JP4443712B2 - ノズル装置とこれを用いた局部洗浄便座 - Google Patents

ノズル装置とこれを用いた局部洗浄便座 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体の局部を洗浄する局部洗浄便座に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人体の局部を洗浄する局部洗浄便座が普及してきており、この便座でのお尻洗浄やビデ洗浄は、電動モータにより棒状のノズルを吐出させる、もしくは洗浄水水圧によりシリンダーピストン構造の棒状ノズルを吐出させ、洗浄水を噴出している。また、ノズル吐出位置の微調整が行なえる機器については電動モータによる微調整を行なっている。
【0003】
一方、ノズルにベローズを利用したものとしては、実開昭61−32269号公報に記載されている人体局部洗浄装置がある。これは図10に示すように、水圧駆動によるシリンダーピストン構造のノズル全体10をベローズ11の伸縮によって動かすものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の局部洗浄便座は、ノズルの吐出に電動モータが必要であったり、水圧駆動のものであっても、シリンダーピストン構造のため、ノズルが縮んでいる時も格納スペース
が大きくなるという課題を有していた。また、ノズル吐出位置の微調整には電動モータが必要であるという課題も有していた。一方、上記人体局部洗浄装置ではノズル吐出位置の微調整も水圧で行なうことができるが、ノズル装置全体の格納スペースが大きくなるという課題も有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、ノズル自体をベローズ構造として流体の圧力により伸縮させるようにしたものである。
【0006】
上記発明によれば、ノズル吐出やノズル吐出位置の微調整を非電動で行なうことができ、また、高ストロークであっても格納スペースの小さい小型ノズル装置を作ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、ベローズ部の片端を封止し、封止端側に設けた流体噴出孔と、ベローズ内に設けた流路の片端と封止部を接続し、流路の内側と連通するように前記封止部にあけた流路流体噴出孔とからなり、ベローズ部の開口端側から流入させた不感水対策用捨て水の水圧によりベローズ部が伸びて流体噴出孔から不感水対策用捨て水が噴出し、流路の前記開口端側から流入させた局部洗浄用の洗浄水は流路流体噴出孔から噴出し、不感水対策用捨て水の前記ベローズ部の前記開口端側からの流入を止めると流体噴出孔より残留水が流れ出ながらベローズ部の復元力によりベローズ部が縮むようにしたものである。
【0008】
また、軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、ベローズ部の片端を封止し、ベローズ内に設けた流路の片端と封止部を接続し、流路の内側と連通するように前記封止部にあけた流路流体噴出孔とからなり、ベローズ部の開口端側から流入させた上水分岐水圧によりベローズ部が伸び、流路の前記開口端側から流入させた局部洗浄用の洗浄水は流路流体噴出孔から噴出し、上水分岐水圧を解放するとベローズ部の復元力によりベローズ部が縮むようにしたものである。
【0009】
また、軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、ベローズ部の片端を封止し、
封止端側に設けた流体噴出孔と、ベローズ内に設けた流路の片端と封止部を接続し、流路の内側と連通するように前記封止部にあけた流路流体噴出孔とからなり、ベローズ部の開口端側から供給した空気の圧力によりベローズ部が伸びて流体噴出孔から空気が噴出し、流路の前記開口端側から流入させた局部洗浄用の洗浄水は流路流体噴出孔から噴出し、空気の供給を止めると流体噴出孔より残留空気が出ながらベローズ部の復元力によりベローズ部が縮むようにしたものである。
【0010】
また、軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、ベローズ部の片端を封止し、ベローズ内に設けた流路の片端と封止部を接続し、流路の内側と連通するように前記封止部にあけた流路流体噴出孔とからなり、ベローズ部の開口端側から供給した空気圧によりベローズ部が伸び、流路の開口端側から流入させた局部洗浄用の洗浄水は流路流体噴出孔から噴出し、空気圧を解放するとベローズ部の復元力によりベローズ部が縮むようにしたものである。
【0011】
また、空気の供給手段を空気ポンプによるようにしたものである。
【0012】
また、ベローズ部片端の封止をベローズ部と一体成形によって行なうようにしたものである。
【0013】
また、ベローズ部片端の封止をベローズ部とは別部材の封止部材によって行なうようにしたものである。
【0014】
また、複数種の蛇腹外径によってベローズ部を構成するようにしたものである。
【0015】
また、複数種の弾性硬さでベローズ部を構成するようにしたものである。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0017】
参考実施例1)
図1(a)(b)(c)は本発明の参考実施例1のノズル装置を示した概略図である。
【0018】
同図1において、1はベローズ部で、片端を封止して流体噴出孔2が設けられている。なお、図1(a)および(c)は断面図、(b)は概観図である。
【0019】
次に動作、作用について説明する。通常、ベローズ部1は図1(a)の断面図に示す通り、縮んだ状態になっている。ここでベローズ部1の開口端側(図中左側)から流体を流入させると、流体の圧力により図1(c)のようにベローズ部1が伸び、流体噴出孔2から流体が噴出する。これにより、未使用時はコンパクトに縮んでいるが、使用時にはベローズ部1が長く伸びて、遠いところにも流体噴出孔2を持っていくことができる。流体の流入を止めると、残留流体が流体噴出孔2から流れ出ながら、ベローズ部1の復元力により元の長さに縮まる。
【0020】
なお、流体の流量を変えることによりベローズ部1にかかる圧力が変わり、ベローズ部1の伸縮量を変えることができる。つまり、ノズルの吐出位置の微調整が行なえる。
【0021】
また、流体の流量を周期的、あるいは断続的に変化させることにより、広範囲に流体噴出孔2の位置を変えることができる。
【0022】
なお、図1では流体噴出孔2はベローズ部1の軸延長線上に1孔設けたように示しているが、封止端近傍の任意の位置にあっても、複数孔あっても良い。さらに、流体噴出孔2の形状も単純な孔以外に、噴霧流や旋回流といった機能噴出ノズルの形態であっても良い。
【0023】
参考実施例2)
図2は本発明の参考実施例2の局部洗浄便座の概略図である。
【0024】
図2において、3は局部洗浄便座である。従来のノズル装置に代わり、本発明のノズル装置4が搭載されている。図3はノズル装置4の断面図で、1はベローズ部で、片端を封止して流体噴出孔2が設けられている。
【0025】
次に動作、作用について説明する。未使用時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側(図3中左側)から局部洗浄用の洗浄水を流入させると、洗浄水の圧力により図3のようにベローズ部1が伸び、流体噴出孔2から洗浄水が噴出する。これにより、流体噴出孔2をお尻洗浄位置やビデ洗浄位置までもってくることができる。洗浄が終わり、洗浄水を止めると、残留洗浄水が流体噴出孔2から流れ出ながらベローズ部1が自身の復元力により元の長さに縮まり、局部洗浄便座3の内部に格納される。
【0026】
なお、洗浄水の流量を変えることによりベローズ部1にかかる圧力が変わり、ベローズ部1の伸縮量を変えることができる。つまり、ノズルの吐出位置の微調整が行なえる。
【0027】
また、洗浄水の流量を周期的、あるいは断続的に変化させることにより、広範囲に流体噴出孔2の位置を変えることができる。
【0028】
(実施例
図4(a)(b)は本発明の実施例のノズル装置の断面図である。
【0029】
図4(a)において、1はベローズ部で、片端を封止して流体噴出孔2が設けられている。5はベローズ部1内側に設けた流路で、片端を封止部と接続し、流路流体噴出孔6をあけて連通している。そしてこのノズル装置は図2に示すのと同様に局部洗浄便座3に搭載されている。
【0030】
次に動作、作用について説明する。未使用時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側から不感水対策用捨て水を流入させると、不感水対策用捨て水の圧力により流体噴出孔2から不感水対策用捨て水が流出しながらベローズ部1が伸びる。そこで流路5に局部洗浄用の洗浄水を流すと流路流体噴出孔6から洗浄水が噴出し、局部洗浄が行なえる。ここで不感水対策用捨て水の流量を変えることにより、洗浄水の水量とは関係なく、ベローズ部1の伸縮量を変えることができる。つまり、弱い洗浄水量でノズルを長く吐出したり、強い洗浄水量でノズルを短く吐出したりすることができる。
【0031】
なお、図4(a)で示した通り、流体噴出孔2は下方向つまり便器の封止水に向けて不感水対策用捨て水を流すようにすると良いが、一方、流体噴出孔2の位置や形状を変えて不感水対策用捨て水を、例えば便槽に向けて広く撒くと便槽内洗浄にも利用することができ、また、横方向に霧状に噴霧すると洗浄水の余分な撥ねを防止することができる。
【0032】
また、不感水対策用捨て水の流量を周期的、あるいは断続的に変化させることにより、広範囲に流路流体噴出孔6の位置を変えることができ、広範囲洗浄を行なうことができる。
【0033】
なお、図4(a)では流路5をベローズ部1内側にチューブによって設けたように示しているが、図4(b)のようにベローズ部1内壁と隔壁7によって仕切られた空間を流路5として設けても良い。
【0034】
(実施例
図5は本発明の実施例のノズル装置の断面図である。
【0035】
図5において、1はベローズ部で、片端を封止し、内側に流路5を設け、片端を封止部と接続し、流路流体噴出孔6をあけて連通している。そしてこのノズル装置は図2に示すのと同様に局部洗浄便座3に搭載されている。
【0036】
次に動作、作用について説明する。未使用時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側から上水から分岐した水を流入させると、上水分岐圧によりベローズ部1が伸びる。そこで流路5に局部洗浄用の洗浄水を流すと流路流体噴出孔6から洗浄水が噴出し、局部洗浄が行なえる。洗浄が終了すれば上水分岐圧をリリーフバルブ等の圧力解放手段により解放するとベローズ部1が自身の復元力により元の長さに縮まり、局部洗浄便座3の内部に格納される。ここで、上水分岐圧を変えることにより、洗浄水の水量とは関係なく、ベローズ部1の伸縮量を変えるこ
とができる。つまり、弱い洗浄水量でノズルを長く吐出したり、強い洗浄水量でノズルを短く吐出したりすることができる。
【0037】
また、上水分岐圧を周期的、あるいは断続的に変化させることにより、広範囲に流路流体噴出孔6の位置を変えることができ、広範囲洗浄を行なうことができる。
【0038】
(実施例
図6は本発明の実施例のノズル装置の断面図である。
【0039】
図6において、1はベローズ部で、片端を封止して流体噴出孔2が設けられている。5はベローズ部1内側に設けた流路で、片端を封止部と接続し、流路流体噴出孔6をあけて連通している。8は空気圧を発生する空気ポンプである。そしてこのノズル装置は図2に示すのと同様に局部洗浄便座3に搭載されている。
【0040】
次に動作、作用について説明する。未使用時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側から空気を供給すると、空気の圧力により流体噴出孔2から空気が流出しながらベローズ部1が伸びる。そこで流路5に局部洗浄用の洗浄水を流すと流路流体噴出孔6から洗浄水が噴出し、局部洗浄が行なえる。ここで空気の流量を変えることにより、洗浄水の水量とは関係なく、ベローズ部1の伸縮量を変えることができる。つまり、弱い洗浄水量でノズルを長く吐出したり、強い洗浄水量でノズルを短く吐出したりすることができる。
【0041】
なお、図6では、空気は流体噴出孔2より下方向に流れ出ているように示しているが、例えば流体噴出孔2を流路流体噴出孔6を囲むように上方向にスリット状に空気を流すような形状にすれば、洗浄水の飛び撥ねをエアカーテン効果によって防ぐことができる。
【0042】
なお、空気の供給は空気ポンプ8を用いると良い。これは、局部洗浄便座に元々空気ポンプ8が搭載されている場合、搭載部品の共有利用ができる。
【0043】
一方、図6において流体噴出孔2を設けず、空気をベローズ部1内で封止し、空気圧を保持するようにすると、ベローズ部1が伸びた状態で空気の供給を停止することができ、例えば空気の供給に空気ポンプを使用している場合は省エネを行なうことができる。洗浄が終了すれば空気圧をリリーフバルブ等の圧力解放手段により解放するとベローズ部1が自身の復元力により元の長さに縮まり、局部洗浄便座3の内部に格納される。
【0044】
(実施例
図7は本発明の実施例のノズル装置の断面図である。
【0045】
図7において、1はベローズ部で、片端を別部材9によって封止し、流体噴出孔2が設けられている。そしてこのノズル装置は図2に示すのと同様に局部洗浄便座3に搭載されている。
【0046】
次に動作、作用について説明する。未使用時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側から局部洗浄用の洗浄水を流入させると、洗浄水の圧力によりベローズ部1が伸び、流体噴出孔2から洗浄水が噴出する。これにより、流体噴出孔2をお尻洗浄位置やビデ洗浄位置までもってくることができる。洗浄が終わり、洗浄水を止めると、残留洗浄水が流体噴出孔2から流れ出ながらベローズ部1が自身の復元力により元の長さに縮まり、局部洗浄便座3の内部に格納される。
【0047】
なお、別部材9はベローズ部1と取り外し可能な方法、例えばネジとシール材、はめ込みとシール材等の組み合わせで作ると、使用シーンに合わせたノズル先端部の交換が可能となる。
【0048】
一方、ベローズ部1の封止をベローズ部1と共に一体成形で作ると、部品点数を減らし、コストを下げることができる。
【0049】
また、図7においては、ベローズ部1に直接、洗浄水を流入する方法を説明したが、実施例3から5と同様に、ベローズ部1の内側に流路を設け、洗浄水とは別の流体によりベローズ部1を伸ばす方法を用いても良い。
【0050】
(実施例
図8は本発明の実施例のノズル装置の断面図である。
【0051】
図8において、1はベローズ部で、片端を封止して流体噴出孔2が設けられている。ここでベローズ部1は例えば図8に示すように、蛇腹ピッチA部、蛇腹ピッチB部、蛇腹ピッチC部と言った異なる蛇腹外径で構成されている。そしてこのノズル装置は図2に示すのと同様に局部洗浄便座3に搭載されている。
【0052】
次に動作、作用について説明する。未使用時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側から局部洗浄用の洗浄水を流入させると、洗浄水の圧力によりベローズ部1が伸び、流体噴出孔2から洗浄水が噴出する。これにより、流体噴出孔2をお尻洗浄位置やビデ洗浄位置までもってくることができる。洗浄が終わり、洗浄水を止めると、残留洗浄水が流体噴出孔2から流れ出ながらベローズ部1が自身の復元力により元の長さに縮まり、局部洗浄便座3の内部に格納される。ここで、ベローズ部1は異なる蛇腹外径によって構成されているため、伸縮量が洗浄水の水圧に対して正比例ではなく、段階的に伸縮し、何箇所かの定位置を設けることができる。
【0053】
なお、図8においては、ベローズ部1に直接、洗浄水を流入する方法を説明したが、実施例3から5と同様に、ベローズ部1の内側に流路を設け、洗浄水とは別の流体によりベローズ部1を伸ばす方法を用いても良い。
【0054】
(実施例
図9は本発明の実施例のノズル装置の断面図である。
【0055】
図9において、1はベローズ部で、片端を封止して流体噴出孔2が設けられている。ここでベローズ部1は例えば図9に示すように、弾性固さA部、弾性固さB部、弾性固さC部と言った異なる弾性固さで構成されている。そしてこのノズル装置は図2に示すのと同様に局部洗浄便座3に搭載されている。
【0056】
次に動作、作用について説明する。未使用時、ベローズ部1は縮んだ状態で局部洗浄便座3の内部に格納されている。ここでベローズ部1の開口端側から局部洗浄用の洗浄水を流入させると、洗浄水の圧力によりベローズ部1が伸び、流体噴出孔2から洗浄水が噴出する。これにより、流体噴出孔2をお尻洗浄位置やビデ洗浄位置までもってくることができる。洗浄が終わり、洗浄水を止めると、残留洗浄水が流体噴出孔2から流れ出ながらベローズ部1が自身の復元力により元の長さに縮まり、局部洗浄便座3の内部に格納される。ここで、ベローズ部1は異なる弾性固さによって構成されているため、伸縮量が洗浄水の水圧に対して正比例ではなく、段階的に伸縮し、何箇所かの定位置を設けることができる。
【0057】
なお、図9においては、ベローズ部1に直接、洗浄水を流入する方法を説明したが、実施例3から5と同様に、ベローズ部1の内側に流路を設け、洗浄水とは別の流体によりベローズ部1を伸ばす方法を用いても良い。
【0058】
以上の説明から明らかなように、前記本発明の各実施例のノズル装置、および局部洗浄便座によると次の効果が得られる。
【0059】
(1)流体の圧力によってベローズが伸びるため、電動駆動部の必要がない、小型でシンプルな構造の伸縮ノズルを作ることができる。
【0060】
(2)洗浄水の水圧でベローズが伸びるため、電動駆動部の必要がない、小型でシンプルな構造の伸縮ノズルを持つ局部洗浄便座を作ることができる。
【0061】
(3)不感水対策用捨て水の水圧でベローズが伸びるため、洗浄水の水圧によらない、小型でシンプルな構造の伸縮ノズルを持つ局部洗浄便座を作ることができる。
【0062】
(4)上水分岐水圧でベローズが伸びるため、洗浄水の水圧によらない、小型でシンプルな構造の伸縮ノズルを持つ局部洗浄便座を作ることができる。
【0063】
(5)空気圧でベローズが伸びるため、洗浄水の水圧によらない、小型でシンプルな構造の伸縮ノズルを持つ局部洗浄便座を作ることができる。
【0064】
(6)伸びたベローズが供給空気の静圧で保持できるため、ベローズを伸ばし切った時点で空気の追加供給が必要でなくなり、空気供給に費やすエネルギーを節約することができる。
【0065】
(7)空気の供給を空気ポンプで行なうため、元々局部洗浄便座に搭載していた空気ポンプを利用することができる。
【0066】
(8)ベローズの封止を一体成形で行なうことにより、部品点数、コストを軽減することができる。
【0067】
(9)ベローズの封止を別部材で行なうことにより、流体噴出孔を取り替えることができる。
【0068】
(10)ベローズの蛇腹外径を複数種持つことにより、ベローズの伸縮長さを段階的に変化させることができる。
【0069】
(11)ベローズの弾性硬さを複数種持つことにより、ベローズの伸縮長さを段階的に変化させることができる。
【0070】
(12)流体の圧力によって自在にベローズを伸縮させることができるため、非電動でノズルの吐出、吐出位置の微調整を行なうことができる。
【0071】
(13)ノズルをベローズで構成することにより、高ストロークであっても格納スペースの小さい、小型のノズル装置を作ることができる。
【0072】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、流体の圧力によってベローズが伸びるため、電動駆動部
の必要がない、小型でシンプルな構造の伸縮ノズルを作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明の実施例1のノズル装置の断面図
(b)同側面図
(c)同断面図
【図2】 本発明の実施例2の局部洗浄便座の概略図
【図3】 本発明の実施例2のノズル装置の断面図
【図4】 (a)本発明の実施例3のノズル装置の断面図
(b)同他の例を示すノズル装置の断面図
【図5】 本発明の実施例4のノズル装置の断面図
【図6】 本発明の実施例5のノズル装置の断面図
【図7】 本発明の実施例6のノズル装置の断面図
【図8】 本発明の実施例7のノズル装置の断面図
【図9】 本発明の実施例8のノズル装置の断面図
【図10】 従来のノズル装置の断面図
【符号の説明】
1 ベローズ部
2 流体噴出孔
3 局部洗浄便座
4 ノズル装置
5 流路
6 流路流体噴出孔
7 隔壁
8 空気ポンプ
9 別部材

Claims (10)

  1. 軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、
    前記ベローズ部の片端を封止し、封止端側に設けた流体噴出孔と、
    前記ベローズ部内側に設けた流路の片端と封止部を接続し、
    前記流路の内側と連通するように前記封止部にあけた流路流体噴出孔とからなり、
    前記ベローズ部の開口端側から流入させた不感水対策用捨て水の水圧により前記ベローズ部が伸びて前記流体噴出孔から不感水対策用捨て水が噴出し、
    前記流路の前記開口端側から流入させた局部洗浄用の洗浄水は前記流路流体噴出孔から噴出し、
    不感水対策用捨て水の前記ベローズ部の前記開口端側からの流入を止めると前記流体噴出孔より残留水が流れ出ながら前記ベローズ部の復元力により前記ベローズ部が縮むノズル装置。
  2. 軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、
    前記ベローズ部の片端を封止し、
    前記ベローズ部内側に設けた流路の片端と封止部を接続し、
    前記流路の内側と連通するように前記封止部にあけた流路流体噴出孔とからなり、
    前記ベローズ部の開口端側から流入させた上水分岐水圧により前記ベローズ部が伸び、
    前記流路の前記開口端側から流入させた局部洗浄用の洗浄水は流路流体噴出孔から噴出し、
    上水分岐水圧を解放すると前記ベローズ部の復元力により前記ベローズ部が縮むノズル装置。
  3. 軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、
    前記ベローズ部の片端を封止し、
    封止端側に設けた流体噴出孔と、
    前記ベローズ部内側に設けた流路の片端と封止部を接続し、
    前記流路の内側と連通するように前記封止部にあけた流路流体噴出孔とからなり、
    前記ベローズ部の開口端側から供給した空気の圧力により前記ベローズ部が伸びて前記流体噴出孔から空気が噴出し、
    前記流路の前記開口端側から流入させた局部洗浄用の洗浄水は前記流路流体噴出孔から噴出し、
    空気の供給を止めると前記流体噴出孔より残留空気が出ながら前記ベローズ部の復元力により前記ベローズ部が縮むノズル装置。
  4. 軸方向に伸縮自在な筒状のベローズ部と、
    前記ベローズ部の片端を封止し、
    前記ベローズ部内側に設けた流路の片端と封止部を接続し、
    前記流路の内側と連通するように前記封止部にあけた流路流体噴出孔とからなり、
    前記ベローズ部の開口端側から供給した空気圧により前記ベローズ部が伸び、
    前記流路の前記開口端側から流入させた局部洗浄用の洗浄水は流路流体噴出孔から噴出し、
    空気圧を解放すると前記ベローズ部の復元力により前記ベローズ部が縮むノズル装置。
  5. 前記空気の供給手段は空気ポンプによることを特徴とする、請求項またはに記載のノズル装置。
  6. 前記ベローズ部片端の封止は前記ベローズ部と一体成形によって行なったことを特徴とした、請求項1からのいずれか1項に記載のノズル装置。
  7. 前記ベローズ部片端の封止は前記ベローズ部とは別部材の封止部材によって行なったことを特徴とした、請求項1からのいずれか1項に記載のノズル装置。
  8. 前記ベローズ部は複数種の蛇腹外径によってなることを特徴とした、請求項1からのいずれか1項に記載のノズル装置。
  9. 前記ベローズ部は複数種の弾性硬さからなることを特徴とした、請求項1からのいずれか1項に記載のノズル装置。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載のノズル装置を用いた局部洗浄便座。
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