JP2001251506A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JP2001251506A JP2001251506A JP2000059362A JP2000059362A JP2001251506A JP 2001251506 A JP2001251506 A JP 2001251506A JP 2000059362 A JP2000059362 A JP 2000059362A JP 2000059362 A JP2000059362 A JP 2000059362A JP 2001251506 A JP2001251506 A JP 2001251506A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 白色基準原稿に汚れ等が存在していても、適
正なシェーディング補正データを短時間で生成できる画
像読取装置を提供する。 【解決手段】 画像読取装置は、原稿画像を読取るライ
ンイメージセンサ2と、画像データにシェーディング補
正を施すシェーディング補正部20と、シェーディング
補正に使用する補正データを記憶するラインメモリ7
と、白色基準原稿1の第1ラインを読み取ってラインデ
ータL1nを記憶するラインメモリAと、第1ラインとは
異なる位置の第2ラインを読み取ってラインデータL2n
を記憶するラインメモリBと、ラインデータL1nとライ
ンデータL2nとの差分d1nを算出して、差分d1nの絶対
値が所定の最大誤差Dmax 以下となる画素ではデータL
1n,L2nの平均値を計算して補正データSn とし、差分
d1nの絶対値が最大誤差Dmaxより大きい画素では、当
該画素の前方に位置する補正データSn-8 に近い方のラ
インデータを補正データSn とし、該補正データをライ
ンメモリ7に格納する補正データ処理部12などで構成
される。
正なシェーディング補正データを短時間で生成できる画
像読取装置を提供する。 【解決手段】 画像読取装置は、原稿画像を読取るライ
ンイメージセンサ2と、画像データにシェーディング補
正を施すシェーディング補正部20と、シェーディング
補正に使用する補正データを記憶するラインメモリ7
と、白色基準原稿1の第1ラインを読み取ってラインデ
ータL1nを記憶するラインメモリAと、第1ラインとは
異なる位置の第2ラインを読み取ってラインデータL2n
を記憶するラインメモリBと、ラインデータL1nとライ
ンデータL2nとの差分d1nを算出して、差分d1nの絶対
値が所定の最大誤差Dmax 以下となる画素ではデータL
1n,L2nの平均値を計算して補正データSn とし、差分
d1nの絶対値が最大誤差Dmaxより大きい画素では、当
該画素の前方に位置する補正データSn-8 に近い方のラ
インデータを補正データSn とし、該補正データをライ
ンメモリ7に格納する補正データ処理部12などで構成
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
やスキャナ装置、デジタル複写機等に適用可能な画像読
取装置に関する。
やスキャナ装置、デジタル複写機等に適用可能な画像読
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一次元イメージセンサを用いた画像読取
装置では、光学系の特性、光電変換素子の感度むら、原
稿の照明むらなどに起因して、ライン方向に沿って出力
データのばらつきが生ずるシェーディング現象が発生す
る。こうしたシェーディング現象に対してシェーディン
グ補正を行なうことによって、出力データのばらつきを
解消している。
装置では、光学系の特性、光電変換素子の感度むら、原
稿の照明むらなどに起因して、ライン方向に沿って出力
データのばらつきが生ずるシェーディング現象が発生す
る。こうしたシェーディング現象に対してシェーディン
グ補正を行なうことによって、出力データのばらつきを
解消している。
【0003】シェーディング補正の手法として、生産ラ
インの調整工程において白色基準原稿を読み取り、各画
素毎の白色基準値を求め、この白色基準値の逆数を計算
して乗算補正値としてメモリ等に格納しておいて、実際
の原稿読取時において読取信号値に乗算補正値を画素毎
に乗算する手法が一般に採用されている。
インの調整工程において白色基準原稿を読み取り、各画
素毎の白色基準値を求め、この白色基準値の逆数を計算
して乗算補正値としてメモリ等に格納しておいて、実際
の原稿読取時において読取信号値に乗算補正値を画素毎
に乗算する手法が一般に採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした補正手法にお
いて、白色基準原稿に局部的に汚れていたり、ノイズが
混入すると、誤った白色基準値となるため、適正なシェ
ーディング補正を実施することができない。たとえば読
取分解能が8画素/mmである場合、125μm程度の
小さい汚れやごみでも悪影響を受ける。
いて、白色基準原稿に局部的に汚れていたり、ノイズが
混入すると、誤った白色基準値となるため、適正なシェ
ーディング補正を実施することができない。たとえば読
取分解能が8画素/mmである場合、125μm程度の
小さい汚れやごみでも悪影響を受ける。
【0005】この対策として、a)白色基準原稿の読取位
置を変えながら複数ライン分の白色基準値を読み取っ
て、これらの平均値から補正データを求める方法、b)白
色基準値に重畳されたノイズを無視して、複数ライン分
の白色基準値の最大値から補正データを求める方法、等
が知られている。
置を変えながら複数ライン分の白色基準値を読み取っ
て、これらの平均値から補正データを求める方法、b)白
色基準値に重畳されたノイズを無視して、複数ライン分
の白色基準値の最大値から補正データを求める方法、等
が知られている。
【0006】関連する先行技術として、特開昭60−2
63574号、特開昭61−108260号、特開平1
−136466号、特開平7−162679号、等があ
る。
63574号、特開昭61−108260号、特開平1
−136466号、特開平7−162679号、等があ
る。
【0007】図6は、白色基準値の一例を示すグラフで
ある。縦軸は白レベルで、横軸は読取ライン方向に沿っ
た画素位置である。汚れがなく全面均一な反射率特性を
示す白色基準原稿を読み取った場合、装置特性に応じた
白レベルのばらつきが現われる。
ある。縦軸は白レベルで、横軸は読取ライン方向に沿っ
た画素位置である。汚れがなく全面均一な反射率特性を
示す白色基準原稿を読み取った場合、装置特性に応じた
白レベルのばらつきが現われる。
【0008】一方、図7に示すように、白色基準原稿に
汚れ(ごみやほこりを含む)が付着している場合、1回
目のスキャンラインが汚れQAを通過すると、図8の符
号L1,L4に示すように、汚れQAに対応した位置で
白色基準値が小さくなる。同様に、2回目のスキャンラ
インが汚れQBを通過すると、図8の符号L2,L5に
示すように、汚れQBに対応した位置で白色基準値が小
さくなる。そこで、1回目の白色基準値と2回目の白色
基準値との単純平均を求めても、図8の符号L3,L6
に示すように、汚れQA,QBに対応した2つの位置で
汚れの影響が残ってしまう。
汚れ(ごみやほこりを含む)が付着している場合、1回
目のスキャンラインが汚れQAを通過すると、図8の符
号L1,L4に示すように、汚れQAに対応した位置で
白色基準値が小さくなる。同様に、2回目のスキャンラ
インが汚れQBを通過すると、図8の符号L2,L5に
示すように、汚れQBに対応した位置で白色基準値が小
さくなる。そこで、1回目の白色基準値と2回目の白色
基準値との単純平均を求めても、図8の符号L3,L6
に示すように、汚れQA,QBに対応した2つの位置で
汚れの影響が残ってしまう。
【0009】こうした汚れの影響を少なくするために、
スキャンラインの数を増やすことが考えられるが、その
分全体のスキャン時間や演算時間が長くなってしまう。
また、スキャンラインの数を増やすと汚れに遭遇する確
率も高くなり、しかも汚れが1箇所でも存在すれば、汚
れの影響は完全には除去できない。
スキャンラインの数を増やすことが考えられるが、その
分全体のスキャン時間や演算時間が長くなってしまう。
また、スキャンラインの数を増やすと汚れに遭遇する確
率も高くなり、しかも汚れが1箇所でも存在すれば、汚
れの影響は完全には除去できない。
【0010】本発明の目的は、白色基準原稿に汚れ等が
存在していても、適正なシェーディング補正データを短
時間で生成できる画像読取装置を提供することである。
存在していても、適正なシェーディング補正データを短
時間で生成できる画像読取装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿画像を読
み取って画像データに変換するラインイメージセンサ
と、ラインイメージセンサからの画像データにシェーデ
ィング補正を施すためのシェーディング補正手段と、シ
ェーディング補正に使用する補正データを記憶する補正
メモリとを備える画像読取装置において、白色基準原稿
の第1ラインを読み取って、第1ラインデータを記憶す
る第1ラインメモリと、第1ラインとは異なる位置の第
2ラインを読み取って、第2ラインデータを記憶する第
2ラインメモリと、第1ラインメモリに記憶された第1
ラインデータと第2ラインメモリに記憶された第2ライ
ンデータとの差分を算出して、差分が所定値D1以下の
画素では第1および第2ラインデータの両方を用いて補
正データを生成し、差分が所定値D1より大きい画素で
は第1および第2ラインデータのうち所定画素数離れた
画素の補正データに近い方のラインデータを用いて補正
データを生成し、該補正データを補正メモリに格納する
補正データ生成手段とを備えることを特徴とする画像読
取装置である。
み取って画像データに変換するラインイメージセンサ
と、ラインイメージセンサからの画像データにシェーデ
ィング補正を施すためのシェーディング補正手段と、シ
ェーディング補正に使用する補正データを記憶する補正
メモリとを備える画像読取装置において、白色基準原稿
の第1ラインを読み取って、第1ラインデータを記憶す
る第1ラインメモリと、第1ラインとは異なる位置の第
2ラインを読み取って、第2ラインデータを記憶する第
2ラインメモリと、第1ラインメモリに記憶された第1
ラインデータと第2ラインメモリに記憶された第2ライ
ンデータとの差分を算出して、差分が所定値D1以下の
画素では第1および第2ラインデータの両方を用いて補
正データを生成し、差分が所定値D1より大きい画素で
は第1および第2ラインデータのうち所定画素数離れた
画素の補正データに近い方のラインデータを用いて補正
データを生成し、該補正データを補正メモリに格納する
補正データ生成手段とを備えることを特徴とする画像読
取装置である。
【0012】本発明に従えば、白色基準原稿を読み取っ
てシェーディング補正データを生成する際、第1ライン
データと第2ラインデータとの差分を算出し、所定値D
1と比較することによって、読取ラインのいずれかに汚
れやごみ等が付着していたか否かが判定可能になり、汚
れやごみ等の影響を受けたデータの使用を排除できる。
さらに、差分が所定値D1より大きい画素では、所定画
素数離れた画素の補正データに近い方のラインデータを
用いることによって、データの欠落を補間できる。その
結果、適正なシェーディング補正データを短時間で生成
できる。
てシェーディング補正データを生成する際、第1ライン
データと第2ラインデータとの差分を算出し、所定値D
1と比較することによって、読取ラインのいずれかに汚
れやごみ等が付着していたか否かが判定可能になり、汚
れやごみ等の影響を受けたデータの使用を排除できる。
さらに、差分が所定値D1より大きい画素では、所定画
素数離れた画素の補正データに近い方のラインデータを
用いることによって、データの欠落を補間できる。その
結果、適正なシェーディング補正データを短時間で生成
できる。
【0013】また本発明は、原稿画像を読み取って画像
データに変換するラインイメージセンサと、ラインイメ
ージセンサからの画像データにシェーディング補正を施
すためのシェーディング補正手段と、シェーディング補
正に使用する補正データを記憶する補正メモリとを備え
る画像読取装置において、白色基準原稿の第1ラインを
読み取って、第1ラインデータを記憶する第1ラインメ
モリと、第1ラインとは異なる位置の第2ラインを読み
取って、第2ラインデータを記憶する第2ラインメモリ
と、第1ラインおよび第2ラインとは異なる位置の第3
ラインを読み取って、第3ラインデータを記憶する第3
ラインメモリと、第1ラインメモリに記憶された第1ラ
インデータ、第2ラインメモリに記憶された第2ライン
データおよび第3ラインメモリに記憶された第3ライン
データを画素単位で相互に比較し、より近い方の2つの
ラインデータを用いて補正データを生成し、該補正デー
タを補正メモリに格納する補正データ生成手段とを備え
ることを特徴とする画像読取装置である。
データに変換するラインイメージセンサと、ラインイメ
ージセンサからの画像データにシェーディング補正を施
すためのシェーディング補正手段と、シェーディング補
正に使用する補正データを記憶する補正メモリとを備え
る画像読取装置において、白色基準原稿の第1ラインを
読み取って、第1ラインデータを記憶する第1ラインメ
モリと、第1ラインとは異なる位置の第2ラインを読み
取って、第2ラインデータを記憶する第2ラインメモリ
と、第1ラインおよび第2ラインとは異なる位置の第3
ラインを読み取って、第3ラインデータを記憶する第3
ラインメモリと、第1ラインメモリに記憶された第1ラ
インデータ、第2ラインメモリに記憶された第2ライン
データおよび第3ラインメモリに記憶された第3ライン
データを画素単位で相互に比較し、より近い方の2つの
ラインデータを用いて補正データを生成し、該補正デー
タを補正メモリに格納する補正データ生成手段とを備え
ることを特徴とする画像読取装置である。
【0014】本発明に従えば、白色基準原稿を読み取っ
てシェーディング補正データを生成する際、第1ライン
データ、第2ラインデータおよび第3ラインデータを画
素単位で相互に比較することによって、読取ラインのい
ずれかに汚れやごみ等が付着していたか否かが判定可能
になり、さらに、より近い方の2つのラインデータを用
いることによって、汚れやごみ等の影響を受けたデータ
の使用を排除できる。その結果、適正なシェーディング
補正データを短時間で生成できる。
てシェーディング補正データを生成する際、第1ライン
データ、第2ラインデータおよび第3ラインデータを画
素単位で相互に比較することによって、読取ラインのい
ずれかに汚れやごみ等が付着していたか否かが判定可能
になり、さらに、より近い方の2つのラインデータを用
いることによって、汚れやごみ等の影響を受けたデータ
の使用を排除できる。その結果、適正なシェーディング
補正データを短時間で生成できる。
【0015】また本発明は、2つのラインデータを用い
る場合、両者の平均値を補正データとすることを特徴と
する。
る場合、両者の平均値を補正データとすることを特徴と
する。
【0016】本発明に従えば、2つのラインデータの平
均値を補正データとすることによって、ノイズ等に起因
するデータばらつきを平滑化でき、適正なシェーディン
グ補正データが得られる。
均値を補正データとすることによって、ノイズ等に起因
するデータばらつきを平滑化でき、適正なシェーディン
グ補正データが得られる。
【0017】また本発明は、生成した補正データが所定
値D2より小さい場合、またはラインデータ間の差分が
所定値D3より大きい場合、シェーディング補正の異常
を報知するための報知手段を備えることを特徴とする。
値D2より小さい場合、またはラインデータ間の差分が
所定値D3より大きい場合、シェーディング補正の異常
を報知するための報知手段を備えることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、生成した補正データが所
定値D2より小さい場合やラインデータ間の差分が所定
値D3より大きい場には、白色基準原稿の異常や、ライ
ンイメージセンサおよび信号処理系の異常が発生したと
考えられる。以後、シェーディング補正データの生成処
理を中断して、使用者にシェーディング補正の異常を報
知することで、メンテナンス作業を速やかに開始でき
る。
定値D2より小さい場合やラインデータ間の差分が所定
値D3より大きい場には、白色基準原稿の異常や、ライ
ンイメージセンサおよび信号処理系の異常が発生したと
考えられる。以後、シェーディング補正データの生成処
理を中断して、使用者にシェーディング補正の異常を報
知することで、メンテナンス作業を速やかに開始でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
電気的構成を示すブロック図である。画像読取装置は、
原稿の搬送や位置決めを行なうモータ10と、原稿画像
を読み取って画像データに変換するラインイメージセン
サ2と、ラインイメージセンサ2からの画像データにシ
ェーディング補正を施すシェーディング補正部20と、
白色基準原稿1を用いて補正データを生成するための補
正データ処理部12と、各種の表示を行なうLEDや液
晶パネル等の表示部21などで構成される。
電気的構成を示すブロック図である。画像読取装置は、
原稿の搬送や位置決めを行なうモータ10と、原稿画像
を読み取って画像データに変換するラインイメージセン
サ2と、ラインイメージセンサ2からの画像データにシ
ェーディング補正を施すシェーディング補正部20と、
白色基準原稿1を用いて補正データを生成するための補
正データ処理部12と、各種の表示を行なうLEDや液
晶パネル等の表示部21などで構成される。
【0020】ラインイメージセンサ2は、所定ピッチで
直線状に配置された多数の光電変換素子を有し、原稿搬
送方向に対してほぼ直交する方向に配置される。ライン
イメージセンサ2の出力は、アナログ信号をデジタル信
号に変換するAD変換器(図示略)に入力され、ライン
イメージセンサ2が読み取った画像データはデジタル信
号として処理される。ラインイメージセンサ2の周辺に
は、原稿を照明する光源や原稿からの反射光をラインイ
メージセンサ2に結像する光学系等が設けられる。
直線状に配置された多数の光電変換素子を有し、原稿搬
送方向に対してほぼ直交する方向に配置される。ライン
イメージセンサ2の出力は、アナログ信号をデジタル信
号に変換するAD変換器(図示略)に入力され、ライン
イメージセンサ2が読み取った画像データはデジタル信
号として処理される。ラインイメージセンサ2の周辺に
は、原稿を照明する光源や原稿からの反射光をラインイ
メージセンサ2に結像する光学系等が設けられる。
【0021】補正データ処理部12は、ラインイメージ
センサ2が読み取った画像データを振り分けるスイッチ
11と、1ライン分の画像データを記憶するラインメモ
リA〜Cと、ラインメモリA〜Cに記憶されたラインデ
ータを比較する比較器6と、ラインメモリA〜Cに記憶
されたラインデータの平均値を選択する平均選択器8
と、シェーディング補正に使用する補正データを記憶す
るシェーディング用ラインメモリ7と、種々の制御や信
号処理を行なうマイコン(マイクロコンピュータ)9な
どで構成される。
センサ2が読み取った画像データを振り分けるスイッチ
11と、1ライン分の画像データを記憶するラインメモ
リA〜Cと、ラインメモリA〜Cに記憶されたラインデ
ータを比較する比較器6と、ラインメモリA〜Cに記憶
されたラインデータの平均値を選択する平均選択器8
と、シェーディング補正に使用する補正データを記憶す
るシェーディング用ラインメモリ7と、種々の制御や信
号処理を行なうマイコン(マイクロコンピュータ)9な
どで構成される。
【0022】シェーディング補正部20は、ラインメモ
リ7に記憶された補正データを用いて、光学系の特性、
光電変換素子の感度むら、原稿の照明むらなどに起因す
るシェーディングを補正する。補正された画像データは
コンピュータ等のホスト装置やファクシミリ通信用のモ
デム等に供給される。
リ7に記憶された補正データを用いて、光学系の特性、
光電変換素子の感度むら、原稿の照明むらなどに起因す
るシェーディングを補正する。補正された画像データは
コンピュータ等のホスト装置やファクシミリ通信用のモ
デム等に供給される。
【0023】図2は、補正データ処理部12の動作の一
例を示すフローチャートである。まずステップs1にお
いて、マイコン9がモータ10を制御して白色基準原稿
1を1回目のスキャン位置に移動して、次にステップs
2においてスイッチ11をラインメモリAに切替えた
後、1ライン分の読取りを行なって、白ラインデータを
ラインメモリAに記憶する。
例を示すフローチャートである。まずステップs1にお
いて、マイコン9がモータ10を制御して白色基準原稿
1を1回目のスキャン位置に移動して、次にステップs
2においてスイッチ11をラインメモリAに切替えた
後、1ライン分の読取りを行なって、白ラインデータを
ラインメモリAに記憶する。
【0024】次にステップs3において、図7に示すよ
うに、白色基準原稿1を1回目スキャン位置と異なる位
置に移動して、次にステップs4においてスイッチ11
をラインメモリBに切替えた後、1ライン分の読取りを
行なって、2回目の白ラインデータをラインメモリBに
記憶する。
うに、白色基準原稿1を1回目スキャン位置と異なる位
置に移動して、次にステップs4においてスイッチ11
をラインメモリBに切替えた後、1ライン分の読取りを
行なって、2回目の白ラインデータをラインメモリBに
記憶する。
【0025】次にステップs5において画素番号を表す
ポインタnを1に初期化し、次にステップs6におい
て、ラインメモリAに記憶されたラインデータのうちn
番目の画素データL1nとラインメモリBに記憶されたラ
インデータのうちn番目の画素データL2nとの差分d1n
を算出する。
ポインタnを1に初期化し、次にステップs6におい
て、ラインメモリAに記憶されたラインデータのうちn
番目の画素データL1nとラインメモリBに記憶されたラ
インデータのうちn番目の画素データL2nとの差分d1n
を算出する。
【0026】次にステップs7において、差分d1nの絶
対値と予め定めた最大誤差Dmax とを比較する。差分d
1nの絶対値が最大誤差Dmax 以下である場合、ステップ
s8に移行して、画素データL1n,L2nの平均値を計算
してn番目の補正データSnとし、次にステップs9に
おいて補正データSn をラインメモリ7に格納する。ス
テップs10では、ポインタnが1ラインの最大画素番
号Nmax に達したか否かを判定し、全画素の処理が終了
いなければステップs11でポインタnを1つ増加し、
ステップs6から次の画素について処理を繰り返す。
対値と予め定めた最大誤差Dmax とを比較する。差分d
1nの絶対値が最大誤差Dmax 以下である場合、ステップ
s8に移行して、画素データL1n,L2nの平均値を計算
してn番目の補正データSnとし、次にステップs9に
おいて補正データSn をラインメモリ7に格納する。ス
テップs10では、ポインタnが1ラインの最大画素番
号Nmax に達したか否かを判定し、全画素の処理が終了
いなければステップs11でポインタnを1つ増加し、
ステップs6から次の画素について処理を繰り返す。
【0027】一方、ステップs7において、差分d1nの
絶対値が最大誤差Dmax より大きい場合、画素データL
1n,L2nは汚れやごみ等の影響を受けたと推定できるた
め、ステップs12に移行して、n番目の画素から所定
画素数、たとえば8画素だけ前方に位置する(n−8)
番目の画素の補正データSn-8 と画素データL1n,L2n
との差分Xn,Ynをそれぞれ算出する。次にステップs
13において差分Xn,Ynの絶対値を互いに比較して、
|Xn|が|Yn|より大きければステップs14に移行
して、画素データL2nをn番目の補正データSn とす
る。一方、|Xn|が|Yn|以下であるときはステップ
s15に移行して、画素データL1nをn番目の補正デー
タSn とする。次にステップs9に移行して、補正デー
タSn をラインメモリ7に格納する。
絶対値が最大誤差Dmax より大きい場合、画素データL
1n,L2nは汚れやごみ等の影響を受けたと推定できるた
め、ステップs12に移行して、n番目の画素から所定
画素数、たとえば8画素だけ前方に位置する(n−8)
番目の画素の補正データSn-8 と画素データL1n,L2n
との差分Xn,Ynをそれぞれ算出する。次にステップs
13において差分Xn,Ynの絶対値を互いに比較して、
|Xn|が|Yn|より大きければステップs14に移行
して、画素データL2nをn番目の補正データSn とす
る。一方、|Xn|が|Yn|以下であるときはステップ
s15に移行して、画素データL1nをn番目の補正デー
タSn とする。次にステップs9に移行して、補正デー
タSn をラインメモリ7に格納する。
【0028】こうして2つのラインデータのうちn番目
の画素データL1n,L2nの差分d1nを算出して、所定の
最大誤差Dmax とを比較することによって、画素データ
L1n,L2nは汚れやごみ等の影響を受けたか否かを推定
できる。汚れやごみ等の影響を受けた場合は、画素デー
タL1n,L2nのうち、n番目の画素から所定画素数離れ
た画素の補正データSn-8 に近い方の画素データを用い
ることによって、データの欠落を補間できる。
の画素データL1n,L2nの差分d1nを算出して、所定の
最大誤差Dmax とを比較することによって、画素データ
L1n,L2nは汚れやごみ等の影響を受けたか否かを推定
できる。汚れやごみ等の影響を受けた場合は、画素デー
タL1n,L2nのうち、n番目の画素から所定画素数離れ
た画素の補正データSn-8 に近い方の画素データを用い
ることによって、データの欠落を補間できる。
【0029】図3は、ラインデータおよび補正データの
一例を示すグラフである。縦軸は白レベルで、横軸は読
取ライン方向に沿った画素位置である。図7と同様に、
白色基準原稿に汚れ(ごみやほこりを含む)が付着して
いる場合、1回目のスキャンラインが汚れQAを通過す
ると、図3の符号L1,L4に示すように、汚れQAに
対応した位置で白色基準値が小さくなる。同様に、2回
目のスキャンラインが汚れQBを通過すると、図3の符
号L2,L5に示すように、汚れQBに対応した位置で
白色基準値が小さくなる。
一例を示すグラフである。縦軸は白レベルで、横軸は読
取ライン方向に沿った画素位置である。図7と同様に、
白色基準原稿に汚れ(ごみやほこりを含む)が付着して
いる場合、1回目のスキャンラインが汚れQAを通過す
ると、図3の符号L1,L4に示すように、汚れQAに
対応した位置で白色基準値が小さくなる。同様に、2回
目のスキャンラインが汚れQBを通過すると、図3の符
号L2,L5に示すように、汚れQBに対応した位置で
白色基準値が小さくなる。
【0030】本発明では、汚れQAの位置において2回
目スキャンの画素データを使用し、汚れQBの位置にお
いて1回目スキャンの画素データを使用し、汚れQA,
QB以外の位置では両方の平均値を使用しているため、
汚れやごみ等の影響を排除した適正なシェーディング補
正データが得られる。
目スキャンの画素データを使用し、汚れQBの位置にお
いて1回目スキャンの画素データを使用し、汚れQA,
QB以外の位置では両方の平均値を使用しているため、
汚れやごみ等の影響を排除した適正なシェーディング補
正データが得られる。
【0031】図4は、補正データ処理部12の動作の他
の例を示すフローチャートである。なお、ステップs1
〜s11は図1と同様であり重複説明を省略する。
の例を示すフローチャートである。なお、ステップs1
〜s11は図1と同様であり重複説明を省略する。
【0032】ステップs7において差分d1nの絶対値が
最大誤差Dmax より大きい場合、画素データL1n,L2n
は汚れやごみ等の影響を受けたと推定できるため、ステ
ップs22に移行して、図5に示すように、白色基準原
稿1を2回目スキャン位置と異なる位置に移動して、次
にステップs23においてスイッチ11をラインメモリ
Cに切替えた後、1ライン分の読取りを行なって、3回
目の白ラインデータをラインメモリCに記憶する。
最大誤差Dmax より大きい場合、画素データL1n,L2n
は汚れやごみ等の影響を受けたと推定できるため、ステ
ップs22に移行して、図5に示すように、白色基準原
稿1を2回目スキャン位置と異なる位置に移動して、次
にステップs23においてスイッチ11をラインメモリ
Cに切替えた後、1ライン分の読取りを行なって、3回
目の白ラインデータをラインメモリCに記憶する。
【0033】次にステップs24において画素番号を表
すポインタnを1に初期化し、次にステップs25にお
いて、ラインメモリAに記憶されたラインデータのうち
n番目の画素データL1n、ラインメモリBに記憶された
ラインデータのうちn番目の画素データL2n、およびラ
インメモリCに記憶されたラインデータのうちn番目の
画素データL3nをそれぞれ参照して、画素データL1nと
画素データL2nとの差分d1n、画素データL1nと画素デ
ータL3nとの差分d2n、および画素データL2nと画素デ
ータL3nとの差分d3nをそれぞれ算出する。
すポインタnを1に初期化し、次にステップs25にお
いて、ラインメモリAに記憶されたラインデータのうち
n番目の画素データL1n、ラインメモリBに記憶された
ラインデータのうちn番目の画素データL2n、およびラ
インメモリCに記憶されたラインデータのうちn番目の
画素データL3nをそれぞれ参照して、画素データL1nと
画素データL2nとの差分d1n、画素データL1nと画素デ
ータL3nとの差分d2n、および画素データL2nと画素デ
ータL3nとの差分d3nをそれぞれ算出する。
【0034】次にステップs26において差分d1nの絶
対値|d1n|と差分d2nの絶対値|d2n|とを比較し、
|d1n|>|d2n|であればステップs27に移行して
差分d2nの絶対値|d2n|と差分d3nの絶対値|d3n|
とを比較する。一方、ステップs26で|d1n|≦|d
2n|であればステップs28に移行して差分d1nの絶対
値|d1n|と差分d3nの絶対値|d3n|とを比較する。
対値|d1n|と差分d2nの絶対値|d2n|とを比較し、
|d1n|>|d2n|であればステップs27に移行して
差分d2nの絶対値|d2n|と差分d3nの絶対値|d3n|
とを比較する。一方、ステップs26で|d1n|≦|d
2n|であればステップs28に移行して差分d1nの絶対
値|d1n|と差分d3nの絶対値|d3n|とを比較する。
【0035】こうして差分d1n,d2n,d3nの絶対値を
相互に比較し、画素データL1n,L2n,L3nのうち差分
絶対値が最も小さいペアとなる2つの画素データを選定
する。絶対値|d2n|が最も小さい場合、ステップs2
9に移行して画素データL1n,L3nの平均値を計算して
n番目の補正データSn とする。絶対値|d3n|が最も
小さい場合、ステップs30に移行して画素データL2
n,L3nの平均値を計算してn番目の補正データSn と
する。絶対値|d1n|が最も小さい場合、ステップs3
1に移行して画素データL1n,L2nの平均値を計算して
n番目の補正データSn とする。
相互に比較し、画素データL1n,L2n,L3nのうち差分
絶対値が最も小さいペアとなる2つの画素データを選定
する。絶対値|d2n|が最も小さい場合、ステップs2
9に移行して画素データL1n,L3nの平均値を計算して
n番目の補正データSn とする。絶対値|d3n|が最も
小さい場合、ステップs30に移行して画素データL2
n,L3nの平均値を計算してn番目の補正データSn と
する。絶対値|d1n|が最も小さい場合、ステップs3
1に移行して画素データL1n,L2nの平均値を計算して
n番目の補正データSn とする。
【0036】次にステップs32において補正データS
n をラインメモリ7に格納した後、ステップs33で
は、ポインタnが1ラインの最大画素番号Nmax に達し
たか否かを判定し、全画素の処理が終了いなければステ
ップs34でポインタnを1つ増加し、ステップs25
から次の画素について処理を繰り返す。
n をラインメモリ7に格納した後、ステップs33で
は、ポインタnが1ラインの最大画素番号Nmax に達し
たか否かを判定し、全画素の処理が終了いなければステ
ップs34でポインタnを1つ増加し、ステップs25
から次の画素について処理を繰り返す。
【0037】こうして3つのラインデータのうちn番目
の画素データL1n,L2n,L3nを相互に比較することに
よって、読取ラインのいずれかに汚れやごみ等が付着し
ていたか否かが判定可能になる。さらに、差分絶対値が
最も小さいペアとなる2つの画素データを用いることに
よって、汚れやごみ等の影響を受けたデータの使用を排
除できる。
の画素データL1n,L2n,L3nを相互に比較することに
よって、読取ラインのいずれかに汚れやごみ等が付着し
ていたか否かが判定可能になる。さらに、差分絶対値が
最も小さいペアとなる2つの画素データを用いることに
よって、汚れやごみ等の影響を受けたデータの使用を排
除できる。
【0038】すなわち図5に示すように、本発明では、
汚れQAの位置において2回目スキャンおよび3回目ス
キャンの画素データを使用して平均値を計算し、汚れQ
Bの位置において1回目スキャンおよび3回目スキャン
の画素データを使用して平均値を計算し、汚れQCの位
置において1回目スキャンおよび2回目スキャンの画素
データを使用して平均値を計算しているため、汚れやご
み等の影響を排除した適正なシェーディング補正データ
が得られる。
汚れQAの位置において2回目スキャンおよび3回目ス
キャンの画素データを使用して平均値を計算し、汚れQ
Bの位置において1回目スキャンおよび3回目スキャン
の画素データを使用して平均値を計算し、汚れQCの位
置において1回目スキャンおよび2回目スキャンの画素
データを使用して平均値を計算しているため、汚れやご
み等の影響を排除した適正なシェーディング補正データ
が得られる。
【0039】なお、図2および図4のステップs9,s
32において、補正データSn をラインメモリ7に格納
する前に、補正データSn が適正か否かを判定する処理
を追加することも可能である。すなわち、生成した補正
データSn が所定値D2より小さい場合やラインデータ
間の差分が所定値D3より大きい場には、白色基準原稿
の異常やラインイメージセンサ2および信号処理系の異
常が発生したと考えられる。このときはシェーディング
補正データの生成処理を中断し、表示部21に処理中断
メッセージを表示する。これによって使用者はシェーデ
ィング補正の異常を認識でき、回路点検や白色基準原稿
の交換等のメンテナンス作業を速やかに開始できる。
32において、補正データSn をラインメモリ7に格納
する前に、補正データSn が適正か否かを判定する処理
を追加することも可能である。すなわち、生成した補正
データSn が所定値D2より小さい場合やラインデータ
間の差分が所定値D3より大きい場には、白色基準原稿
の異常やラインイメージセンサ2および信号処理系の異
常が発生したと考えられる。このときはシェーディング
補正データの生成処理を中断し、表示部21に処理中断
メッセージを表示する。これによって使用者はシェーデ
ィング補正の異常を認識でき、回路点検や白色基準原稿
の交換等のメンテナンス作業を速やかに開始できる。
【0040】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、白
色基準原稿を読み取ってシェーディング補正データを生
成する際、第1ラインデータと第2ラインデータとの差
分を算出し、所定値D1と比較することによって、読取
ラインのいずれかに汚れやごみ等が付着していたか否か
が判定可能になり、汚れやごみ等の影響を受けたデータ
の使用を排除できる。さらに、差分が所定値D1より大
きい画素では、所定画素数離れた画素の補正データに近
い方のラインデータを用いることによって、データの欠
落を補間できる。
色基準原稿を読み取ってシェーディング補正データを生
成する際、第1ラインデータと第2ラインデータとの差
分を算出し、所定値D1と比較することによって、読取
ラインのいずれかに汚れやごみ等が付着していたか否か
が判定可能になり、汚れやごみ等の影響を受けたデータ
の使用を排除できる。さらに、差分が所定値D1より大
きい画素では、所定画素数離れた画素の補正データに近
い方のラインデータを用いることによって、データの欠
落を補間できる。
【0041】また本発明によれば、白色基準原稿を読み
取ってシェーディング補正データを生成する際、第1ラ
インデータ、第2ラインデータおよび第3ラインデータ
を画素単位で相互に比較することによって、読取ライン
のいずれかに汚れやごみ等が付着していたか否かが判定
可能になり、さらに、より近い方の2つのラインデータ
を用いることによって、汚れやごみ等の影響を受けたデ
ータの使用を排除できる。
取ってシェーディング補正データを生成する際、第1ラ
インデータ、第2ラインデータおよび第3ラインデータ
を画素単位で相互に比較することによって、読取ライン
のいずれかに汚れやごみ等が付着していたか否かが判定
可能になり、さらに、より近い方の2つのラインデータ
を用いることによって、汚れやごみ等の影響を受けたデ
ータの使用を排除できる。
【0042】このように位置が異なる複数の読取ライン
からのラインデータを用いることによって、汚れやごみ
等の影響を排除できるため、適正なシェーディング補正
データを短時間で生成できる。
からのラインデータを用いることによって、汚れやごみ
等の影響を排除できるため、適正なシェーディング補正
データを短時間で生成できる。
【図1】本発明の実施の一形態の電気的構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】補正データ処理部12の動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図3】ラインデータおよび補正データの一例を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図4】補正データ処理部12の動作の他の例を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】白色基準原稿の読取ラインの位置を示す説明図
である。
である。
【図6】白色基準値の一例を示すグラフである。
【図7】白色基準原稿の読取ラインの位置を示す説明図
である。
である。
【図8】従来のラインデータおよび補正データの一例を
示すグラフである。
示すグラフである。
1 白色基準原稿 2 ラインイメージセンサ 6 比較器 7 シェーディング用ラインメモリ 8 平均選択器 9 マイコン 10 モータ 11 スイッチ 12 補正データ処理部 20 シェーディング補正部 21 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB01 DA04 DB01 DC02 DC07 DC11 5C072 AA01 BA08 DA12 EA04 FB12 RA16 UA03 UA11 UA12 5C077 LL13 MM02 MM27 PP06 PP46 PP47 PQ20 PQ22 PQ24 SS01 SS06 TT06
Claims (4)
- 【請求項1】 原稿画像を読み取って画像データに変換
するラインイメージセンサと、 ラインイメージセンサからの画像データにシェーディン
グ補正を施すためのシェーディング補正手段と、 シェーディング補正に使用する補正データを記憶する補
正メモリとを備える画像読取装置において、 白色基準原稿の第1ラインを読み取って、第1ラインデ
ータを記憶する第1ラインメモリと、 第1ラインとは異なる位置の第2ラインを読み取って、
第2ラインデータを記憶する第2ラインメモリと、 第1ラインメモリに記憶された第1ラインデータと第2
ラインメモリに記憶された第2ラインデータとの差分を
算出して、差分が所定値D1以下の画素では第1および
第2ラインデータの両方を用いて補正データを生成し、
差分が所定値D1より大きい画素では第1および第2ラ
インデータのうち所定画素数離れた画素の補正データに
近い方のラインデータを用いて補正データを生成し、該
補正データを補正メモリに格納する補正データ生成手段
とを備えることを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】 原稿画像を読み取って画像データに変換
するラインイメージセンサと、 ラインイメージセンサからの画像データにシェーディン
グ補正を施すためのシェーディング補正手段と、 シェーディング補正に使用する補正データを記憶する補
正メモリとを備える画像読取装置において、 白色基準原稿の第1ラインを読み取って、第1ラインデ
ータを記憶する第1ラインメモリと、 第1ラインとは異なる位置の第2ラインを読み取って、
第2ラインデータを記憶する第2ラインメモリと、 第1ラインおよび第2ラインとは異なる位置の第3ライ
ンを読み取って、第3ラインデータを記憶する第3ライ
ンメモリと、 第1ラインメモリに記憶された第1ラインデータ、第2
ラインメモリに記憶された第2ラインデータおよび第3
ラインメモリに記憶された第3ラインデータを画素単位
で相互に比較し、より近い方の2つのラインデータを用
いて補正データを生成し、該補正データを補正メモリに
格納する補正データ生成手段とを備えることを特徴とす
る画像読取装置。 - 【請求項3】 2つのラインデータを用いる場合、両者
の平均値を補正データとすることを特徴とする請求項1
または2記載の画像読取装置。 - 【請求項4】 生成した補正データが所定値D2より小
さい場合、またはラインデータ間の差分が所定値D3よ
り大きい場合、シェーディング補正の異常を報知するた
めの報知手段を備えることを特徴とする請求項1または
2記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000059362A JP2001251506A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000059362A JP2001251506A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001251506A true JP2001251506A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18579824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000059362A Pending JP2001251506A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001251506A (ja) |
-
2000
- 2000-03-03 JP JP2000059362A patent/JP2001251506A/ja active Pending
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