がある。
【0040】この発明によれば、冷凍機器を内蔵した本
体ケースをキャビネット内に設置し、前記本体ケースに
設けられた複数の吹出口のうちの1つに排気ダクトを接
続し、その排気ダクトによって、シロッコファンからの
吹出空気をキャビネット外に排気するように構成したの
で、水槽用クーラーをキャビネット内に設置した場合
に、前記本体ケース内での凝縮器による熱交換後の高温
空気が前記キャビネット内に排気されて籠もるようなこ
とがなく、このため、ショートサイクルによる凝縮能力
および冷却能力の低下を防止することが可能になるとい
う効果がある。
【0041】この発明によれば、冷凍機器を内蔵した本
体ケースを部屋に設置し、前記本体ケースに設けられた
複数の吹出口のうちの1つに排気ダクトを接続し、その
排気ダクトによって、シロッコファンからの吹出空気を
屋外に排気するように構成したので、水槽用クーラーを
部屋内に設置した場合に、凝縮器による熱交換後の高温
空気が、部屋内に設置された水槽の周辺および部屋内に
排気されるようなことがなく、槽内水の冷却を効率的に
行うことができるという効果がある。
【0042】この発明によれば、凝縮器の外気吸込風路
に比してシロッコファンのファンケーシングの断面積が
小さくなるように構成したので、シロッコファンからの
吹出風速を速くすることができ、このため、ショートサ
イクルが起こり難くなって効率的な冷却が可能になると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による水槽用クーラ
ーを示す外観斜視図である。
【図2】 図1の拡大断面図である。
【図3】 図1の水槽クーラーにおける本体ケースを分
解してケース内部の冷凍機器を表出させた状態を示す斜
視図である。
【図4】 図3中のシロッコファンを回動変位させた状
態の水槽用クーラーを示す分解斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による水槽用クーラ
ーを示す外観斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による水槽用クーラ
ーを示す外観斜視図である。
【図7】 従来の水槽用クーラーを備えた観賞魚用水槽
を示す正面図である。
【図8】 図6中の水槽用クーラー2を示す概略的な拡
大斜視図である。
【符号の説明】
1 水槽、2 水槽用クーラー、3 本体ケース、3a
吸込グリル、4 圧縮機、5 凝縮器、7 水用熱交
換器、7a 冷媒配管、7b 循環水入口、7c 循環
水出口、9 循環水導入管路、10 循環水導出管路、
11 制御部、11a 制御ボックス、11b 制御
盤、12 ベース、13,14 サイドパネル、13
a,14a 側方吹出口、15 トップパネル、15a
上方吹出口、16 閉塞蓋、17 吹出グリル、18
フィルタ、19 風路形成部材、19a 風路、19
b 絞り開口部、20 シロッコファン、21 ファン
ケーシング、21a 吸込口、21b 吹出口、21c
フランジ、22 ファンモータ、23 機械室、24
キャビネット、25 ダクト吹出口、26 ダクト継
ぎ手、27 排気ダクト、28 開閉窓、29 窓穴、
30 循環ポンプ。
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月1日(2000.5.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を高温高圧化する圧縮機と、この圧
    縮機から導入した前記冷媒を外気と熱交換して液化する
    凝縮器と、この凝縮器に外気を導入する送風機と、循環
    ポンプにて循環される水槽の槽内水を導入させながら前
    記凝縮器から液化冷媒を導入して前記槽内水の熱交換を
    行う水用熱交換器と、これらの冷凍機器を内蔵する本体
    ケースとを備えた水槽用クーラーにおいて、前記本体ケ
    ース内に配置され、前記凝縮器に外気を導入するシロッ
    コファンを備えてなることを特徴とする水槽用クーラ
    ー。
  2. 【請求項2】 シロッコファンのファンケーシングは、
    ファンモータの回転軸を中心として回動可能に支持さ
    れ、本体ケースは、前記ファンケーシングの吹出口を選
    択的に連通させるための複数の排気口を異なった位置に
    有していることを特徴とする請求項1記載の水槽用クー
    ラー。
  3. 【請求項3】 本体ケースの内部には、シロッコファン
    の外気吸込風路と隔絶された機械室が形成され、前記外
    気吸込風路に凝縮器が配置され、かつ、前記機械室に圧
    縮機および水用熱交換器が配置されていることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の水槽用クーラー。
  4. 【請求項4】 本体ケースはキャビネットの内部に設置
    され、前記本体ケースに設けられた複数の吹出口のうち
    の1つに選択的に接続されてシロッコファンからの吹出
    空気を、前記キャビネット外に排気する着脱可能な排気
    ダクトを備えていることを特徴とする請求項2記載の水
    槽用クーラー。
  5. 【請求項5】 本体ケースは室内に設置され、前記本体
    ケースに設けられた複数の吹出口のうちの1つに選択的
    に接続されてシロッコファンからの吹出空気を屋外に排
    気する着脱可能な排気ダクトを備えていることを特徴と
    する請求項2記載の水槽用クーラー。
  6. 【請求項6】 シロッコファンのファンケーシングは、
    外気吸込風路より小さな断面積に形成されていることを
    特徴とする請求項3記載の水槽用クーラー。
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