JP3384965B2 - 配管洗浄ノズル - Google Patents

配管洗浄ノズル

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JP3384965B2 JP03968598A JP3968598A JP3384965B2 JP 3384965 B2 JP3384965 B2 JP 3384965B2 JP 03968598 A JP03968598 A JP 03968598A JP 3968598 A JP3968598 A JP 3968598A JP 3384965 B2 JP3384965 B2 JP 3384965B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば下水道管
(以下、「配管」と言う。)を洗浄する際に、配管洗浄
装置の一部を構成する洗浄ホースの挿入側先端部に固定
される配管洗浄ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】配管洗浄装置の一例としては、先に本発
明者(本願の出願人)が提案したものがあり、特公平7
−63690号公報に記載されている。この公報記載の
実施例は、自走行しながら配管の内周壁に沿って旋回し
つつその付着物を取り除く(洗浄する)ものである。ま
た先に本発明者以外の者が提案した一例としては、特開
昭62−163789号公報に記載のものがある。この
公報記載の実施例は、自走行しながら、弾性体(スネー
クワイヤー)に回転可能に設けられたリング状回転体を
配管の内周面に沿って旋回しつつその付着物を取り除く
ものである。
【0003】前者及び後者の両実施例は、配管の内周壁
に付着・残留している被洗浄物を取り除くことができる
点で優れているが、特に後者の実施例にあっては、配管
内径が大きく成ったり、或いは配管内の奥(前方)に被
洗浄物がノズルの洗浄機能を十分に発揮させることがで
きないような状態で残留している場合(例えば付着物が
大きな塊となって存在している時)は、ノズルの自走行
を困難にする、と言う問題点があった。また構成も複雑
であると共に、取り扱いも面倒であると言う欠点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の配管洗浄ノズ
ルは、以上のような従来の問題点に鑑み、第1の目的
は、配管内径が大きく成ったり、或いは配管内の奥に被
洗浄物がノズルの洗浄機能を十分に発揮させることがで
きないような状態で残留している場合においても、配管
洗浄ノズルが配管の奥へ、奥へと進行し、しかも、進行
の障害となっている被洗浄物を容易に取り除くことがで
きることである。第2の目的は、構成がシンプルであ
り、かつ、取り扱いも容易であることである。第3の目
的は、組合わせ或いは分解が簡単であることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の配管洗浄ノズル
は、洗浄ホースの挿入先端部に固定され、自走行用の第
1噴射孔からの噴射力により配管の奥へと自走行する配
管洗浄ノズルに於いて、弁本体の胴部に高圧水Wが入り
込む開口収納部を形成し、また前記高圧水Wを弁本体の
外方向へ案内する一対の案内貫通孔を前記胴部に形成
し、一方、弁本体の胴部には、配管の内壁に交互に衝打
して前記一対の案内貫通孔を交互に閉鎖状態にする往復
動弁部材が嵌合していることを特徴とする配管洗浄ノズ
ル。
【0006】上記構成に於いて、往復動弁部材は、弁本
体の胴部にスライド自在に貫装されていることを特徴と
する。また往復動弁部材は、弁本体の胴部に外嵌合して
いることを特徴とする。上記に於いて、配管洗浄ノズル
は、自走行用の第1噴射孔からの噴射力により配管の奥
へと自走行し、また弁本体に設けられた往復動弁部材
は、配管洗浄ノズルが前記第1噴射孔とは別個に設けら
れた一対の案内貫通孔から噴射反力により左右或いは上
下方向に移動すると、配管の内壁面に交互に衝打する。
なお、この明細書では、「弁本体」とは、説明の便宜
上、「往復動弁部材」に対する用語とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1乃至
図6に示す第1実施例で説明する。1は配管内に洗浄ホ
ース2を介して挿入される配管洗浄ノズルである。前記
洗浄ホース2の基端部は、特に図示しないが、制御装
置、高圧水を圧送する駆動手段等を備えた専用の洗浄車
に取付けられている。3は洗浄ホース2の挿入側先端部
に挿入され、かつ、洗浄車側から圧送されてくる高圧洗
浄水を配管洗浄ノズル1へと案内する長筒状ホース継手
である。このホース継手3は、洗浄ホース2の先端部内
に挿入される小径挿入部4と、この小径挿入部4に連な
って洗浄ホース2の先端面から突出し、かつ、外周壁に
オネジを有する大径螺合部5とから成る。6は洗浄ホー
ス2の先端部の外周壁に嵌着された筒状カシメ固定具で
ある。このカシメ固定具6により前記ホース継手3が洗
浄ホース2の先端部に固定されている。
【0008】配管洗浄ノズル1は、ホース継手3の大径
螺合部5に螺着されている。そこで、本発明の配管洗浄
ノズル1の具体的な構成について説明する。配管洗浄ノ
ズル1の外観形状は、特に限定するものではないが、望
ましくは鉄砲の弾丸(丸弾、或いは長弾)形状に形成す
べきである。本実施例ではその外観形状は、長弾形状に
形成されている。
【0009】そこで、まず配管洗浄ノズル1の長弾形状
弁本体の各部を区分けすると、三つに大別することが出
来る。すなわち、7は外壁面が断面半円弧状の頭部であ
る。8は頭部7に同径状に連なる胴部である。9は胴部
8に段差状に連なる脚部である。しかして、長弾形状の
配管洗浄ノズル1には、前記脚部9側から頭部7に向か
って円柱内包の開口収納部10が形成されている。この
開口収納部10の断面は、図2で示すように方形状であ
る。そして、前記脚部9の内周壁には、ホース継手3の
大径螺合部5に螺合するメネジ11が形成されている。
また前記胴部8と脚部9との段差部には、配管洗浄ノズ
ル1自体を自走行させるために内端口が前記開口収納部
10と連通する第1噴射孔12が斜め方向に複数個形成
されている。これらの第1噴射孔12の各外端口は配管
の内壁面に斜め方向に指向しているので、推進力のみな
らず、結果的には洗浄機能をも発揮する。さらに、前記
胴部8には図2を基準にすると、上下(直線的)に対向
する一対の真円状案内貫通孔13、13が形成されてい
る。この第1実施例に於いて、これらの案内貫通孔13
は、次に説明する往復動弁部材を案内するのみならず、
直接又は間接的に配管内に残留する被洗浄物(例えば配
管の内周壁に付着している付着物)を洗浄するための第
2噴射孔の機能をも有している。
【0010】次に15は配管洗浄ノズル1の胴部8に前
記一対の案内貫通孔13、13を介して摺動自在に設け
られた往復動弁部材である。この往復動弁部材15は、
配管の内壁面に交互に衝打することにより、弁本体に対
して往復動するように構成している。またこの往復動弁
部材15には、高圧洗浄水噴射用の流路或いは縦溝を形
成することが可能である。しかして、この第1実施例で
は、往復動弁部材15は進退動自在に構成すると共に、
往復動弁部材自体には噴射路を形成せず、前述した一対
の案内貫通孔13、13を噴射路にしている。
【0011】そこで、往復動弁部材15の構成について
説明する。16、16は開口収納部10内に挿入された
内端部に取付け部の一例としてのオネジ17、17を有
し、一方、案内貫通孔13から外方向に突出する外端部
は、配管洗浄ノズル1の往復動に追従して配管の内壁面
に交互に衝打する一組の遊嵌合弁棒である。18はこれ
らの遊嵌合弁棒16、16の前記オネジ17、17とそ
れぞれ螺合し、かつ、往復移動するこれらの遊嵌合弁棒
に対応して前記一対の案内貫通孔13、13のいずれか
一方を開閉する筒状弁部である。この筒状弁部18の外
周壁は直線状に連結する遊嵌合弁棒16、16に対し、
膨出状(例えば外観がカプセル状)に形成されており、
図3で示すように案内貫通孔13によって形成された弁
座に当接すると、丁度フイット状態に案内貫通孔13を
閉鎖する。
【0012】上記構成に於いては、まず一人の作業員が
配管洗浄ノズル1を望ましくはその往復動弁部材15が
縦方向に位置するように配管内に入れる。この場合洗浄
ホース2を適宜に手に持って配管内に配管洗浄ノズル1
を押し込むようにする。この時前記往復動弁部材15の
下方に位置する遊嵌合弁棒16は、配管の内周壁の下面
に当るので、その上方に位置する遊嵌合弁棒16が上側
の案内貫通孔13から突出する。したがって、往復動弁
部材15の膨出状弁部18は、上方に移行して下側の案
内貫通孔13を開口する。
【0013】次に他の作業員が洗浄車の制御装置のスイ
ッチをONにする。そうすると、洗浄ホース2に案内さ
れて来る高圧洗浄水は、まずホース継手3を通り、次い
で配管洗浄ノズル1の開口収納部10内に流れ込む。そ
こで、開口収納部10内に流れ込んだ高圧洗浄水は、圧
力媒体であるから、配管洗浄ノズル1の開口からでよう
とする。
【0014】しかして、図4で示すように高圧洗浄水W
が第1噴射孔12から噴射すると、配管洗浄ノズル1は
洗浄ホース2を牽引しながら自走行し始める。一方、同
期的に第2噴射孔(流路)に相当する下側の案内貫通孔
13からも配管20の内周壁20aの下面に向かって高
圧洗浄水Wが噴射される。その結果、配管洗浄ノズル1
は勢い良く仮想線の位置から実線で示す位置(例えば下
方から上方)へと浮上し始める。
【0015】そして、配管洗浄ノズル1が配管20の内
周壁20aの上面に向かって浮上すると、図5で示すよ
うに上方に位置する遊嵌合弁棒16が前記内周壁20a
の上面に衝打する。そうすると、往復動弁部材15は外
力により下方に移行し、その弁部18は一方(上方)の
案内貫通孔13を開口する反面、他方(下側)の案内貫
通孔13を閉じる。そうすると、今度は高圧洗浄水Wが
配管20の内周壁20aの上面に向かって噴射され、そ
の結果、配管洗浄ノズル1は勢い良く仮想線の位置から
実線で示す位置(例えば上から下方)へと下降する。図
6は配管洗浄ノズル1が前記作動態様を繰り返し、か
つ、自走行状態で配管20内に残留する被洗浄物(例え
ば付着物)21を剥離している一例を示している。
【0016】
【実施例】まず発明の実施の形態で説明した第1実施例
に於いて、配管洗浄ノズル1の弁本体の胴部8に形成さ
れた一対の案内貫通孔13、13は、配管洗浄ノズル1
を、例えば繰り返して昇降動させる第2噴射路としての
機能を積極的に有するが、配管洗浄ノズル1を配管20
の半径方向に繰り返して往復動させるための第2噴射路
は、必ずしも前記案内貫通孔13、13に直接的に持た
せる必要はない。例えば図7及び図8で示すように一対
の案内貫通孔13、13を直線貫通状態に往復動する往
復動弁部材15Aに前記第2噴射路を形成しても良い。
すなわち、往復動弁部材15Aの上方に位置する遊嵌合
弁棒16A並びに下方に位置する遊嵌合弁棒16Aの外
周壁にそれぞれ単数或いは複数の縦溝状の第2噴射路2
2、22を形成しても、前記第1実施例と同一の作用・
効果がある。したがって、前記第2噴射路22、22
は、次に説明する他の実施例(図10)のように、当業
者の立場からは、往復動弁部材15Aに移動により開口
収納部10に繰り返し連通可能な半径方向の流入路やこ
の流入路に連通する中心噴射流路に置き換えることもで
きる。
【0017】また第1実施例に於いて、他の構成要件を
加味(限定)することも可能である。例えば後述する図
13で示すように往復動弁部材15とホース継手3との
間に位置するように隔壁を開口収納部10内に設け、こ
の隔壁の中央部に小径の隔壁流路を形成しても良い。
【0018】次に、本発明の第1実施例と異なる他の実
施例について説明する。なお、他の実施例の説明に当た
って前記第1実施例と同一の構成には同一又は同様の符
号を付し、重複する説明を省略する。
【0019】図9乃至図12に示す第2実施例は、次に
列挙する点が第1実施例と主に異なる。
【0020】まず第2実施例は、次に列挙する点が第1
実施例と主に異なる。配管洗浄ノズル1Bの弁本体が、
頭部7Bと、胴部8Bが別体に形成されている点であ
る。そこで、前記頭部7Bには、先端面7a側から後端
面7bに向かって形成され、かつ、内周面にメネジを有
する大径の噴射開口部30が形成されている。また頭部
7Bには、この噴射開口部30と胴部8B側の開口収納
部10Bとにそれぞれ連通する小径の噴射流路31が形
成されている。さらに、頭部7Bには前記メネジを介し
て噴射開口部30を閉じる封止部材32が螺着してい
る。加えて、図10で示すように頭部7Bの後端面7b
の中央部には、胴部8Bの先端面の中央部に形成された
メネジと螺合する中心螺合部33が突出形成されてい
る。したがって、弁本体の頭部7Bと胴部8Bは螺着に
より一体的に配管洗浄ノズル1Bを構成する。なお、弁
本体の頭部7Bと胴部8Bとを一体的に結合すると、頭
部7Bの後端面7bは胴部8Bの外周面8aよりも突出
する。また胴部8Bと段差状に連なる脚部9Bも前記胴
部8Bの外周面8aよりも突出している。
【0021】次に往復動弁部材15Bの一組の摺動嵌合
弁棒16B、16Bに、それぞれ配管洗浄ノズル1Bを
配管の半径方向に繰り返して往復動させるための第2噴
射路22B、22Bを形成した点である。この第2噴射
路22Bは、特に符号を付さないが、往復動弁部材15
Bの移行に伴い開口収納部10Bに繰り返し連通可能な
半径方向の流入路やこの流入路に連通する中心噴射流路
とから成る。
【0022】次に往復動弁部材15Bは、摺動嵌合弁棒
等のみならず、配管の内壁面に対する衝打部を構成要件
の一部としても良い。例えば、この往復動弁部材15B
は、一組の摺動嵌合弁棒16B、16Bの突出端部に、
胴部8Bの外周面8aに対して所要の間隙35を有して
衝打部36が、環状(筒状或いは環状のもの、また分割
されていても環状的に配設されているものも等含む。)
に備えている。しかして、この第2実施例に於いて、衝
打部36は摺動嵌合弁棒16B、16Bの突出端部に
それぞれ形成されたオネジ部を介して各摺動嵌合弁棒1
6B、16Bに一体的に螺着していると共に、配管洗浄
ノズル1Bの頭部7Bと脚部9Bとの間に位置してい
る。
【0023】上記第2実施例に於いては、図12で示す
ように往復動弁部材15Bは、配管20Bの内周壁20
aに衝打する衝打部36を有する点、また胴部8Bの案
内貫通孔13B、13Bを介して移行(後退動して突
出)する点、また開口収納部10B内に流れ込んだ高圧
洗浄水Wは、往復動弁部材15Bの摺動嵌合弁棒16B
に形成したいずれか一方の第2噴射路22Bから交互に
繰り返し噴射される点を除き、発明の作用、効果は同一
である。そして、往復動弁部材15Bは、摺動嵌合弁棒
等のみならず衝打部を構成要件の一部としていることか
ら、摺動嵌合弁棒16B、16Bが垂直状態になるよう
に配管洗浄ノズル1Bを配管内に挿入しなくても、つま
り、ある程度ラフな状態で配管洗浄ノズル1Bを配管内
に挿入しても、往復動弁部材15Bの配管の内壁面に対
する接触面積が周方向へと非常に幅広となっているの
で、配管洗浄ノズル1Bの往復動機能を十分に発揮させ
ることができる。
【0024】なお、この第2実施例に於いては、配管洗
浄ノズル1Bに配管の内壁上面に衝打するのに十分な浮
上力を与えれば十分であるとの考えから、図13で示す
ように往復動弁部材15Bとホース継手3Bとの間に位
置するように隔壁37を開口収納部10B内に設け、こ
の隔壁37の中央部に小径の隔壁流路38を形成しても
良い。したがって、隔壁37を構成要件に限定した実施
例にあっては、高圧洗浄水を効率的に使用することがで
きると言う目的を達成することができる。
【0025】次に図14乃至図16に示す第3実施例に
於いて、第1実施例と主に異なる目的は、配管洗浄ノズ
ル1Cを配管内に挿入セットする際に、当該配管洗浄ノ
ズルの配管に対する往復動方向を所望するように設定す
ることができることである。
【0026】そこで、この第3実施例は前記目的を達成
するために、第1実施例とは次のような構成上の差異が
ある。符号40はホース継手3Cの大径螺合部5Cに螺
合している往復動弁部材15Cの位置決め用設定部材で
ある。この位置決め用設定部材40の一例としてナット
を採用している。おな、前記ホース継手3Cの大径螺合
部5Cは、第1実施例のそれよりも多少長い。
【0027】上記構成に於いて、図示しない専用の洗浄
車から洗浄ホース2Cを相当引きずってきて配管洗浄ノ
ズル1Cを配管内に挿入セットする場合に於いて、洗浄
ホース2Cの状態を考慮し、まず図14で示すように往
復動弁部材15Cの位置を垂直状態に所望する時には、
例えば右手に洗浄ホース2Cを持ち、一方、左手に配管
洗浄ノズル1Cを持つ。そして、配管洗浄ノズル1Cの
胴部8Cを適当に回しながらホース継手3Cの大径螺合
部5Cに螺合させて行く。そこで、ある程度の所で配管
洗浄ノズル1Cの往復動弁部材15Cが垂直状態になっ
た所で、今度は位置決め用設定部材40を往復動弁部材
15C側へと締めて行く。そうすると、図15で示すよ
うに往復動弁部材15Cは垂直状態になる。
【0028】であるから、その場で繰り返し配管の洗浄
を行う(2度目の)場合に、次に往復動弁部材15Cの
位置を変える(例えば斜め状態にしたい)時には、位置
決め用設定部材40を洗浄ホース2C側に多少緩める一
方、その緩んだ分だけ配管洗浄ノズル1Cを回すなど
し、容易に往復動弁部材15Cの位置を斜め方向にセッ
ティングすることができる。
【0029】なお、この第3実施例の考え方は、前述し
た第2実施例にそのまま応用しても良い。そこで、便宜
上第2実施例の図9、図10(符号も含む)を援用し、
図17乃至図19に位置決め用設定部材40をホース継
手3Cの大径螺合部5Cに螺合した配管洗浄ノズル1B
を示す。
【0030】最後図20乃至図24に示す第4実施例に
於いて、第1実施例と主に異なる目的は、配管内に残留
している被洗浄物(塊状の付着物)を粉砕することであ
る。
【0031】そこで、この第4実施例は前記目的を達成
するために、第1実施例とは次のような構成上の差異が
ある。
【0032】まず配管洗浄ノズル1Dの頭部7Dが胴部
8Dと別体に形成され、かつ、キャップ状頭部7Dは胴
部8Dに螺着されている点である。しかして、前記頭部
7Dの先端面7aの中央部には中心孔50が形成されて
いる。また頭部7Dの内周壁にはオネジが形成されてい
る。一方、前記胴部8Dの筒状先端部の外周壁には頭部
7Dと螺合するオネジが形成されている。また胴部8D
に連なる脚部9Dの内周壁にはホース継手3Dと螺合す
るメネジが形成されている。
【0033】次に開口収納部10D内には隔壁流路51
を有する隔壁52が設けられいる点である。したがっ
て、胴部8Dの先端面側から脚部9Dの後端面に向かっ
て形成された開口収納部10Dは、隔壁52を基準に
し、第1収納部53と第2収納部54とに区分すること
ができる。ここで、自走行用の第1噴射孔12Dについ
て説明すると、第1噴射孔12Dは前記第2収納部54
から胴部8Dと脚部9Dとの垂直段差面に向かって斜め
に形成されている。
【0034】次に往復動弁部材15Dの取付箇所並びに
その構成が異なる。往復動弁部材15Dは、配管洗浄ノ
ズル1Dの頭部7Dに中心孔50を介し、該配管洗浄ノ
ズル1Dの進退動方向に摺動可能に設けられている。そ
こで、往復動弁部材15Dの構成について説明する。
【0035】符号60は頭部7Dに貫装された嵌合弁棒
部で、この嵌合弁棒部60の突出先端部には円盤状の外
部ストッパー61が螺着されている。外部ストッパー6
1の内壁面61aは、配管洗浄ノズル1Dの態様によっ
て頭部7Dの先端面7aから離れたり或いは先端面7a
に当接する。また外部ストッパー61の中心部には、メ
ネジを有する貫通孔が形成されている。
【0036】しかして、嵌合弁棒部60には横向きT型
の第2噴射孔(路)62が形成され、この第2噴射孔6
2は、嵌合弁棒部60の内端部に形成されかつ前述した
第1収納部53と連通可能な垂直方向の第2流入路62
aと、この第2流入路62aと連通する水平方向の第2
噴出路62bとから成る。
【0037】符号65は嵌合弁棒部60の内端部と交差
方向に連なる内部ストッパー65である。内部ストッパ
ー65は、配管洗浄ノズル1Dの態様によって頭部7D
の内壁面7dに当接したり、或いは内壁面7dから離れ
たりする。内部ストッパー65は、本実施例のように隔
壁52が設けられている場合には、望ましくは第1収納
部53内で往復動できるようにすべきであるが、設計如
何によっては第2収納部54内で往復動できるように配
設しても良い。このような場合には、内部ストッパー6
5は、配管洗浄ノズル1Dの態様によって隔壁の内壁面
に当接したり、或いは内壁面から離れたりする。66は
内部ストッパー65に形成された貫通状態の流体放出路
で、この流体放出路66は第1収納部53に連通してい
る。
【0038】符号67は内部ストッパー65に交差方向
(嵌合弁棒部と同方向)に連なる流体案内部である。本
実施例では、この流体案内部67は長筒状或いはパイプ
状に形成され、隔壁52の隔壁流路51を所要の間隙を
有して貫通していると共に、ホース継手3Dの中心貫通
孔68内に入り込んでいる。流体案内部67の一端部6
7aは、往復動弁部材15Dの進退動に拘らず、常にホ
ース継手3Dにスライド可能に支持されている。
【0039】したがって、この実施例に於いて、往復動
弁部材15Dは、突出先端部に外部ストッパー61を有
し、かつ、外へ高圧洗浄水を噴射する第2噴射孔62を
有する嵌合弁棒部60と、この嵌合弁棒部60に交差方
向に連なり、かつ、開口収納部(第1収納部53)10
Dと常に連通した流体放出路66を有する内部ストッパ
ー65と、この内部ストッパー65に連なってホース継
手3Dの中心貫通孔68内へと延びたパイプ状の流体案
内部67とから成る。
【0040】なお、往復動弁部材15Dの流体案内部6
7の一端部67aは、ホース継手3Dに支持されている
が、必ずしもホース継手3Dの中心貫通孔68に差し込
んで支持させる必要はない。また流体案内部67は、発
明の特定要件ではない。
【0041】上記構成の作動態様を図21乃至図24に
基づいて説明する。図21及び図22は、配管洗浄ノズ
ル1Dが配管20D内を自走行している場合に於いて、
被洗浄物21D、ここでは、付着物の落下した塊に未だ
衝突していない場合の各概略説明図である。この場合往
復動弁部材15Dは、配管洗浄ノズル1Dの開口収納部
(第1収納部53並びに第2収納部54)10Dに流入
した高圧洗浄水Wの圧力により前進方向へ摺動し、その
ため内部ストッパー65が頭部7Dの内壁面7dに圧接
していると共に、外部ストッパー61は頭部7Dの外壁
面7aから離れている。
【0042】そこで、図23は配管洗浄ノズル1Dが配
管20Dを自走行している最中に被洗浄物21Dに衝突
した場合の状態を示す。この場合外部ストッパー61或
いは嵌合弁棒部60の突出先端面が被洗浄物21Dに勢
い良く突き当たる。そうすると、その衝突力により往復
動弁部材15Dはホース継手3D側にスライド後退す
る。往復動弁部材15Dが後退すると、内部ストッパー
65が頭部7Dの内壁面7dから離れると共に、嵌合弁
棒部60の第2噴射孔(第2流入路62a)62が開口
収納部(第1収納部53)10Dと連通する。
【0043】そうすると、開口収納部10D内の高圧洗
浄水Wが被洗浄物21Dに向かって第2噴射孔62から
噴射される。この噴射状態が経時的に続くと、図24で
示すように被洗浄物21Dは粉砕される。そして、被洗
浄物21Dの粉砕が終了すると、往復動弁部材15Dに
対しては、いわゆる障害物が存在しない状態となったの
で、ホース継手3Dの中心貫通孔68に流れ込んでくる
高圧洗浄水の圧力により前進方向へと押し戻され(復帰
し)、嵌合弁棒部60の第2噴射孔(第2流入路62
a)62は、頭部7D内に隠れて終う。その結果、前記
中心貫通孔68から流体案内部67を介して第1収納部
53へと流れ込んでいた高圧洗浄水Wは、隔壁流路51
を通過して第2収納部54側へと全て流れ、そして、第
1噴射孔12Dから噴射される噴射力が再び増加する。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に於いては、配管内径が大きく成ったり、或いは配管内
の奥に被洗浄物がノズルの洗浄機能を十分に発揮させる
ことができないような状態で残留している場合において
も、配管洗浄ノズルが配管の奥へ奥へと進行し、しか
も、進行の障害となっている被洗浄物を進行しながら容
易に取り除くことができる。特に噴射水が被洗浄物に接
近して当るので、洗浄効果が極めて優れている。また構
成がシンプルであり、かつ、取り扱いも容易である。さ
らに、組合わせ或いは分解が簡単である。
【図面の簡単な説明】図1乃至図6は本発明の第1実施
例を示す各説明図。図6及び図7は前記第1実施例の一
部を設計変更した一例を示す各説明図。図9乃至図12
は本発明の第2実施例を示す各説明図。図13は前記第
2実施例に他の構成要件を限定した一例を示す説明図。
図14乃至図16は本発明の第3実施例を示す各説明
図。図17乃至図19は本発明の第3実施例と同一の考
え方を前記第2実施例に適用した場合の各説明図。図2
0乃至図24は本発明の第4実施例を示す各説明図。
【図1】第1実施例の斜視図。
【図2】概略断面説明図。
【図3】図1の3−3線概略断面図。
【図4】一方側へ揺れた(例えば浮上)状態の概略説明
図。
【図5】他方側へ揺れた(例えば落下)状態の概略説明
図。
【図6】作動態様の一例を示す説明図。
【図7】第1実施例の一部を設計変更した一例を示す説
明図。
【図8】図7に於いて、要部(往復動弁部材)の斜視か
らの説明図。
【図9】第2実施例の斜視図。
【図10】概略断面説明図。
【図11】図10の11−11線概略断面図。
【図12】一方側へ揺れた(例えば浮上)状態の概略説
明図。
【図13】第2実施例に他の構成要件を限定した一例を
示す説明図。
【図14】第3実施例の斜視図。
【図15】概略断面説明図。
【図16】図15の16−16線概略断面図。
【図17】第3実施例と同一の考え方を前記第2実施例
に適用した斜視図。
【図18】図17の概略縦断面図。
【図19】図18の19−19線概略断面図。
【図20】第4実施例の斜視図。
【図21】図20の概略縦断面図。
【図22】図21の主要部の拡大説明図。
【図23】衝突時の概略説明図。
【図24】作動状態の一例を示す説明図
【符号の説明】
1〜1D…配管洗浄ノズル、2、2C…洗浄ホース、
3、3C、3D…ホース継手、5、5C…大径螺合部、
7、7B、7D…頭部、7a…先端面、7b…後端面、
8、8B、8C、8D…胴部、9、9B、9D…脚部、
10、10B、10D…開口収納部、12、12D…第
1噴射孔、13、13B…案内貫通孔、15〜15D…
往復動弁部材、16…遊嵌合弁棒、16B…摺動嵌合弁
棒、18…弁部、20、20B、20D…配管、20a
…内周壁、21、21D…被洗浄物、22…第2噴射
路、32…封止部材、35…間隙、36…衝打部、37
…隔壁、38…隔壁流路、40…位置決め用設定部材、
W…高圧洗浄水、50…中心孔、15、15D…往復動
弁部材、60…嵌合弁棒部、61…外部ストッパー、6
1a…内壁面、62…第2噴射孔、62a…第2流入
路、62b…第2噴出路、65…内部ストッパー、66
…流体放出路、67…流体案内部、68…貫通孔。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄ホースの挿入先端部に固定され、自
    走行用の第1噴射孔からの噴射力により配管の奥へと自
    走行する配管洗浄ノズルに於いて、弁本体の胴部に高圧
    水Wが入り込む開口収納部を形成し、また前記高圧水W
    を弁本体の外方向へ案内する一対の案内貫通孔を前記胴
    部に形成し、一方、弁本体の胴部には、配管の内壁に交
    互に衝打して前記一対の案内貫通孔を交互に閉鎖状態に
    する往復動弁部材が嵌合していることを特徴とする配管
    洗浄ノズル。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、往復動弁部材は、弁
    本体の胴部にスライド自在に貫装されていることを特徴
    とする配管洗浄ノズル。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、往復動弁部材は、弁
    本体の胴部に外嵌合していることを特徴とする配管洗浄
    ノズル。
  4. 【請求項4】 請求項1に於いて、胴部の開口収納部1
    0内には、隔壁流路38を有する隔壁37が設けられて
    いることを特徴とする配管洗浄ノズル。
  5. 【請求項5】 請求項1に於いて、往復動弁部材15B
    は、胴部8Bの外周面8aに対して所要の間隙35を有
    し、また配管の内壁面に対して衝打する衝打部36を備
    えていることを特徴とする配管洗浄ノズル。
  6. 【請求項6】 請求項1に於いて、配管洗浄ノズル1C
    は、洗浄ホース2Cの挿入側先端部に固定されたホース
    継手3Cの大径螺合部5Cに螺着され、かつ、前記大径
    螺合部5Cには、往復動弁部材15Cの位置決め用設定
    部材40が螺合していることを特徴とする配管洗浄ノズ
    ル。
  7. 【請求項7】 洗浄ホース2の挿入先端部に固定され、
    自走行用の第1噴射孔12Dからの噴射力により配管2
    0Dの奥へと自走行する配管洗浄ノズル1Dであり、配
    管洗浄ノズル1Dの頭部7Dには、高圧洗浄水Wが流れ
    込む開口収納部10Dと連通可能な第2噴射孔62が形
    成された嵌合弁棒部60を有する往復動弁部材15Dが
    設けられており、この往復動弁部材15Dは、前記開口
    収納部10D内に常に位置する内部ストッパー65と、
    この内部ストッパー65から前記頭部に形成された中心
    孔50を介して外へと連なりかつ突出先端部に外部スト
    ッパー61を有する前記嵌合弁棒部60とから成り、配
    管洗浄ノズル1Dは、前記外部ストッパー61或いは嵌
    合弁棒部60の突出先端部が被洗浄物21Dに衝突した
    場合には、前記往復動弁部材15Dは、衝突力によりホ
    ース継手3D側にスライド後退して被洗浄物21Dに高
    圧洗浄水を噴射し、一方、障害物としての被洗浄物21
    Dがなくなると、ホース継手3Dの中心貫通孔68に流
    れ込んでくる高圧洗浄水の圧力により前進方向へと押し
    戻され、嵌合弁棒部60の第2噴射孔の第2流入路62
    aは、頭部7D内に隠れて終うことを特徴とする配管洗
    浄ノズル。
  8. 【請求項8】 請求項6に於いて、開口収納部10D内
    には隔壁流路51を有する隔壁52が設けられいること
    を特徴とする配管洗浄ノズル。
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