JP2001246337A - 微細孔を有する部品の湿式表面処理方法 - Google Patents

微細孔を有する部品の湿式表面処理方法

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JP2001246337A JP2000064425A JP2000064425A JP2001246337A JP 2001246337 A JP2001246337 A JP 2001246337A JP 2000064425 A JP2000064425 A JP 2000064425A JP 2000064425 A JP2000064425 A JP 2000064425A JP 2001246337 A JP2001246337 A JP 2001246337A
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polymer
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Tomotaka Shono
友陵 庄野
Yasuyuki Nakaoka
康幸 中岡
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は微細孔が形成された電子部品の洗浄
工程において微細孔内部に残留したポリマー除去液を効
率よく除去する洗浄方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明による電子部品の洗浄方法は、電
子部品をポリマー除去液に接触させることにより微細孔
7の形成工程で生成されたポリマーを除去する工程と、
所定の温度に加熱された電子部品をその温度より沸点の
低い処理液に接触させることにより微細孔内に残留した
ポリマー除去液を除去する工程よりなる。このように所
定の温度に加熱された電子部品をその温度よりも沸点の
低い処理液に接触させることにより図1に示すように、
処理液に気泡が発生し、電子部品表面において処理液の
対流が生じることで微細孔7に残留したポリマー除去液
を短時間で除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微細孔を有する部品を
処理液に接触させることにより洗浄する湿式表面処理方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスでは高集積化および動作
の高速化のため、多層配線構造が要求されている。多層
配線構造では上層と下層との間の配線とがバイアホール
を通して接続されている。このバイアホール等の微細孔
は微細孔形成部に対応する開口部を有するマスクを電子
部品表面に形成し、これをエッチングすることにより形
成される。図6に多層配線用の微細孔7が形成された電
子部品の一例を示す。図6に示す電子部品において、1
はSi基板,2はAl層,9は層間膜であり、層間膜9
に形成された微細孔7を介して層間の配線が行われる。
図6に示す微細孔7は層間膜9の表面に微細孔7の形成
部に対応するマスクをレジストにより形成し、これをド
ライエッチンすることにより形成される。この際、反応
ガスやレジスト等の反応生成物により、メタルを含んだ
レジスト変成物からなるポリマー(以下、単にポリマー
と称す)が生成され、微細孔7内に残留する。こうした
ポリマーは、ポリマー除去液により除去している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらポリマー
除去液を用いてポリマーを除去した後の洗浄工程におい
て、図7に示すように微細孔7にエア溜りが発生しポリ
マー除去液が微細孔7から効率的に除去されず底部に残
留する。このように微細孔7の底部に残留するポリマー
除去液により、図8に示すようにAl層2においてサイ
ドエッチングが生じ、所望の孔形状が得られない問題が
あった。本発明は上記のような問題に鑑みてなされ、微
細孔が形成された電子部品の洗浄工程において微細孔内
部に残留した処理液を効率よく除去する洗浄方法を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、微細孔を有す
る部品を処理液に接触させることにより洗浄する湿式表
面処理方法において、前記部品を所定の温度に加熱した
後に前記温度よりも沸点の低い処理液に接触させる工程
を含むものである。また、微細孔を有する部品を処理液
に接触させることにより洗浄する湿式表面処理方法にお
いて、前記部品を所定の温度に保持した第1の処理液に
接触させ加熱した後に前記温度よりも沸点の低い第2の
処理液に接触させる工程を含むものである。また、微細
孔を有する部品を処理液に接触させることにより洗浄す
る湿式表面処理方法において、前記部品を所定の温度に
保持した第1の処理液に接触させた後に第3の処理液に
接触させ前記第3の処理液を沸騰させる工程を含むもの
である。また、上記の湿式表面処理方法において、第1
の処理液がポリマー除去液であることを特徴とするもの
である。また、上記の湿式表面処理方法が、部品を第2
あるいは第3の処理液に接触させた後に前記第2あるい
は第3の処理液の温度よりも低い温度の水により洗浄す
る工程を含むものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明による電子部品の洗浄方法
は、電子部品をポリマー除去液に接触させることにより
微細孔7の形成工程で生成されたポリマーを除去する工
程と、所定の温度に加熱された電子部品をその温度より
沸点の低い処理液に接触させることにより微細孔内に残
留したポリマー除去液を除去する工程よりなる。このよ
うに所定の温度に加熱された電子部品をその温度よりも
沸点の低い処理液に接触させることにより図1に示すよ
うに、処理液に気泡が発生し、電子部品表面において処
理液の対流が生じることで微細孔7に残留した表面処理
液を短時間で除去することができる。
【0006】以下、本発明による電子部品の洗浄方法を
実施例に基づいて具体的に説明する。 (実施例1)図2は本実施例に用いた微細孔7が形成さ
れた電子部品である。図2に示す電子部品において1は
Si基板であり、Si基板上1にはAl層2,TiN層
3,SiO2 層4,6,およびSOG層5が形成されて
いる。微細孔7はSiO2 層6にレジストによるマスク
を形成し、ドライエッチングにより形成した。この微細
孔7の径および深さはそれぞれ0.3μm,0.7μm
である。微細孔7を形成した後、アッシャーにてレジス
トを除去し、この電子部品を図3に示す工程に従い洗浄
した。以下、その詳細を述べる。まず電子部品を67°
Cに保ったポリマー除去液に20分間浸漬させポリマー
の除去を行った(工程1)。ポリマー除去液としては、
ヒドロキシルアミン系の処理液であるEKC265(林
純薬工業株式会社製)を用いた。次に、電子部品を上記
の処理温度に保持したまま25℃のメチルアルコール
(沸点:64.7°C)に10分間浸漬した(工程
2)。メチルアルコールを用いたポリマー除去液の除去
処理の後、水温25°Cの純水により洗浄し(工程
3)、スピンドライヤーで乾燥した(工程4)。乾燥
後、微細孔7の断面を観察したところ、Al層2に生じ
たサイドエッチの大きさは10nmであった。本実施例
では、微細孔7に残留したポリマー除去液を除去する処
理液としてメチルアルコールを用いたが、アセトン、ジ
エチルエーテルなどを用いてもよい。また、工程2と工
程3の間にイソプロピルアルコールに浸漬させる工程を
追加してもよい。
【0007】(実施例2)図4に本実施例による洗浄工
程を示し、以下その詳細を説明する。図2に示したもの
と同様の電子部品を、67°Cに保持したEKC265
に20分間浸漬させポリマーの除去処理を行い(工程
1)、大気中にて90°Cに加熱し(工程2)、液温2
5℃のイソプロピルアルコール(沸点:82.4°C)
に10分間浸漬した(工程3)。次に、25℃の純水で
洗浄し(工程4)、スピンドライヤーで乾燥させた(工
程5)。以上の洗浄工程を経た電子部品の微細孔の断面
を観察したところ、Al層2に生じたサイドエッチの大
きさは10nmであった。本実施例では、微細孔7に残
留したポリマー除去液を除去する処理液としてイソプロ
ピルアルコールを用いたが、実施例1と同様にメチルア
ルコールを用いてもよい。
【0008】(実施例3)図5に本実施例による洗浄工
程を示し、以下その詳細を説明する。図1に示したもの
と同様の電子部品を、67℃に保持したEKC265に
20分間浸漬させポリマーの除去処理を行い(工程
1)、25℃のイソプロピルアルコールに浸漬すると同
時にランプを用い、基板を100℃に加熱した(工程
2)。その後、基板を水温25℃の純水で洗浄し(工程
3)、スピンドライヤーにより乾燥した(工程4)。以
上の洗浄工程を経た電子部品の微細孔7の断面を観察し
たところ、Al層2に生じたサイドエッチの大きさは1
0nmであった。本実施例では、ランプを用い、熱源を
基板に接触させることなく基板の加熱を行ったが、非接
触方式の加熱手段としてレーザ等を用いてもよい。熱源
として用いるランプ、レーザは、可視光、あるいはマイ
クロ波が好ましい。もちろん、ヒータなどの熱源を基板
に接触させて加熱してもよい。また、ポリマー除去液を
除去する処理液としてイソプロピルアルコールの代わり
にメチルアルコールを用いてもよい。
【0009】(実施例4)本実例では実施例1から3に
おいて、電子部品をメチルアルコールあるいはイソプロ
ピルアルコールに浸漬させた後の純水による洗浄工程を
水温5℃にて行った。純水による洗浄工程後、電子部品
の微細孔7の断面を観察したところ、Al層2に生じた
サイドエッチの大きさは8nmであった。このように純
水による洗浄工程において水温を、ポリマー除去液の除
去処理の処理温度よりも低くして行うことによりポリマ
ー除去液と純水との反応により形成されるエッチャント
によるサイドエッチングを抑制することができる。
【0010】(実施例5)上記実施例1〜実施例4で
は、電子部品をEKC265、メチルアルコール、イソ
プロピルアルコールに浸漬させているが、スプレーによ
る液の噴霧やノズルからの液吐出でもよい。
【0011】(比較例)ここで、電子部品をメチルアル
コールあるいはイソプロピルアルコールの処理液に浸漬
させる工程を、電子部品の温度がこれらの処理液の沸点
よりも低い状態で行った場合を比較例として示す。図2
に示したものと同様の電子部品を67°Cに保持したE
KC265に浸漬後、25°Cのイソプロピルアルコー
ル(沸点:82.4°C)に浸漬した。その後、電子部
品を25°Cの純水により洗浄し、スピンドライヤーで
乾燥させ微細孔の断面を観察したところ、Al層2に生
じたサイドエッチの大きさは20nmであった。
【0012】
【発明の効果】本発明による電子部品の洗浄方法は、電
子部品をポリマー除去液に接触させることにより微細孔
の形成工程で生成されたポリマーを除去する工程と、所
定の温度に加熱された電子部品をその温度より沸点の低
い処理液に接触させることにより微細孔内に残留したポ
リマー除去液を除去する工程とを含むので、微細孔内に
残留したポリマー除去液を短時間で微細孔内から除去
し、サイドエッチングによる微細孔の変形を抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電子部品の洗浄方法を示す図で
ある。
【図2】 微細孔が形成された電子部品の一例である。
【図3】 実施例1による洗浄方法の工程を示す図であ
る。
【図4】 実施例2による洗浄方法の工程を示す図であ
る。
【図5】 実施例3による洗浄方法の工程を示す図であ
る。
【図6】 微細孔が形成された電子部品の一例である。
【図7】 従来の電子部品の洗浄方法により生じる問題
を説明するための説明図である。
【図8】 サイドエッチングにより変形した微細孔を示
す電子部品の断面図である。
【符号の説明】 1 Si基板、2 Al層、3 TiN層、4,6 S
iO2 層、5 SOG層、7 微細孔、9 層間膜。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細孔を有する部品を処理液に接触させ
    ることにより洗浄する湿式表面処理方法において、前記
    部品を所定の温度に加熱した後に前記温度よりも沸点の
    低い処理液に接触させる工程を含むことを特徴とする湿
    式表面処理方法。
  2. 【請求項2】 微細孔を有する部品を処理液に接触させ
    ることにより洗浄する湿式表面処理方法において、前記
    部品を所定の温度に保持した第1の処理液に接触させ加
    熱した後に前記温度よりも沸点の低い第2の処理液に接
    触させる工程を含むことを特徴とする湿式表面処理方
    法。
  3. 【請求項3】 微細孔を有する部品を処理液に接触させ
    ることにより洗浄する湿式表面処理方法において、前記
    部品を所定の温度に保持した第1の処理液に接触させた
    後に第3の処理液に接触させ前記第3の処理液を沸騰さ
    せる工程を含むことを特徴とする湿式表面処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3のいずれかに記載の湿
    式表面処理方法において、第1の処理液がポリマー除去
    液であることを特徴とする湿式表面処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の湿式表
    面処理方法が、部品を第2あるいは第3の処理液に接触
    させた後に前記第2あるいは前記第3の処理液の温度よ
    りも低い温度の水により洗浄する工程を含むことを特徴
    とする湿式表面処理方法。
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