JP2001247268A - ロープ式エレベータ - Google Patents

ロープ式エレベータ

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JP2001247268A
JP2001247268A JP2000060986A JP2000060986A JP2001247268A JP 2001247268 A JP2001247268 A JP 2001247268A JP 2000060986 A JP2000060986 A JP 2000060986A JP 2000060986 A JP2000060986 A JP 2000060986A JP 2001247268 A JP2001247268 A JP 2001247268A
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JP
Japan
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car
rope
hoistway
elevator
hoist
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JP2000060986A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Tadokoro
俊之 田所
Hiroshi Goko
洋 郷古
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降速度の向上と省スペース化を両立するこ
とのできるロープ式エレベータの提供。 【解決手段】 乗かご102が最上階140に停止する
ために必要な減速開始位置よりも下方に設定された所定
位置から乗かご102の昇降速度を減速させる減速手
段、例えば乗かご102上に配置される作動体130
と、作動体130を所定位置にて作動させるカム131
と、作動体130の作動に応じて巻上機106に減速信
号を出力する制御装置とを備え、比較的速い昇降速度で
運行しても、つり合いおもり3が昇降路101底部への
衝突した際における乗かご102の飛び上がり距離を比
較的小さく抑えることにより、オーバーヘッド143を
低く設定することを可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降路内に設けら
れた巻上機により乗かごおよびつり合いおもりを昇降さ
せるロープ式エレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物スペースの有効利用の観点か
らエレベータの巻上機等を設置するための機械室を昇降
路上部に設けないものが提案されている。 以下、この
種の従来のロープ式エレベータを図に基づき説明する。
【0003】図5は従来のロープ式エレベータの全体概
要図、図6は図5のロープ式エレベータの昇降路上部位
置を示す要部拡大図である。
【0004】従来のロープ式エレベータは図5に示すよ
うに、昇降路1内に立設された乗かご用ガイドレール7
に沿って昇降する乗かご2と、昇降路1内に立設された
つり合いおもり用ガイドレール8に沿って昇降するつり
合いおもり3と、乗かご2とつり合いおもり3を懸垂す
るロープ4と、ロープ4が巻き掛けられて乗かご2とつ
り合いおもり3を昇降させるシーブ5と、昇降路1の下
部に設置され、シーブ5に駆動力を付与する巻上機6
と、昇降路1の頂部に配置される乗かご2用の転向プー
リ10と、昇降路1の頂部に配置されるつり合いおもり
3用の転向プーリ11と、乗かご2の下部に設けられる
プーリ12と、つり合いおもり3の上部に設けられるプ
ーリ13と、昇降路1上部に設けられる乗かご2側のロ
ープ固定端14と、昇降路1上部に設けられるつり合い
おもり3側のロープ固定端15とを有している。
【0005】そして、乗かご2に対するロープ4の巻き
掛けは、シーブ5から転向プーリ10を介して、乗かご
2下部のプーリ12を通り、その一端が昇降路1上部の
ロープ固定端14に固定されている。一方、つり合いお
もり3に対するロープ4の巻き掛けは、シーブ5から転
向プーリ11を介して、つり合いおもり3上部のプーリ
13を通り、その他端が昇降路1上部のロープ固定端1
5に固定されている。
【0006】このように構成された従来のエレベータは
図6に示すように、昇降路1の最上階40に乗かご2が
停止した状態における乗かご2の上端部2aと昇降路1
の頂上部41との間隔42は、万が一つり合いおもり3
が昇降路1底部に衝突し、乗かご2がその慣性力によっ
て飛び上がった場合でもお互いが干渉しない寸法に設定
されている。そして、この寸法に基づき最上階40と昇
降路1の頂上部41との間隔、すなわちオーバーヘッド
43が設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のロープ式エレベータでは、エレベータの昇降速度を
比較的速くすると、乗かご2の慣性力の増大に比例し
て、つり合いおもり3が昇降路1底部に衝突した場合に
おける乗かご2の飛び上がり距離も増大するため、乗か
ご2の上端部2aと昇降路1の頂上部41との間隔42
をエレベータの速度に合わせて大きく設定する必要があ
る。その結果、昇降路1の頂上部の高さであるオーバー
ヘッド43も比例して大きくなるため、エレベータの平
常走行時には特に必要としない空間が昇降路1の上部に
必要となり、建築コストが嵩むという問題があった。
【0008】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、昇降速度の向上
と省スペース化を両立することのできるロープ式エレベ
ータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、昇降路内部に巻上機を備え、この巻上機に
より駆動されるロープを介して乗かごとつり合いおもり
とを懸架して昇降させるロープ式エレベータにおいて、
前記乗かごが最上階に停止するために必要な減速開始位
置よりも下方に設定された所定位置から前記乗かごの昇
降速度を減速させる減速手段を設けた構成にしてある。
【0010】前記のように構成した本発明によれば、比
較的速い昇降速度で運行される乗かごは、最上階に停止
する際、通常停止するために必要な減速開始位置よりも
下方に設定された所定位置から減速手段により前記昇降
速度が減速される。これにより万一つり合いおもりが昇
降路底部に衝突した場合でも、このときの乗かごの慣性
力は昇降速度が低下していることに伴い最上階の手前位
置にあって比較的小さくなっており、これに比例して乗
かごの飛び上がり距離も小さく抑えることができる。こ
れによって、オーバーヘッドを低くすることができ、し
たがって、昇降速度の向上と省スペース化を両立するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のロープ式エレベー
タの実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明
のエレベータの第1の実施形態を示す断面図、図2は図
1のロープ式エレベータの要部を示す拡大図である。
【0012】ロープ式エレベータは図1に示すように、
昇降路101と、この昇降路101内に立設された乗か
ご用ガイドレール107に沿って昇降する乗かご102
と、昇降路101内に立設されたつり合いおもり用ガイ
ドレール108に沿って昇降するつり合いおもり103
と、乗かご102とつり合いおもり103を懸垂するロ
ープ104と、昇降路101下部に設置され、ロープ1
04が巻き掛けられる図示しないシーブに駆動力を付与
する巻上機106と、プーリビーム123に取付けら
れ、ロープ104の一端を乗かご102用側へ垂下させ
る第1の転向プーリ110と、プーリビーム123に取
付けられ、ロープ104の他端をつり合いおもり103
側へ垂下させる第2の転向プーリ111と、乗かご10
2の下部に設けられる乗かご用プーリ121と、つり合
いおもり103の上部に設けられるつり合いおもり用プ
ーリ122と、昇降路1上部に設けられ、乗かご102
側に掛け渡されたロープ104の一端が固定される第1
のロープ固定端125と、昇降路1上部に設けられ、つ
り合いおもり103側に掛け渡されたロープ104の他
端が固定される第2のロープ固定端126とを有してい
る。なお、前記の巻上機106は乗かご102の垂直投
影面内にその一部が配置されるとともに、この巻上機1
06を制御する図示しない制御装置は、巻上機106に
近接した昇降路101内に設けられている。
【0013】そして、第1の実施形態のロープ式エレベ
ータは図2にも示すように、乗かご102が最上階14
0に停止するために必要な減速開始位置よりも下方に設
定された所定位置から乗かご102の昇降速度を減速さ
せる減速手段、例えば乗かご102上に配置される作動
体130と、乗かご用ガイドレール107にブラケット
132を介して取付けられ、作動体130を前記所定位
置にて作動させるカム131と、作動体130の作動に
応じて巻上機106に減速信号を出力する前記制御装置
とを備えている。
【0014】この第1の実施形態にあっては、最上階1
40以外の階床に乗かご102が停止する場合、その所
定階床に停止するために必要な減速開始位置に達するま
であらかじめ設定される比較的早い昇降速度で運転が行
われる。一方、乗かご102が最上階140に向けて上
昇運転して場合、前述した他階床における減速開始位置
より手前すなわち下方に設置されたカム131に乗かご
102上の作動体130が当接すると、制御装置は巻上
機106に減速信号を出力し、これに伴い乗かご102
は比較的低い昇降速度で続く上昇運転を行ない、次い
で、最上階140にて停止する。これにより何らかの理
由により万一つり合いおもり3が昇降路101底部に衝
突した場合でも、このとき乗かご102は既に減速され
ているため慣性力は最上階140の手前位置にあって比
較的小さくなっており、これに比例して乗かご102の
飛び上がり距離も小さく抑えることができる。
【0015】このように構成した第1の実施形態では、
前述したようにつり合いおもり3の衝突時における乗か
ご102の飛び上がり距離を比較的小さく抑えられるこ
とから、最上階140に乗かご102が停止した状態に
おける乗かご102の上端部102aと昇降路101の
頂上部141との間隔142を同じ昇降速度で運行する
従来のロープ式エレベータと比べて小さくできる。その
結果最上階140と昇降路101の頂上部141との間
隔、すなわちオーバーヘッド143を低くすることがで
き、したがって、昇降速度の向上と省スペース化を両立
することができる。
【0016】図3は本発明のエレベータの第2の実施形
態を示す断面図、図4は図3のロープ式エレベータの要
部を示す拡大図である。なお、図3、4に示すものにお
いて前述した図1、2に示すものと同等のものには同一
符号が付してある。
【0017】第2の実施形態のロープ式エレベータは図
3、4に示すように、巻上機206は、昇降路101の
上部に設けられるとともに、乗かご102の垂直投影面
内にその一部が配置されている。また、このロープ式エ
レベータは、昇降路101上部に形成される突部101
a、101bに取付ベッド200が据付られ、この取付
ベッド200に前記の巻上機206が載置されている。
【0018】この第2の実施形態にあっては、乗かご1
02が最上階140に向けて上昇運転して場合、前述し
た第1の実施形態と同様に、他階床における減速開始位
置より手前すなわち下方に設置されたカム131に乗か
ご102上の作動体130が当接すると、制御装置は巻
上機206に減速信号を出力し、これに伴い乗かご10
2は比較的低い昇降速度で続く上昇運転を行ない、次い
で、最上階140にて停止する。これにより何らかの理
由により万一つり合いおもり3が昇降路101底部に衝
突した場合でも、このとき乗かご102は既に減速され
ているため慣性力は最上階140の手前位置にあって比
較的小さくなっており、これに比例して乗かご102の
飛び上がり距離も小さく抑えることができる。
【0019】このように構成した第2の実施形態では、
前述したようにつり合いおもり3の衝突時における乗か
ご102の飛び上がり距離を比較的小さく抑えられるこ
とから、最上階140に乗かご102が停止した状態に
おける乗かご102の上端部102aと取付ベッド20
0との間隔242を同じ昇降速度で運行する従来のロー
プ式エレベータと比べて小さくできる。その結果巻上機
206を昇降路101上部に配置する形式としても、最
上階140と昇降路101の頂上部141との間隔、す
なわちオーバーヘッド243を比較的低くすることがで
き、したがって、昇降速度の向上と省スペース化を両立
することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、昇
降速度の向上と省スペース化を両立することができ、こ
れによって、エレベータの運転効率を向上させるととも
に建築コストの低減を図ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの第1の実施形態を示す断
面図である。
【図2】図1のロープ式エレベータの要部を示す拡大図
である。
【図3】本発明のエレベータの第2の実施形態を示す断
面図である。
【図4】図3のロープ式エレベータの要部を示す拡大図
である。
【図5】従来のロープ式エレベータの全体概要図であ
る。
【図6】図5のロープ式エレベータの昇降路上部位置を
示す要部拡大図である。
【符号の説明】
101 昇降路 102 乗かご 103 つり合いおもり 104 ロープ 106、206 巻上機 130 作動体 131 カム 140 最上階

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路内部に巻上機を備え、この巻上機
    により駆動されるロープを介して乗かごとつり合いおも
    りとを懸架して昇降させるロープ式エレベータにおい
    て、 前記乗かごが最上階に停止するために必要な減速開始位
    置よりも下方に設定された所定位置から前記乗かごの昇
    降速度を減速させる減速手段を設けたことを特徴とする
    ロープ式エレベータ。
  2. 【請求項2】 前記巻上機は、前記昇降路の下部に設け
    られるとともに、前記乗かごの垂直投影面内に少なくと
    もその一部が配置されることを特徴とする請求項1記載
    のロープ式エレベータ。
  3. 【請求項3】 前記巻上機は、前記昇降路の上部に設け
    られるとともに、前記乗かごの垂直投影面内に少なくと
    もその一部が配置されることを特徴とする請求項1記載
    のロープ式エレベータ。
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