JP2001247849A - サイディングボード用シーリング材組成物 - Google Patents
サイディングボード用シーリング材組成物Info
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Abstract
に優れる特徴を持つサイディングボード用シーリング材
組成物を提供すること。 【解決手段】 (I)分子中に少なくとも1個の反応性
ケイ素基を含有する有機重合体100重量部、(II)
2価の有機錫化合物0.001〜10重量部、(II
I)4価の有機錫化合物0.1〜10重量部、及び(I
V)酸性物質及び/又は塩基性化合物0〜10重量部を
含有するサイディングボード用シーリング材組成物。
Description
ド用シーリング材組成物に関する。更に詳しくは、特に
低温硬化性が改善されたサイディングボード用シーリン
グ材組成物に関する。
用いられる種々の材料でできている板である。サイディ
ングボードが取り付けられると、サイディングボードと
建物の他の部材との間やサイディングボードと他のサイ
ディングボードとの間に必ず隙間(目地)が生じる。こ
の目地にはシーリング材が充填され、防水及び外気との
遮断がなされる。
によりその幅が変動する。従って、シーリング材は幅の
変動に追随できるようにゴムとしての性質すなわち復元
性に優れたものである必要がある。すなわち、一度目地
が広がったり、狭くなったりした後、元の幅に戻った
際、シーリング材も元の状態に復元する必要があり、シ
ーリング材が復元せず広がったまま、あるいは収縮した
ままの状態では外観が損なわれたり、シーリング材が接
着面から剥離するという問題が生じる。特に剥離はシー
リング材にとって致命的である。
き、すなわち一定目地幅を中心としての伸長ではなく、
サイディングボードの乾燥に伴う収縮により一定方向
(広がる方向)へ動く。このような一定方向への動きに
対する追随は、復元性の良いシーリング材より、復元性
が悪く変形が固定され界面に応力のかからないシーリン
グ材の使用が適切であり、市販シーリング材のほとんど
がこのような応力緩和タイプの材料設計となっている。
組成物には4価の有機錫化合物(特公平1−58219
号、特公平5−40782号)が多く用いられている
が、年間を通しての温度範囲での硬化性は十分でない。
特に低温での硬化性は十分でなく、サイディングボード
施工上解決しなければならない課題である。
な応力緩和性と低温硬化性とをあわせもつサイディング
ボード用シーリング材を提供することにある。
意検討を行ったところ、(I)分子中に少なくとも1個
の反応性ケイ素基を含有する有機重合体100重量部、
(II)2価の有機錫化合物0.01〜10重量部、
(III)4価の有機錫化合物0.01〜10重量部、
及び(IV)酸性物質及び/又は塩基性化合物10重量
部以下を含有するサイディングボード用シーリング材組
成物を用いることにより、上記課題を解決できることを
見出し、本発明を完成するに至った。
も1個の反応性ケイ素基を含有する有機重合体100重
量部、(II)2価の有機錫化合物0.01〜10重量
部、(III)4価の有機錫化合物0.01〜10重量
部、及び(IV)酸性物質及び/又は塩基性化合物10
重量部以下を含有するサイディングボード用シーリング
材組成物に関する。
反応性ケイ素基が一般式(1): −(Si(R1 2-b)(Xb)O)mSi(R2 3-a)Xa (1) (式中R1およびR2は同一または異なった炭素数1から
20のアルキル基、炭素数6から20のアリール基、炭
素数7から20のアラルキル基または(R’)3SiO
−で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1また
はR2が二個以上存在するとき、それらは同一であって
もよく、異なっていてもよい。ここでR’は炭素数1か
ら20の一価の炭化水素基であり3個のR’は同一であ
ってもよく、異なっていてもよい。Xは水酸基または加
水分解性基を示し、Xが二個以上存在する時、それらは
同一であってもよく、異なっていてもよい。aは0、
1、2または3を、bは0、1、または2をそれぞれ示
す。またm個の−Si(R1 2-b)(Xb)−O−基にお
けるbについて、それらは同一であってもよく、異なっ
ていてもよい。mは0から19の整数を示す。但し、a
+Σb≧1を満足するものとする)で表わさる化合物で
ある前記記載のサイディングボード用シーリング材組成
物に関する。
機錫化合物がジアルキル錫誘導体である前記いずれか記
載のサイディングボード用シーリング材組成物に関す
る。
機錫化合物が有機カルボン酸錫である前記いずれか記載
のサイディングボード用シーリング材組成物に関する。
物及び/又は塩基性化合物を0.001〜10重量部含
有する前記いずれか記載のサイディングボード用シーリ
ング材組成物に関する。
物が有機カルボン酸化合物である前記いずれか記載のサ
イディングボード用シーリング材組成物に関する。
合物が炭素数1〜20の有機アミン化合物である前記い
ずれか記載のサイディングボード用シーリング材組成物
に関する。
体の主鎖が、ポリエーテルである前記いずれか記載のサ
イディングボード用シーリング材組成物に関する。
体の主鎖が、ポリイソブテンである前記いずれか記載の
サイディングボード用シーリング材組成物に関する。
体の主鎖が、ビニル重合体である前記いずれか記載のサ
イディングボード用シーリング材組成物に関する。
なくとも一つの反応性ケイ素基を有する有機重合体は、
分子中の末端又は側鎖に反応性ケイ素含有基を一分子あ
たり少なくとも1個有する有機重合体である。
エーテル等のアルキレンオキシド重合体、ポリイソブテ
ン等のイソブテン重合体、ビニル重合体等のビニル系重
合体、エーテル・エステルブロック共重合体、ビニル系
共重合体、ジエン系共重合体等に含まれるものが例示で
きる。アルキレンオキシド重合体は例えば特公昭55−
125121号、同55−131021号、同55−1
31022号、同55−135135号、同55−13
7129号等の公報に提案されている方法で得ることが
できる。またイソブテン重合体は例えば特公平6−51
752号や登録第2539445号等に含まれるものが
例示できる。更に主鎖としてビニル系重合体又はビニル
系共重合体を有する有機重合体は例えば特公昭51−2
8301号、特開昭57−179210号、特開平11
−5815号、特開平11−80250公報等で提案さ
れている方法で得ることができる。更に主鎖としてジエ
ン系共重合体を有する有機重合体は、例えば特公昭45
−17553号、特開昭47−1389号公報等で提案
されている方法で得ることができる。
もよく、2種以上の重合体の混合物であっても良い。例
えば前記アルキレンオキシド系重合体とアクリル酸アル
キルエステル系重合体などの反応性ケイ素基を有するビ
ニル系重合体とを併用しても良いし、また前記アルキレ
ンオキシド系重合体の存在下でアクリル酸アルキルエス
テル等のビニル系モノマーを重合して得られる反応性ケ
イ素基を有する重合体であっても良い。
反応性ケイ素基は一般式(1) −(Si(R1 2-b)(Xb)O)mSi(R2 3-a)Xa (1) (式中R1およびR2は同一または異なった炭素数1から
20のアルキル基、炭素数6から20のアリール基、炭
素数7から20のアラルキル基または(R’)3SiO
−で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1また
はR2が二個以上存在するとき、それらは同一であって
もよく、異なっていてもよい。ここでR’は炭素数1か
ら20の一価の炭化水素基であり3個のR’は同一であ
ってもよく、異なっていてもよい。Xは水酸基または加
水分解性基を示し、Xが二個以上存在する時、それらは
同一であってもよく、異なっていてもよい。aは0、
1、2または3を、bは0、1、または2をそれぞれ示
す。またm個の−Si(R1 2-b)(Xb)−O−基にお
けるbについて、それらは同一であってもよく、異なっ
ていてもよい。mは0から19の整数を示す。但し、a
+Σb≧1を満足するものとする)で表わさる化合物で
ある。上記Xのうちの加水分解性基は特に限定されず、
従来公知の加水分解性基であれば良い。具体的には例え
ば水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキ
シ基、ケトキシメート基、アミノ基、アミド基、酸アミ
ド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオキ
シ基等が挙げられる。これらの内では、加水分解性が穏
やかで取扱やすいという点でメトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、イソプロポキシ基等のアルコキシ基が好
ましい。
原子に1〜3個結合することができ、(a+Σb)は1
から5であるのが好ましい。水酸基や加水分解性基が反
応性ケイ素基中に2個以上存在する場合には、それらは
同一であっても良く、異なっていてもよい。
でもよく2個以上でもよいが、シロキサン結合等により
ケイ素原子の連結された反応性ケイ素基の場合には20
個程度でもよい。
ケイ素基が入手が容易であるため好ましい。 −Si(R2 3-a)Xa (2) (式中R2、X、aは前記と同じ。)。
びR2の具体例としては、例えばメチル基、エチル基等
のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル
基、フェニル基等のアリール基、ベンジル基等のアラル
キル基、R’がメチル基やフェニル基等である(R’)
3SiO−で示されるトリオルガノシロキシ基などが挙
げられる。R1、R2,R’としてはメチル基が特に好ま
しい。
えば一般式(3)で示される水素化シリコン化合物とオ
レフィンを有する有機重合体とを白金、ロジウム、コバ
ルト、パラジウム、及びニッケル等のVIII族遷移金
属元素から選ばれた金属錯体触媒等を用い付加反応(ヒ
ドロシリル化)させることにより製造できる。 H−(Si(R1 2-b)(Xb)O)mSi(R2 3-a)Xa (3) (式中R1、R2、X、a、b、及びmは、上記一般式
(1)で記載した基と同様のものである。)。
クロルシラン、ジメチルクロルシラン、フェニルジクロ
ルシラン、トリメチルシロキシメチルクロルシラン、1,
1,3,3-テトラメチル-1-ブロモジシロキサンの如きハロ
ゲン化シラン類;トリメトキシシラン、トリエトキシシ
ラン、メチルジエトキシシラン、メチルジメトキシシラ
ン、フェニルジメトキシシラン、トリメチルシロキシメ
チルメトキシシラン、トリメチルシロキシジエトキシシ
ランの如きアルコキシシラン類;メチルジアセトキシシ
ラン、フェニルジアセトキシシラン、トリアセトキシシ
ラン、トリメチルシロキシメチルアセトキシシラン、ト
リメチルシロキシジアセトキシシランの如きアシロキシ
シラン類;ビス(ジメチルケトキシメート)メチルシラ
ン、ビス(シクロヘキシルケトキシメート)メチルシラ
ン、ビス(ジエチルケトキシメート)トリメチルシロキ
シシラン、ビス(メチルエチルケトキシメート)メチル
シラン、トリス(アセトキシメート)シランの如きケト
キシメートシラン類;メチルイソプロペニルオキシシラ
ンの如きアルケニルオキシシラン類などが挙げられる。
これらの内、特にアルコキシシラン類が好ましく、アル
コキシ基の中でもメトキシ基が特に好ましい。
ル基中の加水分解性基Xを他の加水分解性基Yに変換す
ることができる。特にX基がハロゲンである場合には水
分による硬化に際し刺激臭の強いハロゲン化水素を発生
させるので他の加水分解性基に変換することが好まし
い。変換しうる加水分解性官能基としてはアルコキシ
基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミド基、酸
アミド基、アミノオキシ基およびメルカプト基などが挙
げられる。ハロゲン官能基をこれら加水分解性官能基に
変換する方法としては種々の方法が挙げられる。例えば
アルコキシ基に変換する方法としては、メタノール、
エタノール、2-メトキシエタノール、sec-ブタノール、
tert-ブタノールおよびフェノールなどの如きアルコー
ル類およびフェノール類、アルコール類およびフェノ
ール類のナトリウム、カリウム、リチウムなどのアルコ
キシド類、オルトギ酸メチル、オルトギ酸エチルなど
の如きオルトギ酸エステル類、エチレンオキシド、プ
ロピレンオキシド、アリルグリシジルエーテルなどの如
きエポキシ化合物類などをハロゲン官能基と反応させる
方法が具体例に挙げられる。特にとを組み合わせた
アルコール類およびフェノール類とオルトギ酸エステル
類とからなる反応系、とを組み合わせたアルコール
類およびフェノール類とエポキシ化合物類とからなる反
応系を使用すれば容易に反応を行うことができ好ましい
結果が得られる。同様にアシルオキシ基に変換する方法
としては、酢酸およびプロピオン酸の如きカルボン酸
類、無水酢酸のような酸無水物、カルボン酸類のナ
トリウム塩、カリウム塩及びリチウム塩;等をハロゲン
官能基と反応させる方法が具体的に挙げられる。同様に
アミノオキシ基に変換する方法としては、N,N-ジメチ
ルヒドロキシルアミン、N,N-ジエチルヒドロキシルアミ
ン、N,N-メチルフェニルヒドロキシルアミン及びN-ヒド
ロキシルピロリジンのようなヒドロキシルアミン類、
ヒドロキシルアミン類のナトリウム塩、カリウム塩及び
リチウム塩;等をハロゲン官能基と反応させる方法が具
体的に挙げられる。同様にアミド基に変換する方法とし
ては、 N,N-ジメチルアミン、N,N-ジエチルアミン、N
-メチルフェニルアミン及びピロリジンの如き1級およ
び2級アミン類、1級及び2級アミン類のナトリウム
塩、カリウム塩及びリチウム塩;等をハロゲン官能基と
反応させる方法が具体的に挙げられる。同様に酸アミド
に変換する方法としては、アセトアミド、ホルムアミ
ド及びプロピオンアミドの如き窒素原子上に少なくとも
1個の水素原子を有する酸アミド類、該酸アミド類の
ナトリウム塩、カリウム塩及びリチウム塩;等をハロゲ
ン官能基と反応させる方法が具体的に挙げられる。;ア
セトキシム、メチルエチルケトキシムの如きケトキシム
類;N-オクチルメルカプタン、t-ブチルメルカプタンの
如きメルカプタン類とオルトギ酸エステル類又はエポキ
シ化合物類とを組み合わせた反応系を使用すれば、それ
ぞれケトキシメート基およびメルカプト基に一部変換さ
せることができ、他の部分はオルトギ酸エステル又はエ
ポキシ化合物から誘導されるアルコキシル基に変換させ
ることができる。上述した如くハロゲン官能基の場合だ
け、他の加水分解性官能基に変換するのではなく、種々
の加水分解性官能基を別の加水分解性官能基に変換し使
用することも可能である。
族遷移金属元素から選ばれた金属錯体触媒、例えば、H
2PtCl6・6H2O、白金−ビニルシロキサン錯体、白
金−オレフィン錯体、Ptメタル、RhCl(PP
h3)3、RhCl3、Rh/Al2O3、RuCl3、Ir
Cl3、FeCl3、AlCl3、PdCl2・2H2O、N
iCl2、TiCl4等のような化合物が使用できるが、
ヒドロシリル化の反応性の点から、白金−ビニルシロキ
サン錯体、白金−オレフィン錯体のいずれかであること
が特に好ましい。ここでいう白金−ビニルシロキサン錯
体とは、白金原子に対し、配位子として分子内にビニル
基を有する、シロキサン、ポリシロキサン、環状シロキ
サンが配位している化合物の総称であり、上記配位子の
具体例としては、1,1,3,3−テトラメチル1,3
−ジビニルジシロキサン、1,3,5,7−テトラメチ
ル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラシロキ
サン等が挙げられる。白金−オレフィン錯体のオレフィ
ン配位子の具体例としては1,5-ヘキサジエン、1,7-オク
タジエン、1,9-デカジエン、1,11-ドデカジエン、1,5-
シクロオクタジエン等が挙げられる。上記配位子の中で
も1,9-デカジエンが特に好ましい。
合物としてはステアリン酸錫、オクチル酸錫などの有機
カルボン酸錫が好ましい。
イ素基含有有機重合体100重量部に対し0.01〜1
0重量部、好ましくは0.1〜8重量部、更に好ましく
は0.5〜5重量部の範囲で使用される。0.01重量
部未満だと低温での硬化性に問題があり、10重量部を
超えると硬化性のコントロールの点で不都合である。
化合物としては反応性の面からジアルキル錫誘導体が好
ましい。ジアルキル錫誘導体としては、ブチル錫ジオク
トエート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセ
テート、ジブチル錫ジアセチルアセトナート、ジブチル
錫オキサイド、ジブチル錫オキサイドとエステル化合物
の反応物、ジブチル錫ビストリエトキシシリケート、ジ
ブチル錫ジステアレート、ジブチル錫ジオレート、ジオ
クチル錫ジステアレート、ジオクチル錫オキサイド、ジ
オクチル錫オキサイドとエステル化合物の反応物、ジオ
クチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジアセテート、ジ
オクチル錫ジバーサテート等が例示される。
イ素基含有有機重合体100重量部に対し0.01〜1
0重量部、好ましくは0.1〜8重量部、更に好ましく
は0.5〜5重量部の範囲で使用される。0.01重量
部未満だと応力緩和性が悪く、サイディングボード用シ
ーリング材として好ましくない。10重量部を超えると
硬化性が速すぎてコントロールが困難となる。
できるが特に有機カルボン酸化合物が好ましく、例え
ば、酢酸、プロピオン酸、カプロン酸、カプリル酸、ス
テアリン酸、シュウ酸、クエン酸、アクリル酸、メタク
リル酸、安息香酸、2−エチルヘキサン酸など通常炭素
数1〜20の有機カルボン酸が使用できる。
ニウム等の固体酸が好適に使用できる。
が好ましく、例えばジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ブチルアミ
ン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、デシルアミン、
ラウリルアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリエタノ
ールアミン、ジブチルアミン、ジエタノールアミン、
N,N,N’,N’−テトラメチル1,3−ブタンジア
ミン、ベンジルアミン、シクロヘキシルアミン、ドデカ
メチレンジアミン、ジメチルエチレンジアミン、ジメチ
ルアミノエタノール、N,N,N’,N’−テトラメチ
ルエチレンジアミン、トリエチルアミン、N,N−ジメ
チルアニリン、ジメチルベンジルアニリン等が使用でき
る。
用することもできるし、2種以上を併用して使用するこ
ともできる。
は、反応性ケイ素基含有有機重合体100重量部に対し
10重量部未満、好ましくは0.001〜10重量部、
更に好ましくは0.01〜5重量部の範囲で使用され
る。10重量部を越えると、硬化性が速すぎてシーラン
ト使用上不都合である。
型、2液型どちらでも用いることができ、1液型の場合
は無水状態で混合調整し、水分を遮断できる容器に詰め
て製造する。2液型とする場合、硬化剤として別途硬化
触媒、充填剤、可塑剤等の成分をあらかじめ配合してお
き、該配合材と重合体組成物とを使用前に混合、調整す
る。
塑剤、物性調整剤、接着付与剤等を含むことができる。
み殻粉、パルプ、木綿チップ、マイカ、グラファイト、
けいそう土、白土、カオリン、クレー、タルク、無水ケ
イ酸、石英粉末、アルミニウム粉末、亜鉛粉末、アスベ
スト、ガラス繊維、炭素繊維、ガラスビーズ、カーボン
ブラック、溶融シリカや沈降性シリカ等のシリカ、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、アルミ
ナ、ガラスバルーン、シラスバルーン、シリカバルー
ン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化ケイ素等
の無機充填剤や粉末ゴム、再生ゴム、熱可塑性あるいは
熱硬化性樹脂の微粉末、ポリエチレン等の中空体等の有
機充填剤があげられる。これらの充填剤は、単独で用い
てもよく、2種以上併用してもよい。
ルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジ(2-エチルヘ
キシル)フタレート、ブチルベンジルフタレート、ブチ
ルフタリルブチルグリコレート等のフタル酸エステル類
やジオクチルアジペート、ジオクチルセバケート等の非
芳香族2塩基酸エステル類やトリクレジルホスフェー
ト、トリブチルホスフェート等のリン酸エステル等が挙
げられ、比較的高分子量タイプの可塑剤としては、例え
ば2塩基酸と2価アルコールとのポリエステル類等のポ
リエステル系可塑剤やポリプロピレングリコールやその
誘導体等のポリエーテル類やポリ−α−メチルスチレ
ン、ポリスチレン類やプロセスオイル類、アルキルベン
ゼン類、トリメリット酸類等のポリスチレン類等が挙げ
られる。
できる。好ましくは相溶性が良好なものを選ぶ必要があ
る。
エーテルオリゴマー100重量部に対して20〜400
重量部程度使用する。
ンカップリング剤、例えばメチルトリメトキシシラン、
ジメチルジメトキシシラン、トリメチルメトキシシラ
ン、n−プロピルトリメトキシシランなどのアルキルア
ルコキシシラン類;ジメチルジイシプロペノキシシラ
ン、メチルトリイソプロペノキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルメチルジイソプロペノキシシランなどのア
ルキルイソプロペノキシシラン類;γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、
ビニルジメチルメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)アミノプ
ロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチル
ジメトキシシランなどの官能基を有するアルコキシシラ
ン類;シリコーンワニス類;ポリシロキサン類等が必要
により添加される。これら物性調整剤を用いることによ
り本発明の組成物を硬化させた時の硬度を上げたり、伸
びを出したりすることができる。
樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、各種シランカ
ップリング剤、アルキルチタネート類、ポリイソシアネ
ート化合物等があげられ、これらを1種または2種以上
用いることによりさらに接着性を改善することができ
る。
貯蔵安定性改良剤を必要に応じて添加することができ
る。
具体的な実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。 製造例1 全末端の80%に(CH3O)2Si(CH3)−基を有
する数平均分子量19000のオキシプロピレン重合体
を表1に示す配合組成にて混練りし、得られた混合組成
物に、日本ユニカー(株)製、A1120(3−(2−ア
ミノエチルアミノプロピル)トリメトキシシラン)を1
重量部添加し、シーリング材組成物を作成した。 製造例2 全末端の80%に(CH3O)2Si(CH3)−基を有
する数平均分子量18000のイソブテン重合体を表1
に示す配合組成にて混練りし、得られた混合組成物に、
日本ユニカー(株)製、A1120(3−(2−アミノエ
チルアミノプロピル)トリメトキシシラン)を1重量部
添加し、シーリング材組成物を作成した。
容器に充填し、−10℃、10℃、23℃の雰囲気下で
硬化させ組成物表面での糸引き現象の消失する時間(皮
ばり時間)を測定した。
標線間(20mm)を100%伸長して24時間固定
し、その後開放して1時間後の標線間を測定し復元率を
測定した。結果を表2に示す。 比較例1〜4 実施例1及び2と同様、表1のシーリング材組成物の−
10℃、10℃、23℃での皮張り時間と復元率を測定
した。結果を表2に示す。
グ材組成物は4価の有機錫化合物と2価の有機錫化合物
を含み、従来の応力緩和性を保持しつつ、低温硬化性に
優れる特徴を持つ。施工温度への硬化性依存が少ないた
め、種々の環境条件におけるシーリング材の施工に好適
である。
Claims (10)
- 【請求項1】 (I)分子中に少なくとも1個の反応性
ケイ素基を含有する有機重合体100重量部、(II)
2価の有機錫化合物0.01〜10重量部、(III)
4価の有機錫化合物0.01〜10重量部、及び(I
V)酸性物質及び/又は塩基性化合物10重量部以下を
含有するサイディングボード用シーリング材組成物。 - 【請求項2】 (I)成分の反応性ケイ素基が一般式
(1): −(Si(R1 2-b)(Xb)O)mSi(R2 3-a)Xa (1) (式中R1およびR2は同一または異なった炭素数1から
20のアルキル基、炭素数6から20のアリール基、炭
素数7から20のアラルキル基または(R’)3SiO
−で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1また
はR2が二個以上存在するとき、それらは同一であって
もよく、異なっていてもよい。ここでR’は炭素数1か
ら20の一価の炭化水素基であり3個のR’は同一であ
ってもよく、異なっていてもよい。Xは水酸基または加
水分解性基を示し、Xが二個以上存在する時、それらは
同一であってもよく、異なっていてもよい。aは0、
1、2または3を、bは0、1、または2をそれぞれ示
す。またm個の−Si(R1 2-b)(Xb)−O−基にお
けるbについて、それらは同一であってもよく、異なっ
ていてもよい。mは0から19の整数を示す。但し、a
+Σb≧1を満足するものとする)で表わさる化合物で
ある請求項1記載のサイディングボード用シーリング材
組成物。 - 【請求項3】 4価の有機錫化合物がジアルキル錫誘導
体である請求項1又は2記載のサイディングボード用シ
ーリング材組成物。 - 【請求項4】 2価の有機錫化合物が有機カルボン酸錫
である請求項1〜3記載のサイディングボード用シーリ
ング剤組成物。 - 【請求項5】 酸性化合物及び/又は塩基性化合物を
0.001〜10重量部含有する請求項1〜4記載のサ
イディングボード用シーリング材組成物。 - 【請求項6】 酸性化合物が有機カルボン酸化合物であ
る請求項5記載のサイディングボード用シーリング材組
成物。 - 【請求項7】 塩基性化合物が炭素数1〜20の有機ア
ミン化合物である請求項5記載のサイディングボード用
シーリング材組成物。 - 【請求項8】 有機重合体の主鎖が、ポリエーテルであ
る請求項1〜7記載のサイディングボード用シーリング
材組成物。 - 【請求項9】 有機重合体の主鎖が、ポリイソブテンで
ある請求項1〜7記載のサイディングボード用シーリン
グ剤組成物。 - 【請求項10】有機重合体の主鎖が、ビニル重合体であ
る請求項1〜7記載のサイディングボード用シーリング
剤組成物。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2000-03-06 JP JP2000060905A patent/JP2001247849A/ja active Pending
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