JP2001250781A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP2001250781A
JP2001250781A JP2000060213A JP2000060213A JP2001250781A JP 2001250781 A JP2001250781 A JP 2001250781A JP 2000060213 A JP2000060213 A JP 2000060213A JP 2000060213 A JP2000060213 A JP 2000060213A JP 2001250781 A JP2001250781 A JP 2001250781A
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Japan
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boat
chamber
wafer
cassette
load lock
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JP2000060213A
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English (en)
Inventor
Koji Tomezuka
幸二 遠目塚
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】前記ウェーハ表面に吸着された水分を加熱によ
り脱離すると共に加熱されたウェーハを直ちにプロセス
処理し、品質を高めると共にスループットを向上させ、
生産性を高める。 【解決手段】プロセスチャンバ1と前処理チャンバ29
とが気密室19を介して連結され、複数の被処理基板1
3は前記前処理チャンバ内で所要状態に保持された後、
気密室を経て前記プロセスチャンバに挿入される様構成
された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコンウェーハ等
の被処理基板から半導体素子を製造する半導体製造装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置はウェーハの表面に薄膜
を生成し、燐、硼素等の不純物拡散を行い、或はエッチ
ング等をして半導体素子を製造するものである。
【0003】従来の半導体製造装置を図2に於いて説明
する。
【0004】プロセスチャンバ1とロードロックチャン
バ2が上下に連設され、前記プロセスチャンバ1内は図
示しない加熱装置により真空下で加熱可能になってお
り、該プロセスチャンバ1の内部に均熱管3が前記プロ
セスチャンバ1と同心に設けられ、該プロセスチャンバ
1の下部にガス供給ライン4が連通され、該ガス供給ラ
イン4から前記プロセスチャンバ1へ反応ガス或は窒素
ガスが供給される様になっている。前記プロセスチャン
バ1の下部にガス排出ライン5が連通されている。
【0005】前記ロードロックチャンバ2の天井部6に
炉口7が前記プロセスチャンバ1と同心に穿設され、該
炉口7は炉口ゲートバルブ8により気密に開閉される様
になっている。
【0006】前記ロードロックチャンバ2は側面にゲー
トバルブ(図示せず)を有し、前記ロードロックチャン
バ2の内部にボートエレベータ(図示せず)が設置さ
れ、該ボートエレベータに炉口蓋9が取付けられ、該炉
口蓋9にボートキャップ11を介してボート12が載置
されている。
【0007】該ボート12には図示しないウェーハ移載
機によりウェーハ13が前記ロードロックチャンバ2外
部のカセット(図示せず)から前記ゲートバルブを通し
て前記ボート12に水平姿勢で多段に装填される。
【0008】前記ロードロックチャンバ2は排気ライン
14を有し、該排気ライン14により前記ロードロック
チャンバ2の内部が排気される様になっている。
【0009】前記ロードロックチャンバ2の内部に窒素
ガス放出管15が設けられ、該窒素ガス放出管15には
窒素ガス放出孔16が所要の間隔で多数穿設され、前記
窒素ガス放出管15に窒素ガス供給管(図示せず)が接
続されている。
【0010】前記ロードロックチャンバ2の側部に水分
測定用ポート18が設けられ、該水分測定用ポート18
には水分測定機(図示せず)が設けられている。
【0011】前記ボート12に前記ウェーハ13が装填
された後、前記ロードロックチャンバ2のゲートバルブ
(図示せず)が閉となる。
【0012】前記ロードロックチャンバ2の内部が大気
雰囲気であると、大気中の酸素により前記ウェーハ13
が酸化され、該ウェーハ13の表面に無用の酸化膜が形
成され、該酸化膜により半導体素子の高集積化及び高速
化が妨げられる虞れがある。
【0013】その為、前記排気ライン14により前記ロ
ードロックチャンバ2の内部を排気し、前記窒素ガス放
出管15から高純度低水分窒素ガスが供給され、該ロー
ドロックチャンバ2の内部が窒素ガスに置換され、該ロ
ードロックチャンバ2内部の水分も低減される。
【0014】該ロードロックチャンバ2の内部雰囲気は
前記水分測定用ポート18から採取され、前記内部雰囲
気中の水分量が図示しない水分測定機により測定され、
前記水分量が所定濃度以下になったところで、前記炉口
ゲートバルブ8が開となり、図示しないボートエレベー
タにより前記ボート12が前記プロセスチャンバ1の内
部に装入され、前記炉口蓋9により前記炉口7が気密に
閉塞される。
【0015】前記プロセスチャンバ1の内部が真空排気
された後、図示しない加熱装置により前記ウェーハ13
が所定の温度迄加熱され、前記ガス供給ライン4から前
記プロセスチャンバ1の内部に反応ガスが供給され、前
記ウェーハ13がプロセス処理される。
【0016】成膜が終了した後、加熱が停止されると共
に前記反応ガスの供給が停止され、前記ガス排出ライン
5により反応ガスが排出される。前記ガス供給ライン4
から高純度低水分窒素ガスが前記プロセスチャンバ1の
内部に供給され、前記プロセスチャンバ1の内部が窒素
ガスに置換された後、前記プロセスチャンバ1の内部が
大気圧に戻される。前記プロセスチャンバ1の内部が所
定の温度迄降下した後、前記と逆の操作で前記ボート1
2が前記プロセスチャンバ1から引出され、前記ボート
12内部の処理済ウェーハ13が未処理のウェーハと交
換される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前記ロードロックチャ
ンバ2内部の温度は常温である為、前記ロードロックチ
ャンバ2内部を高純度低水分窒素ガスで置換しても、前
記ウェーハ13表面に吸着された水分は容易に脱離でき
ない。
【0018】その為、前記ボート12が高温雰囲気の前
記プロセスチャンバ1に装入された際に、前記ウェーハ
13が昇温し、前記ウェーハ13に吸着されている水分
が脱離し、前記高温雰囲気下で前記ウェーハ13の表面
に酸化膜が形成される虞れがある。
【0019】前記ウェーハ13の表面に酸化膜が形成さ
れると、前述の様に半導体素子の高集積化及び高速化が
妨げられる。
【0020】又、前記ウェーハ13は常温で前記プロセ
スチャンバ1に装入される為、前記ウェーハ13が前記
プロセスチャンバ1の内部で加熱され所定のプロセス温
度迄均一的に到達するのに、非常に長い時間を要してい
る。
【0021】従って、スループット即ち単位時間当りの
前記ウェーハ13のプロセス処理枚数が制約され、生産
性を向上させる弊害の要因となっており、更に処理コス
トの増大を招いている。
【0022】本発明は斯かる実情に鑑み、前記ウェーハ
表面に吸着された水分を加熱により略完全に脱離すると
共に加熱されたウェーハを直ちにプロセス処理してスル
ープットを向上し、生産性を高め、処理コストを低減し
ようとするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、プロセスチャ
ンバと前処理チャンバとが気密室を介して連結され、複
数の被処理基板は前記前処理チャンバ内で所要状態に保
持された後、気密室を経て前記プロセスチャンバに挿入
される様構成された半導体製造装置に係るものである。
【0024】ウェーハ移載機によりウェーハがボートに
移載され、該ボートが前処理側ボートエレベータにより
前記前処理チャンバに装入され、前記ウェーハに吸着さ
れた水分が加熱により脱離される。
【0025】前記前処理側ボートエレベータにより前記
前処理チャンバから引出されたボートは加熱された状態
にあり、該ボートは直ちにボートチェンジャにより前記
前処理側ボートエレベータからプロセス側ボートエレベ
ータに移動され、該プロセス側ボートエレベータにより
前記ボートがプロセスチャンバに装入され、前記ウェー
ハが所定のプロセス温度迄加熱され、プロセス処理され
る。
【0026】前記プロセスチャンバに於いて、前記ウェ
ーハは予熱されているので、短時間でプロセス温度迄昇
温され、加熱時間が短縮される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0028】尚、図1中、図2中と同等のものには同符
号を付してある。
【0029】ロードロックチャンバ19は図示しない不
活性ガス供給ライン及び真空排気ラインを有し、窒素ガ
ス等の不活性ガスにより置換可能になっている。前記ロ
ードロックチャンバ19の図1中右側上部にプロセスチ
ャンバ1が立設され、該プロセスチャンバ1は石英製の
反応管により構成され、前記プロセスチャンバ1の周囲
に円筒状ヒータ21が設けられ、前記プロセスチャンバ
1の下部にガス供給ライン4及びガス排出ライン5が連
通されている。
【0030】前記プロセスチャンバ1はプロセス側炉口
22を介して気密室である前記ロードロックチャンバ1
9に連通されている。
【0031】該ロードロックチャンバ19の内部に前記
プロセス側炉口22を気密に開閉する炉口ゲートバルブ
8が設けられ、前記ロードロックチャンバ19の内部に
プロセス側ボートエレベータ23が設けられている。該
プロセス側ボートエレベータ23は前記プロセスチャン
バ1の下方に位置している。前記プロセス側ボートエレ
ベータ23はプロセス側昇降アーム24を有し、該プロ
セス側昇降アーム24にプロセス側炉口蓋25が前記プ
ロセス側炉口22と同心に設けられ、該プロセス側炉口
蓋25に第1ボートキャップ26を介して第1ボート2
8が載置される。前記第1ボートキャップ26の下端部
外周に第1環状溝27が凹設されている。前記第1ボー
トキャップ26に第1ボート28が同心に載置されてい
る。該第1ボート28は石英製であり、所要のピッチで
溝が刻設された支柱を有し、該支柱の溝にウェーハ13
を水平姿勢で保持することができ、前記第1ボート28
は前記プロセスチャンバ1内に装入できる様になってい
る。
【0032】前記ロードロックチャンバ19の図中左側
上部に前処理チャンバ29が立設され、該前処理チャン
バ29は石英製の耐圧円筒状容器であり、該前処理チャ
ンバ29の下部に真空排気ライン31が連通され、該真
空排気ライン31はバルブ32及び真空ポンプ33を有
している。
【0033】前記前処理チャンバ29の側方に加熱装置
34が設けられ、該加熱装置34の縦方向長さは前記前
処理チャンバ29の高さと同程度であり、前記加熱装置
34は発熱源としてランプヒータ、抵抗加熱ヒータ、セ
ラミックヒータ等の発熱体を使用することができる。
【0034】前記前処理チャンバ29は前処理側炉口3
5を介して前記ロードロックチャンバ19と連通され
る。
【0035】該ロードロックチャンバ19の内部で前記
前処理チャンバ29の下方に前処理側ボートエレベータ
36が設けられている。該前処理側ボートエレベータ3
6は前記ロードロックチャンバ19の内部にあり前記プ
ロセス側ボートエレベータ23と反対側に位置し、前記
前処理側ボートエレベータ36は前処理側昇降アーム3
7を有し、該前処理側昇降アーム37の先端部に回転装
置38が設けられている。該回転装置38に前処理側炉
口蓋39が前記前処理側炉口35と同心に設けられてい
る。前記回転装置38の回転軸(図示せず)は前記前処
理側炉口蓋39を気密に貫通しており、前記回転軸に図
示しない回転テーブルが固定され、該回転テーブルに第
2ボートキャップ41を介して第2ボート43が設置さ
れ、該第2ボート43は前記回転装置38により垂直軸
心の周りを回転可能となっている。前記第2ボートキャ
ップ41の下端部外周に第2環状溝42が凹設されてい
る。前記第2炉口キャップ41に第2ボート43が同心
に載置されている。
【0036】前記前処理側ボートエレベータ36と前記
プロセス側ボートエレベータ23との間にボートチェン
ジャ44が設置されている。該ボートチェンジャ44は
回転機構45を有し、且つ2つのボート支持アーム4
6,47が水平に設けられ、一方の前記ボート支持アー
ム46は水平方向に進退可能であり、該ボート支持アー
ム46の先端部は半円弧状のボート受座48を有し、該
ボート受座48は前記第1環状溝27又は前記第2環状
溝42と嵌合可能になっている。他方の前記ボート支持
アーム47も前記ボート支持アーム46と同様に水平方
向に進退可能であり、該ボート支持アーム47の先端部
は半円弧状のボート受座49となっており、該ボート受
座49も前記第2環状溝42又は前記第1環状溝27と
嵌合可能になっている。
【0037】前記ボート支持アーム46及び前記ボート
支持アーム47が前記第1環状溝27、第2環状溝42
と嵌合した状態に於いて、前記回転機構45により18
0度回動され、該回動により前記前処理側炉口蓋39と
前記プロセス側炉口蓋25との間を回転移動し得る様に
なっている。
【0038】前記ロードロックチャンバ19の図中左側
壁上部にウェーハ搬送室53が水平方向に気密に連設さ
れている。該ウェーハ搬送室53の一方の出入口は前記
前処理側ボートエレベータ36の上方近傍に開口し、他
方の出入口にはカセットチャンバ54が気密に連設され
ている。
【0039】前記ウェーハ搬送室53の内部にウェーハ
移載機55が設置されている。該ウェーハ移載機55は
水平回転機構を有し、該水平回転機構に進退機構が取付
けられ、該進退機構に複数のツイーザ56が設けられ、
該ツイーザ56は複数のウェーハ13を同時に把持可能
であり、前記ウェーハ移載機55は複数の前記ウェーハ
13を移載可能になっている。
【0040】前記カセットチャンバ54の底部を貫通し
カセット昇降装置57が設けられ、前記カセットチャン
バ54の一側面にカセット入出庫ゲート58が気密に設
けられ、該カセット入出庫ゲート58を通してカセット
59が前記カセット昇降装置57上に搬入出できる様に
なっている。前記カセット59の内部にはウェーハ13
が水平姿勢で多段に装填されている。
【0041】以下、作用について説明する。
【0042】前記カセット入出庫ゲート58が開とな
り、図示しない外部搬送装置によりカセット59が前記
カセットチャンバ54内に搬送され、前記カセット59
がカセット昇降装置57に載置される。再度前記カセッ
ト入出庫ゲート58は閉となり前記ロードロックチャン
バ19の内部、前処理チャンバ29の内部、前記ウェー
ハ搬送室53の内部及び前記カセットチャンバ54の内
部が真空排気後に高純度低水分窒素ガスに置換され、酸
素が除去され、水分もある程度除去される。
【0043】前記カセット59内部のウェーハ13はウ
ェーハ移載機55により第2ボート43に移載される。
即ちツイーザ56が回転されて前記カセット59に対向
し、前記ツイーザ56が水平方向に前進して前記カセッ
ト59の内部に進入し、前記ツイーザ56によりウェー
ハ13を把持し、複数の該ウェーハ13が払出される。
前記ツイーザ56が180度回転され、該ツイーザ56
が前記第2ボート43方向に前進し、該第2ボート43
の内部に前記ウェーハ13が装填される。
【0044】前記ツイーザ56は後退し、180度回転
される。この間に前記カセット59は前記カセット昇降
装置57により前記ウェーハ13の搬出枚数分の高さだ
け上昇される。又前記第2ボート43は前処理側ボート
エレベータ36により前記ウェーハ13の搬入枚数分の
高さだけ上昇される。
【0045】前記ツイーザ56により前記と同様の操作
で複数のウェーハ13が前記第2ボート43に装填され
る。前記カセット入出庫ゲート58が開となり前記カセ
ット59が交換され、再び上記と同様の操作で前記第2
ボート43の内部にウェーハ13が装填される。
【0046】該ウェーハ13の装填が終了した時点で、
前記第2ボート43の上部は前記前処理チャンバ29の
内部に装入された状態にあり、前記第2ボート43は前
記前処理側ボートエレベータ36により更に上昇され、
前記第2ボート43は前記前処理チャンバ29の内部に
完全に装入され、回転装置38により前記第2ボートキ
ャップ41と前記第2ボート43とが一体に回転され
る。
【0047】前処理側炉口蓋39により前処理側炉口3
5が気密に閉塞され、真空ポンプ33が作動し、バルブ
32が開となると真空排気ライン31により前記前処理
チャンバ29の内部が高度に真空化(0.1Pa〜10
-7Pa)される。その後、加熱装置34により前記前処
理チャンバ29を介して、前記第2ボート43内部のウ
ェーハ13が100℃以上に加熱される。前記第2ボー
ト43は前記回転装置38により回転されているので、
高真空下に前記ウェーハ13は均一に加熱される。
【0048】而して、該ウェーハ13表面に吸着されて
いる水分は略完全に脱離され、該水分は前記真空排気ラ
イン31により前記前処理チャンバ29の外部に排出さ
れる。
【0049】前記バルブ32が閉となり前記真空ポンプ
33が停止され、前記前処理チャンバ29の内部に図示
しない不活性ガス供給ラインにより高純度低水分窒素ガ
スが供給され、前記前処理チャンバ29の内部が前記高
純度低水分窒素ガスにより置換され、且つ常圧に戻る。
【0050】前記前処理側昇降アーム37が下降し、前
記第2ボート43が高温状態(200〜300℃)のま
ま下降される。
【0051】前記ボートチェンジャ44の一方のボート
支持アーム47が前記第2ボート43側に前進し、ボー
ト受座49が第2環状溝42に嵌合された後、更に前記
前処理側ボートエレベータ36により前処理側炉口蓋3
9が若干下降されると、前記第2ボートキャップ41を
介して前記第2ボート43が前記ボート受座49に支持
される。
【0052】第1ボート28は降下位置で待機状態にあ
る。
【0053】他方のボート支持アーム46が前記第1ボ
ート28側に前進し、ボート受座48が第1環状溝27
に嵌合された後、前記プロセス側ボートエレベータ23
によりプロセス側炉口蓋25が若干下降されると、第1
ボートキャップ26を介して前記第1ボート28が前記
ボート受座48に支持される。
【0054】前記ボート支持アーム46及び前記ボート
支持アーム47が回転機構45により180度回動さ
れ、前記第1ボート28が前記前処理側炉口蓋39に回
転移動され、前記第2ボート43が前記プロセス側炉口
蓋25に回転移動される。而して、前記第1ボート28
及び前記第2ボート43はボートチェンジャ44により
位置交換される。
【0055】前記プロセス側ボートエレベータ23によ
り前記プロセス側炉口蓋25が上昇されると、該プロセ
ス側炉口蓋25に前記第2ボートキャップ41及び前記
第2ボート43が受渡される。前記ボート支持アーム4
7は前記プロセス側炉口蓋25と干渉しない位置迄後退
する。
【0056】炉口ゲートバルブ8が開となり、前記プロ
セス側ボートエレベータ23により前記第2ボート43
が高温状態のまま前記プロセスチャンバ1内に装入さ
れ、該プロセスチャンバ1が前記プロセス側炉口蓋25
により密閉された後、前記プロセスチャンバ1が真空条
件下に加熱される。
【0057】前記第2ボート43内の前記ウェーハ13
は既に100℃以上に加熱された状態にある為、前記プ
ロセスチャンバ1での加熱により容易に所定のプロセス
温度迄上昇し、加熱昇温時間が短縮される。
【0058】前記第2ボート43内部の前記ウェーハ1
3が所定のプロセス温度に昇温後、反応ガスが供給され
所定のプロセス処理がなされる。
【0059】該プロセス処理の間、前記第1ボート28
に対して前記前処理側ボートエレベータ36により前記
前処理側炉口蓋39が若干上昇されると、該前処理側炉
口蓋39に前記第1ボート28が受渡される。前記ボー
ト支持アーム46は前記前処理側炉口蓋39と干渉しな
い位置迄後退する。
【0060】然る後、ウェーハ移載機55により前述と
同様の作動で処理済ウェーハ13が第1ボート28から
カセット59に移載され、その後未処理ウェーハが前記
ウェーハ移載機55により前記カセット59から前記第
1ボート28へ移載され、該第1ボート28が前記前処
理チャンバ29に装入され、加熱処理により前記ウェー
ハ13に吸着された水分が脱離される。
【0061】以上の如く、2個のボートにより前記ウェ
ーハ13の前処理とプロセス処理が並行して行われるの
で、効率的である。
【0062】前記前処理チャンバ29に於いて前記ウェ
ーハ13が予め加熱されているので、前記プロセスチャ
ンバ1に於ける前記ウェーハ13の加熱昇温時間が短縮
される為、スループットが向上し、生産性が高められ
る。
【0063】又、前記ウェーハ13の吸着水分は略完全
に脱離されているので、前記プロセス処理に於いて不要
な酸化膜が形成されることなく成膜され、高品質の半導
体素子が得られる。
【0064】尚、本発明の半導体製造装置は、上述の実
施の形態に限定されるものではなく、ボートは1個以上
あればよいこと、前処理チャンバ29に於ける加熱温度
は100℃以上であればよいこと、前記前処理チャンバ
29に円筒状ヒータが設けられれば前記ボートを回転し
なくてもよいことは勿論である。
【0065】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、ウェー
ハがプロセス処理される前に前処理チャンバに於いて予
熱されるので、前記ウェーハに吸着されている水分が略
完全に脱離される為、プロセス処理時に酸化膜が形成さ
れることがなく、製品品質が向上する。
【0066】前記ウェーハが予熱された状態で前記プロ
セスチャンバに装入されるので、所定のプロセス温度迄
短時間で昇温し、加熱時間が大幅に短縮され、スループ
ットが向上し、生産性が高められ、低コストになる等種
々の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す概略断面図である。
【図2】従来例の概略断面図である。
【符号の説明】
1 プロセスチャンバ 19 ロードロックチャンバ 23 プロセス側ボートエレベータ 24 プロセス側昇降アーム 28 第1ボート 29 前処理チャンバ 31 真空排気ライン 34 加熱装置 36 前処理側ボートエレベータ 37 前処理側昇降アーム 38 回転装置 43 第2ボート 44 ボートチェンジャ 45 回転機構 46 ボート支持アーム 47 ボート支持アーム 48 ボート受座 49 ボート受座 53 ウェーハ搬送室 55 ウェーハ移載機 56 ツイーザ 57 カセット昇降装置 59 カセット
フロントページの続き Fターム(参考) 4K029 AA06 AA24 BD01 FA04 FA09 KA01 5F004 AA14 BA01 BA19 BC05 BC06 CA02 CA04 CA09 EA28 EA34 5F045 AA03 AA20 AC15 AD05 AD06 AD07 AD08 AD09 AD10 AD11 AD12 AD13 AD14 AD15 AD16 AD17 AD18 AE02 AE03 AE05 AE07 AE09 AE11 AE13 AF03 BB04 BB08 DP19 EB08 HA06 HA24

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセスチャンバと前処理チャンバとが
    気密室を介して連結され、複数の被処理基板は前記前処
    理チャンバ内で所要状態に保持された後、前記気密室を
    経て前記プロセスチャンバに挿入される様構成されたこ
    とを特徴とする半導体製造装置。
JP2000060213A 2000-03-06 2000-03-06 半導体製造装置 Pending JP2001250781A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011112982A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Hoya Corp マスクブランク及びその製造方法
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