JP2001251858A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2001251858A
JP2001251858A JP2000057644A JP2000057644A JP2001251858A JP 2001251858 A JP2001251858 A JP 2001251858A JP 2000057644 A JP2000057644 A JP 2000057644A JP 2000057644 A JP2000057644 A JP 2000057644A JP 2001251858 A JP2001251858 A JP 2001251858A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造にて高密度に実装された発熱部品を
効率的に冷却することが可能な電源装置を提供する。 【解決手段】電源装置1のシャーシ2aに入力回路を備
えた一次側モジュール9、トランス10、出力回路を備
えた二次側モジュール11をそれぞれ分離してかつ着脱
自在に取り付け、トランス10をシャーシ2aと熱的に
結合することにより、トランス10にヒートシンクを設
けることなくトランス10の放熱が図れるうえ、トラン
ス10の配置の自由度が高い電源装置1が実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一次巻線と二次巻
線とがそれぞれ分離しており、独立した部品となってい
るトランスを有する電源装置及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の特にスイッチング電源
装置においては、供給される交流電源電力を一次側の整
流平滑回路によって整流平滑して直流入力電力を得、こ
の直流入力電力を主トランスの一次巻線に断続的に印加
する。そして、主トランスの二次巻線に誘起された電力
を、二次側の整流平滑回路で整流平滑した後に、所望の
直流出力電力を出力するように構成している。
【0003】ところで、従来のこうした電源装置は、図
7に示すように、前記一次側回路37、トランス10、
二次側回路38を含むほとんどすべての部品を一枚の基
板36上に収めているため、一旦電源装置1Aがパッケ
ージ化されてしまうと、その決められた仕様とは異なる
出力電流や出力電圧を得ることができず、出力数の変更
や、故障個所の交換等もできない。そのうえ、図7にお
いて、一次側回路37と二次側回路38の境界線上に置
かれているトランス10は、組立て後に分解及び仕様の
変更をすることが困難で、二次巻線の巻数が変更できな
い構造であるため、トランス10の仕様が決定した後に
は出力が固定されてしまう。
【0004】そこで本願出願人は特願平10−1074
8号公報(特開平11―215809号公報)におい
て、目的に応じて自由な電源設計を行なえる汎用性、柔
軟性の高い電源装置を先に提案している。この特開平1
1―215809号公報に開示されている電源装置は、
一次巻線を一体に取り付けた一次側モジュールと、二次
巻線を一体に取り付けた二次側モジュールと、前記一次
側モジュールから前記二次側モジュールへと電力伝送を
行なう主トランスとを各々機構的に独立して備えてお
り、これらの各モジュールを選択的に組み合わせること
により、異なる出力電流や出力電圧の電源装置を簡単に
構築できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の電源
装置に用いられている主トランスは、一次側モジュール
の基板上に設けられているため、取り付ける位置が限ら
れていた。そのうえ、この主トランスに使用されていた
トランスケースは、樹脂によって成形されていることか
ら、熱伝導性が悪く、主トランスの放熱を阻害する原因
となっていた。したがって、この電源装置では主トラン
スの放熱を図るため、ヒートシンクを別部材で設けなく
てはならなかった。さらに、この構造では、外郭ケース
内に主トランス用のヒートシンクを設けるためのスペー
スが必要となるため、外郭ケース内の主トランスの位置
や取付け方法に大きな制約が生じていた。
【0006】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、主ト
ランスに対してヒートシンクを別部材で設けることなく
主トランスの放熱が図れ、主トランスの位置や取付け方
法の自由度の高い電源装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電源装置は、予め一体に接続された一次巻
線を有し、入力電力を該一次巻線に供給する入力回路を
有する少なくとも一つの一次側モジュールと、それぞれ
予め一体に接続された二次巻線を有し、前記一次巻線か
ら二次巻線へと供給された電力を所定の電圧レベルに変
換して出力する出力回路を有する複数の二次側モジュー
ルと、前記一次側モジュールと二次側モジュールとの間
に設けられ、前記一次側モジュールの一次巻線と前記複
数の二次側モジュールのそれぞれの二次巻線とが着脱自
在に装着されるコアを有し、前記一次巻線と二次巻線と
が前記コアに装着された状態で一次巻線と二次巻線との
間で絶縁を確保するとともに、それらの間で電磁誘導作
用を介して電力の受け渡しをするトランスと、前記一次
側モジュール、二次側モジュール及びトランスを収納す
る外郭ケースと、を有し、前記一次側モジュール、二次
側モジュール及びトランスが、それぞれ機構的に独立し
たモジュールとして構成され、それらのモジュールが前
記外郭ケースにそれぞれ分離してかつ着脱自在に設けら
れていることを特徴とする。
【0008】以上のような構成によれば、一次側モジュ
ール、トランス、二次側モジュールがそれぞれ分離して
おり、それぞれを機構的に独立したモジュールとして扱
うことができるため、電源装置の組立てや分解が容易に
なる他、設計の自由度が大幅に向上する。
【0009】また、前記外郭ケースに設けられた前記一
次側モジュール及び二次側モジュールは、標準化された
複数種の一次側標準モジュール及び二次側標準モジュー
ルの中からそれぞれ選択して取り付けることも可能であ
り、そのようにすることで、所望の仕様の電源装置を短
期間で製作することが可能となる。
【0010】また、前記コアから前記一次巻線及び二次
巻線を取り外すことにより、前記一次側モジュール及び
二次側モジュールを前記外郭ケースからそれぞれ独立し
て取り外すことができるような構造にすることも可能で
あり、そのようにすることで、この電源装置を組み立て
た後の出力電力の変更や、出力数の変更等の仕様の変更
や、故障個所の交換等が容易になる。
【0011】また、前記コアを前記コアを保持するトラ
ンスケースを介して前記外郭ケースに取り付け、前記ト
ランスケースを前記外郭ケースと熱的に結合することも
可能であり、そのようにすることで、前記トランスにヒ
ートシンクを設けることなく前記トランスの放熱を図る
ことが可能となる。
【0012】また、前記トランスケース及び前記外郭ケ
ースを高熱伝導性の材料で成形することも可能であり、
そのようにすることで、前記トランスの放熱の効率を向
上させることが可能となる。
【0013】また、少なくとも一つの一次巻線及び二次
巻線と、前記一次巻線及び二次巻線の電磁的な結合を強
めるためのコアと、これらの外殻をなすトランスケース
とを備えたトランスと、これらを収納する外郭ケースと
を有しており、前記コアが前記トランスケースを介して
前記外郭ケースに取り付けられている電源装置におい
て、前記トランスケース及び前記外郭ケースを熱的に結
合したり、この電源装置の前記トランスケース及び前記
外郭ケースを高熱伝導性の材料で成形することも可能で
ある。
【0014】また、入力電力を一次巻線に供給する一次
側モジュールと、各々が独立した部材となっている一次
巻線及び二次巻線が着脱自在に係合するコアを有するト
ランスと、二次巻線に生成される変換電力を外部に出力
する二次側モジュールと、これらを収納する外郭ケース
とを有する電源装置の製造方法において、前記外郭ケー
スの所定位置に前記トランスを取り付けるステップと、
前記一次巻線が接続されている一次側モジュールを前記
外郭ケースに取り付けるステップと、前記二次巻線が接
続されている二次側モジュールを前記外郭ケースに取り
付けるステップと、 前記一次巻線及び二次巻線を予め
前記外郭ケースに取り付けられた前記トランスケース内
に設けられている前記コアに取り付けるステップと、を
有する電源装置の製造方法によってこの電源装置を製作
することが可能である。
【0015】本発明の他の目的、構成及び効果は、図面
を参照して行う以下の実施形態の説明から、より明らか
となるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明における電源装置の
一実施形態を、添付図面を参照しながら詳述する。
【0017】図1ないし図3は、それぞれ、本発明の電
源装置1の一実施形態の正面図、側板4側からの側面
図、開口8側からの側面図であり、図4は、該電源装置
1の構造を示す分解斜視図である。また、図5は、本発
明の電源装置に使用されているトランスの分解斜視図で
あり、図6は、本発明の電源装置の他の実施形態の正面
図である。なお、上記図7に示した従来の電源装置1A
と同様の機能を有する構成部材には同一の番号を付記す
る。また、図1、図4及び図6に示された一次側基板1
5に載置される回路部品は、図面の簡略化のため、省略
してある。
【0018】まず、本発明の電源装置の全体構成を図1
ないし図4に基づいて説明する。
【0019】この電源装置1は、図1及び図4に示すよ
うに、予め一体に接続された一次巻線13を有し、外部
からの入力電流をトランス10に供給する一次側モジュ
ール9と、それぞれ予め一体に接続された二次巻線14
を有し、前記一次巻線13から二次巻線14へと供給さ
れた電力を所定の電圧レベルにて変換して出力する出力
回路を有する複数の二次側モジュール11と、前記一次
側モジュール9と二次側モジュール11の間に設けら
れ、前記一次側モジュール9の一次巻線13と前記複数
の二次側モジュール11のそれぞれの二次巻線14とが
着脱自在に装着されるコア22を有し、前記一次巻線と
二次巻線とが前記コア22に装着された状態で一次巻線
13と二次巻線14との間で絶縁を確保するとともに、
それらの間で電磁誘導作用を介して電力の受け渡しをす
るトランス10と、前記一次側モジュール9、二次側モ
ジュール11及びトランス10を収納する外郭ケース2
と、これらのモジュールに載置された発熱部品を冷却す
るためのファン12とを有している。
【0020】外郭ケース2は、図5に示すように、各々
がアルミニウムなどの金属材料で形成されたシャーシ2
a及びカバー2bの2部材にて構成されている。
【0021】シャーシ2aは、図1及び図4に示すよう
に、電源装置1の各モジュールが装着される底板3と、
底板3に対し垂直になるよう折り曲げられた側板4及び
側板5とを有している。側板4には、図2に示すよう
に、一次側モジュール9に電力を供給するための入力端
子19が位置する端子孔17とファン12によって外部
から外郭ケース2内に風を供給するための空気取入孔1
8が設けられており、この空気取入孔18の位置に合わ
せてファン12が側板4の内側に取り付けられている。
また、外郭ケース2を組み立てた際、この側板4の対向
する面は、開口8となる。
【0022】カバー2bは、図4に示すように、前記底
板3の対向する面を覆うための上板7と、前記側板5に
対向する面を覆うため、上板7と垂直になるように折り
曲げられた側板6とを有している。
【0023】外郭ケース2内部には、一次側モジュール
9と、トランス10と、二次側モジュール11及びこれ
らのモジュールを冷却するためのファン12とが設けら
れている。そして、これらの各モジュールはネジによっ
てシャーシ2aの底板3に取り付けられており、各々が
着脱可能となっている。
【0024】なお、各モジュールと底板3との結合方法
は、各モジュールと底板3とが着脱可能であれば、この
実施形態のようにネジを用いる他、嵌合を用いる等、様
々な結合方法を用いることが可能である。
【0025】また、本実施形態ではトランスケース21
をシャーシ2aに対してネジ32によって固定している
が、本実施形態に限らず、トランスケース21をシャー
シ2aと溶接や接着等によって接合し、トランスケース
21とシャーシ2aとを強固に固定することも可能であ
り、そのような構造を用いることによりトランスケース
21とシャーシ2aとの熱的な結合を強めることができ
る。
【0026】一次側モジュール9は、図1に示すよう
に、整流回路やノイズフィルター回路等の回路を備えた
一次側基板15と、前記トランス10を介して前記二次
側モジュール11へ電力を伝達するため、前記一次側基
板15と予め一体に接続された一次巻線13とを備えて
いる。また、この一次側モジュール9はシャーシ2aに
対してネジによって着脱自在に取り付けられている。
【0027】なお、この一次側モジュール9には、力率
改善回路を設けることにより、一次側モジュール9の電
力損失が減少し、電源装置の効率を向上させることが可
能となる。また、一次側モジュール9は、この実施形態
のように1つに限らず、複数設けることも可能である。
また、一次側モジュール9には、一次側基板15に設け
られた発熱部品の放熱のため、金属材料等によって形成
されたヒートシンクを設けることが好ましい。
【0028】トランス10は、図1に示すように、前記
一次側モジュール9と前記二次側モジュール11の中間
に一次側モジュール9及び二次側モジュール11と分離
した状態で位置し、シャーシ2aにネジによって直接固
定されている。このトランス10は、図5に示すよう
に、高熱伝導性樹脂によって成形された略箱型のトラン
スケース21と、前記一次側モジュール9に接続された
一次巻線13と、前記二次側モジュール11に接続され
た二次巻線14と、これらのコイルを電磁的に結合させ
るためのコア22と、これらのコイル及びコアを下方に
押圧するためのクランプ23とを備えている。
【0029】一次巻線13及び二次巻線14は、図5に
示すように、各々がユニット化され、独立した部品とな
っている。より詳しく説明すると、一次巻線13には、
コア挿通孔24aを有する薄型のボビン24に導線25
を巻回した薄型コイル25が用いられており、二次巻線
14には、円環状のシート型に成形したコア挿通孔27
aを有するコイル部27の両面に絶縁性の被覆シート2
8を貼り付けたシートコイル29が用いられている。そ
して、これらの一次巻線13及び二次巻線14は、一次
側モジュール9及び二次側モジュール11に予め一体に
取り付けられており、しかもこれらの一次巻線13及び
二次巻線14を一次側モジュール9及び二次側モジュー
ル11から取り外すことなくコア22に対して着脱する
ことが可能な構造となっている。
【0030】このような構造を用いることにより、本発
明の電源装置1は、ユーザーのニーズに応じて、予め用
意された一次側モジュール9及び二次側モジュール11
を組み合わせることにより所望の仕様の電源装置を短期
間に製作することが可能であり、しかも故障個所等を容
易に交換することが可能な構造となっている。
【0031】コア22は、磁性体で成形された2つの部
材よりなっており、トランスケース21側には断面E字
型の下部片22aが、クランプ23側には、断面I字型
の上部片22bがそれぞれ位置するようになっている。
そして、これらを組み立てる際には、トランスケース2
1に取り付けた下部片22aに一次巻線13及び二次巻
線14を取り付けた後に、上部片22b及びクランプ2
3を取り付けるようになっている。
【0032】トランスケース21は、高熱伝導性樹脂に
よって略箱型に成形されており、その側面には、図5に
示すように、このトランスケース21をシャーシ2aへ
と取り付けるための取付片30が設けられている。そし
て、この取付片30に設けられた孔部31とネジ32と
によってトランスケース21は、図1に示すようにシャ
ーシ2aへと取り付けられている。
【0033】なお、トランスケース21は高熱伝導性の
材料で成形されていればよく、本実施形態に用いられて
いる高熱伝導性樹脂以外に金属等で成形することも可能
である。そして、そのようにトランスケース21を金属
等の電気伝導性の材料で成形した場合には、トランスケ
ース21の表面に高熱伝導性かつ電気絶縁性の被覆を施
すことが好ましい。
【0034】また、このトランスケース21を外郭ケー
ス2に取り付ける際には、このトランスケース21と外
郭ケース2との間に高熱伝導性のシート等を設けること
が好ましく、それによってトランスケース21と外郭ケ
ース2との熱的な結合を強めることが可能となる。ま
た、トランス10は、図6に示すように一次側基板15
に取り付けることも可能である。
【0035】二次側モジュール11は、それぞれ、前記
トランス10を介して一次巻線13から伝達された電力
を前記二次側モジュール11へ出力するための二次巻線
14と、帰還回路や過電圧・過電流保護回路等の回路を
備えた二次側基板16と、この二次側基板16に取り付
けられた発熱部品を冷却する機能を有するベース33
と、を備えている。
【0036】ベース33は、アルミニウム等の金属板材
を図3に示すように略コの字型に折り曲げたものであ
る。そして、このベース33のシャーシ2a側の面には
ネジ穴が設けられており、外郭ケース2に設けられたモ
ジュール取付部にネジによって着脱自在に取り付けられ
ている。
【0037】また、二次側モジュール11は、図1及び
図5に示すように、外郭ケース2の開口8付近に複数個
並設することにより、複数種の直流電力を出力端子20
からそれぞれ取り出すことが可能となっている。
【0038】また、この二次側モジュール11には、複
数の発熱部品(図示せず)が設けられており、それらの
発熱部品は、前記ベース33に熱的に結合されている。
【0039】さらに、二次側モジュール11の装着され
ない空モジュール部分34には、ブランクパネル35が
装着され、ファン12によって外郭ケース2内に取り入
れた風が、空モジュール部分34から放出することを防
止するようになっている。
【0040】なお、図3に示すように、該電源装置1の
二次側モジュール11の幅wは、外郭ケース2の幅Wに
対してW/n(nは整数)の大きさとなっており、各一
次側モジュール9の大きさが均一化されているため、二
次側モジュール11のモジュール化が容易となってい
る。そして、二次側モジュール11の形状は、この実施
形態のように全てがほぼ同一である必要はなく、必要に
応じて1個のモジュールに複数個分のスペースを占有さ
せることも可能である。そのようにすることで、二次側
モジュール11の形状の自由度が増加する。
【0041】以下、本発明の電源装置の組み立て方法に
ついて詳述する。
【0042】外郭ケース2のシャーシ2aの所定の位置
にトランスケース21をネジ32を用いて取り付け、こ
のトランスケース21内に前記コアの下部片22aを設
ける。
【0043】この下部片22aに一次側モジュール9か
らの一次巻線13を取り付け、二次側モジュール11か
らの二次巻線14も一次巻線13と同様に下部片22a
に取り付ける。
【0044】上部片22bを下部片22aの上に取り付
け、その上からクランプ23をトランスケース21に固
定する。
【0045】次に、一次側モジュール9及び二次側モジ
ュール11をネジによってシャーシ2aへと取り付け
る。
【0046】シャーシ2aにカバー2bを取り付ける。
【0047】このように組み立てることにより、トラン
ス10に一次側モジュール9及び二次側モジュール11
を取り付けた後に一次側モジュール9及び二次側モジュ
ール11をシャーシ2aに取り付けるため、トランス1
0、一次側モジュール9、二次側モジュール11の相互
の配線が容易となる。
【0048】なお、上述した組み立て方法は、一例であ
り、その他の組み立て方法によってこの電源装置1を組
み立てることも可能である。
【0049】最後に、本発明は、上述した実施形態に限
定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の変更及び改良等が可能であることは言うまでも
ない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シャーシに一次側モジュール、トランス、二次側モジュ
ールをそれぞれ分離してかつ着脱自在に取り付けてお
り、さらにトランスをシャーシと熱的に結合させること
ができる。そのため、トランスにヒートシンクを設ける
ことなくトランスの放熱が図れるうえ、トランスの配置
の自由度が高い電源装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置の構造を示す一実施形態の正
面図である。
【図2】本発明の電源装置の側板4側からの側面図であ
る。
【図3】本発明の電源装置の開口側からの側面図であ
る。
【図4】本発明の電源装置の構造を示す分解斜視図であ
る。
【図5】本発明の電源装置に使用されているトランスの
分解斜視図ある。
【図6】本発明の電源装置の他の実施形態を示す正面図
である。
【図7】従来の電源装置の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 電源装置 2 外郭ケース 2a シャーシ 2b カバー 3 底板 4,5,6 側板 7 上板 8 開口 9 一次側モジュール 10 トランス 11 二次側モジュール 12 ファン 13 一次巻線 14 二次巻線 15 一次側基板 16 二次側基板 17 端子孔 18 空気取入孔 19 入力端子 20 出力端子 21 トランスケース 22 コア 22a 下部片 22b 上部片 23 クランプ 24 ボビン 24a コア挿通孔 25 導線 26 薄型コイル 27 コイル部 27a コア挿通孔 28 被覆シート 29 シートコイル 30 取付片 31 孔部 32 ネジ 33 ベース 34 空モジュール部分 35 ブランクパネル 36 基板 37 一次側回路 38 二次側回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め一体に接続された一次巻線を有し、
    入力電力を該一次巻線に供給する入力回路を有する少な
    くとも一つの一次側モジュールと、 それぞれ予め一体に接続された二次巻線を有し、前記一
    次巻線から二次巻線へと供給された電力を所定の電圧レ
    ベルに変換して出力する出力回路を有する複数の二次側
    モジュールと、 前記一次側モジュールと二次側モジュールとの間に設け
    られ、前記一次側モジュールの一次巻線と前記複数の二
    次側モジュールのそれぞれの二次巻線とが着脱自在に装
    着されるコアを有し、前記一次巻線と二次巻線とが前記
    コアに装着された状態で一次巻線と二次巻線との間で絶
    縁を確保するとともに、それらの間で電磁誘導作用を介
    して電力の受け渡しをするトランスと、 前記一次側モジュール、二次側モジュール及びトランス
    を収納する外郭ケースと、を有し、 前記一次側モジュール、二次側モジュール及びトランス
    が、それぞれ機構的に独立したモジュールとして構成さ
    れ、それらのモジュールが前記外郭ケースにそれぞれ分
    離してかつ着脱自在に設けられていることを特徴とする
    電源装置。
  2. 【請求項2】 前記外郭ケースに設けられた前記一次側
    モジュール及び二次側モジュールは、標準化された複数
    種の一次側標準モジュール及び二次側標準モジュールの
    中から、それぞれ選択して取り付けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記コアから前記一次巻線及び二次巻線
    を取り外すことにより、前記一次側モジュール及び二次
    側モジュールを前記外郭ケースからそれぞれ独立して取
    り外すことができるようになっていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記コアは、前記コアを保持するトラン
    スケースを介して前記外郭ケースに取り付けられてお
    り、前記トランスケースは、前記外郭ケースと熱的に結
    合されていることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記トランスケース及び前記外郭ケース
    が、高熱伝導性の材料で成形されていることを特徴とす
    る請求項4に記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも一つの一次巻線及び二次巻線
    と、前記一次巻線及び二次巻線の電磁的な結合を強める
    ためのコアと、これらを保持するトランスケースとを備
    えたトランスと、これらを収納する外郭ケースとを有し
    ており、前記コアが前記トランスケースを介して前記外
    郭ケースに取り付けられている電源装置において、前記
    トランスケース及び前記外郭ケースが熱的に結合されて
    いることを特徴とする電源装置。
  7. 【請求項7】 前記トランスケース及び前記外郭ケース
    が、高熱伝導性の材料で成形されていることを特徴とす
    る請求項6に記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 入力電力を一次巻線に供給する一次側モ
    ジュールと、各々が独立した部材となっている一次巻線
    及び二次巻線が着脱自在に係合するコアを有するトラン
    スと、二次巻線に生成される変換電力を外部に出力する
    二次側モジュールと、これらを収納する外郭ケースとを
    有する電源装置の製造方法において、前記外郭ケースの
    所定位置に前記トランスを取り付けるステップと、前記
    一次巻線が接続されている一次側モジュールを前記外郭
    ケースに取り付けるステップと、前記二次巻線が接続さ
    れている二次側モジュールを前記外郭ケースに取り付け
    るステップと、 前記一次巻線及び二次巻線を予め前記
    外郭ケースに取り付けられた前記トランスケース内に設
    けられている前記コアに取り付けるステップと、を有す
    ることを特徴とする電源装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018107973A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 富士電機株式会社 電源装置、一次ブロックおよび二次ブロック

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