JP2002198412A - 搬送処理方法及び搬送処理装置 - Google Patents

搬送処理方法及び搬送処理装置

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JP2002198412A
JP2002198412A JP2001325923A JP2001325923A JP2002198412A JP 2002198412 A JP2002198412 A JP 2002198412A JP 2001325923 A JP2001325923 A JP 2001325923A JP 2001325923 A JP2001325923 A JP 2001325923A JP 2002198412 A JP2002198412 A JP 2002198412A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理体の処理前の大気汚染を防止して、製
品歩留りの向上を図り、かつ、設置スペースの有効利用
及び装置の小型化を図る。 【解決手段】 搬送室4の周囲にゲートバルブ5を介し
て処理室1a,1b及び収納室2a,2bを配設する。
搬送室4内に、処理室1a,1b及び収納室2a,2b
内のウエハWの搬出・搬入を司る搬送手段6を配設す
る。処理室1a,1b、収納室2a,2b及び搬送室4
に、それぞれバルブ11を配設したN2 ガス供給管7を
介してN2 ガス供給源8を接続すると共に、バルブ12
を配設した排気管9を介して真空ポンプ10を接続す
る。これにより、処理室1a,1b、収納室2a,2b
及び搬送室4内を真空及びN2 ガス雰囲気として、未処
理及び処理中のウエハW表面への自然酸化膜やパーティ
クル等の付着を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体ウ
エハ等の被処理体を所定の処理部に搬送する搬送処理方
法及び搬送処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウエハ(以下にウエハと
いう)の製造プロセスにおいて、ウエハの表面に薄膜を
形成する薄膜形成装置、酸化膜を形成する酸化装置や不
純物を導入する不純物導入装置等が使用されている。そ
して、これら薄膜、酸化膜等を形成する装置として、ガ
ス反応と加熱により処理する表面処理装置が使用されて
いる。
【0003】従来、この種の表面処理装置を用いてウエ
ハを処理するには、所定枚数のウエハを収容したカセッ
トから搬送アーム等の搬送手段によってウエハを取出
し、表面処理装置の処理室内に搬送して、熱処理を行っ
た後、処理室からウエハを取出している。また、処理能
率の向上を図るために、複数の表面処理装置を配設する
と共に、各表面処理装置の処理室に対して搬送手段を配
設している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の装置においては、表面処理装置の処理室に被処
理体を搬送する場合、大気中から直接処理室内に搬送し
ているため、被処理体が大気中に晒され、被処理体がご
みの付着や自然酸化膜の形成等によって大気汚染され、
製品歩留りの低下を招く虞れがあった。
【0005】また、処理室を複数設けた場合には、複数
の処理室に対して搬送手段も複数必要とするか、搬送手
段の移動範囲を広くする必要があるため、設置スペース
を大きくすると共に、装置を大型化しなければならない
という問題もあった。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、被処理体の処理前の大気汚染を防止して、製品歩留
りの向上を図り、かつ、設置スペースの有効利用及び装
置の小型化を図れるようにした搬送処理方法及び搬送処
理装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の搬送処理方法は、被処理体を処理す
る表面処理装置を搭載する1又は複数の処理室と、被処
理体を収納する1又は複数の収納室と、気密開閉手段を
介して上記処理室及び収納室との間に配設される搬送室
と、上記搬送室内に配設されて、上記処理室及び収納室
内の被処理体の搬出・搬入を司る搬送手段とを具備する
搬送処理装置において、上記処理室、収納室及び搬送室
内を真空状態にした後、不活性ガス雰囲気にする工程
と、上記収納室と搬送室との間の上記気密開閉手段を開
放して、上記搬送手段により収納室内の上記被処理体を
受取った後、搬送室と上記処理室との間の気密開閉手段
を開放して、搬送手段により処理室内に被処理体を受け
渡す工程と、上記被処理体を処理室内に受け渡した後、
処理室と搬送室との間の気密開閉手段を閉じた後、上記
表面処理装置にて被処理体の処理を行う工程と、を有す
ることを特徴とする。
【0008】請求項1記載の搬送処理方法において、上
記処理室、収納室及び搬送室内を不活性ガス雰囲気にす
る際、搬送室内に配設される搬送手段の駆動室を搬送室
と気密に遮断し、駆動室内を、搬送室とは別系統の不活
性ガス雰囲気にする方が好ましい(請求項2)。また、
上記表面処理装置にて被処理体の処理を行っている間
に、搬送手段によって別の収納室内の被処理体を別の処
理室内に受け渡して、該別の処理室の表面処理装置にて
被処理体の処理を行うことも可能である(請求項3)。
また、上記表面処理装置にて処理された被処理体を、搬
送手段によって別の処理室内に受け渡し、該別の処理室
の表面処理装置にて被処理体の処理を連続して行うこと
も可能である(請求項4)。この場合、複数の処理室の
表面処理装置にて被処理体の処理を行う順序を逆にして
もよい(請求項5)。
【0009】請求項6記載の搬送処理装置は、請求項1
記載の搬送処理方法を具現化するもので、被処理体を処
理する表面処理装置を搭載する1又は複数の処理室と、
被処理体を収納する1又は複数の収納室と、気密開閉手
段を介して上記処理室及び収納室との間に配設される搬
送室と、上記搬送室内に配設されて、上記処理室及び収
納室内の被処理体の搬出・搬入を司る搬送手段とを具備
し、上記処理室、収納室及び搬送室に、それぞれバルブ
を配設する供給管を介して不活性ガス供給源を接続する
と共に、バルブを配設する排気管を介して真空ポンプを
接続して、上記各処理室、収納室及び搬送室内を真空及
び不活性ガス雰囲気可能にする、ことを特徴とする。
【0010】請求項6記載の搬送処理装置において、上
記搬送室内に配設される搬送手段を、搬送室内に露出す
る搬送駆動部と、搬送室と気密に遮断可能に区画される
駆動室内に配設される昇降駆動部とで構成し、上記駆動
室に、バルブを配設した供給管を介して上記搬送室とは
別系統の不活性ガス供給源を接続すると共に、通気管を
介して排気側に接続する方が好ましい(請求項7)。
【0011】請求項1,6記載の発明によれば、気密開
閉手段を介して接続される処理室、収納室及び搬送室内
を真空及び不活性ガス雰囲気とすることにより、未処理
及び処理中の被処理体を大気と遮断して大気汚染から保
護することができる。また、搬送室を、処理室及び収納
室の間に配設することにより、1種類の搬送手段によっ
て被処理体の搬送を行うことができる。
【0012】請求項2,7記載の発明によれば、搬送室
から区画される駆動室内を搬送室と別に所定ガス雰囲気
にすることにより、駆動室内の昇降駆動部を真空雰囲気
に晒さずに所定のガス雰囲気におくことができる。
【0013】請求項3,4,5記載の発明によれば、大
気汚染から保護された被処理体を連続して処理すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態を図
面に基いて詳細に説明する。ここでは、この発明の搬送
処理装置をウエハの表面処理装置に適用した場合につい
て説明する。
【0015】図1はこの発明の搬送処理装置の概略構成
図、図2はその概略斜視図が示されている。
【0016】この発明の搬送処理装置は、被処理体であ
るウエハWを処理する表面処理装置40を搭載する2つ
の処理室1a,1bと、ウエハWを収納する2つの収納
室2a,2bと、前処理されるウエハWを収納する前処
理用収納室3と、気密開閉手段であるゲートバルブ5を
介して処理室1a,1b、収納室2a,2b及び前処理
用収納室3との間に配設される搬送室4とを具備してな
る。そして、搬送室4内には、処理室1a,1b、収納
室2a,2b及び前処理用収納室3内のウエハWの搬出
・搬入を司る搬送手段6が配設されている。また、処理
室1a,1b、収納室2a,2b、前処理用収納室3及
び搬送室4には、それぞれ例えば窒素(N2 )ガス、ア
ルゴン(Ar)等の不活性ガスあるいはこれらとの混合
ガスの供給管7(以下にN2 ガス供給管という)を介し
てN2 ガス供給源8が接続されると共に、排気管9を介
して真空ポンプ10が接続されている。なお、ガス供給
管8及び排気管9にはそれぞれバルブ11,12が配設
されている。
【0017】ウエハWを収容する収納室2a,2bは、
外部の大気雰囲気との間を開閉するゲートバルブ5a
と、図示しない回転機構によって回転するターンテーブ
ル13とを具備してなり、ターンテーブル13上には、
ウエハWの収容容器であるウエハカセット14が例えば
5個周方向に等間隔に載置されている。このように構成
される収納室2a,2bは、真空ポンプ10によって所
定の真空度まで減圧された後、ガス供給管7からN2 ガ
スが供給された状態で図示しない通気管よりN2ガスを
排気して常時新たなN2 ガスが流通されることによっ
て、収納室2a,2b内に発生したパーティクルを排出
してウエハWへのパーティクルの付着を抑制している。
【0018】搬送室4内に配設される搬送手段6は、図
3に示すように、搬送室4内に露出する搬送駆動部15
と、搬送室4と区画される駆動室16内に配設される昇
降駆動部17とで構成されている。この場合、搬送駆動
部15は、駆動室16内に配設される昇降モータ18に
よって駆動室16の上部を昇降する駆動基部19と、駆
動基部19内に磁気シール等の気密手段20を介して配
設される駆動モータ21によって水平方向に回転される
第1のアーム22aと、第1のアーム22aの先端部に
回転可能に連接される第2のアーム22bと、第2のア
ーム22bの先端部に回転可能に連接されるウエハ保持
アーム22cとからなる多間接搬送アームロボットにて
形成されている。このように構成される搬送手段6は、
昇降モータ18及び駆動モータ21の駆動によって垂直
方向(V)と水平方向の回転(θ)及び伸縮方向(H)
に移動自在に形成されている。なお、図面ではウエハ保
持アーム22cが1つの場合について説明したが、ウエ
ハ保持アーム22cを垂直方向に適宜間隔をおいて複数
(例えば5個)設けることも可能である。また、駆動基
部19の下端部に可動ブロック23が固着されており、
この可動ブロック23は、駆動室16内に垂直方向に平
行に配設される2本のガイドレール24に沿って摺動可
能に配設されると共に、ガイドレール24と平行に配設
されるボールねじ軸25に螺合されている。そして、ボ
ールねじ軸25はギア等の伝達機構26を介して昇降モ
ータ18に連結されている。したがって、昇降モータ1
8の駆動により伝達機構26を介してボールねじ軸25
が回転し、ボールねじ軸25の回転に伴って可動ブロッ
ク23を介して駆動基部19及び搬送駆動部15が昇降
するようになってる。
【0019】また、駆動基部19の可動ブロック23の
上部に緩衝防止用のステンレス製の蛇腹管27を介して
取付板28が配設されており、この取付板28の上面に
は、駆動室16の上部開口部の周辺下面に当接する気密
手段であるOリング29が装着されている。したがっ
て、昇降モータ18の駆動によって駆動基部19が最上
部まで移動した際にOリング29が駆動室16の上部下
面に当接することにより駆動室16内と搬送室4とが気
密状態に区画される。
【0020】更に、上記のように構成される駆動室16
には、搬送室4に接続されるガス供給管7と別のN2 ガ
ス供給管7aを介してN2 供給源8aが接続されると共
に、通気管30が接続されて、搬送室4とは別系統のガ
ス供給系によって駆動室16内がN2 ガス雰囲気におか
れるようになっている。なお、N2 ガス供給管7a及び
通気管30にはそれぞれバルブ11a,12aが配設さ
れている。
【0021】上記のように、搬送手段6を搬送駆動部1
5と昇降駆動部17とに分離形成することにより、昇降
駆動部17の駆動系すなわち昇降モータ18や図示しな
いエンコーダ等を真空用にする必要がなく、通常の大気
用のものを使用することができる。また、搬送駆動部1
5を搬送室4内に最露出した状態で、搬送室4内を駆動
室16と遮断して真空状態にした後、N2 ガスを供給す
ることができるので、少ないN2 ガスの使用によって搬
送室4内の酸素(O2 )濃度を低下することができる。
【0022】上記処理室1a,1bは、その内部にウエ
ハWを昇降するウエハボート31を配設してなり、処理
室1a,1bの上方にはウエハボート31にて保持され
た複数枚のウエハWを同時に熱処理する表面処理装置4
0が搭載されている。この場合、ウエハボート31は、
図4に示すように、4本の支柱36と、上下の円板状の
部材36a、36bとで構成されており、保温筒35の
上方に立設されている。保温筒35は、回転板34上に
載置され、回転可能に構成されている。また、回転板3
4は、昇降台33上に図示しない回転機構によって回転
自在に支承され、この昇降台33は基台32に対して図
示しない駆動機構により昇降可能に構成されている。ま
た、ウエハボート31は、各支柱36の対向側面に設け
られた等間隔の保持溝(図示せず)によって複数枚のウ
エハWを間隔をおいて保持し得るようになっている。
【0023】表面処理装置40は、図5に示すように、
同心状に適宜間隔をおいて配設される石英製の内筒41
と石英製の外筒42とからなる反応容器43にて主要部
が構成されている。また、外筒42及び内筒41はそれ
ぞれその下端にて例えばステンレス等にて形成される筒
状のマニホールド45にて保持されており、このマニホ
ールド45は図示しないベースプレートにて固定されて
いる。マニホールド45の下端部の開口部は上記ウエハ
ボート31の昇降台33にて開閉されるようになってい
る。また、マニホールド45の側面から反応容器43内
にインジェクタ46が気密に挿入されており、このマニ
ホールド45の内端側はL字状に屈曲されて、内筒41
の内側に上方に向けて垂直に伸びている。インジェクタ
46の外端側に接続されるガス供給源(図示せず)から
CVD用のガスであるジシラン(SiH2 Cl2 )ガス
やアンモニアガス(NH3 ) がガス流出口46aから反
応容器43内に供給されるようになっている。反応容器
43内で処理に供された処理ガスはマニホールド45の
側面に設けられた排気路47から外部に排出されるよう
になっている。
【0024】一方、前処理用収納室3にはゲートバルブ
5を介して例えば洗浄装置等の前処理装置50が連結さ
れている。この前処理用収納室3内には、前処理の必要
なウエハWを仮収納するウエハ仮保持部37が配設され
ている。このウエハ仮保持部37は、図6に示すよう
に、基台32aに対して図示しない駆動機構によって昇
降自在な昇降台33aに矩形枠状のバッファカセット3
8を載置してなり、バッファカセット38の対向する内
壁に等間隔をおいて設けられた保持溝39にウエハWを
仮保持し得るようになっている。したがって、搬送手段
6にて搬送されるウエハWをバッファカセット38に仮
保持した状態で、前処理装置50側の搬送アーム51に
てウエハWを保持して前処理装置に搬送することが可能
となる。
【0025】次に、この発明の搬送処理装置の作動態様
について図1を参照して説明する。
【0026】実施形態1 まず、使用に際して、真空ポンプ10を作動すると共
に、バルブ12を開放して収納室2a,2b、搬送室
4、処理室1a,1b及び前処理用収納室3内を真空状
態にした後、バルブ11を開放してN2 ガス供給源8か
ら各室内にN2 ガスを供給して各室内をN2 ガス雰囲気
にする。この際、搬送室4内に配設される搬送手段6の
搬送駆動部15を最上位置に移動させて、Oリング29
により駆動室16と搬送室4とを遮断し、駆動室16内
に別系統のN2 ガス供給源8aからN2 ガスを供給する
ことによって駆動室16内もN2 ガス雰囲気にし、各室
のO2濃度を低下させる。
【0027】次に、第1の収納室2aと搬送室4との間
のゲートバルブ5を開放し、搬送手段6のウエハ保持ア
ーム22cが収納室2a内に挿入して収納室2a内に収
納されたウエハカセット14内からウエハWを受取った
後、搬送室4と第1の処理室1aとの間のゲートバルブ
5を開放して、第1の処理室1a内にウエハ保持アーム
22cが挿入して第1の処理室1a内のウエハボート3
1にウエハを受け渡す。
【0028】このようにして所定枚数のウエハWをウエ
ハボート31に受け渡した後、搬送室4と第1の処理室
1aとの間のゲートバルブ5を閉じて、ウエハボート3
1が上昇し、第1の表面処理装置40の反応容器43内
に挿入され、ウエハボート31の昇降台33によって反
応容器43の開口部が気密に閉じられ、所定の表面処理
を行う。第1の表面処理装置40においてウエハWの表
面処理を行っている間、搬送手段6によって第2の収納
室2b内のウエハWを第2の処理室1b内のウエハボー
ト31に受け渡して、上記と同様に第2の表面処理装置
40にてウエハWの表面処理を行うことも可能である。
【0029】ウエハWの表面処理が終了した後、反応容
器43からウエハボート31を下降して第1の処理室1
a内に移動した後、前述と逆の動作によって処理済みの
ウエハWを第1の収納室2a内のウエハカセット14に
受け渡してウエハWの処理は完了する。また、同様に第
2の処理室1bの処理済みのウエハWは第2の収納室2
bのウエハカセット14に受け渡される。
【0030】実施形態2 上記実施形態1と同様に各室を真空引きした後、N2 ガ
スを供給して各室内をN2 ガス雰囲気とする。そして、
搬送手段6によって収納室2a,2bから受け取られた
ウエハWを前処理用収納室3に搬送し、前処理用収納室
3のバッファカセット38に仮保持されたウエハWを前
処理装置50に搬送してウエハWに付着したパーティク
ルや自然酸化膜等の除去を行う。
【0031】前処理装置50によって前処理が行われた
ウエハWを上記実施形態1と同様に処理室1a,1bの
ウエハボート31に受け渡して、表面処理装置40によ
って表面処理した後、収納室2a,2bのウエハカセッ
ト14に受け渡してウエハWの処理は完了する。
【0032】実施形態3 上記実施形態1、2では収納室2a又は2bから取出さ
れたウエハWを1つの処理室1a又は1bに搬送し、表
面処理装置40によって表面処理する場合について説明
したが、異なる種類の表面処理を連続して行うことも可
能である。
【0033】すなわち、例えば第1の表面処理装置40
にて表面処理された後、第1の処理室1aにおかれたウ
エハWを搬送手段6にて受け取り、第2の処理室1b内
に搬送し、第2の表面処理装置40にて表面処理を行う
ことができる。この場合、第1の表面処理装置40と第
2の表面処理装置40とを逆にしてもよく、また、ウエ
ハWの前処理が必要な場合には、前処理用収納室3に搬
送して、前処理を行った後に第1又は第2の処理室1
a,1b内にウエハWを搬送すればよい。
【0034】なお、上記実施形態では搬送室4を中心と
して、その周囲に2つの処理室1a,1b、2つの収納
室2a,2b及び1つの前処理用収納室3を配設した場
合について説明したが、必ずしもこのような配置構造と
する必要はなく、少なくとも搬送室4の周囲に1つの処
理室1a又は1b、収納室2a又は2bを配設した構造
であってもよい。
【0035】上記実施形態では被処理体が半導体ウエハ
の場合について説明したが、被処理体は必ずしも半導体
ウエハに限られものではなく、例えばLCD基板あるい
はプリント基板、フォトマスク、セラミック基板、コン
パクトディスクなどについても同様に搬送処理すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の搬送
処理装置によれば、上記のように構成されているので、
以下のような効果が得られる。
【0037】1)請求項1,6記載の発明によれば、気
密開閉手段を介して接続される処理室、収納室及び搬送
室内を真空及び不活性ガス雰囲気とすることにより、未
処理及び処理中の被処理体を大気と遮断して大気汚染か
ら保護することができる。また、搬送室を、処理室及び
収納室の間に配設することにより、1種類の搬送手段に
よって被処理体の搬送を行うことができる。
【0038】2)請求項2,7記載の発明によれば、上
記1)に加えて搬送室から区画される駆動室内を搬送室
と別に不活性ガス雰囲気にすることにより、駆動室内の
昇降駆動部を真空雰囲気に晒さずに所定のガス雰囲気に
おくことができる。したがって、昇降駆動部の駆動系例
えば駆動モータやエンコーダ等を真空用にする必要がな
く、通常の大気用のものが使用できるので、構成部材の
低コスト化が図れる。
【0039】3)請求項3,4,5記載の発明によれ
ば、上記1)に加えて大気汚染から保護された被処理体
を連続して処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の搬送処理装置の概略構成図である。
【図2】この発明の搬送処理装置の概略斜視図である。
【図3】この発明における搬送手段を示す断面図であ
る。
【図4】この発明におけるウエハボートと搬送手段を示
す概略斜視図である。
【図5】この発明における熱処理装置を示す断面図であ
る。
【図6】この発明における前処理収納室の載置台を示す
概略斜視図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体) 1a,1b 処理室 2a,2b 収納室 3 前処理用収納室 4 搬送室 5 ゲートバルブ(気密開閉手段) 6 搬送手段 7,7a N2 ガス供給管 8,8a N2 ガス供給源 9 排気管 10 真空ポンプ 11,11a,12 バルブ 15 搬送駆動部 16 駆動室 17 昇降駆動部 20 気密手段 29 Oリング(気密手段) 30 通気管 40 表面処理装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/31 H01L 21/31 B (72)発明者 岩渕 勝彦 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番41 号 東京エレクトロン相模株式会社内 (72)発明者 津田 俊武 東京都新宿区西新宿2丁目3番1号 東京 エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 4K029 AA06 AA24 BD01 DA02 KA01 KA05 KA09 4K030 CA04 CA12 GA11 KA10 KA11 5F031 CA01 CA02 CA05 DA01 DA17 FA01 FA03 FA07 FA09 FA11 FA12 GA02 GA03 GA35 GA43 GA47 GA49 GA54 HA67 JA01 LA12 LA14 MA04 MA23 MA28 NA04 NA07 NA15 PA23 5F045 AB32 BB08 BB14 DP19 DQ05 DQ17 EB08 EB12 HA24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を処理する表面処理装置を搭載
    する1又は複数の処理室と、被処理体を収納する1又は
    複数の収納室と、気密開閉手段を介して上記処理室及び
    収納室との間に配設される搬送室と、上記搬送室内に配
    設されて、上記処理室及び収納室内の被処理体の搬出・
    搬入を司る搬送手段とを具備する搬送処理装置におい
    て、 上記処理室、収納室及び搬送室内を真空状態にした後、
    不活性ガス雰囲気にする工程と、 上記収納室と搬送室との間の上記気密開閉手段を開放し
    て、上記搬送手段により収納室内の上記被処理体を受取
    った後、搬送室と上記処理室との間の気密開閉手段を開
    放して、搬送手段により処理室内に被処理体を受け渡す
    工程と、 上記被処理体を処理室内に受け渡した後、処理室と搬送
    室との間の気密開閉手段を閉じた後、上記表面処理装置
    にて被処理体の処理を行う工程と、を有することを特徴
    とする搬送処理方法。
  2. 【請求項2】 上記処理室、収納室及び搬送室内を不活
    性ガス雰囲気にする際、搬送室内に配設される搬送手段
    の駆動室を搬送室と気密に遮断し、駆動室内を、搬送室
    とは別系統の不活性ガス雰囲気にすることを特徴とする
    請求項1記載の搬送処理方法。
  3. 【請求項3】 上記表面処理装置にて被処理体の処理を
    行っている間に、搬送手段によって別の収納室内の被処
    理体を別の処理室内に受け渡して、該別の処理室の表面
    処理装置にて被処理体の処理を行うことを特徴とする請
    求項1記載の搬送処理方法。
  4. 【請求項4】 上記表面処理装置にて処理された被処理
    体を、搬送手段によって別の処理室内に受け渡し、該別
    の処理室の表面処理装置にて被処理体の処理を連続して
    行うことを特徴とする請求項1記載の搬送処理方法。
  5. 【請求項5】 複数の処理室の表面処理装置にて被処理
    体の処理を行う順序を逆にすることを含む請求項4記載
    の搬送処理方法。
  6. 【請求項6】 被処理体を処理する表面処理装置を搭載
    する1又は複数の処理室と、被処理体を収納する1又は
    複数の収納室と、気密開閉手段を介して上記処理室及び
    収納室との間に配設される搬送室と、上記搬送室内に配
    設されて、上記処理室及び収納室内の被処理体の搬出・
    搬入を司る搬送手段とを具備し、 上記処理室、収納室及び搬送室に、それぞれバルブを配
    設する供給管を介して不活性ガス供給源を接続すると共
    に、バルブを配設する排気管を介して真空ポンプを接続
    して、上記各処理室、収納室及び搬送室内を真空状態に
    した後、不活性ガス雰囲気可能にする、ことを特徴とす
    る搬送処理装置。
  7. 【請求項7】 上記搬送室内に配設される搬送手段を、
    搬送室内に露出する搬送駆動部と、搬送室と気密に遮断
    可能に区画される駆動室内に配設される昇降駆動部とで
    構成し、 上記駆動室に、バルブを配設した供給管を介して上記搬
    送室とは別系統の不活性ガス供給源を接続すると共に、
    通気管を介して排気側に接続してなる、ことを特徴とす
    る請求項6記載の搬送処理装置。
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