JP2001250475A - プラズマディスプレイパネル用背面板とその製造方法、プラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル用背面板とその製造方法、プラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイ装置

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JP2001250475A
JP2001250475A JP2000063144A JP2000063144A JP2001250475A JP 2001250475 A JP2001250475 A JP 2001250475A JP 2000063144 A JP2000063144 A JP 2000063144A JP 2000063144 A JP2000063144 A JP 2000063144A JP 2001250475 A JP2001250475 A JP 2001250475A
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徹 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光マスクが高価である点、書き込み電
極と露光マスクのパターンとの位置合わせに伴う工程の
複雑化等、露光マスクや背面板の表面に付着するゴミ
に起因してリブパターンに欠陥が発生する点。 【解決手段】 ガラス基板12の表面12S1上に形成
する書き込み電極13を露光光16を遮光可能に設定
し、書き込み電極13を覆う誘電体層14を露光光16
を透過可能な材質で形成し、ガラスペースト15をネガ
型の感光性を有するリブペーストとする。そして、書き
込み電極13を露光マスクとして、ガラス基板12の裏
面12S2側から露光光16を背面板RPに照射してガ
ラスペースト15を露光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマディス
プレイパネル(以下、PDPと称す)の製造技術に関す
るものであり、特に放電空間を区画するバリアリブの形
成技術に関している。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばスクリーン印刷法、サ
ンドブラスト法に例示されるような、PDPのバリアリ
ブを形成するための方法が各種提案されている。ここで
は、それらの中でも、感光性を有するリブペースト層を
用いるバリアリブ形成方法の一例について、以下に説明
する。
【0003】図7は、従来の感光性を有するリブペース
トを使ったバリアリブ形成方法の要部を簡略的に示した
背面板の縦断面図である。同図において、32は背面板
の母体となるガラス基板、33は書き込み電極、34は
誘電体層である。又、35はネガ型の感光性を有するリ
ブペースト層であり、同層35は、誘電体層34上に例
えばロールコーター、ダイコーター、スクリーン印刷等
といった製膜方法でガラスペースト層を形成し、その
後、例えば80℃〜120℃の範囲内の温度で60分間
ガラスペースト層を乾燥させることにより形成される。
【0004】他方、37はリブペースト層35を露光す
るための露光マスクであり、露光マスク37とリブペー
スト層35の上面との間に例えば100μm程度の間隔
を設けた上で、露光マスク37の上面から超高圧水銀ラ
ンプ等の光源より発した紫外線を照射してリブペースト
層35を露光する。
【0005】そして、露光後のリブペースト層35を、
例えば1%Na2CO3水溶液のような現像液によって現
像し、バリアリブのパターンを隣り合う書き込み電極3
3間に該当する誘電体層34の上面上に形成する。この
時、リブペースト層35の非露光部分は現像液に可溶で
あるため溶解するが、露光光で感光した部分は、現像液
に対して不溶となるため、ガラス基板32上方にバリア
リブパターンとして残る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(1) 感光性を有す
るリブペースト層を使った従来のバリアリブ形成方法で
は、以上のように露光マスク37(図7)を別途設ける
必要がある。ところが、露光マスク37は、ガラス基板
上にバリアリブパターンに応じた微細パターンを設ける
ことによって作成されるが、その際にパターンのピッチ
を制御する必要があるため、露光マスク37は他の部材
と比較して必然的に高価なものとならざるを得ない。こ
のため、露光マスク37を使用することは、製造コスト
の増大をもたらしているという問題点がある。
【0007】(2) また、露光中、露光マスク37に
傷がつかないようにするため、既述した通り、露光マス
ク37と背面板(リブペースト層35の上面)との間に
ギャップ(数十μmないし百数十μm)を設ける必要が
ある。しかしながら、露光マスク37の表面自身に無視
し得ない程度の反りが生じて、露光マスク37のフラッ
ト性が損なわれている場合も多い。加えて、背面板中、
リブペースト層35の厚みは例えば平均200μm程度
あるため、その厚みが例えば30μm程度もばらつくと
きには、露光マスク37に対面した背面板の上面のフラ
ット性が大きく損なわれて、背面板のうねりないしは反
りが生じる。これらのために上記ギャップが変動すると
きには、バリアリブのパターン幅が変動するという問題
点が生じている。
【0008】(3) また、図7に示す様に、書き込み
電極33と露光マスク37のパターンとの位置合わせが
必要であるため、フォトリソグラフィ工程が複雑になら
ざるを得ないという問題点もある。しかも、最終的に形
成されるバリアリブと書き込み電極33との位置精度を
向上させるためには、背面板の熱収縮を制御する必要が
あり、増々、工程が複雑化せざるを得なくなるという問
題点もある。即ち、露光工程中、露光マスク37と背
面板との間に温度差があると(1℃程度であっても)、
最終的に形成されるバリアリブの書き込み電極33に対
する位置関係が設計値よりずれてしまう。従って、露光
工程中、露光マスク37と背面板との両温度が等しくな
る様に、両者の温度を制御する必要がある。加えて、
露光工程に先立って、書き込み電極33をガラス基板3
2の表面上に形成し、その後、誘電体層34を形成する
工程が必要である。そして、上記電極33のパターン形
成時には、例えば550℃程度の温度で行う焼成工程が
必要であると共に、誘電体層34の形成時にも同様の焼
成工程が必要となる。従って、これらの焼成工程によっ
て背面板が加熱された結果、ガラス基板32が収縮する
ことで書き込み電極33のパターンは設計値よりもずれ
てしまうことになる。その結果、形成されたバリアリブ
パターンと書き込み電極33のパターンとの位置関係が
ずれを生じることになる。
【0009】(4) 更に、露光マスク37の表面上
に、或いは背面板の上面上ないしはリブペースト層35
の上面上にゴミ等の異物が存在するときには、その様な
異物の存在により、バリアリブに欠陥が発生するという
問題点がある。しかも、その様な異物の厚みが露光マス
ク37と背面板とのギャップ程度であるときには、露光
マスクが上記異物と接触して損傷を受けるという問題点
もある。
【0010】この発明は以上のような問題点(1)〜
(4)を解決するためになされたものであり、高価な露
光マスクを別途設ける必要性がなく、しかも、生産性と
品質の向上を達成し得るプラズマディスプレイパネル用
背面板を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
露光光を透過可能なガラス基板と、前記ガラス基板の第
1主面上に形成され且つ前記露光光を遮光可能な複数の
書き込み電極と、前記複数の書き込み電極を被覆する様
に前記ガラス基板の前記第1主面上に形成され且つ感光
部分が現像液に対して不溶になるネガ型の感光性を有す
るガラスペーストとを備えたプラズマディスプレイパネ
ル用背面板を準備し、前記第1主面に対向する前記ガラ
ス基板の第2主面側より前記露光光を前記プラズマディ
スプレイパネル用背面板に照射し、前記露光後に前記ガ
ラスペーストの未露光部分を前記現像液により除去する
ことを特徴とする。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1記載のプ
ラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法であっ
て、前記プラズマディスプレイパネル用背面板は、前記
複数の書き込み電極を被覆する様に前記ガラス基板の前
記第1主面上に形成され且つ前記露光光を透過可能な誘
電体層を更に備えており、前記誘電体層の表面上に全面
的に前記ガラスペーストが形成されていることを特徴と
する。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1記載のプ
ラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法であっ
て、前記ガラスペーストは前記ガラス基板の前記第1主
面上に直接形成されていることを特徴とする。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の
何れかに記載の前記プラズマディスプレイパネル用背面
板の製造方法を用いて製造されたことを特徴とする。
【0015】請求項5に係る発明は、請求項4記載の前
記プラズマディスプレイパネル用背面板を有することを
特徴とする。
【0016】請求項6に係る発明は、請求項5記載の前
記プラズマディスプレイパネルを有することを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本実施の形態に
係るバリアリブ形成工程の特徴部は、(i)露光光た
る紫外線を透過可能なガラス基板と、ガラス基板の表
面(第1主面)上に形成された、露光光を遮光可能な複
数の書込み電極と、ガラス基板の表面上に形成され且
つ複数の書き込み電極を被覆すると共に(但し、各書き
込み電極の取出し端部を除く)、露光光を透過可能な材
質より成る誘電体層と、誘電体層の表面上に全面的に
形成されて複数の書き込み電極と誘電体層とを被覆し、
且つ、感光部分が現像液に対して溶けなくなる(不溶に
なる)、いわゆるネガ型の感光性を有するガラスペース
トないしはリブペーストとを有する背面板ないしは背面
パネルを準備する工程を含む。更に、本実施の形態の特
徴点は、(ii)上記書き込み電極を露光マスクとして
ガラス基板の裏面(第2主面)側から露光光を上記ガラ
スペーストに照射する工程と、(iii)上記(ii)
の露光により現像液に対して不溶化した部分以外のガラ
スペーストの部分を除去する現像工程とを含む。
【0018】以下、本実施の形態におけるAC面放電型
PDP用背面板ないしは背面パネルの製造方法を、図1
ないし図5の各図面に基づき説明する。
【0019】図1は、本実施の形態に係るAC型PDP
用背面板(背面パネル)RPの製造方法の要部を簡略的
に示した縦断面図である。同図において、12は露光光
16である紫外線を透過し得るガラス基板であり、従来
と同様のものが用いられる。13は、ガラス基板12の
第1主面(表面)12S1上に所定の間隔を隔てて紙面
に垂直な方向に延在して形成された書き込み電極であ
り、露光光16を遮光する性質を持つ。従来は一般にC
r/Cu/Crの3層構造のものやAgの単層構造のも
のにより、書き込み電極が形成されていたが、本実施の
形態においては、露光光16の反射を防ぐ意味からCr
/Cu/Crの3層構造のものを同電極13に用いるの
が望ましいと言える。しかし、Agの厚みを適切に調節
するならば、Agでも露光光16たる紫外光を十分に遮
光し得るので、Agを同電極13に用いることは可能で
ある。その意味では、同電極13の組成物質は、特に限
定されるべきではない。
【0020】14は誘電体層であり、露光光16を透過
し得る性質を有する材質から成る。又、15は、感光部
分のみが現像液に対して不溶になる、いわゆるネガ型の
感光性を有するガラスペーストないしはリブペーストで
ある。従来、書き込み電極を被覆する誘電体層は、蛍光
体より発光した表示光(可視光)の反射層を兼ねる場合
があり、その場合にはTiO2等の添加物を誘電体層内
に添加することで反射率を上げていた。しかし、本実施
の形態においては、誘電体層14は露光光16たる紫外
線を透過させ得る層でなければならず、従って、反射率
向上のためのTiO2等の添加物を同層14内に添加す
ることはできない。そこで、反射率を向上させるための
反射層が必要な場合には、後述する露光工程と現像工程
とによりバリアリブのパターンを形成した後に、バリア
リブ間における露出した誘電体層14の部分上にTiO
2等の反射層を別途設ければ良い。
【0021】以下、AC3電極面放電反射型のPDPを
例にとり、図面を参照しながら本実施の形態を説明す
る。
【0022】AC面放電型PDPは、その概略構造とし
て、いずれもガラス材よりなる、方形状の前面板および
背面板が互いに貼り合わされて成る構造を有し、その画
像表示領域の周辺部がフリットガラス等の封止部材によ
り封止、密封され、これにより形成される密封構造内が
真空に引かれた後に、Xe,Neといった放電気体がそ
の密封構造中に封入されている。
【0023】この内、前面板ないしは前面パネルは表示
面側(画像が映出される側)となり、その本体となる前
面ガラス基板上には、表示の1ラインを規定する2つの
平行に延びた1対の透明電極(維持電極とも呼ばれる)
が形成され、これらの電極対を覆う誘電体層とMgO膜
等より成る保護膜とが更に前面ガラス基板上に形成され
ている。そして、1対の透明電極間の放電ギャップにお
いて、画像表示のための維持放電が発生するように駆動
制御される。
【0024】他方、背面板ないしは背面パネルの母材と
なる背面用ガラス基板上には、アドレス電極とも呼ばれ
る書き込み電極が表示の1ラインの方向とは立体的に直
交する方向に延設されており、この書き込み電極間に
は、表示の1ライン方向への書き込み放電あるいは表示
放電の広がりを防ぐことによって書き込み動作あるいは
表示動作の安定性を確保できるように、バリアリブと呼
ばれる障壁が、書き込み電極を被覆する誘電体層上に
(誘電体層を用いないときには直接に背面用ガラス基板
上に)設けられている。この障壁は、前面、背面両基板
間のスペーサとしても機能する。そして、障壁の側面上
及び障壁間の誘電体層上(誘電体層がないときにはガラ
ス基板上)に、R(赤)、G(緑)、B(青)用の蛍光
体が順次に塗布・形成されている。
【0025】そして、この様なフラットパネル構造を有
するPDPと、PDPを駆動するためのドライバ等とを
筐体内に組み込むことで、壁掛けTVやコンピュータ用
のディスプレイ等に用いられるプラズマディスプレイ装
置を得ることができる。
【0026】以上、概略的に述べたAC面放電反射型P
DP用の背面板RPのバリアリブ形成方法について、以
下に具体的な例を示しながら記述する。
【0027】図2ないし図5は、上述したような背面板
RPを製造する工程の一例を示す縦断面図である。図2
ないし図5において、22は背面板用のガラス基板、2
3は書き込み電極、24は誘電体層、25はネガ型の感
光性を有するガラスペースト(リブペースト)である。
【0028】図2ないし図5を参照しながら説明する
と、背面板用基板本体22は、例えば縦630mm×横
850mm、その厚みが2.8mmのガラス基板であ
り、このガラス基板22の第1主面22S1上に、複数
の書き込み電極23及び同電極23を被覆する誘電体層
24を順次に形成し、誘電体層24の上に全面的に例え
ば200μmの厚みで感光性を有するガラスペーストを
塗布し、その後、同ペーストを乾燥させて、ガラスペー
スト層25を設ける。尚、各部23,24,25の形成
方法は、基本的に従来通りである。
【0029】このガラスペースト層25は、感光した部
分(被覆光部分)が現像液に対して不溶になる、いわゆ
るネガ型の感光性を有しており、ガラス基板22の第2
主面22S2側から例えば超高圧水銀灯より成る露光光
源より発した露光光26を本背面板RPに照射する。こ
の際、露光光26は上記ガラス基板22及び誘電体層2
4を透過するが、書き込み電極23に遮光される。つま
り、書き込み電極23は露光光26に対してはフォトマ
スクとして機能しており、その結果、隣り合う書き込み
電極23間のガラス基板22の第1主面22S1の部分
上方にあたるガラスペースト25の感光部分25Eは感
光して現像液に対して不溶性となり、それ以外の未露光
部分25NEのガラスペースト25は感光していないた
め、現像液に対して可溶性となる。
【0030】その後、例えば1%Na2CO3水溶液のよ
うな現像液で背面板RPを現像することで、可溶部分た
るガラスペースト25の未露光部分25NEを除去し、
更に、残ったガラスペースト25の部分を焼成すること
で、バリアリブ28が形成される。その後、図5中に破
線で示す様に、バリアリブ28の側面上と誘電体層24
の表面上とにRGBの蛍光体29を形成すれば、背面板
RPが完成される。
【0031】(変形例)図6は、実施の形態1の変形例
に係るAC面放電型PDP用背面板RPのバリアリブ製
造方法を示す縦断面図である。本図の変形例が図1ない
しは図4のものと相違する点は、図1や図4に示す誘電
体層14,24が存在せず、ネガ型の感光性を有するガ
ラスペースト15が、書き込み電極13を直接被覆する
様に、ガラス基板12の第1主面12S1上に直接形成
されている点にある。本変形例でも、第1主面12S1
に対向する第2主面12S2側から露光光16を照射
し、その際、書き込み電極13が露光マスクとして機能
し得る点は実施の形態1と同一である。従って、本変形
例においても、実施の形態1と同一の作用・効果が得ら
れる。
【0032】尚、本変形例では、書き込み電極13とガ
ラスペースト15との間に隙間が全くないため、図1の
様に隙間に誘電体層14が存在する場合よりも、より一
層バリアリブパターン幅のバラツキを抑えることができ
る。
【0033】(付記)以上ではAC3電極面放電反射型
PDPに適用した場合について述べたが、バリアリブを
背面板側に有する、その他の構造のAC面放電型PDP
やAC2電極対向放電型PDPの背面板にも本発明を適
用することができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1ないし6の各発明は、背面板自
身が有する書き込み電極が露光マスクとして機能するた
め、以下に示す効果を奏する。
【0035】第一に、高価なフォトマスク(露光マス
ク)が不必要になるので、製造コストを低減することが
できる。
【0036】第二に、書き込み電極と露光マスクとの位
置合わせが不必要になり、工程を簡素化することがで
き、且つ、バリアリブの位置精度を格段に向上させるこ
とができると共に、背面板の熱収縮を制御する必要性も
無くすることができる。従って、PDPの生産性及び品
質の向上を図ることが可能となる。
【0037】第三に、露光マスクとして機能する書き込
み電極と露光光源との間にはガラス基板が存在するのみ
であるので、従来技術における様な露光マスク上やガラ
スペースト上のゴミによりバリアリブのパターンに欠陥
が発生することを無くすることができる。
【0038】特に請求項2に係る発明では、露光マスク
として機能する書き込み電極と感光性を有するガラスペ
ーストとの隙間は、ガラスペーストと比べてその厚みが
十分に小さい誘電体層の厚み分(例えば平均数十μm)
に等しくなるため、隙間の変動を十分に小さくすること
ができ(誘電体層の厚みの変動は例えば数μm程度)、
背面板面内でのバリアリブのパターン幅のバラツキを十
分に抑えることができる。
【0039】更に請求項3の発明では、書き込み電極で
ある露光マスクとネガ型感光性のガラスペーストとの間
に隙間がなくなるので、隙間の変動に起因したバリアリ
ブのパターン幅のバラツキを無くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るPDP用背面板
の製造方法を示す要部縦断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係るPDP用背面板
のプロセスを示す縦断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係るPDP用背面板
のプロセスを示す縦断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1に係るPDP用背面板
のプロセスを示す縦断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態1に係るPDP用背面板
のプロセスを示す縦断面図である。
【図6】 本発明の変形例に係るPDP用背面板の製造
方法を示す要部縦断面図である。
【図7】 従来のPDP用背面板の製造方法を示すため
の要部拡大図である。
【符号の説明】
12 ガラス基板、12S1 第1主面、12S2 第
2主面、13 書き込み電極、14 誘電体層、15
ガラスペースト、16 露光光、22 ガラス基板、2
3 書き込み電極、24 誘電体層、25 ガラスペー
スト、25E感光部分、25NE 未露光部分、26
露光光、28 バリアリブ、29 蛍光体、32 ガラ
ス基板、33 書き込み電極、34 誘電体層、35
リブペースト層、36 露光光、37 露光マスク、R
P 背面板(背面パネル)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光光を透過可能なガラス基板と、前記
    ガラス基板の第1主面上に形成され且つ前記露光光を遮
    光可能な複数の書き込み電極と、前記複数の書き込み電
    極を被覆する様に前記ガラス基板の前記第1主面上に形
    成され且つ感光部分が現像液に対して不溶になるネガ型
    の感光性を有するガラスペーストとを備えたプラズマデ
    ィスプレイパネル用背面板を準備し、 前記第1主面に対向する前記ガラス基板の第2主面側よ
    り前記露光光を前記プラズマディスプレイパネル用背面
    板に照射し、 前記露光後に前記ガラスペーストの未露光部分を前記現
    像液により除去することを特徴とする、プラズマディス
    プレイパネル用背面板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラズマディスプレイパ
    ネル用背面板の製造方法であって、 前記プラズマディスプレイパネル用背面板は、 前記複数の書き込み電極を被覆する様に前記ガラス基板
    の前記第1主面上に形成され且つ前記露光光を透過可能
    な誘電体層を更に備えており、 前記誘電体層の表面上に全面的に前記ガラスペーストが
    形成されていることを特徴とする、プラズマディスプレ
    イパネル用背面板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプラズマディスプレイパ
    ネル用背面板の製造方法であって、 前記ガラスペーストは前記ガラス基板の前記第1主面上
    に直接形成されていることを特徴とする、プラズマディ
    スプレイパネル用背面板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の前記プ
    ラズマディスプレイパネル用背面板の製造方法を用いて
    製造されたことを特徴とする、プラズマディスプレイパ
    ネル用背面板。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の前記プラズマディスプレ
    イパネル用背面板を有することを特徴とする、プラズマ
    ディスプレイパネル。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の前記プラズマディスプレ
    イパネルを有することを特徴とする、プラズマディスプ
    レイ装置。
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KR20040005214A (ko) * 2002-07-09 2004-01-16 주식회사 투엠테크 플라즈마 디스플레이 패널의 배면 판 제조방법
WO2008038344A1 (fr) * 2006-09-27 2008-04-03 Hitachi Plasma Display Limited Périphérique d'affichage de décharge de gaz
JP2010091533A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Tokyo Univ Of Agriculture & Technology 撮像装置、細胞検出装置、及び撮像装置の製造方法

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