JP2001247273A - エレベータ停電時運転装置 - Google Patents

エレベータ停電時運転装置

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JP2001247273A
JP2001247273A JP2000063190A JP2000063190A JP2001247273A JP 2001247273 A JP2001247273 A JP 2001247273A JP 2000063190 A JP2000063190 A JP 2000063190A JP 2000063190 A JP2000063190 A JP 2000063190A JP 2001247273 A JP2001247273 A JP 2001247273A
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Japan
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battery
voltage
charging
inverter
control unit
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JP2000063190A
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Inventor
Yasuo Watanabe
泰生 渡辺
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停電時運転用バッテリの充電装置を安価な
ものとするエレベータ停電時運転装置を提供する。 【解決手段】 商用電源11から供給される交流電圧
を直流電圧に変換するコンバータ13と、前記直流電圧
を平滑するコンデンサ14と、前記直流電圧を交流電圧
に変換するインバータ15と、前記インバータにより駆
動されエレベータを昇降する誘導電動機16と、前記イ
ンバータに対する電圧指令値を生成する駆動制御部17
と、前記商用電源11の停電時に前記インバータ15に
給電するバッテリ31と、前記コンバータ13の直流母
線に接続され前記バッテリ31を充電する充電回路と、
前記バッテリの充電電流を制御するバッテリ充電制御部
45とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータ停電
時運転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータ停電時運転装置は、特
公平2−198994号公報に専用充電装置によりバッ
テリを充電する方式、特許第2656684号公報にイ
ンバータ駆動の停電時運転装置、特開平7−25204
0号公報にインバータからの回生電力をバッテリに充電
する方式、などが掲載されている。図8は従来の停電時
運転装置の全体構成を示すブロック図である。図におい
て、11は三相交流の商用電源、12は三相交流の商用
電源11に接続されてエレベータの走行時に励磁される
接触器の常開接点、13は商用電源11の三相交流電圧
を直流電圧に変換するコンバータ、14はコンバータ1
3の出力電圧を平滑化するコンデンサ、15はコンデン
サ14の両端間の直流電圧をVVVF(可変電圧、可変
周波数)の三相交流電圧に変換するPWMインバータ
(以下、単にインバータと表わす)、16はインバータ
15により駆動されるエレベータ駆動用の誘導電動機で
ある。
【0003】17はエレベータを駆動するための電圧指
令(図示せず)に応じて、インバータ15内のトランジ
スタを制御する駆動制御部である。また、18は誘導電
動機16から発生する回生電力を消費するための抵抗
器、19は、抵抗器18に直列接続されて、駆動制御部
17により制御されるスイッチング素子であり、抵抗器
18及びスイッチング素子19からなる直列回路は、コ
ンデンサ14の両端に接続されて、誘導電動機16から
発生する回生電力を消費するための回生電力消費回路を
構成している。
【0004】21は駆動制御部17へ直流電圧を供給す
るために、三相交流電源11の交流電圧を直流電圧に変
換するAC/DC変換器、22は、三相交流電源11が
正常な場合には、接触器12の2次側に接続してAC/
DC変換器21に三相交流電源11を供給し、三相交流
電源11が停電した場合には三相交流電源11から切断
するために、AC/DC変換器21の1次側と接触器1
2の2次側を接続する回路に挿入接続された、停電時に
励磁されるリレーの常閉接点、31は三相交流電源11
の停電時にインバータ15及び駆動制御部17に電力を
供給するバッテリ、32a、32bは、三相交流電源1
1の停電時にインバータ15に電力を供給するため、バ
ッテリ31とコンバータ13の1次側を接続する回路に
挿入接続された、停電時に励磁される接触器の常開接点
である。
【0005】36はバッテリ31の直流電圧を駆動制御
部17に供給する直流電圧に変換するDC/DC変換器
で、前記停電時に励磁される接触器の常開接点32a、
32bの2次側に接続され、前記接触器の常開接点32
a、32bが閉成した時にバッテリ31に接続される。
37a、37b、37c、37dは、三相交流電源11
の停電時に、インバータ15と駆動制御部17に電力を
供給するため、DC/DC変換器36の出力側と駆動制
御部17の1次側を接続する回路に挿入接続された、停
電時に励磁されるリレーの常開接点、61はバッテリ3
1を充電する充電装置、62は充電装置61に電力を供
給する単相交流の商用電源である。
【0006】次に動作について述べると、商用電源11
が正常な場合には、常開接点32a、32b及び37
a、37b、37c、37dは開放され、常閉接点22
が閉成されているため、駆動制御部17は商用電源11
からAC/DC変換器21を介して給電される。また、
エレベータの走行時には、常開接点12が閉成されるた
め、インバータ15は商用電源11からコンバータ13
を介して給電される。従って、インバータ15は、駆動
制御部17からの三相交流電圧指令に応じた電圧及び周
波数で三相交流電力を出力し、誘導電動機16のトルク
及び回転数を制御する。また、誘導電動機16から回生
電力が発生すると、駆動制御装置17がこれを検出して
スイッチング素子19を導通させ抵抗18で回生電力を
消費させる。
【0007】一方、商用電源11が停電した場合は、接
点12は閉成せず、バッテリ31の電力により、常開接
点32a、32b及び37a、37b、37c、37d
が閉成して常閉接点22が開放する。常閉接点22が開
放しているため、AC/DC変換器21は商用電源11
から切り離される。ここで、常開接点32a、32b及
び37a、37bが閉成しているため、DC/DC変換
器36にバッテリ31の電力が供給され、DC/DC変
換器36はバッテリ31の直流電圧を駆動制御部17へ
供給する直流電圧に変換する。従って、駆動制御部17
は、商用電源11から切り離され、DC/DC変換器3
6を介してバッテリ31から給電される。
【0008】また、バッテリ31から出力される直流電
圧は、常開接点37c、37dが閉成するため、コンバ
ータ13を経由してインバータ15に印加される。従っ
て、駆動制御部17は、商用電源11が正常な場合と同
様にインバータ15を制御し、インバータ15は誘導電
動機16のトルク及び回転数を制御する。また、商用電
源11の正常時と同様に、誘導電動機16から回生電力
が発生すると、駆動制御装置17がこれを検出してスイ
ッチング素子19を導通させ抵抗18で回生電力を消費
させる。
【0009】当然のことであるが、エレベータが停電時
運転する場合にも、指定階に乗りかごを帰着する必要が
あるため、乗りかごが無負荷の状態での下降運転、ある
いは、満員状態での上昇運転、を実施する。このような
場合には、電動機を駆動するための大きな電力を給電す
ることになり、停電時運転用のバッテリ31は大容量の
電力を供給するため、容量が大きく、数量も多く必要と
なる。また、バッテリ31を充電するための充電装置6
1も容量の大きなものが必要となり、高価なものとなっ
ていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベータ停電時運転装置では、エレベータが停電時運転
する場合にも、電動機を駆動するための大きな電力を給
電することになり、停電時運転用のバッテリは、電動機
を駆動するための大容量の電力を供給するため、容量が
大きく、数量も多く必要となる。そのため、バッテリ3
1を充電するための充電装置61も容量の大きなものが
必要となり、大変高価なものとなってしまうという問題
点があった。
【0011】本発明の目的は、停電時運転用バッテリの
充電装置を安価なものとするエレベータ停電時運転装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タ停電時運転装置は、商用電源から供給される交流電圧
を直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を平
滑するコンデンサと、前記直流電圧を交流電圧に変換す
るインバータと、前記インバータにより駆動されエレベ
ータを昇降する誘導電動機と、前記インバータに対する
電圧指令値を生成する駆動制御部と、前記商用電源の停
電時に前記インバータに給電するバッテリと、前記コン
バータの直流母線に接続され前記バッテリを充電する充
電回路と、前記バッテリの充電電流を制御するバッテリ
充電制御部と、を備えたものである。
【0013】また、充電回路は、バッテリを充電する充
電電流を第1の所定の電流に制限する第1の抵抗と、前
記充電電流の逆流を防止するダイオードと、前記充電電
流を第2の所定の電流に制限する第2の抵抗と、前記充
電電流を切替えるスイッチング素子と、を備えたもので
ある。
【0014】また、バッテリ充電制御部は、商用電源の
停電を検出する停電検出手段と、前記停電検出手段が停
電を検出した場合に、エレベータの運転を停電運転モー
ドに切換える運転モード切換手段と、を備えたものであ
る。
【0015】また、バッテリ充電制御部は、バッテリ電
圧を検出するバッテリ電圧検出手段と、前記バッテリ電
圧検出手段で検出したバッテリ電圧により、バッテリの
充電モードを選択する充電モード選択手段と、前記充電
モード選択手段で選択した充電モード従って、バッテリ
を充電する電流を制御する充電電流制御手段と、を備え
たものである。
【0016】また、商用電源から供給される交流電圧を
直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を平滑
するコンデンサと、前記直流電圧を交流電圧に変換する
インバータと、前記インバータにより駆動されエレベー
タを昇降する誘導電動機と、前記インバータに対する電
圧指令値を生成する駆動制御部と、前記誘導電動機から
の回生電力を消費する回生電力消費回路と、前記商用電
源の停電時に前記インバータに給電するバッテリと、前
記回生電力によりバッテリを充電する充電回路と、前記
バッテリの充電電流を制御するバッテリ充電制御部と、
を備えたものである。
【0017】また、充電回路は、充電電流を切替えるス
イッチング素子を備えたものである。
【0018】また、バッテリ充電制御部は、コンバータ
の直流母線電圧を検出する直流母線電圧検出手段と、前
記直流母線電圧検出手段で検出した直流母線電圧によ
り、エレベータ駆動用電動機の回生運転を検出する回生
運転検出手段と、前記回生運転検出手段で回生運転を検
出した場合に、駆動制御部に回生電力消費指令を出力す
る回生電力消費指令出力手段と、を備えたものである。
【0019】また、商用電源から供給される交流電圧を
直流電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を平滑
するコンデンサと、前記直流電圧を交流電圧に変換する
インバータと、前記インバータにより駆動されエレベー
タを昇降する誘導電動機と、前記インバータに対する電
圧指令値を生成する駆動制御部と、前記誘導電動機から
の回生電力を消費する回生電力消費回路と、前記商用電
源から供給される交流電圧を直流電圧に変換して、前記
駆動制御部に供給するAC/DC変換器と、前記商用電
源の停電時に前記インバータに給電するバッテリと、前
記商用電源の停電時に前記バッテリから供給される直流
電圧を変換して、駆動制御部に給電するDC/DC変換
器と、前記コンバータの直流母線電圧から前記バッテリ
を充電する充電回路と、前記バッテリの充電電流を制御
するバッテリ充電制御部と、を備えたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明に
よる実施の形態1.を示す停電時運転装置のブロック回
路図である。図において、11は三相交流の商用電源、
12は三相交流の商用電源11に接続されてエレベータ
の走行時に励磁される接触器の常開接点、13は商用電
源11の三相交流電圧を直流電圧に変換するコンバー
タ、14はコンバータ13の出力電圧を平滑化するコン
デンサ、15はコンデンサ14の両端間の直流電圧をV
VVF(可変電圧、可変周波数)の三相交流電圧に変換
するPWMインバータ(以下、単にインバータと表わ
す)、16はインバータ15により駆動されるエレベー
タ駆動用の誘導電動機である。
【0021】17はエレベータを駆動するための電圧指
令に応じて、インバータ15内のトランジスタを制御す
る駆動制御部、18はコンデンサ14の両端間に接続さ
れた抵抗器、19は抵抗器18に直列接続されて駆動制
御部17により制御されるスイッチング素子であり、抵
抗器18及びスイッチング素子19からなる直列回路
は、誘導電動機16から発生する回生電力を消費するた
めの回生電力消費回路を構成している。
【0022】21は駆動制御部17へ直流電圧を供給す
るために、三相交流電源11の交流電圧を直流電圧に変
換するAC/DC変換器、22は、三相交流電源11が
正常な場合には、接触器12の2次側に接続してAC/
DC変換器21に三相交流電源11を供給し、三相交流
電源11が停電した場合には三相交流電源11から切断
するために、AC/DC変換器21の1次側と接触器1
2の2次側を接続する回路に挿入接続された、停電時に
励磁されるリレーの常閉接点、31は三相交流電源11
の停電時にインバータ15及び駆動制御部17に電力を
供給するバッテリ、32a、32bは、三相交流電源1
1の停電時にインバータ15に電力を供給するため、バ
ッテリ31とインバータ15の1次側を接続する回路に
挿入接続された、停電時に励磁される接触器の常開接点
である。
【0023】35は、バッテリ31の直流電力をインバ
ータ15に供給するための逆流阻止用ダイオードで、停
電時に励磁される接触器の常開接点32aの2次側と、
インバータ15の1次側直流母線のプラス側を接続する
回路に挿入接続され、インバータ15の1次側直流母線
からバッテリ31へ電流が流れることを防止する。36
はバッテリ31の直流電圧を駆動制御部17に供給する
直流電圧に変換するDC/DC変換器で、前記停電時に
励磁される接触器の常開接点32a、32bの2次側に
接続され、前記接触器の常開接点32a、32bが閉成
した時にバッテリ31に接続される。37a、37b
は、三相交流電源11の停電時に駆動制御部17に電力
を供給するため、DC/DC変換器36の出力側と駆動
制御部17の1次側を接続する回路に挿入接続された、
停電時に励磁されるリレーの常開接点である。
【0024】41はコンバータ13により変換した直流
母線電圧により、バッテリ31を充電する際に充電電流
を制限する第1の抵抗器である。第1の抵抗41は、コ
ンバータ13の出力側からインバータ15に直流電圧を
給電する直流母線のプラス側と、バッテリ31のプラス
側を接続する回路に挿入接続する。、42は第1の抵抗
41に直列に接続された逆流阻止用のダイオード、43
は逆流阻止用のダイオード42に直列に接続され、バッ
テリ31を充電する充電電流を制御するスイッチング素
子、44は充電電流を制御するスイッチング素子43に
並列に接続され、バッテリ31を充電する充電電流を制
限する第2の抵抗器であり、第1の抵抗器41、逆流阻
止用のダイオード42、スイッチング素子43及び第2
の抵抗器44からなる回路は、インバータ15に直流電
圧を給電する直流母線のプラス側から、バッテリ31を
充電するための充電回路を構成している。
【0025】45は、停電時の電源切換制御と、スイッ
チング素子43をON−OFF制御することにより、バ
ッテリ31の充電電流を制御するバッテリ充電制御部で
ある。
【0026】また、図2はインバータの直流母線電圧値
(VD)とバッテリ31の電圧値(VB)との関係を表
わす説明図である。ここで、(VBstd)はバッテリ
31が充電されて安定した状態の時の電圧値、(VBm
in)はバッテリ31が放電し、充電が必要な状態の時
の電圧値を表わす。また、(VDstd)はコンバータ
13が無負荷状態の時の電圧値、(VDmax)は誘導
電動機16が回生電力を発生し、インバータ15で直流
に逆変換されて回生電力が変換された状態の時の電圧
値、(VDmin)はコンバータ13が負荷状態の時の
電圧値を示す。ここで、直流母線電圧値(VD)はバッ
テリ電圧値(VB)より常に高い電圧となっている。
【0027】図3はバッテリ充電制御部45の機能ブロ
ック図を示す。111はコンバータ13の出力つまり直
流母線電圧の低下を検知して、停電を検出する停電検出
手段、112は停電検出手段111が停電を検出した時
に、運転モードを通常運転モードから停電運転モードに
切換える運転モード切換手段であり、商用電源から非常
用バッテリ電源に切換える電源切換制御を実施する。1
21は常時バッテリ31の電圧を検出するバッテリ電圧
検出手段、122はバッテリ電圧検出手段121が検出
したバッテリ電圧に従って、バッテリ3の充電モードを
選択する充電モード選択手段、123は充電モード選択
手段122が選択した充電モードに従って、バッテリ3
1の充電電流を制御する充電電流制御手段である。13
1は常時インバータ15の直流母線電圧を検出する直流
母線電圧検出手段、132は直流母線電圧検出手段13
1が検出した直流母線電圧から、回生運転を検出する回
生運転検出手段、133は回生運転検出手段132が回
生運転を検出した場合に、駆動制御部17に回生電力の
消費指令を出力する回生電力消費指令出力手段である。
【0028】次に動作について述べると、商用電源11
が正常な場合には、常開接点32a、32b及び37
a、37bは開放され、常閉接点22が閉成されている
ため、駆動制御部17は商用電源11からAC/DC変
換器21を介して給電される。また、エレベータの走行
時には、常開接点12が閉成されるため、インバータ1
5は商用電源11からコンバータ13を介して給電され
る。従って、インバータ15は、駆動制御部17からの
三相交流電圧指令に応じた電圧及び周波数で三相交流電
力を出力し、誘導電動機16のトルク及び回転数を制御
する。また、誘導電動機16から回生電力が発生する
と、駆動制御部17がこれを検出してスイッチング素子
19を導通させ抵抗18で回生電力を消費させる。
【0029】一方、商用電源11が停電した場合は、バ
ッテリ31の電力により、常開接点32a、32b及び
37a、37bが閉成して常閉接点22が開放する。常
閉接点22が開放しているため、AC/DC変換器21
は商用電源11から切り離される。また、常開接点32
a、32b及び37a、37bが閉成するため、DC/
DC変換器36にバッテリ31の電力が供給され、DC
/DC変換器36は駆動制御部17へ供給する直流電圧
を出力する。従って、駆動制御部17は、商用電源11
から切り離され、DC/DC変換器36を介してバッテ
リ31から給電される。
【0030】また、バッテリ31から出力される直流電
圧は、ダイオード35を介してインバータ15に印加さ
れる。従って、駆動制御部17は、商用電源11が正常
な場合と同様にインバータ15を制御し、インバータ1
5は誘導電動機16のトルク及び回転数を制御する。ま
た、商用電源11の正常時と同様に、誘導電動機16か
ら回生電力が発生すると、駆動制御部17がこれを検出
してスイッチング素子19を導通させ抵抗18で回生電
力を消費させる。
【0031】ここで、バッテリ充電制御部45は、バッ
テリ電圧検出手段121により、バッテリ31の電圧値
(VB)を常に監視し、バッテリ31の充電モードを選
択する。図4に示す充電モード選択フロー図のように、
バッテリ電圧値(VB)が、(VBstd)状態の時は
トリクル充電モード、それ以外の状態の時には均等充電
モードを選択する。トリクル充電モードは、バッテリ3
1が充電されて安定状態の場合に、バッテリ31の自己
放電量を補う微少電流により充電するモードである。ト
リクル充電モードの場合、充電電流制御手段123は、
直流母線のプラス側とバッテリ31を接続する充電回路
を、充電電流を制御するスイッチング素子43をOFF
の状態として、第1の抵抗器41と第2の抵抗器44を
直列に挿入接続して、直流母線からバッテリ31を充電
する時の充電電流が微少電流となるように制御する。
【0032】また、均等充電モードは、バッテリ31が
放電した充電不足状態の場合に、バッテリ31の不足充
電量を補う通常の電流により充電するモードである。均
等充電モードの場合、充電電流制御手段123は、直流
母線のプラス側とバッテリ31を接続する充電回路を、
充電電流を制御するスイッチング素子43をONの状態
として、第1の抵抗器41だけを直列に挿入接続して、
バッテリ31を通常電流で充電する。直流母線からバッ
テリ31を充電する時の充電電流が通常電流となるよう
に制御する。
【0033】上記のように構成したエレベータ停電時運
転装置により、非常用バッテリを充電するための専用の
大容量充電装置を設置することなく、インバータの直流
母線電圧からの充電回路とバッテリ充電制御部を設ける
ことによって、非常用バッテリを常時充電することで安
定した非常用電源を確保できる。
【0034】次に、停電時運転中に駆動用の誘導電動機
16から発生した回生電力を、バッテリ31に充電する
動作を以下に説明する。
【0035】誘導電動機16から回生電力が発生する
と、バッテリ充電制御部45は、直流母線電圧検出手段
131が常時インバータ15の直流母線電圧を検出し、
直流母線電圧検出手段131が検出した直流母線電圧か
ら、回生運転検出手段132により回生運転を検出す
る。図5に示すバッテリ充電制御部の回生運転検出フロ
ー図のように、直流母線電圧(VD)が(VDmax)
状態の時は回生運転モードを選択する。
【0036】回生運転検出手段132が回生運転を検出
した場合に、バッテリ充電制御部45は、インバータ1
5の直流母線のプラス側とバッテリ31を接続する充電
回路を、充電電流を制御するスイッチング素子43をO
Nの状態として、第1の抵抗器41だけを直列に挿入接
続してバッテリ31を充電し、電力をバッテリ31へ返
還する。また、回生電力消費指令出力手段133は駆動
制御部17に回生電力の消費指令を出力せず、駆動制御
部17はスイッチング素子19を導通させないため、抵
抗18により回生電力を消費しない。
【0037】上記のように構成したエレベータ停電時運
転装置により、前記のように回生電力をバッテリ31へ
返還することで、バッテリ31から停電時運転のための
電力供給と回生運転時の電力返還を同時に行うことにな
り、バッテリ31から見て、停電時運転の電力供給を最
小限とすることができる。
【0038】実施の形態2.図6はこの発明による実施
の形態2.を示す停電時運転装置のブロック回路図であ
る。図において、11〜19、21、22、31、32
a、32b、36、37a、37bは前述の図1と同様
のものであり説明を省略する。バッテリ31を充電する
充電電流を制御するスイッチング素子43を、誘導電動
機16から発生する回生電力を消費するための回生電力
消費回路を構成している、抵抗器18及びスイッチング
素子19からなる直列回路の、抵抗器18に直列に、ス
イッチング素子19と併設するように構成した。
【0039】前記のように構成することで、図1におけ
る、バッテリ31を充電するための充電回路から、コン
バータ13により変換した直流母線電圧により、バッテ
リ31を充電する際に充電電流を制限する第1の抵抗器
41、第1の抵抗41に直列に接続された逆流阻止用の
ダイオード42、充電電流を制御するスイッチング素子
43に並列に接続され、バッテリ31を充電する充電電
流を制限する第2の抵抗器44、を削減することができ
る。
【0040】45は、停電検出手段111と、バッテリ
電圧検出手段121と、直流母線電圧検出手段131と
を備えて、停電時の電源切換制御と、スイッチング素子
43をON−OFF制御することにより、バッテリ31
の充電電流を制御するバッテリ充電制御部である。
【0041】次に、電源正常時にバッテリ31を充電す
る動作と、回生運転時に回生電力をバッテリ31へ返還
する動作について述べる。バッテリ充電制御部45は、
バッテリ電圧検出手段121により、バッテリ31の電
圧値(VB)を常に監視しバッテリ31の充電モードを
選択する。図4に示す充電モード選択フロー図のよう
に、バッテリ電圧値(VB)が、(VBstd)状態の
時はトリクル充電モード、それ以外の状態の時には均等
充電モードを選択する。
【0042】トリクル充電モードは、バッテリ31が充
電されて安定状態の場合に、バッテリ31の自己放電量
を補う微少電流により充電するモードである。トリクル
充電モードの場合、充電電流制御手段123は、バッテ
リ31を充電する電流が微少電流となるように、充電電
流を制御するスイッチング素子43を制御する。
【0043】また、均等充電モードは、バッテリ31が
放電した充電不足状態の場合に、バッテリ31の不足充
電量を補う通常の電流により充電するモードである。均
等充電モードの場合、充電電流制御手段123は、バッ
テリ31を充電する電流が通常電流となるように、充電
電流を制御するスイッチング素子43を制御する。
【0044】ここで、誘導電動機16から回生電力が発
生すると、バッテリ充電制御部45は、直流母線電圧検
出手段131が常時インバータ15の直流母線電圧を検
出し、直流母線電圧検出手段131が検出した直流母線
電圧から、回生運転検出手段132により回生運転を検
出する。図5に示すバッテリ充電制御部の回生運転検出
フロー図のように、直流母線電圧(VD)が(VDma
x)状態の時は回生運転モードを選択する。
【0045】回生運転検出手段132が回生運転を検出
した場合に、バッテリ充電制御部45は、インバータ1
5の直流母線のプラス側とバッテリ31を接続する充電
回路を、充電電流を制御するスイッチング素子43をO
Nの状態として、バッテリ31を充電し、電力をバッテ
リ31へ返還する。また、回生電力消費指令出力手段1
33は駆動制御部17に回生電力の消費指令を出力せ
ず、駆動制御部17はスイッチング素子19を導通させ
ないため、抵抗18により回生電力を消費しない。
【0046】上記のように構成したエレベータ停電時運
転装置により、非常用バッテリを充電するための専用の
大容量充電装置を設置することなく、インバータの直流
母線電圧からの充電回路とバッテリ充電制御部を設ける
ことによって、非常用バッテリを常時充電することで安
定した非常用電源を確保できる。また、停電時運転中
に、前記のように回生電力をバッテリ31へ返還するこ
とで、バッテリ31から停電時運転のための電力供給と
回生運転時の電力返還を同時に行うことになり、バッテ
リ31から見て、停電時運転の電力供給を最小限とする
ことができる。
【0047】実施の形態3.図7はこの発明による実施
の形態3.を示す停電時運転装置のブロック回路図であ
る。図において、11〜19、21、22、31、32
a、32b、35、36、37a、37b、41〜45
は前述の図1と同様のものであり説明を省略する。図7
で、34、38、39は逆流阻止用のダイオードであ
る。ダイオード34はコンバータ13からインバータ1
5方向へ供給する電流だけを流し、ダイオード35はバ
ッテリ31からインバータ15の直流母線方向へ供給す
る電流だけを流す。ダイオード38はAC/DC変換器
21から駆動制御部17方向へ供給する電流だけを流
し、ダイオード39はDC/DC変換器36から駆動制
御部17方向へ供給する電流だけを流す。また、図7に
おいて、常開接点32a、32b及び37a、37bを
エレベータの運転中は常に閉成する構成とする。
【0048】動作について説明すると、電源正常時に
は、前記実施の形態1.と同様に動作する。この時、ダ
イオード34は、商用電源11の電力をコンバータ13
で直流に変換した電流を、インバータ15に供給し、ダ
イオード35は、商用電源11の電力をコンバータ13
で直流に変換した電流が、DC/DC変換器36に流れ
ようとするのを阻止する。ダイオード38は、商用電源
11の電力をAC/DC変換器21で直流に変換した電
流を、駆動制御部17に供給し、ダイオード39は、商
用電源11の電力をAC/DC変換器21で直流に変換
した電流が、DC/DC変換器36に逆流しようとする
のを阻止する。
【0049】また、停電が発生すると、常閉接点22が
開放し、AC/DC変換器21への交流電源の供給がな
くなるが、駆動制御部17には、バッテリ31の電力が
DC/DC変換器36を介して、停電発生時にも途絶え
ることなく供給される。この時、ダイオード34は、バ
ッテリ31から供給される電流が、コンバータ13へ逆
流しようとするのを阻止し、ダイオード35は、バッテ
リ31から供給される電流を、インバータ15に供給す
る。ダイオード38は、バッテリ31から供給される電
力をDC/DC変換器36で変換した電流が、AC/D
C変換器21へ逆流しようとするのを阻止し、ダイオー
ド39は、バッテリ31から供給される電力をDC/D
C変換器36で変換した電流を、駆動制御部17に供給
する。
【0050】前記のように構成した場合、電源正常時
は、(VD)>(VB)の関係つまり、インバータ15
の直流母線電圧は常にバッテリ31の電圧より高く設定
されており、停電が発生した場合には、インバータ15
の直流母線電圧は、バッテリ31の電圧以下には低下し
ないため、エレベータが走行中にも、停電によりエレベ
ータを停止させることなく、継続して走行を続けること
ができる。
【0051】さらに、実施の形態1と同様に、バッテリ
充電制御部45は、バッテリ電圧検出手段121によ
り、バッテリ31の電圧値(VB)を常に監視し、バッ
テリ31の充電モードを選択する。図4に示す充電モー
ド選択フロー図のように、バッテリ電圧値(VB)が、
(VBstd)状態の時はトリクル充電モード、それ以
外の状態の時には均等充電モードを選択する。トリクル
充電モードは、バッテリ31が充電されて安定状態の場
合に、バッテリ31の自己放電量を補う微少電流により
充電するモードである。トリクル充電モードの場合、充
電電流制御手段123は、直流母線のプラス側とバッテ
リ31を接続する充電回路を、充電電流を制御するスイ
ッチング素子43をOFFの状態として、第1の抵抗器
41と第2の抵抗器44を直列に挿入接続して、直流母
線からバッテリ31を充電する時の充電電流が微少電流
となるように制御する。
【0052】また、均等充電モードは、バッテリ31が
放電した充電不足状態の場合に、バッテリ31の不足充
電量を補う通常の電流により充電するモードである。均
等充電モードの場合、充電電流制御手段123は、直流
母線のプラス側とバッテリ31を接続する充電回路を、
充電電流を制御するスイッチング素子43をONの状態
として、第1の抵抗器41だけを直列に挿入接続して、
バッテリ31を通常電流で充電する。直流母線からバッ
テリ31を充電する時の充電電流が通常電流となるよう
に制御する。
【0053】ここで、誘導電動機16から回生電力が発
生すると、バッテリ充電制御部45は、直流母線電圧検
出手段131が常時インバータ15の直流母線電圧を検
出し、直流母線電圧検出手段131が検出した直流母線
電圧から、回生運転検出手段132により回生運転を検
出する。図5に示すバッテリ充電制御部の回生運転検出
フロー図のように、直流母線電圧(VD)が(VDma
x)状態の時は回生運転モードを選択する。
【0054】回生運転検出手段132が回生運転を検出
した場合に、バッテリ充電制御部45は、インバータ1
5の直流母線のプラス側とバッテリ31を接続する充電
回路を、充電電流を制御するスイッチング素子43をO
Nの状態として、第1の抵抗器41だけを直列に挿入接
続してバッテリ31を充電し、電力をバッテリ31へ返
還する。また、回生電力消費指令出力手段133は駆動
制御部17に回生電力の消費指令を出力せず、駆動制御
部17はスイッチング素子19を導通させないため、抵
抗18により回生電力を消費しない。
【0055】また、前記の構成は、図1をベースに、常
開接点32a、32b及び37a、37bをエレベータ
の運転中は常に閉成する構成としたが、図6をベースと
して、同様に構成し、常開接点32a、32b及び37
a、37bをエレベータの運転中は常に閉成する構成と
しても、同様な効果を得ることができる。
【0056】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果がある。
【0057】商用電源から供給される交流電圧を直流電
圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を平滑するコ
ンデンサと、前記直流電圧を交流電圧に変換するインバ
ータと、前記インバータにより駆動されエレベータを昇
降する誘導電動機と、前記インバータに対する電圧指令
値を生成する駆動制御部と、前記商用電源の停電時に前
記インバータに給電するバッテリと、前記コンバータの
直流母線に接続され前記バッテリを充電する充電回路
と、前記バッテリの充電電流を制御するバッテリ充電制
御部と、を備えたことにより、停電時運転用バッテリの
専用充電装置を必要とせず、安価なエレベータ停電時運
転装置を提供できる。
【0058】充電回路は、バッテリを充電する充電電流
を第1の所定の電流に制限する第1の抵抗と、前記充電
電流の逆流を防止するダイオードと、前記充電電流を第
2の所定の電流に制限する第2の抵抗と、前記充電電流
を切替えるスイッチング素子と、を備えたことにより、
停電時運転用バッテリをコンバータの直流母線に接続し
て、直流母線電圧により充電できる。
【0059】バッテリ充電制御部は、商用電源の停電を
検出する停電検出手段と、前記停電検出手段が停電を検
出した場合に、エレベータの運転を停電運転モードに切
換える運転モード切換手段と、を備えたことにより、商
用電源が停電した場合に、エレベータを停電時運転用バ
ッテリの電力により運転できる。
【0060】バッテリ充電制御部は、バッテリ電圧を検
出するバッテリ電圧検出手段と、前記バッテリ電圧検出
手段で検出したバッテリ電圧により、バッテリの充電モ
ードを選択する充電モード選択手段と、前記充電モード
選択手段で選択した充電モード従って、バッテリを充電
する電流を制御する充電電流制御手段と、を備えたこと
により、停電時運転用バッテリを常時最適な充電電流と
なるように充電制御できる。
【0061】商用電源から供給される交流電圧を直流電
圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を平滑するコ
ンデンサと、前記直流電圧を交流電圧に変換するインバ
ータと、前記インバータにより駆動されエレベータを昇
降する誘導電動機と、前記インバータに対する電圧指令
値を生成する駆動制御部と、前記誘導電動機からの回生
電力を消費する回生電力消費回路と、前記商用電源の停
電時に前記インバータに給電するバッテリと、前記回生
電力によりバッテリを充電する充電回路と、前記バッテ
リの充電電流を制御するバッテリ充電制御部と、を備え
たことにより、誘導電動機から発生する回生電力によ
り、停電時運転用バッテリを充電できる。
【0062】充電回路は、充電電流を切替えるスイッチ
ング素子を備えたことにより、停電時運転用バッテリを
コンバータの直流母線に接続して、回生電力により充電
できる。
【0063】バッテリ充電制御部は、コンバータの直流
母線電圧を検出する直流母線電圧検出手段と、前記直流
母線電圧検出手段で検出した直流母線電圧により、エレ
ベータ駆動用電動機の回生運転を検出する回生運転検出
手段と、前記回生運転検出手段で回生運転を検出した場
合に、駆動制御部に回生電力消費指令を出力する回生電
力消費指令出力手段と、を備えたことにより、停電時運
転用バッテリをエレベータ駆動用電動機からの回生電力
により充電できる。
【0064】商用電源から供給される交流電圧を直流電
圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を平滑するコ
ンデンサと、前記直流電圧を交流電圧に変換するインバ
ータと、前記インバータにより駆動されエレベータを昇
降する誘導電動機と、前記インバータに対する電圧指令
値を生成する駆動制御部と、前記誘導電動機からの回生
電力を消費する回生電力消費回路と、前記商用電源から
供給される交流電圧を直流電圧に変換して、前記駆動制
御部に供給するAC/DC変換器と、前記商用電源の停
電時に前記インバータに給電するバッテリと、前記商用
電源の停電時に前記バッテリから供給される直流電圧を
変換して、駆動制御部に給電するDC/DC変換器と、
前記コンバータの直流母線電圧から前記バッテリを充電
する充電回路と、前記バッテリの充電電流を制御するバ
ッテリ充電制御部と、を備えたことにより、停電時運転
用バッテリの専用充電装置を必要とせず、安価なエレベ
ータ停電時運転装置を提供できる。また、商用電源が停
電した場合に、エレベータの運転を停止することなく、
停電時運転用バッテリの電力により運転できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1を示す停電時運
転装置のブロック回路図。
【図2】 この発明による実施の形態1を示すコンバー
タの直流母線電圧値とバッテリ電圧値の関係を説明する
図。
【図3】 この発明による実施の形態1を示すバッテリ
充電制御部の機能ブロック図。
【図4】 この発明による実施の形態1を示すバッテリ
充電制御部の充電モード選択フロー図。
【図5】 この発明による実施の形態1を示すバッテリ
充電制御部の回生運転検出フロー図。
【図6】 この発明による実施の形態2を示す停電時運
転装置のブロック回路図。
【図7】 この発明による実施の形態3を示す停電時運
転装置のブロック回路図。
【図8】 従来の停電時運転装置の全体構成ブロック回
路図。
【符号の説明】
11 三相交流商用電源、12 常開接点、13 コン
バータ、14 平滑コンデンサ、15 インバータ、1
6 誘導電動機、17 駆動制御部、18 抵抗、19
スイッチング素子、21 AC/DC変換器、22
常閉接点、31バッテリ、32a、32b 常開接点、
34 ダイオード、35 ダイオード、36 DC/D
C変換器、37a、37b、37c、37d 常開接
点、38ダイオード、39 ダイオード、41 抵抗、
42 ダイオード、43 スイッチング素子、44 抵
抗、45 バッテリ充電制御部、111 停電検出手
段、112 運転モード切替手段、121 バッテリ電
圧検出手段、122 充電モード選択手段、123 充
電電流制御手段、131 直流母線電圧検出手段、13
2 回生運転検出手段、133 回生電力消費指令出力
手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源から供給される交流電圧を直流
    電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を平滑する
    コンデンサと、前記直流電圧を交流電圧に変換するイン
    バータと、前記インバータにより駆動されエレベータを
    昇降する誘導電動機と、前記インバータに対する電圧指
    令値を生成する駆動制御部と、前記商用電源の停電時に
    前記インバータに給電するバッテリと、前記コンバータ
    の直流母線に接続され前記バッテリを充電する充電回路
    と、前記バッテリの充電電流を制御するバッテリ充電制
    御部と、を備えたことを特徴とするエレベータ停電時運
    転装置。
  2. 【請求項2】 充電回路は、バッテリを充電する充電電
    流を第1の所定の電流に制限する第1の抵抗と、前記充
    電電流の逆流を防止するダイオードと、前記充電電流を
    第2の所定の電流に制限する第2の抵抗と、前記充電電
    流を切替えるスイッチング素子と、を備えたことを特徴
    とする請求項1に記載のエレベータ停電時運転装置。
  3. 【請求項3】 バッテリ充電制御部は、商用電源の停電
    を検出する停電検出手段と、前記停電検出手段が停電を
    検出した場合に、エレベータの運転を停電運転モードに
    切換える運転モード切換手段と、を備えたことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のエレベータ停電時
    運転装置。
  4. 【請求項4】 バッテリ充電制御部は、バッテリ電圧を
    検出するバッテリ電圧検出手段と、前記バッテリ電圧検
    出手段で検出したバッテリ電圧により、バッテリの充電
    モードを選択する充電モード選択手段と、前記充電モー
    ド選択手段で選択した充電モード従って、バッテリを充
    電する電流を制御する充電電流制御手段と、を備えたこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のエレベータ停電時運転装置。
  5. 【請求項5】 商用電源から供給される交流電圧を直流
    電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を平滑する
    コンデンサと、前記直流電圧を交流電圧に変換するイン
    バータと、前記インバータにより駆動されエレベータを
    昇降する誘導電動機と、前記インバータに対する電圧指
    令値を生成する駆動制御部と、前記誘導電動機からの回
    生電力を消費する回生電力消費回路と、前記商用電源の
    停電時に前記インバータに給電するバッテリと、前記回
    生電力によりバッテリを充電する充電回路と、前記バッ
    テリの充電電流を制御するバッテリ充電制御部と、を備
    えたことを特徴とするエレベータ停電時運転装置。
  6. 【請求項6】 充電回路は、充電電流を切替えるスイッ
    チング素子を備えたことを特徴とする請求項5に記載の
    エレベータ停電時運転装置。
  7. 【請求項7】 バッテリ充電制御部は、コンバータの直
    流母線電圧を検出する直流母線電圧検出手段と、前記直
    流母線電圧検出手段で検出した直流母線電圧により、エ
    レベータ駆動用電動機の回生運転を検出する回生運転検
    出手段と、前記回生運転検出手段で回生運転を検出した
    場合に、駆動制御部に回生電力消費指令を出力する回生
    電力消費指令出力手段と、を備えたことを特徴とする請
    求項5または請求項6に記載のエレベータ停電時運転装
    置。
  8. 【請求項8】 商用電源から供給される交流電圧を直流
    電圧に変換するコンバータと、前記直流電圧を平滑する
    コンデンサと、前記直流電圧を交流電圧に変換するイン
    バータと、前記インバータにより駆動されエレベータを
    昇降する誘導電動機と、前記インバータに対する電圧指
    令値を生成する駆動制御部と、前記誘導電動機からの回
    生電力を消費する回生電力消費回路と、前記商用電源か
    ら供給される交流電圧を直流電圧に変換して、前記駆動
    制御部に供給するAC/DC変換器と、前記商用電源の
    停電時に前記インバータに給電するバッテリと、前記商
    用電源の停電時に前記バッテリから供給される直流電圧
    を変換して、駆動制御部に給電するDC/DC変換器
    と、前記コンバータの直流母線電圧から前記バッテリを
    充電する充電回路と、前記バッテリの充電電流を制御す
    るバッテリ充電制御部と、を備えたことを特徴とするエ
    レベータ停電時運転装置。
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