JP2001251779A - 充電電池および充電電池パック - Google Patents

充電電池および充電電池パック

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JP2001251779A
JP2001251779A JP2000062392A JP2000062392A JP2001251779A JP 2001251779 A JP2001251779 A JP 2001251779A JP 2000062392 A JP2000062392 A JP 2000062392A JP 2000062392 A JP2000062392 A JP 2000062392A JP 2001251779 A JP2001251779 A JP 2001251779A
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voltage
circuit
rechargeable battery
battery
control circuit
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JP2000062392A
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Jo Uchida
丈 内田
Koichi Horisaki
浩一 堀崎
Masahito Suzuki
雅人 鈴木
Mitsunori Tsuchiya
光典 土屋
Shinji Tanaka
伸児 田中
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Maxell Holdings Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電力効率を向上させて発熱を抑えてコントロー
ラの動作電圧を高効率に得ることができる充電電池およ
び充電電池パックを提供することにある。 【解決手段】電池本体と、充電器に接続される充電電源
ラインと、2端子の一方が充電電源ラインに他方が電池
本体の正極端子に接続されて制御端子に加えられる信号
により2端子間のインピーダンスが変化しかつ2端子を
実質的に所定のインピーダンスでON接続するON状態
に設定可能な少なくとも3端子の能動素子と、制御端子
に接続されインピーダンスを制御することで充電電源ラ
インを電池本体の満充電電圧以下の所定の電圧に安定化
制御をする安定化制御回路と、電池本体が実質的に所定
の電圧か、それ以上になったときに能動素子をON状態
に設定するON設定制御回路とを備えていて、所定の電
圧は、安定化制御回路とON設定制御回路とが動作する
電圧以上であり、2端子が初期状態では実質的にOFF
状態あるいは高インピーダンスになっているものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、充電電池および
充電電池パックに関し、詳しくは、充電コントローラを
有するリチウム・イオン二次蓄電池(以下リチウム電
池)あるいはその充電電池パックにおいて、電力効率を
向上させて発熱を抑えてコントローラの動作電圧を高効
率に得ることができるような充電電池および充電電池パ
ックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リチウム電池等の充電は、蓄電池
が放電後の状態にあものとすれば、最初は定電流での充
電が行われ、次にかなり充電されてほぼ満充電に近い状
態になったときに定電圧での充電形態に切り換わり、こ
の定電圧充電の下で、充電電流が所定値以下になっった
とき、あるいは充電電圧が所定値以上になったとき、十
分に充電が行われたものとしてスイッチをOFFして充
電を終了させる制御が行われる。そして、リチウムイオ
ン電池あるいはその充電電池パック側には、過充電を防
止するために充電制御のコントローラ(またはその一部
の回路)が内蔵されあるいは一体化されている。
【0003】しかし、コントローラが内蔵されあるいは
一体化された場合に、蓄電池が放電後の状態から充電が
開始される関係でコントローラの電源電圧が電池側の電
圧に引っ張られて低下して誤動作が発生し、あるいは充
電初期においては電池内充電制御回路の主要部であるコ
ントローラや電池内回路として必要な各種の関係回路が
動作電源電圧を下回るために動作しないという問題があ
る。そこで、従来は、充電電源からの電流を電池に流す
までのパスに固定抵抗を挿入することによって固定抵抗
の両端子間に電圧を発生させ、そこからコントローラと
各種の充電に関係する回路の電源電圧を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7は、従来のマイク
ロコントローラ充電制御回路と一体化された充電電池9
の回路図である。これは、主スイッチ回路のほかに副ス
イツチ回路を設けて、副スイッチ回路のパス(経路上)
に固定抵抗器を挿入した一例である。図7において、1
は、リチウム電池セルあるいはリチウム素電池(以下こ
れらを電池本体)であり、2、3は、スイッチ素子とし
てのPチャンネルMOSトランジスタ、4は、例えば1
00Ωの抵抗、5は、電池外充電器として電流値Iの定
電流源、6は、充電制御をするマイクロプロセッサ、7
は、電池本体1の正極、負極両端子に接続された端子電
圧検出回路である。ここで、トランジスタ2は、定電流
源5の出力側と電池本体1の正極側との間に挿入されて
いる。また、トランジスタ3は、抵抗4を介して電池本
体1の正極側に接続され、定電流源5の出力側と電池本
体1との間に挿入されている。トランジスタ2,3のバ
ックゲートはソースに接続され、ソースを介して充電電
源ライン+Vccに接続されている。マイクロプロセッサ
6は、充電電源ライン+VccとグランドラインGNDと
の間に接続され、充電電源ライン+Vccから電力を受け
て動作する。なお、トランジスタ2あるいはトランジス
タ3は、電池として電池本体1が電力供給をするために
放電動作をするときには逆方向に電流を流すことができ
るバイディレクショナル)な素子(双方向に電流を流せ
る素子である。
【0005】なお、ここで、電池外充電器を定電流源5
としているが、先に説明したように、電池本体1は、満
充電に近くなったときには定電圧充電になる。この場合
には、電池側の電圧と充電器側の電圧がほぼ等しくな
り、電池の内部インピーダンスが高くなるからであり、
通常、定電圧充電の下で、充電電流が所定値以下になっ
ったとき、あるいは充電電圧が所定値以上になったとき
には電池外の充電器側で充電を終了させる。充電器は、
満充電に近くまでは実質的に定電流源となり、この定電
流充電のときの動作が問題となるので、以下ではこの電
池外充電器を便宜上、定電流源5として説明する。
【0006】その動作を説明すると、充電が開始される
初期状態のときには、あるいは電池本体1の端子電圧
(正極側の電圧)が低いときには、マイクロプロセッサ
6が端子電圧検出回路7の検出信号の状態に応じてトラ
ンジスタ3をONにし、トランジスタ2をOFFにして
抵抗4を介して電池本体1の充電制御をする。このこと
で充電電源ライン+Vccの電圧をマイクロプロセッサ6
が動作できる電圧にして電池本体1の充電をする。ま
た、電池本体1の端子電圧が高くなったときには、トラ
ンジスタ3をOFFにし、トランジスタ2をONにして
抵抗4を介すことなく電池本体1の充電をする。なお、
図では、リチウム電池の充電制御として必要な温度監視
等の回路あるいはその他の回路は説明を簡単にするため
に省略してある。また、8a、8bは、充電電池9の外
部端子であり、外部端子8aは、電池本体1の正極側に
対応するものとして充電電源ライン+Vccに接続され、
8bはグランドラインGNDを介して電池本体1の負極
側に接続されている。定電流源5の出力側は、外部端子
8aに、そしてその接地側は、外部端子8bにそれぞれ
接続されている。
【0007】このような電池内充電制御回路を内蔵する
電池あるいは充電電池パックでは、内部回路を動作させ
るために直列に抵抗回路が必要となる。この抵抗が高温
を発するので放熱性等を考慮しなければならず、スペー
スファクタが悪くなり、また電力効率が低下する難点が
ある。この発明の目的は、このような従来技術の問題点
を解決するものであって、電力効率を向上させて発熱を
抑えてコントローラの動作電圧を高効率に得ることがで
きる充電電池および充電電池パックを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明の充電電池および充電電池パックの構
成は、電池本体と、充電器に接続される充電電源ライン
と、2端子の一方が充電電源ラインに他方が電池本体の
正極端子に接続され制御端子に加えられる信号により2
端子間のインピーダンスが変化しかつ2端子を実質的に
所定のインピーダンスでON接続するON状態に設定可
能な少なくとも3端子の能動素子と、制御端子に接続さ
れインピーダンスを制御することで充電電源ラインを電
池本体の満充電電圧以下の所定の電圧に安定化制御をす
る安定化制御回路と、電池本体が実質的に所定の電圧
か、それ以上になったときに能動素子をON状態に設定
するON設定制御回路とを備えていて、所定の電圧は、
安定化制御回路とON設定制御回路とが動作する電圧以
上であり、2端子が初期状態では実質的にOFF状態あ
るいは高インピーダンスになっているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】このように、制御端子を有する3
端子の能動素子、例えば、トランジスタを電池と充電電
源ラインとの間に直列接続してそのインピーダンスを制
御することで入力側となる充電電源ラインの電源電圧を
一定電圧に安定化し、電池本体の正極端子の電圧がON
設定制御回路や安定化制御回路が動作する電圧以上のあ
る電圧になったときに、ON設定制御回路により能動素
子をON状態にして充電器側の電圧に追従して定電流充
電ができるようにする。これにより、電池本体の正極端
子の電圧が内部回路が動作する所定電圧よりも低い電圧
においても、充電器が接続される入力側の電圧は、ON
設定制御回路や安定化制御回路が動作する状態の電圧に
維持される。この場合、電池本体に対して直列抵抗を介
することなく充電が行われるので、直列抵抗による発熱
がなくなり、スペースファクタの問題も解消する。ま
た、無駄な消費電力も抑制でき、効率的に動作電圧を得
ることができる。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の充電電池を適用した一実
施例のリチウム電池の内部回路図であり、図2は、その
動作説明のためのグラフ図、図3は、その、他の実施例
のリチウム電池の内部回路図、図4は、その動作説明の
ためのグラフ図、図5は、さらに他の実施例のリチウム
電池の内部回路図、そして図6は、直列に接続された複
数のリチウム電池を内蔵する、さらに他の実施例の充電
電池の内部回路図である。なお、図7と同一の構成要素
は同一の符号で示し、その説明を割愛する。図1は、電
池本体の正極端子の電圧が内部回路が動作する所定電圧
よりも低いときにツエナーダイオードにより簡易の入力
電圧の安定化を図った実施例である。いわゆる直列型の
トランジスタ定電圧回路においてその定電圧制御をツエ
ナーダイオードにより行い入力側の電圧の安定化を図っ
たものである。図1において、10は、電池内充電制御
回路を有する充電電池であって、11は、電池本体1の
正極側の電圧が所定以上の電圧になったことを検出する
電圧検出回路であり、図7の端子電圧検出回路7に換え
て設けられている。12は、図7のマイクロプロセッサ
に換えて設けられたコントローラであり、マイクロプロ
セッサが用いられてもよい。ここでは抵抗4は削除され
ている。そして、スイッチ素子としてPチャンネルMO
Sトランジスタ13と、NチャンネルMOSトランジス
タ14,15とツエナーダイオードDz、100kΩ〜
数MΩ程度のバイアス抵抗R1とが設けられ、さらにプ
ルダウン抵抗R2,R3が設けられている。なお、ツエナ
ーダイオードDzの定電圧値Vzは、2.0Vとする。
【0011】ここで、PチャンネルMOSトランジスタ
2のドレインは、電池本体1の正極側に接続され、ソー
スは、充電電源ライン+Vccに接続され、ゲートは、定
電圧Vz(=2.0V)のツエナーダイオードDz,トラ
ンジスタ15のドレイン、ソースを介してグランドライ
ンGNDに接続されている。トランジスタ15のゲート
は、グランドラインGNDに抵抗R3を介して接続され
プルダウンされている。また、充電電源ライン+Vccと
グランドラインGNDとの間には、PチャンネルMOS
トランジスタ13とNチャンネルMOSトランジスタ1
4とが順次相補型に接続されている。抵抗R1は、トラ
ンジスタ13のドレインとトランジスタ14のドレイン
の接続点Nとトランジスタ2のゲートとの間に接続され
ている。トランジスタ13のゲートとトランジスタ14
のゲートとは共通に接続点Mに接続され、グランドライ
ンGNDに抵抗R2を介して接続されプルダウンされて
いる。なお、トランジスタ2は、双方向に電流が流せる
ものであり、電池本体から電力を供給するための放電電
流は、トランジスタ2のドレイン−ソースを経て流すこ
とができる。このような半導体素子としては、例えば、
シリコントランジスタSi4427等を挙げることがで
きる。また、このようなPチャネルMOSトランジスタ
2のドレイン−ソース間に順方向に寄生する寄生ダイオ
ード(ボディダイオード)等を介して放電電流を流して
もよい。電池本体1の満充電電圧は、通常、4.2V程
度であり、コントローラ12の動作電圧が3.0Vであ
るので、電圧検出回路11は、この間の電圧として、電
池本体1の電圧が例えば3.5V以上のときにその検出
信号DtとしてHIGHレベル(以下“H”)の信号を
発生する。この検出信号は、電池本体1の正極側端子電
圧が3.5V未満のときにはLOWレベル(以下
“L”)となっている。さらに、4.2Vを越えた所定
値(例えば4.3V)以上になったときにその検出信号
Dsとして“H”の信号を発生する。この検出信号は、
電池本体1の正極側端子電圧が4.2Vを越えた所定値
未満のときには“L”となっている。ただし、4.2V
を越えた所定値は、電池本体1が破壊、発煙しない電圧
である。
【0012】コントローラ12は、充電電源ライン+V
ccから電力を受けて動作して、電圧検出回路11から検
出信号Dt、Dsを受けてこれら検出信号に応じて、端
子12a、12bに“H”あるいは“L”の2つの制御
信号CONT1、CONT2をそれぞれに発生する。制御
信号CONT1は、トランジスタ13とトランジスタ1
4のゲートの共通の接続点Mに供給され、それぞれのゲ
ートに加えられる。また、制御信号CONT2は、トラ
ンジスタ15のゲートに供給される。
【0013】充電電池10の電池内充電制御回路の全体
的な動作を説明すると、充電がされていないか、充電が
十分でない初期状態、言い換えれば、電池本体1の電圧
がコントローラ12が動作する電圧より低い状態(コン
トローラ12が動作していない状態)では各トランジス
タ13,14,15は、それぞれプルダウン抵抗R2、
R3により“L”に設定されている。そこで、トランジ
スタ13はON状態になり、トランジスタ14,15が
OFFとなり、トランジスタ2はOFF状態となってい
る。そのため、充電器としての電流源5による充電開始
時点では電流値Iを流すために電流源5は、外部端子8
a,8bの端子電圧(以下充電電圧)を上昇させてい
く。そして、充電電圧がコントローラ12が動作する電
圧、例えば、3.0V以上になると、コントローラ12
が動作を開始する。その動作は、電圧検出回路11の検
出信号に応じて行われる。
【0014】まず、電池本体1の端子電圧が3.5V未
満では、電圧検出回路11の検出信号Dtが“L”とな
り、検出信号Dsは“L”であり、これら信号を受けて
コントローラ12は、制御信号CONT1に“L”、C
ONT2に“H”を発生する。これによりトランジスタ
13はONのままとなり、トランジスタ14はOFFの
ままとなり、トランジスタ15はONになる。トランジ
スタ2のゲートは、トランジスタ13がONしているこ
とにより抵抗R1を介してトランジスタ2とツエナーダ
イオードDzとがこのときバイアスされる。そこで、定
電流源5の電圧、すなわち電源ライン+Vccが3.0V
以上になったときに、ツエナーダイオードDzがONし
て実質的に電源ライン+Vccをほぼ3.0Vに安定化す
る動作が開始される。すなわち、ツエナーダイオードD
zがONすると、トランジスタ2のゲートは、トランジ
スタ15のON時のドレイン−ソース間電圧(≒0.2
V〜0.3V)+定電圧Vz(=ツエナーダイオードDz
の電圧2.0V)に設定される。その結果、充電電源ラ
イン+Vccの電圧は、トランジスタ2のON時のゲート
−ソース間電圧、通常、0.7V以上となるので、ほぼ
3.0Vとなる。そこで、電源ライン+Vccがほぼ3.
0Vに安定化され、コントローラ12は、この電圧によ
りその動作が維持される。
【0015】また、このとき、トランジスタ13のON
のゲート−ソース間電圧と抵抗R1とで決まる所定のバ
イアス条件でトランジスタ2のゲート電流が制御され
て、トランジスタ2の内部インピーダンスが設定され、
電池本体1へ充電電流Iが流れる。このような充電にお
いて、電池本体1の現在の正極側の電圧と抵抗R1のバ
イアス条件に応じてトランジスタ2は、内部インピーダ
ンスが変化し、そのアクティブ領域において充電電源ラ
イン+Vccが3.0Vがほぼ維持される条件で充電動作
が行われていく。その動作が図2の充電電圧特性Aにお
いて横這い状態のグラフ特性となる。なお、Aは、充電
電源ライン+Vccの電圧特性である。そして、電池本体
1の正極側の電圧が3.0V付近まで近づくと、抵抗R
1のバイアスによりトランジスタ2がON飽和領域に近
づため、定電流源5は、定電流Iを流そうとして充電電
圧をさらに上昇させていく。その結果、図2の一点鎖線
で示す特性線Bに沿うように上昇する形で充電電源ライ
ン+Vccの電圧が変化して充電が行われる。その結果、
充電電圧特性のグラフAは、特性線Bを漸近線としてそ
れに沿って上昇していく。グラフCの変化は、これらの
ときのトランジスタ2のゲート電圧である。このよう
に、充電電源ライン+Vccの電圧は、充電初期状態から
3.0V以上に維持されるので、電池本体1の電圧がた
とえ低い状態あるいは初期状態であってもコントローラ
12は正常な動作をすることができる。もちろん、これ
に付随する充電電池10内の内部回路も同様に動作可能
になる。
【0016】電池本体1の端子電圧が3.5V以上で
4.2Vを越えた所定値未満のときには、電圧検出回路
11の検出信号Dtが“H”となり、検出信号Dtの
“H”に応じてコントローラ12は、制御信号CONT
1に“H”、CONT2に“L”を発生する。なお、検出
信号Dsは“L”である。これによりトランジスタ13
はOFFし、トランジスタ14はONし、そしてトラン
ジスタ15はOFFになる。そこで、ツエナーダイオー
ドDzはOFFになって、トランジスタ2のゲートは、
抵抗R1、トランジスタ14を介してグランドラインG
NDに接続される。その結果、トランジスタ14のゲー
トは、最初のときよりも低い電圧に設定されて完全にO
Nになる。その結果、図2に示すように、充電電圧特性
Aは、一旦、低下して、その後は、定電流源5の電圧に
追従して特性Bに沿って上昇することになる。一方、電
池本体1の端子電圧が3.5Vになると、図2のグラフ
Cに示すように、トランジスタ2のゲート電圧は“0”
になる。
【0017】以後、定電流源5から電池本体1へと流れ
る充電電流Iは、トランジスタ2が完全にON状態にお
いて電池本体1へ供給され、電池本体1の充電が行われ
る。このときには、トランジスタ2の内部インピーダン
スは無視できる程度に小さくなっている。すなわち、従
来行われている定電流充電の状態となる。そこで、外部
充電器としての定電流源5も電池とこの電池内充電制御
回路全体を1つの電池として扱うことができる。そし
て、定電圧充電の下で、充電電流が所定値以下になっっ
たとき、あるいは充電電圧が所定値以上になったときに
は電池外の充電器側で充電が終了されることになるが、
これとは別に電池本体1の端子電圧が4.2Vを越えた
値になったときにはトランジスタ2がOFF状態に設定
される。すなわち、電池本体1の端子電圧が4.2Vを
越えた所定値(=4.3V)以上のときには、検出信号
Dsが“H”となり、この検出信号Dsの“H”に応じ
てコントローラ12は、制御信号CONT1に“L”、
CONT2に“L”を発生する。なお、このときには検
出信号Dtも“H”となる。これによりトランジスタ1
3はONし、トランジスタ14はOFFし、そしてトラ
ンジスタ15はOFFになる。ツエナーダイオードDz
はOFF状態のままであり、トランジスタ2のゲート
は、抵抗R1、トランジスタ13を介して電源+Vccラ
インにプルアップ接続される。これにより、トランジス
タ2がOFFになり、定電流源5からの充電電流を遮断
することができる。その結果、定電流源5からの充電電
流を遮断することができ、過電圧充電を防止することが
できる。もちろん、充電が終了した時点では、電池本体
1の電圧は、通常の4.2V程度に落ちるので検出信号
Dsが“L”となり、トランジスタ2がON状態にな
る。そこで、両方向に電流が流せるトランジスタ2のO
Nにより充電電池10として電力供給をする放電動作に
は問題が生じない。このとき、コントローラ12は、電
池本体1からの電流により電力供給されて動作すること
になる。ところで、前記の充電動作の説明では、電池本
体1が全く充電されていない空充電のときから説明して
いる。しかし、リチウム電池の場合には最初にある程度
充電された電池が電池本体として使用されることが多い
ので、その動作としては、例えば、前記において電池本
体1の端子電圧が3.5V以上で4.2Vを越えた所定
値未満のときの条件から充電が開始されることもある。
【0018】図3は、他の実施例であり、電池本体の正
極端子の電圧が内部回路が動作する所定電圧よりも低い
ときに誤差増幅器と定電流ダイオードを用いて、より高
い精度で入力電圧の安定化を図った実施例である。ま
た、この例では、比較増幅を行う誤差増幅器が検出回路
11の一部の検出機能を持つ。そこで、検出回路11
は、ここでは、検出信号Dsを発生するのみである。さ
らに、図3におけるコントローラ12は、制御信号CO
NT1の信号のみを発生する。図3では、図1のトラン
ジスタ13とトランジスタ15はなく、抵抗R4、R5の
分圧回路18が充電電源ライン+Vccとグランドライン
GNDとの間に挿入されている。グランドラインGND
側の抵抗R5に並列にトランジスタ14が接続され、こ
のトランジスタ14が制御信号CONT1を受ける。こ
こで、分圧回路18は、直列型トランジスタ定電圧回路
における電圧検出部となっていて、これにより入力側の
電圧検出が行われる。また、ツエナーダイオードDz
は、0.5mA程度の定電流ダイオード17が上流側に
順方向に挿入され、これを介して充電電源ライン+Vcc
に接続されている。このツエナーダイオードDzの定電
圧は、ここでは2.7Vとする。この回路は、直列型ト
ランジスタ定電圧回路の基準電圧発生部となっている。
【0019】充電電源ライン+Vccから電力供給を受け
て動作する誤差増幅器19は、−入力がツエナーダイオ
ードDzの電圧端子である接続点aに接続され、+入力
が抵抗R4、R5の分圧点である接続点bに接続され、分
圧電圧を受ける。ここでの誤差増幅器19は、直列型ト
ランジスタ定電圧回路の比較増幅部を構成していて、そ
の出力は、Nチャネルトランジスタ19aのゲートに供
給される。トランジスタ19aは、ドレイン側が抵抗R
1(=10MΩ)を介して充電電源ライン+Vccに接続
され、ソースは、グランドラインGNDに接続されてい
る。このトランジスタ19aは、誤差増幅器19の出力
を増幅するとともに、一定以上の制御電圧を誤差増幅器
19から受けたときにトランジスタ2をON状態に設定
するON制御回路の役割を果たしている。なお、抵抗R
4、抵抗R5は、例えば、抵抗R4=1MΩ、抵抗R5=
4.3MΩであり、その分圧比は、1:4程度で、その
それぞれの抵抗値は、メガオーダのものとする。また、
ここでは、誤差増幅器19は、+入力が3.3Vになっ
たときにトランジスタ19aを完全にONにさせる出力
電圧を発生するようにバイアス設定されている。すなわ
ち、トランジスタ19aは、基準電圧2.7Vに対して
誤差増幅器の+入力が3.3Vを超えてその安定化制御
範囲である入力側の電圧差が0.6Vを超えると完全に
ON飽和になり、0.6V以下の差ではトランジスタ1
9aのアクティブ領域において+入力が3.3Vに維持
する安定化動作をする。
【0020】そのアクティブ領域の動作は、トランジス
タ19aが誤差増幅器19の+入力側と−入力側の差分
の電圧に対応する電圧で駆動され、誤差増幅器19の+
入力側と−入力側とを一致させるように、駆動電流がト
ランジスタ19aのゲートに流れ、トランジスタ19a
のドレイン−ソース、抵抗R1に増幅された電流が流れ
て、トランジスタ2を駆動して、このトランジスタ2を
介して接続点bの電圧がツエナーダイオードDzの電圧
2.7Vに一致するように制御する。この制御は、通常
の安定化電源回路の出力側の安定化を入力側の電圧安定
化に置き換えた制御に対応している。このような安定化
制御により充電電源ライン+Vccが分圧回路18に分圧
比に対応して、例えば、3.3V(≒2.7×4.3/
5.3)に設定され、抵抗R1の端子電圧によりバイア
スされてトランジスタ2が図1の実施例と同様にアクテ
ィブ領域で動作する。したがって、コントローラ12
は、電池本体1の正極側の電圧が3.3V以下の低い値
であっても安定した動作をする。
【0021】そして、充電により電池本体1の電圧が上
昇して、その端子電圧が3.3Vに近づくと、定電流I
を流すために定電流源5の出力電圧が増加して誤差増幅
器19の出力電圧が増加して抵抗R1にはさらに大きな
電流が流れ、それに応じてトランジスタ2のゲート電圧
は低下していく。これによりトランジスタ2の内部イン
ピーダンスを低下させる。その結果、図4に示すような
特性となる。なお、図4の各符号は図2に対応してい
る。そして、電池本体1の正極側の電圧が3.3Vにな
ったときには、トランジスタ19aは、完全にON状態
に移行してトランジスタ2のゲート電圧は“L”に設定
される。このときには入力側の安定化動作はなくなり、
充電側の定電流源5が発生する充電電圧に従って特性グ
ラフAに示すように充電電圧(端子8a、8bの電圧)
は、グラフBに沿って上昇する。電池本体1の端子電圧
が4.2Vを越えた所定値(=4.3V)以上のときに
は、検出信号Dsが“H”となる。この検出信号Dsの
“H”に応じてコントローラ12は、初期状態と同じよ
うに制御信号CONT1に“H”を発生する。これによ
りトランジスタ14はONになる。その結果、誤差増幅
器19の+入力が0V近くにまで落ちて、基準電圧2.
7Vより大きく低下し、トランジスタ19aがOFFと
なり、抵抗R1によりトランジスタ2のゲートが電源ラ
イン+VccにプルアップされてがOFFになる。これに
より定電流源5からの充電電流を遮断することができ、
過電圧充電を防止することができる。もちろん、前記し
たように、充電が終了した時点では、電池本体1の電圧
は、通常の4.2V程度に落ちるのでトランジスタ2が
ON状態になる。そこで、電力を供給する放電動作は、
図1と同様である。なお、この例では、初期状態で端子
12aは、電源ライン+Vcc側にプルアップされている
ものである。
【0022】図5は、他の実施例であり、電池本体の正
極端子の電圧が内部回路が動作する所定電圧よりも低い
ときにフィルタを用い、トランジスタをスイッチング動
作をさせて入力電圧安定化を図った実施例である。図5
の実施例では、図1のツエナーダイオードDzとトラン
ジスタ15と抵抗R1とを削除して、トランジスタ13
とトランジスタ14の接続点Nをトランジスタ2のゲー
トに直接接続し、トランジスタ2の手前において充電電
源ライン+Vccにπ型のフィルタ20を挿入したもので
ある。コントローラ12は、フィルタ20の電流源5側
となる充電器側の充電電源ライン+Vccから電力供給を
受けて動作する。コントローラ12は、図1の制御信号
CONT1に換えて端子12cに制御信号CONT3とし
て、“H”、“L”のほかに440kHzの周波数で
“H”と“L”が切り替わり、“H”と“L”のデュー
ティ比が電源ライン+Vccが3.0Vとなるように変化
する発振出力を発生し、トランジスタ13とトランジス
タ14のゲートを駆動する。これによりトランジスタ1
3とトランジスタ14をスイッチング動作をさせて、ト
ランジスタ2をスイッチングする。このとき、トランジ
スタ13とトランジスタ14とはトランジスタ2のスイ
ッチング制御回路になっている。なお、制御信号CON
T1とCONT2は発生しない。なお、“H”と“L”の
デューティ比が電源ライン+Vccが3.0Vとなるよう
に変化する発振出力を得るためには、例えば、三角波発
生回路等を設けて電源ライン+Vccの現在の電圧を検出
してこの電圧を三角波発生回路の三角波に対する閾値と
してデューティ比を変化させるようなパルス波をコンパ
レータ等から得るようにすることができる。
【0023】π型のフィルタ20は、チョークコイル2
1の両側にコンデンサC1,C2を有するものであり、コ
ンデンサC1,C2の他端がグランドラインGNDに接続
されている。ここでの電圧検出回路11は、電池本体1
の端子電圧が3.0V以上で“H”の検出信号Dtを発
生する。コントローラ12は、電池本体1の端子電圧が
3.0V未満では、電圧検出回路11から“L”となっ
た検出信号Dtを受けて前記の440kHzの周波数で
“H”と“L”を発生する。これによりトランジスタ2
が440kHzでスイッチングされる。その結果、コン
トローラ12は、充電電源ライン+Vccからそのときの
定電流源5の出力電圧3.0Vの電圧を平滑電圧として
得ることができる。これにより動作する。なお、初期状
態では、コントローラ12の端子12cの出力は、端子
12cが内部でプルダウンされていて“L”となってい
る。そこで、トランジスタ13側がONとなり、トラン
ジスタ2のゲートがソース側にプルアップされてトラン
ジスタ2はOFF状態に設定される。これにより充電電
源ライン+Vccは、電池本体1の電圧とは切り離されて
いる。
【0024】一方、電池本体1の端子電圧が3.0V以
上で4.2Vを越えた所定値未満のときには、電圧検出
回路11の検出信号Dtが“H”となる。このとき検出
信号Dsは“L”となっている。そこで、検出信号Dt
の“H”に応じてコントローラ12は、制御信号CON
T3に“H”を発生する。これによりトランジスタ12
はOFFし、トランジスタ13はONとなり、トランジ
スタ2のゲートがグランドGND側にプルダウンされて
トランジスタ2が完全にON状態に維持される。そこ
で、通常の充電がフィルタ20を介して行われる。な
お、チョークコイル21の直流抵抗値は小さい。
【0025】さらに、電池本体1の端子電圧が4.2V
を越えた所定値(=4.3V)以上のときには、検出信
号Dsが“H”となり、検出信号Dtも“H”である。
この検出信号Dsの“H”に応じてコントローラ12
は、初期状態と同じように制御信号CONT3に“L”
を発生する。これによりトランジスタ13はONし、ト
ランジスタ14はOFFになる。その結果、トランジス
タ2がOFFになる。これにより定電流源5からの充電
電流を遮断することができ、過電圧充電を防止すること
ができる。前記したように、充電が終了した時点では、
電池本体1の電圧は、通常の4.2V程度に落ちるので
トランジスタ2がON状態になる。これも電力を供給す
る放電動作は、図1と同様である。
【0026】図6は、さらに他の実施例であり、電池本
体1a〜1nの直列回路を有する充電電池に対して充電
を行う実施例である。図6の実施例では、図1の電圧検
出回路11に換えて各電池本体1a,1b,〜1nのそ
れぞれの端子電圧を電圧検出回路11a,11b〜11
nのm個(mは2以上の整数)を直列に設け、それぞれ
の検出信号Dt、Dsをオアゲート100、101を介
してコントローラ12に入力するようにしたものであ
る。なお、オアゲート100、101は、電源ライン+
Vccから電力供給を受けるがその電源ラインと接地ライ
ンとは省略してある。これにより、いずれか1つの電池
本体1a,1b〜1nが3.5Vの1/m(=3.5V
/m)以上になると、検出信号Dtが“H”となり、ま
た、いずれか1つの電池本体1a〜1nが4.2Vを越
えた所定値以上になると、検出信号Dsが“H”とな
る。これに応じて、電池本体1a〜1nのうちのいずれ
か1つの電池本体の電圧によりコントローラ12が図1
に示すような動作をする。すなわち、ここでは、検出信
号Dtを発生する各電圧検出回路11a,11b〜11
nは、3.5V/m以上の電圧を検出するものである。
これにより直接接続された電池本体1a〜1nの合計電
圧が実質的に3.5Vとなる。ここでは、電圧検出回路
11a,11b〜11nを図1の実施例のように電圧検
出回路11を1個設けて電池本体1aの正極端子とグラ
ンドラインGNDとの間の端子電圧(電池本体1a,1
b,〜1nの直列接続での全体の電圧)を検出するよう
にすれば、その検出電圧は、3.5Vとなり、検出信号
Dtの論理和を採るオアゲート100は不要になる。こ
の場合には、検出信号Dsの論理和を採るオアゲート1
01側もなるなるが、検出信号Dsの論理和を採るオア
ゲート101を電圧検出回路11に内蔵するか、あるい
は、電圧検出回路11が4.2Vを越えた所定値の電圧
の1/mの電圧をそれぞれに検出してその論理席条件あ
るいは論理和条件で検出信号Dsを発生するようにすれ
ばよい。なお、電池本体1からの放電については前記の
各実施例と同様である。
【0027】以上説明したきたが、実施例では、リチウ
ム電池を中心に説明しているが、この発明は、電池とし
て利用可能な電気二重層のコンデンサ、いわゆるスーパ
キャパシタに対しても同様に適用でき、リチウム電池以
外の定電流充電を行う二次電池にも適用できる。したが
って、ここでの電池本体の概念には、前記キャパシタも
含むものとする。また、実施例では、充電初期状態とし
て能動素子がOFF状態となっているが、これは、高イ
ンピーダンス状態であって同様に充電動作可能であるこ
とはもちろんである。また、実施例では、充電電源ライ
ンと電池本体との間に挿入されるインピーダンス能動素
子としてMOSトランジスタの例を挙げているが、これ
は、バイポーラトランジスタであってもよく、これらト
ランジスタと同等の動作をするアクティブ素子(能動素
子)一般、あるいは能動デバイスであればよい。さら
に、実施例では充電電池として電池本体と充電コントロ
ーラを含む回路を一体化した充電電池について説明して
いるが、この発明は、いわゆる充電電池パックとして充
電回路と電池とがあらかじめ個別化されたものを一体化
して形成した充電電池パックにもそのまま適用できるこ
とはもちろんである。
【0028】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明にあって
は、制御端子を有する3端子の能動素子、例えば、トラ
ンジスタを電池と充電電源ラインとの間に直列接続して
そのインピーダンスを制御することで入力側となる充電
電源ラインの電源電圧を一定電圧に安定化し、電池本体
の正極端子の電圧がON設定制御回路や安定化制御回路
が動作する電圧以上のある電圧になったときに、ON設
定制御回路により能動素子をON状態にして充電器側の
電圧に追従して定電流充電ができるようにする。これに
より、電池本体の正極端子の電圧が内部回路が動作する
所定電圧よりも低い電圧においても、充電器が接続され
る入力側の電圧は、ON設定制御回路や安定化制御回路
が動作する状態の電圧に維持される。この場合、電池本
体に対して直列抵抗を介することなく充電が行われるの
で、直列抵抗による発熱がなくなり、スペースファクタ
の問題も解消する。また、無駄な消費電力も抑制でき、
効率的に動作電圧を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の充電電池を適用した一実施
例のリチウム電池の内部回路図である。
【図2】図2は、その動作説明のためのグラフ図であ
る。
【図3】図3は、その他の実施例のリチウム電池の内部
回路図である。
【図4】図4は、さらに他の実施例のリチウム電池の内
部回路図である。
【図5】図5は、その動作説明のためのグラフ図であ
る。
【図6】図6は、この発明の充電電池を適用した一実施
例の直列に接続された複数のリチウム電池を内蔵する充
電電池の内部回路図である。
【図7】図7は、従来のリチウム電池の内部回路の一例
の説明図である。
【符号の説明】
1…リチウム電池本体(電池本体)、2,3,13…P
チャンネルMOSトランジスタ,4…抵抗、5…定電流
源、6…マイクロプロセッサ、7…端子電圧検出回路、
8a`、8b…入力端子、9,10…充電電池、11…
電圧検出回路、12…コントローラ、14,15,19
a…NチャンネルMOSトランジスタ、17…定電流ダ
イオード、18…分圧回路、19…誤差増幅器、R1〜
R6…抵抗、Dz…ツエナーダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀崎 浩一 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 鈴木 雅人 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 土屋 光典 東京都小平市上水本町5−22−1 株式会 社日立超エル・エス・アイ・システムズ内 (72)発明者 田中 伸児 東京都小平市上水本町5−22−1 株式会 社日立超エル・エス・アイ・システムズ内 Fターム(参考) 5G003 AA01 BA01 BA03 CA03 CA11 CA12 CC07 GA01 5H030 AA01 AS20 BB01 BB26 DD02 DD08 FF41 FF43

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充電電池において、電池本体と、充電器に
    接続される充電電源ラインと、2端子の一方が前記充電
    電源ラインに他方が前記電池本体の正極端子に接続され
    制御端子に加えられる信号により前記2端子間のインピ
    ーダンスが変化しかつ前記2端子を実質的に所定のイン
    ピーダンスでON接続するON状態に設定可能な少なく
    とも3端子の能動素子と、前記制御端子に接続され前記
    インピーダンスを制御することで前記充電電源ラインを
    前記電池本体の満充電電圧以下の所定の電圧に安定化制
    御をする安定化制御回路と、前記電池本体が実質的に前
    記所定の電圧か、それ以上になったときに前記能動素子
    を前記ON状態に設定するON設定制御回路とを備え、
    前記所定の電圧は、前記安定化制御回路と前記ON設定
    制御回路とが動作する電圧以上であり、前記2端子は初
    期状態では実質的にOFF状態あるいは高インピーダン
    スになっていることを特徴とする充電電池。
  2. 【請求項2】さらに、前記電池本体の正極端子の電圧が
    前記所定の電圧以上で前記満充電電圧以下のある電圧値
    以上になったことを検出する電圧検出回路を有し、前記
    安定化制御回路は、前記制御端子とグランドラインとの
    間に挿入された定電圧ダイオードであり、前記能動素子
    は、前記2端子間のインピーダンスが制御できる状態に
    おいて前記制御端子と前記充電電源ラインとの間の電圧
    を実質的に一定電圧にする特性を有し、前記ON設定制
    御回路は、前記電圧検出回路の検出信号を受けて前記能
    動素子を前記ON状態に設定する請求項1記載の充電電
    池。
  3. 【請求項3】前記安定化制御回路は、充電電源ラインの
    電圧を検出する検出回路と、基準電圧発生回路と、前記
    検出回路による電圧と前記基準電圧発生回路による電圧
    とを比較して増幅する比較増幅回路とを有し、前記ON
    設定制御回路は、前記比較増幅回路の出力を受けて前記
    安定化制御回路に換わって前記制御端子に制御信号を加
    えて前記インピーダンスを制御するとともに前記比較増
    幅回路の出力が所定値以上になったときに前記制御素子
    を前記ON状態に設定するトランジスタである請求項1
    記載の充電電池。
  4. 【請求項4】さらに、前記電池本体の正極端子の電圧が
    前記所定の電圧以上で前記満充電電圧以下のある電圧値
    を検出する電圧検出回路を有し、前記安定化制御回路
    は、制御信号を受けて前記能動素子をON/OFFする
    スイッチング回路と、前記充電電源ラインに挿入された
    フィルタとからなり、前記ON設定制御回路は、前記制
    御信号を発生するとともに前記電圧検出回路の検出信号
    を受けて前記スイッチング回路により前記能動素子を前
    記ON状態に設定する制御をする請求項1記載の充電電
    池。
  5. 【請求項5】前記電池本体はキャパシタである請求項2
    乃至4記載の充電電池。
  6. 【請求項6】前記能動素子は、能動デバイスである請求
    項2乃至4記載の充電電池。
  7. 【請求項7】前記電池本体は、複数個が直列接続された
    ものであり、複数の前記電池本体の各端子電圧を検出す
    る複数の検出回路を有し、前記検出回路の検出信号がそ
    れぞれ論理和回路を介して前記ON設定制御回路に送出
    される請求項2または4記載の充電電池。
  8. 【請求項8】充電電池パックにおいて、電池本体と、充
    電器に接続される充電電源ラインと、2端子の一方が前
    記充電電源ラインに他方が前記電池本体の正極端子に接
    続され制御端子に加えられる信号により前記2端子間の
    インピーダンスが変化しかつ前記2端子を実質的に所定
    のインピーダンスでON接続するON状態に設定可能な
    少なくとも3端子の能動素子と、前記制御端子に接続さ
    れ前記インピーダンスを制御することで前記充電電源ラ
    インを前記電池本体の満充電電圧以下の所定の電圧に安
    定化制御をする安定化制御回路と、前記電池本体が実質
    的に前記所定の電圧か、それ以上になったときに前記能
    動素子を前記ON状態に設定するON設定制御回路とを
    備え、前記所定の電圧は、前記安定化制御回路と前記O
    N設定制御回路とが動作する電圧以上であり、前記2端
    子は初期状態では実質的にOFF状態あるいは高インピ
    ーダンスになっていることを特徴とする充電電池パッ
    ク。
  9. 【請求項9】さらに、前記電池本体の正極端子の電圧が
    前記所定の電圧以上で前記満充電電圧以下のある電圧値
    以上になったことを検出する電圧検出回路を有し、前記
    安定化制御回路は、前記制御端子とグランドラインとの
    間に挿入された定電圧ダイオードであり、前記能動素子
    は、前記2端子間のインピーダンスが制御できる状態に
    おいて前記制御端子と前記充電電源ラインとの間の電圧
    を実質的に一定電圧にする特性を有し、前記ON設定制
    御回路は、前記電圧検出回路の検出信号を受けて前記能
    動素子を前記ON状態に設定する請求項8記載の充電電
    池パック。
  10. 【請求項10】前記安定化制御回路は、充電電源ライン
    の電圧を検出する検出回路と、基準電圧発生回路と、前
    記検出回路による電圧と前記基準電圧発生回路による電
    圧とを比較して増幅する比較増幅回路とを有し、前記O
    N設定制御回路は、前記比較増幅回路の出力を受けて前
    記安定化制御回路に換わって前記制御端子に制御信号を
    加えて前記インピーダンスを制御するとともに前記比較
    増幅回路の出力が所定値以上になったときに前記制御素
    子を前記ON状態に設定するトランジスタである請求項
    8記載の充電電池パック。
  11. 【請求項11】さらに、前記電池本体の正極端子の電圧
    が前記所定の電圧以上で前記満充電電圧以下のある電圧
    値を検出する電圧検出回路を有し、前記安定化制御回路
    は、制御信号を受けて前記能動素子をON/OFFする
    スイッチング回路と、前記充電電源ラインに挿入された
    フィルタとからなり、前記ON設定制御回路は、前記制
    御信号を発生するとともに前記電圧検出回路の検出信号
    を受けて前記スイッチング回路により前記能動素子を前
    記ON状態に設定する制御をする請求項8記載の充電電
    池パック。
  12. 【請求項12】前記電池本体はキャパシタである請求項
    9乃至11記載の充電電池パック。
  13. 【請求項13】前記能動素子は、能動デバイスである請
    求項9乃至11記載の充電電池。
  14. 【請求項14】前記電池本体は、複数個が直列接続され
    たものであり、複数の前記電池本体の各端子電圧を検出
    する複数の検出回路を有し、前記検出回路の検出信号が
    それぞれ論理和回路を介して前記ON設定制御回路に送
    出される請求項9または11記載の充電電池パック。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010283969A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Mitsubishi Electric Corp 充電装置及び照明装置
JP2014144699A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Sanyo Electric Co Ltd 電動自転車及び充電器、回路

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