JP2001248207A - ノズル装置とこれを用いた局部洗浄便座 - Google Patents

ノズル装置とこれを用いた局部洗浄便座

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憲治 来田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非電動で伸縮および位置微調整ができ、高ス
トロークでかつ格納スペースの小さいノズル装置を提供
する。 【解決手段】 ベローズ部1の開口端側から流体を流入
させると、流体の圧力によりベローズ部1が伸び、流体
噴出孔2から流体が噴出する。これにより、未使用時は
コンパクトに縮んでいるが、使用時にはベローズ部1が
長く伸びて、遠いところにも流体噴出孔2を持っていく
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の局部を洗浄
する局部洗浄便座に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人体の局部を洗浄する局部洗浄便座が普
及してきており、この便座でのお尻洗浄やビデ洗浄は、
電動モータにより棒状のノズルを吐出させる、もしくは
洗浄水水圧によりシリンダーピストン構造の棒状ノズル
を吐出させ、洗浄水を噴出している。また、ノズル吐出
位置の微調整が行なえる機器については電動モータによ
る微調整を行なっている。
【0003】一方、ノズルにベローズを利用したものと
しては、実開昭61−32269号公報に記載されてい
る人体局部洗浄装置がある。これは図10に示すよう
に、水圧駆動によるシリンダーピストン構造のノズル全
体10をベローズ11の伸縮によって動かすものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の局部洗浄便
座は、ノズルの吐出に電動モータが必要であったり、水
圧駆動のものであっても、シリンダーピストン構造のた
め、ノズルが縮んでいる時も格納スペースが大きくなる
という課題を有していた。また、ノズル吐出位置の微調
整には電動モータが必要であるという課題も有してい
た。一方、上記人体局部洗浄装置ではノズル吐出位置の
微調整も水圧で行なうことができるが、ノズル装置全体
の格納スペースが大きくなるという課題も有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ノズル自体をベローズ構造として流体の圧
力により伸縮させるようにしたものである。
【0006】上記発明によれば、ノズル吐出やノズル吐
出位置の微調整を非電動で行なうことができ、また、高
ストロークであっても格納スペースの小さい小型ノズル
装置を作ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、軸方向に伸縮自在な筒
状のベローズ部と、ベローズ部の片端を封止し、封止端
側に設けた流体噴出孔とからなり、ベローズ部の開口端
側から流入させた流体の圧力によりベローズ部が伸びる
ようにしたものである。
【0008】また、軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ
部と、ベローズ部の片端を封止し、封止端側に設けた流
体噴出孔とからなり、ベローズ部の開口端側から流入さ
せた局部洗浄用の洗浄水の水圧によりベローズ部が伸び
て前記流体噴出孔から洗浄水が噴出し、洗浄水を止める
と流体噴出孔より残留洗浄水が流れ出ながらベローズ部
の復元力によりベローズ部が縮むようにしたものであ
る。
【0009】また、軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ
部と、ベローズ部の片端を封止し、封止端側に設けた流
体噴出孔と、ベローズ内に設けた流路の片端と封止部を
接続し、流路の内側と連通するように封止部にあけた流
路流体噴出孔とからなり、ベローズ部の開口端側から流
入させた不感水対策用捨て水の水圧によりベローズ部が
伸びて流体噴出孔から不感水対策用捨て水が噴出し、流
路の開口端側から流入させた局部洗浄用の洗浄水は流路
流体噴出孔から噴出し、不感水対策用捨て水を止めると
流体噴出孔より残留水が流れ出ながらベローズ部の復元
力によりベローズ部が縮むようにしたものである。
【0010】また、軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ
部と、ベローズ部の片端を封止し、ベローズ内に設けた
流路の片端と封止部を接続し、流路の内側と連通するよ
うに封止部にあけた流路流体噴出孔とからなり、ベロー
ズ部の開口端側から流入させた上水分岐水圧によりベロ
ーズ部が伸び、流路の開口端側から流入させた局部洗浄
用の洗浄水は流路流体噴出孔から噴出し、上水分岐水圧
を解放するとベローズ部の復元力によりベローズ部が縮
むようにしたものである。
【0011】また、軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ
部と、ベローズ部の片端を封止し、封止端側に設けた流
体噴出孔と、ベローズ内に設けた流路の片端と封止部を
接続し、流路の内側と連通するように封止部にあけた流
路流体噴出孔とからなり、ベローズ部の開口端側から供
給した空気の圧力によりベローズ部が伸びて流体噴出孔
から空気が噴出し、流路の開口端側から流入させた局部
洗浄用の洗浄水は流路流体噴出孔から噴出し、空気の供
給を止めると流体噴出孔より残留空気が出ながらベロー
ズ部の復元力によりベローズ部が縮むようにしたもので
ある。
【0012】また、軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ
部と、ベローズ部の片端を封止し、ベローズ内に設けた
流路の片端と封止部を接続し、流路の内側と連通するよ
うに封止部にあけた流路流体噴出孔とからなり、ベロー
ズ部の開口端側から供給した空気圧によりベローズ部が
伸び、流路の開口端側から流入させた局部洗浄用の洗浄
水は流路流体噴出孔から噴出し、空気圧を解放するとベ
ローズ部の復元力によりベローズ部が縮むようにしたも
のである。
【0013】また、空気の供給手段を空気ポンプによる
ようにしたものである。
【0014】また、ベローズ部片端の封止をベローズ部
と一体成形によって行なうようにしたものである。
【0015】また、ベローズ部片端の封止をベローズ部
とは別部材の封止部材によって行なうようにしたもので
ある。
【0016】また、複数種の蛇腹ピッチによってベロー
ズ部を構成するようにしたものである。
【0017】また、複数種の弾性硬さでベローズ部を構
成するようにしたものである。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0019】(実施例1)図1(a)(b)(c)は本
発明の実施例1のノズル装置を示した概略図である。
【0020】同図1において、1はベローズ部で、片端
を封止して流体噴出孔2が設けられている。なお、図1
(a)および(c)は断面図、(b)は概観図である。
【0021】次に動作、作用について説明する。通常、
ベローズ部1は図1(a)の断面図に示す通り、縮んだ
状態になっている。ここでベローズ部1の開口端側(図
中左側)から流体を流入させると、流体の圧力により図
1(c)のようにベローズ部1が伸び、流体噴出孔2か
ら流体が噴出する。これにより、未使用時はコンパクト
に縮んでいるが、使用時にはベローズ部1が長く伸び
て、遠いところにも流体噴出孔2を持っていくことがで
きる。流体の流入を止めると、残留流体が流体噴出孔2
から流れ出ながら、ベローズ部1の復元力により元の長
さに縮まる。
【0022】なお、流体の流量を変えることによりベロ
ーズ部1にかかる圧力が変わり、ベローズ部1の伸縮量
を変えることができる。つまり、ノズルの吐出位置の微
調整が行なえる。
【0023】また、流体の流量を周期的、あるいは断続
的に変化させることにより、広範囲に流体噴出孔2の位
置を変えることができる。
【0024】なお、図1では流体噴出孔2はベローズ部
1の軸延長線上に1孔設けたように示しているが、封止
端近傍の任意の位置にあっても、複数孔あっても良い。
さらに、流体噴出孔2の形状も単純な孔以外に、噴霧流
や旋回流といった機能噴出ノズルの形態であっても良
い。
【0025】(実施例2)図2は本発明の実施例2の局
部洗浄便座の概略図である。
【0026】図2において、3は局部洗浄便座である。
従来のノズル装置に代わり、本発明のノズル装置4が搭
載されている。図3はノズル装置4の断面図で、1はベ
ローズ部で、片端を封止して流体噴出孔2が設けられて
いる。
【0027】次に動作、作用について説明する。未使用
時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部
に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側(図
3中左側)から局部洗浄用の洗浄水を流入させると、洗
浄水の圧力により図3のようにベローズ部1が伸び、流
体噴出孔2から洗浄水が噴出する。これにより、流体噴
出孔2をお尻洗浄位置やビデ洗浄位置までもってくるこ
とができる。洗浄が終わり、洗浄水を止めると、残留洗
浄水が流体噴出孔2から流れ出ながらベローズ部1が自
身の復元力により元の長さに縮まり、局部洗浄便座3の
内部に格納される。
【0028】なお、洗浄水の流量を変えることによりベ
ローズ部1にかかる圧力が変わり、ベローズ部1の伸縮
量を変えることができる。つまり、ノズルの吐出位置の
微調整が行なえる。
【0029】また、洗浄水の流量を周期的、あるいは断
続的に変化させることにより、広範囲に流体噴出孔2の
位置を変えることができる。
【0030】(実施例3)図4(a)(b)は本発明の
実施例3のノズル装置の断面図である。
【0031】図4(a)において、1はベローズ部で、
片端を封止して流体噴出孔2が設けられている。5はベ
ローズ部1内側に設けた流路で、片端を封止部と接続
し、流路流体噴出孔6をあけて連通している。そしてこ
のノズル装置は図2に示すのと同様に局部洗浄便座3に
搭載されている。
【0032】次に動作、作用について説明する。未使用
時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部
に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側から
不感水対策用捨て水を流入させると、不感水対策用捨て
水の圧力により流体噴出孔2から不感水対策用捨て水が
流出しながらベローズ部1が伸びる。そこで流路5に局
部洗浄用の洗浄水を流すと流路流体噴出孔6から洗浄水
が噴出し、局部洗浄が行なえる。ここで不感水対策用捨
て水の流量を変えることにより、洗浄水の水量とは関係
なく、ベローズ部1の伸縮量を変えることができる。つ
まり、弱い洗浄水量でノズルを長く吐出したり、強い洗
浄水量でノズルを短く吐出したりすることができる。
【0033】なお、図4(a)で示した通り、流体噴出
孔2は下方向つまり便器の封止水に向けて不感水対策用
捨て水を流すようにすると良いが、一方、流体噴出孔2
の位置や形状を変えて不感水対策用捨て水を、例えば便
槽に向けて広く撒くと便槽内洗浄にも利用することがで
き、また、横方向に霧状に噴霧すると洗浄水の余分な撥
ねを防止することができる。
【0034】また、不感水対策用捨て水の流量を周期
的、あるいは断続的に変化させることにより、広範囲に
流路流体噴出孔6の位置を変えることができ、広範囲洗
浄を行なうことができる。
【0035】なお、図4(a)では流路5をベローズ部
1内側にチューブによって設けたように示しているが、
図4(b)のようにベローズ部1内壁と隔壁7によって
仕切られた空間を流路5として設けても良い。
【0036】(実施例4)図5は本発明の実施例4のノ
ズル装置の断面図である。
【0037】図5において、1はベローズ部で、片端を
封止し、内側に流路5を設け、片端を封止部と接続し、
流路流体噴出孔6をあけて連通している。そしてこのノ
ズル装置は図2に示すのと同様に局部洗浄便座3に搭載
されている。
【0038】次に動作、作用について説明する。未使用
時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部
に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側から
上水から分岐した水を流入させると、上水分岐圧により
ベローズ部1が伸びる。そこで流路5に局部洗浄用の洗
浄水を流すと流路流体噴出孔6から洗浄水が噴出し、局
部洗浄が行なえる。洗浄が終了すれば上水分岐圧をリリ
ーフバルブ等の圧力解放手段により解放するとベローズ
部1が自身の復元力により元の長さに縮まり、局部洗浄
便座3の内部に格納される。ここで、上水分岐圧を変え
ることにより、洗浄水の水量とは関係なく、ベローズ部
1の伸縮量を変えることができる。つまり、弱い洗浄水
量でノズルを長く吐出したり、強い洗浄水量でノズルを
短く吐出したりすることができる。
【0039】また、上水分岐圧を周期的、あるいは断続
的に変化させることにより、広範囲に流路流体噴出孔6
の位置を変えることができ、広範囲洗浄を行なうことが
できる。
【0040】(実施例5)図6は本発明の実施例5のノ
ズル装置の断面図である。
【0041】図6において、1はベローズ部で、片端を
封止して流体噴出孔2が設けられている。5はベローズ
部1内側に設けた流路で、片端を封止部と接続し、流路
流体噴出孔6をあけて連通している。8は空気圧を発生
する空気ポンプである。そしてこのノズル装置は図2に
示すのと同様に局部洗浄便座3に搭載されている。
【0042】次に動作、作用について説明する。未使用
時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部
に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側から
空気を供給すると、空気の圧力により流体噴出孔2から
空気が流出しながらベローズ部1が伸びる。そこで流路
5に局部洗浄用の洗浄水を流すと流路流体噴出孔6から
洗浄水が噴出し、局部洗浄が行なえる。ここで空気の流
量を変えることにより、洗浄水の水量とは関係なく、ベ
ローズ部1の伸縮量を変えることができる。つまり、弱
い洗浄水量でノズルを長く吐出したり、強い洗浄水量で
ノズルを短く吐出したりすることができる。
【0043】なお、図6では、空気は流体噴出孔2より
下方向に流れ出ているように示しているが、例えば流体
噴出孔2を流路流体噴出孔6を囲むように上方向にスリ
ット状に空気を流すような形状にすれば、洗浄水の飛び
撥ねをエアカーテン効果によって防ぐことができる。
【0044】なお、空気の供給は空気ポンプ8を用いる
と良い。これは、局部洗浄便座に元々空気ポンプ8が搭
載されている場合、搭載部品の共有利用ができる。
【0045】一方、図6において流体噴出孔2を設け
ず、空気をベローズ部1内で封止し、空気圧を保持する
ようにすると、ベローズ部1が伸びた状態で空気の供給
を停止することができ、例えば空気の供給に空気ポンプ
を使用している場合は省エネを行なうことができる。洗
浄が終了すれば空気圧をリリーフバルブ等の圧力解放手
段により解放するとベローズ部1が自身の復元力により
元の長さに縮まり、局部洗浄便座3の内部に格納され
る。
【0046】(実施例6)図7は本発明の実施例6のノ
ズル装置の断面図である。
【0047】図7において、1はベローズ部で、片端を
別部材9によって封止し、流体噴出孔2が設けられてい
る。そしてこのノズル装置は図2に示すのと同様に局部
洗浄便座3に搭載されている。
【0048】次に動作、作用について説明する。未使用
時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部
に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側から
局部洗浄用の洗浄水を流入させると、洗浄水の圧力によ
りベローズ部1が伸び、流体噴出孔2から洗浄水が噴出
する。これにより、流体噴出孔2をお尻洗浄位置やビデ
洗浄位置までもってくることができる。洗浄が終わり、
洗浄水を止めると、残留洗浄水が流体噴出孔2から流れ
出ながらベローズ部1が自身の復元力により元の長さに
縮まり、局部洗浄便座3の内部に格納される。
【0049】なお、別部材9はベローズ部1と取り外し
可能な方法、例えばネジとシール材、はめ込みとシール
材等の組み合わせで作ると、使用シーンに合わせたノズ
ル先端部の交換が可能となる。
【0050】一方、ベローズ部1の封止をベローズ部1
と共に一体成形で作ると、部品点数を減らし、コストを
下げることができる。
【0051】また、図7においては、ベローズ部1に直
接、洗浄水を流入する方法を説明したが、実施例3から
5と同様に、ベローズ部1の内側に流路を設け、洗浄水
とは別の流体によりベローズ部1を伸ばす方法を用いて
も良い。
【0052】(実施例7)図8は本発明の実施例7のノ
ズル装置の断面図である。
【0053】図8において、1はベローズ部で、片端を
封止して流体噴出孔2が設けられている。ここでベロー
ズ部1は例えば図8に示すように、蛇腹ピッチA部、蛇
腹ピッチB部、蛇腹ピッチC部と言った異なる蛇腹ピッ
チで構成されている。そしてこのノズル装置は図2に示
すのと同様に局部洗浄便座3に搭載されている。
【0054】次に動作、作用について説明する。未使用
時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部
に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側から
局部洗浄用の洗浄水を流入させると、洗浄水の圧力によ
りベローズ部1が伸び、流体噴出孔2から洗浄水が噴出
する。これにより、流体噴出孔2をお尻洗浄位置やビデ
洗浄位置までもってくることができる。洗浄が終わり、
洗浄水を止めると、残留洗浄水が流体噴出孔2から流れ
出ながらベローズ部1が自身の復元力により元の長さに
縮まり、局部洗浄便座3の内部に格納される。ここで、
ベローズ部1は異なる蛇腹ピッチによって構成されてい
るため、伸縮量が洗浄水の水圧に対して正比例ではな
く、段階的に伸縮し、何箇所かの定位置を設けることが
できる。
【0055】なお、図8においては、ベローズ部1に直
接、洗浄水を流入する方法を説明したが、実施例3から
5と同様に、ベローズ部1の内側に流路を設け、洗浄水
とは別の流体によりベローズ部1を伸ばす方法を用いて
も良い。
【0056】(実施例8)図9は本発明の実施例8のノ
ズル装置の断面図である。
【0057】図9において、1はベローズ部で、片端を
封止して流体噴出孔2が設けられている。ここでベロー
ズ部1は例えば図9に示すように、弾性固さA部、弾性
固さB部、弾性固さC部と言った異なる弾性固さで構成
されている。そしてこのノズル装置は図2に示すのと同
様に局部洗浄便座3に搭載されている。
【0058】次に動作、作用について説明する。未使用
時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部
に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側から
局部洗浄用の洗浄水を流入させると、洗浄水の圧力によ
りベローズ部1が伸び、流体噴出孔2から洗浄水が噴出
する。これにより、流体噴出孔2をお尻洗浄位置やビデ
洗浄位置までもってくることができる。洗浄が終わり、
洗浄水を止めると、残留洗浄水が流体噴出孔2から流れ
出ながらベローズ部1が自身の復元力により元の長さに
縮まり、局部洗浄便座3の内部に格納される。ここで、
ベローズ部1は異なる弾性固さによって構成されている
ため、伸縮量が洗浄水の水圧に対して正比例ではなく、
段階的に伸縮し、何箇所かの定位置を設けることができ
る。
【0059】なお、図9においては、ベローズ部1に直
接、洗浄水を流入する方法を説明したが、実施例3から
5と同様に、ベローズ部1の内側に流路を設け、洗浄水
とは別の流体によりベローズ部1を伸ばす方法を用いて
も良い。
【0060】以上の説明から明らかなように、前記本発
明の各実施例のノズル装置、および局部洗浄便座による
と次の効果が得られる。
【0061】(1)流体の圧力によってベローズが伸び
るため、電動駆動部の必要がない、小型でシンプルな構
造の伸縮ノズルを作ることができる。
【0062】(2)洗浄水の水圧でベローズが伸びるた
め、電動駆動部の必要がない、小型でシンプルな構造の
伸縮ノズルを持つ局部洗浄便座を作ることができる。
【0063】(3)不感水対策用捨て水の水圧でベロー
ズが伸びるため、洗浄水の水圧によらない、小型でシン
プルな構造の伸縮ノズルを持つ局部洗浄便座を作ること
ができる。
【0064】(4)上水分岐水圧でベローズが伸びるた
め、洗浄水の水圧によらない、小型でシンプルな構造の
伸縮ノズルを持つ局部洗浄便座を作ることができる。
【0065】(5)空気圧でベローズが伸びるため、洗
浄水の水圧によらない、小型でシンプルな構造の伸縮ノ
ズルを持つ局部洗浄便座を作ることができる。
【0066】(6)伸びたベローズが供給空気の静圧で
保持できるため、ベローズを伸ばし切った時点で空気の
追加供給が必要でなくなり、空気供給に費やすエネルギ
ーを節約することができる。
【0067】(7)空気の供給を空気ポンプで行なうた
め、元々局部洗浄便座に搭載していた空気ポンプを利用
することができる。
【0068】(8)ベローズの封止を一体成形で行なう
ことにより、部品点数、コストを軽減することができ
る。
【0069】(9)ベローズの封止を別部材で行なうこ
とにより、流体噴出孔を取り替えることができる。
【0070】(10)ベローズの蛇腹ピッチを複数種持
つことにより、ベローズの伸縮長さを段階的に変化させ
ることができる。
【0071】(11)ベローズの弾性硬さを複数種持つ
ことにより、ベローズの伸縮長さを段階的に変化させる
ことができる。
【0072】(12)流体の圧力によって自在にベロー
ズを伸縮させることができるため、非電動でノズルの吐
出、吐出位置の微調整を行なうことができる。
【0073】(13)ノズルをベローズで構成すること
により、高ストロークであっても格納スペースの小さ
い、小型のノズル装置を作ることができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、流体の圧
力によってベローズが伸びるため、電動駆動部の必要が
ない、小型でシンプルな構造の伸縮ノズルを作ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1のノズル装置の断面図 (b)同側面図 (c)同断面図
【図2】本発明の実施例2の局部洗浄便座の概略図
【図3】本発明の実施例2のノズル装置の断面図
【図4】(a)本発明の実施例3のノズル装置の断面図 (b)同他の例を示すノズル装置の断面図
【図5】本発明の実施例4のノズル装置の断面図
【図6】本発明の実施例5のノズル装置の断面図
【図7】本発明の実施例6のノズル装置の断面図
【図8】本発明の実施例7のノズル装置の断面図
【図9】本発明の実施例8のノズル装置の断面図
【図10】従来のノズル装置の断面図
【符号の説明】
1 ベローズ部 2 流体噴出孔 3 局部洗浄便座 4 ノズル装置 5 流路 6 流路流体噴出孔 7 隔壁 8 空気ポンプ 9 別部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2D038 JA05 JF00 JF05 4D073 AA09 BB03 CA01 4F033 AA04 BA04 CA04 DA01 EA01 LA12 NA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、
    前記ベローズ部の片端を封止し、封止端側に設けた流体
    噴出孔とからなり、前記ベローズ部の開口端側から流入
    させた流体の圧力により前記ベローズ部が伸びるノズル
    装置。
  2. 【請求項2】軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、
    前記ベローズ部の片端を封止し、封止端側に設けた流体
    噴出孔とからなり、前記ベローズ部の開口端側から流入
    させた局部洗浄用の洗浄水の水圧により前記ベローズ部
    が伸びて前記流体噴出孔から洗浄水が噴出し、洗浄水を
    止めると前記流体噴出孔より残留洗浄水が流れ出ながら
    前記ベローズ部の復元力により前記ベローズ部が縮むノ
    ズル装置。
  3. 【請求項3】軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、
    前記ベローズ部の片端を封止し、封止端側に設けた流体
    噴出孔と、前記ベローズ部内側に設けた流路の片端と封
    止部を接続し、前記流路の内側と連通するように封止部
    にあけた流路流体噴出孔とからなり、前記ベローズ部の
    開口端側から流入させた不感水対策用捨て水の水圧によ
    り前記ベローズ部が伸びて前記流体噴出孔から不感水対
    策用捨て水が噴出し、前記流路の開口端側から流入させ
    た局部洗浄用の洗浄水は前記流路流体噴出孔から噴出
    し、不感水対策用捨て水を止めると前記流体噴出孔より
    残留水が流れ出ながら前記ベローズ部の復元力により前
    記ベローズ部が縮むノズル装置。
  4. 【請求項4】軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、
    前記ベローズ部の片端を封止し、前記ベローズ部内側に
    設けた流路の片端と封止部を接続し、前記流路の内側と
    連通するように封止部にあけた流路流体噴出孔とからな
    り、前記ベローズ部の開口端側から流入させた上水分岐
    水圧により前記ベローズ部が伸び、前記流路の開口端側
    から流入させた局部洗浄用の洗浄水は流路流体噴出孔か
    ら噴出し、上水分岐水圧を解放すると前記ベローズ部の
    復元力により前記ベローズ部が縮むノズル装置。
  5. 【請求項5】軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、
    前記ベローズ部の片端を封止し、封止端側に設けた流体
    噴出孔と、前記ベローズ部内側に設けた流路の片端と封
    止部を接続し、前記流路の内側と連通するように封止部
    にあけた流路流体噴出孔とからなり、前記ベローズ部の
    開口端側から供給した空気の圧力により前記ベローズ部
    が伸びて前記流体噴出孔から空気が噴出し、前記流路の
    開口端側から流入させた局部洗浄用の洗浄水は前記流路
    流体噴出孔から噴出し、空気の供給を止めると前記流体
    噴出孔より残留空気が出ながら前記ベローズ部の復元力
    により前記ベローズ部が縮むノズル装置。
  6. 【請求項6】軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、
    前記ベローズ部の片端を封止し、前記ベローズ部内側に
    設けた流路の片端と封止部を接続し、前記流路の内側と
    連通するように封止部にあけた流路流体噴出孔とからな
    り、前記ベローズ部の開口端側から供給した空気圧によ
    り前記ベローズ部が伸び、前記流路の開口端側から流入
    させた局部洗浄用の洗浄水は流路流体噴出孔から噴出
    し、空気圧を解放すると前記ベローズ部の復元力により
    前記ベローズ部が縮むノズル装置。
  7. 【請求項7】空気の供給手段は空気ポンプによることを
    特徴とする、請求項5または6に記載のノズル装置。
  8. 【請求項8】ベローズ部片端の封止は前記ベローズ部と
    一体成形によって行なったことを特徴とした、請求項1
    から7のいずれか1項に記載のノズル装置。
  9. 【請求項9】ベローズ部片端の封止は前記ベローズ部と
    は別部材の封止部材によって行なったことを特徴とし
    た、請求項1から7のいずれか1項に記載のノズル装
    置。
  10. 【請求項10】ベローズ部は複数種の蛇腹ピッチによっ
    てなることを特徴とした、請求項1から7のいずれか1
    項に記載のノズル装置。
  11. 【請求項11】ベローズ部は複数種の弾性硬さからなる
    ことを特徴とした、請求項1から7のいずれか1項に記
    載の記載のノズル装置。
  12. 【請求項12】請求項1から11のいずれか1項に記載
    のノズル装置を用いた局部洗浄便座。
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