JP2001250387A - データ処理装置、及び記憶媒体 - Google Patents

データ処理装置、及び記憶媒体

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JP2001250387A
JP2001250387A JP2000059085A JP2000059085A JP2001250387A JP 2001250387 A JP2001250387 A JP 2001250387A JP 2000059085 A JP2000059085 A JP 2000059085A JP 2000059085 A JP2000059085 A JP 2000059085A JP 2001250387 A JP2001250387 A JP 2001250387A
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Koichi Numao
光一 沼尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、フラッシュROMの消去ブ
ロック構成を自動認識し、その消去ブロック構成に基づ
いたデータの書込み/消去を行なうことにより、フラッ
シュROMの変更をより容易にすることである。 【解決手段】 CPU2は、特殊起動指示31が入力さ
れた場合には、フラッシュROM8のデータを全て消去
して、最小ブロック82全てに消去識別コードを書込
む。そして、一つの最小ブロック82のアドレスに対し
て消去コマンドを出力した際に、同時に消去される最小
ブロックのサイズを加算したサイズを消去ブロックサイ
ズとして、フラッシュROM構成格納エリア62に格納
する。CPU2は、フラッシュROM構成格納エリア6
2に格納されたデータが有効であれば、フラッシュRO
M構成格納エリア62に格納されたデータに基づきフラ
ッシュROM8に対するデータの書込み/消去を行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置、
及び記憶媒体に係り、詳細には、フラッシュROMに対
するデータの書込み/消去を行なうデータ処理装置、及
び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データの書き換えが可能なROM
(Read Only Memory)であるPROM(Programmable R
OM)のうち、記憶されているデータの全部あるいは一部
を電気的に消去して、再書込みを可能とするフラッシュ
ROMが知られている。フラッシュROMは、高集積化
に向いた構造、衝撃に強い、データを保持するための電
源が不要であるなどの特徴を持つため、携帯型パソコン
(パーソナル・コンピュータ)、PDA(Personal Dig
ital Assistants)、携帯型電話機、デジタルカメラ等
における記憶媒体として利用されている。
【0003】また、フラッシュROMは、記憶したデー
タの消去を行なう際には、消去ブロックと呼ばれる所定
の固定長のブロック(以下、「消去ブロック」と称す
る。)単位でデータの消去を行なう。そのため、フラッ
シュROMの消去ブロック構成に応じて、フラッシュR
OMに対するデータの書込み/消去が行なわれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、フラッシュROMの消去ブロック構成は、容量、メ
ーカー等により異なるが、従来、フラッシュROMを用
いる装置(携帯型パソコン、PDA、携帯型電話機、デ
ジタルカメラ等)は、特定のフラッシュROMに対応し
て開発されていた。そのため、例えば、今まで使用して
いたフラッシュROMの容量が足りなくなったり、今ま
で使用していたフラッシュROMと同一のフラッシュR
OMの入手ができなくなったなどの理由により、使用す
るフラッシュROMを変更する際には、新たなフラッシ
ュROMの消去ブロック構成を調べ、その調べた消去ブ
ロック構成に応じて、データの書込み/消去を行なうた
めのプログラムの設定値を変更しなければならず、非常
に手間がかかるといった問題があった。
【0005】本発明の課題は、フラッシュROMの消去
ブロック構成を自動認識し、その認識した消去ブロック
構成に基づいたフラッシュROMにおけるデータの書込
み/消去を行なうことにより、フラッシュROMの変更
への対応をより容易にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、接続されたフラッシュRO
M(例えば、図1に示すフラッシュROM8)の消去ブ
ロック情報を取得する消去ブロック情報取得手段(例え
ば、図5のステップS2に示す処理を行なうCPU2及
び図2に示すフラッシュROMブロック自動認識部2
2)と、この消去ブロック情報取得手段により取得され
た消去ブロック情報に基づいて、フラッシュROMにデ
ータの書込み及び消去を実行する制御手段(例えば、図
8のステップS34に示す処理を行なうCPU2及び図
2に示すフラッシュROMアクセス部21)と、を備え
ることを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、消去ブロッ
ク情報取得手段は、接続されたフラッシュROMの消去
ブロック情報を取得し、制御手段は、消去ブロック情報
取得手段により取得された消去ブロック情報に基づい
て、フラッシュROMにデータの書込み及び消去を実行
する。
【0008】従って、接続されたフラッシュROMの消
去ブロック情報を取得し、その消去ブロック情報に基づ
いて、データの書込み及び消去を行なうため、例えば、
フラッシュROM変更時に、消去ブロック構成が不明な
フラッシュROMが接続された場合であっても、そのフ
ラッシュROMの消去ブロック構成に応じたデータの書
込み及び消去を実行できる。そのため、ユーザーはフラ
ッシュROMの消去ブロック構成にとらわれず、所望の
フラッシュROMに容易に変更することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。まず、構成を説明する。
【0010】図1に示すように、本発明を適用した一実
施の形態としてのコンピュータシステム1は、CPU
2、入力部3、表示部4、RAM5、記憶装置6、記憶
媒体7、フラッシュROM8、及び伝送制御部9によっ
て構成されており、記憶媒体7を除く各部はバス10に
よって接続されている。
【0011】CPU(Central Processing Unit)2
は、記憶装置6内に格納されているシステムプログラム
及び当該システムに対応する各種アプリケーションプロ
グラムの中から指定されたアプリケーションプログラム
をRAM5内の図示しないプログラム格納領域に展開
し、入力部3から入力される各種指示あるいはデータを
RAM5内に一時的に格納し、この入力指示及び入力デ
ータに応じて記憶装置6内に格納されたアプリケーショ
ンプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果
をRAM5内に格納するとともに、表示部4に表示す
る。そして、RAM5に格納した処理結果を入力部3か
ら入力指示される記憶装置6内の保存先に保存する。
【0012】また、CPU2は、後述する起動処理(図
5参照)を実行する際に、入力部3から入力された起動
指示が特殊起動指示31(図2参照)であるか否かを判
別し、特殊起動指示31である場合には、後述するフラ
ッシュROMブロック自動認識処理(図6参照)を実行
して、現在接続されているフラッシュROM8の消去ブ
ロックサイズを取得し、フラッシュROM構成格納エリ
ア62に取得した消去ブロックサイズを格納する。
【0013】更に、CPU2は、後述するフラッシュR
OM書込み/消去処理(図8参照)を実行する際に、記
憶装置6内のフラッシュROM構成格納エリア62に格
納されたデータ(消去ブロックサイズ)が有効か否かを
判別し、有効である場合には、フラッシュROM構成格
納エリア62に格納されたデータの内容に従って、フラ
ッシュROM8に対するデータの書込み/消去処理を実
行し、フラッシュROM構成格納エリア62に格納され
たデータの内容が無効である場合には、記憶装置6内の
デフォルトフラッシュROM構成格納エリア61に格納
されたデータの内容に従って、フラッシュROM8に対
するデータの書込み/消去処理を実行する。
【0014】図2は、各種処理プログラムに応じたコン
ピュータシステム1の機能を模式的に示す図である。例
えば、特定の機能キーを押下しながら電源が投入される
などの操作による特殊起動指示31が入力部3から入力
されると、CPU2は、フラッシュROM8の消去ブロ
ックサイズをフラッシュROMブロック自動認識部22
により認識し、そのデータをフラッシュROM構成格納
エリア62に格納する。そして、CPU2は、フラッシ
ュROMアクセス部21によりフラッシュROM構成格
納エリア62に格納された消去ブロックサイズに基づい
て、フラッシュROM8に対するデータの書込み/消去
を行なう。
【0015】また、単に電源が投入されるなどの操作に
よる通常起動指示32が入力された場合には、CPU2
は、フラッシュROMアクセス部21により、デフォル
トフラッシュROM構成格納エリア61に予め格納され
た消去ブロックサイズに基づいて、フラッシュROM8
に対するデータの書込み/消去を実行する。
【0016】フラッシュROMアクセス部21は、CP
U2がフラッシュROM書込み/消去処理(図8参照)
を実行する際に、デフォルトフラッシュROM構成格納
エリア61またはフラッシュROM構成格納エリア62
に格納されたフラッシュROM8の消去ブロックサイズ
に基づいて、現在接続されているフラッシュROM8に
対するデータの書込み/消去を行なう。
【0017】フラッシュROMブロック自動認識部22
は、フラッシュROMブロック自動認識処理(図6参
照)を実行する際に、フラッシュROM8の消去ブロッ
クサイズを取得し、その消去ブロックサイズをフラッシ
ュROM構成格納エリア62に格納する。
【0018】デフォルトフラッシュROM構成格納エリ
ア61は、予め設定された、所定の消去ブロックサイズ
が格納されるメモリエリアである。
【0019】フラッシュROM構成格納エリア62は、
CPU2によりフラッシュROMブロック自動認識処理
(図6参照)を実行する際に、フラッシュROMブロッ
ク自動認識部22により取得されたフラッシュROM8
の各消去ブロックサイズが格納される。フラッシュRO
M構成格納エリア62に格納される各消去ブロックサイ
ズは、特殊起動指示31が入力され、CPU2がフラッ
シュROMブロック自動認識処理(図6)を実行する毎
に更新される。
【0020】入力部3は、カーソルキー、数字入力キー
及び各種機能キー等を備えたキーボード及びマウス等の
ポインティングデバイスを含み、キーボードにおいて押
下されたキーの押下信号やマウスの位置信号をCPU2
に出力する。表示部4は、CRT(Cathode Ray Tub
e)、液晶表示画面等により構成され、CPU2から入
力される表示データを表示する。
【0021】RAM(Random Access Memory)5は、C
PU2が前記各種アプリケーションプログラムを実行す
る際に各種データを展開するプログラム格納領域を形成
すると共に、CPU2が前記起動処理(図5参照)、フ
ラッシュROMブロック自動認識処理(図6参照)、ブ
ロック消去確認処理(図7参照)、及びフラッシュRO
M書込み/消去処理(図8参照)を実行する際に、各種
データを展開するメモリ領域を形成する。
【0022】図3は、RAM5内に形成されたメモリ領
域を模式的に示す図である。この図3に示すように、R
AM5内には、カレントアドレスメモリ5a、測定ブロ
ックサイズメモリ5b、及びワークメモリ5cが形成さ
れる。
【0023】カレントアドレスメモリ5aには、CPU
2がフラッシュROMブロック自動認識処理(図6参
照)を実行する際に、フラッシュROM8の最小ブロッ
ク82(図4参照)を示すアドレスが順次セットされ
る。
【0024】測定ブロックサイズメモリ5bには、CP
U2がブロック消去確認処理(図7)を実行する際に、
データが消去されたことが確認された最小ブロック82
のブロックサイズを加算したブロックサイズが格納され
る。
【0025】ワークメモリ5cは、前記各種アプリケー
ションプログラムを実行する際に、各種データを展開す
るとともに、入力部3からの入力データ、デフォルトフ
ラッシュROM構成格納エリア61及びフラッシュRO
M構成格納エリア62に格納されたデータ等の各種デー
タを展開するメモリ領域である。
【0026】記憶装置6は、プログラムやデータ等が予
め記憶されている記憶媒体7を有しており、この記憶媒
体7は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリ
で構成されている。この記憶媒体7は記憶装置6に固定
的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであ
り、この記憶媒体7には上記システムプログラム及び当
該システムに対応する各種アプリケーションプログラ
ム、起動処理プログラム、フラッシュROMブロック自
動認識処理プログラム、ブロック消去確認処理プログラ
ム、フラッシュROM書込み/消去処理プログラム、及
び各処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0027】また、この記憶媒体7に記憶するプログラ
ム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクラ
イアント等の他の機器からネットワーク回線等の伝送媒
体を介して伝送制御部9から受信して記憶する構成にし
てもよく、さらに、記憶媒体7はネットワーク上に構築
されたサーバの記憶媒体であってもよい。さらに、前記
プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサ
ーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインスト
ールするように構成してもよい。
【0028】また、記憶装置6は、デフォルトフラッシ
ュROM構成格納エリア61及びフラッシュROM構成
格納エリア62(図2参照)を形成し、フラッシュRO
M8の消去ブロックサイズを格納する。
【0029】フラッシュROM8は、電気的にデータを
書き換えることが可能なROMであり、コンピュータシ
ステム1に着脱自在に接続され、CPU2から入力され
るデータを指定されたアドレスに従って最小ブロック毎
に格納し、CPU2から消去コマンドが入力された場合
には、指定されたアドレスに従って消去ブロック単位で
データを消去する。
【0030】図4は、フラッシュROM8の消去ブロッ
クの構成例を示す図である。図4(a)は、例えば、1
6Kバイトの消去ブロック81aを示す図である。この
消去ブロック81aは、4個の最小ブロック82から構
成され、最小ブロック82の容量(サイズ)はそれぞれ
4Kバイトである。図4(b)は、24Kバイトの消去
ブロック81bを示す図である。消去ブロック81b
は、6個の最小ブロック82から構成されている。
【0031】フラッシュROM8では、1つの消去ブロ
ック内のデータが一括して消去されるため、図4(a)
に示す消去ブロック81aと図4(b)に示す消去ブロ
ック81bとのように消去ブロック構成が異なれば、1
度に消去されるデータが異なる。そのため、データの書
込みも消去ブロック構成に応じて、行なう必要がある。
【0032】ここで、最小ブロック82は、データを入
出力するための論理的な最小単位である。フラッシュR
OM8内のデータはこの最小ブロック単位で管理される
ため、例えば、1バイトのデータが格納される場合であ
っても、1つの最小ブロック82の容量(4Kバイト)
を使用することになる。
【0033】伝送制御部9は、モデム(MODEM:MO
dulator/DEModulator )またはターミナルアダプタ(T
A:Terminal Adapter)等によって構成され、電話回
線、ISDN回線等の通信回線を介して外部機器との通
信を行うための制御を行う。モデムは、電話回線を介し
てパーソナルコンピュータ等の外部機器との通信を行う
ために、CPU2によって処理されたデジタルデータを
電話回線の周波数帯域にあったアナログ信号に変調し、
また、電話回線を介して入力されたアナログ信号をデジ
タル信号に復調する装置であり、ターミナルアダプタ
は、ISDN回線を介してパーソナルコンピュータ等の
外部機器との通信を行うために、既存のインタフェース
をISDNに対応するインタフェースに変換する装置で
ある。
【0034】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、コンピュータシステム1のCPU2により実行され
る起動処理について図5に示すフローチャートに基づい
て説明する。ここで、これらのフローチャートに記述さ
れている各機能を実現するためのプログラムは、読み取
り可能なプログラムコードの形態で記憶媒体7に格納さ
れており、CPU2はこのプログラムコードにしたがっ
た動作を逐次実行する。また、CPU2は伝送媒体を介
して伝送されてきた上述のプログラムコードにしたがっ
た動作を逐次実行することもできる。すなわち、記憶媒
体7の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム
/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行する
こともできる。
【0035】まずCPU2は、入力部3から入力された
起動指示が特殊起動指示31であるか否かを判別し(ス
テップS1)、特殊起動指示31であった場合には、フ
ラッシュROMブロック自動認識処理(図6)を実行し
て(ステップS2)、コンピュータシステム1の起動処
理を続行する。
【0036】また、特殊起動指示31でなかった場合に
は(ステップS1;No)、CPU2は、通常起動指示
32であると判断し、通常のコンピュータシステム1の
起動処理を続行する。
【0037】次に、コンピュータシステム1のCPU2
により実行されるフラッシュROMブロック自動認識処
理(図5;ステップS2)について図6に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0038】特殊起動指示31が入力されると(図5;
ステップS1;Yes)、まず、CPU2は、記憶装置
6内のフラッシュROM構成格納エリア62に格納され
ているデータを消去し(ステップS11)、フラッシュ
ROM8に対して最小ブロック82毎に消去コマンドを
出力し、フラッシュROM8に格納されているデータを
全て消去する(ステップS12)。その後、CPU2
は、フラッシュROM8の最小ブロック82全てに消去
識別コードを書込む(ステップS13)。
【0039】そして、CPU2は、フラッシュROM8
を構成する複数の消去ブロックの内、最初の消去ブロッ
クの先頭アドレスをRAM5内のカレントアドレスメモ
リ5aにセットし(ステップS14)、カレントアドレ
スメモリ5aにセットされたアドレスに消去コマンドを
出力し、カレントアドレスメモリ5aにセットされたア
ドレスを含む1つの消去ブロックのデータの消去を行な
う(ステップS15)。
【0040】次いで、CPU2は、ブロック消去確認処
理(図7)を実行して、消去識別コードが消去されたブ
ロックのサイズを取得し、RAM5内の測定ブロックサ
イズメモリ5bに取得したブロックサイズを格納する
(ステップS16)。そして、CPU2は、測定ブロッ
クサイズメモリ5bに格納されたブロックサイズを記憶
装置6内のフラッシュROM構成格納エリア62に格納
する(ステップS17)。
【0041】次いで、CPU2は、現在、カレントアド
レスメモリ5aにセットされているアドレスがフラッシ
ュROM8の最終アドレスか否かを判別する(ステップ
S18)。最終アドレスでない場合には、カレントアド
レスメモリ5aに次のアドレスをセットして(ステップ
S19)、ステップS15に戻り、次の消去ブロックに
対してブロックサイズを取得する処理を行なう。最終ア
ドレスであった場合には、フラッシュROMブロック自
動認識処理を終了して、起動処理(図5)における次処
理に移行する。
【0042】次に、コンピュータシステム1のCPU2
により実行されるブロック消去確認処理(図6;ステッ
プS16)について、図7に示すフローチャートに基づ
き説明する。
【0043】まず、RAM5内のカレントアドレスメモ
リ5aにセットされたアドレスに消去コマンドが出力さ
れ、そのアドレスを含む1つの消去ブロックのデータが
消去されると(図6;ステップS15)、CPU2は、
RAM5内の測定ブロックサイズメモリ5b内のデータ
をクリアし(ステップS21)、カレントアドレスメモ
リ5aにセットされたアドレスに対応する最小ブロック
82に書込まれた消去識別コードが消去されているか否
かを判別する(ステップS22)。
【0044】消去識別コードが消去されている場合には
(ステップS22;Yes)、カレントアドレスメモリ
5aに現在セットされているアドレスに最小ブロック8
2の容量を加算したアドレス、すなわち次の最小ブロッ
ク82のアドレスをセットし(ステップS23)、測定
ブロックサイズメモリ5bに現在セットされているブロ
ックサイズに、最小ブロック82の容量を加算したブロ
ックサイズをセットし(ステップS24)、ステップS
22に戻る。
【0045】ステップS22において、消去識別コード
が消去されていないと判別した場合には、ブロック消去
確認処理を終了して、フラッシュROMブロック自動認
識処理(図6)における次処理(ステップS17)に移
行する。
【0046】次に、コンピュータシステム1のCPU2
により実行されるフラッシュROM書込み/消去処理に
ついて、図8に示すフローチャートに基づき説明する。
【0047】まず、CPU2は、フラッシュROM構成
格納エリア62に格納された内容が有効か否かを判別す
る(ステップS31)。その際、例えば、フラッシュR
OM構成格納エリア62に格納されたデータの内容が現
在接続されているフラッシュROM8に対応したデータ
であるか否かを判断することにより、有効か否かを判別
する。
【0048】そして、CPU2は、フラッシュROM構
成格納エリア62に格納された内容が有効であれば(ス
テップS31;Yes)、フラッシュROM構成格納エ
リア62に格納されたデータの内容(消去ブロックサイ
ズ)に従い、フラッシュROM8に対するデータの書込
み/消去処理が動作するように各種値を設定し(ステッ
プS32)、ステップS34に移行する。
【0049】フラッシュROM構成格納エリア62に格
納された内容が有効でない場合には(ステップS31;
No)、CPU2は、デフォルトフラッシュROM構成
格納エリア61に格納されたデータの内容(消去ブロッ
クサイズ)に従い、フラッシュROM8に対するデータ
の書込み/消去処理が動作するように各種値を設定し
(ステップS33)、ステップS34に移行する。
【0050】ステップS34においてCPU2は、ステ
ップS32あるいはステップS33において設定された
値に基づいてフラッシュROM8に対するデータの書込
み/消去処理を実行して、処理を終了する。
【0051】以上のように、CPU2は、特殊起動指示
31が入力された場合には、フラッシュROM8のデー
タを1度全て消去し、フラッシュROM8の最小ブロッ
ク82全てに消去識別コードを書込む。そして、一つの
最小ブロック82のアドレスに対して消去コマンドを出
力し、その際に、同時に消去される全ての最小ブロック
82のサイズを加算したサイズを消去ブロックサイズと
して、フラッシュROM構成格納エリア62に格納す
る。更に、同様の処理を行なうことにより、フラッシュ
ROM8を構成する他の全ての消去ブロックのブロック
サイズをフラッシュROM構成格納エリア62に格納す
る。
【0052】また、フラッシュROM8にデータの書込
み/消去を行なう際には、CPU2は、フラッシュRO
M構成格納エリア62に格納されたデータが有効か否か
を判別し、有効であれば、フラッシュROM構成格納エ
リア62に格納されたデータに基づきフラッシュROM
8にデータの書込み/消去を行なう。フラッシュROM
構成格納エリア62に格納されたデータが無効であれ
ば、デフォルトフラッシュROM構成格納エリア62に
格納されたデータに基づきフラッシュROM8にデータ
の書込み/消去を行なう。
【0053】従って、消去ブロックのサイズが不明なフ
ラッシュROM8が接続された場合であっても、特殊起
動指示31を入力するだけで、そのフラッシュROM8
の消去ブロックサイズを取得し、その消去ブロックサイ
ズに基づいて、フラッシュROM8へのデータの書込み
/消去処理を実行することができる。そのため、フラッ
シュROM8を変更する際に要する労力を軽減すること
ができ、ユーザーはフラッシュROM8のブロック構成
にとらわれず、所望のフラッシュROMに容易に変更す
ることができる。
【0054】また、取得した消去ブロックサイズを記憶
装置6内のフラッシュROM構成格納エリア62に格納
し、フラッシュROM構成格納エリア62に格納された
消去ブロックサイズに基づきデータの書込み/消去処理
を実行することができる。そのため、接続されたフラッ
シュROM8を変更する際に、1度だけ特殊起動指示3
1を入力して、新たなフラッシュROM8の消去ブロッ
クサイズを取得すれば良く、接続されたフラッシュRO
M8に応じたデータの書込み/消去をより容易に実行で
きる。
【0055】なお、以上の実施の形態においては、フラ
ッシュROMブロック自動認識処理を実行する際に、ア
ドレスが最終アドレスになるまで、すなわち全消去ブロ
ックのブロックサイズを取得し、フラッシュROM構成
格納エリアに格納することとしたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、接続されたフラッシュ
ROM8を構成する複数の消去ブロックのブロックサイ
ズが全て等しいことがわかっている場合には、フラッシ
ュROM8内の1つの消去ブロックのブロックサイズの
みを取得するようにしてもよい。
【0056】また、フラッシュROM8のブロック構
成、各消去ブロック81a、81b、最小ブロック82
のバイト数等も特に限定されるものではなく、その他、
細部の構成についても適宜に変更可能であることは勿論
である。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の発明及び請求項5記載の
発明によれば、接続されたフラッシュROMの消去ブロ
ック情報を取得し、その消去ブロック情報に基づいて、
データの書込み及び消去を行なうため、例えば、フラッ
シュROM変更時に、消去ブロック構成が不明なフラッ
シュROMが接続された場合であっても、そのフラッシ
ュROMの消去ブロック構成に応じたデータの書込み及
び消去を実行できる。そのため、ユーザーはフラッシュ
ROMの消去ブロック構成にとらわれず、所望のフラッ
シュROMに容易に変更することができる。
【0058】請求項2記載の発明によれば、所定の指示
を入力するといった簡単な操作を行なうだけで、接続さ
れたフラッシュROMの消去ブロック情報を取得するこ
とができるため、フラッシュROM変更時に要する労力
を軽減することができる。
【0059】請求項3記載の発明によれば、フラッシュ
ROM内に書き込まれた所定のデータが消去された部分
のサイズを消去ブロックサイズとして認識して取得し、
この消去ブロックサイズに基づいて、データの書込み及
び消去を実行するため、消去ブロック構成が不明なフラ
ッシュROMが接続された場合でも、そのフラッシュR
OMの消去ブロック構成に応じたデータの書込み及び消
去を実行できる。そのため、ユーザーはフラッシュRO
Mの消去ブロック構成にとらわれず、所望のフラッシュ
ROMに容易に変更することができる。
【0060】請求項4記載の発明によれば、取得した消
去ブロック情報を記憶しておき、その記憶された消去ブ
ロック情報が有効であれば、その消去ブロック情報に基
づきデータの書込み及び消去を実行できるため、1度、
消去ブロック情報を取得すれば、その後、例えば、接続
されたフラッシュROMを変更するなどして記憶された
消去ブロック情報が無効にならない限り、新たに消去ブ
ロック情報を取得する必要がないため、接続されたフラ
ッシュROMに応じたデータの書込み及び消去をより容
易に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態のコンピュータ
システム1の制御系の要部構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のコンピュータシステム1の機能を模式的
に示すブロック図である。
【図3】図1のRAM5のメモリ領域の構成を模式的に
示す図である。
【図4】図1のフラッシュROM8の消去ブロックの構
成例を示す図である。
【図5】図1のコンピュータシステム1により実行され
る起動処理を示すフローチャートである。
【図6】図1のコンピュータシステム1により実行され
るフラッシュROMブロック自動認識処理を示すフロー
チャートである。
【図7】図1のコンピュータシステム1により実行され
るブロック消去確認処理を示すフローチャートである。
【図8】図1のコンピュータシステム1により実行され
るフラッシュROM書込み/消去処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 コンピュータシステム 2 CPU 3 入力部 4 表示部 5 RAM 5a カレントアドレスメモリ 5b 測定ブロックサイズメモリ 5c ワークメモリ 6 記憶装置 7 記憶媒体 8 フラッシュROM 9 伝送制御部 10 バス 21 フラッシュROMアクセス部 22 フラッシュROMブロック自動認識部 61 デフォルトフラッシュROM構成格納エリア 62 フラッシュROM構成格納エリア 81a、81b 消去ブロック 82 最小ブロック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続されたフラッシュROMの消去ブロッ
    ク情報を取得する消去ブロック情報取得手段と、 この消去ブロック情報取得手段により取得された消去ブ
    ロック情報に基づいて、フラッシュROMにデータの書
    込み及び消去を実行する制御手段と、 を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】前記消去ブロック情報取得手段は、所定の
    指示が入力された場合に、接続されたフラッシュROM
    の消去ブロック情報を取得することを特徴とする請求項
    1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】接続されたフラッシュROM内のデータを
    全て消去するデータ消去手段と、 このデータ消去手段によりデータを全て消去されたフラ
    ッシュROMに所定の記憶容量毎に所定データを書き込
    むデータ書込手段と、 前記フラッシュROM内の所定アドレスに対し消去指示
    を出力することにより、該所定アドレスを含む1つの消
    去ブロックのデータを消去させる消去ブロック消去手段
    と、を更に備え、 前記消去ブロック情報取得手段は、前記消去ブロック消
    去手段により前記データ書込手段により書き込まれた所
    定データが消去された部分のサイズを消去ブロックサイ
    ズとして認識し、前記消去ブロック情報として取得する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のデータ処理装
    置。
  4. 【請求項4】前記消去ブロック情報取得手段により取得
    された消去ブロック情報を記憶するブロック情報記憶手
    段と、 このブロック情報記憶手段に記憶された消去ブロック情
    報が有効か否かを判別する判別手段と、を更に備え、 前記制御手段は、前記判別手段により前記ブロック情報
    記憶手段に記憶された消去ブロック情報が有効であると
    判別された場合には、前記ブロック情報記憶手段に記憶
    された消去ブロック情報に基づいて、フラッシュROM
    にデータの書込み及び消去を実行することを特徴とする
    請求項1から3のいずれかに記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】接続されたフラッシュROMに応じたデー
    タの書込み及び消去を行なうためのコンピュータが実行
    可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 接続されたフラッシュROMの消去ブロック情報を取得
    するためのコンピュータが実行可能なプログラムコード
    と、 取得された消去ブロック情報に基づいて、フラッシュR
    OMにデータの書込み及び消去を実行するためのコンピ
    ュータが実行可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
JP2000059085A 2000-03-03 2000-03-03 データ処理装置、及び記憶媒体 Pending JP2001250387A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006085380A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Toshiba Corp ファイルストレージデバイス、プログラム、及び不揮発性半導体メモリの書込方法

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